PBWごっこを遊ぶスレッド

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このトピックには23件の返信が含まれ、3人の参加者がいます。2 年、 6 ヶ月前 へろりん さんが最後の更新を行いました。

9件の投稿を表示中 - 16 - 24件目 (全24件中)
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  • #1620 返信

    へろりん
    参加者

     へろりんです。

     最初にFROGGERさんが立てられたスレッド『PBW(プレイ バイ ウェブ)がやりたい!』には、今回のシナリオを完了したことにより、応えられたと思っています。

     また、自分がマスターとして手を挙げたのは、誰もPBWを知らない状況で、掲示板上で明らかに迷走していましたので、一度やってみて要領を知ってもらうのが目的でした。
     そういった意味で、現時点で自分の目的も達成しています。

     今後についてですが、自分はこのままマスターを続けるつもりはありません。
     元々、ななななさんがマスターに手を挙げておられましたし、もし『PBWごっこ』を続けられるようでしたら、ななななさんがマスターをやられるのがいいと思います。
     その際には、オリジナルのルールではなく、既成のTRPGを採用することをオススメします。
     このまま『エンドブレイカー!』でもいいですし、『ソードワールド2.0』でも『ダブルクロス』でもいいと思います。

     考えてみてください。

    #1637 返信

    FROGGER

     へろりん様、マスタリングありがとうございました。改めて考えると、行き当たりばったりな提案だったので、自分でもどうなるのか分かりませんでした。本当に助かりました。
     「PBWがやりたい」ですが、あまりに場当たり的かつ利己的すぎたので、自分の中でも、どうするのか分かっていない状態でして、『燃え尽き症候群』とでも言いましょうか、へろりん様のプレイングで満足しているのが現状です。
     発案者としましては、「これではイカン」と思っていますが、他の皆さんのご意見を知らないと一人相撲になりそうです。皆さんのご意見もお待ちしています。それでは失礼します。機会があったら、また会いましょう!

    #1667 返信

    へろりん
    参加者

     へろりんです。

     管理人様から、本掲示板へのリプレイの掲載について、『エンドブレイカー!』のPBWの運営会社『株式会社トミーウォーカー』から、問題なしとの回答があった旨、メールにてお知らせいただきました。
     許可が出ましたので遅ればせながら参加したキャラクターのキャラクターシート、オープニングシナリオ、追加情報、プレイング、リプレイ、マスターとしての感想を順次掲載します。

    #1668 返信

    へろりん
    参加者

     へろりんです。

     参加された5名のキャラクター+NPCのキャラクターシートを掲載します。
     実際の『エンドブレイカー!』のPBWでも、他の人のキャラクターシートは参照可能ですので、それに倣います。

     流石に皆さんこのサイトに出入りしているだけあって、個性的なキャラクターが出そろいました。
     皆さんの中二病設定を拝見して、大いに刺激になりました。

    ■キャラクターシート

    ==========
    フレイムソードのスカイランナー・アーク
    ==========

    プレイヤー:FROGGER

    1)キャラクターの名前:フレイムソードのスカイランナー・アーク
    2)レベル:12
    3)ルーツ:ヴァルキリー
    4)ジョブ:スカイランナー
    5)武器/防具:フレイムソード/革鎧
    6)能力値(P/T/S/GUTS/ini):11/17/8/320/17
    7)活性化アビリティ・戦闘/(非戦闘):【近】業炎斬/【遠】フレイムスロワー/【近】スカイキャリバー/(ロープ)
    8)性別/年齢:男/17歳
    9)身長/体重/瞳の色/髪の色/肌の色:165/55(スリム)/茶/赤/黄褐色
    10)口調(一人称/二人称/三人称/語尾):軽い(一人称:俺/二人称:あんた/三人称:~さん/~だよね、~って訳、~だな)
    11)決めゼリフ:おしおきが必要か?
    12)自己紹介:
    両親は商人。ある日、家の手伝いをしている時、商品のフレイムソードをいじって暴走、母に火傷を負わせた。その事が原因で父と喧嘩し、家出をした日に都市を登り、その時にエンドブレイカーとして覚醒する。軽い口調は両親に対しての罪悪感からで、意外に慎重派。
     「ロープ」を投げて足場を確保したり仲間を助けたりといったサポートもこなす。
    13)所持アイテム:
    ・ズボン ・靴 ・ロープ ・バックパック ・筆記用具

    ==========
    エアシューズの武芸者・荒儀 煉(あらぎ れん)
    ==========

    プレイヤー:サイカヌツク

    1)キャラクターの名前:エアシューズの武芸者・荒儀 煉(あらぎ れん)
    2)レベル:12
    3)ルーツ:オラクル
    4)ジョブ:武芸者
    5)武器/防具:エアシューズ/ロングコート
    6)能力値(P/T/S/GUTS/ini):12/14/10/340/14
    7)活性化アビリティ・戦闘/(非戦闘):【遠】ソニックウェーブ/【自】アクセルフォーム/【近】波乱撃/(アウトローコミュ)
    8)性別/年齢:男性/不詳(本人が数えることを諦めたぐらいの歳、およそ600歳)
    9)身長/体重/瞳の色/髪の色/肌の色:185センチ/73キロ/緋色/真紅/黄色人種
    10)口調(一人称/二人称/三人称/語尾):僕様/荒儀/あいつ/ってね
    11)決めゼリフ:「おもろー! お、オナシャス! タハハ、駄目だねやっぱ、僕は君に好かれたくてユーモラスな人間になろうとしただけなんだ、そう、要は僕、嗚呼なんだかウズウズしてきたよ、ゾクゥン!」
    12)自己紹介:
    「どうも初めまして、傾奇を探究しとります荒儀煉です。タハハ、実の所僕はバイセクシャルなんだ、タハハハハ、はは、そう僕の目に映った君達にかたっぱしから恋に落ちてしまうんだよね、タハハ、嗚呼なんだかウズウズしてきたよ、ゾクゥン!」
    13)所持アイテム:飲み物、鏡、バックパック、水着(運動)、薬草

    ==========
    ガンナイフの魔法剣士・キャサリン(愛称:キャシー)
    ==========

    プレイヤー:ひみつ

    1)キャラクターの名前:ガンナイフの魔法剣士・キャサリン(愛称:キャシー)
    2)レベル:12
    3)ルーツ:トライブ
    ※自らの故郷を滅ぼした大量殺人者と呼ばれることを恐れ、逃げるように各地を旅している。その際、本名を捨てる。

