第4研究室 創作に関するQ&A 34P | トップへ戻る |
国下 夏草さんからの質問  
 作家修行に壁を感じたら?

 こんにちは、国下と申します。
 なんか最近、漠然とした不安を感じることがあります。

 小説家になったような方々は、本当にあとがきにあるように
 『思った通り』に書いているだけなのではないだろうか、ということです。
 最近私は、思った通りに書けなくなって来ました。
 文章力は当初よりも格段に上がっていると自覚します、
 代わりに思ったことをそのまま書くことが出来なくなってしまった気がするのです。

 例えて言うなら、『ダイエットをしようと筋力トレーニングをした結果、
 筋肉が付いて前より体重が重くなる……』みたいな感じでしょうか。
 純粋さが薄れてしまっている……というか、なんというか……。
 そして、小説家になったような方々は自分の作品に満足しているのでしょうか?
 当然聞かれれば、『満足してない』と答えざるを得ないとは思いますが、
 本音の部分はどうなんでしょう?
 明確な到達点はないだろうな、と思いながらも道を進む自分に不安を感じます。
 もしかすると、間違った道を来てしまっているのでは、私の歩調は遅いのだろうか? 
 煩雑に疑問が湧いて来ます。

 ――努力はするものなのでしょうか? してどうにかなるものなのでしょうか?
 私があまりに遠い道のりに疲れてしまった、怯えているだけ……それならよいのですが。
 ふざけるな、と言われるでしょう。
 それを承知でお聞きいたしたいと思います、どう、思われますか?


●答え●
 
 小説を描くのは楽しい、他人からおもしろいと言ってもらえれば、さらに楽しい、
 が信条の所長です。こんにちわ。

 国下さんは、小説を描くのが楽しいですか?
 楽しいのであれば、続けるべきです。楽しくないならやめるべきです。


 楽しくないにも関わらず無理に努力を続けて作家になっても、きっと長続きしません。
 
 ただ、おっしゃっていることは私にもよくわかります。
 ある程度上達してくると、自分の描いている作品を客観的に見られるようになるんですね。
 すると欠点がいくつも見つかり、きっと仕上げてもおもしろくないものになってしまうと感じて、
 執筆を断念しちゃうんです(汗)。
 こんな程度の小説しか書けないなんて、俺には才能無いのかなぁ、なんて。
 でも、そこでやめてしまったら可能性の目は潰えてしまいます。
 
 人間諦めたらおしまいです。
 実はアフリカに百発百中の雨乞いダンスがあるのです。
 いや、これがホントなんです。
 なんでだろうって学者らが調べたら、なんのことはない、
 彼らは、雨が降るまでずーーっと踊ってたの(笑)。
 そりゃ百発百中ですよね。

 努力は無駄にはなりません。
 目には見えなくても必ずなんらかの形で蓄積されて、徐々に表に出てきます。
 だから歩みを止めないでください。
 その「情熱」が、雲を作り、雨を呼ぶまで。


みつきさんからの意見
 『間違った道』、という考えが出てくるということは、その裏に、
 「見えていないけど、楽できる近道がどこかにあるはず」、という気持ちがあるってことでしょうか?
 ……ちょっと意地悪ですね(^^;。

 で。努力は当然するべきです。
 なぜかといえば、自分の作品を外に出すためです。

 そして、他人に読ませるに値するものを作り出すためです。

 いつでもきちんとそれが出来ていなければ、それは作家ではないと思いません?

 小説なんて、どうしても書かずにはおれない、という人だけが書けばいいと思います。
 のっぴきならないそういう気持ちがない人には、書き続けることなんて出来ません。
 もし今、迷いがあって書けなくなっていても、
 書かずにはおれないという焦燥があるのなら、結局は書き続けていくでしょうね。
 到達点なんて見えなくったって、そんなこと全然関係ありません。
 ですが、書くことが自分にとってそんなに必要でないものだったなら、
 時々小説を書いてはwebで発表するくらいの、趣味的なものに自然と落ち着くでしょう。
 いくら焦っても慌てても、こればかりはどうにもなりません。

 結局は、どんなことも自分の中にすでに存在しているものだと思います。
 だから、他の書き手がどう思っているかなんてのは、考えても詮無いことですよ。
 このことに他人は関係ないのですから。


