ラノベが変な造語や専門用語を連発するのはなぜ?/新人賞下読みが回答

この記事は約3分で読めます。

2015/07/09(木曜日) 22:33:19

こんばんわ、ティアラミスですわ。『読み気がなくなる文章の特徴とは俺様表現!/新人賞下読みが回答』のお返事ありがとうございます。

 >そこで、ジジさんに、質問なのですが、読む気がなえてくるような作品というのは、何だとお考えでしょうか?

設定やキャラ立てはもう「時流」や「編集」というものがありますのでなんとも言えない部分が大きいのですが、

それは、認めますが、ただ、時々、設定と言動や行動が噛み合わない、矛盾したキャラがいます。特に、女の子が、それだと本当にあなたは、その設定を持って、生まれた娘なの?と疑うとともに、それを作り出した構成力のない作家や、編集や出版関係の浅はかさが見えて、気持ちがなえてしまいます。

>また、プロ、アマと問わず、良く見かける読む気が無くなる文章の特徴とは、なんなでしょうか?

読みにくい作品には、うまく雰囲気を再現できないのですが「魔道の手管(わざ)によって塗り描かれし陣、その端から中央までの距離半ばに○○はすらりと踏み入った」のような、「その作者が魂を込めて生み出した俺表現」がそこそこ以上に混ざっていることが多々あります。

そこまで行かずとも、読者が理解しやすい文章を考えていない作品は普通に読み気をそそられないものです。

私が言う、『最初に造語や専門用語を連発する』がまさにそうです。その世界の独自感を出したいのは分かるから、その言葉の意味は何!! そう書くとカッコ好く見えているつもり!! と怒りたくもなるし、面白い物語は、書き出しが意外とシンプルだから、それに倣って書いてよ、プロなんだからと、プロの水準を疑いたくもなります。

スポンサーリンク

●下読みジジさんの回答

特に、女の子が、それだと本当にあなたは、その設定を持って、生まれた娘なの?と疑うとともに、それを作り出した構成力のない作家や、編集や出版関係の浅はかさが見えて、気持ちがなえてしまいます。

これについて、私の立場から追加して言えることはないのです。申し訳ありません。
なぜならこれは、私が制作側の人間だからです。

少しだけ私の話をすれば、常に最高品質のものを世に送り出しているつもりであれ、それでも結果がついてこないことなどザラですし、狙いがスレてしまいつつも結果オーライだったのでよしとすることもままあります。

だからこそとは言えませんが、プロの世界というものは一から十まで結果論。過程の苦労は結果によっていくらでもその価値が変わります。

私が言う、『最初に造語や専門用語を連発する』がそうです。

これはまさに当節のネット小説系の流行としか言えないですね。
実はこの傾向、普通のプリント原稿応募形式の新人賞だとほとんど見かけないものなのです。

ティアラミスさんが言われる「プロの作品」がネット発でないのであれば、作者か編集が「当節の流行だからこれでいこう」と打ち合わせた結果である可能性が高いですね。

ただ、これについても「プロはすべからく結果論」ですので、このスタイルなら売れるとなればやってしまうのがプロというものです。

コメント募集!

あなたは『ラノベが変な造語や専門用語を連発するのはなぜ?』という質問に対して、どう思いますか? コメントをいただけるとありがたいです!(研究に参加ください)

タイトルとURLをコピーしました