第4研究室 創作に関するQ&A 377P | トップへ戻る |
美央さんからの質問
 読書量が少ない
 
 初めましての方、初めまして。
 お会いしたことがある方、こんにちは。
 ド素人の美央です。
 まだ小説を書き始めて一年と経ってないうえに、一作も完結できていないという状況のくせして、
 新人賞に応募して、小説家になろうと頑張っています。

 本題に入ります。
 皆さん、小説を上達させる方法は? と聞かれたら、
 小説をたくさん読み、たくさん書くこと、と答えますよね(おそらく)。
 私の場合、たくさん書くことは頑張っているのですが、読書量が物凄く少ないです。
 親の所為にしたくはありませんが、親は本を買ってくれません(思いっきり親の所為にしてんじゃん)。

 買いたいといっても「また今度ね」の一言で、待ちつづけること数週間……。
 全く買ってくれず、「買ってっていったじゃん」といえば「だからまた今度」といわれる始末……。
 もはやこれは私の日常です。
 こんな感じで親はあてにならないので、学校の図書室で小説を探すものの、
 小学校のためかなかなか良い物にめぐり合えず……というか絵本系が多い&児童文学ばっかり。
 私はラノベを書きたいので、児童文学ばっかりはよろしくないかと……。
 読書量が少ないのに、小説家を目指すのは勿論のこと、良い小説を書くことはできるのでしょうか。
 また、最低限どのくらいの読書量が必要でしょうか。
 ご返信下さったら幸いです。


●答え●

あさんからの意見
 答えは簡単です。
 図書館へ行きましょう。



いちおさんからの意見
 初めまして、いちおと申します。
 まずは、まだまだお若いので、今後いくらでも読書量を増やすことは出来ます。

 とは言え、「もう今からいっぱい読みたいのにっ」と言う気持ちもわかりますので、
 学校ではなく地域の図書館はいかがですか?


 わたしも小学生の頃はおこずかいで買える本の量などたかが知れておりましたので、
 図書館に通っては返さず、ブラックリストに載ったものです……(おいおい)。

 それから、友人に本を借りてましたね。
 正確に言えば、友人の親が持っている本でしょうかw
 「本人が読書家」「親が読書家」の友人は周囲にはおられませんか?

 あとは、古本屋と言うテもありますね。

 おこずかいの中から本を買うのは大変でしょうけれど、例えば1000円持っていて、
 本屋で新刊を買うと1冊しか買えないものが、古本屋に行けば5〜6冊買えたりします。

 「最低限どのくらい」と言うのは、一概には言えないでしょうね。
 読んでも読んでも、読み足りないですもん。
 読書も、その他の経験なども含めて、一生勉強なのだと思います。

 そして最後に、小学校の図書館にある本も、いろいろな種類があると思います。
 美央様のおられる学校の図書館がわかりませんので、
 わたしの小学校と一緒にしては失礼かとは思いますが、
 振り返ってみると幅広いものが置かれていたような気もしますよ。
 例えば「漫画でわかる日本史」のようなシリーズや偉人の伝記なども、
 読んでみれば知識として今後有意義になるかと思います。

 こんな感じで、少しでも参考になればと思います。
 ではではお邪魔致しました。


Urzaさんからの意見
 まず、どのような本を読みたいのですか?

 ラノベですか?
 それとも、児童文学ではなくて、微妙な表現ですが「大人向け」の小説ですか?

 前者ならば・・・。
 最近の学校の図書室にならば、ある程度はそろっているようです。
 小学校では難しいでしょうが、中学や高校の図書室ならば、
 そこそこの品揃えがあるのではないでしょうか。
 ご自身で中学や高校の先生などと交渉し、図書室の本を読ませてもらえないか頼むのも手です。

 後者ならば。
 とりあえず、小学校にもいわゆる文豪と呼ばれる人の作品があると思います。
 「明治の文豪全集」的な本が置いてあるのではないでしょうか。
 あるいは、お近くに図書館があれば、そこを使うことをお勧めします。
 図書館であれば、いくらでも本が無料で読めます。最近は、ラノベをおいているところもあるようです。

 また、児童文学をあまり軽視せず、極めてみるのも手ですよ。
 ズッコケ三人組あたりを読み込めば、学園物の基礎になるかもしれませんし、
 ハリー・ポッターなどはファンタジーの素養の足しになります。

 さて。
 「また、最低限どのくらいの読書量が必要でしょうか」
 とのことですが。
 0冊から数万冊以上までと、幅広いです。
 0よりはあったほうがいい、といった所だと思います。

 とりあえず、最初は適当に気に入った本を読んでいればいいんじゃないかと思いますよ。


アリオンさんからの意見
> 読書量が少ないのに、小説家を目指すのは勿論のこと、良い小説を書くことはできるのでしょうか。

 あえて言いましょう。「できません」


 「世の小説家全てが他人よりも多くの小説を読んでいるか?」と聞かれれば、答えは「No」でしょう。
 でもそれは、「全てがそうではない」と――中には「例外」がある、というだけで、
 上達の手段としての読書を放棄する理由ではありません。
 言ってしまえば、そういった「例外」の方々は、例えば他人が10冊読んでようやく学べることを、
 たった1冊で済ましてしまう、というだけです。
 アナタがそれを行えると自負できるのであれば止めはしませんが、
 根拠無くそれを行うことを私は推奨しません。

>私はラノベを書きたいので、児童文学ばっかりはよろしくないかと……。

 「いろいろなものを読みましょう」というのは、それを『小説』に限定しません。

 確かに『小説』を書くために『小説』から学ぶことは多いですが、
 逆に「それだけ」では例えばアナタの読んだことのある小説を超えることはできません。
 自分の中に無い物を小説として表現することなどできはしないのですから。

 最も大事なことは、アナタが人間として成熟することです。
 それを成す為に「読書という、他人の人生に触れる行為」が有効であるということです。
(先の言――上達したければ読め――と矛盾するようですが、人間として成熟できるのであれば、
 例えばスポーツに熱中したっていい。でも、それを「表現する手段」として『小説』を求めるのであれば、
 やはり『小説』の「書き方」を読書によって学ばなければならない)

 児童文学?
 けっこうなことじゃないですか。
 今、あなたの環境がそれしか読めないというのなら、児童文学から学べることを学びつくせばいい。
 学ぶということは、ただ知識を得ることだけを差しません。
 その経験によって人間として成熟する手助けとなるなら、それは決して無駄ではありません。

> こんな感じで親はあてにならないので、学校の図書室で小説を探すものの
 
 小学校のためかなかなか良い物にめぐり合えず……というか絵本系が多い&児童文学ばっかり。

 市立図書館とか、地方公共団体の図書館は利用されないんですか?
 アナタの家では新聞を購入していませんか? 新聞から学べることは沢山あります。
 かつて手にとって読んでみた小説を、再び読むことはしないのですか? 
 アナタが成長して、視点が変わったことによって、新たに学べることがあるかも知れませんよ?

