プロ作家は芽が出ない時期をどうやって突破したのか取材しました!

(AMGとのタイアップ記事です)

小説を書くのは難しい。人気の小説を書くのはもっと難しい。プロを目指せば誰もが自分の限界という壁にぶつかります。

プロのラノベ作家さんは、どうやって、その壁を突破したのか、あるいは、プロになった後もぶつかり続ける壁をどうやって突破しているのか、今回、2人のラノベ作家さんに取材させていただきました!

取材させていただいたのは、アミューズメントメディア総合学院(AMG)小説・シナリオ学科を卒業しプロになったお二方です。私はこの学院の講師を何度か務めたことがあり、そのご縁でお話させていただきました。

水城 水城さん

代表作は『サイコメ 殺人鬼と死春期を』(ファミ通文庫) 2013年デビュー

Q:AMG在学中は、なかなかうまくいかず、相当苦労されたとお聞きしましたが?

そうですね。思えば、在学中は試行錯誤の連続でした。
何度も手を変え品を変え、読み手が「おもしろい」と感じてくれるものを、ひたすら追求し続ける作業……。講師の方々から教わる創作理論や技法、創作仲間の感想や意見を総動員しても、中々うまくいきませんでした。

Q:どうやって、その壁を突破しましたか?

ぶっちゃけ開き直りです。
「人が何をおもしろいと感じるかなんて100%は絶対にわからないのだし、私は私がおもしろいと感じるものを、とことん突き詰めていこう」と。読者に歩み寄るのではなく、読者を引き寄せるような作品を書こう……と。

結果、なんとか受賞まで漕ぎ着け、無事プロ作家の仲間入りを果たすことができました。その精神は、デビュー6年目となる現在も大切にしています。

読者を引き寄せるような作品を書くという道

インタビューは以上です。
他のプロの方もおっしゃっていたのですが、読者におもしろいと思ってもらうためには、読者の好みに徹底的に合わせた小説を書くやり方と、読者の興味を惹く小説を書くやり方があるそうです。
(前者は、主になろうランキング上位を取る方法論)

水城さんは、後者のやり方を突き詰められた方なのだと感じました。
代表作の『サイコメ 殺人鬼と死春期を 』(ファミ通文庫 2013/2/28刊行)は、クラスメイトは全員、殺人鬼という、かなりぶっ飛んだ設定になっています。
主人公は、12人を殺した殺人鬼と思われていますが、実は冤罪です。ヒロインは、もちろん殺人犯です。
これは読者の気を引きますね。

今までになかったオリジナリティに溢れた設定なので、どのようにストーリーが展開するのか、非常に興味を惹かれます。

安道 やすみちさん

代表作・『人狼ゲーム LOST EDEN』 (竹書房文庫) 2008年デビュー

Q:修行時代は、たくさんの壁にぶつかったとお聞きしましたが?

そうですね。特にAMGに通い始め、講師を務めていたプロ作家の方々からは日本語、キャラクター、構成、いろんな点でダメ出しされました(苦笑)。
いろんな『できない』が立ちふさがり悩むことも多かったんですが、逆に『道』が見えたんですよね。

『できない』が『できる』ようになれば、プロになれるんだって。
ただ、そこからも長かったんですよ。
なぜ『できない』かが判らないので、まずは『自分ができない理由』を分析しなきゃいけませんでした。これを探すのが本当につらかったですね。
ともかく、その大変さを乗り越え、ひとつひとつ丁寧に学び、練習し、直していけたので今があると思っています。

Q:あきらめずに最後まで続けられたのは、なぜでしょうか?

続けられた一番の理由は『好き』という感情があったからですね。
僕は以前に音楽で挫折しています。音楽も『好き』だったんですけど、物語と比べると『好き』の度合いが低かったんです。
『好き』の度合いが高い物語だったからこそ、自分の『できない』に向き合えた上で、挫けず続けられました。
やはり『一番好き』というのは強いですね(笑)。

できないことがあったら、なぜできないのか分析する

インタビューは以上です。
できないことがあったら、なぜできないのか分析して、一つ一つ丁寧に練習を繰り返すことで、「できる」に変えいていく。かなり地道な努力をされていますね。

実は、プロ作家さんの中には、どうしてもタイトルを考えるのが苦手で、タイトルを付けるのが上手い作家さんに相談して、タイトルを決めているという方もいます。プロ作家さんは決して万能ではなく、プロになっても苦手なことというのはあるのです。

自分の苦手を克服する方法は、いくつかありますが、実力を付けるために苦手を一つ一つ潰していくというのは、長期的に見て、確実に自分の糧となる良い方法だと思いました。

水城水城さん、安道やすみちさん、どうもありがとうございました!