第4研究室 創作に関するQ&A 440P | トップへ戻る |
サイラスさんからの質問
 ツンデレって何?
 
 どうも、最近、いい文章が浮かばないサイラスです。
 質問は、すごく恥ずかしい話ですが、タイトル通りの内容です。 
 きっかけは、友達が作った作品のヒロインの性格がどうしても理解できなくて、
 聞いてみると、ツンデレだったのです。
 別の友達は、わかったみたいなのですが、僕は、どうも違和感があって、
 改めて、ツンデレって何なのだろう? と考えてしまいました。
 それは、書籍やHP、ラノベを読んでも、納得できるような答えを導き出せませんでした。
 そこで、皆さんにとって「ツンデレ」というのを教えてください。
 僕は、一言で言うと、好意を見せるのが下手という風に考えています。
 では。


●答え●

ニゲロオリゴ糖さんからの意見
 ども、初めまして。
 ツンデレと聞いて、黙ってはいれず初カキコとなります。
 では、さっそく。

 ツンデレとは「素直になれない女の子」←まぁ、男の子も。

 対手が好きなんだけど妙にプライドとかが邪魔して想いを伝えられない、伝える気がない。
 自分の弱い部分(甘えとか?)を見せるのが嫌な、少し強気な女の子ってところでしょうか。


 サイラスさんの「好意を見せるのが苦手」でもいいと思います。

 最初は相手が嫌いでいつも喧嘩ばっかりしていた。
 しかし、ひょんなことから相手を好きになってしまった自分に気付く。
 すると、それを認めたくないが故にツンデレを発動する。
 「べ、別にあんたのことなんか好きじゃないんだから」となるわけです。

 可愛いじゃないですか!
 好きなのに、プライドとかで意地はっちゃって。そこで悶々と悩むわけです。
 自分のベッドの上で抱き枕を抱きしめて「わ、わたしは別に好きってわけじゃ……。でも……」
 しかも、相手から好意を受けると堪らずほにゃーんと鉄壁のガードが弛むのです。
 「ほ、本当は嫌だけど、あなたがそこまで言うなら……少しくらいなら……」

 ここでニヤニヤするわけですよ。素直になれよー、って。
 たまらんわ。よだれが止まらん。

 以上、寝起き早々ツンデレ妄想で脳内をピンク色に染め上げたニゲロオリゴ糖でした。


皇巫琴さんからの意見
 いい文章が浮かばない気持ち分かります。脳内映像化だけはできるんですけどねー。
 さて、ツンデレですか。

 確かもともとの意味は「みんなの前ではツンツンしてるけど、好きな人の前ではデレデレ」
 だったと思います。


 しかし、今のツンデレって言葉はこういう意味では使われていない気がします。
 だってシャナとか「普段は(好きな人の前でも)ツンツンしてるけど、時々デレデレ」ですよね。
 
 もとのだとぶりっ子っぽかったのが今ではギャップ萌えです。
 だから元の意味でのツンデレでなければサイラス様の解釈がばっちりぴったりだと思います。
 あとは好きがたまにしか態度に出ない、とか。言葉変えただけですが。
 では。


パプテマさんからの意見
 初めはツンツンとした態度だが徐々にデレデレしてくる、じゃないんでしょうか

 キツい態度で当たってたけど、ふとしたことから気になりはじめて、
 でも今更態度を変えられない葛藤みたいなものも含まれている気もします。

 猫のうんこ踏めっ!あたりから流行りだしたような


蒼さんからの意見
 単純にサディストなのでは?
 するとここまで人気が出た理由が『世の男性等がM気質に目覚めた』と、
 逆説的に証明されかねないのですが。

 ひとつ。
 ツンデレは『精神年齢が幼い』のではないでしょうか。

 するとここまで人気が出た理由が、
 『世の男性等がロリコン気質に目覚めた』と逆説的に証明されかね(ry


祈蝶さんからの意見
 はじめまして? こんにちは!
 ツンデレネタで食いついちゃった祈蝶ともうしますー!

