第4研究室 創作に関するQ&A 539P | トップへ戻る |
北嶋さと子さんからの質問
 初めてのライトノベルの読み方について
 
 皆さん、はじめまして! こんにちは。北嶋と申します。
 「ライトノベル作法研究所」いつも利用させていただいております。
 読んでいると、「私も何か書いてみたい」と思え、モチベーションもグングンあがって来ます。
 それぞれ研究されている項目を読んで、「たしかにそうだなー」と頷いたり
 第4研究室での質問、その回答にうなったりしています。

 さて、今回は、ライトノベルの「読み方」について質問させていただきます。
 「書き方」については、この研究所を隅から隅まで読み、ある程度の自信を持ちながら
 推敲し、第三者の方に見てもらい、書き続けること、だと思っています。
(もちろん、そう簡単にはいきませんが……)

 恥ずかしながら、ここを知ってからだいぶ経つのですが、私自身はラノベ初心者です。
 ずいぶん前に「キノの旅」を友達から借り、表紙を見て「アニメのノベライズかしら?」と思ったのですが
 「ジュニア小説」というジャンルがあることを知り、驚きました。
 当時アニメ好きの中学生だった私には、表紙がアニメっぽく中身が読みやすいということで
 「なんて興味深いジャンルなんだ」とわくわくしました。

 結局中学生のころは借りた「キノの旅」を読んだだけで終わってしまいましたが……。
 最近になり、この研究所を知り、ライトノベルに再び興味がわきました。
 もとから短い物語を書くことが好きだったので、
 これから練習して賞に応募してみたいと思うようになりました。
 そのためにもまずはライトノベルをもっと知ろう! と、本屋に出かけたのですが……。

 タイトルはもちろん、レーベルや作者も驚くほど多く、表紙には美少女が写っていますし、
 あまりのカラフルさに「ひゃあ」と悲鳴を上げながら帰ってきてしまいました!
 この中から自分好みのラノベを探すのは至難の業だと思い、未だにどれを買うか迷い続けています。

 もちろん、ありったけのラノベを買って全てを読めるなら、いいものには必ず出会えるでしょう……
 しかし、お財布に限界がある以上、なんとかして「けっこういいもの」を読みたい。
 その中でも自分好みのものに出会えれば最高です。
 モチベーションもあがりますし、似た傾向のものを選べば研究も出来ます。
 が、やはり、選ぶのが難しい。
 小説である以上立ち読みで全部読めるわけではありませんし、借りられる友達もいません^^;

 古本屋でいくつかのタイトルを「エイッ」と買ってみたこともありますが、
 全てが全ていいものであるはずもなく、途中で売ってしまったものの方が多いくらいです。
 途中で「あれ……面白くない」と思い始めると、その続きを読む気が一気に失せてしまうのです。
 もったいないな、と自分で思っています。
 もしかしたら、その次のページには私をひきつけるキャラクターがいて、
 ストーリーが新たな展開を迎えるかもしれないし、
 その本の隣にあったタイトルは、とても面白いものだったかもしれないのに!

 こちらの「一押しラノベ」も読ませていただいたのですが、
 「すごい」「面白い」「このキャラがいい」「とにかく読んでみて」という感想が多く、
 読んだ後に「それで、これは私にとっても面白いと思えるものかしら?」
 と考え込まなければならない場合が多いです。
 ある意味で、もっとも購入の目安になるのが「あらすじ」でした。
 ここに名前が挙がっているだけで、その作品を好きな人がいると分かるのはありがたいですが、
 これだけを目安に購入するのは、少し難しいかな、と思っています。

 ライトノベルはそれだけでたくさんのジャンルが詰まっていますし、
 文体も作家それぞれと言っていいほど違います。
 だから、ベストと思えるラノベに出会うのは難しいはず。
 皆さんはどうやってライトノベルを探し、読んでいらっしゃるのか気になりました。
 本当は、「ラノベ初心者の私、こんな私におすすめのラノベはありますか?」
 とお聞きしたいところなのですが
 「読み方なんて人それぞれ。数を買え」といわれてしまったら、納得してしまいそうなので
 ここでは、「新しくラノベを買う時の目安、初めて出会ったラノベをどう読むか」
 を質問させていただきたく思います。
 ラノベに出会ったときの体験談、などでも嬉しいです。


 私がラノベを買うときに見るものは、
・裏表紙などにあるあらすじ ・帯 ・表紙 ・タイトル。
 あとは、・一冊で完結しているもの ・受賞作 を選んでいます。
(連載ものはとっつきづらいのです)
 かわいい女の子が出てくることや、表紙の「萌え絵」なんかには耐性が出てきたので、
 あとはそれを買って最後まで読まなければならないのですが。
 どうしても途中で「内容が薄い」と思い始め、最後まで読み終えられた作品が少ないです。
 物語の中に深く入っていけない私の読み方のせいでもあるのでしょう。
 もし、「なんだかつまらない」と思っても、最後まで読むべきでしょうし。
 そこから「どうしてつまらないのか、どうなったら面白いか」研究が出来れば、有意義ですよね。
 私自身の中に、「ラノベってこういうものでしょ?」と、多少斜に構えてしまっている部分もあります。
 先入観も取り払えるくらい楽しい作品もきっとあるのに。
 そうやって期待しているから、「書いてみたい」とも思うんですが。

 「ラノベを書きたい」と思えても、ラノベそのものを少ししか知らなかったら、お話になりません。
 個人的にはやはり「私に合うラノベを教えて」と聞いてみたいところですが、
 これは雑談掲示板で書くべき話題でしょうし^^;
 ラノベのよさを教えてくれる作品、自分が好きかもと思えるラノベの探し方、
 教えていただけないでしょうか?
 だいぶ長い記事になってしまい、申し訳ございません。宜しくお願いいたします。


●答え●

凛々さんからの意見
1・これまで何(ラノベ以外)を読んできたのか?
2・ラノベを書くために読むのか?

