ラノベ研シェアワールド企画5

『ヴァルキリーレディと火炎放射器先輩』 (No.46134への返信 / 2階層) – 東湖

『ヴァルキリーレディと火炎放射器先輩』

細かい砂の粒子が舞い上がり、目前に巨大なヤシガニ型の魔蟲が飛び込んできた。
振り上げられたハサミが、うなりをあげて振り下ろされる。
「伏せろ!」
背後から火炎放射器先輩の声がした。倒れるように砂地に転がると、頭上を爆炎が吹き抜けて魔蟲を吹き飛ばした。
魔改造された火炎放射器は、たやすく魔蟲の装甲を融解させて消し炭へと変えた。
「油断するな! 本隊が来るぞ!」
厚いマントにゴーグルと防塵マスク、火炎放射器の燃料タンクを背負った先輩が砂地の先を指さした。
吹き荒れる砂塵の向こうに20匹ほどの魔蟲が姿をみせている。そのうちの一匹は魔法研究所の外部城壁と同じぐらいの大きさがあった。
ブラジキニン級――
ドラゴンをも撃ち落とす魔蟲には、ブラジキニンの名が冠されるのだった。
研究所の《外》は、魔法阻害粒子の大砂漠になっていて、ここでは一切の魔法が使えない。
なんとしても、ここでくい止めなければ研究所に甚大な被害が出るだろう。
『さすらいの魔女』ミラは、マスクの下で呼吸を整えた。
魂に寄生する、不可視の獣に呼びかけながら右手を前方に差し出す。
「我が聖域に宿り住まう、姿なき獣の王よ。我が呼び声に応えていでよ」
手のひらの下に、膨大な圧力が発生し臨界を超えて上昇していった。空間は陽炎のように歪み、圧力はきらめく光となって砂塵を照らし上げる。
「我が光、我が意志、我が魂魄の深淵より集い来たりて敵を滅ぼす光と化せ!」
手のひらから放たれた《光》は、ドラゴンの形となって魔蟲の群れに向かっていった。

********

一日前。
魔法研究所全域に、非常事態宣言が発令された。
魔蟲討伐を取り仕切る、火炎放射器先輩の元に上下派特殊部隊十三人が集合した。
全員が火炎放射器を装備し、火炎放射器先輩をトップとし、火炎放射に命をかける爆炎野郎どもだ。
鍛え抜かれた体躯は、銀色の防炎ジャケットに包まれ、遮光ゴーグルを首に引っ提げている。
「何者かによって、魔法阻害粒子が外周部全域に散布されているのは知っているな?」
会議室に全員が集まったのを確認して、火炎放射器先輩は現状報告を開始する。その顔には、いまだかつて見たことのないほどの緊張感があった。
装甲のような筋肉をまとう歴戦の火炎放射器先輩であってしても、今回ほどの窮地に立ったことはない。
「その量は研究所を取り囲むほどで、外部城壁より外では魔法が完全に無効化されるのを確認した。そこでは、『無垢の聖女』さまの力も無力化される」
魔法阻害粒子と言えば、一般研究員がパニックになるほどの第一級危険物質であったが、火炎放射器先輩は特に意に介さずに冷静だった。
爆炎を操るには、常に冷静でなければならない。
他人を信じ、自らを信じ、火炎を信じる。その強き心の先にこそ、守れるものがある。
火炎放射器先輩の信念は一時たりとて揺らぐことはないのだ。
「同時に、ヤシガニ型テストステロン級魔蟲40匹が研究所20キロの地点に集結を確認。うち一体はブラジキニン級。こいつは、すでに目視が可能なほどデカイ。ゆっくりであるが研究所に向けて接近している」
テストステロン級は小型魔蟲であったが、雷撃を操り短距離であれば飛翔することができる。
「魔法阻害粒子が巻かれた今、《外》で戦えるのは俺たちだけだ! ヴァルキリーレディ全六人は外部城壁を守りに行っていて、援護はないぞ!」
『無垢の聖女』直属の戦乙女は、不可視の獣と契約し魔法ではない、獣魔術という召喚術を操ることができるのだった。
彼女らは《外》からの緊急時において、外部城壁に設置される《シールド石》の守りにつくことになっている。
「敵は不明、どうやって大量の魔法阻害粒子が巻かれたかも不明、何もかも不明だ! だが、魔蟲により外部城壁が破壊され、粒子が研究所内に流れ込めば為す術なく魔蟲に食われて全滅だ! 俺たちは遊撃部隊として魔蟲を討伐に出る。やるしかないぞ。気合入れろ!」
火炎放射器先輩の激を浴びて、全員から「ヒャッハー」と雄叫びがあがった。
「声が小さい!」
「「ヒャッハー!!」」
「貴様らの頭のトサカは飾りか!? モヒカンにかけて魔蟲を全滅させろ!」
「「モヒカンにかけて!!」」
「七日かけて世界を焼き尽くすぞっ」
「「サー、ヒャッハー!!!」」
と、その時、ひょっこりと『さすらいの魔女』ミラがやってきた。
「あーあー、あのー、あたしも付いてくから~」
分厚いぼろぼろのマントを羽織ったミキが緊張感なく言った。
「いやー、よかったよかった。襲撃があたしが研究所にいる時でさ~。ってか、あたしゃ、あんたらのノリにはついていけんけどね……」

