第4研究室 創作に関するQ&A 22P | トップへ戻る |
長尾未明さんからの質問  
 キャラクターの服装をどう描く?
 
 初めまして……といっても、実はかなり前に一度ここの掲示板に来たことがあるのですが、
 やはり初めまして。

 本題です。
 今、第一研究室の「キャラクターではなく人を書こう」を参考にさせてもらい、
 キャラクターを作っています。
 四つ目の容姿・容貌まで進んで……ぴたりとキーを叩く手が止まってしまいました。
 自分、ファッションについては無頓着なので……髪型とか服の種類とか全く分からないんです。
 ズボン一つとっても、デニムやらジーンズやら
 (そしてこの二つが同じなのか違うのか、そしてどう違うのかもわからない)色々ありますが、
 殆ど手も足も出ません。
 書くのは学園もので、制服もありますが、しかし私服は着ないことはないですし……
 部屋着だって着ますし。
 なので、皆さんが服装や装飾についての描写をどうしているか、
 あるいはどうすればいいか教えてください。


●答え●
 
 わからない場合は、プロの作品を参考にしようが信条の私です。こんにちわ。
 プロ作家さんのキャラ描写を見てみると、
 髪型や服装の固有名詞を出して描写していることはマレです。
 服装はあくまでキャラを印象づける要素の1つとしている様な感じですね。
 いくつか、参考例を引用いたします。

榊一郎さん『スクラップド・プリンセス5巻』
 冬も間近だというのに、その衣装は、夏場の娼婦のように露出度が高く、
 白い肌を惜しげもなく晒している。
 それを補うつもりか、ショールを身体にまとわせているが……かえってその薄布は、
 しなやかで豊満な肢体の輪郭線を強調し、その姿に扇情的な印象を与えていた。

榊一郎さん『ストレイト・ジャケット フラグメント01』
 中途半端に伸ばした黒髪、鼻の先に引っかけているかのような丸レンズのサングラス、
 そしてどことなくくたびれている感じの蒼いコート。風体から受ける印象は、ただただ胡乱につきる。

虚淵玄さん『ファントム・ツヴァイ』
 引っ詰めに結んだ金髪に翡翠の瞳。赤と黒のライダースーツに身を包んだその少女は、
 不敵な冷笑と共にこっちを睨んでいる。

桜庭一樹さん『GOSICK』
 百四十センチぐらいの背丈。絹とレースをふんだんにあしらった贅沢な衣装に身を包み、
 長い見事な金髪を、ほどけたターバンみたいに床に垂らしている。

伊達 将範さん『DADDYFACE 世界樹の船』 
 着衣は黒一色の戦闘服に、左腕にはウエアラブルPC、頭には暗視装置と、
 ある意味では物騒ではあるものの、彼女が身につけると、コミックめいて見えるから不思議だ。


 とまあ、こんな感じでしょうか。
 ただ、服の固有名詞を出して詳しく描写している例もあります。


吉田直さん『トリニティ・ブラッド 嘆きの星』
 厚い生地のジャンパーにウールのパンツという地味だが暖かそうな格好をしている。
 目深に被った鳥打ち帽と顔の半ばまで上げられたマフラーのせいで、人相こそわからなかったが、
 ずいぶんと小柄な若者だ。


 中世ファンタジーなど、現代に比べて文明レベルが低い世界になると、
 服装は旅装束、僧衣、革の衣服など、抽象的な表現となり、
 現代に近い世界になると、服装に固有名詞が使われる傾向にあるようです。  
 これは中世などの服装を調べるのが困難であると同時に、
 固有名詞を使っても読者に理解されないからでしょう。
 
 現代、または現代社会に近い世界を舞台にするなら、
 ある程度は服装の知識があった方が便利だと思います。
 ただ、その場合においても上記のようなプロの作品のように、
 それほど詳しく描写せずにすませて良いと思いますよ。


峰しずくさんからの意見 
 こんにちは。
 いやあ、実は私も、それには相当困っておりまして、困り果てて、途方に暮れました。
 その挙句、妻に「女性ファッション誌を買ってきてくれ」と頼んだのですが、
 これがまあ途方に暮れるに拍車をかけてしまいまして。
 基礎が出来ていないのに、基礎が出来ている女性読者を前提にしたファッション雑誌など、
 読みこなすことなどできるわけがないのです。

