第4研究室 創作に関するQ&A 399P | トップへ戻る |
いちふじさんからの質問
 金銭目的で作家を目指す、創作することについて
 
 いちふじと申します。
 こうしてスレッドを立てるのは初めての事です。よろしくお願いします。

 私は作家を志しています。
 そして作家というのは「文章を書くことで生活を成り立たせる職業」だと思っています。
 念のために辞書を引いてみたところ
 「作家=詩や文章を書くことを職業とする人。特に、小説家」と書かれていました。
 
 そこで皆さんにお聞きしたいことがあります。

************************
1.金銭目的で作家を目指す、創作することに対してどうお考えですか?

2.金銭目的での創作に否定的な方だけお答え下さい。
 なぜそれを「1つの創作の形」として認めるのではなく、否定的に考える、
 もしくは全否定されるのでしょうか?
************************

 なぜこのような質問をするかというと、
 そういった目的での創作に対して厳しい目をもっている方が多いと感じられたからです。
 「そんな動機で創作するなんて不純だ」
 「そんな動機で創作をするぐらいなら作家になんかなりたくない」
 「金もうけのために書かれた薄っぺらな作品には価値がない」
 等々の意見を、色々なところで見かけるモノですから。

 断っておきたいのですが、「金儲け主義肯定派 対 金儲け主義否定派」
 の2極化した討論をしたいわけではありません。
 ですので、レスは「ご自分の意見を表明するだけ」にとどめていただきのです。
 自分の考えと反する意見に対して「理解できない」「信じられない」など、
 否定的な書き込みはおやめ下さい。考え方は人それぞれです。
 「こう考える人もいるんだな、私は違うけど」と心の中で思うだけにしてください。どうか、お願いします。

 それでは私の意見です。

 ************************ 
 1.一つの姿勢としてアリだと思います。
 私は作家を「オリジナル商品を取り扱う個人事業主」とも捉えています。
 ですからニーズに合わせて作風を変えるのも当然アリだと思います。
(作風の変化を個人的に残念に思うことはありますが)
 どういった目的で創作されたモノでも、それで楽しめる、
 それに価値を見いだすことができる読者の方々がいるのであれば、何ら問題あるとは思いません。

 2.(否定的ではないので回答無し)
 ************************

 皆さんのご意見をお待ちしています。


●答え●

安眠妨害禁止区域在住の猫さんからの意見
 こんばんは。

>文章を書くことで生活を成り立たせる職業。

 これは違うと断言できます。
 理由は簡単で、作家業(正確には小説家業)だけで、
 生活を成り立たせている作家は想像以上に少ないからです。


 作家の殆どは兼業作家で、専業作家は相当に数が少ないのです。
 ライター兼任というのなら文章を書いて生活していると言えますけど……
 うーん、それはライター業での収入ですし。
 専業であっても第一の人生で貯金をして、歳を取ってから第二の人生で作家を行い、
 貯金を切り崩して生活しているという人もいます。

 1・普通だと思いますよ。そもそも大衆文学も、ライトノベルも商業商品です。

 農家の人だって、漁師だって、生活第一ですから、それは仕事として当然のことだと思いますよ。
 純文学はまた別の扱いになるのでしょうけれど。
 それを否定するなら農家の人は自分で満足するために農家をしているのでしょうか?
 そんなものは食べる価値もないのですか?
 子どもや家族を養う動機を不純と見るなら、
 人類は最も不純な行為こそ尊きと生きてきたということになるでしょう。
 作家だから話は別だというのは、傲慢というものだと思います。

 私の意見はそんな感じですね。


夜霧さんからの意見
 どうも夜霧です。
 気になったなので少し意見でも。

>>金銭目的で作家を目指す、創作することに対してどうお考えですか?