通りすがりeさんからの意見
 ……前略。
 いや、ここでふざけちゃいかんでしょう。やっぱり。

 あー、小説ではないのですが、私は一時期……いや、
 小学校から下手すると今くらいまで漫画家を目指していました。
 いや、います、かな? でも、今は小説家が一番なのでいましたにしときます。
 描きはじめのころ、本当に楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。
 ネタが思いついたらすぐに描くような、そんな感じです。
 でも、年齢が上がるごとにそれだけではいけないと気付いたのです。画力が低かったのです。
 それから上手くなろうと努力しましたが、どうしようもありません。
 そこでシナリオだけ書こうと思い、小説に出会い、運命を感じたりなんかしちゃったりして――っと、
 閑話休題。

 ある一定の期間が過ぎるまでは、漫画の上達を考えていませんでした。
 考えていなくても、上がったのは確かです。
 それからも暇つぶしに絵を描いていたんですね、ネットやら何やらで……。
 もちろん、その間紙には描いていません。
 でも、なぜか紙に描いたときも見違えるように
 (もとが最低ランクですので、たいしたことありませんが)上手くなっていたのです。
 それで、思ったんです。
 小学生のころは好きなキャラの絵(ピンクの丸い物体です)だけ描いていて、
 人を描いていませんでした。
 人なんて描けなくても何とかなると思い込んでいました。
 まあ、後悔はしていませんが、あのころから人も描いていたら、
 今はだいぶ変わっていたことでしょう。

>もしかすると、間違った道を来てしまっているのでは、私の歩調は遅いのだろうか?

 そんなこと言われたら、私はどうなるんでしょう。小説に出会ったのが遅いから、
 スタートラインがかなり後ろです。
 その程度で小説家になれないのだったら、
 小説家になるにはこどものころから書きはじめていなくてはなりません。
 無論、遅くから始めた人にはデビューのチャンスは少なくなるでしょうけど……
 人は悩んで成長するもの……どこかでそう聞いた気がします。

 その苦悩や、経験、それらも小説の糧にしてしまえばいいのです。
 そうすれば、より深みのある内容になるのではないでしょうか。
 経験に無駄なことなどない……これもどっかで聞いた気がします。
 ……なんか、まとめはほとんど受け売りになっていますが、気にしないでください。


くにさんからの意見
 こんにちは、国下さん。くにです。
 国下さんは、自分の小説の書き方について、悩んでいるようですが、
 それは、ある種当然のことなのではないでしょうか?
 国下さんが悩んでいるのは、実力をつけたことで、
 自分のことを見つめなおそうとしているということだと思います。
 ですから、やはり自分なりの結論を出すまで、考え続けるしかないように思います。
 逆に、それがいやなら、猛然と書き続けることになるかもしれません。
 ただ、それは、国下さんが決めることですね。
 それでは。


あやめさんからの意見
 作家になるなんて大したことじゃありませんよ。

 つまるところ自分の書いた作品が世間に受け入れられるのかどうかが重要なだけであって、
 純粋な書くという行為そのものについての悩みは、
 例え下手でも素人でも平等に持っているものだと私は考えます。


 作家になるためにどうするべきか、というよりも、
 いかに面白い作品を創り出すかという点に関して努力すべきではないでしょうか?
 今はネットの小説投稿所で叩かれていても、
 いつかは感動しました面白かったですと言わせて見せよう。
 そういう意気込みこそが一番大事だと思います。

 別に就職でも面接でもないのですから作家になるためにはこうしなければならない、
 という道はないと思いますよ。
 作風だって色々ありますし、とにかく書いたものが売れればそれで作家なのですから。
 自分の書いたものをどこかで誰かが認めてくれる。

 私は書くという行為においてはそれが一番の幸せだと思います。
 作家になれたというのはただの結果ですよ。


 お互い頑張りましょうね。


峰しずくさんからの意見
 こんにちは。
 これが身近な友達の台詞なら、「やめたきゃ、やめればええやん」で終わらせてしまうところです。
 しかし、このサイトで出会えたのも何かの縁。
 しかも、同じ道を目指すものどうし、励みになればと思いカキコしています。

>小説家になったような方々は、本当にあとがきにあるように
 『思った通り』に書いているだけなのではないだろうか、ということです。


 多分、その通りだと思います。
 プロというのは、その思ったとおりを出来るだけ
 忠実に読者に伝わるような技術を持っていると思います。
 同時に、「思ったまま」であっても、そこには商業出版に耐えうるものへと昇華させるだけの実力を、
 もはや当たり前のように身に付けている人たちなのだと思います。

>最近私は、思った通りに書けなくなって来ました。
>純粋さが薄れてしまっている……というか、なんというか……。


 誰にでもあることです。
 また、どの道に進まれた方も同様の悩みを常に抱きながら、
 自問自答して日々を過ごしているはずです。


 組織の歯車と揶揄されようとも、一般のサラリーマンだって同じく悩んでいるだろうし、
 「遅れず休まず働かず」などといわれていた公務員だってそうじゃないでしょうか?