 1、2が分からないとなんともいえないのですが……
 とりあえず「2」のために本を読むならラノベ作品を探す必要はないような気がします。
 もちろん読書量は多いと仮定してですが。
 例えば、

大塚英志
 『物語の体操――みるみる小説が書ける6つのレッスン』
 (朝日新聞社:2000年、朝日文庫:2003年、「小説トリッパー」連載) 
 『キャラクター小説の作り方』(講談社現代新書:2003年、角川文庫:2006年、「ザ・スニーカー」連載)
 『キャラクターメーカー 6つの理論とワークショップで学ぶ「つくり方」』(アスキー新書:2008年、書き下ろし)
 『ストーリーメーカー 創作のための物語論』(アスキー新書:2008年、書き下ろし)

東浩紀
 『動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会』(講談社現代新書]、2001年)
 『ゲーム的リアリズムの誕生―動物化するポストモダン2』([講談社現代新書]、2007年)
 などでしょうか。

 それから女性の方のようですが、
 男の子の読む本も読んでみたいのか? などでも何をお勧めるかは変化すると思います。
 あと費用の問題もあるでしょうか。評価の固まった旧作なら古書で安く手に入ります。
 近くに無くともネットで買えますし。

男の子向け
 「フルメタル・パニック!」 当研究所でも《学園物》として取り上げられています。
 最新刊以外は全て古書で買いました。
 アニメ作品もあり。よく出来ているので参考になるかと。
 兵器や巨大ロボットがリアルに書かれた作品なのですが、
 学園要素は確か編集者からの指摘で作者は入れたと読んだ気がします。
 でまあ当研究所では学園物の分類に……。
 最新刊近くなって作者の書きたかった世界に近づいたようです。
 ただラノベとして面白いのは初期のものや短編集だと私は思いますので1冊読めば充分でしょう。

一般向け?
 「狼と香辛料」
 友人に全巻もらったので読んでいる最中。1巻は買って読んでも損はしなさそうです。

ラノベ周辺の作品
 星界シリーズ(星界の紋章、星界の戦旗)
 SF小説の範疇ですが、ラノベの定義にも入るかと。

その他
 シリーズ売上ベスト5は
 
 1・フルメタル・パニック
 2・灼眼のシャナ
 3・キノの旅
 4・涼宮ハルヒ
 5・とある魔術の禁書目録

 
 だそうです。
 出典「ニコニコ動画 【読んだ?】ライトノベル総発行部数ランキング【2009年版】」

 特にラノベを意識して買うことはありません。ごくたまに買う感じです。
 ラノベはハズレが多いので数を買うのはお勧めできません。

 はっきりラノベと言われるものを買ったのは「涼宮ハルヒの憂鬱」でした。
 アニメが大変気に入ったので。
 とはいえ第1話についていけず、1ヶ月ほどしてから慌てて録画を見直した部類です。
 あくまでも個人的見解ですが、この作品はあまりお薦めしません。
 自身もアニメがなければ読まなかったろうと思います。(既刊は全て新刊で買いましたけれど)


沖忠さんからの意見
 初めまして、沖忠(おきただ)と申します。

 確かに世の中には色々なライトノベルがありますね。
 しかも、ジャンルによって好みが別れますし、有名作品でもつまらないと思ってしまうかも知れません。

 そんな時には、図書館を利用するのはどうでしょうか?

 最近、学校の図書館にも並ぶようになってきたライトノベルです。
 きっと、一般の図書館にも並んでいることでしょう。
 もし、北嶋さとこさんが学生さんなら、是非学校の図書館に行ってみて下さい。
 きっと有名作品程度なら置いてあると思いますから。

 また、学校や一般の図書館に置いてなかった場合でも、注文すれば図書館側は買ってくれます。
 何を注文するかは、北嶋さとこ次第で。

 これくらいですかね。それでは、北嶋さとこさんにとっての素敵な作品に出会えるように。


風月堂さんからの意見
 私も高校のとき「キノの旅」でラノベを知ったものの、他のラノベが合わず、
 高校のときラノベはそれだけしか読まなかったものです。

 プロを目指すなら有名作やラノベ以外の小説も必要かもしれませんが、
 >(前略)まずはライトノベルをもっと知ろう!
 ということなので、とりあえずは、趣味として楽しめる読み方・選び方について述べます。

 私の場合は、ジャンル、あらすじ、イラストで選びます。
 たいていは、

1タイトルとイラストで手にとってみて、
2ジャンルが苦手なものは切り捨て、
3あらすじで興味が持てるかを判断する、


 という手順で選びます。
 たいていは古本なので、その場合は、さらに値段を勘案して選びます。
(100円なら買ってもいい、350円でも買う、といったように)。
 また、後述のように私はジャンルの偏食が人一倍激しいので、
 世間の人気や受賞作か否かは一切気にしません。
 同じ理由で、作者で選ぶこともしません(苦手ジャンルの新作ということもしばしばなので)。

