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DENさんからの質問 2008年
 魔法・魔術の呪文の作り方、資料
 
 お久しぶりです。
 こちらで何度か質問させてもらった事のあるDENと申します。

 新しく考えてる小説で魔法等をメインものをやろうと思っています。

 私は魔法についてはあまり詳しくなく勉強しているのですが……。
 魔法・魔術、そして呪文など色々知りたいと思っていますが、
 何も情報のないまま図書館などに行くのはどうかと思いまして、
 質問させていただきたく思い書き込ませていただきました。

 呪文に使われる言葉、ギリシャ語やラテン語が多いと思いますが他にもありますでしょうか?
 そして呪文の作り方とはどうしたらよいのでしょう?
 どんな言葉をどんな組み合わせで使うとか、良く使われる呪文などが掲載されているもの。
 これは色んな言葉のものを探しています。
 マンガやアニメなどでよく使われるもののほか、例えば陰陽道の呪文など。
 そんな呪文等に関するもの。
 呪文に使う言語の資料もですね。

 次に、魔術・魔法に関して。
 どんな魔術・魔法があるのか・あったのか、またその儀式など。

 これらは実際にあったものから空想のものまで何でも結構です。
 それらを調べるのに役立つ資料・皆様が参考にしている資料などがあれば、
 是非教えていただけないでしょうか?
 出来れば図書館で手に入る物やネットで拝見できる物だとありがたいです。
 他にも魔術・魔法・まじないや呪い・呪文などオススメがあれば教えてもらえると助かります。


●答え●

黒尻尾の駄猫さんからの意見
 通りすがりの野良猫です。
 オイラなりの答えを残します。

> 呪文に使われる言葉、ギリシャ語やラテン語が多いと思いますが他にもありますでしょうか?

 要は魔術的文化のある地域なら、そこ独自の呪文があるとおもいます。
 日本でも祝詞や言霊という独特のものがあります。
(あ、詳しい人はあえてここで突っ込みを入れないでね^^;)
 北欧ではルーン、ハイチのグリグリ(ヴードゥ)、マイナーなものを挙げていけばきりがないでしょう。

> そして呪文の作り方とはどうしたらよいのでしょう?

 何か力ある存在に「私は○○で××をしたいです」という助力を請うもの(「~~したまえ」とかね)。
 或いは逆に「俺様の命令に従って○○で××しろ!」というもの(「~急々如律令」)。
 対価を支払うので、仕事しろと言う取引(そういう内容で力を発動する)。
 大きな存在の名で脅して強要するもの(悪魔払いとかね)。


 力を何者から借りる場合は上記のような感じですね。
 自分自身の才能等を具現化するための精神集中としての呪文なら歌とか、宣言とかもあります。
(まったく何も唱えず、手をかざすとそこに魔法陣が現れたりとか最近のアニメはカッコイイですな)

 ただ、こういうのは雰囲気でしかない部分はあると思います。
 エコ エコ アザラクとか言われるとなんだかよく解らない言葉で怪しい感じですが、
 ラテン語知ってる人には「エコってのはエコーと言う英語の元でな。
 これを簡単に言うと”響け響け風のように”とか、そんな感じになるんだよバカ猫」
 とか言われて、チョー悔しかったり……いえ、ためになったり。

 要は物語のイメージや、キャラごとの雰囲気にあった感じを演出するための小道具だと思うのです。

 そうしたものが決まっているのなら、そのイメージにあった言語を調べたり魔法について検索したりして、
 アラビア語で「イフタフ ヤー シムシム」でも、英語で「オープン セサミ」でも、
 日本語で「開けゴマ」でも良いと思うのです。