 それもアリだと思いますよ、動機は自由です。
 しかし…『本書いて儲けてやろう』って感じの姿勢では、長続きしないのでは? とは思いますけどね。
 デビュー後は『売れる作品を書く』ってのが『専業作家』の目標であり、最低条件だとは思います。
 その為に作風を変えても仕方ないとは思いますね。

 正直『売れない専業作家』なんて無職同然ですし。


 まぁ『兼業作家』だと色々と状況が変わるでしょうけどね。

 では、駄文乱文失礼しました。


レンレンさんからの意見
 どうもレンレンです。新幹線で指定席を買ったのに、ガラガラだった自由席に座りました。
 さっそく、本題に入ります。
 
 アリだと思います。
 私はどんな動機であれ、書き上げられた作品を批評することはあっても、否定することはありません。


 むしろ、作風を変えても書ける方の腕を羨ましく思うくらいです。
 それに、いくら風潮やニーズに応えた作品を書いても売れるとは限りません。
 詰まる所作家の腕、文章力や表現力ありきのものだと思います。

 これは関係無いかも知れないのでスルーで構いません。
 私はどの作品が金儲け主義なのかわかりません。
 
 確かに作風や雰囲気が急に変わる作品を見たことはあります。
 しかしそれは、作者の成長や変化・挑戦の様に思え、金儲け主義にはどうしても見えません。



パンクさんからの意見
 初めまして。
 従兄弟のガキんちょに小説のバックアップデータを保存したROMを
 フリスビーにされているパンク野郎が意見を……。


 俺はアリだと思います。と、言うよりも動機なんて何でもいいと思います。
 人はそれぞれ価値観が違いますし、誰がどう考えて何を目指そうが、何でも良いかと。


 大半の生活はお金で成り立つモノだと思ってますからね。
 中には自給自足の方々もいますが。
 まぁ汚い言い方をすれば世の中は金で渡り歩くもの。その為に作家を目指してもいいと思います。
 
 そして世の中もそう出来ていると思っています。
 それが見たくなければ目を閉じればいい。
 それを聞きたくなければ耳を塞げばいい。
 なんてドライな思考を持つパンクでした。

 取り敢えず、俺はこの世界には満足ですので憐みの目はご遠慮下さい(笑)
 困難があってこそ楽しい人生と思ってますので。


代々木こうじさんからの意見
 こんばんは。

 有りだとは思いますが、自分にはとてもできないなあ、と。
 私の場合、ちょっとでも自信を持ったり、
 よこしまな気持ちになったりすると文章がめっきり書けなくなるのです汗
 謙虚な自分にまでテンションを落ち着けることによって、
 ようやく人様にお見せしても一応恥ずかしくない程度の文章が書けるようになります。
 
 なので、「よっしゃ今から金儲けできそうな小説書いてやるぜ」
 みたいなノリではまず出だしの時点でこけるかなと。
 肯定否定以前にそんな真似できないって!という人間もいるということで。

 もうちょっと大人になったら書けるようになるのかな、と遠い目をしつつ、ではでは。


すしてんさんからの意見
 こんにちは、すしてんと申します。
 自分としても興味深いお話だったので、早速質問に答えさせていただきますね。

>1.金銭目的で作家を目指す〜

 全然アリだと思います。
 自分ないし家族がご飯食べて生きていくために、
 自分の能力を最大限発揮して収入を得ようとすることを特に悪いことだとは思いません。
 
 自分が営業マンに向いていると思えば営業職をやればいいし、
 簿記会計なら事務や会計事務所をやればいいのと同じで、
 文才があると思ったら作家になればいいのだと思います。


 むしろそういう風に作家といえど仕事は仕事と割り切っている方が、
 安定して売れるか、息の長い作家になれると思います。
 そりゃあ書きたいものを自由に書いたほうが楽しいかもしれませんが、
 売れるものを書かなきゃ生活できないですし。

 ただ、作家ってやっぱり自己表現の世界でもありますからね、
 考えるのがお金のことばかりじゃなんとなくイメージが悪い気がするというのも分かります。


連夏さんからの意見
 おはようございます。

 先ずは質問に答えますね。

1.金銭目的で作家を目指すことについて?
  個人の理由としてはアリじゃないでしょうか。
  私は出来上がった作品が全てだと思うので作家自身の理由は気にしません。

2.なぜ金銭目的の創作を否定するのか?
 (否定的ではないので回答無し)


 私の意見も書いておきます。
 質問の回答は作家のモチベーションの問題として答えました。
 
 しかし、いちふじさんの御意見に目を通すと、
 いわゆる「読者に媚びを売る作家(作品)」について言っているような気がしますがどうでしょうか?
 その場合は、読者の主観の問題なので若干答えがずれてしまいます。