 オススメは好みのジャンル次第としか言いようがありません。

 私自身は偏食がとても激しく、異世界戦記ファンタジー・宮廷劇やバトル系が苦手で、
 それだけで世のラノベの半分くらいは読めないようなものです。
 また、私の場合、自分が興味なくても世間の評判だけで読んでみる、
 といった場合には、おもしろかったということはほとんどありませんでした。

>どうしても途中で「内容が薄い」と思い始め、最後まで読み終えられた作品が少ないです。

 に関してですが、
 どんなラノベ(や小説)でも読める、受賞作や人気作読んでつまらないと思ったことはない、
 という方でなければ、

 自分の目で探して厳選するのが一番いいのではないかと思います。
 ラノベの魅力を知りたいというのであれば、無理に「個人的に興味が湧かなくても人気だから」
 という読み方をしなくてもよいと思います。

 そうでなければ嫌気が差してくるでしょう。
 実のところ、ここの投稿室には、
 ラノベよりも他の小説を読んだ数のほうが多いという方も少なくないようです。

>全てが全ていいものであるはずもなく、途中で売ってしまったものの方が多いくらいです。

 というのであれば、新刊にせよ古本にせよ、商品にビニールをかけてない店で、
 あらすじや本文や挿絵をみてじっくりと検討することを薦めます。
 購入に外れが多いのであれば、書評でいくつかの購入候補の見当をつけたうえで、
 店頭で複数の作品を検討して見て厳選して、それでも興味が持てたものだけを買ってみる、
 という方法もあるかもしれません。

 また、店頭で探すのは、有名でない作品を発掘する楽しみもあると思います。
 それは世間の人気だけでは選ばない人の特権だと思っていいと思います。



 比較的おとなしい作風で、1巻完結のものとしては、以下のものを挙げます。

海をみあげて/日比生典成/電撃文庫
つきこい/山科千晶/電撃文庫
声で魅せてよベイビー/木本雅彦/ファミ通文庫
君のための物語/水鏡希人/電撃文庫
悠久展望台のカイ/早矢塚かつや/MF文庫J
銀色ふわり/有沢まみず/電撃文庫
陰月のヤジリ/時海結以/HJ文庫
毛布おばけと金曜日の階段/橋本紡/電撃文庫
ヒトカケラ/星家なこ/MF文庫J

1巻完結で比較的有名なものとしては
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない/桜庭一樹/ファミ通文庫
塩の街/有川浩/電撃文庫

 があります。


 「有名作・人気作ならつまらないと思ったことはない」というのでなければ、
 世間の評判よりも自分の興味を優先したほうがいいと思います。
 せっかくラノベを知ったのであれば、有名作・人気作がことごとくつまらなかったり、
 興味が持てなかったりでラノベを見捨ててしまうのはもったいないことです。
 また、

>かわいい女の子が出てくることや、表紙の「萌え絵」なんかには耐性が出てきたので、

 とのことですが、ハルヒみたいにハイテンションなだけがラノベだと思って、
 その可能性を閉ざしてしまうのも惜しいです。


 大変長くなってしまいましたが、世間の人気だけが「ラノベの出会い方」ではないということで。
 それでは失礼しました。

P.S.ヤングアダルトというジャンル
 全くの蛇足ですが、二次元的ファンタジーに限定せず青春期の話が好きというのであれば、
 ヤングアダルトというジャンルもいいかもしれません。
 作家としては梨屋アリエや森絵都、あさのあつこ等が挙げられます。
 ヤングアダルトに特化したレーベルとしてはピュアフル文庫があります。


バルカンぴじょんさんからの意見
 そんなの好きなように読めばいいじゃないですか。
 最悪、ブックオフで100円ぐらいのやつを買って、読み終わったら20円で(安っ!)売るとかでも、
 1000円で12冊読める計算になりますんで。


>ラノベのよさを教えてくれる作品、自分が好きかもと思えるラノベの探し方、
 教えていただけないでしょうか?

 勘です(ウソ)

 2chの各レーベルの総合スレをブックマークしておいて、
 発売日以降のネタバレ交じりの会話を生暖かい視線で眺めながら、
 自分にあった物を探すのが(お金を無駄にしないという一点に関してのみ)最適解だと思います。


 公式サイトの新刊あらすじぐらいはチェックしましょう。

 既に他の本を出している作者の場合、その評判を調べておくと言うのも手です。

 確実に言えるのは、本屋に行って棚の前で「さてどれを買おう」と悩むのは、
 踏む気がなかった地雷を踏みにいくような物です。
 スリルを含めて楽しむ余裕がない時はやめた方がいいです。

>(連載ものはとっつきづらいのです)
 それはもったいない事をしています。

 なぜなら売れている(≒おもしろい)ラノベは続きがどんどん出るからです。
 一冊完結だった予定の物が、売れたからもっと! という事もある。

(その場合、二巻には手を出さない方がいいかもしれないけど)

 逆に、十冊とか続いて一、二巻以外は面白い作品もあります。あざのとか、あざのとか。


PS
 >かわいい女の子が出てくることや、表紙の「萌え絵」なんかには耐性が出てきたので、
 >あとはそれを買って最後まで読まなければならないのですが。


 耐性、とか、読まなければならない、とか。
 小説は娯楽です。
 誰かに命令されたかのように読むような物じゃありません。

 あなた、ラノベ向いてないんじゃないでしょうか?


