第4研究室 創作に関するQ&A 498P | トップへ戻る |
特盛ご飯さんからの質問 2009年
 小説家になるために文系に行くべきか?
 
 どうもこんにちは。
 ここに投稿するのは初めてですが、よろしくお願いします。

 今ものすごく悩んでいるのですが、小説家を目指すなら、文系に行った方が良いのでしょうか?

 理系より文系の方が国語に関しての知識は詳しく習いますよね。
 ですが、その知識は執筆するにあたって有利になるものなのでしょうか。
 文系の大学だと、やはりいい作品が書きやすくなるのでしょうか。

 出来ればでいいので、助言をよろしくお願いします。


●答え●

魏延さんからの意見

 小説家になるために、文理や学部や大学を決める必要はほとんどないです。

 文系と言っても、社会系科目が入試に課されたり、国語の二次試験が難しくなるだけです。
 小説の執筆に“直接”役立ちはしないことは理系も文系も同じなので、
 ご自身の進路や興味や得意科目などで決定してください。
 知識が増える、ネタになる等、“間接的”にはどちらも役立つと思いますし。


じさんからの意見

 文系科目が全くダメな痔です。数学しかできません。数学だけなら偏差値高いです。

 特にどちらが有利とか不利とかはないと思います。が、あえていうなら後述。

 理系か文系かで悩んでいるということは、高校一年ですか?
 高校時は受験の為の国語しか教えないです。大学は知らん。なぜなら大学生になったことがないから。

 個人的な意見としては、小説を書くなら理系脳が有利な気がします。
 彼らは物事を筋道立てて考える事が得意ですから。
 何より、理系科目の知識を応用できる。
 歴史小説は書けませんが。
 俺? 考える事は好きですよ? ただ、得意かどうかはわからん。

 とはいえ、やはり小説の基本は言葉ですよ。
 迷ったら、自分が将来何をやりたいか改めて考えれば、きっと迷いはなくなるハズ。

 ガンガレ。


サワラさんからの意見
 こんばんは、サワラと申します。

 文系といっても、いわゆる高校で習う「国語(現代文、古文、漢文)」
 の延長にある講義があるのは文学部くらいなものですよ。
 経済学部や商学部、法学部などの講義内容に「国語」に該当するものは殆どありません。

(大学にもよるでしょうが、まぁまずありません)

 小説家を目指すから大学や専門学校をどこそこにするっていうのは、あまり意味がないのでは?
 SF中心の小説で食べていきたいから物理化学を極めるために理系(工業系?)の学部を目指す、
 というならまだ分かりますが。
 金融ものを中心に書くから経済学部、法廷ものを中心に書くから法学部とか。

 小説家を目指すのに有利な学部、というのはおそらく存在しません。

 それより、自分が勉強したい分野の学部に行き、そして大学でたくさんの友人を作りましょう。
 小説家を目指すならてっとり早く文芸サークルに入るのもいいでしょうね。
 さまざまな学部の人間と交友関係を持てば、SFの話を書きたいときは工業学部の友人に、
 病院の話を書きたいときは医学部の友人に、法律が絡む話を書きたいときは法学部の友人に……
 と、相談することができます。自分の知識の幅も広がります。
 小説家になる! と明確に将来を見据えているのであれば、小説を書くのに有利な学部はどこかな〜、
 と考えるよりも、この分野の知識をとことん身につけたい! 勉強したい! 
 と思う学部に行くのがいいと思います。
 もちろん文学部に行って哲学・史学・文学を極めるのもいいでしょう。

 特盛ご飯さまは高校生なのでしょうか。
 もし自分にとってどこの学部がいいのかわからないのであれば、
 「皆さんの通う(通った)学部学科はどんな感じ?」と情報を求めてみてはいかがでしょう。
 大学のサイトやパンフレットよりも、よっぽど実のある情報が手に入ると思いますよ。

