ラノベ作家・えいちださんに創作に関する18の質問/『電撃文庫』から拾い上げデビュー

お世話になります。えいちだです。
十年ほど前の事なので覚えていらっしゃらないかもしれませんが、うっぴーさんに僕の電撃応募作を読んでいただいた事があります。
今年電撃文庫から拾い上げデビューしたのですが、先程ツイッターでお名前を見つけて、ふと昔お世話になった事を思い出したのでご報告をと思った次第です。

書き始めた当初は文章作法の基本すらわからず、ライトノベル作法研究所のコンテンツを読んで勉強させていただきました。
また、創作仲間もいない当時、うっぴーさんのご意見はとても参考になりました。今思えばかなりの駄作で申し訳なく思っているのですが(笑)
本当に感謝しています。

デビュー作『君のみそ汁の為なら、僕は億だって稼げるかもしれない 』(電撃文庫)

君のみそ汁の為なら、僕は億だって稼げるかもしれない (電撃文庫)

Q1: 初めてライトノベルに出会ったのはいつですか?

十年ほど前ですね。
涼宮ハルヒの憂鬱を読んでめちゃくちゃ面白いと思ったのがきっかけです。

Q2: 初めて小説を書かれたのはいつですか? それはどのような作品でしたか?

十年ほど前です。
よくあるテンプレ学園物で、何のひねりもない駄作でした。完全に黒歴史。
あまりにひどい出来で思い出すのも恥ずかしいのですが、下地が何もないところから文庫本一冊分を書き切った事だけは誇れるかもしれません。

Q3: 作品はどのようなアプリ、ソフトを使って書かれていますか?

MicrosoftWordとEmEditorです。

Q4: 作品の書き方で(例:クライマックスを先に書くなど)、自分なりの書き方がありますか?

盛り上がるシーンをまず書いて、次に冒頭を書き、そこから順にラストまで進めています。
プロットは作りますが、細かな部分は書いてる最中に考えてます。

Q5: 初めて作品を新人賞に応募されたのはいつですか?

十年くらい前の電撃大賞が最初です。
箸にも棒にもかからず一次選考で落選し、当時は悔しい思いをしましたが、今思えば落ちないとおかしいレベルでした(笑)

Q6: スランプになった、もしくは作家になることを諦めようと思ったことはありますか?

スランプはありましたが、諦めようと思った事は一度もありません。
執筆を始めた時から、筆を折るのは死んだ後と決めていました。
今後もこの方針を変えるつもりはないですね。

Q7: アマチュア時代に参考になった本はありますか?(ハウツー本など)

正直なところ、ハウツー本の類は一冊も読んでないです。
その代わり、新人賞受賞作を始め、ライトノベルに限らず色んな物語を読み漁りました。

Q8: 尊敬している作家さんはいますか?

面白い、素晴らしい作品を書く作家さんはたくさんいますが、尊敬する作家さんと言われたら、これはもう一緒にがんばってきてプロデビューを果たした創作仲間の三河ごーすと先生ですね。
その実力はアマチュア時代からわかりましたし、何より落選しても一切めげずに挑戦し続けるガッツには、僕も奮い立たされました。

Q9: アマチュア時代にどのような方法で実力を高めていきましたか?

創作仲間の応募作を読んで感想を書いた経験は結構大きいと感じています。
他人の作品だと良いところ悪いところがよく見えるので、自分の作品を読み返す際の物差しになったのではないかと。
完成作品を八十八本、未完成作品を二十本読みました。

Q10: 執筆は、いつもどのような時間帯にされていますか?

特に時間帯は決めていませんね。
出かける時もポメラを持ち歩いて、暇を見つけては書いたり。
書ける時に書く、というスタイルでやっています。

Q11: 一日の執筆速度はどの位でしょうか? また、ノルマを作っていますか?

かなりバラつきがありますが、平均すると電撃応募書式で一日ニ枚くらいです。
締切間際で追われていた時の最高記録は、一日ニ十五枚ですね。

Q12: 一日にどれくらい執筆に時間をかけておられますか?

日によってまちまちですが、少なくとも数時間はかけているんじゃないかと。
でも本読んで終わる日もあるのでわからないです。

Q13: どのような方法でプロットを作られていますか?

とにかくブレインストーミングをやりますね。
アイデアを出しまくってこねくり回して、そこから骨組みを作っていきます。

Q15: 「売れるものを書くべきか」、「書きたいものを書くべきか」、答え辛い質問ではありますが 、もし良ければ意見を聞かせていただけませんか?

僕個人の意見ですが、売れるものを書くべきだと思います。
売れなければ書き続けられませんし、多くの人の目に触れるには、やはり売れるという事を無視できませんから。
なので僕は、売れそうなものの中から自分の書きたいものを探しています。

Q16: プロになれた理由を、ご自分ではどうお考えですか?

これはもう「諦めなかった事」ですね。
技術を磨いたり、アプローチを変えるなど、プロになるための方法論を考える事は非常に大事ですが、心が折れてしまっては絶対にプロになれていませんから。

Q17: プロになって一番嬉しかったことは何ですか?

見知らぬ方から応援された事です。
ぽっと出の新人の僕ですが、応援すると言ってくれる方がいた事が本当に嬉しかったですね。

Q18: 最後にこれから頑張っていく方達にアドバイスをいただけませんか?

これは僕の持論なのですが、結果を出したければ、自分の目標を宣言すると良いと思います。

自分が最終的に何がしたいのかを明確にする事で、目標を達成するための手順を考えられますし、宣言した以上は妥協もしづらいという状況を作る事ができます。

よほど才能がある人でなければ、一度くらい落選を経験するでしょう。
でもその時の悔しさは必ず自分の糧になりますので、これから本気で作家デビューを目指す皆さんには心折れずがんばって欲しいです。