ひすいさんからの意見
 どうも、ひすいと申します。

 んー、ぶっちゃけさせてもらいますと、なんか順番が逆じゃね? と思ったのですが……
 「ライトノベルを読んでおもしろかったからライトノベルを書き始める」っていうのが普通なわけで、
 「ライトノベルを書きたいから、おもしろいライトノベルを教えてください」
 というのはなんか逆じゃないかと。

 「野球にちょっと興味が湧いて、プロ野球選手になりたいので、野球のおもしろさを教えてください」
 って言うのが如何におかしいかはわかりますよね?
 ……というのが、まず北嶋さとこさんの記事を読んで最初に思ったことです。

 とまぁ、こんなのが北嶋さんの望んだ答えじゃないのはわかりますので、
 質問にもちゃんと答えさせていただきますね。
 
 ひとつの手として、アニメ化された作品のアニメ版を見て参考にする。

 多くの作品はアニメ化する際に随所が変更されていたりしますが、
 大筋は変わっていないことがほとんどです。
 また、アニメ化されるということは、一定の人気を得ている、ということでもあります。

 アニメ版では文体を知ることはできませんが、
 世界観やキャラクター設定、ストーリーなどは十分知ることができます。
 まぁ、多くの場合、アニメ化される作品はシリーズものとなっている場合が多いので、
 シリーズものにはとっつきにくいという北嶋さとこさんの考えには合わないかもしれませんが、
 自分がおもしろいと思える作品を選ぶ参考には十分なり得るかと思います。

 それから、「このライトノベルがすごい!」という書籍をご存知でしょうか? 
 一年に一度刊行される、投票によって決まった人気作品ランキングを載せた書籍です。
 10位くらいまででしたら、過去のランキングもwikipediaなどに載っていますし、
 今年刊行された「このライトノベルがすごい!」本誌の裏表紙にも
 過去三年程度の5位までが載っていたはずです。
 参考にすれば、いくつか自分に合う作品があるかもしれません。

 それでですね、もし、プロになることを目標にして書きたいと思ってらっしゃるのであれば、
 万一この冊子に載っている10位ないし20位以内くらいに、ほとんどおもしろいと思える作品がなければ、
 ライトノベルを書こうとするのはやめたほうが良いかも知れません。

 この冊子には、ライトノベル読者が選んだこれぞ! という作品が載っています。
 そのひとつにも感動できないということは、感性的に北嶋さとこさんは
 多くのライトノベル読者とは違う、ということです。
 それはライトノベル作家を目指すにあたって致命的な要素になるでしょう。

 もし、北嶋さとこさんが「自分はいままでにないような大傑作を書く自信があるから、
 おおくの人がおもしろいと思っている作品に感動できなくても大丈夫だ!」
 というのであれば、そもそもそうやってライトノベルを読む必要性がないわけで。
 既存のライトノベルを読んでライトノベルのなんたるかを知りたいのならば、
 同時に自分の感性がライトノベルに向いているのかを判断しなければなりません。

 つか、研究とか関係無しに、楽しむのが一番だと思いますよ。

 では。


まいちんさんからの意見
 こんばんは、北嶋さとこさん。まいちんです。

 最初に質問への回答を。
 「ラノベのよさ」といわれると困ってしまいますが、
 日日日の最近の作品は読んでおいてもいいのではないかと思います。
 ライトノベルとは何であるかについて、自覚的な作家さんだと思うので。
 探し方については後述しますが、基本的に、他のジャンルと探し方は同じですね。

> 皆さんはどうやってライトノベルを探し、読んでいらっしゃるのか気になりました。

 他のジャンルと同じく、ぱらぱらと立ち読みして「欲しい!」と思うほど面白かったら買います。
 立ち読みする本の選び方は色々ですが、
 自分が好きな本を自分と似た理由でお勧めしている人のブログや、
 Amazonレビューを読んで「自分と感性が似ている」と
 感じた人の意見を参考にして選ぶことも多いですかね。

> どうしても途中で「内容が薄い」と思い始め、最後まで読み終えられた作品が少ないです。
 ラノベというジャンルの特性が北嶋さんの趣味に合わない、という可能性もあるかもしれませんね。

> 私自身の中に、「ラノベってこういうものでしょ?」と、多少斜に構えてしまっている部分もあります。
 これをいったん取っ払った方がいいかもしれないですね。
 あなたが今まで読んで、面白かったり、面白くなかったり、
 読む気が起こらず買わなかったりしたそのすべてが、
 それぞれの出版社が『ライトノベル』と定義した作品なのですから。

 というか。

 適当に手に取ったラノベが高確率で「なんだかつまらない」なら、
 北嶋さんはよくあるラノベと感性が合わないのではないかと感じてしまいます。

 誤解されたくないので言葉を重ねますが、別にそれは悪いことではないと私は思います。
 だって、謎解きは好きだけど時刻表ミステリーだけは楽しさがわからないという人を、
 悪いとは思わないでしょう(笑)
 その人が持って生まれて、今まで育まれた感性ではそれは面白いと感じないという、ただそれだけです。

