ラノベ作家・しろいるかさんに創作に関する18の質問/第四回オーバーラップWEB小説大賞:金賞受賞

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はじめまして。
ラノベ作家のしろいるかと申します。

公募時代、とてもお世話になりました。本当にありがとうございます。

このたび、「第四回オーバーラップWEB小説大賞」にて「金賞」を受賞し、「景品として異世界転生したら捨てられたので好きに生きようと思う 」が3/25にオーバーラップノベルスより出版致しますので、ぜひご紹介いただければと思い、筆を執らせていただきました。

ラノ研様は、公募時代にお世話になっていて、色々な知識を頂戴しました。
また、長編の鍛錬所にて「カイル」名義で「画家の魔法使いと夢追う《リッチ》」というタイトルで投稿させていただき、アドバイスを頂戴してフィードバックさせていただいており、非常に助かっていました。

投稿作品は選考で落ちてしまいましたが、その経験がより強く活かされ、今回の受賞に至ったと感謝しています。

ラノ研様を利用される作家志望様の方々の一助となれればと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

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  1. Q1: 初めてライトノベルに出会ったのはいつですか?
  2. Q2: 初めて小説を書かれたのはいつですか? それはどのような作品でしたか?
  3. Q3: 作品はどのようなアプリ、ソフトを使って書かれていますか?
  4. Q4: 作品の書き方で(例:クライマックスを先に書くなど)、自分なりの書き方がありますか?
  5. Q5: 初めて作品を新人賞に応募されたのはいつですか?
  6. Q6: スランプになった、もしくは作家になることを諦めようと思ったことはありますか? あります。
  7. Q7: アマチュア時代に参考になった本はありますか?(ハウツー本など)
  8. Q8: 尊敬している作家さんはいますか?
  9. Q9: アマチュア時代にどのような方法で実力を高めていきましたか?
  10. Q10: 執筆は、いつもどのような時間帯にされていますか?
  11. Q11: 一日の執筆速度はどの位でしょうか? また、ノルマを作っていますか?
  12. Q12: 一日にどれくらい執筆に時間をかけておられますか?
  13. Q13: どのような方法でプロットを作られていますか?
  14. Q14: 作品を書く上で何か大事にしている、または心に留めていることはありますか?
  15. Q15: 「売れるものを書くべきか」、「書きたいものを書くべきか」、答え辛い質問ではありますが 、もし良ければ意見を聞かせていただけませんか?
  16. Q16: プロになれた理由を、ご自分ではどうお考えですか?
  17. Q17: プロになって一番嬉しかったことは何ですか?
  18. Q18: 最後にこれから、しろいるかさんに続け!と頑張っている方達にアドバイスをいただけませんか?

Q1: 初めてライトノベルに出会ったのはいつですか?

小学生の頃です。姉にすすめてもらって、そこからドハマリしました。

Q2: 初めて小説を書かれたのはいつですか? それはどのような作品でしたか?

中学一年くらいの頃だと思います。
俗に言う中二病的なファンタジーでした。ストーリーもキャラも世界観も支離滅裂で、文字数だけは立派でした(笑)

Q3: 作品はどのようなアプリ、ソフトを使って書かれていますか?

現在はPCではワードとGoogleドキュメント、スマホではGoogleドキュメントを使っています。
通勤中等にも書きますので、原稿はPC、スマホと行き来しやすいようにしています。

Q4: 作品の書き方で(例:クライマックスを先に書くなど)、自分なりの書き方がありますか?

ストーリーはキャラに要素を渡して勝手に動くようにしています。参考になりませんね(笑)
なので、文章に色合いをこめる、というのが自分なりの書き方かなぁ、と。
感覚的な話で申し訳ないのですが、言葉のもつ色味を組み合わせて、作風にあった雰囲気を醸し出し、文章にしています。

Q5: 初めて作品を新人賞に応募されたのはいつですか?

高校生の頃だと思います。
見事に一次で落ちてその後、何度か挑戦してもダメ
だったので、十年以上公募から遠ざかりました。

Q6: スランプになった、もしくは作家になることを諦めようと思ったことはありますか? あります。

周囲からも認められるくらいの不幸体質なので、それに見舞われるたび、もう何度も。
でも励まされたり、生来の負けず嫌いが発動したり、で這い上がってきました。

Q7: アマチュア時代に参考になった本はありますか?(ハウツー本など)

ラノ研様のサイトは大きい情報源でした。
このサイトがあれば必要なものは揃いますので……。
また、基本的に小説の書き方的なものはあまり読まないのですが、大沢 在昌先生の小説講座という本がとても参考になりました。

Q8: 尊敬している作家さんはいますか?

神坂一先生、有川浩先生、石田衣良先生、後藤リウ先生……たくさんいます。

Q9: アマチュア時代にどのような方法で実力を高めていきましたか?

とにかく書きまくる!
が基本ですが、650文字制限で短編を何作も書くという練習をしていました。起承転結の練習にもなりますし、一つの技術を徹底的に習得するため、少ない文字数で、短時間で反復させるにも効率的だからです。
文字数が少ないのでいかに描写するか、等、とても勉強になると思います。

Q10: 執筆は、いつもどのような時間帯にされていますか?

仕事終わってからなので、22~24時くらいです。休日はそれこそ一日中。

Q11: 一日の執筆速度はどの位でしょうか? また、ノルマを作っていますか?

その日の精神状況にもよりますが、調子が良いと一時間で5000文字は書きます(ただし長続きはしません。平均アベレージなら3000くらいです)。一日だと最高記録で28000文字くらいでしょうか。
ノルマは作っていません。なるべく毎日書くことが大事なので。

Q12: 一日にどれくらい執筆に時間をかけておられますか?

2時間。休みの時はそれこそ12時間くらいです。

Q13: どのような方法でプロットを作られていますか?

紙に書き起こします。
イラストも描くので、やはり自由に書ける紙はありがたいです。
また、必ず「世界観」「設定」「テーマ」を作ります。それらが構築できてからはじめて「キャラ」がうまれ、最後に「ストーリー」が生まれますので。

Q14: 作品を書く上で何か大事にしている、または心に留めていることはありますか?

自分の楽しいや怒りなど、感情を練り込むことです。

Q15: 「売れるものを書くべきか」、「書きたいものを書くべきか」、答え辛い質問ではありますが 、もし良ければ意見を聞かせていただけませんか?

売れるものを書く、というのは非常に難しいことなので、そちらからなぁ、と。
売れるものを書いてから書きたいものを書けばよろしいかと。もしくは売れるものの中に書きたいものを入れ込むか。
私は後者です。

Q16: プロになれた理由を、ご自分ではどうお考えですか?

まったく分かりません。
が、デビューとなった作品「景品転生」は自分の感情がどの作品よりもこめられているので、その可能性があると思います。
技術的に完成されつつあるというのも大きかったかもしれませんが。

Q17: プロになって一番嬉しかったことは何ですか?

編集様、イラストレーター様、デザイナー様、様々な人たちが一つになって作品が出来ていく過程を、ど真ん中、当事者としてリアルタイムで体験できたことです。

Q18: 最後にこれから、しろいるかさんに続け!と頑張っている方達にアドバイスをいただけませんか?

夢は必ず叶うよ、なんて言いません。
努力は報われる、なんて言いません。

私には才能なんてありません。
頑張る、というのは苦手です。

でも、前に進めることはできます。

今、その手で、文字を書かなければその前に進むということもできません。
やれるだけやってください。
そして、《楽しんでください》。

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