小説を褒めてくれる人がいたからプロになれた!

この記事は約2分で読めます。

15冊以上も本を出しているベテランのラノベ作家Hさんは、「自分がプロになれたのは、自分が書いた小説をどんな物でも褒めてくれる友人がいたからです」と語っていました。

新人賞を獲った際は、あとがきで、その友人に感謝を捧げまくったそうです。

プロ作家になる人は打たれ強い人、批判されてもめげない人であるというのが定説であり、実際にその通りだと思います。

例えば、漫画HUNTERXHUNTERで有名な富樫先生は、初めてマンガ原稿を出版社に持ち込みした時、「これから漫画家を目指す者ですが、その出鼻を挫くくらい批判してください」と編集者さんにお願いしたそうです。

しかし、自分のように褒められて伸びる人、才能を開花させる人も多いと、ラノベ作家のHさんはおしゃっていました。

大切なのは自分がどちらのタイプなのかを見極めて、批評をお願いすることだそうです。

日本語には「褒め殺し」という言葉があります。過度にほめることによって、相手の対抗意欲を低下させたり、不利な状況に追い込んだりする嫌がらせの一種です。このためか、過度に褒めるのは良くない、叩いて伸ばすの正道だという考えが日本では根強いです。

しかし、Hさんは、褒められたことで自分に自信が持てて、挫けそうになっても小説を書き続けられることができている、とおっしゃっていました。褒め殺しは、悪意を持った褒めですが、相手に自信を持たせるために長所を指摘するのは、正しい褒めなのだと思います。

私が開発、運営している「ノベル道場/小説の批評をし合おう!」では、この考えを取り入れて、小説の批評を依頼する際に、「長所を教えてください!」という項目を選べるようになっています。

長所をお互いに指摘し合うことで伸びていくことができる仕組みです。

自分が褒められて伸びるタイプだと感じておいでの方、ぜひ、「長所を教えてください!」と批評を依頼してみてください。これは何も恥ずかしいことではありません。褒められた経験を糧にプロになった人が実際にいるのですから、どんどん褒められる経験を積みましょう。

また、同じように、「長所を教えてください!」と依頼している人の長所を指摘していただければと思います。

タイトルとURLをコピーしました