第4研究室 創作に関するQ&A 413P | トップへ戻る |
空風さんからの質問
 ヒロインらしさとは?
 
 こんばんは、最近スランプで書く手が止まりえんえん嘆いている空風です。

 完成した小説を友達に見せると、よく「ヒロインがヒロインらしくない」と言われます。
 ヒロインらしくないっ? 嘘!?
 とパニックになった私は、ヒロインって何なのかその存在すら分からなくなりました。
 で、質問です。

 ヒロインらしいってなんでしょうか。
 かわいいだけではヒロインじゃないと思うんです。
 皆様は、ヒロインらしいということは何だと思いますか?

 乱文失礼いたしました。


●答え●

Vedaさんからの意見
 こんばんは、Vedaです。

 「ヒロインらしさとは何か?」
 改めて考えると難しいですね……
 ちょっと個人的に考えてみましたが、要するに

 「物語の中で一番活躍する女性キャラクター=v

 ということではないのでしょうか?
 もし、A子がヒロインで、B子がただの登場人物……という位置づけだったとします。
 ですが、B子ばっかり目立ってしまっていたらどうでしょう?
 A子はヒロインなのに、ヒロインらしくなくなってしまいます。

 ところで、「ヒロイン」と一口に言っても、たくさんのパターンがあると思うのです。
 ちょっと思いつく限りのパターンを書いてみました。

1.「ヒロイン」そのものが「主人公」
 女性が主人公の物語です。ヒロインがガンガン活躍します。
例)「攻殻機動隊」の草薙素子
  「キャッツアイ」の3姉妹
  「パプリカ」のパプリカ

2.「ヒロイン」が重要なポジション。物語の重要なキー。主人公をサポート。
 いわゆる主人公の引き立て役。
 だが、それが必ずしも味方とは限らない。
例)「ルパン三世」の峰不二子ちゃ〜ん
  「シティー・ハンター」の香
  「ダヴィンチ・コード」のソフィー・ヌヴー

3.ヒロインが主人公の恋人。または恋心を抱いている。

 2番と被ることがほとんどです。
例)「ミス&ミセス・スミス」のジェーン・スミス
  「ナショナル・トレジャー」のアビゲイル
  「名探偵コナン」の毛利蘭

4.広い目で見ると、別に居なくても物語に差し支えなさそう……

 ただのお飾り(悪い意味ではなく)。もしくは、主人公のそばにヒロインがいるだけ。
 このパターンは時々ヒロインが変わる場合だったり、
 もしくはヒロインが複数いる場合です。
例)「ポケットモンスター」のカスミやカオル
  「ONE PIECE」のナミやロビン、一時的ならビビ

 ※こちらはあくまで個人的な主観にのっとった意見ですので、「これ」といった答えではありません。

 このパターンは複数組み合わすことで――またその微妙なさじ加減によって、
 また新たな「ヒロイン」のパターンが出来上がると思うのです。


 たとえば映画の「007 ジェームズ・ボンド」のボンドガール(ヒロイン)なんかは、
 上記の2番、3番、4番に当てはまると思いますし、読み切り式の長編の小説やドラマになりますと、
 目立たなかったただのヒロインが、話によっては主人公そのものになります。


公ちゃんさんからの意見
 こんにちは。公です。
 ヒロインについてアドバイスを……

1・そのヒロインにしかない境遇を持たせる

 虐められている、家族がいない、王家の血を引いている……
 本人にしか分からない宿命、運命、苦悩、トラウマを作り、
 他のキャラとは一味違う存在にしましょう。
 特にそれが恋愛の障害になると、物語が深まります。

例)
 ちせ(最終兵器彼女)
 天然で純粋だが、「お仕事」として戦争で多くの人間を殺してしまう。
 宇佐美ハル(G線上の魔王)
 魔王に大切なものを奪われ、復讐のために毎日を生きている。

