第4研究室 創作に関するQ&A 342P | トップへ戻る |
桔梗さんからの質問 2008年3月14日
 設定を決める順番について
 
 こんにちは。
 早速質問なのですが、皆様はどのような順番で設定を決めている、
 或いは、物語を思いつかれているのでしょうか?

 私の場合だと、ネタを思いついてもキャラやそのエピソードばかりが先行してしまい、
 物語として全く成立しないんです。
「主人公は王子様で、」
「ヒロインは……旅の途中で出会った魔法使い」
「ライバルとは激しい剣の戦いがあって――」
 と、適当に話をどんどん思いついてしまうのですが、いざプロットをまとめようとすると、
 
 主人公、王子様なのに何で旅?
 戦ってる間ヒロイン何してるんだろ??
 っていうか「ライバル」ってそもそも誰???
 
 等々、穴や矛盾が後付けでは補えないくらい噴出してしまうんです。
 穴・矛盾というレベルではなく、物語を書こうとする動機であるはずのもの(テーマ・結末など)や、
 キャラの行動のそもそもの動機が後付けになることも度々です。
 そこまでいくと補えなくて当然なのかもしれません。

 このままでは話を思いつくたびに矛盾が増え、キャラへの愛着とエピソードへの執着だけが増し、
 矛盾したネタのどちらも捨てられないという状況に嵌っていくばかりです……

 書きたいなら矛盾を解きほぐし、ネタを物語へと変えていくのが執筆でしょうか?
 それとも設定の決め方を根本的に見直すべきなのでしょうか?
 また、このような順番で物語を決めてしまい、後から世界や理由を頑張ってくっつけてる方、
 他にいらっしゃいますか?

 アドバイスはもちろん、自分はまず世界観を徹底的に決めている等、
 実践の話もお伺いできたら嬉しいです。
 ちなみに、私が書いているのはファンタジーです。
 よろしくお願いします。


●答え●

卯月珪華さんからの意見
 一昨日の某シリーズの展開が思いのほかクリティカルだったためか、食欲がわかないうづきです、
 こんばんは。
 ……のめりこみすぎかしら、これは…。

 えー、設定を決める順番ですか…。私も桔梗さんと似たような感じですよ。
 キャラクター思いついて、エピソード思いついて。
 
 しかし私は、思いついたものをすぐにプロットにはまとめません。
 その思いついた断片を集め、書きとめておいて、しばし寝かせておきます。


 すぐさま物語としてまとめようとせず、世界観をちゃんと確定させるまでプロットは作りません。
 世界観を確定させたと思ったら入浴中に神託が降りてきて大幅に変えちゃったりしますしね。
 ただ一人の登場人物のために世界観を変えたことがあります(笑)。
 いや〜、入浴タイムは恐ろしいですな〜はっはっは。

 私の場合、設定が降ってきた時点では、まだ世界観が出来上がってない状態がほとんどです。
 キャラクターの設定を先に思いついてから世界観が決まります。
 上記の場合のようなことがない限り、ほぼ最初からの世界観のままで行くことがほとんどですが。
 この場合、登場人物の方の設定をちょこちょこいじることが多いです。
 ちなみに初期設定だったものはたまに再利用することがあります。
 もったいないですからねっ(貧乏性め)。

 出てきたネタは小さなものは物語のスパイスに使います。
 本編にはまったく関係ないけど、その人物の素を垣間見せる、みたいな。
 いわゆる小ネタですね。

 設定の決め方は人それぞれだと思いますよ。特に直す必要はないと思います。
 無理に直したところで、自分がやりにくくなってしまったら元も子もないと思うし。
 やりやすい方が作業がはかどるでしょう?


