第4研究室 創作に関するQ&A 513P | トップへ戻る |
hondou kuniさんからの質問
 冒頭の書き方、入りやすさ
 
 hondou kuniと申します。
 先日上げた作品の中で冒頭が良くないとの指摘があったのですが、
 (固有名詞が多いと言う)
 自分としては、世界設定を伝えるのに手っ取り早いと思ったのです。
 ちなみに下がそれです。

 創歴1359年、かつて大陸全土を支配したエントル帝国の滅亡からハ百年が過ぎ、この世界は再び戦乱の時を迎えていた。
 南の大国クラーシ皇国、東の大国カース帝国、西の大国フリミディア王国、世界は世に言う三国体制。
五月、クラーシ皇国は、隣国の小国ジュナイヴに侵略を開始した。
 この一方的な侵略戦争かと思われた闘いは、同じくクラーシ皇国、ジュナイヴに隣接するフリミディア王国が国境の防衛を理由に参戦したことで、大きな変革をもたらした。

 クラーシ、フリミディアの国境となっている黒曜川は、二国間の国家協定により川から二里以内の地点に築城することができず。
 侵攻するフリミディア軍は、川の氾濫域に広がるマプ平原に架設の駐屯地を造り。
 そこで軍備を整えるのであった。



●答え●

マクベスさんからの意見

 基本、読者が求めているのは「設定」じゃありません。「ドラマ」です。
 設定の羅列は小説ではタブーの一つ。


 「設定」というのは単独では毒にも薬にもなりません。それが「ドラマ」でどう活かされているか。
 「ドラマ」の中で、「この人物は何故こういった行動をとるのだろう?」
 などという『読者が興味を持っている時に』その背景となる設定を開示するのが、
 最も基本的な小説の描きかた。
 
 読者が興味を持っていない時に、何の意味があるか全く分からない設定を羅列されても、
 目には映っても頭にはインプットされたりしない。
 意味が分からない・興味が沸かない文章が長く続けば、読者は途中で投げ出す。

 勿論、「基本は」であって、演出の方法にはいくらでもバリエーションがある。
 タブーは「使い方が難しい」であって必ずしも「使ってはならない」ではない。

 逆に言えば、『興味を持っている時』でありさえすれば、
 設定の羅列だって読者にとっては面白いものに成りうる。
 でも冒頭というのは、基本的に読者の興味はゼロの状態、
(市販の本などは、前評判や作者の知名度によって興味がゼロとは限らないが、
 少なくともあなたが公開する作品はそれにあてはまらない)。

 まず第一に、『読者に興味を持ってもらうためのドラマ』が必要。
(例えばミステリなどはよく「最初に死体を転がせ」などと言われる)


 少なくとも、あくまで私個人の感想では、ここにあげられたものは演出下手で、
 読者に興味を持ってもらうための工夫が見られない、ただの羅列にしか見えない。
 
 例えば、ここにあがっている文章には(曖昧な物言いで申し訳ないが)「色」がない。

 「戦乱の世」という情報がある。
 ではそこでこの物語は、例えば、戦争の悲惨さを訴えたいのか、
 戦争の中に生きる英雄の勇壮さを描きたいのか、戦争の光と影の両方を対比して描きたいのか、
 そういった「方向性」がまったく見えてこない。
 何度も言うが、「羅列」にしか見えない。


雪緒さんからの意見

 初めまして。素人ですが、読んだままの感想を述べさせていただきます。

 国名とか、とにかく名詞が多すぎてわかりにくいです。
 短い冒頭に情報を詰め過ぎというか。
 私がもし本屋でこうした本を手に取り読んだら3行読んで戻しそうです。

 作者にはわかる設定でも、読者が理解するのには描写がもっと必要だと思います。


桜雪さんからの意見

 どうも、桜雪と言います。

 さて、拝見したところ、この書き方は第一研究所の駄目な例文そのままですね。
 物語のはじめと言うのは、読者を引き寄せるためのインパクトを与えなければいけません。

 内容がどうやら、戦記?のようですので、ここでは戦闘を書くか、
 あるいは主人公側の軍勢の様子を書くべきです。(これはあくまで主観)