********

ブラジキニン級は見上げると、まさに城壁のようだった。
周囲は激しい乱戦となり、砂塵が巻き上がり爆炎と雷撃が唸り狂う嵐となっている。
「先輩、燃料はあとどのくらい残ってます?」
背中を火炎放射器先輩に預け、ミキはたずねた。
「あんまりないな。お前は?」
「私も、そろそろ限界ですね」
近づいてきたテストステロン級が雷撃を放つ前に、ミラは《ドラゴン》を召喚して打ち抜いた。
「脳みそは焼き付きそうだし、内蔵はすり潰されてるような痛みで、今にも失神しそうです。死んだ方が楽とは、このことですね」
その時、今まであまり動かなかったブラジキニン級が、急に目を攻撃色に変えた。
つんざくような音を立てて触手をすり合わせると、周囲全域に渡って電撃が波紋となって駆け抜けていった。
幸いにして火炎放射器が暴発することはなかったが、二人とも全身がしびれて地面に倒れ込んだ。
魔蟲が、ゆっくりと接近してくるのが見える。
魔蟲は動物の体液を吸い上げて養分にする。なかでも人間の血液をもっとも好むことが分かっていた。
「ミラ、燃料タンクをぶち抜けるくらい力は残っているか?」
横で倒れている火炎放射器先輩から、何気ない口調で声がかかった。
「ラス一で、それぐらいですね」
「できれば、お前には逃げて欲しいが、魔蟲をできるだけ近づけてからやってくれるか?」
「できれば、逃げたいところですが、お供しますよ、先輩」
気が付けば周囲は、静まり返っている。魔蟲が砂を踏みしめて歩み寄ってくる足音だけが死神の靴音のように響いていた。

********

無垢の聖女は、研究所の最深部に来ていた。
魔法の輿に乗り、見えない担ぎ手に担がれ、《終わりなき地下階段》を終わりまでやってくると担ぎ手は聖女を残して消え去った。
明かり一つなく、暗闇は濃厚な密度をもって肌から染み込んでくるかのようだった。
聖女は水の匂いのする方へと、そろそろと歩いていった。
ここに来るのは八度目で、もうあと何回来られるか分かったものでない。
「もう、ここへは来るなと言ったはずだ」
ちゃぷりと水音がして、しわがれた声が聞こえた。
「でも、どうしても来なきゃならなかったの」
「お前が命を削る必要がどこにある?」
さっきとは別の場所、別の声が言った。
「私は、しなければならないことをするだけ」
「六個の《シールド石》を作って、まだ足りぬのか?」
また、別の声が聞こえた。
聖女は暗闇の中、一方を見据えて答えた。
「私が六人の生贄を《シールド石》に変えた。《シールド石》は、六人の戦乙女を生み出し邪悪から研究所を守ってくれた。でも、『大いなる災い』は今まさに牙を剥こうとしている」
沈黙が満ちた。
「この世を邪悪から守る《壁なるツイナ》。今、もう一度私の願いを聞いて、守るための力をこの子に授けて欲しい。この子の名は『魔王――」

********

風が吹いた。
ミラは自分が風に包れ、空中はるか高くに浮いていることに気がついた。
周りを見渡せば、火炎放射器先輩をはじめ他の隊員もいる。
「お待たせ✩ お姉ちゃん!」
女性の声が頭上からした。
見上げれば、水着のような鎧を着たモヒカン頭の女性が浮いている。
「ふぁ!? あんた誰!?」
「ひどいなー。ま、でもしょうがないっか。それよりも」
とびきりの笑顔だった。
「ヒャッハーー! くそでっかい奴がいんじゃん!」
女性はブラジキニン級に向かって、突っ込んでいった。
「名状しがたきもの、名づけざられしもの、我が呼び声に応えていでよ!」
魂魄に寄生させた不可視の獣に呼びかけると、超高密度の空気が幾重にも具現して、無数の刃が生み出された。
「ヒアデスより来たれ。プレアデスより来たれ。我が魂源の黒きハリ湖より来たれ! 集い集いて、かの敵一切合切討ち滅ぼせ!!」
暴風と化した真空の刃は、ブラジキニン級を塵芥に果てるまで切り刻みあげた。
「ふん、お前らくその役にも立たない生き物だなっ」
女性は風で乱れたモヒカンを手櫛で整えながら言った。
「なっ!?」
ミキたちが、どうやっても貫けなかった装甲が紙のようだった。
軽やかに女性は舞い戻って、嬉しそうに挨拶をした。
「じゃ、改めまして初めまして! 七番目の末娘『魔王』ジェシクです!」

********
あまくささんを、ぶん殴りに来ましたー
お気分を害されましたら、まことに申し訳ありません。
そもそも、あまくささんを殴りに行く予定だったのですが、首がすっぽ抜けたインパクトが大きくて、どうにもこうにもならず前回は全体的にジャブを食らわすという暴挙に出てしまいました。
みなさま、申し訳ありません。
性転換させたったw

[No.46354] 2014/10/10(Fri) 04:41:21
お三人さまへ返信 (No.46205への返信 / 3階層) – 東湖

ケスウ・ユジン・ヘイテ様へ

まさか、ご感想がいただけようとは! ありがとうございます。
生きる勇気が湧きてきました。
そして、(*_ _)人ゴメンナサイ

ジジ様
この度は楽しい企画、ありがとうございました。
コメントをいただけるということなのですが、現在のところ私は「自己満足」を第一として、ともかく自分が楽しく物を書くという点のみを目指しています。
現状から一歩進んだ暁には、機会があればぜひジジ様にコメントいただきたく存じますが、今のところヌルく流していただければ幸いです。

あまくさ様

こんにちは!

