第4研究室 創作に関するQ&A 392P | トップへ戻る |
虚ろな茶無太郎さんからの質問
 感想の書き方について
 
 みなさんはじめまして。
 僕は他人の小説の感想を書こうと思ったのですが、内面的な理由で感想を書く事が出来ません。
 上手に感想を書くにはどうしたら良いでしょうか。


●答え●

酒魚さんからの意見
 はじめまして、酒魚です。同じような悩みを持っていますので、一応考えたことを。

 内面的な理由で書けない、とのことですが、
 ぶっちゃけた話どうしても書けないのを無理に書かなくってもいいんですよ?

 私なんかよく、感想書きかけで「あ、うまくまとまんないからやーめた」ってって止めてます(笑)
 現実世界では口をついて出ちゃった言葉は、
 たとえ話してる途中でまとまらなくなっても取り戻せませんが、ネットでは簡単ですし。
 気張ることないと思います。
 
 それに、悪意なく書いた感想がたとえ他から見ればまとまりのない、
 いわゆる下手なものであったとしても、その感想にケチつけて怒ってくるような人はただの荒らしです。

 まずは、気楽に「お、この人いい感想書くな」と思った人の感想文・批評文を見つけて、
 じっくり読んでみてください。このサイトにはそんな方がたくさんおられますし、できると思います。

 以上、まずいながらも参考になれば嬉しいです。


葉山宗次郎さんからの意見
 私は現金な性質で、どんな感想でも入っていると歓喜に満ちます。

 基本的に感想の中身は、短くても構いません。
 ただ、あなた自身が一番印象に残った部分、それが良いものであれ悪いものであれ、
 書き残してもらえると今後の励みになり、技術向上の糧になります。
 この部分だけ念頭において書いてもらえれば私はうれしいですし、
 虚ろな茶無太郎さんも満足できるでしょう。
 
 あと、足りなかった部分とかを指摘してもらえるとうれしいですね。
 「このシーンはこう書いてありますが、私だったらこうする」などと書いてもらえれば、
 次回作のアイディアになりますし、うつろな茶太郎さんの勉強にもなるでしょう。

 ご参考になれば幸いです。


人形使いさんからの意見
 とりあえず自分が感想を書くときに気をつけている点を挙げてみます。

1、その作品の「どこを見て」、「どうなっているから」、「どう感じた」
 ということを客観的に理解できるよう明確に書く。

 書いた人に自分がどこを見てどう思ったのかはっきりと伝わるような乾燥にするためには、
 上記の3点を明確にすることが必要だと思います。

2、欠点を指摘する際には、相手が不快な気分にならないよう言葉を選ぶ。


 個人的にはこの点が感想を書く際の最重要ポイントだと思っています。
 感想とは読者が作者に対して罵詈雑言を投げつけたり、
 作者を見下して悦に入るためのものではありません。

 ある事柄に関しての知識量が読者>作者だったりすると、
 作者の知識不足に対する指摘が上から目線になりがちです。
 そういう感想を書かれた場合、作者がどう思うか想像できない……
 自分の書いた文章が他人にどういう情動を引き起こすのか分からないようでは、
 そもそももの書きとして問題ありだと思います。

3、自分の書いた感想もまた、人の目に晒されるものであることを意識する。


 「面白かったです」、「よく分かりませんでした」などといった内容のない3行感想や一言感想は、
 自分で「私はまともな文章が書けません、読解力がありません」と言っているようなものです。
 作品だけでなく感想もまた文章です。
 下手な感想を書けば、自分の無能を晒すことにもなりかねません。
 感想には作品とはまた違った形で、それを書いた側の人間性が否応なしに現れます。
 感想を書く際には、それを必ず意識して書くようにしています。

 以上、参考になれば幸いです。


河田友二郎さんからの意見
 はじめまして、が正しいのでしょうか? 最近意識が混濁している河田です。

 そうですね……感想を書くにあたり、気分が乗らないのならやはりやめといたほうがよいのですが、
 それでは解決にならないかと思われるので、自分がいままで感想を運んできて思ったことを書きます。

 まずそのように内面的、言わば気分が優れない時に優秀な、
 特に知り合いの方が書いた作品に手をだすのは危険です。鬱になります。

 また、長編作品も読みきれない可能性が高くなるので危険です。
 だから掌編の、まだ新人の方の書いた作品に感想を書きましょう!

