第4研究室 創作に関するQ&A 492P | トップへ戻る |
パリジェンヌさんからの質問
 小説作りで最も苦労した事、うれしかった事。
 
 パリジェンヌと申します。
 小説を書き始めて1ヶ月、プロ作家を目指す身です。
 本題に入ります。

 ストーリー構成やキャラクター、取材や資料を読み漁ること等、
 小説歴に関係なく、皆様におかれましても苦労した経験があると思います。

 その中で、最もこれを体得するのが難しかった!苦労した!
 そして、その果てに、これができて俺は、私は心底よかった!
 やってよかったぜ!わかってよかったわ!最高だ!

 と、思える経験を教えて頂けませんか?

 自分がこれから体験する可能性のある話だと思うので、真剣にお話を聞いて糧にしたいと思っています。
 また、このトピックで他の方も、書き込まれた方の小説体験を疑似体験することで、
 何かの励みになればと想い、質問させて頂きます。

 よろしければ、経験の浅い若輩に先人の知恵をご教授下さい!


●答え●

カワードさんからの意見

 カワードです。
 私の体験を語れば、GAに応募した作品なんですけどね、
 その時に単なる悪役を作らない事を目指して書いたんです。
 その作品自体は二次落ちだったのですが、
 
 貰った評価シートに『安易な悪役を設定しなかったのは大きなポイントです』と書かれていました。
 うれしかったですね。私の苦労が報われた気がします。かなり励みになりました。

 それに気を良くして、また応募しようと企んでます。次こそは受賞してみせますとも。

 私はこんな感じです。参考になりましたでしょうか?
 では、お互いにがんばりましょうね。


Mr.エイプリルさんからの意見

 エイプリルです。以後よろしくお願いします。
 
 私の作品は、ほぼ例外なく登場人物が多いのですが、そうすると、
 その場かぎりのキャラだとか、あまり必要のないキャラが発生してしまうんですね。
 そういうのって、やはり、あまり良いことではありません。
 では、どうすれば良いか?
 いろいろと考えました。

 そして、行き着いた結論が、すべてのキャラに役割を持たせること、でした。
 つまり、意味のない使い捨てキャラを作らないということです。

 
 どんな脇役・端役にも、何らかの役割を持たせてやることで、
 読者は「ああ、こいつはキャラに対して愛情を持ってるんだな」と思ってくれます。

 こんな回答でよろしかったでしょうか?
 では、失礼します。


MIDOさんからの意見
 こんにちは、MIDOです。執筆歴七年です。参考までに。

 文章ですね。
 実のところ過去の話ではなく、今現在もっとも苦心している部分でもあります。


 こちらの鍛錬室に初めて投稿させていただいた長編作品がありまして。
 それまで自分の作品を公開したことはなかったんですが、
 公募で三次予選という成績を収めたので、
 「あ、コレなら人様に見せても恥ずかしくない」と思い思い切って投稿してみたんです。
 で、ほとんどの方が「文章が読みやすい」と評価してくださいました。

 350枚に及ぶ長編で、推敲も声に出して読むことを含めて十回くらいやりましたから、
 読みやすさで定評を得られたことはやはり嬉しかったですね。
 公募の評価とともに大きな自信になりました。


 が、それがプレッシャーとなって、以後あまりいい作品が書けなくなりました。

 ……………………はぁ(ため息)
 それから一年くらいは公募に出してもみんな二次落ち。
 相変わらず文章の読みやすさは評価していただけたのですが、別の問題が持ち上がってきました。
 ずばり、設定・情報を提示するタイミングとその量が合わないということです。
 もともと考えた設定はすべて書かないと気が済まない&読者は言わなきゃわからないだろう、
 というとんでもない思い込みを持っていたので、必要だと思えることはすべて書くようにしたのです。
 が、それが逆に「しつこい」「親切すぎ」「わざわざ言わなくても読者は想像できる」
 などの評価をいただくことになってしまいました。
 
 そのためどれくらいの情報を提示すればいいのか、どのタイミングでそれを出すべきなのかが、
 まったくわからなくなってしまったんです。


 思えばそれがスランプのきっかけだった気がする……。

 未だにわからないです、正直なところ。
 だから文章を書いている際も常に「読者の想像力の限界はどこだ……?」と呟きながら書いています。
 でもまぁ、そんなことを考えていたら筆が進むはずもなく、おかげですごく遅筆になってしまいました。