> また、最低限どのくらいの読書量が必要でしょうか。

 アナタにとって、必要なだけ、読んでください。
 それはアナタの問題です。10冊か、100冊か、1000冊か、それ以上か、
 それはアナタ以外に判断はできません。
 そして、「最低限」を満たしたとして、アナタはそれに満足して読書を止めるのですか?
 読めば読むほど、それはアナタの糧となるのですよ?


公ちゃんさんからの意見
 こんにちは。公です。

 他の皆さんと同じ意見ですけど、
 図書館に行ってみてはいかがでしょうか?
 私の近所にも「文化の森」っていう自然公園の中に県立図書館があるのですが、
 ゼロ使い魔、シャナ、かのこん、狂乱、とど、吉永さん……
 ラノベ、なんでも揃ってます。
 しかも、児童図書に分類されております。(かのこんって……)
 でも一作一冊しかないので、かならず誰かに借りられてる。(泣)
 私は、この研究所で紹介されてる書籍と一緒に、ラノベを借りてますね。

 やっぱり読書量は大事だと思います。
 でも何のために私たちのような人間は読書するのでしょうか?
 それは、自分に欠けている部分を補うために
 参考にしているからだと私は考えております。
 語彙、技術、言い回し、キャラ設定、ストーリー展開……
 ラノベを書く上で必要なことを学ぶために読むのです。(つまり研究です。)
 
 ですから、読書するにあたって
 「自分はそれによって、何をそれから取り入れるのか?」
 と考えてから実行してください。
 
 そうすれば少ない読書量で、有効に活用できるかと。
 でもやっぱり、沢山読んだ方が有利ですね。(どっちだよ?)
 要は「どれ位読むか?」というより、
 「どれ位読んだら自分に欠けてるものを克服できるか?」ですね。

 参考になれば幸いです。


安眠妨害禁止区域在さんからの意見
>読書量が少ないのに、小説家を目指すのは勿論のこと、良い小説を書くことはできるのでしょうか。


 出来ます。
 そもそもエンターテインメントというのは一つではありません。
 バラエティ番組も参考にはなりますが、
 ハリウッド映画を見ることはライトノベル作家には大きな経験値となります。
 自然と戯れるのも、友人と遊ぶにも良いでしょう。

 少なくとも読書数がどれだけ多かろうが、そんなことは無意味です。所詮はただの数字。
 それを読者目線で見ている限り、どんなに良い言葉を並べ立てて飾った所で
 「楽しかった」「楽しくなかった」の二言で、済ませられてしまうのです。

1.本は数ではなく質です。

 別に純文学を読めというのではなく、自分が感動できるもの、面白いものを読めということですよ。
 面白くない本を読む必要はありません。楽しいのが一番です。

2.10冊をただ読みより、1冊を理解できるまで読む。

 じっくりと丁寧に読む習慣を付けましょう。速さを求めるとロクなことはありません。

3.自分の目標、感動したり憧れる「人生を変える本」を見つけ出す。

 これだという本を、何冊でも良いので見つけ出して、目標であり師匠であり遠い存在であり、
 身近な友人にしましょう。絶対役に立ちます。

4.その作品の何処が面白く、何処が良く、何処が「自分で吸収」できるかと考え、力にする。

 分析すればその作品の良さを少しですが吸収できます。

5.友人と遊び、自然と遊び、ゲームで遊ぶ。

 物凄く重要ですよ。多分これが一番大事です。

6.健康には気を使う。

 身体は資本です。睡眠時間を無闇に削って徹夜徹夜とか止めた方が良いです。

7.閃きをメモする。

 自分語で良いので、簡単なメモを取っておきましょう。別に見なくても良いので、習慣だけを付けておくと将来役立ちます。

8.プロットを構成する。

 簡単で良いので、まずはこんな感じ〜というのを書いて、段々詳しくしてみましょう。

9.締め切り決めて、プロットから物語を紡ぎ出す。

 締め切りは重要ですよ。締め切り破ったら、それを記録して、目の前にバッと張っておきましょう。

10.友人に見せる。
 ここで友人と遊んで、親しくなったことで発生する「人脈」という素晴らしいものの出番です。
 「おっ、面白い、と思うよ」と目を泳がせながら、どもりながら言われて、
 これは全然面白くなかったなと思っても信じましょう。
 やる気になります。

 さてと。
 多くを読むことは単純な趣味でない限り「無駄な時間」だと私は思います。
 それより小学生なら外で皆と遊ぶことをお勧めします。
 本ばかり読んでいるだけで友人と遊ばない人間は、作家にはなれませんからね。

 小学校の頃は元気良く遊びましょう。
 そして家に帰って、学校の宿題とかは適度に済ませて、残りを読書と執筆に当てます。
 中学生の終わりまでに一本新人賞に投稿を目標としてみましょう。
 天才でないなら、それでも十分早い実績です。
 焦る事はないですよ。
 読書なんて、いつでも出来ます。歳を重ねれば理解できなかったことも理解できます。
 だけど、小学生の頃遊べなかった過去などは変えられません。
 それに、小学校の頃の夢は結構成長すれば変わるものです。
 その時に、有利になるのは社交性です。これは本では学べません。

 本より外で遊んで、ゲームやって、時には引きこもって……。
 何でも楽しくやってみましょう。
 その経験一つ一つは絶対に無駄にはならないはずですよ。


TOCさんからの意見
 どぉも、読書量は多くても無駄に読んでしまったTOCです。

 普通に考えれば『作者の目線で読書する』≒『技法、レリックを盗む』で読書する事をオススメします。

 私の場合も親が買ってくれなかったので、学校の図書館で1日1冊を心がけて読みまくっていました。
(しかし、冒頭の通り無駄に読んでいたので全くのノーカウントです)

 それはともかく、普通の作者は読書し、技法を学んで成長します。
 そう考えると美央さんは大変不利ですね。

 しかし、デメリットはメリットになり得ます。

 試行錯誤で書きまくり、既存の作品に無い全く新しい文体を編み出すという手もあります。
 本当は基本を踏まえた上で応用があるのですが、何が起こるかは分かりません。
 かつての文法至上概念からはとても受け入れがたいケータイ小説が流行る世の中です。
 もしかすると、斬新なラノベとして受け入れられるやも知れません。

 追伸:上記挑戦は勝率が低い事は確かであり、当方は一切の責任を負いかねます。


亞摩カケルさんからの意見
 こんばんはです。亞摩カケルと申します。
 児童文学の匂いに釣られてやって参りました。
 読書について、執筆技術のお勉強についてのお話は、
 みなさんがたくさん出していらっしゃるようなので、
 あえて別の観点から意見をば。