    4)ジョブ:魔法剣士
    5)武器/防具:ガンナイフ(※ナイフ着脱可能)/戦装束(※動きやすさを考慮し、若干鎖を減らし軽めにしてある)
    6)能力値(P/T/S/GUTS/ini):10/15/11/340/15
    7)活性化アビリティ・戦闘/(非戦闘):【近】残像剣/【遠】サンダーボルト/【遠】援護射撃/(マイスターコミュ)
    8)性別/年齢:女/永遠の20歳
    9)身長/体重/瞳の色/髪の色/肌の色:169cm/55kg(胸が爆弾)/金色/黒(長髪)/肌色
    10)口調(一人称/二人称/三人称/語尾):私/あなた、~さん(年齢性別問わず)/~さん(目上の相手、貴族などは~様)/ですます口調 ~ですね。~ますね。
    ※相手とは社会的な距離を保とうとする感じがある。

    11)決めゼリフ:バラバラにしてあげますね?
    12)自己紹介:
    代々エンドブレイカーの血を引く一族の中で当時唯一の覚醒者だったために、嫉妬にかられた一族全員に襲われるも逆に皆殺しにした。
    見知った身内を殺めたショックが原因で、戦闘、命を奪う際でも常に楽しそうに笑っている。
    戦闘以外では割りと常識人なお姉さんで、柔らかい雰囲気とデカイ胸で男を引き寄せるが、年齢を尋ねた人間は記憶が飛ぶ。。
    優れた状況判断を発揮するが、戦闘が長引くとただ暴れているという事もある。

    13)所持アイテム:
    ・一族秘伝の魔術書
    ・ポーチ付ホルスター(ガンナイフの予備のパーツが入っているポーチ付)
    ・野営道具
    ・携帯式武器整備具
    ・携帯救急セット(回数的には1、2回分)
    ・料理道具(食材は現地調達)

    補足・背景的な・・・

    ※戦闘が長引くと、過剰・無駄な攻撃、遺体損壊などを行う傾向が増える
    ※剣の形をしたものを手にすると冷静さを失う。(一族を殺めた際に剣を使っていたため、トラウマになっている。剣系以外は問題ない模様。もとは里でも優秀な剣の使い手だった)
    ※秘伝の魔術書は一族の血と魔力で書かれ、一族以外の人間には文字が見えないが、そもそも一部を除き大した内容ではないため、彼女のこの本に対する扱いも枕代わりなど結構ぞんざい。
    ※身内に襲われた経験から、深い繋がりを持つことを苦手としている。
    ※殺した身内の悪夢にうなされて眠れなくなることがある。
    ※一族全員に襲われた際、全員が嫉妬・憎悪によってマスカレイド化していた。そのエンディングを知りながら、家族(一族)の傍に居たいからと目をそらし続けた自分が全ての元凶だと感じている。
    ※一族の特徴:
     エンドブレイカーとして人々のために戦うことを誓い、魔法と武器の扱いに優れた魔法剣士となるため日々鍛錬を続けている。200人弱の集落。
     エンドブレイカーの血を引くとされながら数世代にわたって覚醒者が絶えていたため、周囲からは半信半疑に思われていた。
     人里から離れていたこともあって、里が全滅したことはすぐには周囲に気づかれなかった。

    ==========
    仕込み杖のデモニスタ・カスタ
    ==========

    プレイヤー:なななな

    1)キャラクターの名前:仕込み杖のデモニスタ・カスタ
    2)レベル:12
    3)ルーツ:スカード
    4)ジョブ:デモニスタ
    5)武器/防具:仕込み杖/喪服
    6)能力値(P/T/S/GUTS/ini):6/10/20/300/20
    7)活性化アビリティ・戦闘/(非戦闘):【遠】デモンフレイム/【近】居合い斬り/【遠】ヒーリングサークル/(マインド)
    8)性別/年齢:男/19
    9)身長/体重/瞳の色/髪の色/肌の色:178cm/63kg(ひょろい)/青/白/白色人種
    10)口調(一人称/二人称/三人称/語尾):一人称は「俺」/二人称は「あんた」、子供などには「君」/三人称は呼び捨て、目上の相手は「さん」付け。PCでいうと、煉は「さん」付けで他の人は呼び捨て(ひみつさんは未定)。/「~だ」「悪いが、俺は~する」みたいな断定口調。「悪いが」の辺りに社交性が垣間見えるかもしれない。
    11)決めゼリフ:「去(い)ね」(とどめを刺すときとか、三下を追い払うときとか?)
    12)自己紹介:
     デモリスタの家系出身。周囲から迫害されつつも、両親は世のため人のために力を使っていたが、「なんであんな奴ら!」と反発。若さゆえの過ちで一家惨殺事件を起こすとともに、自らも傷を負う。その時にエンドブレイカーとして目覚め、デモリスタの力を憎みつつ、他に戦える力もないので頼らざるを得ないことに内心苛立ちを覚えている。
     社交性のない一匹狼。自ら死地に赴きたがるのは、誰かを助けたいという以上に死に場所を探しているから。
     怪我を負ったのは左手で、普段は手袋で隠している。
    13)所持アイテム:包帯、薬草、酒、医術書(←応急処置の道具)

    ==========
    野太刀の忍者・バニラ
    ==========

    プレイヤー:Hiro

    1)キャラクターの名前:野太刀の忍者・バニラ
    2)レベル:12
    3)ルーツ:イノセント(0/5/0)
    4)ジョブ:忍者(2/5/3)
    5)武器/防具:野太刀(4/4/2)/メイド服(白)(3/4/3)
    6)能力値(P/T/S/GUTS/ini):9/18/8/320/18
    7)活性化アビリティ・戦闘/(非戦闘):【近】忍び斬り/【遠】手裏剣投げ/【近】電刃衝/(ステルス)
    8)性別/年齢:女/14才
    9)身長/体重/瞳の色/髪の色/肌の色:130cm/25kg(+5kg武器)/赤/白/白
    10)口調(一人称/二人称/三人称/語尾):バニラ/アイス(あなたの意)/プリン(良い人の意)・ゴーヤチップ(嫌な奴の意)・あとは呼びつけ/なし 
    11)決めゼリフ:ポップコーン!(弾けろの意)
    12)自己紹介:
     若干10にして仲間から異端視されるほどの能力を開花させた天才忍者。
     されど、天才ゆえに他人の悩みを理解できず、人の輪に入ることを苦手とする。
     13歳の時に自らが所属する組織が壊滅するというエンディングをみるが、そのブレイクに失敗し、孤独な旅にでることとなる。
     白いメイド服を着ているのは、本人的には忍者であることを警戒させないための変装のつもりなのだが……不釣合いな野太刀は背負ったままである。