 なんだか後半、全然励みにならないコメントになってしまいましたが、
 こういうこともある、ということで覚えておいていただければいいなぁと……
 
 問題はひとつ解決してもまた新たに出てくるんだよ〜、という……

 嫌がらせみたいなコメントだなこれ…………(没)

 ま、まぁとにかく頑張ってください。応援しております。では。


賢英さんからの意見

 初めまして、こうこう賢英です。初めてこの掲示板に書き込みをさせていただきます。
 
 自分の経験として、やはり『人間以外の動作』です。
 基本、どの小説も人間が主人公として活躍しています。
 ですが、中には動物だったり、幽霊だったり、人間の姿をした宇宙人や、
 ガン○ムのような巨大ロボットなどと人間以外のものも登場したりします。
 動物の場合、その習性を理解しなければならないし、幽霊はすでに死んでいるから、
 普通は人の目には見えません。

 宇宙人は地球人と異なる文化や言語など・・・特に中でも苦労しているのが、ロボットの動きです。
 人の形をしていても、やはり人ではなく、自転車のように動かすのは難しく、簡単ではありません。
 また、ロボット=人型でもなく、ゾ○ドのような獣型のロボットもあります。
 操作方法も作者のひらめき次第。
 動けと言ったら動くのもあれば、レバーひねれば動くものも、
 また、人間に体力があるように、有限無限と動力にしているものもあります。
 
 特にその動作。確かに機械であるが以上、人間と違って、片腕吹き飛んでも動きますし、
 空飛んだり、海にもぐったりと、ですが、逆に人間のように動くとかっこいいように聞こえますが、
 人間味がありすぎると、操縦しているのか、操縦されているのか、曖昧になります。
 下手すれば、ただ乗っているだけ・・・「ロボットがただいる」になってしまいます。
 パイロットの心理模写は? そのロボットの開発経緯は? その動作をどのように表現するのか。
 知識がある人が読めんば、面白い一方、ない人が読めば、ただの難しい文章です。
 ですから、そのバランスが難しく、苦心しています。

 長くなりましたが、個人的に自分は
 「フルメタル・パニック」のAS,アームスレイヴの表現動作を参考にしています。
 これはあくまでも個人的な、参考にしている作品なので、個人こっこ、差異があります。以上です。
 参考になればよろしいかと。


魏延さんからの意見

 書ききること。
 これに尽きます;

 普段はえらそーなことばっか言ってるくせに、と思われるのも覚悟の上ですが、
 100枚を超えると完結させられたことがないんですよね……。
 最高到達点は350枚なんですが、けっきょく、
 練りに練ったつもりだったストーリーが破綻してることに気づいた、
 という、腹立たしいぐらいおちゃめな顛末でおじゃんになりました。

 ストーリーや世界観はできてても、
 書く意欲を失くしたり、イメージを文章化するのがめんどくさくなったり、
 書いてる途中、まったく別のジャンルや作風に猛烈にインスパイアされたり、
 「あれ? この話めっちゃつまんないな」と気づいて筆を投げちゃったり、
 不意にすべてがどうでもよくなったり、
 挫折した理由は枚挙に暇がありません。

 長編を書ききることができるかどうか、僕にはそれが大きな壁として存在してます。
 受験生なので今から長編を書くわけにもいかなくて、苦しいところです;


逢雄さんからの意見

 逢雄と申します。
 小説は2008年の11月25日に本格的に書き始めました。

 僕が苦労したのはヒロインでした。
 後半になって、一言も喋らないばかりか人間で無くなり、
 表情や目など感情を表すものが一つもない状態だったので……
 ストレスで太りながらも必死で考えて勉強して、ようやく人間っぽいキャラになりました。
 最後、ハッピーエンドに近いものにも出来ました。

 糧にしたいというのならそのとき僕がやった事を言いますと、
 今まで見た中で自分が気に入ったヒロインの事を考えました。
 特に、心に響いた言葉や行動を。別に生きてる人間でもいいんですが。

 そしてたまたま同時期に世界最強の悪役も描いてたんですが、自分の中で二人を見比べました。
 その悪役は迷いなど一切無い、自信の象徴のような高笑いが多いけど、
 そのヒロインは主人公と別れる時に泣きそうな顔でやさしく笑ってる(はず)など。

