図解でよくわかる 上手な文章の書き方が身につく法/レビュー

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[ 著者名 ] 工藤 圭
[ 出版社 ] アスカエフプロダクツ
[ 発売日 ]2002/8

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ラノベの王女様の書評

伝わる文章、それもボリュームがあるものってどうやったら書けるのかしら?
その疑問に答えてくれるのが『図解でよくわかる 上手な文章の書き方が身につく法』よ。

『魔王子グレイの勇者生活2』のレビューを例に、分量の増やし方を整理してみるわ。
「なぜそう感じたのか」「具体的にはどういうことか」を突き詰めるのがポイントね。

①書きたいポイントを箇条書きにする
・一巻より面白い
・主人公のグレイに好感が持てる
・新キャラのピュアが可愛い

②情報を具体化し、細分化する
・なぜ面白くなったのか→シリアス設定やキャラ崩壊がなくなったから
・グレイに好感が持てる理由→暴言を吐かない、他人に媚びない
・ピュアに可愛さを感じたのはなぜか→「自分を人間の王女だと思い込むドラゴン」というギャップ、ポジティブボケ

もう一つ役立つのが接続詞の使い方。
「だから」「つまり」「したがって」を何も考えずに使ってないかしら?

王女様はレビューを書きます。だから、みんな読むべきです。(主張)
王女様はレビューを書きます。つまり、感想を投稿しています。(説明)
王女様はレビューを書きます。したがって、レビューされた本は有名になるでしょう。(因果関係)

言葉への意識を高めることが、文章力上達に繋がるんじゃないかしら。

この本の欠点、残念なところはどこですか?

出版元のアスカ・エフ・プロダクツは「ビジネスパースンをサポートする書籍」を中心に発行する会社(2012年で止まってるけど……)だから、全体の半分以上は『伝え方が9割』のように「どうやったら相手にお願いを聞いてもらえるか」がメインになってるわ。
「ビジネス書」ということを知らないと肩透かしを食らうかもね。

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