 今はいろいろ大変でしょうが、小説家目指して頑張ってくださいね。では。


サッパーさんからの意見
 全く関係ありませんので、自由に選べば良いでしょう。

 そもそも、「文系」「理系」という分け方自体が便宜的なもので、
 本質的に何か決定的に分け隔てられる類のものではありません。

 文系でも、理系の知識が無ければ理解しづらい事は多くありますし、逆も然りです。

 文系に進むにしても理系に進むにしても、様々な知識はあって損はありません。

 例えば、大学で文系の「文学部外国語学科」を取ったとしても、専攻の学問だけでなく、
 同じ文系の「経済学部」や「法学部」の勉強について調べても良い訳ですし、
 理系の「数学」や「物理学」、「生物学」等について独自に勉強しても良い訳です。


 「政治家になる!」とか「弁護士になる!」といった目標があるならば文系。
 「医師になる!」とか「機械技師になる!」といった目標があるならば理系。

 ……となるのが普通でしょうが、世の中には文系の学部を卒業してから、
 改めて理系の学部に入学(逆でも可)して、文系の学士と理系の学士の両方を持ちながら、
 サラリーマンをやっている人もいます。


 また、基本的に大学で習う「文章術」は、
 「小説の書き方」ではなく「論文の書き方」である事に注意してください。
 論文の書き方でも、小説を書く時に役に立つ場面もあるでしょうが、やはり両者は別物でありますから、
 立派な論文を書けるからといって面白い小説を書けるとは限りません。

 文系だろうが理系だろうが、「専門バカ」にならないように、
 様々な事に対する「アンテナ」を張り巡らさなければ、面白い小説は書けないでしょう。


王子さんからの意見
 私も悩みましたね。なんて言うのでしょうか、無知?
 文学部に行かないと作家になれないと勘違いしてましたね。

 結局のところ関係ないんですよね。
 私は法学部ですが、数学の授業があったのでとりました。(数学はかなりできます)

 話すと長いんですが、高校はどちらかというと理系の普通高校だったんですね。
 それで3年にあがる際、担任から「文系と理系のどちらにいくんだ?」と聞かれたんです。

 私の高校では2年からコースが分かれていたのですが、2年では理系コースにいました。
 しかし、「作家になりたい」と思っていたので、思い切って担任に
 「作家になりたいので文系にいきます」と言うと、「そうか、がんばれ」とのお言葉をもらい、
 私は文系に進み、そのまま、法学部にきました。

 が、

 正直関係ないですね。受けようと思えば他学部(工学部とか文学部とか)の授業も受けられますし、
 そもそも法学部内でも物理の授業があったりします。

 ようするに、自分が一番知りたいことをやっている大学にいくのが得策かと。
 法学部に行ったところでほとんどの人は一般企業に行きますし、
 弁護士になる人なんて2人もいればいいほうです。

> 理系より文系の方が国語に関しての知識は詳しく習いますよね。
> ですが、その知識は執筆するにあたって有利になるものなのでしょうか。

 それは思い込みです。文学部に行けばその関係の授業が増えますが、
 あなたが受けなければ関係ありませんし、ほかの学部でも受けられます。
 最終的には教授が教えたいことを教えるだけなので、
 それほど気にするのであれば大学や学部よりも、教授で学校を選んだほうがいいです。

> 文系の大学だと、やはりいい作品が書きやすくなるのでしょうか

 法学部にも日本文学を研究している教授がいます。人によっては作品を見てくれたりもします。

 結論。

 考えすぎ。
 参考までに、川端康成は医学部、夏目漱石は英文科、乙一は工学部です。


 では。


雷徒さんからの意見
 おはようございます、雷徒です。
 回答行動を開始します。

 作家になりたいからってだけで学部学科を選ぶのは止めておいたほうがいいでしょう。
 本当に文学を深く学びたいから文系に行くというのなら正しい進路選択ですけど。
 自分が何を学びたいのか、よく考えてそれに素直に従って進路は選びましょう。
 理系に行ったからといって、小説が書けなくなるわけではないので。
 ちなみに私は理系の機械工系を選んだので、そうでないと困りますね。(笑)