 多くの自作名詞は作中で満遍なく、くどい、説明が多すぎ、
 と思わせないように工夫して取り入れていかなければいけません。

 私はSFをこの間書いたのですが、説明を入れるのが大いに大変でした。

 タイミングは重要です。

 

REDさんからの意見

 はい、hondou kuniさんの作品に冒頭が悪いという批評を書いた本人です。
 さて、思うに技術的にどうとか、良い悪いの問題よりも。

>世界設定を伝えるのに手っ取り早いと思ったのですが。

 この一文を考えるべきではないでしょうか。
 手っ取り早い、まさにそのとおり。
 それは誰にとってでしょう?
 「作者に」ではありませんか?

 小説を書く以上は、常に「読者にとって」を考えなくてはなりません。

 あなたはできるのかと言われれば、いやそれは〜。
 と答えるしかありませんが、少なくとも忘れてはいけないと思います。
 読者が理解できるかどうか、読者が興味を持てるかどうか。
 複雑な設定は、それゆえに作中に生かすのが難しいのです。

 『狼と香辛料』 はご存じですよね。
 この作品、「ライトノベル初の経済小説」などと言われますが、私は違う評価をしています。

 経済を扱ったのが新しいのではなく、
 経済をまともに小説の中で生かすことができたのが凄いのです。


 たとえば実質通貨と名目通貨の違い。
 名目通貨に慣れている現代人に、実質通貨の概念を理解させるなど、普通ならやりません。
 まず省略します。
 しかし「狼と香辛料」では、きっちり作中に生かした上で説明してしまっています。
 凄いとしか言いようがない。

 史実では逆パターンが経済問題さえ起こしています。
 江戸幕府では幕府の信用が貨幣の価値を左右していました。
 現代において一万円が一万円として流通するのと同じ理屈です。
 これを名目通貨といいますが、
 欧米では貨幣の金属的な価値がものをいう実質貨幣が使用されていました。
 ハリスは江戸幕府の「名目貨幣」がまったく理解できず、実質貨幣を押しつけます。
 これによって金銀交換比率が狂って江戸から大量の金が国外に流出したのは史実のとおり。

 逆もまたしかりで、通商の専門家さえ理解できなかったものを、ラノベ読者に理解させる。
 普通なら裸足で逃げ出しますね。
 あるいはただ、理屈だけの説明に終始してしまうか。

 それをやらず、きちんと理解してもらえる工夫と展開。それができたのが凄い。

 ややこしい設定を理解してもらうには、それだけの努力が必要なのです。
 あっさり放棄してただ羅列されても、読者はやってられるかと放り出すだけです。



雨杜 潤さんからの意見

 ( ̄^ ̄)ぐーてんもるげん。
 祭りの休憩に来ました(死

>創歴1359年

 えーっと、回答に移る前に。
 関係ありませんが、この場合は「暦」を当てるべきです。また、年号も漢数字がベターです。
 あと、その後の文章も固有名詞の多さ以外にもおかしな部分があります。
 特に「クラーシ、フミディア〜」から後ろは文章の切り方が不自然。
 とりあえず、固有名詞や設定の問題がなくても、
 わたしならこの作品は即バックだなと思いました(ごめんなさいね

 私が初めて書いた歴史小説では、
 「後で説明するからいいや」「物語と関係ない固有名詞だからスルーしてくれるはず!」
 「自分でググってください(ぉぃ」と思いながら、
 冒頭でバンバン「神聖ローマ帝国」やら「バイエルン選帝侯」やら「プロイセン」やらって、
 出しまくったことがあります。
 案の定、冒頭が不評でした(爆
 
 とりあえず、最初から情勢などを説明するのは得策ではありません。
 基本的なパターンとしては、まずは主人公なり視点となる人物を登場させてしまうことです。


 そこで、描写や言動などのカメラパーンを使って世界観や文化をなんとなく理解させておくのです。
 例えば、服装、状況、小物、台詞回しなど。
 国や街の描写から入る場合でも、いきなり情勢や歴史を書くよりは
 風景や様子を書く方が読者としては入り易いです。
 