 ジャンルにとらわれず、いい本に出合えることをお祈りしています。
 よいお年を。


寝る子さんからの意見
 名前が長いので改名致しました。
 どうぞろよろしくお願い申し上げます、寝る子です。

 〜内は興味がなければかっ飛ばして大丈夫です。
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 
 唐突ですが、キノは美少女だと思います。
 確かにキノよりも可愛らしい外見の女性はたくさんいらっしゃいますが、
 キノより外面がアレな女性もいます。
 ですからキノはどこかの誰かよりも美少女なのだから美少女です。
 キノ可愛いよキノ。

 さて、美少女文庫や二次元ドリーム系統、パラダイムノベルスあたりも読む寝る子ですが、
 面白くないと思ったら容赦なく捨てます。
 
 面白くないものを読んでも仕方ありません、
 勉強だって何だって嫌々してもほとんど身につかないでしょう?

 
 もったいないという精神を捨て、つまらないんだから仕方ないと割り切り、
 新しいラノベをどんどん読んで行った方が宜しいかと思います。
 
 つまらない小説の良いところを探すより、面白い作品を見つける方が楽です。

 さて。
 私自身、電撃や角川系列のラノベは苦手で、
 MFやHJやGA文庫を中心に読んでいるのであまり参考にならないかと思います。
 電撃のラノベと、MFのラノベでは、全く別のライトノベル……だと思いますし、
 北嶋さまがどのよなライトノベルをお求めなのかは記事では判断出来ませんでしたが。
 
 こういうのって、自分の好きな作品を紹介した方が良いのかもしれないけど、全否定されそうで嫌かも?
 初めてのライトノベルって言われても……うーん、読書自体は初めてなのか、
 読書経験はあってライトノベルも読んでみようかな?(北嶋さんはたぶんこの立場だと思いますが)とか、
 二次創作で初めて知ってその原作が読みたいとか、スタートラインにもよりますし。
 ライトノベルと言われても、いろんなライトノベルが有りますしね……正直すごく絞りづらいんですが。
 
 スポーツ用品だって、ミズノとか、アシックスとか、デサントとか、
 その会社の中の〇〇用、〇〇用、とか色々あるわけでして、
 ライトノベルと一括りにされても、戦闘が中心、女の子と仲良くなるのが目的、
 押しかけハーレム、恋愛、スポーツ、熱血もの、ギャグコメディとかあって、
 初めての方にはこれがふさわしいラノベって言うのが判断しづらいし、
 それがラノベの良さじゃないかな、と思うんですが。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 と、ここからが本題でございます。
 国語の教科書に載っている作品を選ぶように、ピカピカの一年生に作品を薦めるのですから。
 
 まず、出版社としてはメディアワークス。
 その中の電撃文庫。

 
 やはり、後世のライトノベルに与えた影響は計り知れない伝説の作品。
 『撲殺天使ドクロちゃん』
 をおすすめします。
 ラノベの良さをしるにはこの作品が一番です。
 好きかもと思えるラノベの探し方は、ご自身で見つけければ意味がありません。
 私自身は冒頭と挿絵で決めます。


おりさんからの意見
 はじめまして、おりと申します。

 資金に余裕がなければ、冒頭十ページくらいを読んで興味を引かれない作品は、
 とりあえず買わないでいいと思います。


 ラノベは冒頭で興味を引くように作ってあるので、
 そこで興味を引かれなければ北嶋さとこさんの感性にあっていないと思います。
 本屋で迷惑にならない程度に立ち読みをするか、
 レーベルによってはHPで冒頭が読めるようになっているので利用するのもいいかと思います。

 あとは、ラノベのレビューを書いているサイトを参考にするのもいいと思います。
 面白いレビューを載せているサイトも探せば結構出てくるので。

 「このラノ」は僕も参考にしています。なかなか面白いのでおすすめです。

 ただ、ラノベに限らず自分に合った作品を見つけるときは、本当に偶然の要素が多いと思います。
 古本屋で適当にとった本が当りだったとか、気分でとった作品が面白かったとか。

 逆に人から進められた本が面白くないとか、
 広告が派手だから買ってみたけど失敗なんて例も多いですし。

 結局、よい作品に出会えることは運次第かもしれません。


北嶋さと子さんからの返信(質問者)
 こんにちは、北嶋です。このたびは、ご丁寧な回答ありがとうございました!
 たくさんのご意見をいただけて、非常に嬉しいです。
 どれもありがたく読ませていただきました。

 次の購入は、できるだけ多くのことを気をつけて、面白い作品を見つけられるようにします。
 様々な読み方、選び方があるようですが、皆さんに共通しているのは

・自分の楽しい、おもしろいと思えるものを探しに行く。運しだいというのはもったいない。
・そのために書籍やレビュー、アニメ化、レーベルのサイトチェックといった情報は参考にするべき。
・図書館や立ち読みなどで、自分に合ったものを吟味する。合わないと思ったら買わない。
・連載ものは面白いから連載する。一巻を読んでみる。

