第4研究室 創作に関するQ&A 436P | トップへ戻る |
胡桃栗鼠さんからの質問
 小説に女の子を出さなくてはいけないですか?
 
 こんにちは。胡桃栗鼠(くるみりす)です。

 実は私の小説には女の子が出て来ません!
 ほとんど、男子4人で話が進むのですが、やっぱり女の子は必要ですか?
 皆様の意見を教えてください。


●答え●

ルッコラさんからの意見
 この手の話題が出ると必ず挙げられるラノベに『Hyper Hybrid Organization』という作品があります。
 内容は主人公が闇の組織に与する『逆仮面ライダー』といったところですが、
 とにかく女性が一人も出てきません。男だらけの非常に熱いストーリーです。
 
 この様な作品も受け入れられるのですし、
 貴方が男子キャラクターばかりの作品を書こうと全く問題はありません。


 ……しかし昨今のラノベの流れを見る限り、上に挙げたH2Oも非常に例外的な作品と言えます。
(2009年現在)
 今やラノベに『萌え』は欠かせない要素の一つ、
 となると、ヒットさせたり公募で通過したいならば中々難しいでしょう。

 書くことは自由ですし、ラノベに『いけない』ことはほとんどありません。
 ですが、読者層が絞られる可能性が常につきまとうことは留意しておいて下さい。


 それでは失礼致します。


安眠妨害禁止区域在住の猫さんからの意見
 男子向けだと厳しいですけど女子向けなら良いと思いますよ。

 BL要素を練り込めるなら練り込んで、送るならホワイトハート辺りだと間口は広いと思います。

 男子向けであるとしたら……何とも言えませんね。
 最低一人、男の娘(女装少年)を入れてガガガ辺りに投げ込めば行けそうな気もしないではないです。
 四人全員男の娘だったら……面白ければ普通に行けちゃいそうで困るんですよね。
 最近のガガガ文庫。

 普通の男子四人で、男子向け狙うって言われたら、私にアドバイス出来る力量はないです。


巣鴨さんからの意見
 こんにちは。
 絶対に出さなければならない……というわけではないかと思います。
 けれど、「男性しか描けない(描きたくない)」というのであればそれはアウトだと思います。

 男性作者であろうと女性作者であろうと、男女どちらも描ききることができないとちょっと……
 いろんな意味で厳しいかな、と。


 また、現代社会において、人口の半分は異性ですから、
 話の進行から見て、ぜんぜん女性が出てこない必然があるかどうか……
 っていうのも、場合によっては考慮する必要があるかもしれませんね。
 メインキャラは男性ばかりだけど、重要なサブキャラとして女性はいるってことなら、
 それはまったく問題ないと思いますが。

 あと、同性愛とかそう言うジャンルには縁がないのですが、
 もしそう言うジャンルの作品でしたら、読者層や販売元の傾向には十分にご注意を。
 女性同士・男性同士の恋愛は、嫌う人は徹底的に嫌いますので。

 基本的に、男性にも読んで欲しい場合、魅力的な女性キャラがいると一つの求心力になると思います。

 男性しか出てこない=男性読者にとって魅力が無い、ではありませんけど、
 異性の魅力っていうのは古今東西を問わず、不変のものだと思いますので。

 では。


新次元さんからの意見
 あなたの住んでいる世界には女性はいないのですか?
 いますよね? つまり、女性を一人も出さなければ、リアリティーが損なわれます。

 逆を言えば、自分の小説に現実味を持たせたくないのであれば、出さなくていいです。

 (追記)というか、あなた女性ですよね? 
 女性なのだから、男性より女性のことを深く書けるはずなんですから、もったいないですよ。


夏月 歩さんからの意見
 こんばんは、夏月といいます。

 これは、どういったお話で、どういった内容なのかにもよると思います。
 熱血の戦闘ものなのか、同姓の中で繰り広げられるプラトニックな恋愛なのか……
 ちなみに、後者でも可能であるとは思っています。