 その後で、少しずつ小出しに世界の説明をすれば良いんじゃないかと。
 主人公がどの国に属しているのか、どんな文化圏の世界なのか理解しておくだけで、
 読者にとって固有名詞羅列が少しだけ楽になります。
 冒頭では世界観は設定の説明ではなく、雰囲気の説明に留めるのがベターかと。
 ベタなファンタジーなら、それっぽい小物や衣装を描写すれば、
 読者は勝手に世界観をイメージしてくれます。

 では、失礼します。


飛車丸さんからの意見

 物事を真剣に成功させたいなら、『手っ取り早い』を選んじゃいけません。
 何事でもそうなのですが、とにもかくにも『下準備』や『段取り』が大事。


 その情報を提示していい条件、提示しなければならない条件を作ってからでないと、
 読者にとって不要な情報としかなりませんよ。


バルカンぴじょんさんからの意見

 問題の文章を要約すると。

・クラーシ皇国は弱小国ジュナイブに宣戦布告
・そこにフリミディア王国が難癖をつけて介入
 必要な情報はこれだけです。

・フリミディア軍はマプ平原に陣を張った
 これは冒頭以外の場所でも説明できます。
 他の設定は捨ててもたぶん話には関係ないように思われます。
 
 どうでもいいけど、国の名前がカタカナなのに距離の単位が里って……



雷さんからの意見

 冒頭に長ったらしい説明文を書く。

 一見、読者にとっての読みやすさを無視しているように思えますが、
 これは、物語の世界観を提示するのに、非常に有用な演出方法でもあると考えます。
 雷です。


 たとえば映画「スターウォーズ」は、
 冒頭に、その映画で語られるエピソードの背景や前提となる事実を提示します。
 それは、観客を物語の世界に引き込むための演出です。
(映画と小説は表現方法が違うから引き合いに出すのはおかしいといわれるかもしれませんが、
 僕は、小説に映画的な映像手法や演出を取り入れ昇華させることを是としています)

 田中芳樹の『七都市物語』は、冒頭で、災禍にみまわれた世界の有り様を説明し、
 復興して後の世界を支配する7つの都市の成り立ちと情勢について説明しています。
 
 そしてこの説明文は、ただ設定を羅列しているのではなく、どこかドラマチックです。
 
 僕はこの作品で、冒頭に長ったらしい説明文を書くことに、
 デメリットだけでなくメリットもあると確信しました。


 他の皆さんが指摘されているとおり、冒頭で長い説明文を書くのは、多くの場合好まれません。
 それはたいてい、設定の垂れ流しと作者の自己満足に終始してしまいます。


 しかし、そうしたデメリットを承知したうえで、
 どうすれば読者を引きつける冒頭にできるかを考えるのは、非常に意義のあることだと思います。

 生意気なことを申し上げました。参考にしていただければ幸いです。


マイヤーさんからの意見

 こんな感じでどうでしょう。

 プロローグ
 今、私は、伝説となった赤の魔道士の事を書き残したいと思う。
 私は、武人であり、作家達の様に、言葉巧みに物語を綴る事はできない。
 私にできる事は共に戦った創歴1359年の戦いをできるだけ詳しく書く事だろう。
 私は彼女と共に戦えた事を誇りに思う。
 そして私の命を何度も救ってくれた事に感謝する。

 第1章
 創歴1359年、この世界は再び戦乱の時を迎えていた。
 きっかけは南の大国クラーシ皇国が、隣国の小国ジュナイヴに侵略を始めたこと。
 この侵略を理由に、同じくジュナイヴに隣接する西のフリミディア王国がクラーシ皇国に宣戦を布告したのである。
 西のフリミディア王国軍は、国家協定を破り黒曜川沿いのマプ平原に駐屯地を造り、そこに配下の貴族、傭兵による軍を集結させていた。
 そしてその傭兵の中には、若い少女、女魔道士もこの戦いに参加した。
 これが後に赤の魔道士と語られる伝説の始まりだった。

