第4研究室 創作に関するQ&A 42P | トップへ戻る |
無用斎さんからの質問  
 スランプ脱出法

 どうも、無用斎です。
 
 昨日、一昨日と大学のテスト勉強のために小説を書かず、
 今日になって、いざ書こうとしたら、3日前と何か違う。
 もっとスラスラと書けていたはずなのに、筆が進まない。言葉が出て来ない。
 軽いスランプに陥ってしまったかもしれません。
 こうなると、なかなか文章がかけなくなります。
 調子が悪い時に無理にがんばると、調子が悪い時の状態が癖になってしまいそうで怖いのです。
 このカキコミも、20分以上かかってしまいました。

 みなさんは、スランプに陥ったと思ったときは、どのようにしていますか?


●答え●

 スランプに陥ったら、なにか感動できる夢中になれる作品に接すると、
 おおっ! 自分もこんなおもしろい話が描きたい! と触発されて脱出できる場合があります。


 私も一時期、ネタがないネタがない、なにも描くことがない……
 と、悩んでいたのですが、あるノベルゲームに接して夢中になったら、
 バリバリ筆が乗るようになりました。
 心が高揚した状態になって、次から次にアイディアが浮かぶんですね。

 なんでかなぁ〜、と思っていたのですが、ある本で
 「人間の創造力は感動することによって刺激され、活発になる」
 という記述を発見しました。
 創造力は人間の本能に根ざした物で、
 喜怒哀楽などの本能的な感情を揺さぶられると連動して高まるそうです。
 無気力、無感動の状態ではアイディアは一切湧いてこず、
 逆に感情をむき出しにしてしょっちゅう感動していると、アイディアが浮かんできやすいのですね。

 それでも脱出できない時は、とにかく小説を描いてみることをお勧めします。

 スランプの状態の時は、小説を描くのに拒絶反応が起こってしまいますが、
 そこを無理矢理ねじ伏せて、とにかく最初の一行を書いてみるんです。
 すると、おっ、なんだやっぱり小説を描くのはおもしろいじゃないか、
 やってみれば書けるじゃないか、ということに気づいて、
 案外簡単にスランプを脱出できる場合があります。
 まあ、なかなか拒絶反応をねじ伏せるのは大変なんですけどね(汗)。
 どうしても執筆に抵抗感を感じてしまう場合は、感動してハイテンションの状態となり、
 その勢いを利用してやっちゃうと良いと思います。 


おちゃさんからの意見
 初めまして、物書き初心者のおちゃです。

 自分がスランプに陥ったときは、それ以上書かず、
 今まで書いた物を一通り読み返してから寝てしまいます。
 あ、決して不貞寝ではありませんよ?
 眠りに付くまでの数十分の間に、断面的にストーリーと主要セリフを考えるんです。
 思いついたら、枕もとにスタンバイしていた携帯にメモメモ。
 次の日、ヒマな時間を利用してメモった内容を推敲します。

 自分の場合、何故か寝る前の時間にイイ案が思いつくコトが多いので、
 枕もとの携帯は大切ですね。


 ではでは。
   

よしろ〜さんからの意見
 どうも、万年スランプともいうべき遅筆のよしろ〜です。
 どれくらいかと言うと1年間、筆がまったく進まなかった経験もあります。
 それで物書き5年やってます。年季の水増しです。

 そんな僕なので、まったく参考になることが書けませんが、
 一度書く環境を変えてみたら思いのほか筆が進んだことがあります。

 それまではなるべく無音の中で書いていたのを、
 好きな音楽を聴き、さらに小説サイトを開いて、
 自分が書いているワードと入れ代わりに見るという、
 わけのわからない方法に変えてみたのです。
 自分の文に心を入れ込み過ぎないのが当時は良かったのでしょうか。

 おすすめする自信は皆無ですが、いかがでしょうか?