 このようなものだと解釈しました。
 近所の本屋のラノベコーナーが狭いこともあり、立ち読みも難しかったので
 中身を見ずに「表紙・あらすじ」だけで購入していたのは失敗でした。
 「このラノ」は購入してあるので、参考にしたいと思います。

 そして、凛々さんの記事にあった
1・これまで何(ラノベ以外)を読んできたのか?
2・ラノベを書くために読むのか?
 特に二番目の質問については、私の記事に含めるべき内容でした。

 一番目に対する回答は、「国語の授業で名前が出るような作品」
 (人間失格、車輪の下、と書けば察していただけるかと思います)」
 「童話や児童文学(星の王子さま、銀河鉄道の夜etc)」に特に偏っています。
 読書はラノベが初めてではなく、上記のようなものを読み始めた後に
 「ラノベも読もう」と本屋を探し始めました。
 「読もう」という気持ちと「書きたい」という気持ちはほぼ同時に持ちました。

 「ラノベを無理やり楽しもうとしているのか?」「書くために読むのか?」
 YESとNOで半分ずつ、というのが正直なところです。
 「つまらないものでも読むべきじゃないのか?」と自分で推し進めてきましたから、
 無理やり楽しもうとしていましたし、「読んで楽しかったから書く」気持ちと
 「書いてみたいから読む」気持ちでは、正直なところ「書いてみたいから読む」方が強いです。
 
 が、今まで購入した数少ない作品の中で、「これは面白かったな」と思える作品があったのも事実です。
 途中で手放さず最後まで残していた作品は、まさに寝る間も惜しんで最後まで読みました。
 読み終わったときは「次もこういう話が読みたい。私もこういうのが書きたい」
 とその日一日わくわくしていたくらいです。
 「こんなふうに読者をドキドキさせる作品が書けるだろうか?」
 そう思いながらこのサイトに通っていました。

 これを書いているときに思い出したのですが、ラノベを読もうと思い始めた当初に、
 本屋で手にとって立ち読みした作品がとても面白く、その日買わなかったのを後悔したことがありました。
 結局その作品は購入し去年読み終わったのですが、
 購入するまでずっとその作品が気にかかっていたほどです。
 このことがあったので、「面白いものもある」と考えるようになったのですが、
 その後なかなか面白いものに出会えず、「ひょっとして一回だけの奇跡だったのかも」と悩んでいました。

 選び方と、あとは運。感性も大事。
 もし、探しても探しても面白い作品に出会えないなら、「合わなかった」と諦めるつもりもあります。
 が、上手に探す努力を怠った上に「運が悪かった」で片付けたくはないですし、
 全体の購入数こそ少ないですがいくつか面白い作品には出会えましたから、
 ラノベのほとんどがダメとは考えていません。
 有名作品をあまり多く知らないのに「つまらない」と結論付けるのは失礼ですし、
 まずはたくさんの作品を立ち読みしてみます。

 以下、気になったレスを抜粋させていただきます。

> 「ライトノベルを書きたいから、おもしろいライトノベルを教えてください」というのはなんか逆じゃないかと。

 このサイトを見始めたのがラノベを買い始めた当初でしたから、
 間違いなく「書きたい気持ち」だけが先走っていました。だから「研究」という言葉が出たのです。
 
 新しいジャンルを読む、新しい刺激や感動に出会えるチャンスなのに、
 自分からそれを避けるなんてもったいない話です!


> > 私自身の中に、(略)部分もあります。
> これをいったん取っ払った方がいいかもしれないですね。

「前もだめだった」という先入観は捨てて読むべきですね。

> あなた、ラノベ向いてないんじゃないでしょうか?
 そうです。その考えには何度もひっかかり、頭を抱えました。
 可能性は大いにありますので、もう一度考えます。

 表紙については、本屋に並んでいるラノベがだいたい表紙を前にしてあるので、
 そのなかに少しでも過激なものがあると驚いてしまうことが多かったので、
 最近になって平気になってきたという意味合いで「耐性」という言葉を使わせていただきました。

> P.S.ヤングアダルトというジャンル
 わざわざありがとうございます。YAもいくつか作品を持っているので、そちらを買うことも検討してみます。


 「アタリが最近少なかった」という理由で、「次もだめかな」と思いながら、
 買い読むという体制が整ってきてしまっていたので、それをまずなくす。
 買いたい本を選んで書店に行き、立ち読みもする。
 あとは運もあるようですから、感性が合わなかったというのも視野に入れつつ、
 根気よく探してみたいと思います。

 お返事として書きたいことがたくさんあり、まとまりきっていないのですが。
 まずは、自分の構え方と選び方の見直しをしたいと考えました。
 まだ読んだことの無い作品が多数ですから、
 今は「書くことを考える」より、面白いものを探し、楽しんで読みたいと思います。


 お時間を割いていただき、ありがとうございました!
 すべて参考にさせていただきたく思います。
 北嶋でした、返信失礼致しました。今年も宜しくお願いします。


ダチョウさんからの意見
 ん〜、この文章だと北嶋さんがただ単にラノベを書きたい人なのか、
 それとも上手く書いてここで高得点を取るなり作家になるなりしたい人なのか、
 さっぱり分からないのですが、一冊完結ものだけ読むというのは視野が狭いと思います。