 結論として、私の場合は登場人物の設定→エピソード→プロットつくり開始、
 といったところでしょうか。
 ただしすぐにプロットにまとめず、熟成期間を設けますが。

 私はファンタジーをよく書きます。というか、それしか書けません。
 自由に考えられるから、ものすごくやりたい放題です(笑)。

 私の場合はこんなところでしょうか。
 …お役に立てたなら幸いです…!(汗)


優奈さんからの意見
 こんにちわ。
 私は、キャラが先だったり世界観が先だったり物語が先だったり色々ですねえ。
 書いているうちにキャラの性格がまるまる変わることもしばしば…。
 残っているのは名前と他のキャラとの関係だけ、というのもまあよくあります。
 名前すら変わってしまったこともあります。(性別が変わったので)
 いっそ、キャラ設定そのままなのに名字だけ変わったこともありました。
 後から「あり得ない名字だ…」と思いまして^^;

 最近は、書きたい設定とかは、今書いている作品に応用できないかと考えてがんばります。
 それがだんだんだんだん増えていって作品が完成していく感じです。
 矛盾とかは気になる体質らしく、矛盾ができたらお風呂の中で矛盾を解くべく設定を考えたり、
 問答無用にいらない設定は消したり変えたりしますねえ…。
 愛着がないわけではないはずなんですけれどね^^;

 矛盾はがんばって解くべく、新たな設定を付け加える、または設定そのものを消すしかないと思います。
 どうしても捨てられないネタならば、
 いっそ他の作品で使うとかストックしておくとかすればいかがでしょうか?

 主人公が王子なのに旅、というのはだいたい後付設定でどうにでもなります。
 ありがちな設定では、母が行方不明だとか一人前の王子になるためには〜だとか。
 まあ、主人公が王子なんてよくある設定なので、平気です。

 でもふつう、書きたいから始まって、他のことなんて全部後付じゃありませんか?
 たしかに愛着あるキャラや設定を切り捨てるのは辛いかと思いますが、
 それでも作品の良さのためだったら、心を鬼にするのが一番です。

 ではでは。


鳥ノ木さんからの意見
 こんにちは。私は考えているネタの殆どが同一の魔法設定、世界観、同じキャラが一人は登場、
 って感じなので、後は新しい材料を乗っけて物語を作るって感じですね。
 完結させようと今必死こいて練習作一つ書き上げている最中なのですが、
 プロットくらいは何とか作れるようになったので、
 あまり参考にならないかもしれませんが、アドバイスを一つ。

> 私の場合だと、ネタを思いついてもキャラやそのエピソードばかりが先行してしまい、
 物語として全く成立しないんです。
> 「主人公は王子様で、」

 
 王である父にとある大事な魔法道具を取って来いと頼まれる。
 しかもそれは主人公でなければいけない理由がある。
 で、何だかんだで国外れの森の神殿に向かうこととなった。

> 「ヒロインは……旅の途中で出会った魔法使い」

 森の中で何故か化け物に襲われ、必死こいて逃げてた主人公を魔法を使ってヒロインが助ける。
 ちなみに主人公はこのとき何故か一人。

> 「ライバルとは激しい剣の戦いがあって――」

 隣国の王子も丁度その時ご都合よろしく神殿に向かっていた。
 神殿の扉はとあるその日しか開かないらしい。
 主人公と丁度バッタリライバル君。なんと魔法道具をかけた決闘に。
 ヒロイン、その間儀式を執り行い、扉を開けるために祈りを捧げている。
 ヒロインは神殿の中のもう一つの魔法道具が目的らしい。


> 等々、穴や矛盾が後付けでは補えないくらい噴出してしまうんです。

 適当に埋めてみました。どうでしょうか。
 どこに矛盾があるのか分かっているのなら、理由を付けて埋めてしまえばいいのでは。

> 穴・矛盾というレベルではなく、物語を書こうとする動機であるはずのもの(テーマ・結末など)や、
 キャラの行動のそもそもの動機が後付けになることも度々です。


 主人公は元々城の外で何にも縛られずに一度旅をしてみたかった。
 ヒロインは魔法を習っている先生に頼まれているため、魔法道具が必要。
 ちなみにそれが新たな魔法を教えてもらうための対価である。
 ライバルは主人公と似たような事情なのだが、馴れ合いを好まず、深くは語らず。

