ラノベ作家・中村ヒロさんに創作に関する18の質問/『第8回GA文庫新人賞・奨励賞』受賞

はじめまして。中村ヒロと申します。
本サイトでは過去に二度、お世話になり、第八回GA文庫新人賞で奨励賞を頂き、念願の受賞と刊行が決定致しました。
よろしくお願いいたします。

暴血覚醒《ブライト・ブラッド》 (GA文庫)

Q1: 初めてライトノベルに出会ったのはいつですか?

高校一年生の時、友達から借りたとある魔術の禁書目録です。それまでは小説は一切読まない漫画ばかり見ている子供でした。

Q2: 初めて小説を書かれたのはいつですか? それはどのような作品でしたか?

大学二年生の時に、学園異能バトルギャグコメディを書きました。
受賞したBright Bloodはこれを原型に改稿したものになります。

Q3: 作品はどのようなアプリ、ソフトを使って書かれていますか?

Wordです。受賞するまではお金がなかったので、メモ帳を使っていました。

Q4: 作品の書き方で(例:クライマックスを先に書くなど)、自分なりの書き方がありますか?

序盤と結末だけを先に書き、結末にたどり着くように書きます。
書きたい部分がある場合は、熱が冷めないうちに書いてしまいます。

Q5: 初めて作品を新人賞に応募されたのはいつですか?

大学二年生の時です。二次選考落選でした。

Q6: スランプになった、もしくは作家になることを諦めようと思ったことはありますか?

スランプにはまだなったことはありません。
諦めるという考えは特になかったです。飽きたらやめると思いつつ、まったりと投稿を続けていました。

Q7: アマチュア時代に参考になった本はありますか?(ハウツー本など)

作家になるハウツー本よりも、自分が書きたい作品に似たヒット作が一番参考になりました。

Q8: 尊敬している作家さんはいますか?

漫画家ですが、岡本倫先生です。

Q9: アマチュア時代にどのような方法で筆力を高めていきましたか?

AがBだからCである。という論理的な考え方を常にするように心がけています。

例)何故、このキャラを倒したとき、スカッとするのか?
『このキャラ』が『プライドが高く、嫌な奴』だから、『スカッとする』のである。
つまり、敵を倒してスカッとして欲しいなら、敵はプライドが高く、嫌な奴であればいい。

というふうな論理的な思考に行きつくように心がけています。
自分はこの積み重ねをひたすらやり続けました。

Q10: 執筆は、いつもどのような時間帯にされていますか?

深夜から早朝です。静かな時間が一番集中できます。

Q11: 一日の執筆速度はどの位でしょうか? また、ノルマを作っていますか?

筆の気分次第です。

ノルマはありませんが、1ヶ月に10万文字書けると良いなと思っています。

Q12: 一日にどれくらい執筆に時間をかけておられますか?

休日は4時間、平日は1時間から3時間程度です。

Q13: どのような方法でプロットを作られていますか?

キャラ設定と世界観概要、あらすじだけを書きます。
キャラ設定では、だらだら書くより、既存作品のキャラの中で一番似ているキャラを置いたりします。
世界観概要は、この作品でしかない強みと似た作品名。
あらすじは二千文字くらいで最後までの流れを書きます。

Q14: 作品を書く上で何か大事にしている、または心に留めていることはありますか?

これは本当に面白いのか?という問いを5分に1回くらい自分に問いかけています。

Q15: 「売れるものを書くべきか」、「書きたいものを書くべきか」、答え辛い質問ではありますが 、もし良ければ意見を聞かせていただけませんか?

売れるものです。書きたいものを書くべきと言えるのは、売れた事がある人だけだそうです。

Q16: プロになれた理由を、ご自分ではどうお考えですか?

継続し続けたおかげだと思います。

Q17: プロになって一番嬉しかったことは何ですか?

イラストを頂いた時です。自分の考えたキャラが絵にして頂けた時の感動は忘れられません。

Q18: 最後にこれから、中村ヒロさんに続け!と頑張っている方達にアドバイスをいただけませんか?

私はアドバイスを出来るような立場では無いのですが、一点だけ。
「この一点だけはプロにも負けない」そう思える長所を作ると良いと思います。
文章力でも世界観構成でもセリフの掛け合いでもギャグセンスでも良いです。
それが自信となり、武器となります。