>ミニ企画の女王

か、肩書きがついた!? 肩書きがつくと不幸になるってジジさまが言ってたw
>この研究所で通り名がつく人は基本的に不幸

リナ、書いてて超楽しかった! ってか、あいつ暴走しやがった・・・
一言目書いて、クラゲって地の文でなんかスイッチ入りました。ありがとうございます。

[No.46356] 2014/10/10(Fri) 04:57:38
★コメントです (No.46152への返信 / 3階層) – ジジ

まず、登場キャラクターふたりの関係性を、ブレることなく書ききっているのは好評価でした。お話の長い短いに関わらず、作者というものは話を深めたいあまり、脇キャラや設定話を掘り下げてしまいたくなるものですので。
このブレない視点はとても大事なものなので、とても大事にしていただきたいです。

課題点としては、物語の最初の説明が長くなってしまっていることで、テーマであるはずの「プロポーズ話」が駆け足になっていることがまず挙げられます。
ショートストーリーですので、状況や情報はいっそ書かないくらいの勢いで、一行めをミラの登場シーンにしてしまうほうがよいかと思います。そして、浮いた文量でふたりが互いにどのように惹かれていったか、出逢いから現在に至るまでに想いがどのように変化してきたのかを説明すると。断言しますが、恋愛もので読者が見たいのはロマンスですので。

あとは、ふたりとも個性がおとなしいので、キイスはもっとたどたどしく、ミラはもっとがさつな感じにするなど、キャラを極端にするほうがよいですね。お互いが極端なほうが、最後の指輪のくだりのロマンス分を強化できます。

[No.46357] 2014/10/10(Fri) 05:01:12
Re: 浴衣の帯は、マジックカット/キャラ三人/一人称/約2500字 (No.46318への返信 / 3階層) – ジジ

おつかれさまです。

まさかのショタじじい現る!
しかもあのキャラとコラボ!

あと、ラモラックさんは代償が絶望的なので、聖人位くらいはもらっててもいいでしょうね。「朽ちることなき聖者」とか。
この研究所で壮大な二つ名がつく=超不幸ですが。
でもまあ、明日くらいにはもげればいいと思います。

[No.46359] 2014/10/10(Fri) 15:49:54
Re: 狩人の射る的は、白か黒か/キャラ三人/一人称/約4000字 (No.46320への返信 / 3階層) – ジジ

こちらは先の作品から一転、ドライな感じですね。
呪殺は伏線をもう少し太く張ってもよかったかもしれません。
和弓でアーチェリーの相手と殺し合いとかもおもしろそうです。
先の作品の風情と合わせて、ハイブリッドもいいですね。
中盤まで友や仲間との関係を描き、転じて殺し合うような。

個人的にはその引き出し全開の、「落差」のある長編で読んでみたいですね。

[No.46361] 2014/10/10(Fri) 16:17:01
Re: 職人は破壊する :食堂派の落ちこぼれpart2/キャラ二人/三人称/約2450文字 (No.46349への返信 / 7階層) – ジジ

> わ。すみません。
> ルールがきちんとわかっていませんでした・・・。
いえいえ。ルールなどなんとなくでよいのです。
ただ、せっかくネタのあるキャラや設定なので、その中身が見たいなという希望もあり、先のようなコメントをさせていただきました。

お時間ありましたら、ぜひまた見せてください。

[No.46362] 2014/10/10(Fri) 16:53:01
Re: ★コメントです (No.46336への返信 / 8階層) – わをん

ご迷惑をおかけしました
ここから先は自分で考えてみます

[No.46364] 2014/10/10(Fri) 18:38:35
Re: 愛の行方 (No.46352への返信 / 3階層) – ジジ

ババじゃねぇっ!?
は、さておき。

キャラ、強くなりましたね。非常によいと思います。
少なくとも、短編を読み終えて引っかかるものはありませんでした。

ですのでこれは悪い点の指摘などではないのですが、ラノベを意識するなら、ムーネーさん(仮)と奥さんの少年少女時代の出逢いをテーマにするほうがよいかもしれませんね。
その中でアンさんが理想の自分を語る→ムーネーさんそれを叶えるよとか誓う→魔法が未熟なのであれこれ悩むムーネーさん→アンさんの理想を体現した人形を、(たとえば当時不人気だった代償派に加わる条件で造ってもらって)アンさんにプレゼント→ベレルの舌に人形乗っ取られる→ムーネーさんに「アンの願いを叶えてやる」とか言うベレル→捨てることもできず、愛ゆえにムーネーさんは従うことに。
というような流れがあると、管理官の設定とリンクさせて回せますし、前半は普通の恋愛で、後半は薄暗い契約ネタにできると、メリハリがあるかなと。
以上のことを踏まえ、ベレルが最初から動いているよりは、ムーネーさんとアンさんの願いを踏みにじる形でいきなり動き出すほうがドラマチックにできると思います。

[No.46365] 2014/10/10(Fri) 18:49:56
Re: 『ヴァルキリーレディと火炎放射器先輩』 (No.46354への返信 / 3階層) – ジジ