雨杜 潤さんからの意見
 まる1年スランプを経験したお馬鹿の意見(なに;
 と、言ってもあの時の場合は二次創作で扱っていたカップリングに飽きたからなんですが(ぇ

 スランプだと感じたら、とにかく悪足掻きして書きまくってください。
 書こうとする努力で無理矢理道を開くんです。


 それでもダメなら、コーラック(ぉぃ)ではなく、放置しましょう。
 書いても書けないんですから、この機を使って本を読みまくったり映画を見まくったり、
 創作意欲を掻き立てること、参考になりそうなことに時間を使うんです。

 何かインスピレーションを感じた作品や出来事に出会うと、自然と書きたくなるもんです。

 と、スタジオジブリ『魔女の宅急便』のセリフを少し改定(マテ
 実際、わたしもそうでしたから。このままずっと書けなかったら、
 作家人生終わりだと言う気持ちでインスピレーション起こるのを待ってました。
 (と、言ってもプロを目指しているわけじゃないんですが;)
 スランプに陥ったときが一番辛いですよね。頑張って下さい。


みつきさんからの意見
 無用斎さま、こんにちは。

 自分の場合ですが、スランプに入ったときは、
 「のべつまくなし書く時期」ではなく、「勉強する時期」だと思って乗り越えてきました。

 スランプって、「はっきり分からないけど、何かが足りない」
 って時に起こるような気がするんですよね。
 だから、そのことを頭の片隅にうっすらと置きつつ、
 小説を書かないで遊んでみたり、他の趣味をやってみたり。
 いや、まてまて、そればっかりじゃイカンぞ、と思い直して、
 「はて、今の私には何が足りていないのかな……?」
 と、自分の心の中身を内観してみたりします。
 
 そうしているうちに段々と、
 「ああ、これかあ!」というものが見えてきて、
 そうしたらまた、小説を書けるようになっていたりするんですよね。

 私は何かの引っかかりを感じてから、その「何か」を明確にし、
 答えを見つけ出すまでに、ものすごーく時間が掛かるほうで、
 短いときは二週間ほどですが、長いときは半年以上スランプだったこともあります。
 とまあ、こんな感じで。それではこれにて。


通りすがりeさんからの意見
 Dr.
 ……まあ、特に意味はありませんよ。

 さて、私は最近あまり執筆をしていません。
 主な理由としては、ネタがありすぎて一つひとつ練るのに時間がかかるのと、
 ゲームに浮気しているからです。ゲームが佳境に入るといつもこうです。ま、それはおいといて。
 
 以前スランプに陥ったとき、私は書くことで解決しました。
 
 私はスランプには二種類あると思っています。
 アイディアが浮かばなかったり、自分の実力に不安を覚えたりして書けないスランプと、
 何となく書き始められないだけのスランプです。
 私の場合はほとんどが後者でしたので、書くだけであっさりと解決しました。
 
 時間がないから、疲れたから、テストがあるから……
 などと色々な理由で書かないことを正当化していましたが、それがいけないんですよね。
 原因は単純に、書かないからだったんですよね。
 そんな単純な理由なら苦労はしないと思われるかもしれませんが、
 アイディアやプロットがあるのに書けない場合は大抵これが原因です。

 それで、前者のスランプについてですが、私の場合は読書やゲームをすることで気分転換し、
 ストーリーを感じることで解決しました。
 それよりも問題なのが、これらの複合スランプです。これは面倒です。
 新しいものを感じることで前者のスランプが解決したところで、後者のスランプが強くなります。 
 そして、書くことで後者のスランプが解決しなくてはなりません。
 そのスランプが通常時よりも長い期間放っておいたため、なかなか脱出しにくいんですよね。
 そして、その間に前者のスランプが再発する可能性もあります。
 もっとも、書けば解決というのは同じなのですが、難しいですよ。
 書き始める直前にアイディアに不満を感じて書き始められないことがありますから。
 いや、まあ今もそれに近いと思うのですけれどね。
 だからひたすらアイディアを出して、何度も練りなおして、
 色々と試行錯誤するのです。で、後は書くだけと。
 ええ、後は書くだけです。私も後は書くだけです。だから、書けば良いのです。書きます。

 ……すみません。自分に言い聞かせてしまいました。
 とまあ、このように人に見られる場所で公言するのも意外と効果的ですよ。


いふり〜さんからの意見
 現在スランプの真っ最中にいる いふり〜 と言います。
 かれこれ、半年は執筆らしい執筆をしていないそうな……(日本昔話調
 皆さんの意見を見て激しく頷いてしまいました。お陰で首が痛いです。

