第4研究室 創作に関するQ&A 164P | トップへ戻る |
清水 一平さんからの質問
 友人から自作小説の感想を求められたら?
 
 初めてまして、アラギと申します。
 質問内容がこの掲示板にあってなさそうで申し訳ないのですが、
 意見が欲しくて投稿させていただきました。
 友人から自作の小説の感想を求められた場合、皆様ならどう答えますか?
 
 私の友人は小説を書いており、よく私に読ませて感想を聞いてきます。
 何作か私は読んだのですが、はっきり言って稚拙なのです。
 文章表現、ストーリー、設定、どれも「まだまだだなぁ」と感じます。
 ですがはっきり「面白くない」言うと傷付けてしまいそうで、「結構良かった」と言っています。
 悪い点を言う場合でも、オブラートに包んで柔らかく言っています。

 しかし最近、読む事が苦痛に感じます。やはり「面白くない」ですから。
 それに私が悪い点を指摘しなかったせいかもしれませんが、
 何作見てもあまり上達した感じがないのです。
 小説の勉強をするのにお薦めのホームページや本を教えてあげたのですが、
 「自分なりのやり方があるから」と言って、勉強している感じでもありません。
 何だか自己陶酔しているように思えます。
 やはりはっきり悪い点を指摘した方が良かったのでしょうか。
 しかし友人は小説家志望ではなく、
 ホームページで公開するなどあくまで趣味の範囲で書いています。
 それでも指摘するべきでしょうか?
 何かアドバイスをいただければ幸いです。


● 答え ●

んぼさんの意見
 ご本人に甘口〜辛口選択をしてもらうのが一番でしょうか。

 感想を求められると言っても、いわゆる批評を求める人と、
 ただ賞賛が欲しい人と二種類いますし、それはご本人しか知りえません。
 また「辛口で」と言われたとしても、自信過剰な方であれば、
 よもや己のアイデンティティ全否定な無差別爆撃が待っているとは思わないでしょうし、
 それ故「アイツわかってねぇよ」と以後接触を避けられる可能性もあります。
 
 結局のところ、その選択を左右するのは「小説に関して」ではなく、
 「人付き合いに関して」が大きなファクターになってきます。


 社交辞令として無難な返事をするか、単純に自分の印象を返すか、
 はたまた友人として真剣に彼(彼女)のことを憂いアドバイスをするのかは、
 質問者さまご自身がご友人とどのように付き合っていきたいかに掛かっています。

 その答えは時と場合、そしてその友人、答える側全てにおいて変わってくるものですから、
 この先ご自分はご友人とどう付き合っていきたいのか、
 それをよくお考えになった上でお決めになればよいと思います。


H・Mさんの意見
 初めまして、H・Mという者です。
 自分は友人に読ませる方なんで、そんな風に思われてないかちょっとドキッとしました。

 この質問に関してですが、あなたの友人が何のためにあなたにそれを読ませ、
 感想を求めているのか考えてみるといいと思います。

 趣味だろうがなんだろうが上達しようと思ってそれを読ませているのなら、
 オブラートなんか突き破って、つまらないならつまらないと言ってあげるのが一番です。
 しかし、この文を読む限りでは、あなたのご友人は、
 上達のために努力しようとしているわけではなさそうです。

 何度読んでも改善されていない、勉強にお勧めの資料を提供してもそれを使わないというのなら、
 上達を目指しているわけではなさそうです。
 その場合は、関係がこじれないように当たり障りのない感想でも述べておきましょう。
 苦痛に思うなら無理して読むこともないと思いますよ。
 適当に目に付くところだけ読んで、
 その部分に対する感想だけ言っておけば十分ではないでしょうか?

 とまあ、えらそうな事書きました。お力になれているかは微妙ですが……
 改善しようとしてはいるけど、中々改善されないH・Mでした。では。


寄尾 真也さんの意見
 僕も「簡潔に解決、短く返答しようキャンペーン」に参加することを勝手に決意しました。寄尾です。 
 言葉足らずになりそうで怖いですが、頑張ります。

 さて、僕も友人から小説の添削を頼まれている身です。
 自分なりにゆるい〜きつい、褒める:指摘の配分を考慮してアドバイスしているのですが、
 その時にワイルドカードとなるのがこの言葉。

『最終的には作者の判断だけどね』

 いくらアドバイスをしても、聞く人は聞く、聞かない人は聞かない。
 だからこの言葉には、自分自身への言い聞かせも入っているのでしょう。
 幸い、僕の友人はメキメキとまでは行かないまでも、じわじわと腕を上げていますが。

 ともあれ、寄尾も結局は、相手の出方・性格・目的に合わせるのが吉だと思います。
 やんわり助言するか、諦めて我慢するかはアラギさん次第です。
 雑談を装って、一度聞いてみるといいかもしれません。
 どうもお見受けしたところ、我慢する方が波風立たなそうですけれどね。

 ちなみに、「結構良かった」ではなく「微妙だった」と言ってみるのはどうでしょう? 
 「どこが微妙なんだよ?」と奮起してくれるかも。
 ……してくれなかったから相談してるのだとしたら、ごめんなさいです;

 短く、コンパクトに。脇を締めて、えぐりこむように。寄尾でした。
 (改行が多いのかなぁ……?)


