第4研究室 創作に関するQ&A 454P | トップへ戻る |
ゴメラモスキングさんからの質問
 似たような話しか思いつかない

 もう数年間ぐらい似たような話を書こうとして挫折し続けています。
 それが何時になっても書ける気がしないんで、
 新しいタイプの物語に切り替えてしまおうと思っているのですが、全然思いつきません。
 結局いつもと似たような話を考えて、同じような過ちを繰り返してしまいます。

 このような場合、新しい話を考えるべきでしょうか。
 それとも挫折している話を書きあげてしまうべきでしょうか。


●答え●

飛車丸さんからの意見
 まずは、書き切ることが大事です。

 といっても、絶対に今書いているものを書き上げろ、とは言いません。
 とりあえず、次に書く作品を何にしようと構いませんので、書き切ってしまうこと。
 長編を書こうとして挫折しているならば、短編や掌編に一旦シフトするのも手ですね。

 何にせよ、書き切る『癖』を付けてしまわないと、何を書いても半端になってしまいますので。



高崎えこさんからの意見
 ども、高崎です。
 挫折した理由を自分で理解していて、
 かつそれを次に生かせるのならば新しい話を考えてみるのもいいと思います。
 その挫折した理由をまず考えてみてください。
 
 途中で話が続かなくなったから?
 起承転結の承が繋がらないから? 
 それともその物語自体に嫌気がさしたから?

 私も挫折した長編を半年ほど放っておいたのですが、
 やっぱり書かなければならないと決心して取り掛かりました。
 でもまた挫折しそうになったので「書けるところまで書こう」としばらく書いていったところ、
 ようやく完成しました。

 挫折したといって諦めては、次の作品で同じ挫折をしてしまえば永久ループです。
 辛くてもねばねば書けば、出来はどうあれ完成まで漕ぎつけられるのではないでしょうか。
 うまく書けない時、放りだしたくなるのは私も日常茶飯事です。
 一週間から一ヶ月ほど頑張ってみて、それでも駄目だと分かったらそれから新しい話に取り掛かる、
 というふうにすればいいと思いますよ。
 その際に得た自分の弱点や問題が、次に生かされるはずです。

 失礼しました。


きいずみさんからの意見
 こんにちは。
 きいずみと言います。

 私も去年ぐらいまではそんな状態でしたね。
 ゴメラモスキングさんの意志が強ければ大丈夫かもしれませんが、
 私みたいにあまり強くない場合、ただ新しい話を書こうとするだけではまた挫折するかと思います。

 挫折しないためには新しい話を考えるだけでなく、
 自分が後戻り出来なくするようにすることが大事だと経験上思います。


 ありきたりな答えかもですが、私がやったことで効果的だと思うのは以下の3つです。

1:協力してくれる仲間をつくり「〇〇までにここまで書き上げる」と期限を構え、
 書いたら「これどうかな?」と見てもらう。
2:小説(私は主にゲームシナリオですが)を書くために使う道具や資料に金をひたすらかけまくる。
3:親に反対されている場合、何かしらの方法で自分の未来に希望を抱かせなくする。

 1で作った仲間ですが、彼(彼女)にもある程度自分の作品に愛着を抱いてもらえるとベストです。
 私の場合はそれ以外に「あきらめそうになったら喝を入れてくれ」と頼んでいます。

 2は人によりけりかもしれませんが、ケチな私には効果がありました。
 特に資料はその話をやめたら無駄になることが多いので、お金をかけてみるといいのではと思います。

 3はもしかしたら批判されるかもしれませんが、私は去年いた進学校を、
 満足に自分のやりたいことが出来ないということで周りの反対を無視して退学しました。
 するとアラ不思議、今まで進路に口うるさかった親が前より静かになりました。
 このように親を失望させれば(親によりますが)自分の自由度も上がり、
 罪悪感を抱ける人なら後戻り出来なくなる理由にもなるかと。
 ただ、小説は趣味程度でいいという場合はやめたほうがいいですね。

 ……読み返してみると、ただ自分の自慢を書きつらねたような気がするのですが……
 とにかくお役に立てば幸いです。

 長文失礼しました。
 では、執筆頑張って下さいね。


かつをみりんさんからの意見
 はじめまして、こんにちは。

 いつもと似たような話とは、つまりあなたの「好きな話」なのではないでしょうか。
 ぜひ、その思いを完成させてみてください。


 僕も同じ様な話しか思いつきません。
 でも、それを一人でも「こんな話好きやねん」と言ってくれる限り、書いていきたいと思います。
 プロでもないのに、自分の好きな話も書けないで何の楽しみがありますか。
 素人が素人であるが故の贅沢だと思います。
 書き上げて、投稿してみてください。僕は読ませていただきたいと思います。
 あなたの「思い」を優先させてください。
 お待ちしております。


火野竜児さんからの意見
 初めまして、火野と申します。
 参考になるかどうかはわかりませんが、私個人としての意見を述べさせていただきます。

 もしどうしてもゴメラモスキングさんの筆が進まないというのならば、
 無理に今の作品を書く必要はありません。
 といいますか、おそらく今の状態では無理に書こうとしても、
 おそらく自分が満足のいく作品を書き上げることはできないのではないかと思います。