     会話が困難で、基本的に他者には理解しにくい単語を口にするだけ。
    ・例
     アメ?(なに?の意)
     チョコ♪(嬉しい・楽しいの意)
     チョコバナナ♪(とてもうれしいの意)
     クッキー(暗号の意) 
     ガム(悔しいの意)
     アイス(好きの意)
     ポテチ(もろいの意)
     センベイ(固いの意)
     ハバネロ~(つらいの意)
     ラムネ(しゅわしゅわの意)
     ケーキ!(すばらしいの意)
     ワタガシ…(ねむいの意)
     カステラ(偉そうの意)
     マンジュウ(重いの意)
     タルト(守るの意)
     ワッフル(よくわからないの意)
     シュー(むずかしいの意)
     ウェハース(えーの意)
     アップルパイ(OK・それにしようの意)
     ダックワーズ(No・反対の意)
     ドロップ(危ないの意)
     ハニートースト(本気の意)
     クレープ(薄い・柔らかいの意)

    (通常の話し方もできるが、その場合はとても回りくどい言い回しになる)

    13)所持アイテム:サラシ、隠しナイフ(クナイ)、兵糧丸、糸と針(針は磁気を帯びている)、ひも(野太刀に括りつけてある)

    ==========
    アイスレイピアの妖精騎士・フィーネ
    ==========

    NPC

    1)キャラクターの名前:アイスレイピアの妖精騎士・フィーネ
    2)レベル:12
    3)ルーツ:エルフ
    4)ジョブ:妖精騎士
    5)武器/防具:アイスレイピア/革鎧
    6)能力値(P/T/S/GUTS/ini):8/14/14/320/14
    7)活性化アビリティ・戦闘/(非戦闘):【遠】フェアリーサークル/【近】氷結剣/【遠】アイスブラスト/(ノックノック)
    8)性別/年齢:女/18歳(実は24歳)
    9)身長/体重/瞳の色/髪の色/肌の色:162/48/青/銀/白
    10)口調(一人称/二人称/三人称/語尾):(常に丁寧口調)私/あなた、~さん/~さん/~です、~ですね、~ですよ
    11)決めゼリフ:妖精の一撃は、いかが?
    12)自己紹介:ひみつ
    13)所持アイテム:ひみつ

    #1669 返信

    へろりん
    参加者

     へろりんです。

     オープニングシナリオ『畑の惨劇』を掲載します。

    ■オープニングシナリオ

    『畑の惨劇』

     涼やかな早朝の空気の中、ペーターは畑へと向かっていた。
     井戸を掘り、森を切り開いた畑に、ようやく採算がとれるぐらい作物が実るようになったのは、ここ二、三年のことだった。
     今年は、かぶが畑一面に青々とした葉をつけている。
     実も大きくて甘く上出来だ。
     さて、午前中に今日の分の収穫を済ませようと、意気揚々と森を抜けたときだった。
     かぶ畑の中で、遠目に蠢く四つの人影が見えた。
     さては、かぶ泥棒に違いない。
    「コーラー!」
     手にしたクワを振り上げて、ペーターが人影目がけて駆け寄ると、しかし、それは人ではなかった。
     ペーターの声にのそりと起き上がったそれは、二本の脚で立ってはいるが、人間とは似ても似つかない顔をしていた。
    「ひぃ! イノシシの化け物!」
     イノシシの顔を持つバルバ、ボアヘッドだ。
    「お、お助けー!」
     慌てて逃げようとしたが、もう遅かった。
     食事を邪魔されて怒ったボアヘッドが、憐れなペーターに牙を剥いた。

     *****

    「農家のペーターさんが、自分のかぶ畑でボアヘッドに襲われるエンディングを見ました。このままでは、何の罪もないペーターさんが殺されてしまいます。どうか助けてあげてください」
     アイスレイピアの妖精騎士・フィーネはエンドブレイカーたちに言った。
    「ペーターさんを助けるには、ボアヘッドをこらしめて二度と畑に現れないようにしなければならないのですが、実は問題があります」
     そこで一旦ひと息ついてから、言いにくそうに話を続ける。
    「畑は広くて真ん中にある井戸から端まで行くのに、走ってもそれなりに時間がかかります。それに畑の中に隠れるところはありません。真ん中でみんなで待ち伏せしていては、ボアヘッドは警戒して現れないでしょう。ボアヘッドは用心深くて自分たちより相手の人数が多いと逃げてしまうのです。畑の近くの木陰に身を隠しているぐらいしないと……」
     そこでまたひと息つき、フィーネは申し訳なさそうに続けた。
    「更に悪いことに、ボアヘッドがどの方向からやってくるのかもわからないのです」
     広い畑は、北→南、東→西など対面する方角に移動するには2ターンかかり、北→西、東→南など隣り合う方角に移動するのには1ターンかかる。
     運よく待ち伏せしている近くにボアヘッドが現れてくれればいいが、そうでなければ駆けつけるのに最低1ターンはかかるのだ。
     しかし、1ターンもあれば、ボアヘッドは森の中に逃げ込んでしまい、特別なアビリティなしには追いかけるのは不可能だろう。
    「畑に現れるボアヘッドは四体、武器は持っていませんが、前足による攻撃は魔獣戦士のアビリティ・ビーストクラッシュに匹敵し、頭から突っ込む体当たりは群竜士の剛鬼投げと同じ効果を持ちます。どちらも強力です」
     フィーネの青い瞳が、エンドブレイカーたちの顔を順に見つめた。
    「ペーターさんにも畑に来ないように上手く説明しないと、不幸なエンディングが見えたなんて本当のことも言えませんし。分の悪い依頼ですが、どうか皆さんでいい方法を考えてください。そして、皆さんの手で、ペーターさんを助けてあげてください。微力ですが私もお手伝いしますので。どうかよろしくお願いします」
     そう言ってフィーネは、深々と頭を下げた。

