第4研究室 創作に関するQ&A 327P | トップへ戻る |
ソーメン・エモンさんからの質問
 文末にどうしても「~た。」が続いてしまう……

 皆さんこんにちは、創面絵文と申します(字違っ

 早速ですが、神様視点で話を進めるとき、
 段落に移るときにどうしても「~た」になってしまうんです……。

 ―――る。――――た。
 ――――――だ。―――た。

 こんな感じです。意味不明でしたらごめんなさい。
 「た」の連発を防ぐにはどうしたらいいでしょうか……。


●答え●

みつきさんからの意見
 ソーメン・エモンさま、こんにちは。

 文章のリズムや語尾に関して気になるところがあるのなら、
 まず、自分の好きな作 家さんの文章を真似することで改善してみてはいかがでしょうか。


 この作家さんの文章が好きだ、っていうのが、多分必ずあると思いますから、
 迷ったらまずそれを引っ張り出してきて読んで、いちいちお手本にする、というか。

 それから、「た」が連発されていても、読みやすい文体というのはありますから、
 そういう作家さんの作品を参考にするのもいいですね。

 
 文章というのは、書き手にとってとても重要な道具ですから、
 先輩作家さんたちか ら盗めるものは盗んで、
 自分が一番書きやすいと思える方法を早めに確立してしまうことをお勧めします。
(もちろん、文章としてちゃんと意味の通じる正しいものを、という注釈が付きますが)

 自分に合ったいい道具を、自分で探して自分の物にするというのは、基本中の基本ですものね。

 それではこれにて。


飛車丸さんからの意見
 予想される根本的な原因。

 問題なのは「単調な文章」や「不自然な文章」ではないかと。
 
 単調な文章だから、文末が「~た」ばかりになってしまう。
 不自然な文章だから、文末がやけに目に付く。
 全体でのバランスや文章のリズムを考えるよりも、先に頭にある問題点のことで悩んでしまう。

 曰く「どうすれば文末が改善されるのだろう?」と。

 まさに「木を見て森を見ず」の状態に陥っている。
 文末とは、あくまで「文章の一部」であって、「文末という個」ではないのです。
 文末が同じものばかりであっても、文章がよければ問題にはならないのです。

 で、これを改善するにあたって、最も必要なのは読むこと。
 100冊の本に「目を通す」よりも、1冊の本を「読む」ことです。


 何も考えず、ただただ「作者に読まされる」のでは、何も身に付くことはありません。
 目を通した文章を、自分でしっかりと分析・消化することが、作家としての「読む」なのです。

 そうして読んだならば、次はそれを実際に文章として整理する――つまり感想を書くこと。
 そうすることで、より深くその作品を理解するとともに、自身の文章力の向上にもなるわけです。


フリーマンさんからの意見
 解ります!かなりw
 「~していた」「~だった」「~言った」等。文章を書く上で避けられない問題だとも思います。
 ですが、気を付ければ大した問題でも無い気がしますよ。

 「~~と○○が言った」と言いたいのならば「~~と○○が言う」に変更すれば良いだけの話ですし、
 「~~となった。(段落変更)しかし~」といった文章ならば、
 「~~となったのだが、~~」と似た意味に変えればいいかと。

Q「連発を防ぐにはどうしたらいいか」
A「文章を工夫して連発をしなければいい」


 単純にこういう事です。

Q「工夫のしかたがわからない」
A「プロ、またはこういったサイトの上手い人の小説を読んで表現を真似しよう」


 ですね。必要なのは工夫です。
 俺もまだまだ人に言える立場じゃありませんけど。
 それでは頑張ってください。


南志紀さんからの意見
 どうも、南です。その手の悩みはよくあります。
 更に質が悪いのは、書き手は推敲するたびに悩むのですが、
 いざ読み手に回るとあまり気にしなくなる点です。
 意外プロの作家でも「~た」は続くもんです。

