第4研究室 創作に関するQ&A 189P | トップへ戻る |
渡会崇さんからの質問
 ライトノベルに求められているものとは
 
 はじめまして、渡会崇といいます。
 そもそも私はライトノベルというものは「話が面白くて笑える」ものだと思っています。
 しかし、私が今書いているのはとても暗い(いわゆる鬱ゲーのような)話で、
 特に笑い所も入れない予定です。
 そこで質問なんですが、「ライトノベルに求められているのは一体なにか?」ということです。
 もちろんテーマがあっての暗い話なんですが、本当に求められているんでしょうか?
 漠然としていて申し訳ありませんが、皆さんの意見をお聞かせください。


● 答え ●

Y氏さんの意見
 キャラクター性でしょう。
 キャラの造形が巧くいってればなんでんかんでん成功しているものが多いと思います。


ういさんの意見
 ライトノベルに限定して言えばキャラクターです。

 とある電撃文庫の編集者に「ラノベとはキャラ小説だ」と断言されました。
 「物語重視」だと思っていた私の価値観とプロットを木っ端微塵に否定して下さいましたので、
 間違いありません。
 
 ちなみにその方は「恋愛はメインではなくオカズ」と仰り、
 恋愛だけ書いてもダメだと。

 恋愛は必要な要素だけど、それだけではラノベとして成立しない。
 そこに+αの何かが加わって初めてラノベになる、だそうです。


 これは私の意見ではなく受け売りですが、
 編集者が言うんですから、少なくとも電撃ではそうなんでしょう。
 ご参考までに。


ぺーさんの意見
 最近、読売新聞に乗っていた電撃の編集長の言では

 「ライトノベルは、何でもアリ。自由なのがライトノベルの特徴で魅力だ。
 電撃はそれで市場を広げた」と言われてましたね。


 確かに、電撃は、何でもアリ――というか非常に個性が強い作品が多いですね。

 何でもアリというのは、駄作でもいいということではありません。
 何でもいいので、自分自身の武器というか、ウリを見つけろってことです。
 自分の長所を生かせってことです。

 キャラクターでもいいし、文章力でもいいし、プロットでもいいし、全体的な完成度でもいいわけです。


FIVEさんの意見
 初めに質問ですが、そうまでしてライトノベルにこだわる理由を教えて下さい。
 鬱な話だから、ライトノベルじゃないと思うなら、
 ライトノベルじゃなくて普通の小説なんじゃないでしょうか。

 さて、本題です。
 「面白い話」はライトノベル本来の目的ですね。
 確か、電撃文庫の最後の方のページに「この文庫を創設するに当たって」
 みたいなのが付いていたと思います。それを読んでみて下さい。
 しかし、純文学と大衆文学の差があいまいになっている最近、
 この定義ははっきり言って無力です。
 石田衣良なんかが平気な顔で文学賞を受賞する世の中です。

 今や、面白いのは当たり前なのです。(石田衣良のどこが面白いのかは私にはわかりませんが)

 ですから、ライトノベルに求められる物は何かではなく、
 重要なのはレーベルが求めているのは何かだと思います。


 それについてはhttp://sakka.org/prize/ でもご覧下さい。
 それでは。


jogtyさんの意見
 手軽さ、軽さですね。私の場合。私はスナック菓子感覚で捉えてます。
 おやつというよりも栄養摂取と言うよりも、ストレス解消にバリバリと喰えるものですね。


北市真さんの意見
 伝統からの解放、というのはいかがでしょうか。

 ミステリーならミステリーのファンタジーならファンタジーの伝統があります。
 作家個人個人は、伝統を意識する方も多くあると思います。
 ライトノベルでは読者は伝統を意識しなくていいということです。
 リアリティの所在もそうですね。

 渡会崇さんの動機に引き付けて言えば、暗い話は、ライトノベルでも多いので、
 求める読者も一定数いるのだと思います。
 FIVEさんの仰るように、レーベル(応募する賞)に合わせるべきと思います。

 余談ですが「みんなに受けよう」とは思わないで大丈夫だと思います。

 多彩な物を少しずつ、という時代だと思います。
 独り善がりになってはいけませんが、それはこのサイトの記事をご覧になっていれば、
 そのうちクリアできる問題ですね。


富士山さんの意見
 面白ければなんでもいいと思います。
 ただ、ここで渡会崇さんが言っている面白さの定義があいまいです。
 ユーモアの面白いなのか、文章、つまりストーリーとしての面白さなのかが分かりません。
 ともかく、ボクは、ライトノベルを読むとき、単純に面白さを選びます。
 ギャグでも鬱でもラブコメでもアクションモノでも、とにかく、面白ければなんでもいいです。
 それを読んで人生観が変わるような傑作でも、
 それが一時のギャグでも、満足できるもの。満足感。
 それがライトノベル、むしろ、本というものの全てに共通して、
 読者が求めているものだと考えています。
 それでは!


