第4研究室 創作に関するQ&A 463P | トップへ戻る |
新次元さんからの質問
 おもしろいと思う小説の要素ベスト3
 
 今後の作品作り兼他の人にも有益な情報になると思うので質問します。
 皆さんは、小説を読んでいて、どこに面白さを感じますか? 1位〜3位まで教えて下さい。
 そして、よろしければ理由も簡潔に添えて頂けるとなお嬉しいです。

 ちなみに、自分は

1・伏線が繋がっていくところ
2・捻りの効いた戦闘
3・予想を超えたドンデン返し


 です。


●答え●

みつきさんからの意見

 私の場合は、

1)登場人物同士の相関関係についてのあれやこれや。
2)物語の展開という縦軸に、登場人物たちの心理の動きという横軸が、
  どう絡み影響を及ぼしていくかという部分。
3)各登場人物の心の深淵に迫る描写。


 です。
 それではこれにて。


文文さんからの意見

 面白い質問ですね。多少個人的な好みが出てくる問題ではありますが、確かに有益です。
 というわけで

1・予想させない展開
2・キャラクター同士の巧妙な掛け合い
3・独特な言葉遊び


 ですかね。
 それぞれ具体例を挙げるならば、

1・操り世界のエトランジェ
2・ミスマルカ興国物語・バカとテストと召喚獣
3・嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん


 ってところです。
 でも3は小説の面白さとして捉えていいのでしょうか。
 作者の面白さとして捉えるべきかもしれません。


楽の市さんからの意見

1、出会いによって、気づかぬうちに変化する人物の人格のさま。
2、なにかしらの面で共感できる人物(親近感ある人物)が、
  読者である自分が嫉妬してしまうような展開を広げるさま。
3、ハッピーともバッドともつく、読者に委ねるように終わりを迎えるさま。
4、文章が生み出す雰囲気で読ますさま。


 ネガティブハッピーチェンソーエッヂなんて大好物ですね、ラノベだと。
 1については当てはまりませんが。


ゆーぢさんからの意見

1・個性的なキャラクター。
2・巧妙な伏線などの展開。
3・文体そのもの。


 ですね。
 これらのうち一つでも光るものがあるなら、楽しんで読めると思います。


河田友二郎さんからの意見

 河田です。

1)キャラクター
2)葛藤
3)山場


 キャラクターありきで、それをどう葛藤させ、山場に持ち込むかに重心を置いてますね。


影夢さんからの意見
 自分は、

1・都合主義ではないこと。
2・存在するものに薄っぺらい設定をつけないこと(影が薄いのとはまた別)。
3・矛盾してないこと(矛盾そのものを味とするなら別)。


 ざっとしてこのようなものかな。

 恋愛小説とかで良くあるああいうものがとても嫌いです、私はね。
 都合良き過ぎますので。


入谷さんからの意見
 おはようございます。
 そうですねー

1・気の利いた比喩表現

2・登場人物の強さ

3・登場人物の簡潔な心理描写


 1、面白い表現を使う作家の才能は尊敬するんですよね。
 例えば「流言蜚語の横行と社会情勢の悪化は足並みを揃えてやってくる」というのを、
 「バカと貧乏は仲良し」と端的に表現した作家は最高です。

 2、これは設定上の強さじゃなくて、読者に与える心理的影響力の強さです。
 つまり説得力。ようは、そのキャラの背後に作者の意図が見えるか見えないかが問題です。
 もちろん「見えなければ」最高。

 3、作者が言い聞かせるように、登場人物の脳内で語らせてるなーと思ったら一気にサメます。
 わざわざ登場人物に言われなくても、簡潔に表現された心理描写はそれだけで楽しいです。
 もちろん、心理状態を考えさせる作品については、別に評価しますけれども(笑)

 それでは。


和己さんからの意見
 丁寧に作られた世界観が後半の駄目駄目文章でぶっ壊れていくところ。
 は、つまらない本の楽しみ方。

1.パズルのピースがはまっていく様に物語がつながっていく話。
2.静かに始まり静かにたたまれていく話。
3.結論をぼかしてやきもきさせられる話。


 実はつまらないといわれる本が結構好きだから始末に終えません。
 メフィスト賞のあの人・・・・・・新刊出せるといいなぁ。


MIDOさんからの意見
 こんにちは、スランプ中なMIDOです。少女レーベル中心に読書・執筆しております。

1・ときめき度
2・伏線の回収の仕方
3・キャラクター



 1の「ときめき度」はだいたいキャラクターやシチュエーションに起因します。
 少女レーベルというとどうしても恋愛色が濃い目になり、
 読んでいるほうもそういうシーンを期待している部分があります。
 さりげなく主人公が男キャラに優しくされると、まるで自分がされているように、
 「キャー!」という気分になるので(わたしだけかもしれませんが)、
 そういうところがバランスよく組み込まれているとおもしろいと感じられます。