 早速ですが、ツンデレってちょっとややこしい性格ですよね、
 例を挙げれば、涼宮ハルヒシリーズのハルヒはツンデレですが…

 ええと、皆にツンツンした態度をとってる子((性別はどっちでも
 が、そのヒーローだかヒロインだかに「デレ」つまり
 特別な部分を見せるかんじで。


 多分そうです。それで合ってるはず……です

 でも、サイラス様の、「好意を見せるのが下手」でも
 あってるとおもいます!
 
 皆さん、解釈は違いますけどね〜
 結論は同じです!

 私はそう思います〜


別府さんからの意見
 サイラスさん、こんにちは。別府です。

 ツンデレとは何か?

 確か、元々の定義は「最初はツンツン、フラグが立ったらデレデレ」だったと思います。
 そういう意味では『わたしたちの田村くん』の相馬広香は典型的なツンデレキャラでした。
 最近では「表面上はツンツン、内面はデレデレ」の意味だと思います。


 確か、少女まんがでは「素直になれない症候群」とも言い、
 有名なラノベの『文学少女』シリーズに出てくる琴吹ななせも、
 ツンデレというか素直になれない症候群的なキャラでした。
 シリーズ最初の『“文学少女”と死にたがりの道化』に登場した時から、
 分かる人にはすぐ分かるキャラだったと思います。

 『ゼロの使い魔』のルイズや『とらドラ!』の逢坂大河もツンデレキャラとは言われていますが、
 個人的には、あれは少し違うと思います。
 何というか、DV系の女の子は苦手なんです。
 ただ、ああいうのがツンデレだとか好きとか言う人もいる以上、
 ツンデレの定義も人によって様々という事だと思います。


MIDOさんからの意見
 こんにちは、MIDOと申します。

 ツンデレとはなにか。
 改めて言われると考えてしまうという厄介な性格ですよね。
 男性レーベルなどでは日常的に使われる言葉でしょうが、女性レーベルではあまり聞きませんし。
 少女漫画ならよく見かける言葉なのですが。

 一般的に言われているのは、
 「普段はツンツンしているけど、ある一定の条件を超えるとデレデレする」というヤツですよね。


 その条件において一番わかりやすいのがやはり恋愛。
 普段は意地っ張りで強がっていて、なかなか弱いところを出せない子が、
 なにかの拍子に素直になったり泣き出したりする……みたいな感じで、
 女の子キャラによく見られる性格です。

 わたし個人としては、こういう女の子キャラを主人公にすると、
 物語がとんとん拍子で進んでくれて助かります(あんまり書きませんけど)。
 男性レーベルにおいて非常に好まれるキャラでしょうが、
 少女レーベルにおいてもツンデレキャラは高い人気を得ていると思います。
 思わず気を許して涙を見せてしまうシーンなんか本当に萌えます。

 参考になったかわかりませんが、以上です。


胃腸薬さんからの意見
 ツンデレと聞いて。
 どうも、胃腸薬と申します。

 さっそくですが私にとってのツンデレとは、
 「普段はツンツンしてるけど、なにかをきっかけにデレる」といった感じです。
 ちょっと積極的なデレだとさらに萌えますね。

 また、MIDO様もおっしゃっていますが、ツンデレは女性にも人気があるようですね。少し驚きました。

 では。


安眠妨害禁止区域在住の猫さんからの意見
 ツンデレは一説に源流と言われるだけあって、少女漫画が一番典型的で分かり易い気がします。

 初めて出会った瞬間から冷たい態度で無視する青年。
 しかしある切っ掛けで、青年は主人公(少女)を意識し始める。
 やがて青年は主人公に引かれていることを自覚し、戸惑いながら受け入れる。
 そして全力で主人公を愛し始める。

 これが最初ツンツン、後デレデレ=ツンデレと言われる基本だと思います。
 恋愛によって変化するのを極端にしたのツンデレという感じです。
 しかし今だと色々ありすぎて、何でもツンデレとして振り分けられているので、
 ツンデレという定義はもう無いんではないでしょうか?