 面白い作品、売れている作品というのはやはりシリーズものに多いと思いますので、
 とりあえず一巻だけでも買って読んだ方がいいです。


 シリーズの一巻は作者が最も力を入れる巻と言ってもいいので、面白い仕掛けがたくさんありますよ。

 あと、書きたいならさっさと書いた方がいいです。

>「どうしてつまらないのか、どうなったら面白いか」研究
 こういうことばっかりしていると、小説は書かないけど小説論はやたら語る迷惑な人になります。

 あと、これは個人的な考えなんですが。

 曲がりなりにも自分が書こうとしてるジャンルの先達に、内容が薄いとか、
 なんだかつまらないってのはリスペクトに欠けてますよ。
 そういうのは斜に構えているとは言いません。ただ身の程を知らないだけです。

 小説を書いてみると、世間でどれだけ酷評されてる小説でもリスペクトできるようになります。
 一刻も早く読書をやめて執筆に移ることをオススメします。


ハルさんからの意見
 北嶋さと子さん、初めましてハルと申します。
 記事を拝見した限りの私見なので想像も含まれてますがご容赦ください。
 さと子さんの場合、金銭的な余裕がない。もしくは読書そのものがそこまで好きではない。
 そのどちらか、あるいは両方のよいな気がしました。
 ただ、本を読まない人が本を書くというのはかなりムリがありますので
 
 まず、各受賞作を読んでみてはいかがですか?


 買うのは1冊で済みますし、受賞したのであればたとえさと子さんのお眼鏡に適うものでなくとも
 必ず学ぶ所があると思って最後まで読めるのではないかと思います。
 本当なら片っ端から買うほうがいいのですが……
 シリーズものは安売りの日を狙って古本屋でも十分かと思いますので。
 多少なり応募の意識があるのであれば受賞作一点買い、何か学べるまで繰り返し読む!
 個人的にこの方法をお薦めします。


宮田さんからの意見
 北嶋さんの場合なら

・ライトノベル以外でも面白い小説を書いている人の作品を買う(小川一水や野尻抱介など)
・ライトノベルではなく冒険、SF、ミステリ、ファンタジー、武侠などの
 いわゆるエンタメ小説のオールタイムベストから選ぶ
・ライトノベルと一般の小説の中間にあるような小説を買う(夢枕獏や菊地秀行、佐藤大輔など)

 がよいのではないでしょうか。


饂飩粉さんからの意見
 どうも饂飩粉です。
 自分は深見真や冲方丁の書いた作品が好きです。
 他にも倉田英之や井上敏樹など脚本家として好きな方もいます。

 さて、自分がどうして上に挙げた作家様を好きになったのか。
 特にラノベ作家(主に)の前者二方に関して体験談をば……。

 深見真の場合
1:友人にとあるラノベを勧められた。電撃文庫のおおかみさんシリーズである。
2:その作品自体も気に入ったが、何よりイラストが好みだった。イラストレーターの名前はうなじと言う。
3:本屋をうろついていたら、偶然うなじがイラストを担当しているラノベに出会った。
 「疾走する思春期のパラベラム」というタイトルである。
4:「あ、あのイラストだ。しかも手にカッコいい武器持ってる。惚れるわー」思わず買ってしまった。
 作者は深見真である。
5:家に帰って読んだ。面白かった。続刊も全て買った。やっぱ面白い。
6:とりあえず深見真という名前でググッた。他にも本を出している。よし買おう。
7:GENEZ、ヤングガン・カルナバル、ヴァーティゴ、猟犬など様々な作品に出会った。
8:気がついたら友人に布教していた。


 冲方丁の場合
1:饂飩粉は昔から漫画が好きで、特に原作と作画が分かれている作品が好きだった。
 その方が面白さに保証がついているような気がした。ちゃんと完結してくれる気がした。
2:ある日、ピルグリム・イェーガー(少年画報社)という漫画を全巻買った。
 絵に惹かれたし、なんとなく面白そうだったからだ。
3:面白かった。原作者の名前は冲方丁である。この名前を心に刻み、再び本屋に出向く。
4:冲方丁が原作を担当しているシュヴァリエという漫画を見つけた。
 オビを見ればアニメもやってるらしいし、どうやら小説版も出ているようだ。とりあえず1,2巻だけ買う。
5:面白かった。アニメはちょっと微妙だったが、小説の方も楽しめた。
6:アニメ、蒼穹のファフナーをDVDで観た。すげー面白かった。
 なんと冲方丁が脚本を担当しているではないか!
7:ここで初めて冲方丁でググッた。なんと、本業は小説家じゃないか。
 「この作者ロボットものもSFも世界史モノも異世界ファンタジーも時代モノも書けるのかよ。すげー」
8:本屋で、冲方丁という名前を探しながら歩いた。
 マルドゥック・スクランブルや蒼穹のファフナー小説版、
 オイレン&スプライトシュピーゲルなどの作品に出会った。
9:気がつけば友人に布教していた。

 大体こんな感じです。
 
 ラノベを探すというより、偶然ラノベに行き着いたという感じですかね。
 
 アニメが好きならアニメをひたすら観ればいいと思います。
 自分も現役アニメ大好きっ子なので、
 おかげで脚本家や監督、演出などのスタッフでアニメを選ぶようになりました。
 たまたまそのアニメの原作がラノベかもしれないし、はたまた漫画かもしれません。
 
