第4研究室 創作に関するQ&A 165P | トップへ戻る |
警備兵さんからの質問
 『うわああああ』の『あ』について
 
 かなり変な質問で申し訳ないと言う気持ちで書き込んでいます、
 二度目の書き込みとなります警備兵です。
 質問というのは、人が襲われたシーンで、
 悲鳴を上げるときの台詞『うわああああ』などの『あ』についてです。
 この大量の『あ』は文章上のリズムを良くするためのものなのでしょうか?
 それとも実際に言ったときの悲鳴を再現した『あ』なのでしょうか?、
 それともパッと見たときに危機せまる感じのするための『あ』なのかでしょうか?
 そして、この『あ』の数はどれくらいが良いのでしょうか?
 自分だけしか気にしないことなのかもしれませんが、わかりにくい質問ですいません。
 どなたか、ご意見よろしくお願いします。


● 答え ●

 悲鳴などを表現する際に『うわあああああ!』と、大量に『あ』を入れるのは、
 おそらく視覚的な意味、パッと文章を見たときに危機迫る感じにするためのモノだと思います。
 たくさん『あ』が続いていた方が、登場人物の驚きや恐怖をより表現できるというわけです。
 しかし、何事にも限度があります。
 
「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」

 はい、とってもうざったかったと思います。ごめんなさい(汗)。
 これを見れば一目瞭然ですが、あまりに大量に『あ』を入れると、
 文章がくどく、うざったく、そして安っぽく感じられます。
 なにより視覚に頼った表現というのは漫画的なものであり、
 文章を味わうという小説の本質からは外れたモノなのです。
 限度を超えた視覚的表現は、小説の質を明らかに低下させます。

 あまりに大量の『あ』を入れることは、するべきではないでしょう。

 『あ』の数をいくつにするのが良いのかは、個々人のセンスによると思います。
 こういった細かいマニュアルを他人に求めて従ってしまうと、
 自分で考えることができなくなる危険があります。


どてかぼちゃさんの意見
 こんばんは。どてかぼちゃです。

 この「あ」の数は、わたしも考えたことがあります。
 わたしの場合、あまり多くはしません。
 目安は最大でみっつぐらい。「うわあああ」ぐらいです。

 あんまり多いと、なんかマンガみたいでかっこ悪いと感じたからです。

 「あ」の代わりに「アアアッ」とか
 カタカナバージョンも交えたりします。


むらちゃんさんの意見
 こんばんは。むらちゃんです。
 「あ」の数ですが、個人的には、多く書かない方が、いいと思います。

 あるライトノベルで、やたら語尾を「あああああ」みたいに書いてある、作品がありました。
 ただでさえ文章がうまいとは思えない作品だったのに、更に文章が下手に思えました。


 悲鳴をあげるにしても、セリフよりも描写した方が、かっこいい文章になると思います。
 質問の答えとは少し違うかもしれませんが、僕の答えはこんな感じです。
 それでは。


彩珠さんの意見
 先日新創刊されました「ノベルジャパン」なる雑誌に、
 小説家になりたい君へのアドバイスみたいなコーナーがありまして、
 そのコーナーでしきりに
 「絶対的な数字を聞いてくる質問者が大過ぎる。例えば登場人物の数とか」
 みたいな会話が交わされていました。
 そのコーナーでのそういった質問に対する結論は「自分で考えろ」でした。
 まぁ、そんなの問題によりけりだよ、ということなんでしょうね。

 質問にお答えしません。私も「よりけりだよ」とのみお答え致します。

 但し例外的に、驚く場面で定型的に用いらなくてはいけない単語というのは御座います。
 例えばいつも無表情のあの子がいきなり気味の悪いくらいの笑顔を振撒いてきた時は
 「ゲーッ!」と驚かなくてはいけませんし、
 何か策はあるのか? と尋ねて「逃げるんだよ!」と言われた時は
 「うわああぁぁぁん!」と泣かなくてはいけませんし、
 男の貞操を男により奪われる時は
 「アッー!」と驚くべきです。
 ……全部冗談です。まぁ、そういったギャグにまで昇華出来ればって話ですな。


脂さんの意見
 ああああああああああああああああああああああ!
 すいません。何となく書いてみたかっただけです。

 うん。ライトノベルではこういった表現多いですよね。
 実は私もちょっと悩んだことがあります。
 うーんと。
 
 結論からいうと、上みたいに多すぎるとうざくなりますが、それ以外はセンスで。
 っていう話だと思います。


 ただ、ライトノベル以外だと「うああっ!」など、
 2個ぐらいが最大値じゃないかなあ、なんて思います。
 表現的にもっと「あ」を伸ばしたいというなら、
 「うあ――っ!」とか――を使ったりしてるのかな。
 何か調べるのもめんどくさいのではっきりわかりませんが。


雷さんの意見
 うわああああああああああ?

 上の文を音読したら、とんでもなく変なことになります。
 たぶん後半はぐずぐずになったことでしょう(笑)。

 文字数が多いということは、読者が処理しなければならない情報量が多いということです。
 つまり、負担をかけているんですよね。
 !が出てくるだろうと思って?が出てきたら、いよいよ読者は混乱してきます。
 逆にそれを狙う手法もあるでしょうけどね。実際、このようなセリフが出てくる漫画を知っています。

 人間の視界は横に広く、縦に狭くなっています。
 2つある目が横に並んでいるのですから、当然のことです。
 横書きではすんなり入ってくる文字列も、縦になると途端に読みづらくなったりします。
 ストレスに感じてしまうんですよね。
 警備兵さんが例に挙げられた「うわああああ」も、同じことだと思うのです。

 ですから僕は、叫び声は「うわあ!」や「うわあ――!」と短く表現しています。
 たんに「絶叫した」などと地文で書いてしまうことも多いんですけどね。
 少なくとも、読者の負担を軽くできます。
 そして何より、むやみにセリフを長くするよりも、
 次に何が起こるのかを読者にどんどん示していった方が、
 危機感やスピード感をよりストレートに伝わると思うのです。
 じつは、こちらの方がよっぽど重要なことだったりします(笑)。

 少しでも参考にしていただければ幸いです。


……「簡潔に答えようキャンペーン」やめちまおうかな。


渡部さんの意見
 どうも、最近へヴィメタルに目覚めた(極遅の)渡部です。
 ど素人の個人的な意見ですが、お役に立てれば幸いです。

 これは私も悩みましたね。
 大量の「あ」についてですが、私はこの表現は使わない方が……と思います。
 何と言いますか、陳腐に見えてしまいます。
 そう見せようとしているのならいくら使おうが構わないと思います。
 え? そんな事聞いてない? すみません……(汗)

 私なら、「うわああぁぁ」ぐらいが適当だと思います。
 それはどんな時も一緒ですね。いかに危機が迫っていようが。
 あまり台詞に行数を食われるのも癪ですし、だからと言って少なすぎでも臨場感が伝わりません。
 長すぎだと読み飛ばしたく……もとい読みたくなくなります。
 これは私だけですが。

 結局は警備兵さんに委ねられるのですが、ご参考になりましたら。
 では、これで失礼します。


悠菜さんの意見
 せっかくの春休みをパソコン漬けにしている悠菜です

 失礼ですが私の意見ですと、『うわああああ』という叫び自体必要無いと思います
 某サイト様が言っていたのですが、マンガと小説は違います

 マンガの場合、攻撃されると確かに大声で叫びますが、私達の場合どうでしょう?
 相手に斬られるなんて、怖いし痛みで声も出ないと思います
 なので『うわあぁぁ』よりも『っっ!』などのほうが、感情移入はしやすいかと・・・

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