女性読者の反感を買いやすい要素、結婚のために夢を捨てるなどのエピソードをどう書いたら良い?

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小間さんの質問 2017/10/13

女性読者が物語中の結婚や、それに対するキャラクターの言動に過敏に反応し、ヒステリックになることがありますが、これは創作上のタブーの「読者の心を傷つけている」ことになるでしょうか?
また、これらのデリケートな話題をどう取り扱うべきでしょうか?

具体的に例を挙げますと以前賞を取った漫画に、「既婚の女性主人公が30半ばになり、似合わなくなったのでゴスロリの服を燃やし、その業界から去る」という内容のものがありました。

心理描写や周りの目線などの描写が素晴らしく、賞を取るに値する作品だと思いましたが「優しい旦那が居るのに夢を諦めるなんて」や「何歳になってもゴスロリを続けるべき」という意見がありました。

正直この主張、感情論のみで理屈も今一つ通っていませんし、彼女たちが結局何を言いたいのかよく解りません。
また、個人的な話ではありますが某オタク向けの結婚相談所がSNSで「オタク以外の趣味を持たないと結婚は難しい」と言い出した時もかなり反感を買っていました。

彼女たちの意見に耳を傾けると、やっぱり支離滅裂で何を主張したいのか何度聞いても解りませんでした。
無理矢理私がまとめると「ムカつくから叩く」という感じの印象を受けました。

長くなりましたが、女性向け作品での結婚や年齢の話題は、作中の描写やキャラクターのセリフによっては酷く反感を買うことがあります。これらのネタをどう扱うべきか、教えて頂けると助かります。

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下読みジジさんの回答

例を拝見するに、「別の幸せのために“大好き”を捨てた」ことが問題点かなと思います。
自分的に無価値な夫の宝物を捨てる妻の話というものがありますが、あれと同じ感じですね。ひどく不当でありえない行動に見えることがあるわけです。

実際、昔の自分を捨てることは誰もがごく自然に行っていることです。しかし代償(この場合は結婚)が目の前にあるため、他人からは浅ましい打算に見えやすい面はどうしてもあるのでしょう。

私個人としましては、物語をおもしろくできるならタブーではありえないと思いますが、これは読者対象層をどこに置くのかで変わってくる問題ではあります。

ただ、代償を手にするためにそれを捨てるのであれば、やはりそれ相応の葛藤や心情ドラマがあってほしいとは思います。

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