−−−−−−−−−−−−
 読み返してみて
 名前がロゼ・ブラン(ロゼはフランス語で「バラ色」by wiki)
 赤毛
 かなりテキトーと設定だ。


春さんからの意見

 どうもはじめまして^^春というものです。
 もう結構時間も立っちゃっていらないかもしれないですが、ちと自分の考えを述べてみたいと思います。

 hondou kuni さんのこの出だしですが、僕はちょっと好きじゃないです。
 多分読み飛ばしてしまうでしょう。

 理由はこの世界に感情移入も何もしてないのに、
 ずらずらと国名が出てきて何がなんだかって思ってしまうところです。
 まあこれは俺の理解力が足らないだけかもですね^^;
 
 マンガとかだとこういった出だしは良く見ますが、
 あれは絵という視覚的な情報があるから成り立つものだと思っています。
 なので活字でそれをやるのはちょっとなてのが正直なところですね。

 俺は世界観のようなものは人に要所要所で喋らせたりして書いてます。
 
 必死こいて練りこんだ世界設定が全部舞台に立てなかったりもしますが気にしません。

 小説の中の世界設定ていうのは、
 あくまでそのお話の中のバックグラウンドに過ぎないんじゃないでしょうか。
 出せるとこは出して、出す必要がないなと思うと子はもったいないけど切り捨てる。
 そいうのも大事なのではないでしょうか


兵藤晴佳さんからの意見

 はじめまして。

 戯曲なら、「ナレーションで背景説明」は絶対やってはいけないことなんですけどね。
 小説なら仕方ない気がしますが。

 斉藤憐『朝焼けのマンハッタン』では、初めてニューヨークにやってきたお嬢さんに、
 そこに住んで長い画家が名所とその由来を解説してみせるという方法で背景を説明します。

 斥候コンビの会話、陣幕での議論、師匠と弟子の会話。
 いろいろと、ダイアローグの状況は考えられます。


ケンタッキーさんからの意見

 ぼくは基本的に主人公が、物語が始まって少し後に説明をする形式を取ります。
 たとえばラピュタをあなたは見たことはありますか。

 あれでは主人公が「これはラピュタだ」と女の子に説明を何気にしている。
 このあたりから見ている人はオオッ来た来た来たーということで引き込まれていく わけです。

 このやりかたでどうでしょうか。


クマ太郎さんからの意見

 こんにちは、クマ太郎と申します。
 あなたの文章を何度も拝読させていただきました。
 まずは、「深呼吸して落ち着きましょう」
 と申しますのも、
 「読者に、設定をわかってもらわなきゃ!私の小説を読んでもらえない!」
 という、あなたの焦りが、文章を通して痛いほど伝わってきたからです。
 
 ファンタジーにおいて、設定を理解してから読み始める人は、おそらくそんなにいないと思います。
 歴史の教科書ではないんですから。

 
 これはあくまでも小説です。そこまで杓子定規になる必要はないと存じます。
 慌てなくても大丈夫。リラックスして落ち着きましょう。
 で、私なりのご質問に対する答えですが。

 まずは、主要登場人物、つまりあなたが一番書きたい人間を、
 じっくりと観察し描いてみてはいかがでしょう。
 そしてその人物の目を通して、今から何が始まろうとしているのか、
 読む人に伝えてみるというのはどうでしょう。


 この物語では、今から戦争が始まろうとしているんですよね。
 これってよく考えたら結構大変なことですよね。
 なら、その人物は今どういう気持ちなのか。今何を見ているのか。
 暖かいのか、寒いのか、喉が渇いているのか、おなかがすいているのか。
 それとも満腹なのか。今何が欲しいのか。
 
