第4研究室 創作に関するQ&A 487P | トップへ戻る |
ヘンリーさんからの質問
 巨大ロボットバトル小説はどうしたら面白くなる?
 
 巨大ロボット小説はどうしたら面白い作品になるか?
 また、なぜつまらないか?誰か教えて!


●答え●

飛車丸さんからの意見

 小説というものを理解し、基本的な技法をしっかり踏まえて書けば、
 最低限の面白さは確保できます。

 ただし、そこからさらにもう一歩突き抜け、商業作品として通用するものを目標とするなら、
 何らかの強い個性が必要です。
 つまらなくなるのは、理解と基本が出来ていないだけ。
 
 特に多いのが、ビジュアル重視のジャンルであるロボット物を文章でそのまま表現しようとする、
 すっとこどっこいな小説です。


 てかもう単純に言えば、ロボット「アニメ」を小説で書こうとするから失敗する、ってだけです。

 小説には何が出来て何が出来ないのか。
 どんな書き方があってどれが自作に有用なのか。
 理論的にでも感覚的にでもいいから、そこを理解するのが一番大事ってことです。


AQUAさんからの意見

 こんにちは。AQUAと申します。
 具体的に巨大ロボット小説って読んだことが無いのですが、普通に面白そうなネタだと思いますねえ。

 とはいえ、シリアスなのか、コメディなのか、中で操作してる人物が居るのか……
 いろんな切り口がありそうです。
 個人的には、コメディ(バトル薄め)で書いてみたいテーマです。

 つまらない理由があるとしたら、有名なロボットアニメを越える何かを持たないから……とか?
 
 バトルについても、ロボの見た目、操作、武器等、いちいちマニアックな解説部分が必要で、
 ちょっと読みにくそうですね。


 ではでは。


ケンボウさんからの意見

 はじめまして、ケンボウと申します。

 興味のあるネタなので、とりえず個人的な意見をば……
 飛車丸さんのおっしゃている理由がもっとも適当なのではないかな、と思います。
 
 つまるところ、ロボットものというのは、
 必ずといっていいほどベースにガンダムを敷いてしまうわけです。

 単純にSFものならば、他にもいろいろやりようがあるのですが、ロボットものだとそうはいかない。
 頭の中にあるデザインやら武装やらは、そこが起点になってしまう。
 しかし、これは大きな失敗のもとになります。
 それは、ガンダムの設定資料なんかを詳しく読んでいくとわかるのです、
 あれはものすごく緻密な設定の上に成り立っているからです。
 ああいうバトルを書きたいなら、つまりガンダム並の設定を作らなければ説得力がない、
 ということになるわけですね。

 残念ながら、一人であそこまでの世界観を構築することは極めて困難です。

 さらに、現在は科学進歩が激しいために、
 もっと現実的な理論でロボットの構造などを打破されてしまう可能性が極めてたかいわけです。

 さて、それじゃあ、どうしてもロボットものが書きたいという場合どうすればいいか、
 ということになりますよね? ここで、一応引き合いに出したいのはマクロスですね。
 あれは、三角関係、アイドル、歌といったエッセンスをロボットに加えることで、
 ガンダムに正面から対抗できる作品になったわけです。
 もちろん、他にもいろいろと理由はありますが、これは当時非常に画期的だった。
 ただし、アニメだからこそ出来た表現方法であって、小説には適さない気もします。

 ここまでで大体察していただけたと思いますが、つまりはガンダムをベースにしない、
 あるいはしたとしても、それを超えるマクロス級のオリジナリティがあれば、おもしろい、というお話。
 簡単にいうけど、これってほぼ不可能に近い? ような気もします。

(もちろん、小説をおもしろく書くことができる能力を持っているという前提を忘れてはいけません)
 以上、過去に何度あSFロボットものに挑戦したけどことごとく失敗した身からの拙い意見でした。


沖忠さんからの意見

 ロボットものと聞いて。

 とりあえず『フルメタル・パニック! 』 を読んだらどうでしょう。
 あれは、ライトノベル界の代表作品ですし、普通に10メートルあるロボットが戦ってますよ。

 そこで何を学ぶかは任せます。


饂飩粉さんからの意見

 どうも、最近此処に顔を出すようになった新参者の饂飩粉です。よろしくお願いします。

 どうやったら面白くなるか。
 まずは発売されている巨大ロボット小説の何処が面白かったかを上げてみてはどうでしょうか?

