2015/04/19(日曜日) 21:23:42の質問
じゅんようと申します。無意識に敬遠していた、読み手を熱くする主人公(及び展開)の話に手を出そうかと思い立ちましたが、あれこれ悩みが尽きません。
新人賞を前提に、アドバイスお願いいたします。
殴り書きストーリーラインはこうです。
① 主人公には何の役にも立たない特技がある。
② だが、ヒロインにとってそれは大事なものである。
③ ある日主人公を脅かす事件が起こる。
④ ヒロインが主人公をその脅威から守る。
⑤ 代償としてヒロインは健常ではなくなる。主人公も特技を失う。
⑥ 記憶の手がかりを元に、特技を取り戻す主人公。
⑦ 特技を駆使、ヒロインを健常に戻す主人公。
熱さの扱い方に自信がありません。
あまりに火の加減を強くして焦げたら、または加減し過ぎ半生だったら、そんなことを考えてしまいます。
アドバイス、もしくは注意点をお願いいたします。
●下読みジジさんの回答
① 主人公には何の役にも立たない特技がある。
② だが、ヒロインにとってそれは大事なものである。
最初に考えるべきはこの「ヒロインにとってだけ大切な、役にも立たない特技」です。
基本的には「まったく何にも役立たない特技(両手の小指だけ完璧に曲げられる等)」にするべきですが、冒頭から何重にも伏線を這って、最後の最後でだけ役立てるということが必要でしょう。
ですので、
③ ある日主人公を脅かす事件が起こる。
④ ヒロインが主人公をその脅威から守る。
⑤ 代償としてヒロインは健常ではなくなる。主人公も特技を失う。
ここで特技を失うのではなく、ヒロインからもたらされるなんらかの原因(できれば4と5の展開は変えたいところです。これをされれると、主人公の能力が「大きなもの」になってしまいますので)で、「ヒロインにとってのみ役に立たない能力になる(ヒロインにしか意味を持たない特技が、ヒロインにすら意味を与えなくなる)」ほうが適切かと思います。
さらに、同じ観点から、
⑥ 記憶の手がかりを元に、特技を取り戻す主人公。
⑦ 特技を駆使、ヒロインを健常に戻す主人公。
6はともかく7はお薦めできません。
あくまでもヒロインの心情にのみ焦点を合わせるべきです。
熱さは激しく開拓されたジャンルですので、生半な展開では「古い」で終わってしまいます。そして
熱さは「とにもかくにもフルスイング」、これができていないと陳腐に終わってしまいます。
ですので、主人公の目や物語の目的はとにかくヒロインだけに集中させ、主人公の心情描写を密にすることだけを考えて構成を組み立てるべきかと思います。
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