2・1とは別に、主人公との共通項を持たせる
 1だけだと、主人公と距離ができてしまいます。
 ですから、何らかの共通点を生み出して、
 親近感を持たせましょう。
 
例)
 水瀬ゆか(11eyes)
 主人公と同じく、異世界「赤い夜」に巻き込まれる人間。
 あと幼なじみ。←結構、共通項として使われます。

3・とにかく主人公とのやり取りを書く

 ヒロインっというからには、主人公の次に大事な存在といっても過言ではありません。(多分)
 囚われの身で無い限り、主人公との会話、行動で互いの存在をアピールさせましょう。

 ……これくらいですかね。

 要はヒロインは物語中では他の人間と少し違う、
 でも、中には主人公と並んで初めて見える魅力もある。
 というわけです。ではでは。


河田友二郎さんからの意見
 はじめまして、河田と申す者です。

>ヒロインらしいってなんでしょうか。

 ヒロインとはずばり女性の主人公のことですが、らしい≠ニなると話が変わってきますね。
 空風様がどんなヒロインを書いたのか情報がほしいところですが、
 
 要するにその友人のヒロイン像と乖離するキャラクターだった。
 もしくはヒロインとしての役割をなしていない。が代表的に考えられる原因だと思います。


 例えば友人のヒロイン像が『主人公の恋愛対象』という場合と、
 ハリウッド映画等でいう『強くてかっこいい女性』の場合では、認識に大きく差がありますよね。
 よってヒロインの立ち位置が認識のウエートになると思います。
 
 今度は役割を果たしていない場合。
 これは役不足や登場の理由・目的等、
 ヒロインの物語への同調性や扱いに失敗があると考えられます。


 そして、ここで女性キャラクターにはメインヒロイン・サブヒロインという性質が出てきます。
 
 また、メインヒロインは物語への同調性が高くなければなりません。
 なぜなら物語展開・世界を拡大させる役割にいるのがメインヒロインなので。
 よって物語への絡みが悪いのなら、
 サブヒロインに降格させる・または出さない方が無難でしょう。


 天然でもツンデレでも電波系でも、物語に合う女性がメインヒロインになりうるでしょう。
 友人の認識との差異や齟齬があっても、
 ヒロインであると決定付けられるイベントやシーンがあるといいと思いますね。
 いわゆるキャラの方向性ですよ、これを確立させることがヒロインらしさに繋がると思います。

 よってヒロインらしいとは、物語に深く絡み、かつ方向性が確立された女性主人公キャラである。

 これがわたしの考えです。
 なお、キャラの属性に関してではなく役割に視点を合わせた回答なのであしからず。

 では、駄文失礼しました。


ひすいさんからの意見
 どうも、ひすいと申します。

 「主人公らしい主人公」とは何でしょうか?
 様々な作品の存在する今、主人公の描かれ方も作品によって様々です。
 傍観者的、ひ弱、ヘタレ、悪……その主人公の外見や性格から、
 「主人公らしいかどうか」というのは極めて難しいのでしょう。
 では、何を条件として主人公らしいと決めるのか。

 それは、その作品のストーリー上最も重要な役割を担っている、ということですよね。

 如何にヘタレであっても世界を救う力を持っていたり。
 如何に傍観者的でもその人物がいなければ話が進まないからその人物が主人公となるのです。
 
 ヒロインも同じように、物語上主人公に次ぐ、
 或いは上回るくらいに重要な役割を担っているから「ヒロイン」といえるんじゃないですかね?


 たとえば美少女ゲーム。昨今の美少女ゲームの多くは複数のヒロインがいて、
 そのヒロイン毎にルートが用意されています。
 この場合、一人のヒロインのルートをプレイしていると、
 ほかのヒロインたちは如何に作品上「ヒロイン」と銘打たれていても、
 そのルートの間は「サブキャラクター」という役割になります。
 それはそのルートで最も重要なのは主人公とそのルートのヒロインで、
 他のヒロインたちはそのルートではさほど重要でなくなるからです。