> このままでは話を思いつくたびに矛盾が増え、キャラへの愛着とエピソードへの執着だけが増し、
 矛盾したネタのどちらも捨てられないという状況に嵌っていくばかりです

 ん〜……どうでしょうか。かなり適当ですが。
 テーマや結末なんて書くのは難しいですが、考えるのは簡単じゃないですか?

 主人公が負けて、ライバルとヒロインが目的達成、
 主人公、城に戻る→
 ヒロインの先生登場→
 主人公、ライバルを隣国王子だと思っていたのだが、実は自国の騎士隊長だったことを教えられる→
 ヒロインも、実は幼い頃に街で出会った少女だったと知る→
 主人公、挫けぬ精神力を父に認められ、王位継承の儀式。

 とか、適当に。
 さらに細かい矛盾を見つけたら、そのつど補強すれば良いですし。

> 書きたいなら矛盾を解きほぐし、ネタを物語へと変えていくのが執筆でしょうか?
> それとも設定の決め方を根本的に見直すべきなのでしょうか?
> また、このような順番で物語を決めてしまい、後から世界や理由を頑張ってくっつけてる方
 他にいらっしゃいますか?


 皆様、それはその時々によるのではないでしょうか。

> アドバイスはもちろん、自分はまず世界観を徹底的に決めている等、
 実践の話もお伺いできたら嬉しいです。


 世界観は決まっているので、つじつまを合わせるのが私にとっての制作活動ですね。
 理由を付けるのが時々面倒になります。


 それと、私的には他の方のアイデアも穴埋め形式にしてみてみたいですね。
 自分だったらこんな感じかな、見たいなのを。

 なんか終わりが変になってしまいましたが、それでは、創作頑張ってください。


スレイブワンさんからの意見
 ども、スレイブワンです。

>私の場合だと、ネタを思いついてもキャラやそのエピソードばかりが先行してしまい、
 物語として全く成立しないんです。

 大丈夫ですよ。私も同じタイプですから。

 もちろん思い付いたネタをできるだけうまく使いたいと思う気持ちは解りますが、
 取捨選択をしないとダメになります。
 実際私も最初同じようにやった所、かなりぐだぐだになり設定段階でやめたぐらいです。

 いい所は残して悪い所はバッサリ切るのが一番です。

 素人の意見ですが参考までに。


キンテロさんからの意見
 こんにちは。
 キャラクターやエピソードは湧くが、全体的にまとまらないということですね。
 
 一度に設定を考えてしまうから無理が出るのだと思います。
 私はキャラクター、設定、ストーリー等を並行して作り上げていきます。

桔梗さんの例でなら、
「主人公は王子様で、」
  →○○王国の王子
    →○○王国の周辺事情
  →主人公の出生等

「ヒロインは……旅の途中で出会った魔法使い」
  →旅の動機、主人公の出生と絡めるか……?
  →ヒロインは魔法使い
    →この世界での魔法使いの扱いは?

「ライバルとは激しい剣の戦いがあって――」
  →ライバルということは競い合うはず
    →何を目的にするか? 旅の目的と重ねるか?
 
 こういう風に、並行的に構成していけば矛盾等が出来にくくなります。
 
 ちなみに、私が小説を書く上で心がけているのは、
 「このキャラクターがこの行動を取る理由」を設定することです。

 
 つまり桔梗さんの挙げられた例でなら、
 「どうして主人公は旅に出るのか」という点をしっかり作ることですね。
 動機がしっかりしていれば物語に芯が通りますし。
 では、この辺りで失礼します。


マギウス あひるさんからの意見
 初めまして、あひるです。

> 早速質問なのですが、皆様はどのような順番で設定を決めている、
 或いは、物語を思いつかれているのでしょうか?