 
 ゾクダム、フルメタ、デモンベイン、ガンダムUC……ってあんまり例をあげられないっorz
 SFチックなロボットの設定云々よりも(そこが楽しい作品もあるのでしょうが)、
 どう物語が進んでいるかなどを知るのが良いと思います。
 実際、自分は上に挙げた作品は一つも読んでいないのですが;

 小説でなくとも、アニメや漫画から「このシーンがいい」とかを列挙してみてはどうでしょう。
 個人的にオススメなのは「ガン×ソード」と「蒼穹のファフナー」です(どちらもアニメ)。
 あ、この二つも一応ノベル化してましたね。
 
 上記の二つは共に人間関係や複雑な事情が、
 ロボットに乗る理由や戦う理由などに絡んでいて、とにかく面白いんです。

 
> また、なぜつまらないか?誰か教えて!

 え、つまらないんですか? 個人的にファフナーのノベルは面白かったのですが……。
 つまらないという根拠は何処から出てくるのでしょう?
 今まで読んできた巨大ロボット系の小説が面白くなかったのか、
 それとも今まで巨大ロボット小説に挑戦したけどどれも納得いかない出来だったのか。
 前者であれば巨大ロボット小説は書かない方が無難かと思われます。
 
 後者であれば、上に述べたようにプロの作家さんから技術や面白さを吸収してはどうでしょうか?
 「これ面白い!」と思える作品に出会ったら、何処がどう面白かったのかを考えるのがいいかと。
 それは必ずしもロボットの設定やデザインなどに限らず、
 人間関係や戦いの理由、何故ロボットで戦うのかといった物語の構成なども挙げられるはずです。

 ロボットの描写自体も、小説ではサクッと書かれていたりするものです。
 小説版ファフナーもそうでしたし。



Dr.ウニボンさんからの意見

 大学在籍時はロボット工学を学ぼうとしておりました、Dr.ウニボンです。

 ラノベにロボものは少ない。
 何故か?
 『ロボットでなければならない強い理由が特にない』
 からだと思います。


 ガンダムのように、ロボット兵器を使った戦争モノを描くとしましょう。
 ガンダムはMSという存在にリアリティを出す為に、
 ミノフスキー粒子だの何だのという設定を固めています。
 それでやっとMSが戦場で暴れているんですが……
 これ、冷静になって考えてみたら、別に人型である必要がないんですよね。
 実際、ガンダムの世界には人型以外の形をした機体も存在します。
 アニメなら、その辺りは強引に押し切れます。
 戦車がキャタピラで動いているところをザクが蹴っ飛ばすシーンなんか、スゲーカッコイイんですよ。
 でも、文章のみで巨大ロボットが旧式戦車を踏み潰すシーンを迫力たっぷりに書くのは相当難しいです。
 なので、強引な力業で押し切るのは難しい。

 では、「戦場に巨大ロボットが出てくる必然性と理由」を考えればいいのかというと、そうでもないです。
 恐らくですが、「人が搭乗する巨大ロボットが主戦力となるような戦場と世界」は、
 異世界とかじゃないと成立しません。
 異世界を作るとなると、その世界の描写や説明を書く必要が出てきます。
 それに加えてロボットの内部構造などの説明も必要です。
 ……正直、説明文ばっかりで難解なシロモノになると思います。
 
 それでも、上手に書けば面白い作品になるでしょう。
 しかし、そんな説明文だらけでも面白い小説書ける人なら、無理をして「巨大ロボット」に拘らずに、
 「人間大のサイボーグが現代社会で大暴れ」する小説のほうが面白いものを書けると思うのです。

 あと、「人型ロボット」というのは、ほとんどの動作を「人間も可能」というのが一番ネックです。
 つまり、わざわざロボットにやらせる必要性がないんですよ。特に小説では。
 アニメなど映像があるなら、巨大ロボットが巨大な銃を抱えて撃つシーンは、
 そりゃもう迫力あるんですが、文章でやろうとすると、いちいち説明を入れなきゃならない。

 ま、個人的にはそんなトコロです。


まいちんさんからの意見

 まいちんです。横槍失礼。

> ロボットの描写自体も、小説ではサクッと書かれていたりするものです。

 アニメのノベライズの対象読者は、既にそのアニメを見ている人。
 つまり、すでに映像的にどんなメカか知っている人が読んでいるので、
 小説でサクッと書いても読者自身が適当に想像して読んでくれる
 という部分に依存した書き方だな、と個人的には感じましたよ。

 や、それは悪いことではないのですが、それを真似してオリジナルを書くと、
 全然違う印象を与える作品が出来上がる可能性もあるので気をつけた方がいいかもしれないですよ、
 ということです。

 まあ、アニメを見ていない人もそれなりに楽しめるように仕上げているのは、
 さすがプロだな、と思いましたが。

 以上、横槍失礼しました。

 それだけではなんなので質問の回答も。

・巨大ロボットバトルものを書こうと思った理由
・一番描きたい、その作品の魅力
・その魅力は、どう描けば小説で表現できて、読者に伝わる?


