第4研究室 創作に関するQ&A 469P | トップへ戻る |
新次元さんからの質問 2009/04/30
 おもしろくない小説の要素BEST3
 (研究所の掲示板に書き込まれた文章を一部修正して転載しました)

 小説を読んでいて面白くないと思わせる要素BEST3を教えてくださーい。

 ちなみに、私は
1・主人公達の目的が明確ではない
2・登場人物が多すぎて把握できない
3・一般論を述べてEND


 です。あ、できれば理由を付してくれるとなお嬉しいです。


●答え●

ぽろろさんからの意見
 ちわっす、ぽろろです。
 どれが一番ではありません。全部ダメです。

1・「主人公」に意思が無い
 キャラが稚拙とかではなくて。
 主人公がただ周りに流されるだけ、主人公の意思も喜びも無いような目的に向かって、
 主人公が進まされている小説にどんなカタルシスを憶えろと?


2・主人公の成長がただの「新技」
 戦闘物に限った話ですが。
 主人公の成長が新技だけ。そんなものを成長とは言いません。
 少なくとも自分は「剣でどうやって戦うのか」を見たいだけであって、
 剣相手に大砲(のような新技)を持ちだす主人公が見たいわけではありません。


3・「理論、応用」の元が超能力定規

 とりあえず戦闘物に関してですが。
 魔術的、超能力的な理論で戦わないでください。そんなものが舞台を支配しても面白くありません。
 魔術を出そうが超能力を出そうが、流れの九割は「科学的な駆け引き」を使ってください。
 魔術が見たいわけでも超能力が見たいわけでもありません。
 手にある材料を使った紙一重の駆け引きが見たいんです。

 そんな感じで。


和己さんからの意見
 出版物に関してだと、文章が汚いのは興醒めです。


 舞城王太郎みたい破天荒でも一貫していると、段落もなにもなくていいんですが…。
 具体例をあげられなくて申し訳ないのです(10ページ以内で読まなくなるから)

 あと、自分酔いしすぎて装飾過多の文章も苦手です。N野まゆみとか…。


ぴりおどさんからの意見
 こんにちわ。参考になるかは知りませんが。

1、オチが読めてしかも王道
 文章が上手かったり、初めや途中が上手くないと萎えます。

2、挫折や失敗がない
 主人公最強設定じみてます。物語とはいえ過度に現実味がないです。

3、萌え重視で見所が他にない

 コメディでもバトルでも推理でも。萌えを最大の見所にしたいならその手の漫画家を目指しましょう。
 以上です。


みつきさんからの意見
 新次元さま、こんにちは。
 私の場合は、

1)主人公が、ヒロインへの暴行事件を目撃してしまって殺人鬼のようになる。
 理由:人間観察力が低い作り手は、すぐにキャラを『狂わせて』しまうという典型。
 正直、見飽きました。


2)ヒロインが、暴行されたことによって頭がおかしくなる。
 理由:人間観察力が低い作り手は、すぐにキャラを『狂わせて』しまうという典型……
 同じことを二度言ってしまった……コピーの劣化現象で劣悪類似品多発。


3)ミステリで、犯人の動機の真相が過去に起こった暴行事件。
 理由:心・底・読み飽きました。
 新書ノベルスのミステリを十冊買って、十冊とも犯人の連続殺人の動機がおざなりな
 『過去の暴行事件』だったときには、掛けたお金と読んだ時間をまるっと返しやがれ!
 と、もう全部窓から投げ捨ててやろうかと……。
 トリックや伏線も大事だけど、動機ってのはもっと大事な部分なんじゃないの? と思いました。

 と、こんなところでしょうか。
 それではこれにて。


ヘイグストロームさんからの意見
 新次元さま、こんにちは。
 私が面白くない要素というと

1・ひねりすぎ
 最近見かける、王道からの脱却を図るあまり、設定やストーリーを破綻させているものです。
 正直言って、私は王道で最後が読めてしまうものの方が好きですから。
 

