|
願井 ツバサさんからの質問
傑作を作るうえで練習するべきか 始めまして。小説とか全然読んだことのないものなのですが、 訳あって小説を書きたいと思いました。 しかしながら、小説なんて見たこともないくらいで、書くなんていったらとても出来ません。 どうしても傑作にしたい小説の話があるのですが、やはりストーリーなどの設定はOKなのですが、 表現方法・セリフなど、あまりにも難しいものばかりで、上手くできません。 一度作り上げてしまうと、そのストーリーは変えることは出来ないので、 他の作品を作って練習すべきかどうか悩んでいます。 ● 答え ● 今すぐに書きたい話を書き始めるべきだと思います。 失敗したら嫌だ。どうしても傑作にしたい、という気持ちはわかりますが、 少し練習した程度で傑作を作ることなど、天才でもない限り、まず不可能です。 私も経験があるのですが、自分の頭で考えたことを小説として具現化するのは、 非常に難しいです。 どんなに本を読み、どんなに執筆を重ねても、十中八九、 自分がイメージしていた通りに描けないことに気づいて、悩むことになります。 あ〜、もうこんなハズじゃなかった! と、 途中で嫌になって執筆を放り投げたことが過去に何度かあります(汗)。 テクニックをいくら身につけたところで、 執筆の生みの苦しみというのはあまり変わらないのですね。 なので練習などと言っていないで、 とにかく書きたい話を書きたいように書いていった方が良いですよ。 途中で失敗したら、その都度、修正し、修復不可能なら最初から書き直せば良いだけです。 例え、イメージ通りに描けずに不本意な作品になってしまっても、 確実に自身のレベルアップに繋がります。 いつか月日が経って成長したら、再挑戦すれば良いでしょう。 書こうか書かざるべきか悩んでいたのでは、なにも生まれないし、成長にも繋がりません。 気負いすぎると、執筆できなくなるので、失敗してもイイから書きたい話を書こうと、 気軽に最初の一歩を踏み出してください。 またどうしても傑作にしたいというのは、 もしかすると他人の評価を気にしすぎているのかもしれません。 小説は傑作でなければならないと考えてはいないでしょうか? 私は最初は自己満足でもぜんぜんOKだと思います。 傑作を常に求められるのはプロだけです。 まずは自分が執筆して楽しめること。これが小説を描く上で一番大切なことだと思います。 ぺーさんの意見 実際に書いてみれば分かりますが、ストーリーって書いてるうちに変わりまくります。 で、質問の答えですが、自分は最初から全力投球で書きたい物を書いた方がいいのでは無いか? と言う意見です。苦しむでしょうが、それが大事でしょう。 これは傑作にしたいでは無く、傑作を書いたら次はもっとすごいのを…… と考えるべきでは無いかと思います。 本当に素晴らしいアイデアなら、実力がついてからもう一度書き直してもいいわけですしね。 余力を残していたら、いつまでたっても破るべき壁が見えませんよ。 真白 綾さんの意見 願井ツバサさん、はじめまして。真白綾と申します。 結論から言いますと、初めての執筆で傑作的作品を仕立てあげることはとても困難です。 願井さんのおっしゃる通り、文章表現・構成・セリフ回しなどといったものは、 執筆するうえで非常に重要なもので、それらに関する経験や技術ぬきに傑作を作り上げるには、 よほど優れたストーリーか天賦の才をもって掛からないと、まず不可能でしょう。 「処女作から素晴らしいものを書き上げたい」というのは、 おそらく物書き志望者すべての欲求だと思います。 ですが、まず地道に経験を積むこと(読書/執筆)から始めて、 物書きとしての力をつけていけば、 それこそが結果的には傑作をつくるための近道となるのではないでしょうか。 急がばまわれ、というやつですね( _ _) あまり一般論に傾いてしまったので、私の経験からも少しアドバイスさせて頂きます。 最初のうちは傑作を書こうとせず、ただ数をこなしてください。 頭でっかちになってはいけません。 