 絵本や児童文学というのは、小さい子供でも読めるように平易な言葉で書かれていますよね。
 文字でびっしりにするわけにもいきませんから、がぜん文字数自体少なくなるというものです。
 そういうわけで絵本・児童文学作家には、短くてやさしい単語を用い、
 叙情性の高い物語を構成する能力が求められます。
 絵本も児童文学はサクッと読めてしまうものなので(というかそうでなければなりません)、
 普通に読む分には気づかないかもしれません。
 
 しかし、書き手の側からすれば、文字で表せる情報量が限られている分、
 一字一句を丁寧に選んでイメージを伝えなければならないという厳しい制約があるのです。

 良い絵本や児童文学を書くことは、
 ある面では他ジャンルの文芸作品を書くことより難しいと言えるかもしれませんね。
 逆に言えば、絵本・児童文学の良作を読み、研究することで、
 構成力や描写力のレベルアップを図ることができるのではないでしょうか。

 ひっくるめて言うと、絵本・児童文学最高だよ!! ってことです(布教か)
 以上、児童文学党のざれ言でありました。
 

吊られた男さんからの意見
 おはようこざいます。

 あのう、児童文学というだけで避けてしまうのもどうですかね? 
 絶対にラノベを読まなければ、ラノベを書けないこともないですし、
 それに私の考えでは本の種類なんて関係ないと思います。
 
 児童文学だろうが、絵本だろうが、エッセイだろうが、
 百科事典だろうが読めばそれなりに何らかの糧にはなるはずです。


 それに読書量が少ないと嘆くくらいなら、
 手に取れるものから何でも読むくらいの意義込みがないとダメでしょうね。
 ラノベだけに囚われず、他の文学に関しての知識もあった方が、後々役に立つこともありますから。

 いろいろ書いてみましたが参考になったら幸いです、ではでは。


連夏さんからの意見
 おはようございます。
 読書量を気にされておられるようですが、
 今、すでに、「小説を書こう!」と思っているのなら、そんなことは気にしないでよいです。
 たくさん読んでも、結局は、一つ一つ順番に知識を吸収していくしかないからです。
 だから、気にしなければいけないことがあるとすれば、「数」ではなく、「読み方」ですね。

 他の方も言っておられますが、読者としての目線だけではなく、
 作者としての目線で読んでいかないといけません。

 では、具体的な「読み方」についてですが、読んでいるときに注目したいところは色々あります。
 ですが、やはり一度に全部は対応できないので、やり易いところからやりましょう。

 以下に、わたしが個人的に優先している注目ポイントを書いて見ます。

●どうして面白いと思ったか

 これは、自分が面白い(上手い)と思ったとき、その場所はどこかをしっかり理解するためのものです。
 何がどうして面白いのかを考え、学んでいきます。
 自分の作品だったらどうするか置き換えて、一度、書いてみてもよいかもしれません。

●どうしてつまらないと思ったか

 これは、さっきと逆ですね。
 誰かがやっている失敗は自分もやっている可能性が大いにあります。
 説明が長い、一人称と三人称が交ざっている、造語の説明がない、など。
 これらを自分が書くときに気をつけて書けるように学びます。
 また、これを箇条書きに書き留めておき、自分で推敲するときのチェックシートにするとよいです。

 以上の2点に注目すると得られるものが多い気がします。
 他には、細かい文章表現の妙や改行のコツ、一文や一ページ内の文字量・漢字量などなどなど。
 学ぶところは一冊を熟読するだけでもたくさんあります。
 そうして十分に知識を吸収してから、次の本へと読み進めていってもよいと思います。


石野 叡洸さんからの意見
 はじめまして、最近某巨大掲示板に入り浸りすぎてたせいか
 「この文章で小学生は流石にねぇよ」と真っ先に疑ってしまった(失礼)アキヒロです。
 すみませんすみません……。
 いやでも、とても分かりやすい文章だと思いました、真面目に。

 さて本題ですが、小説家になりたいなら読書量が大いに越した事はありません。
 じゃあどうやって沢山本を読むかって話になりますが、
 他の方々が仰ってるように図書館を利用するのが一番だと思います。
 ですが、「近所に図書館がなくて気軽に行けないよ」なんてこともあるかも知れません。
 ……と言うか、美央さんはあるならすでに行ってそうな気がしました。なんとなくですけど。

 もし図書館が近所にないのなら、ウェブ小説を読むのも一つの手かと。
 これならお金は一切かかりません。


 例えばこのサイトの高得点作品掲載所には、
 皆から面白いと評価された選りすぐりの小説が載っています。
 あるいは鍛錬投稿室なら小説の評価、つまり何処が良いのか(悪いのか)も見れるので、
 参考になる部分も多いと思います。
 ただし、お店に出回っているようなレベルに満たないものが、
 大部分(と言うか満たしてりゃ店で売れてますね)ですので、
 悪いものに影響されないように情報の取捨選択が必要となります。

 参考になれば幸いです。それでは以上、試験勉強で徹夜明けのアキヒロでした。


飛車丸さんからの意見
> 読書量が少ないのに、小説家を目指すのは勿論のこと、良い小説を書くことはできるのでしょうか。

 出来るでしょうね。
 源氏物語や竹取物語なんかは、千年経った今でも名作として残っていますが、
 その作者たちに豊富な読書量なんてあるはずもないですし。

> また、最低限どのくらいの読書量が必要でしょうか。

 本人のやる気次第。
 読書そのものは「思考の糧」でしかありません。
 ただ闇雲に数を重ねるくらいなら、一冊を骨の髄までしゃぶりつくした方が効果的です。

 読書量を増やすこと自体はとても重要ですが、それよりもっと大事なのは「考えること」です。


Sour Grapesさんからの意見
 まず書かれた文章にとても感心したと申し上げましょう。将来への期待大ですね。
 小学校時代に同じような悩みがあった者としては他人事とは思えません。

 私の場合近くにあった公立の図書館は役に立ちませんでした。あなたはいかがですか?
 それととりあえず学校の図書館の本はとくに歴史や科学の本を中心にほとんど全部読みました。
 さて小遣いもお年玉も全て本に費やしても足りなかった私のとった方法は立ち読みでした。
 座って読めるよう椅子のおいてあるところもありますからお勧めです。
 また文庫でしたら古書店でも立ち読みできます。
 量だけをいうなら新刊書をあきらめて特売の古書のみを買うのも手ですね。