     この冒険には、NPCの『アイスレイピアの妖精騎士・フィーネ』が同行します。
     フィーネの行動は、皆さんからフィーネに依頼する形で指定できます。
     但し、マスターの裁量で、指定された行動をしない場合、あるいは指定された以外の行動をする場合があります。

    ※この記事は、2015/05/14 PBWごっこ参加者の皆さんにお送りしたメールの内容を転載しています。

    • この返信は2 年、 6 ヶ月前に  へろりん さんが編集しました。
    #1671 返信

    へろりん
    参加者

     へろりんです。

     オープニングシナリオ『畑の惨劇』に対するマスターからの追加情報を掲載します。

    ■追加情報

    ●成功条件
     ペーターさんの命を救うこと。
     ボアヘッドを追い払い二度とペーターさんの畑に現れないようにすること。

     今回は人助けが目的になります。
     ペーターさんがケガをしたり死んでしまったりしたら冒険は失敗です。
     万一のことが起きないように、戦場となる畑にはペーターさんが来ないように説得した方がいいでしょう。
     また、ボアヘッドを追い払っても、また来るようではキリがありません。
     二度と来る気にならないようにしましょう。

    ●ターンについて
     オープニングシナリオでターンの記述をしましたがPBWのサイトには説明がありませんでしたので、補足します。
     ターンは戦闘の単位で1ターンは10秒間です。
     1ターンの間に、それぞれのキャラクターは1回の行動が出来ます。
     シナリオ中で、北→西、東→南など隣り合う方角への移動は1ターンかかります。
     つまり、西で戦っているところに北にいる味方が移動して加勢できるのは、1ターン後になります。

    ●ペーターさんのかぶ畑について
     畑は便宜上、東、西、南、北、中央の5つのエリアに分けます。
     東、西、南、北のエリアは森に隣接し、木の影に容易に隠れることが出来ます。
     中央には井戸がありますが、東、西、南、北のエリアからは丸見えで隠れることは容易ではありません。
     中央からは東、西、南、北の全てのエリアに1ターンで駆けつけることが出来ます。
     北→西、東→南など隣り合う方角に移動するのには1ターンかかります。
     北→南、東→西など対面する方角に移動するのには2ターンかかります。

    ●ボアヘッドについて
     現れるボアヘッドは4体です。
     【訂正情報】ボアヘッドは畑にいる人間が3人までなら現れますが、4人以上いると警戒して現れません。つまり、PC6+NPC1の7人のうち、少なくとも4人はどこかに隠れている必要があります。もちろん全員がどこかに隠れていてもかまいません。
     しかし、一旦戦闘が始まるとボアヘッドは目の前の敵に集中してしまい、援軍が近づいてきても気がつきません。
     ボアヘッドは、以下の2種類の攻撃をします。
     ・前足による攻撃:魔獣戦士のビーストクラッシュに匹敵
     ・体当たり攻撃 :群竜士の剛鬼投げに匹敵

     最後に、『エンドブレイカー!公式ガイドブック』から抜粋します。

     エンドブレイカーをエンドブレイカーたらしめているのは、「理不尽を破壊せずにはいられない性分」です。
     その性分がくじけそうになっていたり、表面的に見えにくかったりするのは構いませんが、理不尽に対する怒りを持たない者は、そもそもエンドブレイカーにはなれません。

    ※この記事は、2015/05/16 PBWごっこ参加者の皆さんにお送りしたメールの内容を転載しています。

    #1675 返信

    へろりん
    参加者

     へろりんです。

     オープニングシナリオ『畑の惨劇』に対して皆さんからいただいたプレイングを掲載します。
     なかなかに個性的なプレイングが出そろいましたが、概ね作戦会議で決めた内容に沿ったプレイングになっていましたので、正直ほっとしました。

    ■プレイング

    --------------------
    ◆フレイムソードのスカイランナー・アーク

    打ち合わせ通り、皆と一緒に北の畑に行き、すぐに北の畑と森との境界に生えた木に登ります。
    木の上では、まず畑の様子を見ます。カブで足を取られたりしないように足場が不安定な場所があれば、オトリの煉さんやカスタさんに警告し、間違ってもコケる事が無いようにします。
    畑は作物が育ちやすいように地面を柔らかく掘り起こしたりしているので、走りにくい点も皆に報告しています。
    アークは最初から木の上にいるので、戦闘中はボアヘッド達への攻撃よりも戦況の報告を第一に考えます。
    仲間が複数のボアヘッド達に囲まれないように、出来れば一体のボアヘッドを前後から挟み撃ちに出来るシチュエーションに持っていけるように、です。
    木の上からでも「フレイムスロワー」が使えるので、余裕があれば狙いますが、「フレイムスロワー」の射程距離が分からないので戸惑っています。逃げようとするボアヘッドに追撃を食らわせたいです。

    --------------------
    ◆エアシューズの武芸者・荒儀 煉(あらぎ れん)

     僕様の装備はロングコートと足に装備したエアシューズ。
     僕様とカスタはカブ畑の中央に位置する井戸でボアヘッドの侵入を監視している。
     ボアヘッドを確認次第、僕様が囮となって皆の下へ誘導する作戦だ。
    「――――ッッッ!」
     ボアヘッドの慟哭が耳を劈く。しかし元々浮世を流してた僕様に、この世に残す後悔などなかった。
     だから俺は大胆不敵にボアヘッドに歩み寄って、ロングコートを肌蹴させる。
    「タハハ、タハ……いいぞ、来てくれ、こっちだ、こっちへ……タハハ」
     ボアヘッドが僕様を捉え、井戸の水に浸けた海パンを先頭の一体にっ――叩きつける!
    「タァーハァーハァアアアア! イヤッホー!」
     四体のボアヘッドは興奮して襲い掛かって来た。
     後のことは頼むぞみんな――アクセルフォーム、敵に捕まらぬように北へ直走る。
     次第にカスタもやって来るだろう。皆と合流して、この後で俺の波乱激が唸るじぇ。
     僕様としては、前衛として皆の前に立ち、攻撃よりも守備を重視して、戦闘に臨む。
    「たぁーはぁーはぁあああ! みんな、みんなぁああ!」

    --------------------
    ◆ガンナイフの魔法剣士・キャサリン(愛称:キャシー)