 属性の定義が分からなくなったら、1990年代の少女漫画を見ると分かり易いですよ。
 流行した属性は大体数年前の少女漫画に、存在しています。
 そしてそれが一番王道的で分かり易いことが多いです。



卯月さんからの意見
 こんばんは。卯月です。
 ツンデレ。巷にはピンキリあるので、答えが無いって言うのが答えっぽいかもですねぇ。
 
 一言で言うならあまのじゃく。意地っ張り。強情。
 イメージで言うなら、なかなか懐いてくれないノラ猫。ですねぇ。あるいは気位の高いボス猫。
 距離感の取り方が下手というか、警戒してなかなか縄張りに入れてくれない。そんなイメージですね。
 うーむ。私にとってはどうもツンデレって猫っぽい人になるようです。


TOMさんからの意見
 自分も以前友人に聞いたことがあったので書き込ませて頂きます。

 友人曰く、最初は好意は抱いているものの素直に表現できない。もしくは自分でも気付かずにいる。
 しかしきっかけがあると好意を全面に出してデレデレとするそうです。

 これを聞いて『春の雪』の松枝清顕を思い出した俺って……

 参考になれば幸いです。


公ちゃんさんからの意見
 こんにちは。公です。

 最初に「ツンデレ」という言葉を知った時は、
 「素直じゃない」というストレートな考えでした。
 でも、何で「素直じゃない」んでしょう?
 私は、それにこそ人間の本質があると思います。

1・ツンな自分を重視している
 人間誰でも、「他人からこういう人間だと思われたい」という欲求があります。
 学校内での朽木ルキア、ナギなどが典型的な例です。
(つまり、ネコ被り)
 自分の本音、本性、正体を隠し、自分にとって都合のいい印象をアピールする。
 これは、逆にギャルゲーの主人公の悪友とか、
 自分(の性癖)について、包み隠さずアピールするキャラも同様です。
 何らかの理由で、ツンを通さなければいけないキャラ。

2・自分の恋愛感情に気付いていない
 シャナ、大河とかですね。
 相手への恋愛感情が、自覚できず、本人にとってもやもやした不快感に代わり、
 どうすればいいか分からず、困惑するキャラ。
 こういうキャラって、自分の気持ちに気付いたとしても、
 より一層、強引にこと進めるってパターンがありますね。(笑)

 結論を述べると、「ツンデレとは人間の本質そのものだ!!」

 ……という事です。


巣鴨さんからの意見
 こんばんは。
 えっと、ツンデレ好きな人にとっては不快な意見になるかも、なのですけど。

 ツンデレって、結局「相手より自分のほうが好き、あるいは大事な人」のことじゃないかな、と。


 例えば、好意を見せるのが下手な人……っていうのも、突き詰めると
 「自分の好意を相手に見せるより、自分のイメージやキャラクターを維持することのほうが大事な人」
 に見えるし、はじめにはツンケンしていて、親しくなったらデレデレする、っていうのも、
 「自分にとって都合のいい人だと理解できたからデレデレし始めた」みたいに見えて……

 総じて、ツンデレって嫌いと言うか、苦手なんですよね、私。
 身内にやさしいのはいいけど、もうちょっと協調性とか考えようよ、っていうか。

 別に誰彼なくいい顔しろ、ってわけじゃないんですけどね。
 相手の人格や尊厳を認めた態度ってものがあるでしょ、というか。
 つんつんしてる間って、なんか我侭すぎるキャラ多い気がするのですね。

 好意なんて、きちんと相手にしないと伝わるわけないし。
 「素直になれないだけで私は好きなんだから気付きなさいよ!」みたいなのは
 「いや、無理。絶対無理」としか思いませんね……

 素直さっていうのは、純粋であればあるほど世間的には危ういものですけど、
 その、自分の弱いところを敢えて見せることに相手への信頼が見える、というか。
 逆に、それをしない人(ツンデレの人)は、その原因が「怖い」でも、「分からない」でも同じで、
 結局、相手より自分の事が大事なだけですよね? と言う感想です。

 好きなら好きな気持ちを隠したり、偽るのは、相手にとって失礼だと思います。

 ツンデレ好きの人ごめんなさい。けど割と本心です。
 では。


最終列車さんからの意見
 何かの本で見たのですが、ツンデレは二つあるらしいです。
 
 一つ目は「最初はツンツンしていたのに、物語が進むにつれてデレデレし始めてくる」ものと、
 二つ目は「みんなの前ではツンツンしているのに、好きな人と二人っきりになるとデレデレしだす」