 根本の問題はすぐに解決できるものではないので、とりあえずは新しい作品を書いてみてください。
 ただし、新たに始めた作品もまったく書けなくなり、
 どんどん未完成の作品が増えるばかりでまったく進展がない状態になったならば、
 とりあえず執筆を控え、知識や経験を蓄えることを私はお勧めします。

 私たち書き手の筆を遅らせる要因は数多くありますが、
 その中でも書き手のメンタルの部分に直結したものがもっとも多いはずです。
 自分の書く文章が下手だから、自分の作り出す物語が面白くないから……
 自分が理想とする作品と、現実に作り出した作品の差に
 絶望して書けなくなった人は世の中にたくさんいます。
 かくいう私自身も、その一人です。

 この場合の対処法は、言葉にしてしまうなら、非常に簡単です。
 『自分が持つ世界を広げる』のです。
 つまりは自分の興味を拡大していくという意識を持つということですね。

 本ならば、さまざまなジャンルを読んでみること。
 一つの分野にとらわれるよりも、浅くてもさまざまな分野の知識が身につけることで、
 創作の幅がいっきに広がります。
 たとえ経済本であろうが、政治本であろうが、自己啓発本であろうが、
 ライトノベルに活用することは可能です。
 たとえ一冊の電話帳を渡されたとしても、その中からネタになるものを探り出し、
 その人自身にしか書けない物語を書き上げる。
 発想力とはそのようなものです。

 満足のいく作品を書くことができない私たちに不足しているのは、経験です。
 そういう意味では、特効薬はなく、すぐに解決するという問題でもありません。

 しかしながら、目の前に聳え立つ壁は十分に乗り越えられるものでもあるのです。

 大事なのは、より大きな世界へ目を向ける意志を持つことです。
 今まで目に触れようともしなかったものに興味を持ってみること。
 何か新しいことに挑戦すること。

 目新しさは刺激になり、刺激は新しい発想を生み出します。

 私もまだ未熟な身です。
 お互い、切磋琢磨していきましょう。
 ではでは。


TNTさんからの意見
 ゴメラモスキングさんがその物語を書いている理由は何でしょうか?
 公募に応募するため、ネットで公開するため、色んな目的があると思います。

 公募に応募することが目的なら、血反吐を吐いてでも書き上げてみるのが良いと思います。
 出来は二の次、とにかく完結まで持って行って“応募する”ことが目標です。
 規定枚数は長編でも200枚程度から応募出来ますから、
 死ぬ気でやれば学業・仕事と平行してやっても1~2ヶ月で完結までたどり着けると思います。
 「この公募!」と照準を絞って、締め切りを明確にするのも大切ですね。

 ネットに公開する小説なら、20kBなり30kBなり書いたところで公開を始めてしまうのが手です。
 アクセスを見て一喜一憂するだけでもモチベーションは格段に変わってきます。
 まして感想などを貰おうものなら推して知るべし、ですね。

 身内で持ち寄ったりする場合には、やはり締め切りを設けて取り組むのが効果が上がると思います。
 せっつかれると人間思いも寄らない力を発揮できますから。

 視点は変わって、話が思いつかないという点に関して。
 ひょっとして、ゼロから物語を生み出そうと考えてたりしませんか?

 物語を作るという行為は、基本的に先人達の積み重ねてきた“遺産”の上に成り立っています。
 ごく稀に全く新しいモノを作ってしまう人もいますが、それはそれ。
 最初のうちは有名どころの作品“ぽい”何かを作ってみたり、
 あるいは二次創作をやってみるというのもアリです。
 
 その中で、物語を作る上で変わらない部分――
 例えば“起承転結”や“努力・友情・勝利”や“萌え”の描き方を学んで行くことができます。
 言い換えれば、これらは人間の“中身”の様なもので、
 世界観――例えば“学園”や“中世”、
 あるいはテーマ――“恋愛”や“バトル”といったものは着る“服”のようなものです。
 一旦中身ができあがってしまえば、服を着せ替えるのは容易ですし、
 今度は服の“新しさ”に注力することができます。
 そして、今までとは違う“新しい物語”が作れるようになっていきます。

 逆に、中身が無い状態で服ばかり考えていてもどっちらけてしまいますし、
 仮に書き始めることが出来たとしても途中で躓いてしまう可能性が大です。
 テーマに筆力が追いつかない、というのが非常に多い挫折パターンです。

 というわけで「二次創作お勧め」が私の答えです。ただし、公募には出せませんけどね。

 ちなみに、私の処女作も二次創作でした。


紑輝さんからの意見
 はじめまして。紑輝といいます。
 実は私も、ゴメラモスキングさんと同じような経験をしたことがあるので、すごく気持ちがわかります。

 で、私の場合なんですが、思い切って小説を書くこと自体から離れてみました。
 行き詰っている話にしろ、新しく作ろうとしている話にしろ、
 書こう書こうと思うほどにうまくかけなくなっていったんで……。
 で、しばらく筆を休め頭をすっきりさせたら、
 「やっぱりあのアイデアは無理があったかも」と客観的に自分の作品を思い返せるようになれましたね。
 あと、以前とは全く違うアイデアが浮かんでくるようになりましたし。

 ……ただゴメラモスキングさんがプロを目指しているようだったら、あまりお勧めはできませんが(汗)。
 プロはアイデアに詰まっても締め切りは守らないといけませんし……。

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