ラノベの将来。読者の嗜好に合わせて分派的なジャンルが増える/新人賞下読みが回答

シルヴィさんの質問2016/06/06

ライトノベル作法研究所では「SFは“こういうものだ”という凝り固まった考えのために廃れた」という旨の内容が書いてありましたが、ライトノベルにも同じことが言えるのではないかと思います。

具体的には、表紙はいつも「萌え」イラストだったり、物語やキャラクターがワンパターンだったりすることです。

このようでは将来、読者が退屈して他分野に逃げてしまう可能性があるのではないかと思います。もしかしたら、昔は単純な四コマや子供向けしかなかった漫画が今では青年向けも大人向けも出て、多種多様な作風で送り出されているように、表紙が「萌え」イラストではない作品が出てきたり、社会派のシリアスな作品が出てきたりするかもしれないと思うのですが、ジジさんはどう思いますか?

●下読みジジさんの回答

ラノベでもすでに『ライト文芸』というものが確立しているわけですが、ユーザーの年齢や嗜好の変化により、ラノベというジャンルも細分化されていくのは確かでしょう。ミステリが「本格」と「日常の謎」へ分かれたようにです。

まとめれば、現在のラノベの王道は王道として残り、年齢や嗜好に合わせた分派的なラノベ的ジャンルが増えていくことになる。
現状ではそう考えています。

●管理人うっぴーの意見

SFが廃れた要因は、より具体的に言うならば、敷居を高くしてしまったためです。

SFは科学考証がしっかりしていなければダメ。という基準のため、SFを読む人、書く人が新規参入しづらくなったのです。

逆に、ワンタパーン、テンプレートの縛りが強くても、敷居が低いために生き残っているジャンルがあります。女性向けのハーレクイン、BLなどです。

ワンパターンのため飽きて去っていく人もいるでしょうが、新規参入者がいる限り、そのジャンルは廃れないのです。

ラノベも敷居が低いために新規参入がしやすく、オタク的要素を好きな人は多いために、完全に廃れることは無いと考えています。