AQUAさんからの意見
 おはようございます。
 高ニから文系に進んだ人間の意見です。

 文系でも理系でもどっちでも良いと思います。
 
 しいて考えるとしたら、時間とストレスかなと。
 実験やらレポートやらで忙しすぎる学部を選ぶと、
 さすがに読書や執筆時間が削られるのは間違いありません。


 また、興味の薄い学部だと勉強そのものがストレスになり、人生のモチベーションが下がるかも。
 その結果、たぎる情熱が執筆に向かう……そんなこともありますので、どちらが良いとは言えませんね。
(寝不足・風邪引きなど、追い詰められたときほど、小説が書きたくなるのはなぜだろう……)

> 理系より文系の方が国語に関しての知識は詳しく習いますよね。

 私は文系ですが、国文ではないのでそれほどでも……。
 ただ、小論文は死ぬほど書きましたので、文字数制限の訓練にはなったかもしれません。
(←しかし活かされておらず!)

 特盛ご飯さんが、一番興味が持てることを素直に追求されたら良いと思いますよ。
 普段の生活が充実していれば、作品は後からついてくるはずですから。



ケンボウさんからの意見
 ケンボウと申します。よろしくお願いします。

 結論は、他の皆様と同じで、どちらでも大差はないと思います。
 ただ、文系の場合は、大学によっては映像、映画の研究や
 戯曲や劇の研究をする学科等がありますので、それらの知識を学びたい場合は、
 まず大学を探して、進路を決めるのも良いかと思います。

 参考までに、自分の体験談を述べておきます。
 具体的な内容を知ることで、進路決定の助けになるかもしれませんので……
 自分は文学部図書館情報学科を卒業しています。
 文学部は、語学の重要度が高いので、色々な文章に触れる機会は多かったです。
 その分、進級条件はかなりシビアでした。

 それと、文学部の場合は、そもそも入試問題に小論文があることがあります。
 自分の入学した大学も、小論文が試験問題としてありました。
 そのため、高校二年後半くらいからは、小論文の勉強もしていました。
 ただし、小論文の文章と小説の文章は全く違うので、注意が必要です。

 図書館情報学科という学問は、文字通り、図書館にどのように本が並んでいるかという内容から始まり、
 情報メディア、情報検索にまで幅を広げたものです。
 面白いところでは、マンガの表現方法、歴史なんかも勉強しました。
 他には、インターネットの歴史や、新聞やテレビ等の各メディアの特徴等を学びます。
 興味を持たれたなら、一度調べてみると良いかもしれません。

 ただし、自分は卒業後に文学部とは全く縁もゆかりもない銀行に就職しました……。
 つまり、就職を考えて学部選びをする必要は皆無だと思います。
 ですので、皆さんの言うように、学びたいことを学ぶのが一番ではないでしょうか?

 それでは、拙い助言ですが、以上で失礼させていただきます。勉強がんばってください。


MIDOさんからの意見
 こんにちは、MIDOです。
 万葉集と源氏物語研究では国内でもトップレベルという大学の文学部におります。
 とはいえわたしの興味分野は近現代文学。
 源氏物語は必死に避けて通ってきたという変わり者なのですが。

 文系理系はあまり関係ない、という意見はすでに出尽くされているので、
 じゃあ逆に大学の文系(いわゆる国文科)ではどういったことを勉強するのか、
 ということを書いておきます。あくまでわたしが通う大学の例なのですが。

 まず一年生時は専攻別になっていないので、
 文学・語学・伝承文学(民俗学)・漢文をまんべんなく習います。基礎的なところを。
 で、二年生になったらそのいずれかに別れて、専門的な研究をしていきます。
 ちなみにわたしは日本文学専攻。
 選んだ理由は作家の勉強をしたいというよりかは、純粋に文学が好きだからということですね。
 
 ですがここで履修した近現代文学のテクスト論研究が思いのほかのちのちの創作の役に立ちました。

 テクスト論というのは、作品の本文を中心に行う研究のことで、
 人称やら小道具の意味やら主人公の心理やら作品全体の構成やらを研究していくことです。
 わたしは特に田山花袋という作家の作品を取り上げていたのですが、
 フィクションとノンフィクションが融合した作品であったためにあれやこれやと色々悩まされました。
 でもその研究が自分が小説を書くにあたって大きな力になったのは確かです。
 それまで頭の中に浮かんだものをとにかく書いていくというだけだったのですが、
 本格的に勉強したことで構成や人間心理など、色々なことが計算できるようになったんですよ。
 講義している教授は嫌味な人で大嫌いでしたが、授業自体はものすごく役に立ちました。
 でも、はっきり「作家修業のためになった」と思える授業はそれひとつだけでした。