 
 というものです。
 シリーズ物だったら一つ目、単発物だったら二つ目が分かりやすいです(個人的に)。


間桐桜さんからの意見
 ツンデレと聞いて肉をちらつかされたライオンの如く食いついた間桐桜です。

 定義としては「普段はツンツンしているが、他の人や、ある一定の関係以上でデレっとなってしまう人」
 というものです。
 定義上ではですが。

 もっとも、プライドなどの葛藤によって、強く見せなければいけないところなのですが、
 うまく口べただったりすると、相手を冷徹に切り落とせずにツンツンしてしまうのですwww
 相手に好意を持っているなら尚更です。
 
 「ゼロの使い魔」なんてのはとてつもなくいい例です。
 ヒロインのルイズなんてのはラノベでは滅多に見ない史上最強のツンデレです。


 サイトが好きなのに、貴族のプライドや人目を気にしてばっかりで、サイトとは何の関係もない、
 むしろ最低な犬よこいつ! と見せたいようなので、どうしてもツンツンしちゃったり――
 この様子を見てこの世の男子は(もちろんそうじゃない男子もいますが)「萌え!」と叫ぶのです(笑)
 
 ところで、デレの方に入りますと。
 デレとは決して気味の悪いデレデレだけではないのです(気味悪いのってなんだろう?)
 世の男子は、たとえツンツンしている女子がちょっとでも優しくしてあげたら、
 (例えば「大丈夫?」などと声をかけられるだけで)デレと定義しています。
 それをもはや、相手に好きだと言ってしまったら、デレデレと呼ぶのかもしれません。
 世に男子はこれを「萌え」と呼びます。

 ゼロ魔の13巻(だったかな?)は、ルイズがサイトに◯◯◯かけようとして、素直に受け入れたのです。
 ムフフの展開に――そこへ! サイトに好意を抱くタバサが窓の外からジッと眺めていて、ルイズは、
「ちょっと、邪魔をしないで……じゃなくて、助けてくれてありがとう」
 といいつつサイトを蹴っ飛ばすのです。貴族であるルイズにとって、誇りが高くなくてはならない。
 それなのに、サイトにデレているところを見られてしまっては貴族の名が泣くというもの。
 まわりに見られたら次の日からは笑い者にされた上に、一家もまた恥をかくことになるのです。
 だから、最初から何もなかったように――むしろサイトに反抗していたという様子を見せているのです。
 世の男子はこれを(以下略)

 何かの参考になれば。


zzzさんからの意見
 妹キャラが十二タイプもあるんだからツンデレも一タイプな訳が無いという、
 如何にも関係ありそうで実は言うほどには関係無い話題から出現しますzzzです。

 妹キャラは置いといてツンデレが一タイプで無いのは事実です。

1.他に人間が居る時(普段に置き換えてもいい)はツンケンとしている癖に、
 二人っきりの時などにはデレーで、あまーでラビューンな状態になる生き物。

 
 このタイプは私の知っている限りでは割と女性キャラが多いと感じる。
 だが女性誌などでは普段は格好良かったり厳しい男が、
 二人っきりの時には甘えたがりになったりしている事も多々ある。
 広い意味で捉えればこれもツンデレ属性に分類されそうだが、
 数少ない知り合いの女性人はもっと別のジャンルの言葉
 (ベーコン(B)でレタス(L)も多いが、それ以外も多々あり)を使っている事が多いので詳細は不明。
 近くに気軽に尋ねれる女性の執筆仲間や読書仲間が居るなら、
 訊いてみると見聞が広がるかもしれないな。


2.初期段階ではツンケンとしていたり主人公(別のキャラの可能性も有り)に、
 嫌悪やらを抱いているが時期を境に一気に感情が反転したかのようにデレーっとする生き物。


 このタイプは感情が反転しデレーっとしてから更に上記1番へと派生する場合がある。
 すなわち人目も気にせずバカップル街道まっしぐら路線か、二人の時はバカップル路線。
 どちらもツンデレに属している。


3.読者から見れば誰がどう見ても主人公(別キャラの場合も)に好意を持っているが、
 何らかの理由(素直になれない、恥ずかしい、感情表現が下手、
 キレ性、周りの眼が、振られるのが怖い、主人公モテモテ)など本当に多々の理由で、
 好意を真っ直ぐに伝えられないという生き物。