2・自己陶酔
 自己陶酔した文章くらいならかまわないのですが、
 自己陶酔した思想を垂れ流しているものは好きになれません。
 具体的に言うと、世間で開くとされているものを肯定、とかですね。
 もちろん、それに説得力があって、きちんとした問題提起がなされているならすばらしいと思います。
 でも、多くの作品でこじつけ、飛躍しすぎの論理などで悪を正当化していますよね……

3・強さのインフレ
 なんか、最近の作品って違う作品同士で張り合ってるようにしか見えないんですけど。

 以上です、ご参考までに。


NTさんからの意見
1・ツンデレ
2・誰かが死んで事件解決
3・DQN

 ですね。
 1については、キャラ紹介でツンデレとか書いてあるの見ると、それは作品内で説明しろよとか思います。
 暴力振るったり、自分の事、棚にあげられたりすると最悪です。
 ツンデレってだけで行動が許されるのは勘弁して欲しいですね。
 
 2については、誰かを犠牲にして勝ち取るというのが嫌いです。
 お涙頂戴系の悲劇ばかりで、上手に使えてない印象。
 考えるの放棄しやがって、とか思いますね

 3については、安易に悪役キャラ出すんじゃねーよと。
 分かりやすい悪を出して主人公サイドを正当化すんのは止めろと、声を大にして言いたい。
 大好きな漫画ですが、星は歌うなんかも3巻は破り捨ててやろうかと思った(笑

 美少女が作る殺人料理とか、味見しないで人に食わせるとか色々ありますけど、
 気になるのはキャラの事ばかりですね。


適広当樹さんからの意見
 こんばんは、適広当樹と申します。
 さっそく。

1、主人公の成長を描くタイプの話なのに、彼あるいは彼女の内面に物語があまり関係していない。
 英雄を描くタイプの話は良いんですよ。彼が世界を変えていく話なんだから。
 英雄っていっても、歴史的な意味じゃなくて、凄く魅力的な主人公、というか……えっと、勇者?
 勇者の例を挙げると(ネタバレフラグ)、「とある魔術のインデックス」とかがそうかな。

 記憶失ってるせいか本人の成長があんまりないですよね。
 でも、あれはいいのです。彼は一種の英雄だから。
 ああいうタイプの話ではないのに、平凡な主人公が、凄い事件の解決を自ら行っていながら、
 成長も何もないのがつまらない。というか、「有り得ない」と思う。

 逆に、この「有り得ない」こと、平凡であり続けることこそが彼の異常性とした、
 「らっきょ」とかは、やっぱり素晴らしいと思う。


2、元ネタがわかる。
 元ネタがあるのは良いのです。というか、ない作品なんて私は、その存在を認めません。
 人間は積み重ねる生き物なんですから。
 そう。元ネタがあるのはいいのです。
 そうとわかるようなのだと少し……元ネタを超えてればいいんですけどね。


3、途中で人気がなくなったのか、話が詰まって終わる。

 いや、仕方ないとは思うんだけど。
 大人の世界っていうのは過酷なものだから。

 でも、出来れば、うまくまとめてほしかったなぁ、とか……


 2,3は小説以外の、裏にいる作者の動きが見えてしまうのが嫌なのかも知れません。

   ***

 面白くないのと、好きじゃないのは別のことだ。
 好きじゃないのは私が悪いのだから。

 小説ってのは起承転結、葛藤に決断があるものだ。
 だから、その前提を満たしていないのは、そもそも小説じゃない。


 私はそう思っているので、そこに引っかからないようにしてます。
 もうちょっと、基本的な要素があるかもしれない。


 最後に、第四に似たような内容のがあったからリンクを。
 「こんなライトノベルは嫌だ」

 かすってる気がします。ではでは。


珪華さんからの意見
 こんばんは~、お邪魔いたします。
 面白くない要素…これも入りますか?