 例えば、女の子の存在をなくさずに、ある主人公(男の子)の恋人として名前は出してくる。
 その主人公の口から、その女の子の内容が出てくる、
 などという状態であれば何とかなるのではないかと。^^

 私は今までそういった物語にチャレンジする機会はなかっため、
 あまり良いコメントを残すこともできないのですが、何らかの参考になりましたら幸いです。


胡桃栗鼠さんからの返信(質問者)
 皆様、質問に答えて下さり、ありがとうございます。
 皆様の解釈によると、BLかと思われている方が多いようですが、すみません、
 実は書こうとしている小説はいじめ小説です。
 あと、ライトノベルとかはあんまりこだわっていないので、普通の小説としてどうかが知りたいです。
 まだまだ解答お待ちしております♪


夏月 歩さんからの意見
 なるほど、いじめ小説ですか。
 その出てくる舞台の設定による部分も大きいと思います。
 男子校なら女の子の心理描写にまで手を出す必要もないですが。
 ハッキリ言ってしまうと内容によるというのが正直なところでしょう。
 
 男子しか出てこなくてもおかしくない設定であれば大丈夫で、
 女の子がいるのが普通なのに、それを意図的に排他してしまうと違和感が出てくるでしょう。

 しかし、現実であれば否応ナシに女の子・女性は出てきますよね?
 母親、妹、女性教員……視点が男性陣だけというのは書き方、
 ストーリーによっては大丈夫だと思います。
 けれど、名前くらい登場するのが自然ではないかな、と私は思いますよ。^^
 それでは。


みつきさんからの意見
 胡桃栗鼠さま、はじめまして。

> 普通の小説としてどうかが知りたいです。

 全然「あり」ですので、どうぞそのまま、
 自分の思う通りに書き進めていくことをお勧めいたします。


 登場人物というのは、その作品が内包するテーマと、
 作者のその時持っている人物造形力とによって、自然と出来上がっていくものです。
 どうやっても男四人しか出てこない、女の子が出てこない、というのなら、それがつまり、
 「今の自分に書けるもの」ということなわけで、特に必要性を感じないのであれば、
 無理に扱いきれない要素を盛り込まなくても構わないと思いますよ。
 
 胡桃さんくらいの年齢の頃というのは、自分の興味の引かれるもの、
 本当に好きだと思えるものを、じっくりと探していくべき時期だと思います。
 そのためには、あまり周囲の声に左右されることなく、好きなものだけを一生懸命に書いていく、
 ということも絶対に必要なんですよね。
 
 どうぞ、その時その時の自分の内側にある世界に存分に向き合って、
 そこにあるものを深く豊かにしていってください。


 そうやって書いていっているうちに、男性キャラも女性キャラも、
 その時の物語に必要なだけ、バランスよく登場させられるようになるものと思いますよ。

 それではこれにて。


ひすいさんからの意見
 どうも、ひすいと申します。

 胡桃栗鼠さんは、女の子が出てこなければ面白い話を書けませんか?
 女の子が出てこなければ、それだけでもう嫌だ、という人がいることは確かです。
 まぁ、そりゃあ人間ですから。好みというのはいろいろと複雑ですよ。
 
 しかし、小説の神髄はやはり「ストーリー」だということを忘れないでください。
 もしも胡桃栗鼠さんが、女の子が出てこないけど、面白い作品を作れる! というのなら、
 どうぞ、自分の思う通りに作ってくださいよ。
 それが胡桃栗鼠さんの作りたいものなわけですから。
 無理に他の要素を含めようなんてことをしても、
 そんなことをしたら逆効果の場合だってありますから。

 では。


かなTさんからの意見
 実際、女の子の出てこない小説なんか世にゴマンと在るわけで、
 なぜそんなことにこだわるのか不思議に思うくらい。
 ただし、確かにそれでは男性から言って萌えないだろうから、
 萌えを期待する男性読者には受けが悪いだろうとは思う。燃えはするだろうけれども…。