 オイラはそう思いますよ。

                         ではでは


ナマケモノさんからの意見
 こんにちは、ナマケモノと申します。
 拙いアドバイスしかできませんが、書き込みをさせていただきます。

 呪文に使われる言葉。

 言葉でしたら、ヘブライ語あたりが良く使われているかと。
 あと、北欧のルーン文字とか、イギリスの魔術師ジョン・ディーが使っていた天使文字の一種、
 エノク文字あたりかな。
 あと、ちょっと違うかもしれませんが、日本語だったら神代文字も調べてみると良いかもしれません。
 あと、仏教だったら梵字でしょうか。インドのサンスクリット語。
 卒塔婆なんかに書かれている、クネクネした模様みたいな文字です。知ってると思いますが。

 呪文の作り方。

 すみません…… 難しすぎて答えられないのです……。
 レンタル・マギカとか魔術を取り扱っている小説や漫画を参考にすれば良いかと思います。

 魔術の資料。

 サイト探してみたんですけれど、「銀の月」ってところがありました。
 魔術を知りたい人ようの、入門サイトみたいでしたが、
 悪魔の召還方法を分かりやすく解説した項目とかありましたよ。

 入門本でしたら、「悠久なる魔術」がオススメです。
 読みやすいし、魔女の飛行方法とか妖精の軟膏の作り方、
 ルーンによる変身魔術の実践法なんかが分かりやすく解説してあります。

 あとは「魔導書(グリモワール) ソロモン王の鍵」ですね。惑星の力を引き出すための護符の解説と、
 ソロモン王が使役していたとされる72の悪魔の召還方法について書かれた魔術書です。
 価格は1800円。アマゾンで普通に売ってます。

 錬金術でしたら「図解 錬金術」(草野 巧著)と「錬金術大全」が入門書にはオススメです。


公ちゃんさんからの意見
 こんにちは。公です。
 書き込みはかなり久しぶりです。(1週間くらい?)

 今、手元にある資料は
 「魔法事典」(新紀元社)だけですね。

 おまけ
 「スーパーマリオ」のとあるキャラクターが
 無限にコインが出る宝箱を出現させる呪文。
 「タ~ダ ヨリタカ~イ モ~ノハ ナ~イ」(うろ覚え)

 コメディチックならこんなギャグもいいかと……。

 直ぐに思いついたのはこれだけですね。
 ではでは……。


Dr.ウニボンさんからの意見
> 呪文に使われる言葉、ギリシャ語やラテン語が多いと思いますが他にもありますでしょうか?

 そりゃぁ、ありとあらゆる言語に呪文は存在するでしょうね。
 「『名前はそのものの一部』なので、名前を呼ぶとそれが現れる」なんて言い伝えがある地域もあります。
 その地域じゃ、「熊」という単語は存在しますが、
 実生活で「熊」と名前を呼ぶ(使う)と「本当に熊が現れる」ので、
 「毛深い獣」「力強い獣」「あいつ」といった代名詞で呼ぶそうです。
 あと、普段我々が何気なく使っている「いただきます」「おはよう」といった挨拶も、
 元を辿れば宗教用語であり、呪文の一種ですよ。

 そうそう、呪文に使う「文字」や「図柄」は、
 場合によっては著作権登録がしてあって無闇に使っちゃダメな場合もあります。
 最も、詳しく調べれば調べるほど、生半可な態度で使うことはないでしょうけど。
(私は呪いや悪魔召喚の方法を知っていますが、実際に使って悪魔を呼び出そうとか思いません。
 そもそも道具が手に入らないし、ホントに出てきたら対処なんて出来ませんし)。

> そして呪文の作り方とはどうしたらよいのでしょう?
> 呪文に使う言語の資料もですね。


 取り敢えず、テキトーでいいので、分厚い「それらしい」本を探してみましょう。
 確かに、かなりの種類がありますが、まずは感覚を掴むのが良いと思います。
 コンビニに売ってる小さな本(「よく分かる」シリーズとか)でもいいです。
 よっぽどのことがない限り、デタラメなことは書いてない……というか、資料が残っていなかったり、
 解読不能な暗号で書かれた資料もあるらしいので、どれが真実かは不明なのです。