 このように、ヒロインらしいかどうかはストーリーで重要な役割を担っているかどうか、
 というのではないかというのが私の考えです。


 では。


仙谷さんからの意見
 どうも。ヒロインを考えると、どうしても……うわ何をするやめろー。
 げふん。どうも、のっけから変人の仙谷です。

 さて、ヒロインですが、英語で書くと「heroine」。
 辞書で調べると「小説・物語・戯曲などの女主人公」
 ついでに「主人公=小説・脚本などの中心人物」とのことです。

 で、私の考えるヒロインらしさ。
 物語で重要な役である、焦点が当たる、攻略対象であr(それはきっと違う)

 とにかく。
 そういうものかと。らしくない、と言われる理由が分からないので憶測ですが
 ご友人の言う「ヒロインらしさ」は「かわいい」とかそういう類のものでは?

 辞書通りの意味ならば、登場し焦点が当たる瞬間から「ヒロイン」なんですから。
 そうでないなら、大変失礼ですが描き方の問題かと。

 ……答えになってませんかね。参考になれば幸いです。


長門有希さんからの意見
 無口で無感情でチートキャラで宇宙人であることがヒロインの条件。

 ユニーク。


十五さんからの意見
 こんばんは。ちらと覗いてみました。

 ヒロインらしさというのは人それぞれであろうと思いますが、
 大抵ならば主人公と何らかの形で深い繋がりがる女性のことかなーと……。

 (そのヒロイン自身が主人公である場合を除き)

 どういう点でヒロインらしさが無いのかは、
 実際にそのキャラクターのことを知らなければ、なんともいえないのです。
 ただ、ヒロインだからといって常に物語の中核で主人公と運命をともにしてたり、
 毎度ラブコメ的やりとりをしていたり、はたまた悪者に連れ去られたりしなくても良いと思います。
 要は主人公にとって重要な存在であればヒロインと呼べると思いますので……

 分かりづらいですね。すみません。失礼しました


ひなげしさんからの意見
 こんばんわ。
 ようやくまともにネットにつなぐ時間ができたひなげしです。
 さて、私のヒロイン観ですが。

 主人公の夫婦役、です。
 
 夫婦といっても本当に夫婦というわけではなく、ほら夫婦漫才ってあるじゃないですか。
 ああいう、相方的な存在です。
 つまりそれは立ち位置であって、性格等はあまり気にしません。
 かわいいヒロインとか、かっこいいヒロインとかはあくまで作品しだいで変わるでしょうし。

 空風さんは、そのお友達にはヒロインらしさとはなにか訊かれたのでしょうか?
 よく言われるのであれば、
 空風さんとお友達とのヒロインの認識に大きなずれがあるのかもしれませんね。
 それはどちらが正しいとか言えるものでもないでしょうし。

 ただ、相手の言葉を理解するというのは、道が開ける可能性になります。
 まだ訊いていないのであればぜひ一度ゆっくりと話し合ってはどうでしょうか。


黒尻尾の駄猫さんからの意見
 通りすがりの野良猫です。
 オイラなりの答えを残します。

 といいつつ、答えに窮しまして……。

 著作内では結局どんなヒロインだったのかが解らないので、
 どの点が問題なのか考えようがありません^^;;

 主人公は別にちゃんといて、その近くで活躍する主となる女性キャラという意味なのでしょうか?
 それとも、女性主人公なのですかね?

> かわいいだけではヒロインじゃないと思うんです。

 という言葉から前者の主要女性キャラだと考えつつ答えを練ってみますね。

 まず、可愛いだけというのは小説内ではまったく意味のない存在だと思うのです。


 主人公が苦悩し、疲れ、迷い、それでも進まんとする中、
(いや、そんなに熱い展開じゃなくてもいんですが)
 ただ隣にいて容姿の美しさとか仕草の可愛らしさとか、
 そんな事だけしか表現されないようなキャラなんか別にいなくてもいいですよね?