おつかれさまです。
個人攻撃で1本書いてしまうテンションには、ただただ敬服するのみであります。

では、感想はあまくささんにお譲りして、ご登場をお待ちすることにします。

[No.46368] 2014/10/10(Fri) 19:35:35
奇妙な注文 (No.46133への返信 / 1階層) – サイラス

こんばんは、サイラスです。二本目の投稿致します。前回書けなかったネタの一部を、何とか切り出してみましたので、ご感想と意見をお願いします。

ー本編スタートー

「片桐君、この注文はいったい…」
一人の老紳士が、注文の品をカートで、運びながら、メモの内容を呟いた。
「『プリンセスティーセット1つ、フィアーセ=エイジスタの部屋まで、片桐広人。
P.S ついでに、ワンピース1着も一緒にお願いします。』何故、このような注文を?」
老紳士、カーネル=ブラントンは、首を傾げた。料理の注文と運ぶ場所は問題ない。ただ、注文者と追文の内容が気になった。何故、「無垢の聖女(フィアーセ)」本人ではなく、片桐君が?、それにこの追文はいったい……と考えながら、カーネルは、部屋の廊下をフィアーセの部屋の方向に曲がった時だった。
「なぁ!?こ、これは……」
カーネルは、思わず驚愕せざる得なかった。フィアーセの部屋と廊下を隔てる壁がことごく吹き飛び、瓦礫が散乱していた。しかも、床は黒焦げて、砲弾が着弾したかのように、穴が開いてた。
「まさか、襲撃!?聖女殿!片桐君!」
カーネルは、煙がまだ燻っている部屋にいると思われる仲間の名を呼びならが、そのまま部屋に飛び込んだ。
「あっ、カーネルさん」
「カーたん」
カーネルの心配をよそに、二人はいつも通りの返事をした。片桐君には、目立った外傷はないが、聖女殿は、何故、シーツを被っている?カーネルは、フィアーセの謎の行動に首を傾げつつ、二人の無事にホッと胸をなでおろした。
「それにしても、これはいったい……」
「えっと、実は……」
広人が、経緯を説明しようとした時だった。
「私、悪くないもん!お部屋は、壊しちゃったけど、片桐君のお部屋には入ってないもん!」
フィアーセが、広人の説明に割り込んだ時、被っていたシーツがずり落ちた。その瞬間、カーネルは頭を抱えるように、そして、広人は顔を赤らめながら、フィアーセから視線を外した。フィアーセが着ていたのは、いつものフリルの多いワンピースではなく、フリルの多い紫のノースリーブのツーピーススタイルだった。ただ、問題は、裾丈が短いせいか、肌の露出が多く、下のピンクの布地や、平らなお腹と膨らみの下線が覗いており、おまけに、肩や臍のあたりが破いたような跡があった。
「片桐君!まさか!!」
「ちょ、ちょっと待ってください!!僕、彼女にシーツは被せましたけど、それ以上は、何も……」
「そうだよ!私も、片桐君も悪くないよう!!」
フィアーセの姿に、カーネルは動転しかけたが、受け答えがかみ合わないことに、冷静さを取り戻す。もし、カーネルが頭によぎった、最悪な予想、もしくは、微笑まし予測だった場合、フィアーセが、今のような反応にならない。ということは……
「そうです。また僕の部屋の持ち物が、彼女のところにあっという話です……」
広人は、頭を抱えながら、事の経緯を説明した。
ことのきっかけは、広人の部屋から、また物が無くなっただった。その品物は、「魔法少女(ピュアパープル)のワンピース」、広人が、あるコスプレ好きの魔女に頼まれて、再現した品だった。、その効果は、着ると、代償や、魔力なしに火炎系の魔法を操ることができ、さらに付属の腕輪を身に着けると、脱着が自在にできる代物だった。デザインがフィアーセ好みだったため、また、フィアーセが勝手に持ち出しのだろうと思い、部屋に行くと、やはり、部屋ごらんの有様であり、カーネルのように慌てて、部屋に飛び込むと、フィアーセが、少し霰のない姿で、座り込んでいたのを、発見し、慌てて、燃え残ったシーツを被せたのであった。
一方、フィアーセの言い分は、今日は一日中、部屋で、絵本を読んでいたこと。、ピュアパープルの服と腕輪は、いつの間にか、入り口近くに置いてあったプレゼント箱に入っていたこと。丈が合わなかったので、工作用ハサミで、お腹と腕の部分は切って、破いたとのことだった。そのため、裾と肩口が、あのような状態になっていたのである。
「それで、私にあんな注文を出したのですね……」
「はい、今日、残っている頼れる大人は、あなたしかいなかったもので……」
フィアーセがいつもの恰好なら、彼女を食堂に行かせ、部屋の修理を依頼するところだが、今回のような格好だと、妙なゴシップや変態騒ぎなりかねない、かといって着替えさせようにも、タンスは、炭になっているし、遮るものは、広人の被せたシーツしか残っていない。それで、信頼を寄せているカーネルに、フィアーセの衣服と(カモフラージュのための料理)を持ってこさせたのである。説明を聞いた、カーネルは、呆れたものの、仕方ありませんねと、ばかりにカーネルは肩を竦めた後、
「分かりました。それでは、片桐君、シーツと使えそうな瓦礫で、衝立を作りましょうか」
「了解でーす。」
といい、広人は、部屋の中の使えそうな瓦礫を探し始めた。
「聖女殿、衝立ができました。こちらのお洋服にお召し替えを……」
「えっー、嫌だ!この服がいい!」
カーネルが差し出したワンピースに、フィアーセが文句を言う。
「ですが……」
「嫌だ!嫌だ!たまには、お姉ちゃん達が着ているような服を着たいもん!それに、私、ピュアパープルの衣装大好きだもん!!」
フィアーセが駄々をこねるごとに、裾や肩口から、布が避ける音が聞こえ、みぞおち、鎖骨の先が見始め、ピンクの布地の面積も増えていった。
「他の女子(お姉ちゃん)と同じ年なのに、小さい子供みたいなこと言わないでください!」
フィアーセから視線を外しながら、広人は、怒鳴るものの、フィアーセは、おとなしくなるどころか、頬を膨らませ、さらに、布が避ける音がする。
このままだと、「無垢のビーナス」に改名せざる得なくなると、考えたカーネルは、広人の近くに行き、何かを耳打ちする。それを聞いた広人は、嫌そうな顔をして、
「ちょっ!?カーネルさん!あれ、作るのに3日は掛かりますよ……」
「ですが、あなたも見たくないもの見る羽目になりますよ……まあ、男としては見たいのでしょうが……それに、それを見た途端、あなたは、この研究所にはいられなくなりますよ。」
カーネルが意地悪く呟く、その言葉に、広人はため息をつきながら
「……分かりました。ただ、手伝ってくださいよ……」
「それは、もちろん……」
「あー、また、徹夜かよ……」
うだるような声を上げる広人と何かを相談したカーネルは、フィアーセの前に戻ると
「分かりました。なら、明日、同じ服を用意させますので、今日は、この服を……」
「えっ、ホント!?やったー!!」
カーネルの懐柔に、フィアーセが飛び跳ねそうになるが、
「ただし、飛び跳ねたり、走ったりすると、この約束なしです!それが、分かったら、おとなしくしていてください!」
釘を刺すように、カーネルの警告に、フィアーセは、ハッとなり、慌てて、小さく首を縦に振ると、その場に、膝を抱えるように座り込んだ。
「さて、片桐君、作業を続けましょう」
「うぃーす」
と広人は、少し気の抜けた返事をしたあと作業に戻っていた。
その後、カーネルと広人は、突貫で、魔法少女のワンピースとそのレプリカを修復および作成していった。
「それにしても、どこのバカだ……こんなことしたのは!!」
作業が終わるまで、広人は、その独り言を繰り返し、それを、カーネルがなだめ、休憩時に、体力と冷静さを取り戻す料理を振る舞い、なんとか、元の依頼主と、フィアーセに渡したのだった。