> 次に、魔術・魔法に関して。
> どんな魔術・魔法があるのか・あったのか、またその儀式など。


 恐らく宗教・文化の数だけあるので、全部正確に知っている人は居ないんじゃないでしょうか?
 私は錬金術、悪魔召喚などの有名どころをかじっただけですが、資料としてはそれだけでも十分なので。
 勿論、書く小説の内容によるのでしょうけど。
 実際にあった魔術を細かく調べて使うのであれば、かなり詳しいところまで必要でしょうけど、
 オリジナルの魔法理論を構築する際の種にするなら「考え方」だけで十分ですし。


> 他にも魔術・魔法・まじないや呪い・呪文などオススメがあれば教えてもらえると助かります。

 私が一番「変り種」だと思うのはスニーカー文庫より発売中の「円環少女」というライトノベルです。
 色んな魔法が出てきますが、最も面白いのが、
 『地球人は魔法を無意識のうちに無効化する』という設定です。
 我々地球人が魔法を使えないのは『魔法を無意識のうちに無効化する』能力があるから、
 という設定なんですね(正確にいうと、知覚した瞬間に魔法を破壊するので、魔法を知覚できない)。

 更に魔法を使う人たち(異世界人)たちの魔法の使い方も凄い。
 全裸になって魔法を使うとか、しりとりをすると魔法発動とか、匂いや味で魔法発動とか……
 もし、ご存知ないのであれば、オススメします。

 あまり役に立たない回答で申し訳ありません。


ワルプルギスさんからの意見
・言語に関して
 極端なことを言えば、これまで人類が使用したありとあらゆる言語で呪文を唱えることは出来るはずです。
 ギリシャ語やラテン語が多いのは歴史的な背景の問題でしかないわけで、
 古典ヘブライ語だとか古代エジプト語だとかでも雰囲気は出るんじゃないでしょうかね。
 そもそも、呪文の言語自体に効力があるのか、
 込められた意味に効力があるのかによっても違ってくるわけで。
 言語自体に効力があるのであればギリシャ語・ラテン語ですら効果が怪しくなってきますし、
 意味に効力があるのならそれこそ現代日本語で唱えてしまっても問題ないわけで、難しいところですね。
 呪文云々に関しては何を書くのかを決めてからその専門の書を読まれればよいかと。
 オリジナルであれば、魔術の設定を固めた上で理詰めで作っていく事になるでしょう。

・魔術・魔法に関して

 とにかく色々知りたいというなら、フレイザーの「金枝篇」
 世界各地の魔術や呪術について書かれた研究書です。
 本編はすさまじい量なので、簡約本で読むことを推奨。
 岩波文庫版か東京書籍の『図説金枝篇』ぐらいなら図書館でも手に入れやすいはず。
 ただし、色々と『リアル』な魔術なので、直接的にラノベのネタになるとは思わない方がよいです。
 また、あまり学問的に体系化されていない原始的な魔術を扱っている部分が多いため、
 錬金術だとかソロモンの悪魔召喚だとかを知りたければ、
 その手の専門書を見る方が有意義かと思われます。


卯月さんからの意見
 携帯からこんにちわ。卯月です
 本なら、他の方も挙げていますが魔法事典がおすすめですね。
 広く浅く魔法関連用語を扱っているので、取っ掛かりにはもってこいですし、
 多分図書館にも置いてあると思います。
 あと、魔導具事典もいいですね。
 こちらはその名通り魔法・魔術で使われる道具を紹介しています。
 読むだけでも結構面白いです。こちらも図書館に行けばあると思いますので参考までに。

 呪文などは他の方々がおっしゃってますので割愛。
 他の私のおすすめは、小説なら「イヴは夜明けに微笑んで」の黄昏の詠使いシリーズをおすすめします。
 魔術バトルならとある魔術の禁書目録・レンタルマギカも同様に。