 しか〜し。そんな私にも、とてもよい資料がいま、手元にあります。
 それは、セシールやニッセンのカタログです。
 できれば冊子のカタログの方が見やすいし、寝転がって「何かヒントになるものは?」
 とか「何かひらめくものがないかな」なんてことが出来るのでいいのですが、
 ウエブ上で見るのもまあ悪くないでしょう。
 新聞の折り込み広告なども参考になるかもしれませんね。


仁ノ河一城さんからの意見 
 どうも、仁ノ河です。
 自分の場合は、例えば「黒系で統一されたラフな格好」とか
 「落ち着いた色合いの、彼女らしい控えめな服装で」とかいった感じで、
 服の種類よりもそれから受ける感じを重視して描写しています。
 だって詳しい名前を出した所で、
 長尾さんみたいに「???」ってなっちゃう読者が多いでしょうから。
 どうしてもこの種類を着せたいって場合は別ですけど。
 ただその場合も、具体的にどういう格好なのかはしっかり描写するように気をつけています。
 ええと、こんなので参考になりましたか?


緑葉さんからの意見 
 固有名詞を使わず外観を描写する。
 こんばんは。
 私も服には疎いです。未だに白のパーカー愛用してます。
 既に仰られている事ですが服の名前を正確に記しても伝わらない場合って結構多いと思うんです。
 私自身伝わりませんから(汗
 でも、例えば「ニット」「フリル」「チェック」などの模様・素材・パーツの名前なら、
 結構存じてる人って多いと思うんです。
 服の名前一つで全てを終わらせずに、色とこのパーツなどを組み合わせ
 (更にしぐさを混ぜると自然になるかな、なんて思ってます)、キャラクターを描いてます。
 はっきりと言っちゃえば「まずはじめに輪郭を浮かび上がらせる」わけですね。
 また、外観のわからない服、(そのキャラクターの)性格に沿って考えた、
 凝った服などを入れたい時は、やはり私もカタログですね。
 ファッション誌などはあまり参考にならないと、勝手ながら思い込んでまして。
 主に、ネットで各種衣服製造メーカーのホームページを見て考えています。あとはヤフオク。
 いや、これは狙ったわけではなく。「服」関係のキーワードで検索するとよくヒットするんですよ(笑

 (以下は私の書く話が「ファンタジー」だから、という理由なので参考にならないかもしれませんが)
 世界観に合った格好を思い浮かべてみます。
 も少し突き詰めるなら「舞台」とマッチした衣装ですね。
 この場所で動き回るならラフな格好かな、
 ここは室内だから丈を長く落ち着いた感じにしてみようかな、などなど。
 当然、固有名詞を知らないので外観が浮かんできて、
 それを形にするときも前述した方法を使いますが(汗

 固有名詞を理解できるだけの知識を持った若者(ラノベのターゲット)は、
 そもそもあまり本に関心が無いような(先入観120%ですいません)。
 なので「見た目」をはっきりさせたい、という事もあるわけですし、
 「見た目」を描いてみてはいかがでしょうか。
 ただ、この方法の弱点として「これって○○(固有名詞)だよね」
 などと言われる事が増えるようになるかもしれませんが(苦笑

 P.S. 
>デニムやらジーンズやら(そしてこの二つが同じなのか違うのか、そしてどう違うのかもわからない)
 写真などを見てもわからない場合、辞書を引いてみる事をお勧めします。
 私達が常日頃共に暮らしている「文字」で詳細に書いてある場合も、私の知る限り結構ありますよ。
 参考になれば幸いです。


クマ太郎さんからの意見 
 はじめまして、未明さん。クマ太郎と申します。
 ええと、私は小説は読むほう専門で、書くのはまったくだめなんですけど
 本好きの私の見地から申し上げますと、