1.ツンデレ女子
 最近多いこれ。正直言ってまったく喰いつけません。
 何がいいのそれは? みたいに思ってしまいます。
 あと、ツンデレって言葉が嫌いなのもあるんですが…。
 それだけで片づけるのはやめてほしいですね。正直言ってみんなそれに頼りすぎてない?
 もしくは出せばいいと思ってない? みたいな…。
 私はそうならないように気をつけてます…うん、できるだけ。
 主人公に暴力なのもツンデレ、口が悪いのもツンデレ。
 …それで済ますな、おい。みたいなね。
 可愛いと思えればいいんですが、それすらないとするならば必要のない要素だと思います。
 みててむかついたならそれはツンデレじゃない、わがままとかそういった部類だと思います。


2.伏線が少なすぎるカップル成立
 あまりにも唐突過ぎて「はいぃ?」と思ってしまったこれ。
 ある作品で、あまりにも伏線が少ない上でのカップル成立で、正直拒否反応がすごかったです…。
 伏線2つぐらいじゃ足りないと思います…せめて3つか4つぐらいならまだましだったかもしれませんが…。
 いまだにそのカップルの名前見るたびに吐き気がしてます(どれだけ心せまいねん)。
 正直これはいけない。恋愛はそこに至るまでの過程が大事だというのに…!!
 カップルの男女どちらも好きになれたならいいんですが、
 そうじゃない時はみてて「鬱陶しいな~」と思ったりしますから…。
 伏線って本当に大事ですね…。


3.萌えと言い張っている媚び
 全面に出すのは萌えじゃなくて媚びじゃー! と信じて疑っておりません。
 萌えってさぁ、もっとこう…じわじわじわっとくるものではないのだろうか!!
 全身からほのかに漂う方が萌えであって、
 傍から見てわかるぐらいのものは媚びだと思うのだがどう思うだろう諸君!
 …すみません、悪ノリしました。
 でもね、紙一重の差だと思うから、本当にそこは気をつけないといけないと思う。
 下手したら「萌え要素満載」じゃなくて「媚び要素満載」に早変わりですからねぇ。
 …いや、自分の小説で、萌えを見出してくれたなら嬉しいのですが。

 何も萌えがいけないというわけではありません、私だって萌えるポイントはありますもん。
 匙加減が難しいものだけど、そこをちゃんといい出し加減できれば、
 いい作り手になれるんじゃないかなと思うわけです、はい。

 なんかすごく言いたい放題となってしまいました。
 気分を悪くされたらすみません、それでは失礼いたします。


まいちんさんからの意見
 こんにちは、新次元さん。まいちんです。
 お金を払って読むものとタダで読むものでは、
 クオリティの平均値も私の中での基準も違うので、それぞれ挙げてみます。

■タダ読み物
 1.文章にリズムがない
 2.あらすじがひとことで要約できてしまう(枚数の割にあらすじが薄すぎる)
 3.「作者的に面白いところ」と「読者的に面白いところ」は必ずしも一緒ではない、
  ということを理解できていない


(理由)
1・なんとなーく読み始めても、いつのまにか川の流れに乗って運ばれる船のように
 読者を物語の終わりまで運んでくれるタイプの文章ってありますよね?
 あれの逆です。

2・薄すぎるあらすじを過剰な描写や明らかに無駄な会話で引き伸ばされるのは嫌いです。

3・「俺書いてて面白いから読んでもきっと面白いはず」という思想を
 毛の先ほども疑ったことのない人の作品全般。
 俺はお前じゃないと言いたくなる出来にしかなっていないことがほとんど。


■商用
1.キャラクターが単一の感情しか持たない。
2.著者の人生経験が浅いのがまるわかり。
3.一通りの解釈しかできない、その解釈を作者から強要される。

(理由)
1・ある出来事の最中にいて「悲しい」としか思わなかったり、
 幸せの最中にいるときに幸せをこれっぽっちも疑わないキャラのこと。

 人間は悲しさの中にいるとき、少しでも気を緩められるものがあれば、
 積極的に気を緩める生き物だと思うのですよ。
 ずっと悲しいばかり感じているともたないので、防衛本能として。
(心さえ凍らせていなければの話)
 同時に、幸せの中にいるときにも、幸せを疑うと思うのです。
 幸せが失われたときのショックを和らげるために、リハーサルをしておくというか。