>また、最低限どのくらいの読書量が必要でしょうか。
 
 当たり前ですが別にきまりはないと思いますよ。
 ただ小説やラノベをたくさん読むより知識を増やす方が大事でしょうね。 
 

みつきさんからの意見
 美央さま、こんにちは。
 
 本をたくさん読む、ということについては、個人で工夫する以外、ほかにないんですよね。
 なので、それについては、頑張ってください、と応援するくらいしかできません。


>読書量が少ないのに、小説家を目指すのは勿論のこと、良い小説を書くことはできるのでしょうか。

 創作においてまず大事なのは、自分が何を書きたいのか、何がかけるのか、
 自分が誰に向けて何を書くべきなのか、を熟知することなんですよね。
 
 何より自己分析が必要で、『読書』というのは、
 その自己分析のためのほんの一ジャンルに過ぎません。

 
 そして、作品を創り出すのに必要な知識や実際的な経験、
 その他さまざまな疑似的体験を十分に得ることができていれば、読書量は少なくても、
 良い作品を書く素地はちゃんと作られている、ということになると思うんですよね。
 
 で、小説を書く上で混乱しやすい視点についてや、人称による文章の書き方の違い等については、
 それを意識しつつ、ちゃんと基本を抑えている良い作品を何十回と繰り返し読み込めば、
 読書量は少なくても基礎はきちんと身に付くものですし、
(これに限っては、ライトのベルはあまりお勧めできません……)
 また、文章での表現の仕方についても、この人の文章が好きだなあ、
 と思える作家さんを一人見つけられれば、もう鬼に金棒です。

 ですので、小説を書くためだけに、何千、何万冊の本を読む必要なんてのは、本当はないんですよね。
 『書けるようになるため』に必要な本の数は、実はほんのちょっと。
 あとは、本を読むのが好きだから読む、ただそれだけ。
 そういうのでいいんじゃないかなと。 

>また、最低限どのくらいの読書量が必要でしょうか。

 そうですね……私の経験から言うと、
 『これは最高に面白い! この面白さは他では絶対出会えない類のもの。これはもう、本当に完璧だ!』
 と心の底から思える本に十冊くらい、
 『こんなの最低! ひとつもいいとこが見つけられないし、読んだ時間がまるまる無駄になった。
 もう最悪、こんな本を二度と市場に流通させてたまるものか、
 せめてこの一冊だけでも私がこの手で燃やしてやる!』
 とか思っちゃうような本に十冊くらい出会えるほどの読書量があればいいんじゃないかなーと。
 でもその、たった十冊ずつに出会うために、
 結構な量の読書が必要だったりするような気もするんですけど……(^^;。
 
 読書のうちの95%くらいは、『普通に面白い本』か『普通にあんまり面白くない本』
 に出会うのが普通なんですものね……。

 それではこれにて、失礼させていただきますね。


oukaseiさんからの意見
 ちょっときつい言い方になるかもしれません。あしからず。

 みなさんがすでに図書館(図書室ではありませんよ)を、
 おすすめしているのでまさにそのとおりなのですが。
 身の回りにある活字、新聞、教科書、学級図書、図書室の本、
 チラシに至るまで活字をよみまくりそれでまだ足りないというのなら
 「読書量がたりません」といっても説得力あります。
 ラノベと違うという理由で学校の本も読まないのでは先が知れています。

 本は数をこなした方がと良いという方と。そんなに数読まなくてもいいよという方、
 2タイプありますが私は「死ぬほど読め!」系であります。


 そういう自分はどうなのかというと数は少ないです(無責任)しかし常に何かを読んでいます。
 ジャンルもできるだけ固定しません、ラノベも純文学も推理小説もいろいろ読みます。
 とにかく活字を読み、文章を書くこれしかありません。
 親がラノベ買ってくれないと文句を言う前に身の回りの読書をしまくって下さい。
 お金かけない方法はいくらでもあります。

> こんな感じで親はあてにならないので、学校の図書室で小説を探すものの、
 小学校のためかなかなか良い物にめぐり合えず……というか絵本系が多い&児童文学ばっかり。


 絵本はたしかに文章は少ないです。
 少ない文章で強く胸打つ作品があまたあることをご存じですか?
 読んでもいないのにそんなこというものではないと思います。

 児童文学も然り。
 高学年向けの作品は実はラノベと親戚のようなものであります。
 なんのこっちゃと思うでしょうが児童文学とはものすごいレベルが高いものなんです。
(大の大人がいざ童話や児童文学をかこうとしてもなかなか書けないものです。
 逆に大人向け(一般向け)ならいろいろ考慮しなくてすむので比較的敷居は低い……
 と個人的に思っています)
 とにかく手当たり次第読んでから文句言いましょう。

> 読書量が少ないのに、小説家を目指すのは勿論のこと、良い小説を書くことはできるのでしょうか。

 私個人はできないと思います。
 人気作家で「読書はほとんどしない」という某氏の作品は
 「てにをは」がなっていなかったり矛盾だらけだったりとひどいものです。
(校正はどうなっていたんだろう)

 自費出版からブームになりましたがもしここに投稿していたら、すごいことになっていたかもしれません。
 まあそんなことはどうでもいいのですが。
 流行の携帯小説も……。

> また、最低限どのくらいの読書量が必要でしょうか。
> ご返信下さったら幸いです。


 そのようなことは人にきくまでもありません。
 ご自分で答えをだして下さい。

 とりあえず甘ったれんのもたいがいにしたほうが良いかと思います。


かくさんからの意見
 こんにちわ。
 美央さんって小学生だったんですか……。普通に高校生くらいの人かと思ってました。
 文体からはそうと察することが出来ないくらいしっかりしてますね。
 将来に期待出来るかも知れないと勝手に思ってしまいました。

 本題ですが、もちろん読書量はあった方がいいです。
 ですが色んな小説に触れなくとも、好きな文章を繰り返し読んだりする程度でも効果があると思います。
 活字に慣れる、というのが作家への第一歩だと思いますので。
 国語の教科書でも十分です。成績も上がるので一石二鳥じゃないですか。

 余談ですが実はぼくも、今は多忙な日々を送ってるので、
 読書の時間があまり取れていないんです……

 美央さんのことはこれからも陰で応援させて頂きますね。


興味本位さんからの意見
 失礼します。
 時折、美央さんは掲示板で見かけておりますが、この様な形でははじめまして。

 色々と意見が出揃ってますね。
 私も読書は量より質だと思います。
 勿論量もこなせれば尚宜しいでしょう。
 ただ、美央さんは確か小学生でしたね?
 他の掲示板での受け答えも拝見しておりましたが、
 小学生でこれだけしっかりした主義主張を発信出来るので、私としては感心しておりました。

 まぁ、周りの環境や他人の所為になさる(と受け取れる表現をなさってた)辺り、
 やはりそこは仕方ないかな?とは思いました。
 もしも可能なら土曜日等に親御さんに図書館に連れて行ってもらうという手段もありますからね。
 (図書館が遠方というなら)共働きで家庭に居ない場合はちょっと困ってしまうかも知れませんが、
 電車やバスという公共交通機関や自転車もアリでしょう。

