- Q0:自己紹介をお願いいたします。
- Q1: 初めてライトノベルに出会ったのはいつですか?
- Q2: 初めて小説を書かれたのはいつですか? それはどのような作品でしたか?
- Q3: 実力を高めるために役立ったトレーニング方法はありますか? その方法をどこで知りましたか?
- Q4: 作品はどのようなアプリ、ソフトを使って書かれていますか?
- Q5: 作品の書き方で(例:クライマックスを先に書くなど)、自分なりの書き方がありますか?
- Q6: 初めて作品を新人賞に応募されたのはいつですか?
- Q7: スランプになった、もしくは作家になることを諦めようと思ったことはありますか?
- Q8: アマチュア時代 に参考になった本はありますか? どなたか師匠や先生に教えてもらったりしましたか?
- Q9: 尊敬している作家さんはいますか?
- Q10: 一日の執筆速度はどの位でしょうか? また、ノルマを作っていますか?
- Q11: 一日にどれくらい執筆に時間をかけておられますか?
- Q12: AMGの産学共同プロジェクトがきっかけとなり在学中に作家デビューを叶えられました。 その際学院とのやり取りの中で、印象に残ったアドバイスやサポートなどがあれば教えてください。
- Q13: 小説家やライターになるためには、どんな能力が一番必要だと思われますか?
- Q14: その能力を鍛えるためにしたトレーニング方法などあれば教えてください。
- Q15:現在お仕事をされている中で、AMGで学んで一番ためになったなと思うことは何でしょうか?
- Q16: 家事や育児などご多忙にも関わらず、小説やゲームシナリオなど幅広くご活躍されていますが、執筆の時間を確保するためにどのような工夫をされていますか?
- Q17: 小説家とゲームシナリオライターでは、求められる能力は同じだと思いますか? もし違いがあれば教えてください。
- Q18: 最後にこれから作家やゲームシナリオライターを目指す方たちに向けて、一言アドバイスをお願いします。
Q0:自己紹介をお願いいたします。
矢凪(やなぎ)と申します。ナスが大好き、食いしん坊です。
家事・育児・親の介護のかたわら、フリーライターとして小説を執筆するほか、ゲームシナリオの執筆や監修をしています。
「第3回お仕事小説コン」優秀賞受賞作! (2018/8/20刊行)
茄子神様とおいしいレシピ
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Q1: 初めてライトノベルに出会ったのはいつですか?
小学校3~4年生の頃です。
姉が持っていた少女小説系のライトノベル(折原みと著「天使の降る夜」)の可愛い表紙に惹かれ、借りて読んだのが最初です。
Q2: 初めて小説を書かれたのはいつですか? それはどのような作品でしたか?
童話に近い短い物語を書いたのは小学校高学年の頃で、長編小説を書いたのは中学2年生の時でした。
内容は、学校の図書館から異世界に飛ばされた女の子たちが冒険していくファンタジーです。
ノートに手書きでコツコツと書いていました。
Q3: 実力を高めるために役立ったトレーニング方法はありますか? その方法をどこで知りましたか?
アミューズメントメディア総合学院(AMG)の授業で、様々な題材で、限られた時間内に書く機会が多々あり、そこで筆力は上がったかなと思います。
また、先生方やクラスメイトに読んでもらうことにより、読者を意識して書くようになりました。
Q4: 作品はどのようなアプリ、ソフトを使って書かれていますか?
原稿を書くときはWORDがほとんどですが、プロットやちょっとしたネタを書くときは、スマホのメモ帳機能や、手帳に手書きで書いたりもしています。
Q5: 作品の書き方で(例:クライマックスを先に書くなど)、自分なりの書き方がありますか?
まず大まかなプロットを書くのですが、そのプロットをどんどん詳細なものにしていき、ラストまでの流れが固まったところで、冒頭から順に書き進めていきます。
筆が止まった時は、思いついたシーンだけ先に書いてしまうこともあります。
Q6: 初めて作品を新人賞に応募されたのはいつですか?
