ラノベ作家・東国不動さんに創作に関する18の質問/『小説家になろう』からデビュー

東国不動さんのコメント

はじめまして。なろう(WEB小説サイト)に2015年3月から投稿した『異世界料理バトル』、同年5月から書き始めた『賢者の転生実験』が出版されることになった東国不動です。

書籍化の打診(拾い上げ?)が来て、どうやって「商品としての体裁を整えればいいのだろう?」と途方に暮れていた時にライトノベル研究所様には本当にお世話になりました。
「こりゃ凄い! 役に立つ情報満載だ! ラ研で勉強するぞ!」と思っているとオフ会の情報があり、早速、オフ会に参加しましました。

以降、大型のオフにはほとんど毎回参加しています。
「書を捨てよ、町へ出よう」。寺山修司はよく言ったものです。
書籍化関連の作業の締め切りを早めにしてくれないかと急かされていたのに、ラ研オフによく参加されているメンバーの方と遊んでしまって遅らせてしまいました。

その日は某二郎系に行きました。しかし彼らは二郎ばっかり食べて体は大丈夫なのだろうか。
某ラーメン大好き美少女の体も心配です。下っ腹がぽっちゃり出ていたりして……私はそういう女性が好みです。
という感じで、ライトノベル研究所様はプレイスポット的な側面ももちあわせています。
そういうのってイイよね!
話がそれて何の話か分からなくなりました。

Q1: 初めてライトノベルに出会ったのはいつですか?

ライトノベルということになると書籍化が打診が決まってから初めて出会いました。
(それまでは海外小説を読んでいました。もちろん翻訳されたものです)
SAO、ハルヒ、劣等生、香辛料などのビックタイトルから読んで勉強しています。
本当に面白いですね。
なろう内の小説はなろうに書き始める前に研究のためにかなり読みました。

Q2: 初めて小説を書かれたのはいつですか? それはどのような作品でしたか?

初めて真面目に書いた作品は2015年3月から書き始めて12月下旬に発売になる『異世界料理バトル』だと思います。
なぜか2015年5月から書き始めた『賢者の転生実験』のほうが10月26日の発売となり、こちらが出版デビューとなりました。

Q3: 作品はどのようなソフトを使って書かれていますか? あるいは手書きですか?

テラパットです。WEBサイトを構築するのにテラパットを使っていたことが多かったので。
出版社への提出はWordのデータが多いので、書籍化打診が来てからWordを使う比率が上がって来ました。

Q4: 作品の書き方で(例:クライマックスを先に書くなど)、自分なりの書き方がありますか?

作品の書き方って点ではあんまりないと思います。
一応、最終話が頭に浮かびます。浮かんでいるだけですけど。

Q5: 初めて作品を新人賞に応募されたのはいつですか?

実は賞に応募したこともないのです><
応募要項の「42文字36行」とか書かれているだけで「ちょっとやってみようかと思ったけど意味分からん。ポイー」ってタイプです。
だからなろうさんが無ければ、小説を出版するなんて絶対になかったと思います。
最近は校正作業で意味がわかってきたので、今度、応募します!

Q6: スランプになった、もしくは作家になることを諦めようと思ったことはありますか?

スランプになる前に作家に成れたので、なる前はスランプにはなりませんでした。
けど作家になることが決まってからスランプになりました。
風邪ひいたり、ぎっくり腰になったりとか(T_T)
腰を痛めながらラ研のボードゲームオフに……いや小説を書きました!
アイディアが出ない、書けなくなるというような深刻なスランプは無かったと思います。
でもぎっくり腰は本当に動けなくなるほど痛いので気をつけましょう。
椅子を良くしたら腰痛は改善しました。椅子って重要です。

Q7: アマチュア時代に参考になった本はありますか?(ハウツー本など)

なろうで人気出そうと思ったのでなろう内の人気作品を読みました。。
やはりそれが一番参考になるんじゃないでしょうか?
書籍化が決まってからは森博嗣先生の「小説家という職業」という本を読みました。
しかし、この本は劇薬のような気がします。
素晴らしいことも書いてあるのですが私を含めて才能の無い人が真似したら大変なことになるような気がします。
オススメできるような、できないような……。

Q8: 尊敬している作家さんはいますか?

史記の司馬遷。ドン・キホーテのセルバンデス。ドストエフスキー。そして金庸、古龍。
石田衣良先生。今のところラノベ外の作家さんばかりですね。

Q9: アマチュア時代にどのような方法で筆力を高めていきましたか?

筆力=文章力とするなら申し訳無く思ってしまうぐらいになんにもしてないんですけど、アマチュア時代にやる夫スレというものをやっていました。
アスキーアートを掲示板に貼り付けてお話を作るという趣味です。
ひょっとしたら、それが多少は面白いお話作りの訓練になっていたのかもしれません。
でもやる夫スレは文章力は高められないと思います。むしろ下がります。
お話作りにはプラスになると思います。文章力ってどうやったら上げられるのでしょう。

Q10: 執筆は、いつもどのような時間帯にされていますか?