 後は近くに書店があるなら立ち読みも出来ます(長時間は迷惑になりますが)

 さて、中々厳しい意見もありましたが、気になさらないで下さいね。
 言い方はきついですが確かに内容は良い事を仰ってます。
(oukaseiさん、気持ちは分かりますが相手の年齢もある程度考慮した言い方をなさる様お願いします)

 少し脱線しましたが、量より質だと私が申し上げたのは、
 ただ単に『読書をした』は自己満足にしかならないからです。
 例え何万冊、何十万冊読んでも身にならなければ意味はありませんし、
 断片的にちょっとしか覚えてない、全く覚えてなければ何の為の読書か分かりません。

 更に脱線しますが、例えば人参はビタミンA(βカロチン)を含んでいますね。
 サラダ等で生食するよりも、バターやサラダ油で炒めた人参の方がビタミンの吸収が向上します。
 これはビタミンAが脂溶性ビタミンだからです。
 つまり、無闇やたらに過剰摂取するよりも、必要な栄養素は効率良く摂取した方が良いという事です。
 読書も読書量も大事だけど、何より大事なのは何を学ぶか、何を感じるかだと思います。
 どうしても量を意識すればそれだけ一冊辺りの吸収も低下してしまう気がしますので(笑)
 それと、やたら読書量が多くても、書く方が壊滅的という方もいらっしゃるみたいですから、
 あまり気にせず読書をして下さい。(私など何冊読んだかなんて分かりませんから。)

 文章を書く上で大事なのは基本的な文法や、
 言葉の用法等がミスなくクリア出来ていればきちんとそれなりになります。

 読書の仕方としては最低同じ本は2回以上読んでみて下さい。
 最初は文字通りその本を思いきり楽しんで、次は同じ作者としてどういう意図が込められてるか、
 という事を主眼におくと良いかと思います。


 因みに私はこの方法です。
 やはり読書は楽しんでナンボですからね(笑)
 言葉の使い方やら描写の仕方、構成やらなんやらなんて二の次です。
 まずは自分が楽しくないと。
 そこに刺激を受けて創作に活かす訳ですから。

 という訳で基本的には自分の好きな物を読んで下さい。
 ただ、やはり視野を更に広げる為に新聞(他にもニュース番組とか)や児童文学や絵本の類、
 それから一般書籍も暇を見つけて読んでみて下さい。
 きっと新しい発見と出会いが待っていますから。

 自分の出来る範囲からゆっくりやれば良いと思います。


 それではより良い環境に好転される事を祈っております。
 失礼しました。


ベルンカステルさんからの意見
 どうも、年上の癖に無能なベルンカステルです。

 どうやら、小説が無いのでお困りのようですので、アドバイスを送ります。
 まずは、図書館にある昔のラノベを見るのも良いでしょう。
 あと、立ち読み。
 本屋のラノベはだいたいは立ち読み可能なはずです。
 ですから、近くの本屋で立ち読みするのも良いでしょう。

 君くらいの年では余り、お金を自由に使えないので、
 この様な手段で読むのくらいのハングリーさは別に有ってもいいと思いますし、
 何より、求めてばかりでは全ては手に入りません。
 自分からそういう機会を作るのも大切です。

 あと、周りの人(私も含めて)が、「こうするべきだ。」「ああした方が良い。」と言いますが、
 果たして本当にそうなのかを吟味して欲しい。


 まっとうな意見だからと鵜呑みにするのは良くないです。
 もしかしたら、間違っているかも知れない。今の自分に合わないかも知れない。
 極端な例を出すなら、「ゼロの使い魔のストーリーや設定に矛盾は無いし、文法もしっかりしてる。」
 とか、「起承転結がしっかりしてない作品は駄目な作品だ!」とかです。
 因みに、私が挙げた二つの例の中には、少なくともひとつ間違いがあります。

 これらの言葉は、意外と自分の気付かない内に
 「そうなんだ…」と納得してしまっている場合があります。
 仮にそんな思い込みに支配されていないか心配であれば、それについて深く考えてみる事です。
 もしくは、他人や周りの人から「それはおかしいんじゃないか?」と言われた時が、
 それについて考えるきっかけになります。
 また、別の事を考えている時に偶然他の問題の答えが出る時もあります。

 これは、情報集めの時に役にたつはずです。
 「それはどうして?」と言う些細な質問を、入って来る情報に照らし合わせて吟味するわけです。

 今解からなくても、気付く時が来るでしょう。
 試しに、この掲示板の情報を吟味してみてはいかがでしょう(私も含めて)。

 「この人の言っている事は良いのか悪いのか…」とね…
 数人テキトーに見付けて良いか悪いかを自分で考えてみてください。
(小学生や中学生では知識が足りないのでお奨めできませんが、やりなれておくのも大切です。
 因みに成長するに連れて、前に出した自分の結論が間違いである事に気付く時も来るでしょうが…、
 考え方は同じです。)

 あと、私はアニメから入ったのでその関連で作品(アニメ)を紹介しておきます。
 「爆裂天使」「巌窟王」「鴉〜KARAS〜(カラス)」「魔法少女リリカルなのは」
 「ブラックラグーン(英語)」「パンプキンシザーズ」などです。
 バトルものがほとんどですが、物語や展開が面白いので是非見て下さい。

 あと、その他質問も受け付けております。
 解りにくい所や質問があったら、書き込んで下さい。


底辺 従助さんからの意見
 こんにちは、底辺 従助です。

 なるほど、やはり大人向けの一般文学とかを読んでみたい、って事ですね。気持ちは分かります。
 現代の時代性にフィーリングを合わせた娯楽小説を読んでみたい、という事でしょう。
 ただ、別のスレで拝見したのですが、美央さんは小学六年生との事。
 ならば児童文学に親しむのも悪くないのではないかと思います。

 自分のやる事が万事正しいというのも客観性に欠けますが、僕が小学生だった当時は、
 児童文学や名作物の抄訳版などを読み漁っていたものです。
 子供のころ読んでいたナルニア国物語やドリトル先生シリーズは無条件で勧められますし、
 またニーベルンゲンの歌やギリシャ神話、トロイア戦争記、ロビンフッドの大冒険に西遊記、
 パールバックの大地、里見八犬伝に第九軍団のワシ、三銃士に鉄仮面、
 ボンベイ最後の日などの子供向け抄訳本を楽しんでいた記憶があります。
 
 子供の時良いと思った本は大人になっても面白いし、
 後になって抄訳ではない名作そのものを味わうのは、教養と創作両面に良く作用すると思います

(ただし僕は語学ができないので、海外の作品は無論日本語に訳したものしか読めませんorz)