 というのも、大学の規定で、同じ教授の授業ばっかり履修することができないんですよね。
 だから翌年は万葉集、今年は金玉歌合と、
 文学にくくられる色々な時代の作品を研究するようになっています。
 そりゃあ歌もおもしろいんですけど、いかんせんどうやって小説を書くことに活かせばいいやら。
 未だわからないですよ。


 ということで。はっきり言ってしまいますと、
 作家になるための勉強がしたくても、役に立つ授業はそんなにないかも知れないということです。


 少なくても、小説の書き方、などという講義はわたしの大学にはありません。
 一応、創作文芸論という授業があり履修したのですが、
 その授業は詩を書く授業で、小説を書く授業は存在しませんでした(涙) 
 サークルなども見ましたが精力的に活動している文芸部はないようで、
 そこは大学選びを失敗したかもしれないな〜と思いましたね。
 でも授業自体はおもしろいです。
 わたし自身文学が好きだし、なんていうか、
 日本人の心を学べるので、うちの大学の授業は(なんだそりゃ)

 ということで、経験談として、文系で有名な大学の国文科に入っても、
 そうそう作家修業に結びつくような授業は存在しないということです。
 
 文学部はあくまで「文学を勉強・研究したい」という人が入るところで、
 作家修行なら専門の学校へ行ったほうがいいのではないか、というのが個人的な意見です。


 コメントは以上です。それでは。


飛車丸さんからの意見
 んー。
 どんな知識だって役に立ちますから、書きたいジャンルに合わせるなり、
 苦手な知識を補うなりした方が有意義かなと。

 というか、進路相談は先生にした方がいいですよ。
 しっかりと相手は選んで相談すれば、より親身でより現実的な回答を貰えるはずです。


招き狐さんからの意見
 どうも。僕の大好きな作家乙一氏は大学の理学部にいたそうですが、1
 8歳の頃にはデビューしていたとか。
 研究中にも筆を走らせていたとか、どっかに書いてあった気がします。

 ようは、やる気があれば何系でも出来る、と。
 そんなものじゃないかな?


玖城せしるさんからの意見
 そういや最近、ご飯大盛りが食えなくなってるなあ……。
 小食気味の玖城です。

 文系に行くも理系に行くも、個人の判断で構わないと思います。
 文章に関する豊富な知識が、良い作品に繋がるとは限らないわけで。
 まあ、雑学は色々蓄えておくに超したことはありませんが、
 それだったら自分の行きたい学部を選択しても何かしらの知識は身につくんですから、
 結局のところは、自分のやりたいことや大学の情報などを吟味して、
 今後の人生で後悔しないような選択をしたらいいと思います。
 大学というのは同じ学年でも年齢バラバラだったりしますから、
 同じ学年の人と話すだけでも、色んな体験談聞けますし、それだけでもいい勉強になるかと。

 他の方と似たり寄ったりの回答しかできませんが、これにて。


佐宗さんからの意見
 こんばんは。
 佐宗と申します。

 文系――たとえ文学部国文学科であったとしても、
 良い作品が書けるとは限りませんが、刺激剤になることは確かです。

 特に文学部というのは常々就職が難しいと言われています。
 そこを敢えて入って来た人たちは
 「自分達は文学をしに来た」という自負心がある場合が多い(特に男性?)ですし、
 他の学部に比べ小説家を目指して意気投合できる人間もほとんどの場合は存在すると思われます。

 文学部を含め、どの学部も学ぶ内容が直接作品に繋がる訳ではありませんが、
 そこを目的として集まる人間を考えれば
 「小説を書きたいから文系に行く」という考えも間違えではないと思いますよ。