それから、3日後。
「カーネルの旦那、キマイラ弁当3つ、頼むわ」
「はい、ただいま……」
モヒカンの男性の注文に、カーネルは返事をしつつ、手際よく調理を始めた。
彼は、食堂派に属する料理人だ。他の食堂派の魔法使いと比べると、魔力は弱いものの、調理の知識や、腕は確かで、特に、彼の作る軽食類は、「デリシャス」、「ヘルシー」、「セーフティー」の三拍子そろった絶品で、彼が調理を担当する日の、軽食コーナーは、必ず長蛇の列が出来るものだった。
「はい、キマイラ弁当3つ、お待ち同様です。」
「ウヒョー、旨そう!!神だぜ!!旦那、ありがとうよ!」
モヒカンの男性は、興奮しながら、弁当を開け、手で、弁当をかき込みながら、その場を後にした。
「まったく……お下品ですね……次の方、どうぞ。」
あまりの粗相に、眉を顰めながら、次の注文を受けようとすると……
「カーネルさん、この前のお礼です。」
といい、青年が、何かの包みをカーネルに差し出した。
「……これは……いいのですか?片桐君!?」
「はい、おかげで、僕の評価も、体面もとりあえず、守れましたから」
広人は、微笑み、何よりですと、カーネルも微笑み返した。

ー本編エンドー

少しラッキースケベを入れてみました(すいません、ジジさんのキャラで、こんなことして……)。
それにしても、不思議なものですね。一回の投稿で、満足するのでは?と考えていたのですが、また書きたい、このキャラでも書きたいと欲が湧いてしまう。やっぱり、作家の端くれなんだ、自分もと、改めて感じる今日この頃です。
ただ、創作衝動と、文字数のコントロールの難しさを改めて、思い知らされます。

[No.46379] 2014/10/10(Fri) 22:47:18
Re: 愛の行方 (No.46352への返信 / 3階層) – サイラス

どうも、サイラスです。

> キャラクターをもっと強く! ということで、アンをより冷酷に、アーサーをより可哀想に、ベレルをより幼女っぽくしてみたつもりです。
>
> 悪い点などあったら、指摘してくださるとうれしいです。
> よろしくお願いします。

アーサーの名付け親(?)としては、他の方の作品に名前が出てくるのは、少し嬉しいですが、ジジさんのキャラなのに、ここまま、定着したら、ジジさんのキャラを奪ったようで、罪悪感もあり、なんか複雑です。

さて、この作品も、何か見ていて、個人的には、ムーネ(アーサー)には、もう少し報われるようにしてあげたいけど、これはこれでいいのかもと思ってしまいます。

[No.46380] 2014/10/10(Fri) 22:57:03
ど、どうして私に振るんですか?w (No.46368への返信 / 4階層) – あまくさ

なんだか刺激されてしまったので、やはりもう一本書くかも知れません。多少、お時間はください。

[No.46381] 2014/10/10(Fri) 23:02:23
Re: 狩人の射る的は、白か黒か/キャラ三人/一人称/約4000字 (No.46320への返信 / 3階層) – サイラス

こんばんは、サイラスです。うちの「片桐広人」を使っていただきありがとうございます!