アミューズメントメディア総合学院(AMG)に入学した年(1年生)の夏に、初めて応募しました。
一次選考すら通りませんでしたが(笑)
Q7: スランプになった、もしくは作家になることを諦めようと思ったことはありますか?
作家になることを諦めようと思ったことはないですが、スランプに陥ったことは何度もあります。
しかし、あまり思い悩む性格ではないので、「そういう時もある」と開き直り、思い切って気分転換に好きなことをしてみたり、他の本を読みあさったり、色々なことをしているうちに、スランプを抜けることが多いです。
Q8: アマチュア時代 に参考になった本はありますか? どなたか師匠や先生に教えてもらったりしましたか?
「久美沙織の新人賞の獲り方おしえます」や「冲方式ストーリー創作塾 」などの指南書系は何冊か読んで参考にしました。
あとは、小説の書き方を教える通信講座を受講したり、アミューズメントメディア総合学院(AMG)で学びました。
Q9: 尊敬している作家さんはいますか?
私が小説家を目指すきっかけとなった小説「天使の降る夜」の著者、折原みと先生です。
ノベライズ本の出版後、折原みと先生のサイン会へ行き、ご本人に自分の本を手渡し、夢が叶ったことを伝えることができた時は、感慨深かったです。
Q10: 一日の執筆速度はどの位でしょうか? また、ノルマを作っていますか?
執筆速度はその時によってまちまちです。
締切から逆算し、一日のノルマを決めて書き進めることが多いです。
私は遅筆な方なので、一日に大体5千字くらい、頑張っても1万字位といったペースです。
Q11: 一日にどれくらい執筆に時間をかけておられますか?
これも締切までの日数と、その時の環境によって変わります。
多い日は寝食と入浴の時間以外ずっと書き続けたりもしますが、逆にまったく書かない日もあります。
Q12: AMGの産学共同プロジェクトがきっかけとなり在学中に作家デビューを叶えられました。 その際学院とのやり取りの中で、印象に残ったアドバイスやサポートなどがあれば教えてください。
ノベライズ本の時は、1話分ずつ原作や編集の方とやり取りしながら進めていたのですが、すべてのやり取りに教務の方が間に入ってくださっていたので、安心感がありました。
Q13: 小説家やライターになるためには、どんな能力が一番必要だと思われますか?
スケジュール管理能力が最も必要ではないかと思っています。
投稿の締切日や原稿の納期までに、見直す時間も含め、きちんと仕上げられるよう、計画的に書き進める……基本的なことかもしれませんが、大事なことだと考えています。
Q14: その能力を鍛えるためにしたトレーニング方法などあれば教えてください。
普段から手帳などで予定の確認をする癖をつける、TODOリストを作成して確認しながら作業(原稿やその他やること)をこなしていく、一日の中で時間配分を考えて行動する、といったちょっとしたことから、少しずつ鍛えられるかもしれません。
Q15:現在お仕事をされている中で、AMGで学んで一番ためになったなと思うことは何でしょうか?
「一番」を選べないくらい、様々なことを学ばせていただきましたし、同じ夢を目指す同志をたくさん得られたことは本当に良かったです。
アミューズメントメディア総合学院(AMG)で学び、視野が広がったなと感じています。
Q16: 家事や育児などご多忙にも関わらず、小説やゲームシナリオなど幅広くご活躍されていますが、執筆の時間を確保するためにどのような工夫をされていますか?
家事は家族に協力してもらう、育児は保育園を利用する、介護はヘルパーさんにも手伝ってもらうなど、様々な人の手を借りています。
また、電車での移動中など、ちょっとした時間を使ったり、睡眠時間を少し削ったりして時間を確保しています。
Q17: 小説家とゲームシナリオライターでは、求められる能力は同じだと思いますか? もし違いがあれば教えてください。
基本は同じだと思いますが、ゲームシナリオの方が、短いセリフ内(画面に表示される限られた文字数)で簡潔に表現する「要約力」がより必要かもしれません。
Q18: 最後にこれから作家やゲームシナリオライターを目指す方たちに向けて、一言アドバイスをお願いします。
心身の健康や人との交流を大切にしつつ、諦めずに書き続けてください!