 また、中学生の時にはゲオやブックオフのような若者向けの古本屋に通い、
 百円コーナーの名作を読み漁っていた気がします。
 小遣い薄給の身には天国です。少し古めのラノベは読めるし、古今東西の名作が安値で読めます。
 小遣いの給与が不定期だった身には大変魅力的でした。
 ラノベだけを読んでラノベは書けないとも言いますし、
 児童文学や名作物を読むのは無駄ではないと思いますよ。
 ただ、かく言う僕は中学生から高校生、高校生から大学生と黒歴史作品を量産し続け、
 今もたいした物書きではないのです。作文は壊滅的に苦手でしたしね。偉そうな口聞いてすみません。
 蒼星石は俺のアリス。


ベルンカステルさんからの意見
 読書量に関して送ります。

 ダチは「一つの作品に百冊じゃ足りない…」と言っています。
 彼は、作品に使う本は彼が今までに読んだ本の殆どを使うと言っています。


 彼は中学時代に一年の間にやった全てのアニメを一日中見続け、暇があれば漫画を読んでいて、
 高校からはラノベの道に走ったが、一日にラノベ換算で三冊が普通、
 芥川龍之介などの文学的に有名なの作品にまで手を伸ばし、自分の手法に組み込んでいるしまつ。

 私も頑張りましたが、彼には及びませんでした。
 まあ、まだ小学生で有ればまだ、他の人のの作品を見て知識を増やす時期だとも思う。
 無理にダチみたいに部屋を一種のデータベースにしなくてもいいでしょう。

 ただ、どのくらいと言われても無理が無いようにとしかいえません。
 ある作家の言葉では「私に質問する暇が有れば書きなさい…」とも言っている。
 しかし初めは、一日に一つの作品を見付けて熟読するのが一番だと思います。
 小説を一冊まるまる味わって、楽しむ。
 初めはそれで良いと思います。
 一年で365冊で相当の量です。多分ダチの読書量には二、三年で追い付けるでしょう。

 あと、児童文学でも良いのですが、ラノベに興味が行っいるので、
 ラノベある程度の量みてから児童文学を見ると何か見付かるかもしれませんよ。


Vedaさんからの意見
 こんにちは美央さん。
 とても丁寧な文章で、とても驚きました。

 さて、個人的な意見ですが参考にしていただけると幸いです。
 取捨選択は美央さん自身で行ってくださいね。

>読書量が少ないのに、小説家を目指すのは勿論のこと、良い小説を書くことはできるのでしょうか。

 【できます】

 ほとんどの方との意見に逆行する形になりますが、私はできると思っています。
 なぜならば、読書量と良い小説を書くことは必ずしも比例するものではないからです。

 私の友達で、読書量がとても多い友達が居ました。
 (仮にAとします)
 毎日のように図書館に通い積め(図書館≠ェ校内にあるため)、借りては片っ端から読んでいました。
 1年で本を読む量は150冊を超え、校内で表彰されました。
 ですがその子の書く小説は、文法等がしっかり守られていましたが、
 内容は面白いといえるものではありませんでした。
 まるで、大学の評論文を読んでいるような感じでした。

 一方、とても面白い小説を書く友達も居ました。(仮にBとします)
 Bはほとんど本を読まない(読めない)人でした。
 本人曰く、「本を買うお金もないし、バイトで時間も作れないから」
 ですが、「スティーヴン・キング」の「IT」という本をとても愛読し、
 本がボロッボロになっても、一字一句覚えるようにまだ読み返していました。

 年に一回、校内の小説コンクールみたいなものがあるのですが、AとBは応募しました。
 結果、なぜかAの作品は落ち、Bの作品が優勝しました。
 校内という規模の小さいからこのような結果になったのかと思いますが、
 作品の選考は先生と出版社や政治家(学校のトップが政治家のため)によって行われています。


 広く、数多く読み尽くしたAと、
 ほとんど読まないのに、たった1作品(スティーヴン・キングのIT≠ヘ、上下で合計2冊)だけ、
 こよなく愛したB。

 この2人を見て、必ずしも読書量を重ねることだけが、
 良い小説を書くことに必ずしも比例しないんだなと思いました。

 「本が読めない」
 という環境が変えられない場合は、手の中にある少ない作品を深く、
 そして濃く読むことだと思います。


琳瞳さんからの意見
 こんにちは。リンドウと申します。

> 親の所為にしたくはありませんが、親は本を買ってくれません(思いっきり親の所為にしてんじゃん)。
> こんな感じで親はあてにならないので、学校の図書室で小説を探すものの、
 小学校のためかなかなか良い物にめぐり合えず……というか絵本系が多い&児童文学ばっかり。


 学校の図書室で仕事をしている身としては、厳しいお言葉です。
 とはいえ、本当によいものは無いのでしょうか?
 一応、図書室の本は、ある程度の評価を得たものや、司書の先生がおすすめしたい!
 という本が置いてあるはずなんですが……。
 とはいえ、まだ司書がいないところもあるのでなんともいえませんけれど。

 私が小学生の頃は、そもそもラノベが学校にある、という発想がありませんでした。
 でも、図書室に本が無い!と思った記憶は、あまりありません。

 小学生の頃の本を選ぶ基準は、装丁とタイトルでした。
 それで気になった本を読みつくした後は、
 あまり興味を惹かれない装丁とタイトルの本も手に取るようになりました。
 ……それが意外に当たりだったりするわけです。

 そういうわけで、ライトノベル、という分野にこだわらず、興味無い、
 と思うようなタイトルでも読んでみるのはいかがですか?
 小説を書く上で広い視野は必ず必要になってくると思います。
 ですから、今はそれを養う機会と捕らえてみるのはいかがでしょうか?

 読書量に関しては一概に言えないのは皆さんと同じです。
 たくさん読み、気に入ったものがあったら、繰り返し読むのが、私のパターンでした。

 参考になりましたら幸いです。
 作品を完結させられるよう、頑張ってください。


ありあさんからの意見
 最近の図書館はラノベも置いてあるところがとても多いです。
 とりあえず近隣の図書館に行かれてはいかがですか?