 まず良いところを褒めちぎります。
 次に文章作法や誤字脱字などを優しく指摘(ここは見せどころですぞっ)。
 最後に一言、その新人さんとの関係が築ければ完璧。
 これは自分の理想の感想ですが、参考になれば幸いです。

 では、ふぁいと、おーなのです。

 それではっ。


海巳さんからの意見
 こんにちは、海巳です。
 ちょっと気になるテーマなので便乗して質問させていただきます。

 私の質問は「最後まで読んでいない作品に批評するのはどうなのか」というものです。

 私も感想を書いてみようかな、と思うことはあるのですが、多くの場合書かずに終えてしまいます。
 その最大の理由が「最後まで読む気になれなかった」からです。
 これは主に中篇、長編にいえることです。
 鍛錬投稿室を覗くとたくさんの小説が並んでいます。
 なので、冒頭でひきつけられないと、ついブラウザの戻るボタンに手が伸びてしまいます。
 時間の問題もありますし、よほど引き付けられないと、
 50枚を超えるようなものはちょっと読んでいられないというか。

 私としては正直に「ここまで読んでやめました。でもここまでの部分はこうしてみたらどうですか」
 と書き込んでしまおうか、とも思いました。
 でも、自分が一所懸命に書いた作品を途中で投げられ評価されるほうの気持ちってどうなのかな、
 って思うのです。
 
 やっぱり書いているほうとしては「最後まで読めば面白さがわかるのに!」
 と言いたくなるのではないでしょうか。実際そのとおりかもしれませんし。
 途中で読まなくなる行為は暗に「つまらなかった」と言っているのに近いような気がして、
 ちょっと気が引けます。

 そんなわけで、途中までしか読まずに批評したことは、まだありません。
 しかし、この機会に皆さんの意見を頂けたらと思います。
 虚ろな茶無太郎さんの質問とあわせて、気軽に意見下さい。

 ちなみに、私は途中までしか読んでもらえなくても、感想がないよりはマシだと思います。



魏延さんからの意見
 そうですね、僕も人形使いさんと同意見、というか同じ心がけです。

 自己鍛錬が目的で投稿する方は、
 どんな些細なことでもいいから気づいたことを言ってもらいたい気分です。
 まずはひとつでも多くの感想を求めたいので、
 感想や批評を書くこと自体は何の迷惑にもなりません。
 例えその感想が辛口でも、月並みなものでも、貴重な意見に変わりないので、
 よほどボロクソorテキトーに書かなければ、
 相手の心象を悪くすることはないと思います。

 と言っても、やはりもらって嬉しいのはタメになる感想です。
 「おもしろかった」 「つまらなかった」 程度の、いわゆる一言感想や一行感想なら不要、
 どこがどうだったのかがわかる感想を求められます。

 そしてまた、そういう質のある感想を書くには、能力と慣れが必要です。
 しかも感想には書いた人の人柄や読解力が如実に表れるので、
 良くないイメージを持たれないために、それなりに心して書く必要もあります。

 『眼高手低』 という言葉があるように、
 書く力と批評する力は必ずしも一致しないことがあります。
 ですが、眼高手低に陥った人の批評はしばしば攻撃的というか、キツいことが多いです。
 テレビの前でプロ野球をあれこれ語る人と同じで、
 評価に同情や共感を挟まないことがあるからだと思うのですが……
 