    私も説得に行こうかとは思ったが、フィーネさんには難色を示されてしまった。
    どうやら縄で縛るのはダメらしいが、確実を期すなら縛るべきだろう。
    うん、縛るほうが時間の節約にもなる、と思ったが、穏便に行きたいと言われてしまえば仕方が無い。
    お二人がペーターさんを説得に向かっている間、私は畑の周囲をぐるりと歩き、私の持ち場となる北側へ向かって戻っていた。
    足場の悪い畑の上では、相手の方に分があるように思うが、最初に奇襲が決まれば後は楽なものだろう。
    私は援護射撃、サンダーボルトを用いて後方支援に徹し、必要なら前に出て戦うつもりでもいる。
    囮の2人、背後からの奇襲に2人、待ち伏せに私たち3人。
    最悪、包囲するために位置を移動する必要もあるだろうし、仲間が集中攻撃を受けないよう最適な援護をしていく必要があるだろう。
    久しぶりの戦いに、自身への不安を感じながらも、言い知れない高揚感がこみ上げてくるのを私は感じた。

    --------------------
    ◆仕込み杖のデモニスタ・カスタ

     ペーターさんの説得は、キャサリンさん(マイスターコミュ)に任せる。そういうの、俺は向いていないからな。
     畑には、俺と煉さんだけが立って囮になる。バニラは傍にいるが、ステルス。他のみんなは北の森に隠れて待機。
     ボアが現れたら、挑発しながら北の畑に移動し、そこで迎え撃つ。
     海パンを投げた煉さんを気遣いながら、北の畑へ。ここまで誘い込めば、あとは一網打尽だ。
     俺は「居合い斬り」を中心に攻撃する。戦況を見て、傷ついた仲間がいたら「ヒーリングサークル」で癒す。反撃を食らうかもしれないが、自分のことは二の次だ。そんなことより、ボアヘッドを逃がさないことのほうが重要だろう。一匹でも逃がしたら、またペーターさんが襲われるかもしれない。もしも不利を悟って逃げ出すボアヘッドがいたら、すかさず「デモンフレイム」で焼き尽くすぞ。
     その後、ペーターさんに事情を話し、許可してもらえればボアの死体は畑に埋める。

    --------------------
    ◆野太刀の忍者・バニラ

    ○事前になにをするのか?
    ・仕事を受ける前は、酒場でメイド服のままバイトをしている。野太刀も背負ったまま。
     笑顔で接待してるけど、わりと気軽に 刀の柄に手をかける。
     彼女の背丈で野立ちをあっさり引抜けるのは忍術の一種です(爆
     子供のように頭のななめ上で髪を縛っている。
    ・ペーターさんに会ったら、「パンプキン♪(挨拶の意」と一般人には訳のわからない挨拶をして混乱させる。
     他のキャラに「もっとわかりやすい言葉で」フォローを受けたら、「パンプキン・パイ♪(とても丁寧な挨拶の意」と言葉を変える。
    ・ボアが出てくるまでは、井戸の回りでステルスをしながら待機。
     しばらくは、前衛たちがカブとりをしてるのを眺めているが、蟻地獄をみつけ観察する。
     なのに、誰よりも早くボアの接近を感知できると、ニンジャらしいかな~と思ったり。

    ○エンカウント(遭遇)した後の行動
    ・前衛が ボアをひきつけながら移動するのを待つ。
     ボアが通り過ぎたのを見計らってから、背後から忍びよる。
     戦闘が開始され、ボアの注意が北側の人間に集中したところで「ポップコーン!(弾けろの意」と『イナズマ斬り』で斬りかかる。 
    (声を上げるのは、不意打ちを受けたことを相手にも教え、混乱を狙ってのこと)

    ○戦闘で何をするのか?
    ・戦いの最中は『忍び斬り』が基本。数の利を活かし、敵を積極的に倒すよりも相手の意識をほうぼうに散らして仲間の援護になるような行動を心がける。余力を残すよう心がけるため、『イナズマ斬り』は最初の一発だけとする。<仲間が危ないと思ったら、ギアを上げる。
     戦闘中は長いスカートを翻らせながら闘うが、その内は見えないよう配 慮している。
    ・敵が逃げたら、俊足を活かしまっさきに追う。
    (下に忍び服を着てて、追う時はスピードアップのためにメイド服を脱ぐ(パージする)とかも演出的には面白そう?)
    ・逃げるボアを斬り捨てる時の台詞は「杏飴!(あきらめなさいの意」

    ○戦後処理
     手際よく死体処理をする。(埋める)
     他のキャラクターから、手際の良さを指摘されたら「チュロス(メイドだからの意」と答える。
     戦闘中、あるいは他の場面でメイド服を脱いだ場合は、いつの間にかメイド服を着直している。
    ・ペーターさんへの別れの言葉は「おっぱいアイス(またね・どういたしましての意」

    ※この記事は、2015/05/31 PBWごっこ参加者の皆さんにお送りしたメールの内容を転載しています。

    • この返信は2 年、 6 ヶ月前に  へろりん さんが編集しました。
    • この返信は2 年、 6 ヶ月前に  へろりん さんが編集しました。
    #1676 返信

    へろりん
    参加者

     へろりんです。

     夏休みの宿題は、ギリギリまで粘るタイプです。

     リプレイ『畑の惨劇』を掲載します。
     三度読み直しましたが、まだ誤字脱字などありましたらごめんなさい。
     本当は4000字程度にまとめるのに、5000字超えててごめんなさい。