 作家になるために努力をすることよりも、作家になったあと、
 努力をしたり勉強をしたりする方がよほど大変 だと思います。


 これはどんな仕事でも一緒です。
 私も仕事についてから、日常の業務をこなす中で、
 「旅程管理者」「一般旅行業取扱主任者」(今は名前が変わっているが)
 「大型自動車」「防火管理者」「食品衛生責任者」その他、
 業務上の理由で色々な資格を取ってきました。
 苦労をしたのに失効させてしまった資格もいくつかあります。
 学校にいるときは、勉強するのが仕事ですから楽なもんです。
 しかし、日々の仕事をこなしながら勉強するのは大変なものです。
(もっとも、上にあげた資格のうちいくつかは、ただ数時間座っているだけで取れるものもありますが)

>私があまりに遠い道のりに疲れてしまった、怯えているだけ……それならよいのですが。

 作家を目指すのをやめて、一般のサラリーマンになっても、同じですよ。繰り返すようですが。
 だったら、自分の好きな道で努力して苦労して勉強するほうがいいんじゃありませんか?

>そして、小説家になったような方々は自分の作品に満足しているのでしょうか?
>当然聞かれれば、『満足してない』と答えざるを得ないとは思いますが、
>本音の部分はどうなんでしょう?

 残念ながらまだ自分は小説家としてはデビューしておりませんが、
 しかしそれでも月刊誌(エロ系)に連載を持ち、
 季刊誌(旅系)にレギュラーで書かせてもらっている身です。
 が、満足というか、いわゆる「これは快心の出来だ!」と思えるようなことはなかなかありません。
 (たまにはあります)
 編集者と相談したり、愚痴を聞いてもらったり、アドバイスをしてもらったり、
 勇気付けられたりしながら、一歩ずつしか歩けていません。

 これ以前のレスを見て、私はあやめさんのご意見に大いに同感です。


五木元太郎さんからの意見
 国下さんの疑問よりも、もっと大変な事が世の中にはありますよ。
 国下さんが創作好きなら書けばいいのです。
 それが出版社から刊行されるか、自費出版するか、
 あるいは机の引き出しの中に眠らせておくかは別として……。
 出版社から出す時、編集者から自分の意思にそぐわないように書き直しさせられたり、
 あるいは国下さんの承諾なしで勝手に文章が変えられていたり、
 この業界では実際にある事なんです。
 さあ、あなたはどうしますか?


みつきさんからの意見
 労働にペイされるお金は我慢料。
 我慢が出来ないのなら、その仕事はやれません。
 はっきり言って、書き直しや承諾なしの変更なんてものを
 『大変なこと』なんて言っていたら、プロなんて夢のまた夢です。
 どこの業界でもその程度のことなら、あったりまえでございますよ(^^;。
 っていうか、もっとひどいこともよくありますしねー……。
 ですから、そんなことくらい屁とも思わないような精神力と方向性とを
 今のうちにきちんと養っておいたほうがいいですね、ってことで。

 私はプロの「小説家」ではありませんが、
 クライアントから依頼を受けて、依頼の範囲内で作品をつくり提供する、
 という仕事を一時期しておりました。

 自分の作りたい作品、こういうことを訴えたいんだという作品と
 クライアント(小説家の場合は出版社ですね)が望む作品との間が遠いことはよくあります。

 
 それを擦り合わせるために一生懸命努力し、実力を持って相手を納得させるというのが、
 作り手の、創作以外のもうひとつの仕事でもあるわけです。
 どれだけ綿密な打ち合わせをし、擦り合わせを重ね作品を作っても、
 クライアントがNOといえば、商業ベースで活動している以上、変更等は避けられません。
 というか、それ以前に、クライアントからNOが何度も出て、
 あまつさえ承諾なしに変更をされてしまうようであれば、
 それは自分の総合的な創作力がクライアントの要求するレベルに達していないか、
 自分が仕事をする「場」というものに対するビジョンが最初から間違っていた、
 ということになるのです。
 フリーの創作家であれば、すべての責任は自分で負わねばなりません。
 変更した相手が悪い、NOを出した相手が分からず屋なんだ、
 といった言い訳などは絶対に口に出しては言えない事です。