 ただやるなら妥協せずに難関大学と言われる大学を目指してください。
 執筆を理由に勉学を怠ることをしてはいけません。
 就職するにつけても得られる人間を考慮しても、必ず失敗はしません。
 国立はあまり分からないので、私大に限って言うなら、
 関東でしたら早稲田・慶應はどちらも著名な文人を輩出してきた大学ですし、
 関西でしたら「関関同立」と呼ばれる有名大学群も同志社をはじめとして志の高い人間が集まる大学です。


ととさんからの意見
 個人的には理系お勧めさ。
 文系を文章について学べる……って考えて文系選択なら、それはあんまり正しくは無いと思う。
 そう言う理由で選ぶなら、小説家育成コースとか、そう言う専門学校を選ぶほうがいいんじゃないかな?

 で、理系お勧めの理由は、理系で得られる専門知識が多くあるからさー。力学・工学・情報学などなど。
 知ってると知的(に見える)文章書きやすくなるぜー。
 知ってるとそう言う専門的な語句を使った表現思いつきやすいからね。

 あと、物理学とか知ってればキャラクターがおかしな動きしてることに気付きやすい。
(物理的にありえない動きしてる、とか、そういうの)
 プロと呼ばれている作者でもありえねー物理知識の無さを披露してくれる奴もいるからね……


 あ、勿論文系で法学とか史学とか学ぶならそっちも大いにありだと思う。

 ただ、小説家になるために学校を選ぶのはお勧めしないさ。

 学校を選んで、その知識を生かした小説を書けるようになって、その結果として小説家になる、
 ……てのがいいんではないか。小説なら、何やってても結構書けるしね。

 あと、小説に高度な国語知識はあんまりいらない。
 語弊を感じるかもしれないけど、小説を沢山読んでれば、読解力や感性は自然に磨かれるし、
 読んだ本を思い返しつつ、添削しつつ書いてれば真っ当に読める文は自然に手が覚えてくる。
 というか、始めから知識だけで書いてると、
 あんまり個性の無い面白くない話しか書けなくなる気がするさ。

 とにかくアレだ。どの道を選ぶにしても、勉強しとくといいよ。
 真面目にやればどんな勉強でも少なくとも無駄にはならない。そう思う。

 こんな感じ。まあ参考程度に。


tikuさんからの意見
 特盛ご飯さん、こんばんは。
 tikuです。

 王子さんがおっしゃるように、作家の方々の学歴をご覧になればわかりますが、考えすぎでしょう。


 大学名以外の選び方もありますので、そちらについて少し。
 元文化庁長官だった河合隼雄先生という方は、
 たしか東大に入れるくらい頭が良かったらしいのですが、東大ではなく、別の大学に入ったそうです。
 その理由は「東大ではなく、そちらの大学に自分の尊敬できる先生がいたから」
 というものだったと思います。
(ちょっとうろ覚えなのですが、大学名とか偏差値とかでなくて、
 そこにいる教授目当てで大学を選ばれたというのは確かだったと思います。
 もしかして他の方だったかもしれませんが……(汗))

 また、入学する時、大学の「特定の学部」に入学しますよね?
 あまり一般に知られていない大学でも、特定の学部によっては有名大学に匹敵したり、
 抜いている分野もあったりします。
 MIDOさんもちらりと書かれていらっしゃいますが、特定の分野に強いというのはあります。
 上記の河合先生の話と同様、そこに所属している人間の力などによるものでしょう。

 ですから、単純に大学名などだけで決めずに、
 その大学にいる人たちを基準に見てみるのもよいかな、と思います。


 それとサワラさんもおっしゃっていますが、大学でたくさんの友人を作るのが良いと思います。
 それと能動的に動いて、チャレンジするのが大切です。
 高校までに比べると大学は自分から動かないと何も学べないことが多いように感じました。
 例えば私は空手をかじっただけですが、多少は創作の役に立っていたりします。