 だもんで、そういう二面的感情がないキャラクターは興醒めですね。
 リアリティがない。

2・「こういうときは人間ってこうするよね」が、ことごとく著者の思い込み。
 いろんな場面に立ち会って、いろんな人間を見てきたなら、
 それ以外にもいろんな反応を取りうることがわかるだろうよーと文句を言いたくなる。

3・「はいここで笑ってー、ここで泣いてー」って感じに、
 読者がどこでどういう気持ちになるべきかが作者の中で決まっていて、
 そう感じるように作られた(それ以外の感じ方ができないように作られた)作品。
 同じ作品を読んでも抱く感想は人によって違うよね、
 という、いわば読者の可能性をこれっぽっちも信じてない。おしつけがましい。

 以上、慢性寝不足のせいか多少抽象的な物言いになってしまいましたが、
 何ごとかの参考になれば幸いですー。


かなTさんからの意見
 ワースト3。

3.話がややこしすぎて分からない。

 例えば、退魔師の家系に生まれた少年が、
 サイバネティクス工学の権威である父の手によってサイボーグに改造されつつ、
 ヨーヨー修行のために渡米した先で本場ストリートアートの洗礼を受けて、
 タギング行為を繰り返していたところを秘密の国家機関に見い出されて、
 エスパー戦士としての人生を歩むことになるが、
 たまたま出場したピザ回し大会の決勝戦において対峙した相手はかつての父であった……
 みたいな話。


2.人名がややこしすぎて分からない。

 プリーヘヤ・アレクサンドロブナ・ラスコーリニコワの娘であり、
 ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフの妹である
 アヴドーチャ・ロマーノヴナ・ラスコーリニコワは親しみをこめてドゥーネチカとも呼ばれ、
 またドゥーニャとも呼ばれる。(『罪と罰』の登場人物)


1.何語で書かれているのか分からない。
 論外。


ディンゴさんからの意見
 こんばんは。ディンゴです。

 改めて考えてみたり、みなさんの回答を読むと、
 なんだか自分の身の程を思い知らされているようで悲しくなります。精進せねば。

 で、おそらくこんな事言えた立場ではないとは知りつつ、
 面白くないと思う要素がいくつか浮上したので回答を。

1・難しい語彙をただ羅列しただけの文章
 理由:理解力が無いから……と言われるとそれで終わってしまうのですが、
 それにしてもこれ見よがしに難解な語彙を羅列されると、
 テンポも悪くなるし正直読むのが億劫になります。
 内容が良ければいいんですが、どこかで聞いた事のあるような内容だった時は、
 感動もへったくれもありません。

 難しい語彙をただ羅列するより、
 誰でも知ってる語彙を綺麗に使って魅せる方がはるかに難しいのです。
 僕は後者の方が好きですし、そう言う作家を目指したいです。


2・善悪二元論すぎる内容
 理由:むしろ、最近は『善悪二元論では語れない作品』の方が多くなりつつあり、
 飽きられている感もありますが……。
 主人公には主人公で貫きたい正義があり、相手には相手で貫きたい正義がある。
 だがその正義はお互い相容れる事がないから、二人は戦わざるを得ない。

 そんな、敵の動機に正当性がある話の方が、個人的には熱くなります。


3・主人公が最初から格好良すぎる
 理由:ダサい主人公の方が好きだから。代表選手は『碇シンジ』、『レントン・サーストン』。

 もしかしたら既出の要素かもしれませんが、やっぱり主人公が成長する姿に感動する訳ですから、
 最初から女にモテまくり、操縦が上手過ぎ、頭良すぎ、運動神経良すぎ、
 コンスタントに強いのは興ざめします。

 もっとも、そう言う作品でも面白いと思える作品は実際ありますが。
 例えば『ニードレス』の主人公のコンセプトは『最初からラスボス級に強い』なのに物語は面白いですし。

 けどレントン少年のような、だっさださでドジで間抜けで青臭い奴から、
 ふとした瞬間に強い意思を感じ取ったり、
 ただ一心に好きな女の子のために行動に出たりする様子を見ると、なんだか感動します。
 成長したんだな、お前、みたいな。