ディディさんの意見
 どうもこんにちは。
 多分、ご友人はアラギさんだけに小説を見せているのですよね?
 その場合だと、話したり意見したりしても聞いてくれないことが多いと思います。
 直接厳しく言えないなら、
 「自分の批評眼に自信がないから、自分以外の友人にも見てもらって欲しい」とか、
 このHPの鍛錬投稿室を紹介して、
 「ここに投稿すれば色々な批評がもらえるみたいだから試してみれば」とか言って、
 アラギさん以外の方の意見をご友人に伝えられるような手段を
 考えてみるのも良いのではないでしょうか。


蔵神紫苑さんの意見
 どうも、蔵神です。
 ん〜、俺ならはっきり言いますね。
 でもその前に「はっきり言わせてもらっていい?」とかの確認とりますかね。
 でも小説家志望なら迷わずはっきりと言った方がいいです。そうしないと上達しませんしね。
 
 けど趣味で書いてるとなるとなあ。それならほんとに作者の好きですし。
 でもその友人さんが、趣味だとしてももっと上達したいと思ってるなら、
 本音を言ってあげた方がいいかと。
 その場合は「お世辞を言うと君自身が上達しないからはっきり言うよ」
 などと前もって言っておいた方がいいでしょうね。


黒尻尾の駄猫さんの意見
 通りすがりの野良猫です。
 オイラなりの答えを残します。

 オイラはそういう状況は今のところないのですが、
 たぶん「褒めて欲しい? けなして欲しい?」と聞きます。


 褒めて欲しいと言われれば、褒める箇所を探して目一杯褒めます。
 けなして欲しい場合は、原稿をコピーさせて貰って、赤のダーマトグラフを買ってきて、
 コピー原稿を真っ赤になる程添削や指示を書き込んで、総
 括として全体の批評をコメントしてあげます。

 ただ、古い知り合いにも自分の世界を見せたいだけの文を書く人も居ましたが、 
 そういう人は遠からず飽きてしまうので、読感だけ伝えてました。


 やる気のある人は「具体的にもっと細かく言え!」と言ってくると思うのです。
 が、あまりそうでない人は、何やら裏設定を説明したり、
 書いてない部分への言い訳ばかりし始めるので「ふうん」と聞き流したりしてました。
(こういうのは覚えがありますね。読んで褒めて欲しいのであって、批評が聞きたいわけではない人)

 その方が、ご自身のHP上でも作品の向上を目指して居られるなら、
 素直に感じた事をお伝えした方が良いかも知れません。
 でも、そうでないタイプなら、いまのままの方が良いかもしれません^^;;

 後ろ向きで申し訳ないですが、そんな感じで^^;
 ではでは。


Cさんの意見
 どもCです。簡潔に答えようキャンペーン中です。珍しくケータイから書き込んでいますしね。

 さて問題は、アラギさんが今までは甘口評価だったことではないでしょうか?
 急に辛口にすると、お友達は裏切られたみたいで余計ショックかもしれません。
 しかし甘口を続けるのはアラギさんがつらいですよね。

 なので、ここは「代役」を立てるのが吉です。

 「こないだ小説の書きかたの本で見たんだけど......」などと前置きしてから指摘すれば、
 ぐっさり行っちゃっても友情は壊れずにすむかもですよ。
 少なくともアラギさんが自分を主語にして愛の鞭を入れるよりは、ダメージ減らせる......ハズ(笑)

 姑息な手段ですけど、ものは言いよう、嘘も方便ってことで(笑)
 ケータイなんでどうも勝手が違うんですが、なるべく短く以上です〜。


矢神千倖さんの意見
 はじめまして、名前の読みは「ちさち」なので、適当にちさと読んでください。

 さて、ご質問の回答に移ります。
 これはちさの場合なのですが、良かったところは「こういうのは技だよね」と褒め、
 マイナス評価のところは「ここはちょっと直した方がいいなぁ」と友人に言っています。
 
 良いところだけ、悪いところだけではなく、両方を立ててあげてはどうでしょうか?