 2の「伏線の回収の仕方」はそのままストーリー運びに直結します。
 だいたいどの物語にも伏線というのは存在し、それが実を結んだ瞬間というのは、
 だいたい物語が転がる瞬間でもあります。
 それが意外であればあるほど、やはり読者はおもしろいと感じるものです。

 3の「キャラクター」はもうそのままですね。
 イケメンでも十人並みでも魅力があるキャラは愛されますし、
 彼らを応援したいと思うと自然と物語自体がおもしろく感じられるものです。


 コメントは以上です。それでは。


クロンさんからの意見
 こんにちは。
 超初心者のクロンです。
 僕はファンタジーとバトルが好きなので、面白いと思う要素は、

 1・現実と違う部分(モンスターが居たり、魔法があったり)

 2・全力のバトル(特に一対一の勝負)

 3・登場人物の成長(肉体だけじゃ無く精神も)


 といった感じです。
 文章の上手さなどは、面白さとはまた違ったものだと考えていますので。
 それではこれで失礼します。
 長文失礼しました。


かつをみりんさんからの意見
 はじめまして。
 僕は、なさそうでありそうな設定、おおっと思える伏線の回収、それらを表現できる文章力ですね。
 そういう小説にぶつかると何だかトクをした気分になれます。


ロクさんからの意見

 ド素人のロクです。参考になりそうな話題ですな。既出のものを外すと、

1・極限の戦闘。
2・カリスマ様の発言。
3・意外な組み合わせの戦闘。仲間同士の喧嘩、非戦闘員の奮闘等。


  ですかね。漫画でもかなりあてはまりますね。


ファンタスティックライトさんからの意見

 基本的にはストーリーとかテーマとかは何でもいいですね。
 SFだろうとファンタジーだろうと学園物だろうと構わない。
 内容もちゃんとしたもの、薄っぺらくないものであれば、とりあえず何でも構わない。

 まずは何をもっても文章表現が巧みな小説は大好物です。
 会話文や擬音の連発は逆に萎える。

 次いで、アイデアはともかく、人とはまた違う視点で描かれてる小説も好きです。
 主人公が動物、という意味合いではないですよ。
 命の重さをテーマに書かれた話を例にすると、地震で倒壊した家の瓦礫下から人の声が聞こえた時、
 何としてでも助けようと主人公が奮闘するのはよくある話。
 そうではなく、そんな瓦礫下からの人の声は完全に無視して、
 逆に半壊したスーパーに侵入して火事場泥棒を働く主人公を描く。
 そうした、人の命は地球より重い、といったありがちな話ではなく、
 地球より軽いとみた話の方が好きです。
 
 アイデアとして書かれたものではないですよ。
 人の命が軽いというのはどういう事かに基づいた視点で描かれている話が好き、という事です。

 あとは、リアリティーのある小説ですね。
 ファンタジーでもリアリティー溢れる内容に仕上がった小説が好きです。
 ただし、説明的に過ぎるのは駄目で、
 ちゃんとストーリーが進んでいる中で世界観が語られているものが好きです。

 以上、長くなりました。


宗方全部さんからの意見

 セリフと伏線。
 キャラクターというよりも僕はセリフが大事です。


ぽろろさんからの意見

 ちわっす、ぽろろです。

 ギャグ。

 どれだけシリアスな小説でも、ギャグと皮肉、特にウィットに富んだ皮肉が無ければ面白く無いと思います。
 例を挙げるなら「終わりのクロニクル」「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」とか。

 ただ、「Missing」とか「断章のグリム」とか、当てはまる事無く面白いのもいっぱいありますが。


 そんな感じで。


G-W-G' 剰余価値搾取さんからの意見
1・何かへの暗示や問題提起、風刺がある
 現実世界の歴史や社会問題へエクスキューズしているような小説は骨があるので好き。
 エンターテイメントでもそういうことが出来るのは一種の才能だと思う。

2・きちんとした科学的裏づけやリアリティの演出
 エンターテイメントにおいてリアリティぐらい重要なものはないと思う。
 たとえそれが小さいものでも、それを積み重ねてゆくことでしっかりとした小説が出来ると思う。
 もちろん、資料を集める取材性の高さも、なくてはいけないわけだし。

3・工夫
 例えば名前を少しヒネったり、世界観を手垢のついていない時代、文化にしてみたり、
 そういう工夫は大事だと思う。要は王道を避けて物語を作ってゆく姿勢が評価されると思う。

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