 そんなところでしょうか。
 なんだか、改めてじっくり考えてみると、読者の求める物が見えてくる……
 気がしたようなしなかったような……


setukaさんからの意見
 はじめまして、setukaといいます。
 気になったタイトルだったので是非参加をさせて下さいませ

・全能万能最強主人公
 →主人公さえいれば万事解決!強いぞ!爽快感がたまんない!!
 むしろ敵役は泣き喚いて悔しがれ、その為の相手役だろ?
 修行?あぁ、昨日の夜に少しね。技?あぁ、ちょっとした思いつきだよ

 バトル然り、スポーツ然り、日常然り……苦手です。
 こんな主人公はいっそのこと自分を唯一神に唱えて天界に向かえばいいと思います。
 神になって経済を回復させてくれ。


・作者だけが理解している小説
→「私の名は○○・××・△△△△・○○○○!由緒正しい□□□□国の××××だ!
 こいつは子分の※※※・・・・」
 が最初に書かれている文章とか
 いっそのこと名前を「ぽち」にしたほうが覚えやすいぞ的な、
 長すぎる名前や技名、国名や設定を覚えてないと楽しくない小説。

・お涙頂戴の展開を展開するよー、と言う予告をするみたいな
 →ただ主人公が悲観的、絶望的な未来を詠って終わり。うん、人生って儚いよねと思わせる作品。
 と言うか儚さしかなくねぇ?みたいな小説は大嫌いです。
 得るものも無く、ただ絶望して自分の悲観さを感じて終わりと言う様な、
 何が楽しくて自分の子(作品登場人物)を悲しい運命の中に放り込みたいんだろ?と思います。
 書くからには幸せにしてあげるように努力をするのが親(作者)の勤めでは?


 個人的にはこういったところです。

 あと私は二次創作から入ったので二次で嫌だったこと。
・万能すぎる
・むやみに一目ぼれが多すぎる
・原作を壊している


 でしょうか?


吹雪さんからの意見
 初めまして、吹雪といいます
 嫌な展開、ですね?少しだけお話をさせてください!

・都合主義
「実は○○を持っていた」
「実はこう言った罠を仕掛けていた」
「実は……!」
 と、後からとってつけたような用意周到さを言い訳のように告げてくる展開

・表紙と内容の違い
 だまされた……!と思ってしまうようなカバーと内容の違い
 全部ひっくるめて作品なのに!!

・夢オチ(妄想オチ、想像オチなど)
 王道すぎてどなたも書かれていなかったようなので……
 
 この3点でしょうか?
 それでは失礼いたします。


たぬきそばさんからの意見
1.無駄な比喩満載(特に難読漢字)
 漢字の勉強をするためにラノベ読むわけではないですからね。
 それだったら漢検の参考書でも読みますよ。
 とりあえず綺麗な表現突っ込んどけば良い的な安易安直なもの、ということで。

2.容姿の描写に凝りすぎ
 人物を容姿でしか表現できない、というのは作品が安っぽくなる一因だと思います。
 作中で継続的にキャラの魅力を伝えていく作品は素敵ですね。
 逆にダラダラと容姿の描写を続けるのは、その自信が無いので、
 楽をしようとする、一種の甘えの表れであると考えます。

3.主人公が理由もなくモテる
 おいおい何でコイツがモテて俺はモテないんだよ、みたいに感じる主人公でしょうか。
 綺麗に言えば、読者に共感されない主人公ということです。これも若干ご都合主義にかかるかも。
 反面、モテない男の嫉妬、と言われればそれまでですけどね。


 執筆していれば誰かのどこかには引っかかる面白い要素、
 誰かのどこかには引っかかってしまう面白くない要素。
 引っかけることを意識して書くか、避けることを意識して書くか、なかなか難しいですね。
 個人的には、無理に避けながら書くとどこかに瑕疵が生じてしまいそうな気がします。