 まあ、なんにせよ、ファンタジー小説にはドラゴンを出さなくてはいけないのか?
 レベルの、思い過ごしだろうと思います。


風月堂さんからの意見
 "男性向け"のラノベレーベルへの応募というのであれば、
 女の子を描きたくないというのは少々問題ですが、

>ライトノベルとかはあんまりこだわっていない
>普通の小説としてどうかが知りたいです


 というのであれば、何の問題もありません。
 実際、長野まゆみのように、好んで"男の子の話"を書く作家もいます。
(おそらく、胡桃栗鼠さんの目指す方向とは異なると思いますが…)

 どうしても女の子を出したくないのであれば、たとえば、
 (社会から隔離されたような)全寮制の男子校とか、
 若い将校候補生を鍛えるための軍の宿舎、というような設定にすれば、
 女の子がまったく出てこなかったとしても、それほど問題視されることはないでしょう。

 上記ほど極端でないにしても、女性が出てこない(あるいは、物語にほとんど関わらない)状況が
 "もっともらしく"見えれば問題はないと思います。


P.S.
 2001年にTBS系で放送された「ネバーランド」というドラマは、
 (原作「ネバーランド/恩田陸/集英社文庫」)
 男子校の学生寮で、事情があって夏休み(原作は冬休み)なのに、
 居残る男子4人を中心とした話だそうです。
 女の子が出てこないというわけではなさそうですが、
 男子のグループに焦点を当てた物語ということで、参考として挙げました。

 それでは。


P.S.その2

 男子のグループに焦点を当てた物語としては、
 「クレイジーカンガルーの夏/誼 阿古/GA文庫」もあるようです。
 あらすじを見るに、どうしてこれがラノベのレーベルで出てるのか不思議な気もします……

 これ以上例を挙げても仕方がないので、このあたりにしておきます。
 失礼しました。


佐宗さんからの意見

 問題ないと思います。
 いじめということですから、たぶん舞台は学校であると思います。
 その舞台上に女の子の影すら無いというのは「男子校?」となりますが、
 地の描写で二、三行ほど「ここは共学なんだぜ」というのを示しておけば大丈夫でしょう。
 適当にLHRなどで一言「かわいいー」などと喋らせれば充分であると思います。

 視点的な理由で男子しか出てこないというのは質問するまでもないんじゃないかと。


鳴海川さんからの意見
 こんばんは、鳴海川です。暖房はつけすぎると暑くてたまりませんね。

 閑話休題。
>やっぱり女の子は必要ですか?

 別に必要ないと思いますよ? ただ、作品によるでしょうね。
 たとえば戦闘ものやアクションもの。これはどちらかと言えば女子が出ている方が不自然です。
 何故か? それはやはり、身体的に女子の方が男子より劣っているからです。
 女子は男子より背が低い場合が多いし、身体能力でも男子の方が平均的に高い。
 
 だからアクションや戦闘ものならば、女子は出なくてもいいと思います。


 それが裏の、戦いの世界へ行けば行くほどそうです。
 寧ろ「魔法少女リリカルなのは」などのように、
 アクションものなのに男子より女子の方が多いというのは不自然です。
 これは「アクションもの」ということより、明らかに「萌え」を優先した作品に思えます。
 こういうのは不自然を通り越して、「有り得ない」ことなので自分はあまり好きではありません。

 「萌え」や「有り得ない」を売り物にしている作品も多くありますが――
 例えば「萌え」なら「なのは」、有り得ないなら「銀魂」など――、
 それは正直に言ってギャルゲーやエロゲーだけで十分です。
 ライトノベルは基本、少年少女漫画の小説版ですから、
 やはり読者に希望や絶望を与えるべき本だと自分は思っています。

 いえ、ライトノベルで「萌え」や「有り得ない」に走るのもありだとは思いますが、
 それならばそれで「こういう偶然が起きた」という必然性を説明する必要が自分にはあると思います。
 まとめると、自分は「作品によるが、無しではない」ということを言いたかったのです。

 あと、女子を出さないということは書ける作品や、
 書けるキャラクターの幅をかなり制限しているということも覚悟していた方がよろしいかと。
 男子だけ、ということに拘って、それに必然性も持たせようとすると、
 どうしても似たようなものばかりになってしまいます。

 似たような世界、物語、似たようなキャラクター。
 これを覆すには小説界トップの実力……があっても難しいでしょうねぇ。
 まぁ、それを承知の上で書くなら自分はありだと思います。寧ろなしの理由を教えてください。

 長々と失礼しました。では、これにて失礼。


龍架さんからの意見
 はじめましてっすよね?