 後は、少しずれますがタロットや星占いなども魔術の参考になるかと。
 占いと魔術って結構関連してますし。

 それでは、参考になれば幸いです。


リトさんからの意見
 魔法事典に限らず、新紀元社さんの本はオススメ。
 本格的、とまではいかないかもですが、そこらの書店に売ってる中では最高レベルでしょう。
 どんな魔法が使いたいかによって、調べる分野は違うと思います。詠唱、儀式、使役、etc...
 ひとまず、やはり魔法事典。これですね。浅く広く調べ、あとで深く掘り下げるべきだと思います。


鯖さんからの意見
 初めまして、青魚です。
 ちょっとした言語マニア、語学萌えなのでレスをば。

 他の方もおっしゃるように、マンガ、アニメ、ラノベでよく使われるのはやはり
 (古典)ギリシア語、ラテン語、ゲルマン語派(特にノルド語)、
 サンスクリット、アラビア語、ヘブライ語でしょう。

 やはり歴史的、文化的背景からしてインド・ヨーロッパ語族は強いですね。
 それらに対するエスニック感が強い小アジアの諸語も上手く使えば印象深いです。
 特にほぼ全ての言語(ラテン語はヨーロッパの共通語のため、ひとまとめ)に言えることですが、
 その地域における宗教の神秘主義と相まって、ルーン文字、悉曇文字、
 ヘブライ文字など文字自体に不思議な力があると考えられてきました。
 これらは小説のガジェットとしてはかなり使いやすいものではないでしょうか。

 他との違いを出したいのなら。
 個人的にイチオシなのはグルジア語です。まず文字体系が萌えです。サイコーです。
 続いてペルシア語。アラビア文字を使うのにインド・ヨーロッパ語族というあたりが萌えです。
 ちょっと検索してみて面白かったのが、バルティオールという人工言語。
 創作作品向けに作られた言語のようです。

 さて資料の話ですが、言語という観点からはやはりその言語の文法書、入門書が一番でしょう。
 別にペラペラ喋れるようになる必要はありませんから、
 文法書と辞書を引きつつ自分が気に入った文を作れるようになれば万々歳ではないでしょうか。
 私の専門のインド・ヨーロッパ語族には命令法という動詞の活用法がありまして、
 それを使うだけで結構立派な呪文ができあがってしまいます(笑)

 ではでは、これぐらいで失礼します~。


雷さんからの意見
 魔術やら呪文やらが大好物です。雷です。

> 呪文に使われる言葉、ギリシャ語やラテン語が多いと思いますが他にもありますでしょうか?

 ちちんぷいぷいも、南無阿弥陀仏も、痛いの痛いの飛んでいけも、どれも立派な呪文です。
 あらゆる言語が呪文になりえますし、特定の言語しか呪文に使われないなんてことはありえません。
 DENさんの物語にふさわしい言語を選んであげてください。

> 呪文の作り方とはどうしたらよいのでしょう?

 ちちんぷいぷいは、語源も何も分からない「音だけ」の呪文です。
 南無阿弥陀仏は、「わたしは阿弥陀仏を信じます」と告白することで阿弥陀仏の加護を得ます。
 痛いの痛いの飛んでいけは、傷に直接働きかけ、痛みを和らげたり消し去る呪文です。

 童謡てるてる坊主のように「晴れなかったら首をちょん切るぞ」と神霊を脅迫する呪文も有効です。

> どんな魔術・魔法があるのか・あったのか、またその儀式など。

 テレビや雑誌の占いも典型的な魔術ですし、お守りや数珠だって魔力を持つ呪具です。
 節分の豆まきも、悪鬼に扮した人物を矢で射る宮廷行事が一般化したもので、
 宮中の災厄を払う儀式でした。
 婚約指輪や結婚指輪を送るのも、女性の魔力を指輪で押さえ込み、
 男性の保護下に置くという儀式の名残りです。

 探せばもっとありますよ。

> 役立つ資料・皆様が参考にしている資料などがあれば是非教えていただけないでしょうか?

 ひとまず図書館に行って、目に付いた本を手当たり次第読むのも有効です。
 いやがらずに試してみては?