    ■リプレイ

    『畑の惨劇』

    ●待ちぶせ
     まだ、空気も冷たい早朝、エアシューズの武芸者・荒儀煉と、仕込み杖のデモニスタ・カスタはかぶ畑にたたずんでいた。
     森を切り開いて作られた広い畑の真ん中にある井戸の側で、たった二人で。
     いや、本当のところはもう一人、野太刀の忍者・バニラが気配を消して側にいるのだが、この見晴らしのいい畑でも、ちょっと見ではメイド服に身を包んだバニラの姿は見とめられなかった。
     バニラは折を見て姿を現し敵を挟み撃ちにする手はずなのだ。
     実は気配を消しながら、蟻地獄の観察をしているのは皆にはナイショだが。
     畑にいるのが二人きりとなれば、きっとボアヘッドも油断するに違いない。
     今回の作戦の成否は、油断したボアヘッドをいかにうまく、フレイムソードのスカイランナー・アーク、ガンナイフの魔法剣士・キャサリン、アイスレイピアの妖精騎士・フィーネの三人が待ちぶせする畑の北側にある森におびき出せるかにかかっている。その重要な囮役を、煉とカスタの二人でになっているのだ。
     それに、首尾よく倒したあとにも重要な仕事が待っていた。
     昼前にはペーターさんが畑の様子を見にやって来る。
     それまでに、戦闘の痕跡が残らないようキレイにし、更に今日の分のかぶの収穫を済まさなければならないのだ。
     そういう約束だからと、フィーネは皆に言った。
     まるで押しかけアルバイトのようだが、あなたが殺されるエンディングを見たからと本当のことを言えないのがエンドブレイカーのツライところだ。
     それにしても、ボアヘッドはまだ現れないのだろうか? はやる思いに、煉は、軽い武者ぶるいを覚えた。血がたぎって、興奮が収まらない。
     ふと、背中合わせにそれぞれ畑の周りを警戒していたカスタの尻が目に入った。
     喪服に包まれた若い男の尻。
     今はそんなことをしている場合ではないのに、禁断の青い果実から目が離せない。
    「ゾクゥン!」
     心の中で煉がそう叫んだときだった。
    「ドロップ(危ない)」
     今の今まで蟻地獄を観察していたはずのバニラが、ボアヘッドの出現を知らせた。

    ●おびき出せ!
     畑の東側、昇る朝日を背にしてボアヘッドは現れた。
     その数四体。聞いたとおりだ。
     逆光の中、黒いシルエットのボアヘッドが、煉たちが待つ畑の真ん中へと歩いてくる。
     のっしのっしと。
     見張りが二人しかいないと思い込み侮っているのだろう。それが煉たちの思惑通りなのだとも知らずに。
     しかし、それだけでは足りない。侮らせるだけではおびき出すには不充分だ。もっと頭に血を上らせないと――
     煉は自らボアヘッドの前に立ちはだかると、ロングコートをはだけさせた。
    「タハハ、タハ……いいぞ、来てくれ、こっちだ、こっちへ……タハハ」
     その姿を不思議そうに見るボアヘッドの顔にめがけ、煉はあらかじめ井戸水に浸けて湿らせておいた海パンを叩きつけた。
    「タァーハァーハァアアアア! イヤッホー!」
    「煉さん――」
     煉の常軌を逸した行動に、ボアヘッドだけでなく共に囮役を買って出たカスタも一瞬あっけにとられる。
     何かを投げて挑発することになってはいたが、なぜ海パンなんだ? わからん……。あの人はわからん。そんな思いがカスタの頭をぐるぐると巡る。しかし、混乱している場合ではなかった。ボアヘッドが猛り狂って、迫っているのだから。
    「おもろー!」
     奇声を発して北へと走る煉に、カスタも急いで続いた。
     そして、二人を四体のボアヘッドが追う。
     もし、仲間が待つ北の端までに追いつかれればタダでは済まない。命がけの追いかけっこだ。
     しかし、これは二人に軍配が上がった。
     十数秒のうちに北側の外れまで逃げ切ると、二人は急停止してくるりと踵を返した。
     思い思いの武器を構え、ボアヘッドに対峙する。
     カスタの手元が一瞬きらめいたかと思うと、仕込み杖一閃、目の前のボアヘッドが血しぶきを上げた。
    「嗚呼、なんだかウズウズしてきたよ。ゾクゥン!」
     たぎる血潮に奇声を発し、今度は煉が利き足を高く振り上げてイノシシ頭に向けて振り下ろした。人間の頭よりも硬い感触が踵から伝わる。いかに石頭だろうとそれなりのダメージは与えたはずだ。
     しかし、それだけで倒せるほど、ボアヘッドはやわではなかった。
     一、二度ぶるっと頭を振ると、ボアヘッドは煉に向かって突進した。そのスピードについていけず、腹でまともに受け止める。一瞬息がつまったところに、二体のボアヘッドの爪が、煉の体を引き裂いた。
     どうやら先ほどの海パンが相当に頭に来たらしい。それゆえの集中攻撃だった。
     合計三体の攻撃をまともに受けた煉は、一瞬にしてぼろぼろになってしまった。
     だが、そのことに気を取られるべきではなかった。
     それがカスタの命とりとなった。
     迫るボアヘッドの爪を回避する動作が一瞬遅れ、カスタは左肩から斜めに引き裂かれた。
     やはり四対二では分が悪い。このままでは、次の攻撃は耐えられない。
     一瞬、ボアヘッドが笑ったような気がした。
     と、そのとき、頭の上から炎が煉の前にいる二体のボアヘッドに降り注いだ。
    「キャシーさんは前に出て! フィーネさんは回復を!」
     声のした方を見ると、樹上からアークがフレイムソードの切っ先をボアヘッドに向けていた。
    「了解しました」
     いつもと同じ丁寧な口調で答え木陰から姿を現わすと、キャサリンは長い黒髪をなびかせて、ボアヘッドに襲いかかった。目にも止まらぬ素早い動きが残像を作り、二体のボアヘッドを同時切り裂く。
     そして木陰から姿を現したもうひとり、フィーネが薄く目を閉じて妖精への祈りを捧げた。祈りに応じ、仄かな光をまとった小さな妖精がすぐさま出現する。
     小さな妖精は、煉とカスタの周りをかげろうのような薄い羽で飛び回り、淡い光の輪を描いて儚く消えた。
     すると、たった今受けたばかりの傷口から流れ出る血が止まり、見る間にふさがっていった。
     もう少しで仕留められたはずの獲物が癒されていくのが理解できない。そんなボアヘッドの厄災は、これで終わりではなかった。
    「ポップコーン!(弾けろ!)」
     突然背後からメイド服を着た女の子に斬りつけられ、ボアヘッドの怒りと混乱は頂点に達した。