考えながら少し書く≠謔閨Aあまり考えないで多く書く≠ルうが力がつきます。 題材は願井さんの好きなものでいいです。オリジナリティが無くても気にしないで下さい。 テンションと執筆スピードを高め、より多くの字数をこなすことが大切なのです。 (ただし本を読むときは読み流さず、逆に思いきり頭を使ってください。技術を盗む位のつもりで) 積み上げた字数は宝物です。情熱にあふれる今こそ、 将来傑作を書くための土台を固める好機ですよ(ノ__ __)ノ ヴィルアスさんの意見 はじめまして。 早速本題ですが私はまず自分が書きたいと思うものから書き始めればいいと思います。 そこから執筆世界にのめりこめばいいんです。 まずは失敗しても書き直すという 根気とやる気をもてるくらい執筆にはまることが重要だと思います。 その作品を書き上げたら発表せずにまた次の作品を何作か書き、 ある程度技術がついたら自分が最初に書いた作品を読んでみて手直しする。 これが自分のつくりたい作品を完璧にする最短距離ではないでしょうか? 初心者意見ですがこれで。 がんばってくださいね。 三毛招きさんの意見 私は昔陸上をやっていました。 少し例えが違うかもしれませんが、創作をするというのは陸上と同じことだと思います。 3000m走るときと1500m走るときの力の入れ具合が違うのはもちろん、 3000m走るときの200mの走り方と1500m走る時の200mの走り方も違います。 また、距離が同じでも道路で走るときとトラックで走るときは走り方が異なります。 これと同じで「傑作にしたい小説」と「傑作を練習する小説」はかき方が自ずと変わると思います。 練習すべきかもしれませんが、その練習は本番とは違う条件だということを覚えておいてください。 ういさんの意見 誰しも駄作を書こうと思って執筆している訳ではなく、 比較的多数の方は作品を完成させたとき「傑作ができた」と思うものです。 しかし現実は、その傑作と思ってる作品があっさり一次落ちし、 何が悪かったのか判らず苦悩しつつも成長していくのです。 練習で完成させられるほど小説を書く作業は甘くありません。 素直に今考えてるストーリーや設定などを書くことをお勧めします。 それが次の傑作の練習になるのですから。 緋蓮さんの意見 願井さんはじめまして、緋蓮と申します。よろしくお願いしますm(__)m 私からは、少し見方を変えた意見をしたいと思います。 まず、傑作とは“読み手から見た評価”では無いでしょうか? 書き手が「これは傑作だ!」としても読み手が「これはつまらない」と言われればそれまでです。 作品に対する評価とは、書き終わり、そして読んでもらってから付いてくるものだと思います。 もう一つ、たとえば、自分が「これが最高の作品だ!」と言う作品を書き上げたとしましょう。 問題なのは、そこで満足してしまうか? しないか?(終わらせてしまうか?しないか?) では無いでしょうか? それで満足してしまっては、果たして次からは“傑作”は書き上げることができるでしょうか? “考える事”とは、常に変わり続けるモノで有り、 自分の思う“傑作”の基準は、常に“成長・進化”して行くモノだと思います。 つまり、何が言いたいかといいますと…… 願井さん、あなたがあたためてきた物語り……あなたは その作品を最後の作品にするつもりですか? 書き続けるので有れば、結局は、どんな作品であれ、 次を繋ぐ為の土台になって行くモノだと思います。 峰しずくさんの意見 こんにちは。 > 一度作り上げてしまうと、そのストーリーは変えることは出来ないので、 他の作品を作って練習すべきかどうか悩んでいます。 そんなことはありません。 ストーリーだって、表現方法だって、より良いものにするために書き直して構わないんです。 たったひとつの作品に固執して、それがより読者に伝わるように、洗練に洗練を重ねていく。 これもひとつの作品作りです。 がんばって、何度でも書き直してください |
|
|||||||||||||||||||||