 さて本題。
 これはひょっとしたらボクだけかも知れませんが……期限を設けるとボクは必死になります。
 『○月○日までに作品を一つ完成させて見せますっ!!』と大々的に発表するのです。


 それは絶対に守らなきゃいけない約束です。
 もし完成出来なければ世間からの評価はガタ落ちです。
 そんなのは怖いですよね? だから無理矢理にでも完成させて期限までに発表します。

 例えそれが駄作だとしても、作者の心には『一つの作品を書き切った』と言う自信が残ります。
 その自信が、ボクは大切なんじゃないかなと思います。


 『期限までに完成させます』宣言は、何処でしても構いません。
 ここラノベ研でもよろしいですし、何なら親に宣言してもいいです。
 そして完成出来なかった場合は、来月のお小遣い無し。
 もしくはゲーム・パソコン禁止など厳しい罰が待っているでしょう。
 ……恐ろしいですね。実に恐ろしい。

 以上、自分で言っておいて実践していない いふり〜 でした。
 いや、その……ここぞって時に使うのがベストなんですよ。うん(汗


あおいさんからの意見
 こんばんは。

 私の場合、ネタはあるのに文章にならない、というスランプが多いです。
 そういう時はとりあえず、一行二行でも書けるところだけ書いて、無理だと思ったら筆を休めます。
 休めて何をやるのかと言えば、ネタだしなのですが(笑)

 私にとって物語を創るというのはTRPGのマスターをやる感覚にちかいので、
 文章が出てこない時は無理に書かずにひたすらキャラに動いてもらうのです。
 何通りのものストーリーが浮かぶうちに、その映像のひとつが文章になってくれるので、
 そうなるまでは待ちの一手です。

 ちなみにその小説が進まない間、何も小説を書かないのかというとそういうことはなく、
 合間を見ては二次創作や別の新しいネタのプロットを書いていたりします。
 ……なんとなく、なにかは書かないと落ち着かなくて……(苦笑)


アマネ ヒサキさんからの意見
 こんばんは。横から失礼します。

 私の場合、『書けないな』もしくは『何か書きたくないな』と思ったら、その場で書くのを辞めます。
 そして小説の執筆とは関係ない事を始めたりします。


 好きなバンドやゲームのファンサイトを巡ったり、
 ニュースで気になった記事について調べてみたりして、とにかく気をそらすようにしています。
 個人的に小説を書くことは趣味の範囲なので、
 『書かなきゃ駄目だ』と思うと余計に執筆の手が進まなくなる事がわかっているので……。

 以上、自分のスランプ脱出法でしたが、参考になれば幸いです。


天和斎さんからの意見
 元同人誌作家、現二次小説書きの天和斎と申します。

 スランプにもいろいろ種類がありますね。私もよく陥っていました。
 同人誌時代は、締切に対するプレッシャーがモチベーションを上回ってしまったため、
 というのがよくありました。それがあまりに頻繁だったので紙媒体での活動をやめたのですが。
 Webで活動を始めてからは、行き当たりばったりに書き始めた話に嫌気がさして、とか、
 このサイトに出会って自分が書いてきたもののへたくそさに目も当てられなくなって、とか、
 そういう理由で、どちらも書く気自体しなくなるというものでした。

 スランプに陥ったときは「今はインプットの期間だ」と割り切るようにしています。

 創作には、読書や実生活の経験でアイデアの素を補給するためのインプットの段階と
 それを頭の外に出して、具体的にプロットなり本文なりにするアウトプットの段階があります。
 インプットはご飯を食べるようなもので、今までどれだけたくさん読書をしても
 定期的に補給してやらないと、頭が空腹になってうまく動いてくれないようです。
 そこに適量のエネルギーを補給すると、自然と「また書こう」という気になってきます。

 というわけで、スランプ時には読書をしたりゲームをしたりして、
 その中で何か思いついたらメモ程度に書き留めておくことをしています。
 そのメモはすぐに作品になるわけではありませんが、
 読み返すとひらめきのヒントがつまってたりします。

 「書く気がしない」というタイプのスランプでしたらこんな方法はいかがでしょうか。

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