 小説を書くときの基本であるこれらの問いに自分の言葉で答えられるほど考えず、ただ
 「巨大ロボットってかっこいいよな!」で書き始める人があまりに
 多いからではないかと、個人的には思います。

 自分が書こうとしている作品の魅力を知り、魅力を表現するための
 舞台設定や登場人物や文章技法をきちんと自分で考え抜いて書けば、
 巨大ロボだろうと何だろうと、書き手の技術力相応の面白さは、
 きちんとついて来ると思いますよー。

 参考になれば幸いです。


咲(さく) さんからの意見

 別に、つまらなくはないのです。

 ただ、そーいうものが好きな読者の絶対数が少なめであるがゆえに
 ウケはあまりよくない、と考えておいたほうがいいです。

 んで、巨大ロボットモノの小説は既に商業作品でいくつか
 出ていますので、ググってみてはどうでしょう。

 プロの作品を実際に読んでみれば、面白い作品の書き方のヒントになると思います。


 なんたって、プロの作品ですから。
 商業的に許される水準ってのがなんとなく分かると思います。

 では。
 駄文・乱文、失礼します。


ケンボウさんからの意見

 自分の書いた意見は圧倒的にリアルロボットよりだったことを反省しつつ、そのあたりの補足をば

 俗にリアルロボットと言う、つまりガンダムの流れを組む作品には、
 設定のち密さを求められることはすでに書きました。
 ここをもう少し掘り下げると、人型ロボットであるためにはいろいろとクリアすべき問題が出てくる。
 たとえば、動力、何故人型である必要があるのか(これは他の方も言っていました)、
 操縦方法は? 武器の科学的解釈は? といった部分。
 
 ガンダムでは、核をエネルギーとしていますし、
 人型である理由は宇宙で慣性の法則を利用した操縦が有効であるのだ、という説を展開しています。
 何度か名前の出ているフルメタルパニックも、動力部分において本来は成功しなかった現実の実験
 (何だったかは忘れました。興味があればググッてください)に成功してASの動力を確保しています。
 操縦に関してもバイラテラル角というシステムの導入でクリアしている。
 ギャグが面白いために忘れられがちですが、あの小説は、非常にSF描写にすぐれているのです。
 ひとえに作者の知識量が為せるわざでしょう。

 つまり、これくらい詰めなければもともとマニアっくな読者の多い巨大ロボット(リアルロボット)を
 納得させることはできないのですな。


 でも、それを強引に? クリアしてしまう方法が、つまりスーパーロボットなわけです。
 これはいわゆるマジンガーZ系といわれてます。
 科学では証明できない力(一部はそうではないが)を随所に組み込み、
 上記の問題を一気にクリアするわけです。
 今は極端に少なくなってしまいましたが、昔は氾濫していました。

 ファフナーなんかも、実際にはこっちに分類されます。一番顕著なのはエヴァですね。
 あれはもう、説明は不要でしょう。
 それでも、実際には現代に近づくにつれ(読者の目が肥えてくるにつれ)、
 説得力を持たせるために細かい設定が山のようにひっついています。
 ここはもう、自分で御調べいただいた方が良いでしょう。
 それでもって、それらも含めてストーリーを巧みに組み立て、強烈なオリジナリティを出した、
 それが高く評価されているわけですね。
 ええっと、つまり何が言いたいかといいますと、

 現在のロボットものには説得力が必要というわけ。
 
 それでもって、それを小説オリジナルでうまく説明するのは、
 非常に高い技量と知識が必要ということです。
 アニメだからこそ成功した例もたくさんありますので、そこらへんは取捨選択するのが正しいと思います。

 あー、なんか偉そうに語ってすいません。
 いろいろ書きましたが、実際にはSFロボット書きを応援しています。
 ですので、より良いものを書いてほしいためにいろいろ書きました。ご容赦を。


冬雪さんからの意見

 こんにちわ、ロボットものの小説を書いている冬雪です。

> また、なぜつまらないか?誰か教えて!