 キャラネタ→キャラ性格→キャラ名前→物語&世界&テーマですね。
 まず、適当にキャラの元ネタを決めます。
 例えば、嘘しか言えない子、孤高な子、とんでも勇者。
 すると大体、性格がさらっと決まります。
 そしたら名前を決めます。一番悩む箇所です。
 
 名前が決まったら、全体ストーリーが出て来る場合と、出て来ない場合があります。
 出て来るのなら、簡単なSS→梗概→ラフ→下書き→推敲→完成です。
 出て来ないなら、使いません。

> 主人公、王子様なのに何で旅?
 あまりの放蕩ぶりに追い出されたりw

> 戦ってる間ヒロイン何してるんだろ??
 気絶。もしくは逃げ惑ってコケる。←お約束

> っていうか「ライバル」ってそもそも誰???
 実は親父殿(大爆笑

> 等々、穴や矛盾が後付けでは補えないくらい噴出してしまうんです。
 いいえ、そんなもの、力技やアイディアで何とでもできますって。

> 穴・矛盾というレベルではなく、物語を書こうとする動機であるはずのもの(テーマ・結末など)や、
 キャラの行動のそもそもの動機が後付けになることも度々です。


 まずは考える努力をしましょう。
 それか、お話を作ることを楽しみましょう。
 作らなければならない訳ではありませんから、脳内で遊んでても誰も文句など言えません。
 穴埋め問題上等。その穴を埋めるのが面白かったりします。

> このままでは話を思いつくたびに矛盾が増え、キャラへの愛着とエピソードへの執着だけが増し、
 矛盾したネタのどちらも捨てられないという状況に嵌っていくばかりです……

 
 なら両方を、別々のお話として書いてみてはいかがでしょう。
 Aの世界、反するBの世界。二つの物語ができますよん。


> 書きたいなら矛盾を解きほぐし、ネタを物語へと変えていくのが執筆でしょうか?
 解きほぐさなくてもいいとか思ってる奴がここに。
 ネタが使えないなら、取り敢えずメモだけ取ります。

> それとも設定の決め方を根本的に見直すべきなのでしょうか?
 それはあまり関係無いと思いますよ。
 どうしても気になるなら、HOW TO本読みましょう、としか言えません。

> また、このような順番で物語を決めてしまい、
 後から世界や理由を頑張ってくっつけてる方、他にいらっしゃいますか?


 私は違うタイプですね。初っ端から完結したストーリーが浮かんでこないなら、ただのネタにします。
 ネタに用は無いッ。

> アドバイスはもちろん、自分はまず世界観を徹底的に決めている等、
 実践の話もお伺いできたら嬉しいです。

 全てに於いて、緩く決めています。
 がっちがちにすると、後で矛盾が出て来るので。
 それに、案外少ない設定でも書けるモンですよ。私の場合はですが。

> ちなみに、私が書いているのはファンタジーです。

 ファンタジーしか書けません。ファンタジー好きの王道好きです。
 参考になったかは不明ですが、この辺で失礼します。


若竹さんからの意見
 こんにちは、若竹と申します。

 私も桔梗さんと似たようなもので、たいしたプロットも作らずに、
 物語の書きたい場面が頭の中に浮かんでは消え、浮かんでは消えします。

 書きたい=自分が面白いと思うもの、だと私は思ってますので、私はあまり切りません。
 読者を納得させるために自分にとって面白くもないものを書くことほど、苦痛なものはありませんから。

 例えば主人公が王子様なら、
 どろどろの政治に嫌気が差して――なんていうものでもありなんじゃないでしょうか。


蒼波菜月さんからの意見
 今日は。試験五日前、冗談だと思いたい蒼波です。

 さっそく本題を。
 私がストーリーを作る手順を箇条書きにしてゆきます。
 あくまで私がこうする、というものなので、あまり役立たないと思ったらスルーして構いません。