竜城 縁さんからの意見
 竜城縁と書きまして、あつしろえにしと申します。以後、縁が合えばよしなに。

 此が一番駄目でなく、全部駄目です。
 受け付けられない、とまでは行かなくても、最期まで読めないであろうと思われる要素をあげてみます。

*主人公が最強。完璧超人。

⇒努力とか、鍛錬とかを一日二日やってパワーアップと言うのも、同じですね。
 毎日、剣を振ってとか、そういう主人公を私は好みますね。
 地味な努力を重ねてる時に起こるハプニングで、少し強くなったかな? これからも頑張ろう。
 と、なる主人公が好き。

*ツンデレとか。
⇒一作品に一人は居ると言われてますが、なんかやだな、と。(超アバウト)
 素直になれないって表現なら好きなんですが……。萌えだのなんだのがしつこくて嫌になる……。

*初っ端から解説。
⇒長ったらしく意味の分からない説明が入ってるもの。
 作品内で徐々に明かしていけよ! と思わなくもない。

*王道過ぎる王道。
⇒剣と魔法と――そこまではよし。
 そのあとの如何にもな設定が嫌い。王道を自分道に整備しろよ、となります。
 王道を王道で終わらせるようなのは破滅してしまえばいい……いや、冗談ですが。
 書き手様が上手けりゃ、全然楽しめると思うのですが……。

 あげればまだ出そうですが、この辺で。See-Ya.


さららさんからの意見
 アンケートっぽいので、他の方の意見は読まずにいきます。
 読んじゃうと素の意見が自分から出てこなさそうなので。
 なので、もう出てるよ今更だよ!となるかもしれませんが、そこはアンケートということで。

1・エロいことでしか読者に訴えるところがない。
 エロは好きです。
 でもエロだけが目的ならラノベなんて読まずに他の媒体がありますから、
 それしかセールスポイントのない作品なんてどうしようもないです。

2・主人公が作者の投影。

 まったくピンチになることもない最強設定とか、やたら聖人君子で欠点がないとか、
 周囲のキャラに肯定されるだけで人間関係に悩みがないとか。
 それがあからさますぎるのは勘弁。

3・やたら擬音を使ったり、それを大文字にしたりする。

 やるなら漫画でやれ、と。


わむさんからの意見
 初めまして、わむと申します。
 私が面白くないと思う小説は、

1・文法がなっていない。
 プロなのだからちゃんと勉強して下さいと言いたいです。

2・登場人物が多すぎる。

 頭がパンクしそうになります。
 そんなに人数覚えていられません。

3・キャラ達の成長がない。

 最低限、少しでも変わっていないと
 何でこんな人たちと付き合ってきたんだろうと思います。

 以上です。短いですがこれで失礼します。 


REDさんからの意見
 いろいろな意見を読んでいると、面白い要素と面白くない要素って、
 紙一重あるいは表裏一体とも言えますね。
 ある人にとって面白いものが、他の誰かにとっては面白くない。
 あまり気にしない方がよいのかもしれません。

1.作者が出てくる。
 あからさまに作者をモデルとしたキャラが出てきてあれこれやる小説があって、正直ウンザリしました。
 しかも意味もなくヒロインに好意を寄せられていたりして、死ねこいつとか思いました。

2.ラストがあっけない
 いやそこはもっと力入れてくれよ、とか思います。途中が面白くても読後感がよろしくない。

3.暴力系ツンデレ
 苦手です。好きな人もいるみたいですけど、わたしは受付不能ですね。
 主人公を犬扱いしたりするのとか。いや人気があるんですけど。


 まあ、最後の例でも判るように、やっぱり表裏一体なんですよね。
 最強主人公というもの嫌われがちみたいですが、これは流行もあるのかな。
 もともとバトルものは、主人公がピンチにつぐピンチから逆転する、ってのが王道で、
 そればっかだったんですよね。
 
 どれもこれもが同じなので飽きられていた。そこに北斗の拳が登場したわけです。
 これもまた、同じパターンの繰り返しか、と思ったところで敵を瞬殺。
 あまりのインパクトに大ヒットしました。
 すると今度は強力な主人公、というのがぞろぞろ出てきて、それもだんだん飽きられてくる。
 北斗の拳も結局は敵が強大化してきて、最強ではなくなります。