 家族のことをどう思っているのか。恋人が仮にいるとしたら、どんな思いで別れを告げてきたのか。
 今天気なのか、雨が降っているのか。ひどい土砂降りなのか、からからなのか。
 その人物の立っている周りの風景はどんななのか。
 荒れ果てた大地なのか。
 草木が生い茂っているのか。
 またそれを見ているその人物の気持ちは、いったいどんなものなのか。
 細かく書いていったら、もっとあります。ご自分が、そこに立っていることを想像してみてください。

 こまかい設定は、そのあとでゆっくりと説明しても遅くはないと存じます。
 コメントは以上です。あまり参考にならなくて申し訳ありません。


焼魚さんからの意見

 書き出しが情報提供であることに対する是非は、すでに多くの方から意見が寄せられていますので、私は「このままのコンセプトで」いかに小説らしく読ませられるか、という可能性を考えてみました。

 ファンタジーであれば、読者の予備知識にない固有名詞が登場するのはやむを得ませんが、しかし、語感と位置関係だけでなく、存在感を感じさせるようなイメージを提示すれば、歴史小説の冒頭のように書けるはずです。
 「創歴」は、物語の上で意味があるのであれば、創世伝説の要約なんかを併せて提示しても良いかも知れませんが、そのあたりはお示しになった断片からはうかがい知れませんので、そこは大した説明なく使ってしまっても良いでしょう(たぶん、エントル帝国の建国か大陸全土統一を起点にした暦ですよね? タイムスケールを考えると、建国かな?)。
 設定の細部は判りませんので、お書きになった初めの二行を、適当に補って書いてみます。

 エントル帝国は、世界で初めて築城技術を交易都市や宗教都市にも開放したことで、かつてない国力を蓄えることになった。それまでは王城と重要戦略拠点にのみ用いられていた濠や城壁の構造や警護組織の仕組みが多くの都市に応用されたことにより、被支配民には安全、周辺国には脅威、そして帝国軍には柔軟性に富んだ兵站がもたらされた。補給の憂いのない兵士たちは勇猛果敢で疲れを知らず、技術を与えられた都市では職人組合が栄えて数多くの技術改良が行われた。
 二百年に亘る戦勝の連鎖を経て大陸全土を支配したエントル帝国は、しかし、肥大化した官僚組織内部の政争と、国土の拡大に伴って頻度を増す国内の民族紛争を止めることは出来なかった。このあたりの事情については、宗教的寛容が仇となったのではないかと後世の歴史家は分析している。
 ともあれ、およそ四百年に亘るゆるやかな瓦解を経て、エントル帝国は多数の城塞都市を残したまま滅亡した。
 それから八百年が過ぎ、歴史上の配役は、支配層であった旧エントル人に代わり、エントル帝国末期の民族紛争の勝者たちが主役となっていた。明日をも知れぬ小国群を緩衝地帯として三つの巨大勢力が対峙する、世に言う三国体制である。
 物語は、エントル帝国の年代記に用いられた暦法である「創歴」にして1359年から始まる。


 極端な話、この調子で国単位での攻防や、政治史・経済史・科学史みたいなものを書き綴って小説に仕立てることさえ可能だと思いますよ。
 
 ただ、冒頭だけにせよ、マクロな話を書こうとするのであれば、古代帝国の興亡の実例について、それなりに目を通しておくことをお勧めします。

 塩野七生さんのローマ帝国史が一番読みやすいと思いますが、他にも、史記などの古代中国史・ムガール帝国史・モンゴル帝国史あたり、目を通しておくと良いのではないでしょうか。
 そういうものに目を通しながら、知って頂くと表現が深まると思われることは、国にも「意図」や「性格」があるものとして語った方が物語としての説得力が増す、ということです。あたかも一人の人物や一筋の家系のように国を描くことで、存在感を与えることが出来ます。
 あんまり補いすぎても良くないと思いましたので、上の例では省いていますが、習俗や文化などに言及すると、一層存在感が増します。(本題に入るのは遅れますが……)

 私は学園ものばかり書いていますが、質の良いファンタジーを読むのは大好きです。
 読み応えのあるファンタジーを書いてくださいね。楽しみにしています。

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