 同じく、サワラさんのご意見ですが、

>大学のサイトやパンフレットよりも、よっぽど実のある情報が手に入ると思いますよ

 というご意見は重要だと思いました。
 大学や企業がパンフレットやサイトに載せる情報は、
 特盛ご飯さんがバイトの面接に書く履歴書のようなものです。
 年号などはいじったりしにくいですが、それ以外の所は、当たり前ですが、
 自分にとって都合の良い部分だけを書いて、都合の悪いところは出来る限り伏せます。
(当たり前じゃないか! と怒られそうですが。
 誰も大学や企業のパンフレットなんて鵜呑みにしないとか言われそう……)
 ですから、情報は、それなりにいろんな手段で集める方が良いです。
 悩むよりも、情報収集。そちらの方が、時間が有効に使えると思います。

 あと、文章の書き方については本や実践で学べます。

「作家に資格は必要ない! 今日から自分が作家だと思えば、作家なのだ!」

 と、キング先生もおっしゃっていました!
 特盛ご飯さんは物凄く悩まれていらっしゃるそうですが、悩まない方が良いです。
 真剣に情報収集などに取り組めば、たぶん悩みは消えます。
 少なくともその間だけは忘れられます。そして、「動いたこと」はプラスに後々なります。
 厳しい意見ですが、悩んだだけでは役に立ちません。
 物凄く悩んでいるのなら、その悩みを忘れるくらい、
 建設的に考えるか、動くかする方がきっと良い結果に結びつきます。
 
 張って下さい。


FNさんからの意見
 物理と数学は学んで損はないので理系お勧め。
 レポート書くから文章力も付くしね(真面目に書いたらだけど)

 理系に進むと、論理的思考が身に付くとか言われるけれど、
 体感できるものじゃないから、あんまり気にしないでもいいと思う。

 まぁ、自分から見て楽しそうな方行っとけば間違いないはず。


入谷さんからの意見
 特にどちらがおすすめ、という事はないのですが、とりあえず志望を絞り易くなれば幸いです。
 
 じさんやFNさんがおっしゃる通り、
 数学は論理的思考力・明快な論証力を養う科目なので、幅広い分野で役立ちます。
 特に、自分の考えを見ず知らずの他人にも分かりやすく伝えることは、
 文筆家を志す者にとって是非とも研いておきたい技術ですよね。

 ここで、数学を勉強する目標は「壮大な虫食い算」とも言われるセンター試験ではなく、
 二次試験レベルに設定するべきです。
 センターには論証力がほとんど要りませんから。

 もっとも、二次試験に数学を課す文系学部は多いので言わずもがなかもしれませんが……


 とりあえず論理的思考力がつけば敷居がグンと低くなるのが物理です。
 要求される論理的思考力は数学以下、暗記量は化学以下というオイシイ科目なのです。

 あとこれは僕が経験した訳ではないのですが、様々な事象が従属している政経の勉強も、
 数学で養った論理的思考力をもってすれば、かなりはかどるようです。
 ケルベロスみたいなキャラクターが出てくる数学の参考書でお馴染、細野真宏さんは
 「数学が出来るようになれば、経済の本も出せますよ」と言ってますし。
 しかも本当に出してベストセラーになりました。


 あとはご自身の適性・好みに応じて「物理をセンターのみ、政経を二次レベルまでして文系に」とか、
 「センター社会は政経より楽しい倫理を選択、二次物数で点を稼いで理系学部に」とか、
 臨機応変に選択していただければよろしいかと。

 ただ、公民選択者は一部旧帝工学部が嫌ってます。てか受けられません。くそう。

 以上、自分への言い聞かせでした。


ぽろろさんからの意見
 ちわっす、ぽろろです。

 まあ、もしかしたら多少はメリットがあるかもしれませんが、
 その内容は恐らく自力で勉強したら一週間もかからない程度の内容だと思いますよ。

 ちなみに「中卒」の方がプロになったという話も聞きますので、
 そもそも文系理系的な知識でさえ必要ありません。
 文系に行ったところで「小説の書き方」なんざ教えてもらえるわけではありませんので、
 小説「だけ」を書きたいのなら今すぐに高校(ですか?)を辞めて小説だけを書く努力をするべきです、
 というのが極論。
 高校は、「小説も書きたいけど、他の職も興味あるなぁ」と思う人が行くもので、
 小説を理由に文理を選択する必要は一切ありません。