なんか、嬉しいですね。本当に。

[No.46382] 2014/10/10(Fri) 23:02:41
[削除] (No.46354への返信 / 3階層) –

この記事は投稿者により削除されました

[No.46383] 2014/10/10(Fri) 23:04:26
Re: 『ヴァルキリーレディと火炎放射器先輩』 (No.46354への返信 / 3階層) – あまくさ

振り切ってますね。
東湖さんのイマジネーションの豊かさには、かねがね嫉妬さえ感じています。長編を読んでみたいです。

ジェシクを復活していただいて嬉しいです。私のやつは聖女の凄味を表現したいということからスタートしたので、ジェシクにしろリナにしろマクガフィンみたいなものなんですね。でも、東湖さんの前の作を拝見しているうちに、あらためて二人の物語をちゃんと書いてみたいという気持ちになりました。
性転換はむしろ良かったと思うほどですが、ただ、これリナの立つ瀬がないんじゃないかとも……w

[No.46384] 2014/10/10(Fri) 23:09:21
Re: ★コメントです (No.46357への返信 / 4階層) – 雷

コメントありがとうございます。

「指摘されるとしたら、ここだろうな」と思っていたところをグサリと(笑)

> 課題点としては、物語の最初の説明が長くなってしまっていることで、テーマであるはずの「プロポーズ話」が駆け足になっていることがまず挙げられます。
僕自身も「冒頭の説明が長いな」「終盤が駆け足だな」と思っていたんですが、
えいっ、と投稿しちゃったんですよね~(笑)

設定や状況の説明が長くなるのは、僕の悪いクセです。直さないと。

> 登場キャラクターふたりの関係性を、ブレることなく書ききっているのは好評価でした。
このあたりは、かなり気をつけながら書いていましたね。
小ネタをはさみたいのを一生懸命ガマンしました。

> ふたりとも個性がおとなしいので、キイスはもっとたどたどしく、ミラはもっとがさつな感じにするなど、キャラを極端にするほうがよいですね。お互いが極端なほうが、最後の指輪のくだりのロマンス分を強化できます。
僕自身、対称的な性格をしたカップルに魅力を感じるクチです。
もっと趣味に突っ走っても良かったかもしれませんね(笑)

……こっそり、改稿しちゃおっかな。

とにもかくにも、コメントありがとうございました。

[No.46386] 2014/10/10(Fri) 23:39:18
Re: 愛の行方 (No.46365への返信 / 4階層) – たなか

二度目の評価、ありがとうございます。
> ババじゃねぇっ!?
> は、さておき。

正直、ロリババアに心残りがあったのですが……ムーネーが書きたくて求愛の管理者にしました。
>
> キャラ、強くなりましたね。非常によいと思います。
> 少なくとも、短編を読み終えて引っかかるものはありませんでした。

前回の助言を活かすことができて良かったです。

> ですのでこれは悪い点の指摘などではないのですが、ラノベを意識するなら、ムーネーさん(仮)と奥さんの少年少女時代の出逢いをテーマにするほうがよいかもしれませんね。
> その中でアンさんが理想の自分を語る→ムーネーさんそれを叶えるよとか誓う→魔法が未熟なのであれこれ悩むムーネーさん→アンさんの理想を体現した人形を、(たとえば当時不人気だった代償派に加わる条件で造ってもらって)アンさんにプレゼント→ベレルの舌に人形乗っ取られる→ムーネーさんに「アンの願いを叶えてやる」とか言うベレル→捨てることもできず、愛ゆえにムーネーさんは従うことに。
> というような流れがあると、管理官の設定とリンクさせて回せますし、前半は普通の恋愛で、後半は薄暗い契約ネタにできると、メリハリがあるかなと。
> 以上のことを踏まえ、ベレルが最初から動いているよりは、ムーネーさんとアンさんの願いを踏みにじる形でいきなり動き出すほうがドラマチックにできると思います。

おお……過去と関連させて、かつ物語と設定をリンクさせると、ドラマができて面白くなりそうですね。ライトノベル的にも良くなりそうです。ここまで気がまわらなかったので、気付かせていただいてありがとうございました。

今後の参考にして、励んでまいります。
ありがとうございました。

[No.46400] 2014/10/11(Sat) 03:27:10
Re: 愛の行方 (No.46380への返信 / 4階層) – たなか

こんばんは、たなかです。

> どうも、サイラスです。
>
> > キャラクターをもっと強く! ということで、アンをより冷酷に、アーサーをより可哀想に、ベレルをより幼女っぽくしてみたつもりです。
> >
> > 悪い点などあったら、指摘してくださるとうれしいです。
> > よろしくお願いします。
>
>  アーサーの名付け親(?)としては、他の方の作品に名前が出てくるのは、少し嬉しいですが、ジジさんのキャラなのに、ここまま、定着したら、ジジさんのキャラを奪ったようで、罪悪感もあり、なんか複雑です。
>
>  さて、この作品も、何か見ていて、個人的には、ムーネ(アーサー)には、もう少し報われるようにしてあげたいけど、これはこれでいいのかもと思ってしまいます。

名前、お借りしました(笑)
名前負けしてる感が出て良さそうだったので。
悲哀漂う中間管理職って、可哀想だけど面白いですよね。不謹慎ですけど。
ありがとうございました。

[No.46401] 2014/10/11(Sat) 03:29:05
それから一つ思った重要かもしれないこと (No.46384への返信 / 4階層) – あまくさ