 このタイプは初見からバレバレで解りやすい為に読者への浸透が強く、
 ツンデレという言葉の火付け役になったとされている。
 しかし、古くからのツンデレ(当時はこんな言葉なかったが。眼鏡委員長、お嬢様、デコ、強気、
 高飛車、S、キャラ名様属性、キャラ名様派ぐらいか?)を愛する者からは逆に非難が来る事が多い。
 だがこれもツンデレに属する。


4.主人公(別のキャラ以下略)の前ではツンツンしているが陰でぞっこんな生き物。


 強気な外見と違い、実は小心者で本当の自分を見せて嫌われたらどうしようなどと思い、
 高圧的に接している場合が多い。
 基本的には陰で主人公が侮辱されているとキレたり、
 独り言のようなシーンで主人公に一人で悶え苦しんでいるシーンなどから判別出来る。
 場合によってはエンディングや終盤といった終わりまで、
 全く主人公どころか読者にも素振りを見せない者も居る。
 
 これは認知度も低いがコアなファンにはむしろ受けがいい。
 いわゆる素人にはお勧め出来ないという感じだが、私的にはむしろ素人の方が見て欲しいくらいだ。
 一度探してみると面白いかもしれないので、何か例を挙げようかと思ったが、
 思い付いた例がイヤンで桃色なゲームか、古過ぎる物しかないので申し訳ないが割愛。


 『他』にもあるでしょうが調べるのが面倒なので割愛。
 解り易く言えば妹キャラが十二……げほげほ。

 王道や邪道及び認知度に多くの違いがあれど、ツンデレは一つでは無いという事。
 実は完全な定義なんて存在してません。
 強気な人や気の弱い人と一口に言った所で、人間は一人一人みんな違うのと同じです。

 
 高飛車系前ツン後デレ番いつでもバカップル型、
 なんて風にいつかは細かく区切られるようになるかもしれませんがね。

 これだけ長々と説明した上で言わせて貰うならば、
 ツンデレとかヤンデレとか妹キャラとかそういう言葉は後から付いてくるので、
 気にせずにキャラを単体で理解してあげてください。読む分にも書く分にも。


 属性とかなんて後から楽しむ為にいつの間にか生まれていたものです。
 使って楽しむ分にはいいでしょうが、気にし過ぎて楽しめないのは違うと思いますよ。
 まあ買い手が買うんで、売り手もそれを捌くというのが現状のような気はしますがね。

 セオリー通りである必要なんて無いし、逆にセオリー通りでもいい。
 解り易さや読者の浸透具合を考えてセオリーを守るのも手なら、
 飽きられている可能性を考慮してセオリーを破るのも手。
 結局は魅力的だとかそれっぽいとかで言葉なんて適当にずれますから。

 それでは今も増え続ける解り易いツンデレに、
 「昔は良かった、サブキャラで報われなくても頑張り続けるからこそグッと来るのになあ」
 などと懐古主義+趣味丸出しな言葉を残して去るzzzでした。


望月鏡さんからの意見
【ツンデレ】
 この単語がキャラクターの概念として明るみに出たのは10年ほど前、
 『君が望む永遠』という18禁ゲームの布教がきっかけです。


 言葉自体は以前から使われていたようですが、キャラとしてのツンデレはこれが起源となります。
 それまでの恋愛ゲームは主人公が女性にアプローチして、
 口説き落とす(ときメモが王道)シナリオが多く、

 ツンデレの定義も“素っ気ない態度をとる女性”もしくは
 “あからさまな敵意を示す女性”という概念がありました。


 いわゆる『始めツンツン後はデレデレ』はゲーム攻略の際のクリアフラグが立つ前後を指していますが、
 具体的な定義は無く既存のキャラから選別する事で認識が深まったという経緯があります。

【ツンデレキャラ】
 昔は恋愛キャラをキャラとしてではなく人間として扱っていたため、君望キャラのインパクトが凄まじく、
 派生キャラが次々と誕生しました。
 背景として──それまでのツンデレが“大人の女性”恋愛を描くものであるのに対し、
 恋愛に免疫の無い“思春期の女性”恋愛を描くものに変化。
 “恋心が自覚できず支離滅裂な言動を行う女性”“愛情表現が上手く出来ず裏目に出てしまう女性”
 “恥ずかしさから暴言や暴力を振るう女性”──
 つまるところ好きな子ほど苛めてしまう男心恋愛に変わった事が挙げられます。
(女性にあまり支持されないのは男心だから)