 現在はまた、力のない主人公が逆転勝利するってのが流行してきているみたいですが、
 これが多くなると、また最強主人公が流行るかもしれません。


剰余価値搾取さんからの意見
・魔法
 大概魔法が出ると自分の場合冷める。魔法があると『なんでもアリ』になるから敬遠してる。
 安易に魔法なんか出されるとこっちがナメられてる気がしてしまう。

・変な中世ヨーロッパへの憧れ

 騎士様とか剣とか、中世ヨーロッパに憧れてる感がある作品は冷める通り越して嫌い。
 安易すぎるし飽きた。
 第一、ヨーロッパファンタジーは『指輪物語』や『ナルニア国物語』なんかがあるので、
 それらと差別化ができてない限り、もういらないと思う。

・過度な人死に
 いかに人死にを避けつつ感動を呼んだり作品をオトせるかをあんまり研究してないんだなぁ、と思う。
 大概そういう作品に限って面白くない。こういうことをされるとナメられてる気がする。
 第一、簡単に殺せるようなキャラを見させられるこっちの身にもなってくれ。


サイラスさんからの意見
 お久しぶりです。サイラスです。

 僕個人としては、以下の内容を挙げます。
 
1,主人公が成長していない。
 以前、何回か書きましたが、バトルものだと、この要素は、致命傷になります。
 やはり、あんだけ、苦労したり、命を落としかけながらも得た勝利と経験をきちんと生かせないのは、
 キャラの魅力やその作品の作者の構成力を疑いたくなります。

2,キャラの名前や技といった名称が非現実的、合っていない。
 最近、チョコチョコ見かけます。日本(人)が設定のメインなのに、
 変な当て字や、ひらがな、カタカナで外国語の名称をつけたりすること。
 きちんとした由来を説明できたりすれば、設定上必要なら、まだ許されるのですが、
 最近、そこのところが、きちんとできていない作家さんが多い気がします。
 
3、キャラクターに、作家が頼りぱなっしというのがみえみえ。
 キャラのかわいさやかっこよさを頼りにして、他の部分が甘い作品。
 これでは、せっかくのキャラの魅力が台無しな上に、
 それで、人気となれば、その作品の好きな読者もイタい人間だといわざる得ません。
 
 以上です。
 では。


紑輝(ひゅうき)さんからの意見

1・設定や世界観「だけ」類を見ないもの
 その発想はなかった! そんなアイデアを思いつくなんて!
 と、唸らざるを得ないほどに独創的な設定。
 ……しかし、よく読んでみれば、話はよくある展開そのまんま。
 私は、王道の展開は否定してません。
 それに、設定が独創的なら話もそうすりゃいい、ってもんでもないとは思います。
 が、設定がほかにないものなら、それだからこそできる話の味付け方にしてほしいですね。

2・「人気のある要素を入れりゃ読者に受ける」という魂胆が見え見え
 バトル、恋愛、剣と魔法、萌えetc...
 それがなくても面白いorないほうが面白くなるのに、わざわざ読書受けしそうな要素をムリヤリねじ込む。
 不自然じゃなければ別にいいんですが、空気の読めてない入れ方だと無性に腹が立ちます。

3.文章にメリハリがない
 同じような調子の文の連続。それが異常に難しかったり長かったりしたら尚更むかつきますね。
 長文のあとは短い文を入れるとか、上げるところは上げ下げるところは下げるとか、
 メリハリはつけて欲しいです。


光る灰さんからの意見
 面白くない要素を反面教師にしたり、研究するのも大切ですからね。
 というわけで、参加させていただきます。

一:作品すべてが俺様最強主人公を引き立てる舞台装置。
 特に二次創作を読んでいると感じるのですが、無茶な主人公の為に原作や制度まで捻じ曲げたり、
 キャラの思想まで変えてしまったりするのを見ると興ざめしてしまいます。