原案でジェシクに与えた基本的な性格は『未熟な自尊心』なんですね。私は年のせいもあって、そういう性格をつい批判的に見てしまうのですが、書きながらふと「こういう性格って、書きようによっては若い人にはむしろ気に入られるのかも?」とも思いました。
本作、そこを見事に拾ってますね。

前作のリナにしても。ああいう過去があったから、ひねてしまったのだと思います。だけど、この先ジェシクと再会することによって、もう一度変わるかもしれないという予感をさせてくれるキャラ描写。
短い中で、キャラのドラマを予感させるというのは、そうとうな才能だと舌をまきました。見習いたいです。

[No.46403] 2014/10/11(Sat) 06:41:26
Re: 奇妙な注文 (No.46379への返信 / 2階層) – ジジ

>  少しラッキースケベを入れてみました(すいません、ジジさんのキャラで、こんなことして……)。
ルール無用がルールですのでお気になさらず。

>  それにしても、不思議なものですね。一回の投稿で、満足するのでは?と考えていたのですが、また書きたい、このキャラでも書きたいと欲が湧いてしまう。やっぱり、作家の端くれなんだ、自分もと、改めて感じる今日この頃です。
シェアという形式の魔力もあるかと思います。ゆるい世界観を決めて複数人でネタを出し合うと、かならず自分ではない誰かが予想外のネタやキャラを出してくるもので。それを勝手に広げたり歪めたり汚したりし合っているうち、お話が広がっていきます。

>  ご感想と意見をお願いします。
意見というほどのものではありませんが、コスプレ衣装(そのキャラになりきる夢のアイテム)にハサミを入れるというのは、幼女ならぬ(幼女はときどきわけのわからない思考でやらかしてしまうことがありますので)読者には納得しづらいのではないかと思います。ですのでハサミを入れるなら、それをすることでパワーアップ衣装である○○フォームになる……というギミックをひとつ入れるほうがよいかと思います。

あと、これはスタイルに関わることですので、あくまでも私の感想ということになりますが。
一文が長い傾向がありますので、二文か三文に分けるほうがよいかと思います。その際は読点と三点リーダーも整理して、減らす方向で。かぎかっこの段落下げも、特別な理由がないなら詰めるほうがいいですね。

[No.46406] 2014/10/11(Sat) 08:44:07
Re: ★コメントです (No.46386への返信 / 5階層) – ジジ

> ……こっそり、改稿しちゃおっかな。
You、改稿したやつ、次スレに新規投稿しちゃいなよ。

せっかく手間をかけるわけですので、他の方に見せつけてやりましょう。

[No.46407] 2014/10/11(Sat) 08:47:17
★★インフォメーション★★ (No.46133への返信 / 1階層) – ジジ

予想外のツリー成長度合ですので、まだ需要があるか不明ながら、新しいツリーを植えさせていただきます。
新規のご投稿は【シェアードワールド的なもの2】へお願いいたします。

[No.46408] 2014/10/11(Sat) 08:49:32
お二方へ返信 (No.46320への返信 / 3階層) – ケスウ・ユジン・ヘイテ

返信をくれたお二方に、返事します!

サイラスさん、ありがとうございます! お陰で助かりました! 自分なりの解釈で、背景にて頑張ってもらいました。

頭脳派の真面目な優しい研究員で、人望と人脈に恵まれているが、本気で怒らせると怖そうな人、というイメージでした。ならば人集めによって、決定打を与える役割を振ろう、と妄想が発展してしまいました。

サイラスさんが和風の名前を付けているのを見て、ちゃんとした前例があるから、俺もそれに乗っかろう、と和風の名前を採用する事に決めた、という経緯が実はあります。
奇妙なシンパシーを感じております。

ジジさん、またもやありがとうございます!
調子に乗って、更に二作も投稿してしまいました。ちゃんと目を通して、やる気が出るような感想を書いて頂けるのは、ありがたいです。

一人で創作していると、こういうご褒美がないですからね。頭が下がります。お陰で、皆と和気藹々と楽しめて嬉しいです。

実は私も批評による介錯を頼もうか、頼むまいかで心が揺れているのですが、動向を見てギブアップかチャレンジか、決めようと思います。

この創作方法を面白く思ったので、質問という形で、お話を伺うかもしれません。
ジジさん、本当にありがとうございました!

[No.46412] 2014/10/11(Sat) 12:15:30
Re: ●(更新3)お知らせスペース (No.46231への返信 / 2階層) – ケスウ・ユジン・ヘイテ

ジジさん私にも批評による介錯を、お願いします。ガクガクブルブル状態ですが、チャレンジしたいと思います。

あと質問なのですが、この創作法の応用で、オリジナルの長編を書くという手法は問題ないでしょうか? 中軸となる人物を選び、主人公に据えてキャラを出し過ぎないよう、調節すればできそうな気がするのです。

この創作方法、かなり面白いと思います。オリジナル小説のプロットと構想さえあれば、書き進められそうです。4000字以内を一単位にして、集めていけば一章になり、それがまとまって一作の長編になる、という風に、構成を意識できますね。
ジジさんや他の書き手の、設定や参考例を、楽しめないのがオリジナルの難点ですが。

一日の執筆で4000字以内、という風にノルマが立てやすいですし、読んでもらう時にも400字詰め原稿用紙換算で、約十枚位でいいから、とお願いしやすそうです。一シーンの最大枚数を、抑えた方が読んでもらいやすいのかも、と気づかされました。
シンプルイズベストで、個人的にかなり良い、と思いました。