まったく決ってないですね。
時間がある時に書く感じです。

Q11: 一日の執筆速度はどの位でしょうか? また、ノルマを作っていますか?

書き始めた頃は「一日二万は書ける!」とか思ってたんですが、今は一文字も書かなかったりしています。
なろうで日刊ランキングの争いをしていた時は書き溜めてない状態で一日6話投下×3500文字とかやってたような気がします。
今でもそうですけど、当時は本当に誤字脱字の嵐でしたね。
書籍化を意識するようになってからはそういうことが出来なくなってきました。
流石に編集者さんに迷惑ですからね。ご迷惑をおかけしております。
ノルマについては設けてないです。締め切りが発生した時ぐらいですかね。

Q12: 一日にどれくらい執筆に時間をかけておられますか?

空いてる時間があって、やる気がある時に書くって感じです。
良い話を思いつくとやる気が出ます。
十時間以上書く時もあれば、まったく書かない日もあります。

Q13: どのような方法でプロットを作られていますか?

プロットですか。これも難しいですね。
自分の場合は、こんな話が(世間的に)面白いかなあ、こんな話を(自分的に)書きたいかなあ、
というアイディアの中から両方に合致しているものをプロットにしていってると思うのですが、
具体的にどうしているかと言われると……その時々ですね!

Q14: 作品を書く上で何か大事にしている、または心に留めていることはありますか?

作品にセールスポイントを作って、それを意識しながら書こうとしています。
セールスポイントがうまく書けている作品だと、読者が他人に薦めやすいでしょうし、目についた編集者が上長に説明しやすいでしょうし、出版社の人がアニメ会の大御所? スポンサー? に売り込みやすい! ……ということがあるかもしれません……。
セールスポイントなんて、それができるなら誰も苦労は無いよってぐらい難しいことだと思いますけどね。

Q15: 「売れるものを書くべきか」、「書きたいものを書くべきか」、答え辛い質問ではありますが 、もし良ければ意見を聞かせていただけませんか?

本を出したいという前提があるならば、100%「売れるものを書くべき」だと思っています。
もし、たまたま自分の書きたいもの=売れるものだったら最高なんですが、そうじゃない場合の話ですよね。
出版社さんのほうだって『売れるかもしれない』と思えるものじゃないと書籍化『出来ない』と思います。
自分が面白いと思う話を出版しているわけじゃないはず。
ならば、まず売れるものを分析しましょう。
売れるものだろうと分析した話の中に自分が書きたいものを盛り込める作品を探してください。必ずあると思います。

Q16: プロになれた理由を、ご自分ではどうお考えですか?

うーん。なろうの日刊ランキング一位を見て自分も一位になれるかもしれないと思って挑戦したら、知らぬ間にって感じなんですよね。
だから難しく考えずに「出版社に自分の本を出版してもらうゲーム」みたいに考えたら案外行けるんじゃないでしょうか。
ゲームと考えれば攻略法もきっとありますよ。

Q17: プロになって一番嬉しかったことは何ですか?

「一番嬉しかったこと」は中々難しいですよねえ。
自分の作品のイラストを描いてもらえる、自分の作品でお金が貰える、自分の作品が街の本屋さんに並んでいる姿を見れる、自分の作品がひょっとしたら大当たりするかもしれないという宝くじ気分にひたれる、とか色々ありますけど、一番となると執筆活動をする中で、それを切っ掛けに色んな人と交流が出来ることかもしれないですね。ラ研の皆様も勿論そうですし。
多数のイラストレーターさんやゲーム制作をしている人とも友達になることが出来ました。
そのおかげで文筆以外のイラストやゲーム制作などにも目がいったりしてますけど、それはそれで結構なことなのではないかと思っています。
アレ? 編集者さんや他の作家さんとあんまり関わってないぞ……仕事抜きで遊んでください><

Q18: 最後に、これから東国不動に続け!と頑張っている方達にアドバイスをいただけませんか?

「書を捨てよ、町へ出よう」。そこで得る経験は人それぞれです。
つまり誰かに続く道は無いかもしれません。ファジーなことをいうようですが結局、道は自分で切り開かないといけないかもしれないです><
どこかにあるアナタだけのマイウェイを探してみてください。
今の時代は色々と道がありますので、『諦めないで、工夫して、本気で取り組み続ければ』書籍化だけなら必ず出来ると思います。
業界の末席に入ってみると「プロとしてサバイバルするのはかなーり大変だなあ」というのが私の感覚です。
けど楽しいことも多いですよ。

新人作家へのインタビュー

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