第4研究室 創作に関するQ&A 443P | トップへ戻る |
錬金術師さんからの質問
 「タイトルのリズム感」について
 
 掲示板を利用させていただくのは初めてです。錬金術師といいます。

 質問内容は「タイトルのリズム感」についてです。
 タイトルは物語の中でも重要な要素の一つだと僕は思っています。
 そこで最近タイトルの考え方について特に勉強しているのですが、
 様々な作品のタイトルを見ていくうちに、
 良いなーと感じたリズムがあったのです。

 具体的に言うと、
1.「3・4・5」のリズム
例)「晴れた空から突然に」 「ブギーポップは笑わない」 「そしてあなたも生きぬいて」 など

2.「3・4・7」のリズム
例)「夏と花火と私の死体」 「夏の終わりに届いたメール」 など

 これらは語呂が良く、好みなのですが、もしかすると僕の感性がずれているだけかもしれません。
 皆さんはどのようなリズムがしっくりくるでしょうか? ご意見お願いします。


●答え●

龍咲烈哉さんからの意見
 初めまして、龍咲と申します。
 僕も錬金術師様と同じ考えを持っていたので、ついつい書き込んでしまいましたw

 錬金術師様が挙げている「リズムの良いタイトル」とはおそらく、
 七五調、あるいは五七調のものだと思います。
 短歌や俳句、川柳や狂歌に都都逸……昔からある歌もそうですが、
 日本語はこの5音や7音のリズムが耳に心地よく聞こえますね。


 最近は四文字のものも増えているようですが、これも良い感じ。

 タイトルは作品の顔ですので、印象的で耳に残るタイトルを考えたいものですね。
 それでは、お目汚し失礼しましたー!


サイとさんからの意見
 こんにちは。
 サイとです。

 5・7・5のどれか一部でもリズムを踏めば大体しっくりきます。

 以前、このサイトに投稿した作品では5・5でした。


ひすいさんからの意見
 どうも、ひすいと申します。

 錬金術師さんの感性はずれていないかと思われます。むしろ日本人としては一般的です。
 錬金術師さんは、三・四・五のリズム、三・四・七のリズムと仰っていますが、
 これはおそらく七・五のリズム、七・七のリズムというのが一般的(?)かと。

 短歌や和歌などでは五・七・五・七・七、
 俳句では五・七・五、詩でも七五調、五七調で作られたものが数多くあるように、
 日本人は古くから七と五文字の組み合わせ、リズムを好んできました。

 それは現在も受け継がれて、主に文章やタイトルの中でもリズムを作るために、
 そういった文字数の組み合わせが使用されています。
 かくいう私も五・七や七・五が結構しっくり来ますね。
 わざわざ自分でタイトルを付ける際に指を折りながら文字数を確かめているくらいですw

 では。


谷沢さんからの意見
 はじめまして谷沢と申します。以後、お見知りおきを。
 みなさんが、すでに「五七五調」について言及していますので、別のところから攻めたいと思います。

 私は、五か七の文字列の単体は読み易いというか覚えやすいので良いと思います。


 「キノの旅」「ゆるめいつ」「海辺のカフカ」「灼眼のシャナ」「ダブルブリッド」etc...

 最近、平仮名四文字のタイトルも人気ですね(2009年現在)。

 「フリクリ」「よつばと」「みなみけ」「らきすた」
 「ぱにぽに」「まろまゆ」「でろでろ」「ヘタリア」etc...

 あと、私は「グレン・ラガン」というタイトルも好きですね。
 このアニメを見た後にどうしても熱くなってしまって、

「グレン・ラガンッ!!!!」

 などと叫んでしまうことが放送当時あったのですが(朝っぱらから近所迷惑もいいとこ)、
 そういう、なんていうんでしょう、こう、胸の奥の方から押し上げて来る
 熱いものを口に出す時に、叫び易いカンジがします。

 ようするに、物語のコンセプトを語感にも表すというのも、アリっちゃアリです。たぶん。


 ではでは。


MIDOさんからの意見
 こんばんは、MIDOです。

>1.「3・4・5」のリズム
>例)「晴れた空から突然に」 「ブギーポップは笑わない」 「そしてあなたも生きぬいて」 など

>2.「3・4・7」のリズム
>例)「夏と花火と私の死体」 「夏の終わりに届いたメール」 など


 上に挙げられた例はどれもリズム感を感じますね。声に出してみるとよくわかります。

 すでに多くの方が上げられていますが、
 やはり日本人として耳に残っているリズムと言えば5・7・7の片歌のリズムですね。
 ですから5や7のリズムが入れば自然とテンポよく聞こえてくるような気がします。
 あとアクセントもそれに関連して重要ではないかと。

 1.の例ですと文全体のアクセントがなんとなく前半にきているようなきがします。
 声に出して読むとアクセントが緩やかな放物線を描いているような気がしますね。

 興味深いスレをありがとうございました。では。


ninaさんからの意見
 こんにちは、ninaというものです。
 タイトルの話題で私も少し考えていることがあるので書き込ませてもらいます。

 その前に錬金術師さん考えていることですが私は「なるほどな〜」と関心してしまいました。
 他の方々がコメントしているようにリズムがいいんだと思います。
 私はそんなことまったく思いつきませんでした。

 で自分の意見ですがまず有名なところで
 「〜の〜」みたいに間にのを入れることですね。ジブリとかで言われているやつです。
(みなさんの知っていることですいません)
 
 その上で私は、タイトルの略称または愛称が短くて覚えやすい、
 簡単なものが結構いいのでは?と思ってます。例だと


 灼眼のシャナ→シャナ
 涼宮ハルヒの憂鬱→ハルヒ


 のような感じです。
 また

 時をかける少女→時かけ
 バカとテストと召喚獣→バカテス


 のように略してる愛称のものも読者に親しみをもたれるのではと思ってます。
 そのようなタイトルを作品と結びつけてつけられればいいなと考えてます。

 あとは、谷沢さんのコメントの四文字系や、狼と香辛料(5、7ですね)の略称は、
 あまりないけどインパクトとか(あとリズム)がいいのかな〜と結構考えてます。
 やっぱり最後はインパクトでしょうか^^

 錬金術師さんの参考になれば幸いです。では


遊美心さんからの意見
 こんにちは、遊美心です。

 タイトル、重要なことですね。
 確かに、「3,4,5」「3,4,7」のリズムはグッドですね。
 ただ、心地よいリズムで作ると、なぜかライトノベル向きでないものができませんかね?
 錬金術師さんが出した例もパッと見ると、どっちかというと一般文学のような感じがしてしまいます。

 そこで私は、リズムの速い単語か、ゆるやかな単語かを意識して考えています。
 理由はわかりませんが、たいてい奇数の文字は速く、偶数の文字はゆっくりに感じます。


 例、「灼眼のシャナ」(明らかに速い)、「ゴシック」(ゆったり)、
 「吉永さん家のガーゴイル」(吉永さん:ゆったり、ガーゴイル:速い)
 「されど罪人は竜と踊る」(罪人、以外はすべて速い)
 
 シリアス系ならば奇数を、ほのぼの系ならば偶数を多くしたタイトルにしてみてはどうでしょうか?
 両方組み合わせると、なんだか不思議な感じになると思います。(これは試してみたら難しかった。)


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