 それでは、この辺で失礼させていただきます。


御伽話さんからの意見
 こんにちわ、御伽話と言います。
 実は自分も、少なからず国下さんと同じ悩みを抱えています。
 まぁ、それでも自分の方は国下さんのように思いつめるまでには至っておりませんが。

 自分の持っている感覚から国下さんの悩みを予想すると……
 『小説を書く技術は発達したけど、上達するにしたがって自分のイメージよりも
 "小説としての形"を優先してしまって、
 どこかその"上達した技術に拘束されている"ような感覚を持ってしまう』のでは無いでしょうか?
 昔のように『思い立ったら即書き出せる』ような勢いが失われてしまったのでは無いかと。

 こう言うことだと仮定して話を進めていきますが、
 違ったら違ったで何かの参考にでもなれば幸いです。
 そして、もしそうだとするならば、悩んだ末に自分の出した答えを提示しておきます。

 確かに上達したせいです。
 それは上達したからこそ『半端な設定で書き出すことができない』のではと思います。
 昔は『プロット? ナニそれ?』とか、小説と言うものを書くためのノウハウも無かったわけですし
 思いついたことをそのまま書けばよかったですが、
 上達してしまうと『色々とより良い事を考えれてしまう』為に
 逆に全然進まなかったり、自分のその上が見えてしまったりするせいでは無いかと思います。

 一度、何かのゲームとかの再現小説でも書いてみては?
 1話1話が短くて短期間で終わるようなヤツを気軽に肩の力を抜いて。
 自分もやってみた事なんですが、結構気軽に書くのも面白いです。
 ただし1日必ず1話書き、誤字脱字以外は後から訂正するの禁止……と言う制限を付けましたが。
 これをやるとほぼ勢いだけで書くしかなくなるので、
 『昔の勢い』みたいなものを思い出せるかもしれません。
 一度、自分のレベルを落とした気軽な小説を書いてみてはいかがでしょう?


矢治さんからの意見(プロ作家の方です)
 国下さん、はじめまして。矢治と申します。
 話題はすでに終わってるようなのですが、
 どうしても励ましたかったので書き込ませていただきました。

 不安に感じることなんてありませんよ。
 国下さんが抱えている悩みは、ごく自然なものだと思います。
 私だって、常にその悩みと戦って作品を書いてきましたし、今でも悩みながら書いています。
 プロの方が書いている『思ったとおりに書いている』という言葉も、
 なんの悩みもなく書いたわけではありません。
 悩み抜いて、それでも作品の中で守るべきもの、書きたいものを必死に守って、
 その結果『思ったとおり』のものが書けるようになっているだけです。

 実際、プロになれば編集者から嵐のような欠点の指摘や、
 ここは展開を変えてくれと言われることもあったりします。


 でも、守るべきものがはっきりわかっている作家さんは、
 変えられない場所は千の言葉を尽くしてでも変えられない理由を述べます。
 変えるべき部分がある場合は、自分の至らなさをしっかりと受け止め、
 そして変えることで作中に生きる人物たちに報いることができるか、
 より読者にいいものを届けることができるか、必ず考えた上で変えます。
 作家さんの『思った通りに書いている』とは、そういう意味の言葉だと思ってください。

 道を求める以上、苦しまない人は居ませんよ。
 峰さんもおっしゃられていますが、サラリーマンだってそれは同じです。
 大丈夫、今のあなたは間違っていません。
 道から遠ざかっているわけではない。むしろ近付いている。
 だって、悩むことから逃げているのではなく、真正面から取り組んでいる。
 私は『あなたは間違っていない』と声を大にして言えますよ。
 ですから、頑張ってください。適度に息抜きなんてしたりもしてね。

 文章力は上がったと自覚できる。
 代わりに思ったことをそのまま書くことができなくなった気がする──って、
 だったら文章力が上がった状態で、
 思ったことをそのまま書けるようになればいいだけの話じゃないですか。
 私にはこれでどうして「努力してどうにかなるのか?」なんて思い悩んでいるのかがわからない。
 よしっ、と自分の中で掛け声かけて、胸張って努力してください。
 レベルアップ直前の状態なんですから。


NRPEさんからの意見
 どうも、お初にお目にかかります。NRPEと言います。新参者です。不束者です。
 ついでに言えばかなりの世間知らずです。別のサイトで稼働中です(笑
 なので、必要なところだけ聞き入れて貰えれば幸いです。

>――努力はするものなのでしょうか? してどうにかなるものなのでしょうか?
>私があまりに遠い道のりに疲れてしまった、怯えているだけ……それならよいのですが。
>ふざけるな、と言われるでしょう。
>それを承知でお聞きいたしたいと思います、どう、思われますか?