 商売である以上は売れない商品を作り続けることは出来ません。
 なので、読者の反応が悪い場合は、諦めるかやり方を変えるかの二択を強いられると思います。


 この、やり方を変える方を選んだ作者で、
 周りの意見を取り入れ過ぎた人がそう見えるのかなと思います。

 この場合の質問の答えは、「作者と読者が納得しているならいい」です。

 作者のやりたいことが出来なくなっているのは可哀相ですが、
 それでも続けるかは作者の自由だと思います。

 以上が私の意見です。参考になれば幸いです。


飛車丸さんからの意見
 1.現実を知った上で、それでも金銭目的で作家を目指すなら、特に何も言うことはないかと。
 むしろ作家なんて、好きなことを続けながら収入も得られる、ってだけの話じゃないかと思いますよ。

 2.(否定的ではないので回答無し)


龍架さんからの意見
 曖昧三センチな、龍架です。
 興味を持ったので質問に答えます。

 1.金銭云々
 悪くないんじゃすか? 
 小説を書くというのは結構ハードなので、
 やっぱり書き上げるにはそれなりの意思がないとできないと思います。
 その為のモチベーションをあげるためにお金を儲けたい、
 という気持ちをガソリンに頑張るのも別に構わないかと。

 2.否定的な意見
 やっぱり作家を目指す身としては、純粋に自らの意見を日本に、
 世界に発したいという気持ちと共に小説を書いて欲しいです。
 ま、欺瞞なんですけどね。


紅夜さんからの意見
 1.僕の好きな森博嗣(スカイクロラの原作者)は、元々大学の助教授で、
 創作は「ビジネスでやっているだけ」と言っていました。


 それが、作品として世に出しているのはという意味なのか、
 作品を作ること自体を言っているのかはわかりませんが。
 
 それでも、すばらしい作品を書いていますし、金銭的な目的であったからといって、
 薄っぺらい作品になると考える人がいるなら、僕はおかしいとおもいます。

 
 それに作品を評価する時に、対象とするのはその作品だけで、
 著者がどうとか、理由がどうとかそんなことは、評価に入れるべきではないと思います。
 例えどんなに悪人が書いた作品でも、それが良い作品であれば、良い作品。
 著者の動機など関係ない。すくなくとも僕はそう思います。

 で。本題に戻りますと、
 作者が金儲け目的であろうとなかろうと。読者が気にすることではないと思います。
 働くという内容が、営業ではなく、執筆だと。そう考えれば、なんら問題はないと思います。


みつきさんからの意見
 いちふじさま、こんにちは。

>1.金銭目的で作家を目指す、創作することに対してどうお考えですか?

 プロ作家になりたいと考えているのに、
 お金ってもののことを真面目に考えない人って、かなり問題ありですよね。


 お金っていう、命の次に大事なもののやり取りがあるからこそ、
 技術も上がるし思索も深まるのだと思いますし。

 趣味的にしかやっていない人って、とにかく成長が遅いですよね。

 で、フリーランスにとって収入っていうのは、
 つまりはそれが、そのまま作品への評価ってことになるんですよね。
 読者にこの人の作品をもっと読みたいと喜ばれて、編集者にはこの人と仕事がしたいと望まれる。
 その結果についてくるのが『お金』なわけですから。
 
 出来ればたくさん欲しいと思うのってのは当然で、
 たくさん稼ぎたいと思うってことは作品を評価されることに貪欲、
 つまりは評価される良い作品を作ろうと常日頃から考えるようになるってことですし。
 それはプロとして、とても必要な環境ですよね。
 
 その思いがどういう方向に向かって伸びて行くのかは、作家それぞれ、
 個々の問題になっていくわけですけど。 
 世界は意外と広く、いろんな生き残り方があって当然で、
 土俵の外にいる人には分からないことがたくさんある、それが普通。
 言いたい奴には勝手に言わせておけ、と思っておくといいのかもしれないですね。


サイラスさんからの意見
 1.考えとしては否定しませんが、その手の考えを持った人に会ったことないので、
 ちゃんとはいえませんが、浅はかと言う印象は受けます。
 だって、売れるためには、読者の傾向もつかまないといけなし、
 それを反映できるだけの技量も要求されます。
 それを考えず金銭目的(この場合、儲け主義かな?)は浅はかに見えてしまいますね。