 まだ小学生なんですよね?
 これから色んなことを体験するはずです。
 それを物語にすることが出来ればいい小説がかけると思います。
 読むことは大事ですが本ばっかり読んでてはいけません。がんばってください。


楽市さんからの意見
 文章力や発想力の向上に、読書は確かに、あるにこしたことはありません。
 が、文章力は努力次第で歳をとってからも、およそ着いてきます。問題なのは発想力です。
 一般的な努力でどうこうするのは難しいものかと思います。

 読書ばかりに依存せず、他の媒介でのストーリーや、音楽などに親しみましょう。
 映画やアニメやドラマ、ジャンルに左右されず、あらゆる世界の物語を知るのが良いと思います。
 そこから価値観の多様性を知るのも重要かと思います。
 ラノベは人を描くわけですから、「人の考え方は多種多様だ」
 という当たり前なことを、きちんと学びましょう。
 常識のように思えますが、それを忘れてる方、結構多いです。

 一冊の小説から十、二十学ぶ人もいれば、一や二も学べない人だっています。
 読めば作家への道も近づく、というのは必ずではありません。
 数十年の読書経験を持ってして作家になれない人もいれば、中学で作家デビューする人もいます。
 視野の広い目を持つことが大切なんだと思います。
 
 あ、あと勉強はしておいた方がいいと思いますよ。
 作家という不安定な仕事を目指すなら学歴という保険はあった方がいいですし、
 なにより執筆の上で教養は武器になります。
 自分に欠けてるものの一つなので、人に言えたものではありませんが。

 ちなみに僕が本を読み始めたのは中学からです。


火野 竜児さんからの意見
 初めまして。
 火野と申します。

 なぜか読書の質と量の話になっていますが、未央さんが本当に小説家になりたい、
 とおっしゃるのならば、できるだけ両立を目指しましょう。
 すなわち、量もこなして質も高める、ということです。

 私は量より質派ではありますが、読書量が少なくてもいい小説が書ける
 といったような風潮には明確に反発いたします。


 特に未央さんぐらいの年齢から読み癖をつけることは、
 これからの人生にとってもけっしてマイナスにはならないはずです。
 ただし量をこなすからといって、読んでいてつまらないもの、
 あるいは苦痛であるものを無理に読む必要はありません。

 まずは本を読む楽しさをいっぱい感じ取ってください。
 読んで泣きそうになったこと、笑ったこと、楽しいこと、それらはすべて財産です。


 また未央さんにとって、心から感動できる作品と巡り会うことで、
 あるいは尊敬できる作家と出会うことで、これから物語を書いていくという想いを育むことにもなります。
 ぜひ墓場のなかに一緒に埋めてほしいと思えるような本を探してみてください。

 がんばってください。
 心より応援しております。

 追記。
 小説は読むことと書くことがすべてではありません。
 心豊かな人は、それだけ豊かな文章を書くことができます。
 花を美しいと思うことも、星や青空を見て感慨にふけることも、自然とふれあうことも、
 恋をすることも、私は小説家の根底として必要なことだと考えております。
 今のうちにいろいろな体験をして、感受性を高めていってください。
 それでは。


ぺぺろんさんからの意見
 図書室にラノベがないんですか・・・ふむ、時代は変わった。
 私の学校はシャナやらキノやらとにかくラノベばっかあって児童書はほとんどなかったのですが……
 まぁ解決法。金がないのなら、立ち読みするしかないっすね。別にふざけてません。
 私自身高校のころよくしてました。
 
 文庫本にはシュリンク(漫画とかを立ち読みできないようにするためのビニール)が張っていないので、
 立ち読みし放題です。
 私が本屋で働いていたころ『終わりのクロニクル』最終巻を開店から閉店まで立ち読みし続け、
 完読したツワモノ高校生もいました。つまり、根性と体力の問題です。頑張ってください。


みずさんからの意見
 こんばんわ。みずと申します。

 正直なところ、ご両親の立場では、ライトノベルを買い与えたくはないだろうなと思います。
 一般に、教育上良いものだとは思われていませんから。
 自分のおこづかいで買えるようになるまで待ちましょう。
 
 あとは、同じ趣味の友人を何人か作って、まわし読みすると、自分で買う数倍の本が読めます。
 
 それと、書店の迷惑になりますので、立ち読みで読破とかはやめましょうね。
 やっぱり多少曲がったり汚れたりするので、商品価値が下がります。
 本を買うときには、汚れがあるものをあえて選ばないでしょう?
 ブックオフなら立ち読みをすすめてますからかまいませんけれど。

 まだ小学生ということですが、中学校では図書室にライトノベルを
 そろえているところも多いようですので、そのあたりに期待をかけてみましょう。
 また、他のみなさんがおっしゃっているように、
 公立の図書館にもライトノベルが結構置いてありますので、近くの図書館へどうぞ。
 ただ、少し距離があると、小学生ではそこまで行動範囲が広くないかも知れませんね。
 自転車でもいけない距離なら、親御さんに頼んで休日などに連れて行ってもらうといいかもしれません。

 ただ、ライトノベルを書くのに、ライトノベルばっかりを読む必要はありませんよ。
 むしろ、書く側になりたいのならば、幅広くいろいろな種類の本を読んだ方がいいと思います。
 小説を読むなら、小学校・中学校のうちに、
 名作と呼ばれるものを一通り読んでおくことをおすすめします。

 それで、ライトノベルだけでなく、小説全般に通用する人物の書き分けや、
 形式(一人称、三人称、手紙形式、日記形式、回想など)はだいたいおさえられると思います。
 他には、古典のジュニア版や、歴史、科学の本も読むといいと思います。
 あと、学校の勉強もちゃんとやりましょう。
 どの分野に関しても、義務教育レベルの知識は、設定を作るときに基礎知識として必要になります。
 その程度の知識もないと、調べものもままなりませんので。

 でも、本の世界に浸るだけでなく、いろんな人と話して、友達を増やすことも忘れないでください。
 他の人の行動をよく見て、話し方や言葉の選びかたを見ると、
 登場人物のバラエティとリアリティを出すために役立ちます。
 それ以前に、美央さんが成長するのに人間として必要なことでもありますから。


虚無さんからの意見
> まだ小説を書き始めて一年と経ってないうえに、一作も完結できていないという状況のくせして、
 新人賞に応募して、小説家になろうと頑張っています。


 自分だって長編を一度も完成させたことありません。
 しかも創作始めてからまだ一年経ってません。奇遇ですね。

 本が少ないという状況がうらやましく思えます。
 自分は、少ない小遣いで古本屋から買いまくっているのですが、正直全部読めないのですね。
 その点、買ってもらえた本が少ないというのはすばらしい!
 よく国語の先生とかに言われませんでしたでしょうか。本は二度読むと面白いとか。
 本に書かれた内容が一読ですべて理解することは、自分はできません。
 もしできていると豪語されても、どこかしら穴があるはずだし、
 何より人間の脳はそんなに高性能にできていない。

 だから、何度も何度も読むのです。好きなものを何度でも。
 それは単なる読書量よりももっと大事な気がします。
 あくまで自分はそう思うだけですけど……。
 それでは。