 自分の好きなものを突き詰めていくと、いつかラノベにたどり着くこともあるでしょう。
 
 現に自分はアニメ「戦う司書」を観ていて原作を読みたくて読みたくておかしくなってしまいそうです。
 でもアニメ化したから中古でも高いし周囲に持ってる人もいないしお金もないし……
 とりあえず貸してくれる人が現れるのを待っています;

・裏表紙などにあるあらすじ ・帯 ・表紙 ・タイトル ・一冊で完結しているもの ・受賞作
 
 自分はこういった観点から買う作品を選んだことはあまりないです。
 あらすじがいくら面白そうでも内容が微妙なこともあるし、
 オビがいくらもてはやしても期待はずれだったりするし、
 表紙がいくらry、タイトルがどんなにry、一冊で完結してるからってry、受賞作だからといってry
 とか、こんな感じです。
 
 でも、例えば「面白かったアニメの原作なんだから」とか
 「原作担当してた漫画面白かったし」とか
 「このイラストレーターの描くおっぱryはきっと!!」とか、
 こういったものがあれば先ほど挙げた観点なんて全てポイしてレジにゴーです。

 少なくとも饂飩粉は内心ムフフとしながらレジに直行です。
 財布の紐なんて濡れたティッシュのちょうちょ結びよりも千切れやすくなってます。

 北嶋さと子さんの望む答えになっているかはわかりませんが、
 せめて頭の片隅に置けるくらいの参考になれば幸いです。
 ではまた。さと子さんが楽しめるラノベに出会えますように。


金田丸鉄三郎さんからの意見
 なんか固いですね。
 書きたいなら書いてしまうといいんです。
 それに確かこの研究所にもあったはずですが、読む本なんてなんでもいいんですよ?

 小説を書きたいと思っているんなら尚更で、
 自分の読む本の好みを他に合わせる必要なんて今はありません。
 デビューでもすればまた変わってくるのでしょうが……。

 面白いと思えるものならなんだっていいんです。
 それこそ漫画だろうがゲームだろうが映画だろうが、なんでもありなんです。
 もちろん文字で表現する以上、本が一番いいんですが。
 
 どんな媒体でも自分が面白いと思えるものの方が得られる知識は多いです。

 偏ってしまいますけどね。
 とにかく書き始めてみて下さい。
 自分の書きたいものを書いて、
 出来上がったものがラノベではないというならそれもまた一興だと思います。


因幡の白兎さんからの意見
 どうも、今年の抱負は、小説をもっと書く読む。因幡の白兎です。

 と、上の挨拶にあるように、兎は恥ずかしながら読みの範囲が非常に狭い。
 なので、ちょっと皆さんとは違う、変化球な答えかもしれませんが。

 自分は本選びは、他人の評価や感想より、インスピレーション、
 あとその場のテンションときまぐれで選ぶのがベストだと思うんですよ。

 よく冒頭を読んでつまらなければという意見を聞きますが、
 冒頭が面白くなくて中盤から面白くなる作品なんてたくさんありますし、
 立ち読みを厳禁にしてる書店は珍しくはありません。
 まあ正直兎は冒頭十ページも立ち読むのが億劫だと思う人なんでってのはありますけど。

 最初は、こういう話的なものはないかなーの、
 「こういうの」を構成している貴方の個人的感覚と趣味思考を思い描きながら、
 これなら近いかも、となんとなく思えた作品を手にとって読んでみる、これでいいんじゃないでしょうか?

 で、買っちゃった本は、できるかぎり読めるなら読む、つまらないと感じたら、
 勝手に体が読むのを拒絶し始めるのでね。
 そのまま見限りるも、苦痛を噛み締めながら読むも貴方のお好きに。

 なに何の答えにもなってないこと言ってるんだとお思いでしょうが、
 責任持ってとか勉強のためとかの考えも正直いらないと思います。
 なんと言いますか、勉強も読み進めることも、結局、個人的に感度のあった作品ならば、
 読んでいるうちに勝手に頭の中でしちゃってるもんだと思うんですよ。

 なので、普通にあまり好きではない面白くない先が知りたくないと思う作品があるなら、
 自然と離してしまうと思うので、気分に任せて離したいときに離しましょう。
 耐えるようなら、気が向いたときに耐えて読めばいいじゃん、ということで。

 でも絶対に、捨てない。
 非常に大事だと思います。
 人の感情や感性なんてころころかわるものですし、
 いつか万が一手に取ることになるとも限りませんしね。

 なんかこう、好きなライトノベルを読むことぐらい、適当でいいと思うんですよ本当に。

 好きにもいろいろありまして、本当に好きな人なら、
 ファッションにお金を惜しまない人みたいに買いあさる人もいるんですから、
 自分の好きレベルにあわせた力をいれていけばいいんじゃないでしょうか。
 網羅する、なんて意気込みだけだと絶対続かない。趣味は趣味でいいんです。
 そうやって地味にライトノベルを読むことを続けていけば、
 いつかきっとものすごく自分に合って妄信するほどに大好きになれる作品にきっとめぐり合えますから。

 あと、インスピレーションは意外と続けていれば当てになりますよ。
 
 表紙とかタイトルみただけで、あっ、これは自分好きだ。
 ってある程度ピキーンと来るようになると思うので。

 なんかかなり個人的意見ですが、参考に慣れれば幸いです。

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