    ●挟み撃ち
     ついさっきまでは四対二。自分たちの勝利は揺るぎないと確信していたボアヘッドだが、戦況は一変していた。
     数の不利は元より、背後から伏兵に襲われてはひとたまりもない。
     人間ならば直ぐに撤退を考えるだろうが、しかし、ボアヘッドは人間ほどの知恵を持ち合わせてはいなかった。
     怒りにまかせ、この場に留まることを選択したのだ。
     それが命取りになるとは知らずに。
     ボアヘッドが浮き足立っているのを見て取るや、カスタは回復が不充分な煉に向かって、仕込み杖を振り上げた。杖の先が円を描き、その軌跡が煉を中心とした光の輪となって包み込む。すると、それに呼応して煉の傷が癒えて行った。
     その様を忌々しげに見つめ、隙あらば襲いかかろうと狙うボアヘッドの背中を、メイド服を翻し、バニラの野太刀が切り裂く。
     樹上からアークのフレイムソードが火を噴き、前に出たキャサリンが、手のひらから電撃を放って敵を怯ませる。
     そして、後方からフィーネが氷のつぶてをぶつけ、それと同時に煉が全力疾走の体勢を取って傷ついた身体に力を溜めた。
     残るボアヘッドは未だ四体。
     正面から、上から、後ろから攻撃を受けたボアヘッドが牙を剥く。
     一体がカスタに、一体が後ろを振り返りバニラに、そして二体が後方からしゃしゃり出たキャサリンに襲いかかった。
     カスタが弱ったボアヘッドの爪を身体で受け止め、バニラが華麗なステップで攻撃を受け流して大事には至らなかったが、二体の同時攻撃を受けたキャサリンはそうはいかなかった。
     一体目の頭からの突進を紙一重で避けたものの、それでバランスを崩し、二体目の突進をまともに食らってしまった。
     一気に後方まで弾き飛ばされて、深手を負ったはずなのに、しかし、キャサリンは笑っていた。
    「うふふ……痛いですね~」
     戦いの雰囲気に気分が高揚して痛みを感じていないのか知れない。
     口に溜まった血を、事も無げに吐き出す。
     キャサリンの笑顔は、どこか狂気じみていた。
    「カスタさん、バニラさん、ソイツ弱ってます! とどめを刺して!」
     どうやら上からだと相手の様子がよく伺えるらしい。アークの声にひとつうなずくと、カスタとバニラは眼前のボアヘッドに向かって己が刃を解き放った。
    「去(い)ね」
     寡黙なカスタの重いひと言が終わらぬうちに、前後からの連続攻撃を受けたボアヘッドは、バッタリと自分が作った血だまりの中に倒れた。
     間髪入れず、アークの火炎が別の一体を焼く。
     それは、先ほどキャサリンを弾き飛ばした一体だった。
    「あなたも痛いですよね? でも大丈夫ですよ。すぐに、バラバラにしてあげますね?」
     まるで囁きかけるように言うと、キャサリンのガンナイフから乾いた銃声が響いた。
     発射された銃弾は狙い違わずボアヘッドの眉間にめり込んでいた。
     ガックリと膝をついたボアヘッドの生気を失った目が、キャサリンを虚ろに見る。
     そんな目で見ないでと呟く心の声は、戦いの恍惚に取り付かれた彼女には羽虫の羽音に等しかった。
     残るはあと二体。
    「煉さん、フィーネさん、集中攻撃!」
     樹上からもう一度アークの声が飛んだ。
     その声に従い、フィーネが煉の目の前にいるボアヘッドに向かって、氷のつぶてを放った。命中したつぶてが相手の足元を凍てつかせ、身動き出来なくさせる。
    「たぁーはぁーはぁあああ!」
     煉が奇声を上げた。
     動けなくなったボアヘッドに、高く振り上げたエアシューズが振り下ろされ、硬い脳天にめり込む。
     頭を砕かれたのだからたまらない。
     煉のエアシューズがめり込んだボアヘッドは、バッタリと後ろ向きに倒れた。
     すると
     それを目の当たりにした残る一体が、一目散に森へと駆け出した。
     もし、このまま逃しては、いつまたこの畑に舞い戻って来るかも知れない。
     その場の全員に緊張が走る。
     最初に動いたのはカスタだった。
     カスタの手の先から黒い炎が放たれ、逃げるボアヘッドの背中を焼く。
     続いてバニラが追撃に邪魔なメイド服を一瞬で脱ぎ捨てると、逃げるボアヘッドの前に回り込んだ。
    「杏飴!(あきらめなさい)」
     叫ぶと、正面から袈裟がけに斬りつけた。
     ボアヘッドはもう虫の息だ。
     その背中に向かって、樹上のアークが無慈悲に言い放った。
    「おしおきが必要か?」
     狙いをつけたフレームソードの切っ先から熱い炎が放たれ、逃げ出したボアヘッドを黒焦げにした。

    ●美味しいおみやげ
    「パンプキン♪」
     昼前にやって来たペーターさんに、バニラが折角あいさつをしたというのに、ペーターさんはキョトンとした顔をした。
     フィーネがもっとわかり易い言葉でとアドバイスすると、今度は、
    「パンプキン・パイ♪」
     と満面の笑みで言い直したバニラだったが、ペーターさんの困惑は深まるばかりだった。
    「いやあ、みんなよく働いてくれたなー。助かったよ」
     収穫したかぶを前にして、気をとり直したペーターさんが皆に礼を言った。
    「慣れない仕事だから、大変だったでしょ」
     その台詞に、口には出さなくとも、ここにいる誰もが皆そりゃそうだとうなずいた。
     四体のボアヘッドを倒した後、その始末が大変だったのだ。
     死体を埋め、畑近くの森をキレイに掃除し、それからペーターさんと約束したかぶの収穫をしたのだから無理もない。
     そうそう、返り血を浴びた服装を整えるのも忘れてはいけなかった。
     それが思ったよりも早く終わったのはバニラの活躍に依るところが大きかったのだが、なぜそんなに手際がいいのか尋ねても、「チュロス」と返された答えの意味を誰も理解できなかった。
    「そんじゃあ、これは約束の報酬だ。持ってってくれ」
     そう言ってペーターさんはかぶをひと山差し出した。
     思い出して見ると、確かにフィーネが押しかけアルバイトのようなものだと言っていた気がする。
     だとすると、これは正当な報酬と言うわけだ。逆に断ったりしたら、余計な波風を立ててしまう。ここは有難くいただいておくのが吉だ。
    「うちのかぶはうまいよー。煮てもよし、炒めてもよし、漬け物にしてももちろんよし」
     なるほどペーターさんが言うとおり、葉は青々とし実は大きく瑞々しくて美味しそうだ。
     これは美味しいおみやげだ。
    「そうだ、丁度猟師からイノシシの肉を分けて貰ったんだ。かぶと炒めるとこれがまた美味いんだ。一緒に持ってけ」
     それを聞いて皆は、つい先ほどまで死闘を繰り広げたボアヘッドを思い浮かべた。
     しばらく顔を見合わせた後、エンドブレイカーたちはちょっぴり顔を引きつらせながら、ペーターさんの申し出を丁重に断ったのだった。