あとジジさんが書いた『無垢の聖女』と『求愛の管理官』のお話、また読みたくなってきました。『無垢の聖女』の萌え可愛い残念美少女っぷりと、苦労人そのものの『求愛の管理官』の話が、記憶に残っております。

[No.46413] 2014/10/11(Sat) 13:49:31
Re: ●(更新3)お知らせスペース (No.46413への返信 / 3階層) – ジジ

>  ジジさん私にも批評による介錯を、お願いします。ガクガクブルブル状態ですが、チャレンジしたいと思います。
やだなーきらないですよー(棒読み)。
そんな地獄に叩き落とすようなコメントはしてないはずなんですが……ともあれ後ほど、コメントします。

>  あと質問なのですが、この創作法の応用で、オリジナルの長編を書くという手法は問題ないでしょうか? 中軸となる人物を選び、主人公に据えてキャラを出し過ぎないよう、調節すればできそうな気がするのです。
もちろんやっていただくのは大丈夫なのですが、さすがに私のほうで管理ができる範疇を超えてしまうのです。ですので、有志の方にシステム案の構成と管理運営をお任せできればという感じですね。まあ、文字通りの丸投げになってしまいますが……。

>  ジジさんや他の書き手の、設定や参考例を、楽しめないのがオリジナルの難点ですが。
最初はこちらの設定やキャラを使っての長編創作でもよいかもしれません。他の方のキャラや設定を使える楽しみというのも、なかなか味わえないものだと思いますので。

>  あとジジさんが書いた『無垢の聖女』と『求愛の管理官』のお話、また読みたくなってきました。『無垢の聖女』の萌え可愛い残念美少女っぷりと、苦労人そのものの『求愛の管理官』の話が、記憶に残っております。
15分でいつもの文体を変えて書く! というのを実行していたのですが、さすがに無理があったようで……。1時間くらいのまとまった時間がとれる瞬間に書き直して再投稿します。
今度は失敗してもいいように、完璧な言い訳も用意してありますし。

[No.46422] 2014/10/11(Sat) 20:00:29
★コメントです (No.46193への返信 / 3階層) – ジジ

大きなところで問題は感じませんが、やはり短い物語ですので、出だしは「ファム。天使のようだ。ファム」から始めるほうがよいですね。
その浮いた文量で虎彦とホアをもっとちぐはぐにすれ違わせ、意外性が出るようにするほうが、最後のオチとして効くかなと。
ホアが虎彦を寝取りたい部分は本当にもう、最後の最後、エンディングでどんでんを返した真のオチに持ってくると、ドラマ性さらに高まります。

細かいところで言えば、雰囲気を醸し出すための文が物語の長さに対して長めなので、端的な説明文を意識的に挟んでいくと、もっと風情が際立つものと思います。

[No.46423] 2014/10/11(Sat) 21:24:21
★コメントです (No.46318への返信 / 3階層) – ジジ

シェアードストーリーとしても短編作品としても醍醐味は充分、個人的にタイトルも好き。という前提を置いた上で、気になる点を。

ショタじじい・ラモラックさんの個性が普通のじじキャラなのが惜しいですね。女子にもてもてなのに加齢臭が……など、ショタの特性とじじいの弱点が相打つような設定がいくつかあると、小ネタが決めやすくなるものと思います。
逆に「なにもさせない」というのも手ですね。よぼよぼするショタがなにかしようとする度、すべてをロザリンドに先回りで奪われるなど。そしてよぼよぼしたまま、ババ様のことを思ってみたりする。それでじじいの哀愁を醸し出すという感じで。
せっかくのキャラなので、わかりやすい型にはめてしまうのはもったいないです。ぜひ、思いきり裏切っていってください。

[No.46424] 2014/10/11(Sat) 21:38:05
★コメントです (No.46320への返信 / 3階層) – ジジ

注目点は前のレスのとおりですので、次に要望など。

このストーリーなら、やはり最初から最後まで犬彦対アリサにスポットを当ててほしいですね。カミーユには、かわいそうですが途中で犬のように死んでもらって。それを目の当たりにし、犬彦は絶対引っかからない……と思わせておいて最後はあっさり同じ手法で殺される。その原因に、アリサによってなにかしらの過去の幻影を見せられるなどを持ってくる。もちろん手法はなんでもよいのですが、ノワールものの醍醐味である「主人公があっさり犬のように死ぬ」ためのギミックがあると映えます。
ある意味、死に意義や意味があるとノワール系は成立しませんので、大まかには元ストーリーどおりにして、装飾の部分を強化するべきかと思います。

[No.46426] 2014/10/11(Sat) 23:09:31
Re: ★コメントです (No.46426への返信 / 4階層) – ケスウ・ユジン・ヘイテ

ジジさん、お疲れ様です! 三作も評価して頂けて、感激です!

やはり、私ではまだまだパワー不足ですね。
ご指摘が中々面白いので、後で改稿の材料にしてみます。私の実力では、まだ完全に反映できないような指摘もあるので、時間はかかるかもしれませんが、頑張ってみます。

あと昨日した質問の件ですが、了解です! 4000字以内で区切った、一シーンを書き連ねて、オリジナルの長編を制作する方法を、まずは私個人で試してみます。この方法はかなり書きやすく感じました。他の皆にもお勧めです。

作品が、いつ出来上がるか分かりませんが、精力的に取り組みたいです。そしてこの企画を、存分に楽しもうと思います。少しでも実力をつけられるよう、精進します。
ジジさん、誠にありがとうございました!
[No.46443] 2014/10/12(Sun) 12:27:36