「キャラクターの服装はあんまり覚えていない」

 ですね。そのキャラの性格やセリフは印象に残りますけど、
 服装はあんまり残りません。
 だから、そんなに服装のことで悩まなくてもいいんじゃないかと思います。
 誰も素っ裸で歩いているとは思わないでしょ?
 夏なら涼しい格好、冬ならあったかい格好をしていると、読者が勝手に想像しますから。

 ファンタジーやSFのお話にしても、読者は映画やテレビで予備知識がありますから
「動物の毛皮を身にまとっていた」
「銀色の不思議なスーツを着ていた」
 というぐらいでいいんじゃないでしょうか。
 ファッション業界を題材にした小説を書きたいというのなら、話は別ですけれども、

 まあようするに、読み手は服装の細かいことはあんまり気にしていないということです。

 それよりも、キャラのセリフや性格の方が印象に残ります。
 同じなやむなら、そっちにしたほうがよろしいかと存じます。
 がんばってください。


一茶さんからの意見
 前の方が言っていた通り、キャラクターの服装はあんまり印象に残りません。
 印象に残したいのなら、その服装をするのはそのキャラクターしかいない、と思わせたらどうでしょう?

1、周りの反応を利用する
 ある小説で、バーテン服しか着ていない人物が登場します(わかる人はわかると思う)。
 その人物は常識離れした強さと、キレやすい性格から、
 「喧嘩を売ってはいけない男」と恐れられています(もう誰だかわかると思う)。
「バーテン服には喧嘩を売るな」
「バーテン服は赤信号より気をつけろ」
 なんて言われているほどです。
 わかる人はわかったと思いますが、そうです、デュラララ!!の平和島静雄です。

 このように、作中で周りの反応を使うことによって、より読者に印象着けることができると思います。


2、その服を着ている理由をつける
 例えば、殺し屋が長いコートを着ているのは、コートの裏に武器を隠してるからだとか、
 あるキャラクターがいつも手袋をしているのは、潔癖症だからだとか。
 厚底ブーツは背が低いのを隠してるからだというのもありますし、
 帽子をかぶってるのは極度の照れ屋だからというのもあります。
 すごいものだと、夏でも長袖の服を着ている男の正体はロボットで、
 頭・手・足・以外は金属がむきだしだから、というのもありました。

 しかし、この手法を使うと、
・よっぽどの理由がない限りいろいろな服装をすることができない
・その理由についても、上で書いたロボットみたいなインパクトのあるものでなければ、
 一回だけでな(さり げなくでも)何回か触れないと、服装どころか理由も印象に 残らない

 
 などのデメリットもあります。

 でも、私の場合はまったく印象に残らず忘れ去ってしまった、という服装はなく、
 ××の服装言ってみて?と言われればけっこう言えます。

 それでは、ここらへんで。



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ウパルパさんからの質問  
 ラストはハッピーエンドの方が良い?
 
 初めまして、ウパルパというものです。
 さっそくですが、質問です。
 小説の終わり方にはハッピーエンド等色々ありますが、皆さんはどんな終わり方が多いですか?
 私は良くも悪くもないといった終わり方が多いです。
 それと、やっぱりハッピーエンドが好まれるのでしょうか?
 (そのような話を小耳に挟んだので)
 あつかましい質問で申し訳ないです。


●答え●
 
 私は小説を描くときハッピーエンドで終わるように心がけています。
 バットエンドに向けて一直線というのは、あまり好まないです。

 ライトノベルに限らず、世に出ている創作物の9割はハッピーエンドで終わっています。
 この理由は簡単で、お察しの通り、そちらの方が読者に喜んでもらいやすいからです。

 
 悲劇的な結末や、ハッピーエンドともバットエンドともつかないグレーな結末というのもありますが、
 これは難しいので自信がないのであれば手を出さない方が良いでしょう。
 例えば、昭和44年にスタートし何十年と放映が続いた時代劇の長者番組・『水戸黄門』は、
 毎回毎回、黄門様が悪代官や不正役人の悪事を暴いて懲らしめ、
 町民に感謝されて終わるという構成を取っています。
「さて、スケさん、カクさん参りましょうか?」
 と、助けた人に見送れ、晴れ晴れと旅を続ける黄門様の姿は、
 見ていて気持ちのいいものです(笑)。
 水戸黄門が、多くの人に親しまれたのはこの勧善懲悪によるハッピーエンドの構成が、
 視聴者にすがすがしいカタルシスを与えたからでしょう。
 その証拠に、水戸黄門の後に続いた時代劇は、ことごとくがこの構成を取っています。
 