 個人的には理系をオススメします。周りの人間は基本技術職に進むので面白いと思いますよ。
 ちなみに自分は大学の薬学部に進みました、授業も興味深いことばかりですよ。

 そんな感じで。


バルカンぴじょんさんからの意見
 心理学部(文系)に行ったらリアルな人間が書けるようになる可能性はあります。
 あくまで可能性ですけど。

 三田誠広という小説家がいるんですが、この人は早稲田大学文学部客員教授を勤めてた時期があり、
 どうも小説講座っぽい授業をやっていたらしいです。
 そういう授業を受けられる大学を探して狙ってみると言うのも選択肢の一つ。
 「客員」なんでいついなくなるかは解らないし、行ってみたら期待してたのと違う内容だった、
 なんて事もありえるので微妙ですけど。

 瀬名秀明という小説家は理系です。パラサイトイブとか、ああいうのを書くのは理系の方が有利です。

 要するに、文系行こうが理系行こうが、小説家にはなれるんですよ。
 自分が何が勉強したいか考えて、それを学べる所を時間を掛けて探すのがいいと思います。


デイさんからの意見
 えー、ほとんどの方が理系をオススメ、もしくはどちらでも良いという意見だったので、少しツッコミを。
 私が学校の先生に「小説家目指すなら、やはり文系のがいいですよね?」と質問したところ、
 即答で「当たり前だろう」と言われました。


特盛ご飯さんからの返信(質問者)
 どうもこんにちは。
 返信まことにありがとうございます。
 多くの方が助言をくださり涙が出るほどうれしいのですが、一人ずつ返事をするには如何せん数が多く、
 このように一斉に返信という形をとらせていただきました。(失礼極まりないですがお許しください)


 どうも自分は悩み過ぎていたようですね。

 全体的に「どちらにも一短一長があるから、好きな方にいきなされ」という助言が多かったようです。
(理系を進める方も多かったですが…)
 ん〜、どちらにも好きな科目はあるんですよね。

 自分の高校は、文転理転ができずに、文理選択は一年の夏休み前に完全決定、
 という校長の頭の中身を見てみたい学校なんですよ。
 まあ、それはどうでもいいんですが…。

> テクスト論というのは、作品の本文を中心に行う研究のことで、
 人称やら小道具の意味やら主人公の心理やら作品全体の構成やらを研究していくことです。


 自分が悩んでいる原因の大部分はこれにあるんですよね。
 現国の最初の授業で芥川龍之介の「羅生門」をしたのですが、
 キリギリスやにきびの意味、どこそこの表現がなにを表しているか、などのことを学び、
 すごく勉強になりました。
 そこで、「文系に行けば、もっとこういうことが学べるのか」と思ったのがきっかけです。

 でも、実際はそうではないみたいですね。
 それなら本などで学んだ方が早いんでしょうね…。

 実体験、とても参考になりました。
 ありがとうございます。

 時間はあまりないのですが、皆さんの助言をもとにじっくりゆっくり気楽に考えさせていただきます。


ゆうんさんからの意見 2012/10/31
 皆さん難しい事をおっしゃっていますが、(^^;;

 自分は工学部の学生なので理系側の視点しかありませんが、少なくとも知識を得るだけなら文理は関係ない気がします。
 そんなの本を読めば解決するからです。
 しかも、小説で専門過ぎる知識は書けないと思います。
 例えば森博嗣の作品で建築用語を多用しますが、建築学科の学生なら1年生でも知ってるレベルです。
 やはり本を読んで自身で知識をつける、もしくは大学の教養科目を利用しそのきっかけを作るのが1番有効だとも思います。

 そう考えると一般的に理系は専門科目が忙しく中々教養に時間を割けないのが現状ですが、努力でなんとかなると思います。ちなみに自分はそれで精一杯でした(^^;;
 しかし、理系ならではのロジカルに物事を捉え表したり、物事を数学的に置き換えた時の不自然でない表現方法など理系脳は確実にあると思うしそれは大学の理系にいないとなかなか難しいとも思います。

 結局は大学に行かないという選択肢も含め、どういう小説が書きたいのかによると思います。
 極論ですがバックパッカーで世界を旅すれば違う価値観が得られると思いますしね☆

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