第4研究室 創作に関するQ&A 362P | トップへ戻る |
佑佳さんからの質問
 敵キャラの目的・主人公と対立する理由
 
 初の書き込みです。
 乱文失礼します。

 私は長編のファンタジーを書いているのですが、
 敵キャラが居て、主人公に攻撃を仕掛けてくる理由が、どうしてもありたきりになってしまいます。
(昔、主人公に裏切られた、とか)

 敵キャラは何かと気に入っているキャラなので、何か参考となるものはないでしょうか。
 皆さんのご意見お願いします。


●答え●

安眠妨害禁止区域在住の猫さんからの意見
1.大事な人を助けるためには主人公を殺さなきゃならない。
2.主人公に振り向いて欲しい。(ヤンデレ?)
3.主人公に手柄を取られないため。
4.金で雇われたから。
5.主人公がその人の中で悪人である。(仇・宗教的な問題...)
6.自分を殺して欲しいから。
7.主人公が攻撃されるオーラを出しているから。
8.主人公を止めないと自分、もしくは自分が大切にするものに害があるから。
9.主人公を救いたいから止めるために。
10.勘違いで、主人公が悪者になっている。
11.主人公が敵対者には重要なものを所持しているから


 などなどでしょうかね。


飛車丸さんからの意見
 ありきたりでも薄っぺらじゃなければいい、そう考えている自分がいます。

「昔、主人公に裏切られた」

 あらすじだとこの一文で済みますが、実際にはもっと深い部分までエピソードがあるはずです。
 複雑な心の動きがあるはずです。
 敵キャラを主人公にして一本の作品になるくらい練り込んでしまえば、
 ありきたりかどうかは問題にならなくなります。
 
 というか、設定の殆どは使い古されてますから、よほどのアイデアを出さない限り、
 大雑把な分類で「ありきたり」になるのは必然かと。



グレー・デ・ルイスさんからの意見
 「推理小説における犯人の犯行理由」であって、
 「ファンタジーの敵キャラの目的」とは違う面もあると思いますが、
 H・R・F・キーティングによると、代表的なものに

 経済的利益、自己防衛、地位の防衛、恐怖、愛するものを守るため、
 主義、復讐、権力への欲求、過去の屈辱の償い、嫉妬、世間の鼻をあかすため


 などがあるそうです。
 このうち、ファンタジーではあまり見かけないものとして、

・自己防衛
(やらなきゃ勇者に殺される)
・恐怖
(実は魔物は人間が怖い)
・嫉妬
(勇者だけカッコよくて悔しい)

 などを使ってみてはどうでしょうか?


ウィキさんからの意見
 こんにちは。

 主人公の事を密かに想っているヒロインを自分(敵キャラ)に振り向かさせたい。
 らんま1/2のライバル達はこのパターンでしたね。

 敵キャラには上からの命令があって主人公を倒さないといけないことになっている。
 シャアやガルマ・ザビ、ランバ・ラル等はこんな感じでした。

 主人公はなにかとできる男で、敵キャラはどんな修行や努力をしても常にナンバー2にされる、
 競争心が高じ自分がナンバー1になるために亡き者にしようと計る。
(魔導師バビディの術にかかった時のべジータ)

 主人公は親のかたき
 bY ピッコロ(マジュニア)

 思い付いたのはそんな感じです。


透香さんからの意見
 敵の好きな人が、主人公に奪われたとか、どうでしょう?
 これもありきたりですが(汗


酒魚さんからの意見
 初めまして、酒魚と申します。

 私の知ってる限り、多くの敵キャラは、
 次のパターンのどれかに分類されると思いますので列挙してみます。
 多分、間違ってますのであしからず(なら書くな)。

 以下、敬語略 

パターン1 世界征服派
 最もオーソドックスで、最も単純な主人公との対立動機。
 仮面ライダーのショッカーからデスノートのライトに至るまで、いろんなところに発生。
 ただし、得てして話自体が薄っぺらく見えてしまうという難点あり。

パターン2 昔の仲間派

 最近主流になってきたようなきてないような派。
 主に主人公が敵キャラを倒してしまった後、読者にしみじみさせるか、
 もしくは主人公自身が敵キャラを赦す、という風に使われることが多い(気がします)。
 難点は、主人公が完璧な正義であったりするとかなり不自然に見えてしまうこと。
 世界征服派より練りこんだ敵キャラの設定が不可欠。
 しかし反面、書き方によっては主人公、敵キャラのお互いに対する心情描写の切なさ5割増。

パターン3 昔はいい子だった派

 パターン2の派生系。
 ただし、敵キャラが道を踏み外した原因は社会、生活環境など、
 だいたいが「(幼い敵キャラが)避けようの無かった」ものであり、かなり同情できるようになっている。
 ある意味、作者が敵キャラにできる最大のフォロー。
 難点・敵キャラが「明確な悪」になりにくい。
 あまり敵にばかり肩入れして書くと、主人公が敵を倒した際「ひどい!」と言われる恐れアリ。
 巨悪を倒した、というカタルシスは得にくい。

パターン4 ぶっとび派

 最も単純かつ最も不可解な派。
 敵キャラの精神が異常をきたしてランダムな攻撃をしかけ、
 出会い頭に人を殺すなどマッドな敵に向く。
 ただし、単純な分リスクも高くあんまりキャラを壊しすぎて「何でもあり」にしてしまうと、
 物語そのものが終わってしまう傾向が。

 以上です。お役に立てれば幸いです。


夢羅さんからの意見
 理由じたいはありきたりでも問題無いのでは無いでしょうか?

 世界征服とか企んだ、始皇帝とかアレキサンダーとかチンギス・ハーンとかを
 無個性な人物として扱う人もいませんし。

 むしろ理由よりは、その人物のキャラクターを確立した方が良いと思います。
 そうすれば主人公との関係も、自然と出来上がります。



こめやさんからの意見
 ちょっと発想を変えてみて「主人公の目的を達成するためは敵と戦う必要がある」
 というのはいかがでしょうか?


 主人公「世界の平和は俺が守る」→悪の組織と戦って潰さなければならない。

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