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投稿、ユーモアのネタ・コツ

echoさんからの投稿・表現を遠まわしにする

 こんにちは、鍛錬投稿室の短編の間に出没注意のechoです。
 コメディとギャグが大好物なので、よくギャグを書かせてもらっています。

 コツがあるとすれば、それは「表現を遠まわしにする」ことがそのうちの一つだと思います。

 私の考えた文章で申し訳ないのですが、一つたとえを。



 いけしゃあしゃあと言いやがるジャージ姿の公務員。あからさまな職権乱用である。
 俺は苦笑いをしつつ、手を振って拒絶した。後ろで困っている少女に貸すための傘だ。
 空気の読めない体育教師など増水した川で水泳の授業でもやっていればいい。



 これは大雨の日に傘を忘れた少女に傘を貸そうとするも、体育教師に貸与を迫られる主人公の図です。
 
 増水した川で水泳の授業をする=溺れ死ぬ 
 ということなので、つまりは溺れ死ねと言っているわけです。
 こういう遠まわしな言葉の意味を知ったとき、クスリと笑いがくるのではないかと思います。

 では、少しでもお役に立てれば幸いです。

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電子鼠さんからの投稿・読点・句読点を省いたセリフ

 これは、「とある魔術の禁書目録(インデックス)」でよく出てくる笑いの取り方です

 例を挙げたのに先述の作品とは違う場面になってしまいますが・・・
 例えば、ここはとある学校。正義感の塊みたいな学級委員さんが、相手を叩く行動をします。
 学級委員さんにしてみれば叩くに相応する理由があるのですが、相手方はそのことに気付いてません。

「何……? 人を叩くと気持ち良いとか、そういう趣味が目覚めちゃったわけ? 
それともあの、愛と勇気が友達です、みたいなあの学級委員サマが、ついにイジメに走りましたか?」
 一拍おいて、
「人を叩くと気持ち良いとかそういう趣味に目覚めちゃったわけそれともあの愛と勇気が友達ですみたいなあの学級委員サマがついにイジメに走りましたか?」
 といった具合に相手方が立て続けに反論します。

 もちろん、発言者のキャラによってしまうのですが、
 これは私的にもツボに入ったので、盗んで使わせてもらってます

 ようするに、読点・句読点を省いて、続けざまに言わせるわけです
 これで、発言者が混乱してるのが分かるし、なによりその光景が面白いです


 是非使ってみては・・・?

 えぇそうですよどうせ私は他の小説の技術からしか技を得られないし何よりなんの我流の改造も無いですしえぇえぇ私の小説はヘタクソなのは分かってますよはいはい分かってます。

 こんな感じになります(滝汗)

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さんからの投稿・矛盾した言動

 こんばんは。
 初めての投稿ですが、ベッドの上で寝転びながら読んでいた(失敬)
 彩雲国物語というラノベの面白かったところを紹介したいと思います(笑


 二人の少年(兄弟)が、王宮へ忍び込んで迷ってしまったところです。
弟「なんか、どんどん奥に行っちゃってるきがしますけれど」
兄「うーむ……磁石はさっき落としてしまったしな。せっかく山から苦労して掘り出したのに」
弟「日が傾いてますから、あっちが西ですよ!」
兄「バカモノ! どっちから来たかももうわからんのに、西がなんの役に立つ!」
 では磁石がなんの役に立つのか。などと兄は考えない。  

 (彩雲国物語―黄金の約束より)


 私はこれがすごく受けました。

 兄がとても矛盾したことを言っていて、弟はそれに気づいていない。

 個人的なことですが、私はこのペアかなり好きです。
 後に外伝や他の巻にも出てきますが、兄弟そろって純粋でおもしろいです。
 ボケ(?)同士なので、突っ込み役が居ないというのも、面白くなるのかもしれません。

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