 別にいいんじゃないですか? 出てこなくたって。
 ボクは、いじめ系の話に「萌え」を出すよりは等身大でリアルな世界を描く方が重要だと愚考します。

 ただ、ボクの意見は概ね間違えていることが多いので、
 他の方と照らし合わせて参考にしていただければな、と(汗

 雑文乱文失礼いたしました。


ぱーしー狂さんからの意見
 ぼくは女の子が出てこない小説は読みません。
 とゆうより女の子の行動があるシーンだけ拾い読みしたりします。こんな読者もいます。


吹雪雪崩さんからの意見
 こんにちは。吹雪雪崩です。初心者ながら……すみません。
 自分の意見としては……、

 “絶対出せとは言わないけれど、男の子も女の子も出したほうが無難じゃないかなー”、

 ということです。
 男女での会話などは、やはり読者をひきつける要素としてはかなり力のあるものだと感じます。
 小説を読んでいると、男女の会話は互いの人物の性格や心理がよく表れる場面だな、と思います。

 登場人物が会話の中でどぎまぎしたり、恥ずかしくなったり、もどかしく感じたり……。
 そこが面白くて、結構自分はそういう本を手に取ります。


 心理描写がすばらしい作家さんとして有名な橋本紡先生の小説には、そういうものが多いと思います。
 それが全く無いものは例えて言うと、優れた材料を使えるのに、
 それををわざと使わない料理と同じようなものだと思うので、
 上手いもの(旨いもの)をつくるにはどうしてもそれをカバーできるような、
 努力と腕が必要になってくるでしょう。

 ちなみに、時雨沢恵一先生の「キノの旅」では、キノは一応少女ですけれど、
 あまりそんなことはあまり感じさせません(エルメスとの会話もあるんですけれど)。
 けれど、キノの旅では、そういうのを特徴として、長所に変えています。
 寓話的な作風で代わりになんともいえない雰囲気を創り出し、読者の心理を揺さぶっています。
 それがまた、凄いとも思います。

 自分なんていつも何かを考えさせられていて、気付いたら時間が過ぎている……、
 なんてことも(ダメだなぁ……)。
 ……何か、っていうのは大抵よく分からないままなんですけれどね。

 こんな作品もあり、実際どんな形であれ上手い作品は上手いのですが、
 同じレベルの作品二つのうち、男女ともいるなかで物語が進んでいく小説と、
 男の子しかいないものとでは、前者を手に取る人のほうが多いのではないでしょうか?
 決して後者が読まれないといっているわけではないですけれど。
 
 曖昧な答えで済みません。でも、それ以上は言えないと思います。
 ただ、あなたが小説を創るだけで満足ならば、別に女の子を出さなくてもいいかと思います。
 長文御免なさい。では、頑張ってください。


ケンタッキーさんからの意見
 必要かどうかによります。ただし僕なら出します。

 ただし恋愛物意外は女性比率少なめでいいです。

 主人公でたとえれば...

 ハリーポッターシリーズ・・・ハリー男ロン男ハーマイオニー女
 デルトラクエスト(知ってる?)・・・リーフ男バルダ男ジャスミン女
 LIGHTNING THEIF(英語だから知らないか)・・・パーシー男グローバー男アナベス女
 というように2:1の割合が多いです。

 他に言うとNARUTOやBLEACHでも男のほうがメインキャラでは多いです。
 なぜなら男は女ばっかりの小説は読みませんが、女は男ばっかりでもいいからです。
 ハリー・ポッターは女の人にも人気ですよ。
 でもハード系は男だけでいいです。
 たとえばNARUTOは主人公は2:1ですが、他は20:1ぐらいでしょう。

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