 では。


にじいろチビ猫さんからの意見
 1.読者の立場から言わせてもらうと、面白かったらそれでいいかと。
 短い感想だな、俺。


ミミシカさんからの意見
 あ、どうもはじめまして。ミミシカと申します。
 私は『1』派です。例えば「恋空」
 未だに読んでいませんが、映画化、ドラマ化するまでになっています。 
 女性の支持を集めたのが勝因でしょう。
 
 結局は自分の作品が世間に受け入れられるかどうかです。
 こればかりは世に送り出してみないと分かりません。

 
 勿論、売れるに値する文章能力があることが前提ですが。


ナムさんからの意見
 僕は……そうですね、作者としてはしかたないかな、とも思いますが、
 読者としてはそういう人は、いてほしくないです。
 もちろん、お金は大事ですし、作家の姿勢と作品の善し悪しは別だというのも分かります。
 ですが、お金だけで作品を書く人を認めたくないのです。

 例えば、ですが。
 今現在売れている人がそういう姿勢の持ち主で、
 いきなり「もう一生遊んで暮らせるだけの金はかせいだから、続き書くのやーめた」
 と言ってシリーズものを打ち切ってしまったら、自分は納得できません。
 むしろ抗議の声をあげるでしょう。読者をなんだと思ってるんだ、と憤ると思います。

 だからこそ、お金だけで作品を書く人はいてほしくないです。
 願望が多分に入っているのは承知の上ですが、これが自分の正直な気持ちです。
 ですので、
 
 1 その姿勢を否定するというよりは、いてほしくない、認めたくない。

 2 そういうひとは読者の気持ちを考えないんじゃないか、と思うから。

 です。


ヘルドラゴンさんからの意見
 1.人間には色々な仕事があります。作家もその選択肢の一つです。
 人間社会では金が必要です。その手段として作家という選択肢があるのじゃないでしょうか?


木野さんからの意見
 2.楽しくないのに書いていくなんてできないと思いますが……。

 一つの形として成り立ったとしても続かないような気がします。


富士山さんからの意見
 「人を感動させたい」
 「自分の書いた物語を世間に売り出したい」

 こういう理由で書いている人よりも中途半端じゃない本気の「金目当て」、
 つまり「本気で人生をかけている」人のほうがうまくなるし作家になったら大成すると思いますよ。


 時代を読み、人々が何を欲しているかを読み、
 様々な趣向を凝らし売れなかったら何がダメだったのか徹底的に解明し改善しとにかく書きまくる。
 自分という作家像に拘らず固定化させずにとにかく売れる物を考え出し書いて
 求められている物を考え出し書いて、売る人。
 「金目当て」ということはそういうことでしょう。
 趣味を仕事にするのではなく、仕事を仕事にしている。

 「人を感動させたい」
 「自分の書いた物語を世間に売り出したい」
 もちろん、こういう人が「ダメだ!」と言っているのではありませんのであしからず。


むーむーさんからの意見
 初めまして。
 早速書かせていただきます。

 1 金目当てで小説を書くことは、別に悪いことではないと考えます。
 そういうモチベーションが、書かれた文章に熱気として文章に乗り移ることもあるように思うので。
 
 自分としては、エンターテイメント小説は、客を楽しませてなんぼだと思っているので、
 評価基準はその一点です。読者が楽しめるものを作り出せるか否か。
 それ以外の、作者の考えについては、正直しったこっちゃない、というのが私の考えです。


萌え・美少女・美形・BLについて
その他・創作上の悩み
世界観・リアリティ・設定についての悩み
タイトル・ネーミングについての悩み
やる気・動機・スランプについての悩み
作家デビュー・作家生活・新人賞・出版業界
上達のためのトレーニング・練習法について
読者の心理・傾向について
使うと危険なネタ?
恋愛・ラブコメについての悩み
ライトノベルについて
文章・描写についての悩み
人称・視点についての悩み
推敲・見直しについての悩み
コラム(創作に役立つ資料)
批評・感想についての悩み
ネットでの作品発表の悩み
ストーリーについての悩み
冒頭・書き出しの悩み
プロットについての悩み
キャラクターについての悩み
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