■ツンデレの定義
一般的なツンデレはキャラのほうを指します。
 ちなみに“普段ツンツン二人きりの時デレデレ”は故事付けで
 “世間体が愛情表現の妨げになる女性”の事を指しますが、
 他のツンデレと比べるとあまり支持されていないようです。


凪さんからの意見
 何となく答えられそうだったので答えます〜

 本来ツンデレは、“ツン”パートと“デレ”パートを経て攻略するキャラの事を指していたそうです。
 ツンパートでは、その主人公の事を好きではない、むしろ嫌い、忌避するような態度をとります。
 そして、とあるきっかけにより主人公の魅力を見いだし、恋に落ちます。
 そして、個別ルート、デレパートに入ると態度は一変。主人公の事を好きで好きでたまらなくなります。

 嫌い→好きと言う“初めはツンツン、ルートに入ったらデレデレ”と、
 極度な変化を見せるキャラがツンデレでした。

 最近(2009年現在)は、
 “好きではあるけど態度に出せず、ツンツンした態度をとってしまうキャラ”が流行ります。
 素直になれないキャラとも言えるかもしれません。
 そう言ったキャラを“ツンツンしてるけど内心デレデレ”、ツンデレと呼ぶようになりました。

 恐らく今の一般の意識では、後者のツンデレの方を指すことが多いと思います。
 ですので、ツンデレと言ったら後者だと思えばいいと思います。

 答えになっているかは分かりませんが、ツンデレの説明でした(^_^;)
 本来の意味、とかではなく、ツンデレが指す属性は大きく分けて
 2種類あると考えたらいいと思います〜


水無月紅蓮さんからの意見
 初めまして。水無月紅蓮と申します。

 ツンデレについて、女性としての意見を書かせていただきます。
 最初にことわっておきますが、女性の中でも、人によって意見はかなり分かれてしまうかと思います。
 なので、数ある意見の一つとして参考になれば幸いです。

 個人的には、私はツンデレ大好き派です。
 私の友人たち(みんな女性)も「ツンデレ萌え〜!」と、
 教室で叫ぶほどツンデレ好きな人が多いです……(汗)
 あまつさえ、現実世界の方々にまで「K先生ツンデレだよね(笑)」とか、もはや日常茶飯事です。

 ただし、ここで重要になってくるのがツンデレのタイプです。
 「ここまで来るとただのサディストでは……?」と言うタイプはあまり女性には人気が無いです。
 少なくとも私の周りでは。


 暴力的だと、女性で「可愛い女の子にしばかれたい!」と思う人は少ない(はず)なので、
 いまいち萌えません。

 逆に、「言葉はツンツンしちゃうけれど、本当は……」と言うタイプは、とても可愛いです。
 例を挙げるとすると、別府さんがすでに出されましたが、『文学少女』シリーズの琴吹ななせでしょう。
 『文学少女』を読むたびに、彼女の一途さに萌えてます(笑)
 このタイプは、年頃の女性にはその心理がわかるからこそ、
 適度な親近感があって余計に可愛く思えます。
 そして、そのツンデレの子を応援したくなっちゃうんですよね。

 「みんなの前ではツンツンしてるのに好きな人の前ではデレデレ」タイプは、
 嫌いじゃないですが、好きでも無いです。
 多くの女性はこの心理もわかるでしょう。
 しかし、私は二番目にあげたタイプのツンデレのほうが可愛いと思います。
 
 それはなぜかというと、おそらく、
 このタイプの人が現実にいたら「ぶりっ子」と非難されてしまうからです。


 現実には嫌われそうな子がヒロインって言うのもなかなか納得がいかないですよね?
 それと、人間は自分にあまりに近いものは嫌がるものですから。
 「自分の本質を見せ付けられているようで不快」と言うのもあると思われます。