魏延さんの意見
 ラノベほとんど読まないのにラノベ志望の魏延が来ましたヨ(何

 ラノベに求められるもの……。
 人によってまちまち、という点も捨てがたいと思います。


 「ライトノベルはお子様向けだという概念を打破してほしい」
 と思う読者も広い世の中、ひとりはいるでしょう。
 「もっとサクッと」「もっと萌え萌えに」「もっと突拍子に」
 などと思っている人だってひとりはいるでしょう。
 「現状維持」って人もいるでしょう。
 最終的には、すべての人は「面白けりゃいい」と言うのですけど。

 しかしそんな声を手繰っていくと、
 一番ラノベに求められている答えに近いと思うのは「キャラ」と「物語」の面白さ、独創性です。

 
 文章だけで魅せようとしても、活字離れの世代は興味を抱きませんし、何よりとても難しいです。
 それよりは、文章が多少崩壊していても(汗)はちゃめちゃなストーリーとか、
 波乱万丈の展開が好まれると思うんです。

 文章の上手下手、というのはラノベではおまけ要素に過ぎないのかも知れません。
 キャラクターが素晴らしい、物語が素晴らしい、と来たら文章なんてそっちのけになるはず。
 もちろん「これで文章さえよければ……」と言われることはあるでしょうし、
 ふたつの素晴らしさすら伝え切れてない文章だと全てが台無しですが、
 求められているのはそのふたつが主たるものだと愚生は思います。

 皆さんの意見の重ね書きみたいな拙い乱文、失礼しました。


匿名希望さんの意見
 どうも、匿名希望です。
 求められているのは、面白い話です。
 読者に受けるための作品は、飽きられるまでしか、意味がありません。
 これなら読者の方から追ってくれる、と自信を持って出せる作品が求められています。
 最近は似たような物しかなく、新しさが求められているのは確かです。
 感性が合わず、受け入れないことも多いです。
 ですが、感性が合えば、際立って目立つことでしょう。
 まあ、目立つだけなら、飽きられるまでなので、気合入れて書かないといけませんがね。
 まあ、一個人の意見なので、参考程度に聞いてください。
 それでは、失礼しました。


蒼井さんの意見
 はじめまして、蒼井です。
 皆さんが既に仰っていることですが、やはり面白い話ですね。
 小説を読むのではなく物語を読む、といいますか。
 文章がどうだとか難しい話抜きで、漫画と同じように物語を楽しむものではないでしょうか。
 もちろん文章が綺麗だとか凝ってるとか、そういうのが好きで読む人もいるでしょうし、
 こだわって書く人もいます。

 ただ、面白い話である必要はあっても必ず笑えるものである必要はないと思います。
 笑い所がなく暗い話でも、物語が面白ければいいんです。
 ……まあ、私の意見なのであてにはなりませんが(笑)

萌え・美少女・美形・BLについて
その他・創作上の悩み
世界観・リアリティ・設定についての悩み
タイトル・ネーミングについての悩み
やる気・動機・スランプについての悩み
作家デビュー・作家生活・新人賞・出版業界
上達のためのトレーニング・練習法について
読者の心理・傾向について
使うと危険なネタ?
恋愛・ラブコメについての悩み
ライトノベルについて
文章・描写についての悩み
人称・視点についての悩み
推敲・見直しについての悩み
コラム(創作に役立つ資料)
批評・感想についての悩み
ネットでの作品発表の悩み
ストーリーについての悩み
冒頭・書き出しの悩み
プロットについての悩み
キャラクターについての悩み
主人公についての悩み
セリフについての悩み
オリジナリティ・著作権・感性
テーマについての悩み
二次創作についての悩み

 携帯版サイト・QRコード
  
第4研究室は小説を書く上での質問・悩みをみんなで考え、研究する場です。
質問をされたい方は、創作相談用掲示板よりお願いします。
質問に対する意見も募集します!
投稿されたい方はこちらの意見投稿用メールフォームよりどうぞ。
HOME|  第1| 第2| 第3| 第5| 鍛錬室| 高得点| CG| 一押| 資料| 掲示板|  管理人| 免責| リンク| メール|