 
 難しいですね・・・描写に対しては努力をしなければ得られないと思いますし、
 だからといって、それに打ち込みすぎれば対象となる自己の持つアイディアは
 利用しにくくもなりますよね。
 なので問います。
 今一番、あなたにとって必要だと思う事はなんだと思います?
 たとえばアイディア、描写、物語の流れ、会話。どれに分類されます?
 自らが何を求めているのか分からないまま、先に進めば待っているのは時間の浪費だけです。
 ただ、それが経験にならない訳ではありません。
 効率が悪いと言いたいです。
 せっかく持っているアイディアやセンスも時間が経てばどうなるか分かりません。
 必要なのは今、あなたが何を出来るか、だと思います。
 その為の努力は構わないと思います。
 ただ、目標の無い努力は実を結ぶ可能性が低いとだけ言わせて貰います。

 初心に帰る。これも一つの方法です。
 ただ、事実から逃げるのだけは止めておいたほうが言いと思われます。
 【問題には必ず起こり得るだけの事実があります】
 それを知るためには自らをもう一度理解する必要もあると、私は思いました。

 無礼千万申し訳ありません。
 しかし、今までの経験を不意にしない為にも歩みは止めてはいけないと思います
 怯えるのはあなた自身に疑問を抱いているから、
 今度はその疑問にぶつかってみてはどうでしょうか?

 それでは、あなたに良き追い風が福く事を祈って、終わりとさせていただきます。
 ではでは〜。


DoZunさんからの意見
 どうも、DoZunという者です。
 他人事ではない――誰もがぶつかる問題だと思いましたので、
 既にある程度の結論は下っていると知りながらも、
 遅ればせながら意見を述べさせて頂きたいと思います。

 まず、大前提として努力は必要です。これだけは断言出来ます。
 小説、絵、音楽といった創作だけではなく、勿論学校の勉強も含めて、
 努力というのは必ず必要でしょう。

 確かに才能というものに恵まれたか否かもあるとは思いますが、
 どんな才能も努力なくしては発揮することなど出来ません。


 その上で、思ったことをそのまま書くことが出来なくなった、という国下さんのお悩みですが。
 それはむしろ、ある意味では喜ぶべきことなのかもしれません。
 勿論、手放しで喜べることではありませんが。
 思っていることをそのまま書けない、というのは、正しく上達したためだと思います。
 ただ思ったままに書くだけでは満足出来なくなってしまってはいませんか?
  “小説”というものに縛られてはいませんか?
 それらは全て、上達したが故の悩みです。
 上手い書き方、言葉回しなど、技術に囚われてしまうというのはよくあることだと思います。
 一度覚えた技術を忘れることはなかなか出来ません。
 ならば、その技術を用いて思ったことを書く方法を練習すべきではないでしょうか。

 また、やはりプロの方々も思ったことをそのまま書いているわけではないと思います。
 小説というものには、少なからず主題、即ち“伝えたいこと”があります。
 その伝えたいことをどうすれば読者に伝えられるのか、もっとよく伝える方法はないのか、
 そういった試行錯誤があると思います。
 伝えたいことを本当に伝えるために、努力が必要なのではないでしょうか。

 ここまで乱文で書き連ねてきましたが、迷っても立ち止まるのだけは、あってはならないと思います。
 国下さんがここまで悩んできたことを無駄にするのだけはいけませんから。
 今ぶつかっている壁は、きっとかなり高い壁だと思います。
 ですが、その壁を乗り越えた時、これまで以上の文章が書けるようになるのではないでしょうか。
 ただただ書き続けていれば、いつしか壁を乗り越えられると思います。

 それでは、長文・乱文で失礼しました。
 少しでもこれが国下さんのお手伝いになることを祈っています。
 ではでは、これにて失礼致します。

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