 また、そのご友人はホームページを設置していらっしゃるのですよね?
 ちょっと汚い手かもしれませんが、そちらのBBSなどに書き込んでみてはいかがでしょうか?
 現実では褒めておいて、ホームページでは自分を分からないように名前を変えて批判する。
 1つだけでは「荒らし」として無視されかねないので、2,3こ書いてみましょう。
 (時間はしっかり空けて)
 そうすることで、そのご友人に上達する気があるならばそれを受け止め、
 上達してくれると思いますので。

 それと、どうしても読みたくないなら「自分で最高に面白いと思う出来なら読むよ」
 と言ってみてはいかがでしょうか?
 そこに不安要素があるなら、相手は少し渋ると思いますので。
 その繰り返しで、相手も面白くしようと努力すると思います。

 ちさの考えを述べただけなので、あまり深く受け止めすぎないでくださいね。


どてかぼちゃさんの意見
 はじめまして、どてかぼちゃです。
 
 わたしは、思ったことはハッキリ言うようにしています。
 ごまかして気まずくなるよりは、
 正直に言ってしまった方がいいと思います。

 わたしの経験上、相手に飛び込むつもりで正直になった方が、
 人間関係はうまくいくように思います。

 趣味の範囲であっても、人に読ませるのですから、ある程度の質は必要です。
 指摘するときは悪いところばかり目につくものですが、
 良かった部分と、ここを直せば良くなるという部分を具体的に挙げるように気をつけています。
 では。


ぶっちゃーさんの意見
「俺には(←強調)ちょっと合わない。他の人には受けるかもしれないけどね」
 という意味の感想が良いかもしれません。
 個人的な否定をしつつ作品自体を批判しない姑息なやり方です(笑
 これを言い続けていれば「好みが合わない」とされ、そのうち感想も聞かれなくなるでしょう。
 友好関係を続けたいなら創作に関係ない部分でフォローしてください。
 「じゃあ、どういうのが良いんだ」と聞いてきたらチャンスです。
 前よりは指摘を受け入れる態勢ができているはずですから。

 以上はすでに実践されてるかもしれませんね。
 実践してない場合、試したとして事が起こっても責任持てませんが。。。


峰しずくさんの意見
 こんにちは。

 求められているのが、批評ではなく、感想、ということでしたら、
 技術的なことには言及せずに、「面白くない」ということだけを言えばいいと思います。

 ただ、友人関係の維持とか、これまで甘い顔をしていたとか、色々事情があると思います。
 なので、全体については放置しておいて、特定の部分だけを抜き出し、例えば、
「ここで彼がこんな行動をとるのが理解できなかった。だって、俺ならこんなときは、こうするから。
 で、悪いけど、そこでなんとなく集中できなくなってしまったんだよ……。
 全体としては悪くはないと思うんだけど」みたいな感じでいかがでしょうか?

 もし、そういう言い訳が使える場面になれば、使ってくださってもいいですよ、位のニュアンス。

 難しいんだよなあ。「そこそこイケてるはず」と思いながら、感想や批評を求められるときって。
 これが「どんな些細なことでもいいから、欠点をしてきしてくれ」
 みたいなのだと、まだやりやすいんですけれど。


月光さんの意見
 こんばんは。 私なりの意見を……

 私も4人友人の小説の感想、評価をしています。
 そのうち2人も友人さんと同じ感覚のようで、私も毎回感想に苦戦しています。

 私の場合ですと、まず良かった点、前回よりよくなった所などを評価し、
 「でもあそこでなぁ〜」とさりげなく言うか、
 「悪い所は言った方がいい?」と確認して言います。
 もちろんズバリとは言わず他の小説、漫画、アニメに例えて伝えるか、
 「自分の場合だと」や「こうすれば話がさらに面白いかなぁとか思ったな」
 とあくまでもさらりと言います。

 自分の考えだというのを前提にすれば友人さんを傷つける事もないと思います。
 そして最後に「次回作に期待するからすっごい面白いの作たら読ませてな」と言います。
 こんな感じで私は評価しています。
 それをどうとらえるかは友人さんの考えなのでそれ以上はどうしようもないですが……
 取りあえず辛口でと言われてないかぎり、悪い所の評価は望んでいないと思います。
 そうして欲しいのならそう言ってくるはずですから、
 そうでもないかぎりは内容の共感を求めているので、悪い所をいうのもナイーブがよいと……

 小説を作るよりももしかしたら難しいかもしれませんが、読者の感想はためにもなり励みです。
 見捨てずに応援してあげて欲しいです。


 頑張ってください。では失礼しました。


脂さんの意見
 え? これは人間関係の問題じゃないんでしょうか……

 私は演劇の台本書いてましたので、演出やら役者からひどい罵詈雑言うけましたよ。
 でもそれをもとに作品をつくるわけですから彼らも必死なわけです。
 なので、ここをこうしてくれ、とか、「議論」にはなってましたね。
 演出家の家に一週間泊まりこみさせられたこともあります。

 という感じで、その友人との距離によるんじゃないですか?
 また「面白くない」だけだとあれなので
 、ここがどうだとか、具体的な指摘があるといいかもしれませんねえ。
 どうでもいい友人なら、「あ、いーんじゃない?」で済ませるのも手でしょう。

 ってこれいつぞやあった投稿室の感想書き問題にもなってきそうですが……

 とりあえず、ここの投稿室ではなく、友人、ということであれば、
 感想や指摘をするだけではなく、それについて議論することが可能です。
 (もちろん相手が議論を受け入れる人である、という前提ですが)
 議論になれば、あなたにも勉強になることがたくさんあると思いますよ。

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