 それは私も感じたことがあります。
 『超重神グラヴィオン』や『勇者王ガオガイガー』を小説化した作品は個人的に、つまらないと感じました。
 もともと、この2作品は「ロボットアニメ」なのですが、
 アニメの方を見たことがあるなら、迫力がまったく足りていないのです。

 個人的には合体のシーンが好きなのですが、
 両作品とも○○が右腕に…などありきたりなことしか書かれていないからです。
 一番最悪だったのは、最後の方でガオガイガーが合体するシーンがあった三行後に、
 技名が書いてあり、かなり萎えました。

 饂飩粉様が、
>個人的にオススメなのは「ガン×ソード」と「蒼穹のファフナー」です(どちらもアニメ)。

 と書かれていましたが、あれは人間関係が、つまり登場人物の話がおもしろいだけであり、
 ロボットとは無関係である、と私は思いました。

 つまり、ロボットアニメを小説化することは難しいのです。
 どうしても、アニメの動きの方がすごくよく、文章では物足りなさがかなりあります。
 百閧ヘ一見にしかず、とはよく言ったもの。

 ロボットものの戦闘を書くのだとしたら、
 普通に人同士が戦っている描写を参考にするといいかもしれません。
 人型ならば、動きも人間とさほど変わらないはずです、というか自分はこの方法で書いてきました。
 ガンダムのMAのようなものを書くならば、
 戦闘機とか、潜水艦とか、現実にある兵器を参考にすればいいと思います。

 以上、長々と書いてきましたが、私なりに考えたことです。


饂飩粉さんからの意見

 冬雪さんの意見に反論というか、どっちかというと意見があるというかなんですが。
 どちらにせよ質問者様であるヘンリーさんを差し置いていることには違いありませんので、
 ここでお詫び申し上げます。申し訳ございません。

>あれは人間関係が、つまり登場人物の話がおもしろいだけであり、ロボットとは無関係である

 自分はロボット小説の面白さが必ずしもロボットに関連があるとは考えておりません。
 ガオガイガーにしろグラヴィオンにしろメカ同士の合体だけが、
 冬雪さんの心を掴んだわけではないと思います。

 物語の展開や、伏線に隠された真実、それこそ人間関係や登場人物が話を盛り上げる――
 つまり面白くさせているのではないかと。


 ただカッコいいロボットがこれといった理由もなく合体したり、
 ドンパチを繰り広げている方が地味で単調で面白味に欠けると思います。
 特にガオガイガーは自分も好きなのですが、
 クライマックスまでのアツい展開がとにかくたまらないのです。個人的にですが。

 巨大ロボットバトル小説も、本質はアクション系のSFやファンタジーと同じなわけで、
 細かな設定云々以前に物語の大筋を完成させるのが良いのでは? と思います。

 
 それはスーパー系でもリアル系でも、小説という表現の形を取るのであれば、まずはそこから――
 なんて段々押し付けがましくなってきてしまって申し訳ないです;

 ロボットモノと言えばアニメーション。
 そういう考えも小説を書く上では案外不要なものなのかもしれません。
 ……もしかすると原作がアニメーションである作品のロボット小説(主にスーパー系?)は、
 そういう固定観念があるからつまらなく感じてしまうのでしょうか?


がりがりさんからの意見

 僕がヘンリーさんだったら、とりあえずラブコメも要素に含めますね。
 あと、つまらなくならないように週刊ジャンプ的な雰囲気にさせます。


 ガンダムなんか全体を通してシリアスでしょ? 
 だったらロボット物の能力バトル作品にするっていうのもアリなんじゃないすか?