1・登場人物が決まる
 とりあえず脳内でしゃべったり動いたりしているのですが、彼らが何を考えているのだか分かりません。
 擬似的に動く人形の様なものです。

2・話の展開が決まる
 上記で何となく話、というより展開が決まります。この時点で矛盾はあまり気にしていません。
 旅物語したいな、退魔物って面白そう。
 天使と悪魔登場させたい、超能力者やゾンビだしたい等など妄想の赴くままです。

3・世界観が決まる
 二つに沿うような世界を構築します。
 天使と悪魔がいるなら天国と地獄があるよな。
 超能力か〜……超人まがいの行動ってどうしよう、ああサヴァン症候群でいっか。ゾンビねぇ……。

 体内に生命力の高い異常細胞を飼っていて、それが原因で動くってのはどうだろう?
 異常細胞のルーツはどうしよう? 
 ゾンビの家系が遺伝子調整やっていたってことにして、突然変異とかにするか? 
 サヴァンが解明されていて遺伝子工学も発展してるんだったら、当然未来が舞台だよな。
 だったら天国と地獄はどう絡める? などなど。
 途中でまとまりがなくなり、設定資料が膨大なものになります。詰め込み過ぎの場合は削ります。

4・登場人物の詳細プロフィールが決まる
 世界観が定まったら、その登場人物のプロフィールもはっきりします。
 ここで書きたい展開と照らし合わせ、登場人物が何を考えているのかはっきりさせます。
 ゾンビが何で旅に出たかったのか? その目的は、リスクは?
 などなど。何考えているか不明になり、物凄く悩む作業です。
 人の心中を作り上げるのだから当然ですがね^^;

5・書きたい展開を具体的にする
  主人公の動機も周囲の動きも大体決めます。
 細かいエピソードも盛り込み、やっと下準備が整います。

6・執筆
 私の場合はこうやって決めます。長くなりました、異常です。


みつきさんからの意見
 桔梗さま、こんにちは。

 私も設定は完璧に後付けするタイプです。
 最初の始まりは頭の中のイメージ画で、そこから大まかに登場人物を作ったら、
 すぐにパソコンに向かって冒頭部分を書き始めてしまいます。
 
 冒頭が気に入るように書けたら(ここが一番大事)、
 あとは書きながらキャラクターの詳細やストーリーの流れ、
 舞台設定等を作りつつ、小説本文をぶっつけで書いていきます。
 
 地の文やセリフ以外に現われる設定は、方眼ルーズリーフに書き込んでおいて、
 いつでも見られるように手元に置いておきます。
 
 読み直しと細かい書き直しを何度となく繰り返しながら、そのまま物語を書き進めていって、
 展開に行き詰まったら、それまで書いた部分の時系列を紙に書き出して整理、微調整を加えながら、
 「これまでの流れから、今後どう展開したら面白く読んでもらえるか」を基準に、
 その後のストーリー展開を考えます。
 その繰り返しの末、大体三、四ヶ月で三百枚くらいの小説が出来上がる――といった感じでしょうか。

>書きたいなら矛盾を解きほぐし、ネタを物語へと変えていくのが執筆でしょうか?
>それとも設定の決め方を根本的に見直すべきなのでしょうか?