 フレイザーの『金枝篇』は呪術・魔術に関する研究の古典です。
 ワルプルギスさんもおっしゃっているとおりラノベ向きかどうかは首を傾げるところですが、
 魔術の底流にある思想や観念を知るには絶好のツールだと僕も思います。

 あと僕のお気に入りは「エリアーデ・オカルト事典」です。
 世界中の呪術・魔術を取り扱ったもので、初めて手に取った時、夢中になって読みましたね。
 前書きで訳者が「魔道士や魔道力という訳語を使おうか本気で迷った」と書いているのも、
 個人的にツボです(笑)。

 話したりない気もしますが、ひとまずここまで。
 参考にしていただければ幸いです。


雷徒さんからの意見
 久々に楽しそうな話題なので飛び付いた雷徒です、どうも。

 魔法に使われる言葉と言うと古くから使われている言葉とか、
 古代言語を思い浮かべることが多いですが、
 よくよく考えると、呪文にギリシャ語とかラテン語を使ってる作品ってそんなに多くもないんですよねぇ。
 日本語で詠唱させる作品も意外に多いですし。

 DENさんがどういった魔法を登場させたいかで、使用する言語は決まるんだと思います。


 ギリシャ時代から伝わる魔法を使うなら、ギリシャ語を使うでしょうけど、
 イギリスやアメリカで近年大成した、なんて魔法なら英語を使う方が自然な感じがしますし。
 ルーン魔術とかはルーン文字、ケルト魔術ならケルト後と、
 その魔法がどんな物かで決まるわけですから、
 魔法を使うときにはこんな言語、というのはないと思います。

 なぜ魔法が存在するのかですが、現実だと、
 個人的な解釈で述べますが、宗教や神話と似たようなもんなんじゃないかなぁと、
 奇跡のような力に憧れ、すがりたかったから魔法という未知の力を想像したんじゃないでしょうか。

 まあ、小説に魔法を登場させる場合、
 基本的に使用言語とか存在意義は作者の設定に基づくものなので、
 専門知識より、多くのファンタジー作品に触れた方がいいんじゃないでしょうか。
 そこからノウハウを盗んでいく感じで。

 魔法関連のオススメ作品ですが、
 小説だと「レンタルマギカ」、「とある魔術の禁書目録」、
 「ハリーポッター」(児童書だとなめてはいけません)。
 マンガだと「ネギま」(赤松先生の原作の方)、CLAMP作品(種類が多すぎますね……)
 辺りなんかは、読んでみてはいかがかと。
 あと、奈須きのこ作品も作風が合えば一読してみることをオススメします。
 クセは強いですが、世界観はなかなかのものですよ。


安眠妨害禁止区域在住の猫さんからの意見
 呪文は、その魔法の系統次第だと思いますよ。
 すべての文字、記号には意味があります。
 だから魔法の背後設定によっては、数字でも魔法は発動できます。
 プログラム言語的な発動呪文でも良いわけです。

 召喚や神聖系なら助力を求めるような呪文を。
 具現化系なら構築する意味合いの呪文を。変化系なら交換や変化を行わせる呪文を。
 用途で変えて考えて呪文を作ってみましょう。
 ただ、呪文だけではなく小道具を使うのが最近の主流というイメージがありますね。
 
 一時期、日本ファンタジーでは完全な呪文と杖・魔法陣などの基本媒体が一般的でした。
 しかし近年は魔法を宿したりする媒体を中間に挟んで行うものが増えてきています。
 そうしたエンチャイト系が増えている上に、
 基本触媒もかなり中世的でないものを使用する傾向があります。

 ペンライトだったり、ノートだったり、人形だったり、スピーカーだったりと様々です。
 逆を言えば、そういうことをしなければ他作品との差別化が難しいのです。

 参考資料は、このサイトにも載っている魔法系の資料を見て、
 そこの参考資料から「より詳しい資料をさかのぼっていく」という手段が有効だと思います。
 魔法はかなりジャンルが色々あるので自分に合う資料を自分で見つけられなければ、
 ツギハギ感がかなり出ると思いますよ。