 といっても、身も蓋もないので、南的に有用と思われるテクニックを。

 体言止め、これはかなり使えます。「夜中に響く銃声」とか。
 疑問、反語、まぁ使えるところは限られます。「誰が予測できただろうか」


 拙い表現ですみませんが、参考になれば幸いです。


鳥ノ木さんからの意見
 こんにちは鳥ノ木です。

> 神様視点で話を進めるとき、段落に移るときにどうしても「~た」になってしまうんです……。
>
>  ―――る。――――た。
>  ――――――だ。―――た。

 伝えたいことはわかりますが、これだとあまり連発しているようには見えないと思いますよ。実際は、

>  ―――る。――――た。
>  ――――――――――――――だ。―――た。


 こんな感じで離れませんか? 行も一つ二つ挟んであったりとか。
 リアルな例が無いのでよく分かりませんが、何個も横に並んでるわけでもなく、
 離れているなら文末一個置きとかでも気になりません。
 
 それと、三人称のラノベを探して読んでみたりはしたのでしょうか。
 手元にある参考にしている三人称小説では、パッと見たところ

・○○は言葉を搾り出す。
・~~して○○が文句を言った。
・○○が恐る恐る言う。
・周囲から笑い声が湧き上がる。

 二ページの間に「た」で終わりそうな表現をこんな感じでボヤかして書かれていますね。
 これは凄いと目に付いたのを軽く抜粋。

 
 どんなことを知りたいのかハッキリしているなら、聞くよりも先に先ずは立ち読みでもして、
 どんな風に書かれているのかをさっと見てきた方が参考になると思いますけど。

 後、経験上言葉をあまり知らないくせに描写過多とかしても「た」終わり現象に、
 なってしまうときがあると思います(私がそうですので、参考までに)。言葉が後々足りなくなったりして。
 どうしても続くんならどうしたって仕方がないでしょうから、あきらめてページを進めてしまっては?


りんかさんからの意見
 なんと! こんにちはりんかです。
 丁度私も自分の小話を読み返していて思っていたところであります。
 なんとなくタイピングでそのまま文章にしていると改善は難しいと思います。
 ~た。か、~る。で終わっちゃうんですよね(汗

 自分もこれから改善の為トライしていく身なのでアドバイス的な事がいえなくてすみません。
 お互いラノベや小説を読み直し、何度も書き直してがんばりましょう!

 案外、自分の好きな作家さんの本を読み返すといいかもです。
 私はそれからいこうと思ってます。



周さんからの意見

《がら空きになったその頬に、右拳をたたき込む。》

《若者たちは束の間、呆気にとられている様子だった。
 が、ノッポが再びナイフを握りなおし、用心深く返す。》

《彼らの服に染み込んだ、ツン、とすえた臭いが鼻をつく》

 必ずしも語尾は「~た」になるとは限りません。
 「~む。」「~す。」「~く。」「~だ。」なんていう表現もあります。

 「文末を動詞にする」
 つまり、そういう事です
 (´∀`)

 主に状況説明。アクションシーンなどに於いて、
 まだ行動が継続中の時、細かな描写を描くのに使えそうです。

 また、一行あたりの文字数が極端に少なく描写が不十分だと、
 「~た。」の連発はさすがに単調で見劣りしてしまいます。
 これは表現の幅を増やす他無いですね。

 一度プロの文章を模写してみることをお薦めします。

 語彙表現以外にも、一場面に置ける時間の引き伸ばし方、
 説明文と台詞のバランス……その他色々な発見があり、大変参考になりますよ。


翔一さんからの意見
 どうも、執筆歴一年の翔一です。

> 「た」の連発を防ぐにはどうしたらいいでしょうか……

 私もそれでだいぶ悩んだことがあります。
 参考になるか分かりませんが、未熟な私なりの方法を……

 1、体言止めや動詞で終わらせる

 2、会話文をはさむ

 3、開き直る


 参考になれば幸いです。お互いに頑張りましょう。

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