ニ:人間の内面が描けていない。
 人間は「ツンデレ」など一つの単語で言い表せるほど単純なものではありません。
 発言一つ一つにも、キャラが生きてきた歴史というものがあるはずで、
 それが作中で感じられないと辛いですね。

三:成長や葛藤が無い。
 物語を読んで、主人公が葛藤にぶち当たり、それでも困難を乗り越える姿を見たいのです。
 苦労もなく事件を解決したり、簡単にパワーアップする主人公の姿をみ見ても、
 カタルシスは得られません。

 こういう要素は挙げればキリがないですね…。


クマ太郎さんからの意見
 こんにちは、クマ太郎と申します。
 面白くない要素ですか…うまくいえませんが、まず一つ目は、

 「作者が熱くなっていないのはだめ」です。
 別に、自己陶酔でもかまわないです。書くときは熱く燃え滾ってほしいです。


 小説も、ほかの創作物にもいえることですが
「これが私だ!文句あっか!」
 と言う気持ちが、すごく大事なはずです。
 そんな気持ちが伝わってこない、
 つまりどう見ても読者に媚びているようにしか見えない小説に出会うと、私はとても悲しくなります。

 そんなの、書いてても少しも楽しくないだろうにと思います。
 それにそんな小説は、かえって読者を遠ざけます。少なくとも、私はそうですし、
 本屋からも、比較的早いスピードで消えて行くように感じます。

 二つ目ですが、
 作者が、自ら扉を閉ざしてしまっている小説です。
 文章のうまへたではありません。うまくいえないんですが。
「なんだろう、入り口で断られているような気がする」
 と読者に思わせるような小説です。
 読者に媚びる必要はありませんが、

「私を見て、ねえ見て、もっと見て!」
 と作者が叫んでいない小説は、読んでいても常に違和感が付きまといます。


 三つ目は、
 セリフのあつかい方に、気迫が感じられない小説です。
 セリフは、そのキャラの性格の一端を垣間見ることのできる、重要な要素の一つです。
 セリフと行動で、読者はそのキャラのあらましの全体図を心の中に描きます。
 少なくとも、私はそうです。
 
 ですから、セリフがおざなりだと、
 せっかくのキャラがもったいないと感じる時があります。

 
  キャラの容姿などを細かく描写している小説に出会うと、なおさらそう思います。
 コメントは以上です。あまり参考にならなくてすみません。


スノゥさんからの意見 2012/01/23
 はじめましてスノゥと言います。
 みなさんの意見を見ていて心が折れそうですが、さっそく本題を・・・

三位
 突然のハーレム誕生


 最近増えましたよね。ハーレム物。段階を追って増えていくのは許せます。
 しかし、三、四人の美少女がごろっと出てくるってどういうこと?
 生徒会の一存や化物語のような(具体名で申し訳ない)きちんとした段階や正当な(?)理由があってほしいです(生徒会が人気投票など)

二位
 主人公が最強


 これまでにも何人かの方があげられていますが、これはつまらないです。
 生徒会の一存シリーズで出てきた宇宙守のスピンオフ小説ぐらいふざけて「オレ最強!」だったらいいんですが(つうじるかなこれ・・・)。
 やっぱり成長する段階を見てこそのライトノベルですよね。

一位
 敵キャラの行動原理が曖昧


 大事だと思います。主人公の行動原理に関しては、このサイトでもよく言われている通り、きちんと練られている(ように見える)物が多いですが、敵となると曖昧だったり、適当だったりするのが残念です。

 自分でもやってしまうことは時々ありますが頑張って直してます!
 後挙げるとしたら

・オチが安易
・某sos団のコピーみたいなヒロイン達
・ちょっと違うかも知れませんが、最近の高校学園物が私立ばっかりなのってなんで!?自分の住む地域が遅れてるだけかもしれませんが、基本的には公立校高に進みますよね?
・タイトルで気を引こうとすることに意識を置きすぎて中身ぺらぺら

 と、best3とかあるのに結構書いてしまいました。すみません。愛ゆえです。キリッ
 それでは。


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