 色んな人から良い資料を聞いたとしても、
 流派というのがあるので、混ざるとかなり自分でも混乱します。


 私は「魔術―理論と実践」という本をオススメしますが、
 最終的には自分好みのものを選んでください。それが一番混乱しないで済みます。


シリウスさんからの意見
 僕はハリーポッターの呪文を参考にするといいと思います。
 例えばエクスペリアームズEXPELLIARMUSのEXPELは、
 追放ARMSのスぺルと組み合わせて武器追放の呪文になります。
 他にもアグアメンティ「水を出す呪文」。
 アバタケダブラ「死の呪い」。
 プロテゴ「護れ」などたくさんあります。
 呪文はハリーポッター大事典という本にのってます。
 ちなみに僕としては魔法で戦うシーンが欲しいです。


Kaedeさんからの意見
 どうも、魔法と聞くと居ても立ってもいられないKaedeです。

 短い呪文なら状況を説明する為の『5W1H』を応用すれば作れます。

 『何が何処にどうなって、(場合によってはさらにどうなったか)』です。
 ……まぁ、一応例を。

 『天駆ける風よ(何が)我が背に集いて(何処に)翼と成れ!(どうなったか)』です。
 解りにくかったらすいません(汗 
 しかし長い詠唱や呪文は5W1Hをちょっと変えて使えば、そのまま呪文作りに役立つかも知れません。

>どんな魔術・魔法があるのか・あったのか、またその儀式など。

 えーっと……今でも有名なルーン文字や魔術言語とか特殊な言葉を用いて使う方法や、
 『こんにちは』等、言葉一つで術的意味を持つものまであるのです。 
 UFOサークルも実は魔術的な意味を持ってたりするんです。ハイ。

>それらを調べるのに役立つ資料・皆様が参考にしている資料など

 普段はグーグル先生にお伺いしているのですが……。
 呪文や詠唱を纏めたサイトを見てみるといいと思います。

 長い間見ていると『ああ、この呪文達の組み方に、こんな共通点が……』など、
 発見があるはずですよ!(私は主に5W1Hに注目していますが…)


 っと、少しでもお役に立てれば……失礼しました。


ひろっさんさんからの意見 2012/08/01
 実は神話や占いなどの魔法の体系っていうのは、どれも似通ってるんですよね。
 要素で分解するとわかりやすいかもしれません。

1.お願いする
2.呪文詠唱
3.魔法円(魔法陣)
4.体を動かす


 いずれも、世界中どこの国の魔法にも存在する要素です。
 意外に思いますか?
 しかし事実です。
 人間、皆考えることは似通ってくるってことですね。

 つまり、この4つの要素のいずれかさえ入っていれば、どんなにメカメカしていても科学していても、それは魔法として成立してしまうんです。
 まあ、魔法の定義からして曖昧なものですからね。

 ぶっちゃけ、魔法に見えれば全部魔法です。
 科学の考え方ができていなかった中世〜近世にかけて、見てわからないものは全部魔法とか神通力になってたんですよ。
 なので、100円ライターを大昔に持って行って火がつくのを魔法と言い張れば、それは人々の間では魔法になったりするんです。

 それを踏まえて魔法の作り方ですが、あなたの知識を総動員して、読者を騙してください。
 説明するべきところは説明し、説明するべきでないところは全力で誤魔化すのです。
 そうやって辻褄が合うようになれば、それは立派に魔法です。

 要は読者をいかに信じ込ませるかなんです。
 それには、説明の量が多過ぎても少な過ぎてもいけません。


 難しい匙加減は、作って覚えましょう。

 呪文についてですが、よほど物語や世界観そのものにかかわるものでない限り、『詠唱した』でいいと思います。
 呪文の内容を考えてて話が作れなくなったりしたら本末転倒ですから。
 もちろん、あえてネタに走るのもアリですが。

 以上がひろっさんの魔法談義でした。
 何かの参考になれば幸いです。
 それでは。

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