 
 まずは、ストーリーの作り方や設定というもののあり方を、
 たくさん本を読んで分析して、しっかり身に付けるのが先かと思います。


 『整合性のあるストーリー展開の方法』が分かるようになってくれば、
 そこに必要な設定は何か、どういったキャラクターが必要で、
 どういった動き(心理とか行動とか)が必要になってくるか、ということも、
 段々と分かってくるようになると思うのですが……。

 とにもかくにも、たくさん本を読んでみるのがいいと思いますよ。
 「読書は執筆のための筋力トレーニング」であると、
 先日の『情熱大陸』で今注目の直木賞受賞作家さんがおっしゃっていましたが、
 本当にその通りだと思います

 
 出来れば、物語だけではなく、政治とか経済とか科学とか物理とか歴史とか芸術と宗教とか、
 その他色々、知識の肥やしになるような本も、興味のあるところから広く浅く読んでいくとなお良いかと。
 知識は設定作りの底力になるものなので。

 それではこれにて。


穴子さんからの意見
 こんにちは、穴子です。

 キャラが最初に思いついた場合は、まずこういうシーンがつくれるな、
 と言うのをいくつか考え、それを接合していく形を取っています。
 そしてその後に世界観を後付けしますね。

 ちなみに世界観は徹底的に固めます。
 地方による文化の違いとか、武器はこれはあるけどあれはないとか、
 この世界にはこの動物がいないとか、特別な生物がいたりとか。
 宗教関係も必要なら決めたりします。
 A教という宗派があったら、それに対立するB教、A教だけどちょっと派閥が違うC派とか。

 ただそれを全部使うかどうかは別です。かなり綿密に創った設定でも全く使わなかったりしますし。

 それと矛盾が起きるなら矛盾が起きる要因をねじ曲げればいいんです。
 一般常識と全くかけ離れた世界ができあがっていても、人が納得できるように創れば問題ありません。

 それでは、執筆頑張ってください。


麻さんからの意見
 こんにちは。何だかとっても親近感を感じたので思わず(笑

 私も大抵、キャラ&エピソードがドンドン沸いてくるタイプです。
 ぽっと思いついたアイディアなので関連性なんてありゃしません。
 なので、それを覚えておくorメモしておきます。
 するとドンドンそれが溜まっていき、量だけで考えたら軽く長編小説を書けるまでに達してしまいます。

 ここまできたら、後は話が繋がるように間を埋めたり、
 並べ替えたりでお話ができてしまうと思うのですが、どうでしょう。完璧に後付けですが。
 
 というか、この世に出ている物語のどれだけが、
 最初から最後まで順番に完璧に構築されていってるのでしょうか。
 

 よほどの才能がない限りとっても難しいことだと思います。
 後付けでも良いじゃないですか、不自然でなければ。
 私なんか、長編小説を途中まで書いてこのサイトを知り、
 「何て稚拙な設定と展開なんだ!」とキャラの設定だけはそのままに、
 世界観とストーリーを丸ごと改編したことがあります(笑

 まさに桔梗さんの仰るとおり、「物語を書こうとする動機であるはずのもの(テーマ・結末など)や、
 キャラの行動のそもそもの動機が後付け」になってしまった状態です。


 辻褄合わせに大変でした。

 参考になるのかは分からないのですが、
 「破天荒でドSなお姫様に振り回されるヘタレな従者二人が書きたいなぁ」
 から始まった最近構想中の物語は、最初は本当にひたすらヘタレ二人が、
 姫様にあちこち引っ張り回されるだけだったのですが、
 姫様と従者sの過去を思いついたあたりから急速にシリアスな展開になっていき、
 ついには腐敗した王政をひっくり返さんとお国直しの旅に出る壮大な物語になってしまいました。

 最初は影も形もなかった王様は、姫様の野望を知りつつも、
 諸国漫遊の旅に出すとんでもない腹黒になったし・・とまぁ、バリバリ後付けです(笑

 キャラの性格も当初とは大幅に変わってしまうことも多々あります。
 まぁ大抵坂を転がり落ちるように暗く重くなってしまうのですが・・・
 たまにはライトなファンタジー書きたいなぁ。

 長くなってしまいましたが、全体を通して筋が通っているようであれば、
 後付けでもこじつけでも良いのでは、と思います。
 何よりも、桔梗さんが楽しんで書くのがきっと一番です。
 ではでは、創作頑張って下さい。

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