 ストーリーという大きな枠に直結しなくても、
 せめてキャラクターや読者にちゃんと場を和ませるような行動や発言、
 そういした存在感をアピールできなければ、それはマスコットにすらなれません。

 ましてや、マスコットではなくヒロインなら主人公に対して、
 善しにせよ悪しにせよ影響力がないと単なる登場人物で終わります。


 主人公を助けるのか、足を引っ張るのか、何かを決めさせるのか、
 更に惑わし事態を最悪に持っていくのかは作品によって異なりますが、
 なんにせよ主人公の行動や考えに影響を与える存在。

 そして、多くの場合、主人公と性が違う立場にいるヒロインは、
 主人公とは違う考え方や視点を持っているという特性にも繋がるのです。

(主人公とまったく同じならその他大勢でいいですし、あるいはソイツが主人公をやってもいい。
 いっそ、2人で主人公のペアという事にしたってよい。でもそれだと面白くはないでしょうが……)。

 可愛いとかは、ヒロインに特徴づけをするための単なるオプションであり、最悪なくてもいいのですが、
 主人公とは対立しないまでも独自の価値観なり意見をもって主人公に影響を与えられないなら、
 それはヒロインである必要はないとオイラは考えます。

 こんな感じですが、どうでしょうか?

                         ではでは。


麻さんからの意見
 どうも、おはようございます。麻と申します。
 気になる話題でしたので、アドバイスになるかどうか分かりませんがちょこっと。

 ヒロインそのものが主人公である場合と、男の子の主人公がいる場合で定義がちょっと変わります。

 前者は言うまでもないのですが、
 後者の場合私は「もう一人の主人公女の子ver.」くらいのつもりで書いてます。


 どんな物語にも、多かれ少なかれ軸となる「謎」ってのはありますよね。
 あ、いや、ラブコメとかほのぼのしたものは除き。
 んで、ヒロインは自覚があるにしろないにしろ、その「謎」の原因だったり大きく関わっていたりします。
 その謎を解いてヒロインを救うのが主人公や他のレギュラーキャラです。
 もちろん、ヒロイン自身も謎を解こうと一生懸命色々やりますが。

 こうやってヒロインを中心に据えて物語を展開すれば、いやでも目立つので、
 「ヒロインらしくない」なんて言われないんじゃないかと思います。


 逆にヒロインが目立ちすぎて「あれ、主人公どこ?」
 みたいな状況に陥ってしまうことはあるかもしれませんが・・私のように。
 強い女の子が大好きで、バリバリ肉体派ばかりなのがいけないのかもしれません。
 でも戦うおなごは大好きです。

 えー、本当にこれお役に立てるかどうか分かりませんが、私の場合ヒロインはこんな感じです。
 ではでは。


猫サンドさんからの意見
 初めまして。
 質問タイトルに惹かれたので、私なりの答えを書かせて貰います。

 ヒロインとは、一言でいうなれば、「作中で登場する最も魅力的な女性ないし少女」だと思います。
 主人公(男性)の場合はこれが必ずしも当てはまるわけではなく、
 それが親友だったり宿敵かもしれません。
 ラノベの場合、設定したヒロインがサブヒロインの魅力に劣っていたりしたらどうなるでしょう。
 たちまち影は薄れ、ヒロイン役を交代しろという事態にならざるを得ません。

 空風さんの小説に多数の登場人物がいるのかは察することができませんが、
 短い掌編程度のものであったなら、
 ヒロインそのものが人物として定着しきれていないという可能性もあります。


 物語を進行させる道具としてのヒロインではなく、一人の人間として扱ってあげれば、
 そこまで気に病むことではないと思います。

 あまり効果的な答えができなくてすいません。
 がんばってください。


サイラスさんからの意見
 どうも、サイラスです。

> 皆様は、ヒロインらしいということは何だと思いますか?

 簡単に言うと、『その作品の軸となる女性キャラ』と『主人公と繋がりの強い女性』だと思います。

 前者は、こうみると、毎回登場させないとダメのようにも見えますが、
 不在(主人公たちと別行動、死亡等)でも存在感があるというように、
 この作品って、この女子キャラが軸だよなというのが、ひとつ。
 
 後者は、前者とかぶるかもしれませんが、色んな縁や関係によって、
 主人公に強い影響を与える女性を指すと思います。

 では。
 
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