 と、いろいろ無駄に細かく書いてきましたが、結論を言うと
 「女性は皆ツンデレが嫌いというわけではないし、好きと言うわけではない」と言う事でしょうか。
 
 長くなりましたが、参考になれば嬉しいです。


おかのかみさんからの意見
 こんにちわ。
 何故かよく友人達にツンデレと言われるおかのかみです。本気で理由が分からないのですが(笑)。
 女性としての意見をコメントさせていただきます。
 もっとも同性の友人のツンデレに対する意見も多々あるので、
 自分個人の意見として受け取っていただければ。

 自分はツンデレというのは嫌いではないですが、そこまで好きでもないです。
 他の方も書かれているようにツンデレというものの種類は非常に多いと思いますが、
 自分は、行動と感情であれ好きな時と嫌いな時であれ第三者の有無次第であれ、
 ギャップが激しい子、と理解しています。

 同性の友人達曰く、恥ずかしくて素直になれないツンデレは萌えだそうです。


 すでに何度かあげられている
 『文学少女』シリーズの琴吹ななせは多数の女性を悶えさせておりました(笑)。
 
 『ゼロの使い魔』のルイズのようなツンデレよりも、
 ななせのようなツンデレのほうが女性の心をくすぐるようです。
 個人的に、暴力的なツンデレは嫌いです。

 
 っていうか、男でも女でも好きな人にそこまで暴力的になるなよ・・・・・・って、思っちゃう。
 男子が女子に手をあげるのは無論許せませんが、
 女子もそう理不尽に男子に手をあげちゃいかんだろ、と。

 また、ツンデレの魅力はヒロイン限定ではないと思います。
 あえて女性、と言うことでしたので主張しますが、
 かっこかわいい男子のツンデレの破壊力は、
 時として綺麗で可愛い女子のツンデレのそれを上回る、と。


 眼鏡男子がささやかなプライドで好きと言わないのは、ツンデレという分類でいいんじゃないでしょうか。
 男性は女性よりプライドとか気にするようなので、
 ツンデレの発生率は女子とそう変わらない気がしないでもないです。
 どうもツンデレは女子の話が多かったので、ツンデレ男子もいいでしょう、と主張してみました。

 よく中学あたりは男子より女子の方が精神年齢高めなので、
 女子が「男子って子供っぽい」と言っています。
 その子供っぽい男子が、子供っぽくプライドを守ろうと、
 子供っぽく顔を赤らめたりしつつも平静を装っているのは、
 ちょっと大人な女子からすると萌え、だったりするわけです。
 
 上から目線ですが、ちっぽけなプライドで素直になれない必死な姿をにやにやと観察するのですよ。
 ここに萌えがあると思います。全ての女子が萌えるかどうかはともかく、
 少なくとも萌える女子はここに一人はいる・・・・・・ってことで一つ。

 最近全然オタクさんではないパンピーのお嬢さん方も
 ツンデレツンデレと叫んでいるので、ツンデレと言う言葉は非常に普及しているようです。
 そのせいで定義が曖昧かつ広範囲になっている気がしないでもないです。

 水無月紅蓮さんと似たような結論になったしまいましたが、
 男性にツンデレ好きとツンデレ嫌いがいるのと同じように女性も人それぞれと言うことです。

 もっとも、男性の場合と違って女性はツンデレ(♀)に共感したり感情移入したりしているので、
 目の付け所は少し違うのかも。


 長文、失礼いたしました。


キョンさんからの意見
 ツンデレの定義は、2次元(アニメ・ラノベ・ゲーム・漫画)と
 3次元(現実・リアル)とではちがってきます。

 2次元では意味は2種類あります。
1.本当はデレデレしたいが素直になれず、デレたい気持ちを隠すためツンツンすること
2.最初はツンツンしているが、ストーリーが進む過程で親密な関係になっていき、
 しだいにデレデレしていくこと。


 ゼロの使い魔の「ルイズ」や灼眼のシャナの「シャナ」なんかは、
 1と2両方に当てはまります。
 涼宮ハルヒシリーズの「ハルヒ」は1です。
 2にはダ・カーポのエリカ・ムラサキなどです。

 3次元は1つしか意味がありません。
 他の人がいるときにはツンツンしているが、2人っきりになるとデレデレしてくること

 個人的には2次元のツンデレはとても萌えますが、3次元は嫌ですねww
 まあ、普通ツンデレは2次元で使われることが多いです。

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