     了

    ※この記事は、2015/05/31 PBWごっこ参加者の皆さんにお送りしたメールの内容を転載しています。

    #1677 返信

    へろりん
    参加者

     へろりんです。

     まずは、PBWごっこに参加者の皆さんからいただいた、リプレイに対しての返信について御礼を申し上げます。
     ありがとうございました。
     自分の拙い筆でも、少しはPBWの雰囲気が味わえたのなら幸いです。

     さて、皆さんからいただいたプレイングなどなどに関するマスターとしての感想を掲載します。

    ■プレイングなどなどに対するマスターとしての感想

    --------------------
    ◆フレイムソードのスカイランナー・アーク

     アークは、本来だと有り得ない、木の上での参戦となりました。
     これは身動きが出来ないので、目立つプレイングをするにはディスアドバンテージでした。
     どうしようかと思っていたところ、プレイングにあった『戦況の報告を第一に考えます』の一文から、木の上からみんなに指示を送る参謀役をやっていただきました。
     これはとてもいいプレイングでした。
     リプレイを書く上でも助かりました。
     攻撃が『フレイムロワー』のみで単調になってしまいましたが、1ターン目に『プラスワン』させたのと、『逃げようとするボアヘッドに追撃を食らわせたいです。』のプレイングから、4ターン目に決めゼリフ&トドメを刺すことでバリエーションを持たせました。
     振り返ってみると、今回のシナリオでは、パーティーとして最も重要なキャラだったと思います。

    --------------------
    ◆エアシューズの武芸者・荒儀 煉(あらぎ れん)

     ネタに走ったキャラでしたので、どうなるかと思いましたが、打ち合わせどおりの囮役をプレイングに書いていただきましたので、うまくリプレイに反映することが出来ました。
     海パンって、穿いてたヤツじゃなくてよかったんですよね? 穿いてたヤツを脱いでぶつけるんでしたっけ? プレイングではその辺が曖昧でした。
     台詞が面白く、プレイング、パフォーマンス、決めゼリフから積極的に採用させていただきました。
     というか、台詞を採用しないとこのキャラクターのイッちゃってる雰囲気は出なかったと思います。
     同じ囮役のカスタに劣情を覚えるところはパフォーマンスから採用させていただきました。
     ちょっと困ったのが、武芸者のアビリティ『波乱激』をエアシューズで繰り出さなければならなかったことです。
     剣とか斧とか、普通に手に持った武器ならイメージしやすかったのですが。
     仕方がないので、かかと落としで表現しました。
     非常に目立つ形で囮役をやっていただいたので、三匹からのタコ殴りで返礼させていただきました。
     これは、積極的に相手を分散させるようなプレイングがあれば、回避しました。

    --------------------
    ◆ガンナイフの魔法剣士・キャサリン(愛称:キャシー)

     煉とは別の意味でイッちゃってるキャラでした。
     病んでてよかったと思います。
     パフォーマンスにあった病んでる台詞や地の文が面白かったので、リプレイに採用させていただきました。
     プレイングにあった『必要なら前に出て戦うつもりでもいる』のひと言で、瀕死の煉を助けるべく前に出て貰いました。
     特にプレイングに記述はありませんでしたが、前に出た1ターン目は活性化された近接攻撃の『残像剣』を使い、『プレスワン』させています。
     その後、また後衛に戻すのも変なので、ボアヘッドから『吹き飛ばし』されて後衛に戻っていただいた上で、後衛からの『援護射撃』でトドメを刺して貰いました。
     ここら辺はパフォーマンスから台詞や地の文をリプレイに採用させていただいています。

    --------------------
    ◆仕込み杖のデモニスタ・カスタ

     リプレイでは寡黙なキャラとして描きましたが、イメージに合っていたでしょうか?
     プレイングは常識的で、攻撃と回復、追撃がバランスよく書かれていました。
     その分、リプレイでは場面に応じて三種類の活性化したアビリティを全て使っています。
     ここまではよいところですが、プレイングには台詞がなく、目立たせるにはどうしたらいいか、一番頭を捻ったキャラクターでした。
     カッコイイ台詞をひとつ入れると、よかったと思います。

    --------------------
    ◆野太刀の忍者・バニラ

     キャラクターシートを見て、最も頭を抱えたキャラでした。
     コミュニケーション取れないって、どうすんだ? と。
     しかし、これは杞憂でした。
     プレイングが場面ごとに細かく描かれており、面白かったので台詞も合わせて積極的にリプレイに採用させていただきました。
     PBWの枠の中で描くよりも、Hiroさんの小説の中で活躍させた方が生き生きと動き回れるキャラだと思います。
     と言うか、このキャラが本気で動き出したら、マスタリング出来ないです。

    --------------------
    ◆全体的に

     今回のシナリオは、戦闘に時間差が生じるように設計されていました。
     1ターン目には、プレイヤー全員がそろわないような作りだったのです。
     これがこのシナリオの最大の試練でした。
     皆さんは作戦会議でこの時間差を見事に最小限に縮小しました。
     これは実は予想外でした。
     いい意味での驚きでした。
     挟み撃ち&樹上からの攻撃もよかったです。

     ただ、戦闘に入ってからの戦略は、もっと工夫が出来たと思います。
     囮役で目立つパフォーマンスをした煉に攻撃が集中するのは予想できたと思います。
     それを回避するプレイングがなかったのが残念でした。

     また、攻撃を一体に集中して数を減らすのか、攻撃を分散するのかもプレイングにはありませんでした。
     敵の数を減らすよう攻撃を集中するのが定石だと思うのですが、リプレイでは分散しています。

     ゲームとしての有利性を気にしつつ定石を外しているなという印象でした。
     自分はTRPGをやり込んでいるので、その経験値の差かも知れません。

    ※この記事は、2015/06/07 PBWごっこ参加者の皆さんにお送りしたメールの内容を転載しています。

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