 つまり、悪い点を的確に挙げるだけでは 「イイ批評」 じゃありません。
 改善点と一緒に、どこが良かったか、
 上達のためにはどうすれば良いか、まで書けたら満点だと思います。


 批評される側が 「親身だな」 と思えるような感想が最上ですから。
 僕はまだまだそんな感想は書けませんけどorz


>海巳さん
 なぜそこまでで読むのをやめたのか、ということさえ書いてあったら大丈夫だと思います。

 感想って基本、最後まで読めなければ書かないことが大多数なので、
 最後まで読まなかった(読めなかった)人の意見は貴重なものになると思いますし。


峰しずくさんからの意見

 こんにちは。

 基本的にぼくは、感想と批評を全く別のものとして扱っています。

 感想については、強く求められたり、
 あるいはどうしても何らかの理由で書かなくてはいけない場合しか書きませんが、
 究極のところ「面白かった」「感動した」「楽しかった」「わくわくした」「心が締め付けられた」「痛かった」
 など、自分の感情面のことしか書かないようにしています。

 その上で、「特にあのシーンのあのキャラのあの行動(台詞)は、共感できた/痛いほどよくわかった」
 など、心に残ったシーンをいくつか取り上げ、具体性を持たせて書きます。

 もし、作品レベルが一定のところに達していなければ、
 「文章表現的には稚拙だと思える場所もあったけれども、ストーリーがどうこうだから、
 たくさん書いて、たくさん批評してもらえば、ずっと良くなるし、もっと伝わると思います」
 程度にしておきます。

 一方、批評の方に関しては、依頼をしてきたくせに、
 逆恨み的なコメントしか返ってこないことが多かったので、原則お断りをしてますが、
 そんな私でもいいというのであれば、「甘い批評」「辛い批評」のどちらがご希望ですか、
 と質問することにしています。

 知っているのと、出来るのとは大違いで、自分は大した作品が書けなくても、
 それなりの勉強はしていますので、特に基本的な部分においては、
 批評というよりも、指導に近いですけれども、指摘する程度のスキルはあります。
 ここに出入りする多くの人も、それなりに勉強しているはずですから、
 自分では満足いく作品に仕上げることができなくても、批評眼はかなりもっているはずですね。

 なので、「辛い評価」をあえて希望する人には、僕の持っている知識・技術・情報を、
 伝えられる範囲で惜しげもなく披露します。
 もちろん、自分でそれだけのレベルの作品が書けるかというと、まったく書けません。

 「甘い批評」を希望する人には、適当なシーンをいくつか選んで、ほめたたえます。

 こんなところでしょうか。


黒尻尾の駄猫さんからの意見

 通りすがりの野良猫です。
 ……。

 SFには最大の殺し文句があります。

「すまん。この”さいえんす・ふぃくしょん”の”さいえんす”な部分がどうしても理解できん」

 これを言われてしまうと、どれほど偉大な巨匠の作品でも、どんなに理を尽くして解説しても、
 「だめ、わからん」の前には単なる紙屑と貸してしまうのです。

 これはファンタジーとか、あるいはラノベ全般における
 「なんかさぁ。子供っぽいじゃん」とか言われてしまって、しっかり読ませたにもかかわらず
 「う〜ん。ぜんぜん面白くない」とか言われてしまうのに似ているかもしれません。

 最初から楽しくないと考えている人間の思いを覆すのは凄く難しい。
 (良い作品でも妙な先入観を与えられると面白さが半減しますよ)

 ……そんなものですorz



その内面的な理由なるものがこういう類名モノなのかはオイラには解りません。

なので、解決方法はわかりません。

なので、少しでも面白いと思えるようになったら感想を書いてみてはいかがでしょうか?