みやびさんからの意見

 2009年の電撃大賞にズバリロボットモノを送りました、みやびです。
 多分少数派だろうから狙い目だと思うんですよね。
 で、実際に書いてみて厄介だった点。

1、限られたページ数で世界設定とロボット設定の両方を書ききるのはとても難しい。
 ギリギリ限界と思うラインを超えるほど削らざるを得ませんでした。

2、面白いアニメをそのまま書いても全く面白い文にならない。
 『小説として』面白い話、シーン、キャラ、手法を作らなくてはいけませんでした。

3、機械同士が無機質に破壊しあっても味気ないだけ。
 アクションの迫力ではどうしてもアニメには勝てなかった。
 だから乗っている人間の生き様、ヒューマンドラマで勝負しました。

 
 TVはアクションに優れ、小説は心理描写に優れているのかなと、私は思いました。
 漫画はその間でしょうかね。


 ぶっちゃけ学園ラブコメのようにサンプルが多いわけではないので、
 猿真似する事も満足に出来ないのが辛いところでしたね。
 そんな中でもフルメタはやはり最高の教科書でしたが、
 あれの第一巻は300ページ以上もあるんですよね。
 私個人としては、やはりかなりの量を邪魔くさい説明(しかし全く無しという訳にもいかない……)
 にとられてしまう事が一番の問題でした。


BBQさんからの意見

 こんばんわ、BBQと申します。
 ロボット大好きです。書きたいんですが、中々上手くいかないですよねぇ。

 ロボット物はロボット自体にクローズアップされる事が多いですが、
 やはり乗り手の事情なんかが大事だったりします。
 良くあるのが…

●ちょっとしたキッカケで戦いに巻き込まれちゃった(ドラグナー、アムロ他)
●選ばれた主人公しか乗れない、操れない(ライディーン、ゾイドジェネシス他)
●軍属だったりする(ガンダム系統他)

 また、ガンダムは軍の話(そうじゃない物もありますが)ですが、
 例えばガン×ソードは何処にも属さず挙句の果てには、
 私欲の為に(結果的には世界を救う?為に)ロボを動かす無茶苦茶なストーリーです。
 
 一口にロボと言っても、やはりロボを動かすのに魅力的な舞台が必要です。
 
 そして、舞台が決まればどんなロボが最適かは自ずと見えてくると思います。
 もちろん、作品の中で動かしたいロボを主軸に考える事も可能ですが、
 ロボはロボへの愛、魂があればアイディアは浮かびます。
 なので、ロボ自体では無く舞台を先に作った方がお勧めです。

 例えば、魔法世界が舞台なら魔法で動くロボを。
 学園物なら学校が変形するロボを作っちゃえばいいのです。

 また、現実世界だけで動かす必要はありません。
 プラモ狂四朗も立派なロボ物と言えると思いますが、
 プラモに乗って対戦するという完全な娯楽でロボを操ります。
 もちろん、元がプラモなので世界崩壊の危機はやってきません。
 
 他にも現実世界に影響が無い訳ではないですが、電脳世界での戦いを描いたウェブダイバー。
 別世界に無理やり連れ込まれたラムネ&40。
 フルメタルパニックやガンダムのように自分の世界だけである必要は無いんです。

 他にもドンパチ戦うだけがロボではありません。
 バスカッシュはロボでバスケをすると言う作品です。
 人間の何倍もあるロボのバスケなので、フィールドも街1つ使ったり、
 ボールも巨大だったりとスケールが色々デカイです。
 完全に災害から守るレスキュー行為に特化した、マシンロボレスキューなんてアニメもあります。

 さて、色々語ってきましたが結局何が言いたいかと言いますと、ロボ物にルールは無い…
 要するに普通の小説と変わらないという事です。

 
 発想の転換で幾らでもロボを出す舞台は作れます。
 もちろん、トランスフォーマービーストウォーズのように
 人の出てこない完全なロボだけの作品もアリでしょう。
 ですから、ロボ物だけの書き方ってのはなかなか無いと思います。
 
 もし、描写に困っているのであればあんまり細かく書き過ぎない事です。
 フルメタルパニックを見ればわかりますが、大雑把にしか書かれていません。
 人間を描写するのと同じなんです。

 ボルトの位置からナットの位置まで何から何まで書く必要はないんです。

 普通の(普通の定義って何?と聞かれると答えられませんが)作品を書くのと同じように、
 気楽に書けばいいんです。ルール無用です。
 ボン太くんのような人サイズから、ダイターンのような戦艦より巨大なロボ。
 小学生からオッサンまで、乗り手の年齢も性別も自由。
 シリアスな物からコメディな作品まで何だっていいんです。
 苦手な描写、例えば対戦シーンが苦手ならそれを避けた作品にしてしまえばいいですしね。

 兎に角、書いてみたら如何でしょうか?
 あと細かい部分は第四研究所を見ればいいかと。

※ 注意
 資料集めと称して資料を集めてたら、ロボの世界に入り込んでいつの間にかに日が暮れた。
 なんて事に気を付けてください。
 私は良くやってしまいますw

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