 人間は生物の本能として、『快』を求め『不快』を回避する性質があります。
 ハッピーエンドというのは、まさしくこの性質にマッチするが故に、王道なのだと思います。
 
 読者に受けることを第1の目的とするのであれば、ハッピーエンドを採用することをオススメします。


麻木和人さんからの意見 
 初めまして、和人といいます。
 私的には両方ともありだと思います。
 パッピーエンドで良いにこしたことはありませんが、
 バッドエンドでも良い読後感を与えるのもあります。
 私はバッドエンドが多いかもしれませんが、「オチ」をつけて終わるものが多いです。
 (オチは失敗してますが)
 自信があるのでしたら、バッドエンドでも良いと思います。
 しかし、パッピーエンドの方が一般大衆には好まれるでしょうね。


龍鬼さんからの意見
 初めまして、龍鬼と申します。

 自分は多分、ハッピーエンドの方が多い思いますね。
 ただ初めて投稿させて頂いたものは微妙な路線でしたが;
 「あー、何か哀しいけど幸せそう」という感じです。

 ハッピーエンドが全ての人に好まれるかというと容易には頷けませんが、
 そういった傾向が好きな人は沢山いるかと思います。
 バッドエンドでも上手く魅せる作家もいますしね。


国下 夏草さんからの意見
 こんにちは、国下と申します。

 私自身の作品は自身がヘタレなせいもあり、ハッピーエンドばかりです。
 ですが、バッドエンドも心に残るものがあれば良いと思います。

 例をあげると西尾維新先生の『クビシメロマンチスト』なんか、
 読んだ翌日に思い出して落ち込んでしまうくらいのバッドエンドですが、
 余韻がしっかり残っていたので今では良作と認識しています。

 ですから、私はバッドエンドも嫌ではありません。
 ただ何の心も残さずに、無駄に人死にや精神崩壊などで終わらせると、
 読者は嫌がるかも知れませんね。


神沢さんからの意見
 初めまして、カミサワと申します。
 個人的には、必ずしもハッピーエンドである必要はないと思います。
  自分の作品に合った終わり方をさせれば、
 ハッピーエンドであろうとなかろうと問題ないと思います。

 たとえば、ホラーであったら、バッドエンド(そうでなくても、読後感が悪いもの)は多々あります。
 これは、逆にその方が好まれているからだと思います。


 自分が書いたものを例に挙げて恐縮なのですが、
 以前、主人公が精神崩壊を起こして終わるという話を書いて友達に見せたことがあります。
  結果として、こういう終わり方のほうが、
  中途半端に救いの手を差し伸べるより面白いという評価をもらいました。
 もちろん、人それぞれ感じ方というのは違うと思いますが、
 自分の作品を読んでもらって、どういう読後感、
 感想を抱かせるかということを考えて書けばいいと思います。
 そのことからも、繰り返しになりますが、必ずしもハッピーエンドである必要はないと思います。


ななつさんからの意見
 こんにちは、ななつといいます。

 早速本題に入りますが、やっぱりラストはハッピーエンドのほうが好まれるでしょう。
 でも、バッドエンドを書きたい! というのは誰も止めません。


 ハッピーエンドの分かりやすい例としては、ウルトラマンなんかがあります。
 怪獣をどーんとやっつけて、終わりです。 
 すかっとします。気持ちいいです。
 
 最近、とはいえませんが、平成のもので、ウルトラマンダイナがあります。
 各話はだいたいハッピーエンド、楽しくオチもついていました。
 でも、最終話では主人公は帰ってこなくなります。
 ハッピーエンドではないですね。

 こういうのもありだとおもいます。
 読者としては少なからずショックでしょうが、
 物語を重く受け止めて欲しいのならいい方法だと思います。
 参考になれば嬉しいです。