そんなモンだと思います。

                         ではでは。


水原さんからの意見

 あまり気負いする必要はないと思います。
 感想なのだから思った事を素直に書けばいいのではないかと。


 よかった所をどのようによかったかを述べる。
 分かりにくかった所、違和感のあった所を具体的に指摘する。
 もし見つけたなら、誤字脱字の指摘を行う。
 これぐらいでもいいと思います。

 書いた人(作者)の事を思って書いた感想なら、それが悪いものである事はありません。
 きっと作者の方の役に立ってくれる事でしょう。

 作品を投稿する人は皆、上達を望む人達なので、
 できるだけ作者の方の実力向上に役に立てるようにと思いながら、私の場合は感想を書いています。

 少しでも参考になれば幸いです。
 それでは、失礼致します。


いちおさんからの意見

 初めまして、いちおです。
 わたしはあまりこのサイトでは書いてないですが……^^;

 順番としては、
1・気に入ったところ、良かったところ
2・批評、改善した方が良いと思ったところ
3・気に入ったところ、良かったところ


 と言う風に書きます、多分。

 単に、相手の心象を考えてです^^;
 1と3はもちろん同じことではなく、例えば1で文章表現と褒めたら3でキャラを褒めるとかですね。
 持ち上げて落とすと言う意味ではないですよw
 良い点を挙げてから読んでもらえば、厳しめの意見も受け入れやすくなると思うし、
 最後に良い点をもう一度挙げれば不愉快にならないかなあと言うことです。

 参考になれば幸いです。


興味本位さんからの意見

 こんにちは。
 人様にご指導ご鞭撻が出来る程何も修めてない興味本位です。

 あの……感想って自分の感じた事、想った事を書くのでは?(笑)

 読んで字の如くって事ですね?
 多分まうまうさんが仰ってる事は批評、添削というニュアンスの感想だと思います。

 自信が無い様でしたら一読者として作品を読んで書いたら宜しいかと思います。

 作者さんもそういう感想も欲しい筈ですから。
 ただ、所謂三行感想の様な、『面白かったです。次回も期待してます。頑張って下さい。』
 みたいなのじゃなくて、どこが特に良かったとか悪かったとか、忌憚無い意見を書くと良いと思います。

 本を買ったりして読んでると何か思う事がありますね?
 それと同じ様にそのままを書けば喜んでもらえると思います。

 それでは失礼しました。


808さんからの意見
 まず、整理しときましょう。
 感想と批評とは別物です。

 感想……作品について感じたことの表出
 批評……作品について考えたことの表出


 と、とりあえずしておきましょうか。
 あなたが、もし批評がしたいというのなら、
 筒井康隆『文学部唯野教授』を一読することをお勧めします。
 さすがに今となっては情報そのものは古くなりましたが、
 文学(小説)批評がどういうものかは、なんとなくわかるかと思います。

 でも、ここでは感想に話を絞ると……好きなこと言って良いとおもいますよ?
 実も蓋もありませんが、はじめに言ってあるように、感想とは感じたことをそのまま言う行為です。


 面白いと思えば面白いと言って良いだろうし、
 つまらないと思えばつまらないと言って良いだろうし、
 自分ならこうするなあ、と思うならそう言えば良い。
 ちゃんとした批評ならば、特定の方法論・思想に拠ってものを言う必要があるけど、
 感想にはそんな必要もないし、自分の立場を明らかにする必要もない。
(ちなみに、どうしてそれを面白いと思ったか、つまらないと思ったか、
どうして自分ならこう書くと思ったか……
そういったことを突き詰めて考えていくと、それは批評になります)

 だけど、相手も人間なので、言いたい放題言うと、
 仲がこじれたり、場が荒れたりするので、その辺は上手く加減して……。

(多くの感想は理論立ててものを言うわけではないので、直接的な非難として受け取られやすいのです。
 「AはBで、BはCで、だからこの部分はこう書くべきだった」というのと、
 「自分ならここはこう書くなぁ」というのと。
 後者の方が、直接的・感情的に聞こえるでしょう?)

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