 別の話のキャラ同士でも比べれば結構描けますよ。
 人数が少なければお勧めです

 それでは、参考になりましたら。

 家出して二週間無一文で生き延びたのが一番の苦労で、
 また経験と言う武器になってますけどね…………真似しちゃダメ。


みやびさんからの意見
 どうもはじめまして。
 私は二点、常に引きずっている問題があります。

 その1、何が書いてあるのか分からない。

 ……問題外ですねw 初めて作ったノベルゲームの二次作品を友人に無理矢理読ませた時、
 その友人は気を遣ったのか一切コメントしてくれませんでした。超イタイ思い出ですw
 そのイタさを糧にして、私はとにかく読みやすい、脳みそが疲れないような文章を心がけています。

 その2、よけいな部分にこだわり過ぎて、肝心な部分を書くページ数が足りなくなる。


 もうね、私はバカかと。アホかと。
 大抵新人賞って制限が120ページ程度じゃないですか。
 私がやりたい事を全部書くと、必ず250ページ位になっちゃうんですよw
 これは「最も書きたいシーンから順番に書く」という荒業を使うようになってからかなり改善されました。
 私の書き方はプラモデルに似ています。
 頭、手足、胴体、その他(翼など)を別々に作って、最後にドッキングさせるんです。
 尊敬する田中芳樹先生がこのやり方で書いているそうで、
 手書きでどうやってこんな書き方が出来るのか、未だに不思議に思っています。

 こんな感じなのですが、あまり参考にはならないかも知れませんね。


のんのんさんからの意見
 初めまして。こんばんは。

 そうですね、私にとっては…書き続けること。
 それが今でも、いちばんの苦労です。

 
 書き始めてから17年ほどになりますが、
 その間ずっと絶え間なく執筆できたかと言われれば、そうではなく。
 卒業、転職、結婚、出産など、女性ならではの環境の変化が激しいんですね。
 その中で、忙しさを言い訳にせず、モチベーションを保ち、
 執筆時間を確保し続けていくのには、結構な精神力がいるのだなあと感じます。

 波はあれど、好きだからこそ、それでも最後には戻ってくるのですけどね。


黒尻尾の駄猫さんからの意見
 通りすがりの野良猫です。
 オイラのつまらない苦労話の一部を残します。

 オイラが一番苦労したのはスラップスティックというより、どつき漫才、いや、ギャグマンガですかね。

 要はあのノリで会話しボケに激しくポンポンと突っ込みを入れつづける事

 描写は簡潔に、しかしテンポを損なう事無く読者がクスリときそうな間を探す。
 いや、それなりに苦労の甲斐あってウケはよかったんですけど、
 1つギャグを入れるたびに半ページから数枚分がそれに割かれるので話が全然進まないorz

 そして何より、書いてるほうもテンション維持しないととてもやってられないのですよ。
 普通に書くよりずっと疲れました。

 今は手抜き――メリハリを着けられるようになったので以前ほど苦労はしませんが、
 あのノリでもう一度書けといわれると勘弁してくれといいたいですね。

 そんな感じで。


まいちんさんからの意見
 こんばんは、パリジェンヌさん。まいちんです。

 調べても調べても調べても資料が出てこないときがしんどいです。


 とくに、実際にその場にいた人にとっては当たり前のことほど、
 なかなか情報として出てこないので、しんどいです。
 それを知っているかどうかが作品の迫力を決めると思っているので、
 GoogleにYouTubeに図書館に現地取材にとなんとか食いついていきますが、
 たった一つの情報のために何時間も何日も這いずり回るのは、しんどいです。

 その甲斐あって、臨場感溢れる作品が出来て、
 自分で読んで思わずぐっときてしまったときは、嬉しいです。
 早起きして市場でいい食材を仕入れて美味い料理が出来たときの料理人と同じような気持ちです。
 きっと。

 私は、目を見張るようなどんでん返しのプロットも作れないし、
 流行に乗っかったウケるキャラクターも作れないけれど
 
 その代わりせめて、作品全体に漂う『空気』とか『雰囲気』といったものだけは、
 誰にも負けないようにと思って書いています。


 それが私の一番の強みだと思っていますし、
 むしろそこを妥協したら私の強みは何も残らないのではないかとか(笑)
 や、プロットもキャラも頑張らんとあかんのですけどね。

 「取材をしたおかげで、取材しなければ決して出せなかった臨場感のある小説になったよ!」
 という経験をしてみるとよいです。努力が報われる瞬間です。

 以上、参考になれば幸いですー。

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