落合花生さんからの意見
 はじめまして。 
 余り参考にならない意見かもしれませんし、耳にさわりのいい言葉ではないと思いますが。

>読書量が少ないのに、小説家を目指すのは勿論のこと、良い小説を書くことはできるのでしょうか

 読書、と言うのは擬似的に他人に起こったエピソードを体験する事ができます。
 例えば、私は女性ですが、男性として生きることは出来ません。
 今ここで生きているので、過去や未来で生活する事は出来ません。
 それを擬似的にとは言え、体験する事が出来る、と言うのが読書の楽しみであると思います。
(ドラマやアニメは「既に画像として完成されているもの」なのでそれを受け取る事に終始しますし、
 ゲームは操作して望む結果に導くモノなので(画像も既に有りますしね)
 少し関わり方が違うかな?と思いますので……)

 沢山の引き出しを作るというのが「物語を造る」「世界を造る」上で有利になるので、
 物語を作ろうとするのならば『本は沢山読んでおきましょう』となるわけです。


 しかし、絵本系と児童文学に抵抗が有るようですが「物語の構造」と言うべきものは、
 読者層に配慮して「わかりやすく」「平易である」ので、
 物語の構造の勉強としても大いに参考になりえると思います。
(そしてそれを「平易に書く」と言うことは本当に難しいです)

 言葉や文章の繋ぎ方もおかしくはないですしね。
 ですので研究の為、でも構わないと思うので是非、読んでみる事をお勧めします。
 個人的なお勧めは、古典の児童文学。グリム童話全集や、
 世界の民話など、小学校の図書館ならあるかと思います。

 子供の頃絵本で読んだよ! と言われるかもしれませんが、「絵本」とは全然別物です。
 世界の民話などはファンタジーの世界観の資料にもなるし、
 こういうものの考え方も有るんだ、と思われると思います。

 そして「本」は小説に限る物ではありません。
 小学校に通ってらっしゃる(!)のでしたら、
 図鑑や辞書に解説書、動物や植物の若年者向けの研究本……資料の山ですよ。羨ましい。
 お小遣いや何やらを貯めてもそんなに数多くは買えない位のお値段が致しますので、
 今の内に内容を覚えるくらいの勢いで読んでみましょう!

 最後に気になったことなのですが、「ラノベが書きたいのに児童文学ばっかりはよろしくないかと……」
 との事でしたが、今から「自分はラノベしか書きたくないのでラノベしか読まない!」と言うのでしたら、
 いっその事今はラノベは読まない方が良いかもしれません。

 ライトノベルは、その先に進学すれば学校の図書室に置いてあるケースも有るようですし、
 (時代って変わったなぁ……)お小遣いが出るようになれば自分で買うことも出来ます。
 しかし「小学校の図書室」で得られる読書経験は今、この時でしか出来ない物である、
 と言う事も有りますし、まだ若い年齢から自分の方向性を明確に決めすぎるのは早いし、
 勿体無い事であると感じました。
 
 全て思い通りになるということは、決して幸せや自分の為になるという事では有りません。
 「限られたものの中で見出す幸せ」を味わってみてください。



河田友二郎さんからの意見
 はじめまして、河田です。

 有名な作家さんで五代ゆうという方がいます。
 その方は幼稚園の時、先生に「絵本を読もう」と言われて
 「もうそんな本は簡単すぎるからいらない」と言ったという伝説をお持ちしてまして、
 さらに小学生からは小説を普通に読んでたといいます。

 まさかそんな方が実際にいるということに驚愕で、しかも一ヶ月にご、ごじっさつですか?

 自分は高校生なのですが……
 一ヶ月に十も読めなくて、しかも小説に目覚めたのが高校生です。
 これが意味するところは――

「…………」 

 ――まあそれは置いといて、『涼宮ハルヒシリーズ』や
 『文学少女<Vリーズ』はかなり自分的にオススメです。

 借りられるなら借りときましょうホトトギス!

 どちらも言わずもがななくらいに素晴らしい作品で、一人称なので学べることも多いと思います。

 あと、ハードカバーならハリー・ポッターはもちろん、
 図書館戦争など、漫画もいろいろ読むのもいいでしょうね。

 少女漫画なら池山田剛やすえのぶけいこ、
 はやみねかおる原作の『夢水清志郎シリーズ』なんかは特に、
 それらがなければ……そうですね、友人に貸してくれる人がいるなら、
 先生もまた然りではないでしょうか。

 そして、このサイトもまた一つ読書できる場所ですし。

 まだまだやれることはありますよ。人間は生きてる限り、時間は無限大にありますので。
 では、お互い頑張りましょう。またいつか、

 それではっ。


レンレンさんからの意見
 どうも、レンレンです。
 すごいですね、若いうちになりたい物の為に努力しているとは。
 ラノベは、買ってもらいたい物ですよね。
 祖父母や叔父叔母の中にあなたに甘い方が居られたら、お願いするのも良いでしょう。
(後で親に怒られる可能性は大きいですが)

 小学校だと、読んでいるかも知れませんが、
 ネバーエンディングストーリーやモモなどは中々読み応えがあり、得る物も多いと思いますよ。
 あとは、立ち読みや友達に借りることでしょう。
 お手伝いなどでお小遣いを貰って、ブックオフなどに走るのも良いと思います。
 基本を学ぶのなら、国語の教科書もいい教材だと思いますよ。
 夢の為に、がんばってください。


真希さんからの意見
 はじめまして、真希といいます。
 自分が小学生だった頃のことを思い出して返信させていただきます。
(他の方の意見とかぶっている部分もあります)

 まずはラノベにこだわらないこと。
 わたしが小学生だった時はラノベを知りませんでした。
 ですので私が小学生の時に読んだ本は児童文学や子供向けの図鑑ばかりでした。
 
 児童文学は馬鹿にできないですよ。
 とある小説家の方が子供向けの本を書くのは難しいと仰っていました。

 なぜなら子供に興味を持たせ、また最後まで、
 その興味を途切れさせないようにするのが難しいからだそうです。
 どのようにして興味を持たせ、最後まで読ませるか?
 小説を書く上でとても勉強になると思います。


 外国の子供向けファンタジーもファンタジーの多いラノベの勉強になるのではないでしょうか?
 また図鑑も小説の基礎を作る勉強になります。
 動物の話や科学の話、宇宙の話など知らないことはたくさんあるものです。
 また青い鳥文庫はご存知でしょうか?
 子供向けの本を出版されているのですが、ラノベ的な小説も多いです。
 未央さんが通っている学校の図書室にあるかどうかはわからないですが……

 また読書量に最低限などありません。
 読みたいから読む。それでいいと思います。

 
 読書量は多ければいいというものでもありません。
 小説を書く上での作法なんてラノベ研究所で勉強できます。
 重要なのはおもしろいストーリーと構成力、そしてそれをうまく表現させる技術です。
 これはただ小説を読むだけでは身につきません。
 大切のなのは読んで吸収することです。
 どこが面白かったか、タイトルセンスはどうだったか、
 表現はどうかなど一冊の本から勉強できることは多いです。
 ぜひぜひ自分がおもしろいと思った本を読んで、吸収してください。

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