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ginさんからの質問  
 読書すると落ち込んでしまいます

 こんにちは。
 悩み相談なのですが……私は読書していて落ち込む事が多いです。
 一番大きいのは自分にはこんなの書けないな、とか受賞は無理だ、とか。
 ありきたりですが本気で落ち込んで食事できない事もあります。
 あと、ネタが被っていて「やられた」というケースも多々。
 こちらを拝見して読書量を増やしてますが、それにより行き詰まる事も多いです。
 単純に読書を楽しめてないなあとも思います。
 軽いうつ病という事情もありますが、皆さまはどう思われますか。


●答え●

 読書していて、作品の作者に嫉妬してしまう、
 その力に打ちのめされてしまうという経験は私にもだいぶありあます
 「よくこんな話を作り上げた、すごいなぁ……」という感覚ですね。
 自分でも小説を作っていると、それは作者へのリスペクトを通り越して、
 その執筆力、才能への嫉妬という感情に発展してしまいます。
 そのため素直に作品を楽しめなくなるのです。

 でも、逆にそういった作品に出会えるのはラッキーだと思っています。
 なぜなら、それは格好の研究材料になるからです。 

 
 この作品はすごい! と思ったのなら、すごいと思わせるだけのなにかがあったわけです。
 文章、構成、キャラクター、セリフ回しなどなど……
 なら、その部分を盗み出して自分の力に変えてしまえば、レベルアップに繋がりますよね。
 小説作法のノウハウを学んで満足するのではなく、こういった作品にたくさん出会って、
 そこから技術を盗むようにしていくと、上達が早いです。

 プロの作品とは、上達のヒントが詰まった最高の教科書ですよ。

 ただ、盗むというのは、作品内容をそのままパクるという意味ではないのであしからず。
 作家の大塚 英志さんが『キャラクター小説の作り方』という本の中でも紹介しているのですが、
 既存のAとBを融合させて新たなCを生み出すことが、上手な盗み方です(詳しいことは書籍参照)。
 AをAのまま使用したのでは、創造ではなく単なるパクりになるのでご注意を。

 複数の作者から技を盗み、融合させ、執筆経験を重ねることで自分のスタイルが生まれます。
 デビューしたての漫画家の絵なども、最初は誰か影響を色濃く引きずっていることが多いですが、
 徐々に自分独自の絵へと変貌していくものです。
  
 またプロの作品の中でも、嫉妬するような作品に出会えるのはまれです。
 好みの問題かも知れせんが、たまに、これで商業出版しているのか?
 と思うような、おもしろくない小説にも出会うことも多いです。
 最後まで読めずに途中で封印してしまった本が、家の倉庫には詰まっています(笑)。
 なので、落ち込むことはないと思います。
 むしろ研究材料が多いだけ、ラッキーなことですよ。


Triple-Iんからの意見 
 読書の時は、ファンとして楽しむようにしましょう。
 いや、別に荒らしでも冷やかしでも無いです。

 というのも、『ファンとして楽しめない小説』をいくら読んだところで、
 勉強のための身にならないからです。


 実際のところ僕は、それほど読書量の多いほうでは無いのですが、
 ただ、おもしろいと思った小説は、最低三回以上は読み返します(だから読むのが遅い)。
 一回目はファンとして純粋に楽しみ、二回目は何処が楽しめたのか、
 何処が面白かったのかを分析し、三回目は自分に取り込める場所を探し――
 という感じでしょうか。

 さて、ginさんの場合僕の読書プロセスで言うなら、
 「二回目以降」のところから入っているように感じました。
 要するに読書の時に「これは研究対象」みたいな感じで読んでいるのではないでしょうか。
 恐らくginさんには、ある程度の文章鑑定能力があり、
 また、ストーリーの組み立てなどもある程度できるのでしょう。
 だからこそ、二回目以降の読書をしてしまい、
 その結果として楽しめないという状況が生まれるのだと思います。
 現状を脱出する方法としては、何か適度なクズ作品を読んでみたり、
 また、荒療治ならば極めてレベルの高い(脱帽しかない)作品を
 読んでみるというのも手ですね。

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