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ケロ太さんからの質問 2010/02/24
 キャラの魅力を引き出す人間関係

 こんにちわ。ケロ太と申します。
 この前、久々にドラゴンボールを読んだら、ピッコロが悟飯をかばって死ぬシーンで泣いてしまいました。
 年とると涙腺がカパカパになって困ります。
(ドラゴンボール知らない人はすみません)

 ピッコロはもともと悟空の敵。
 で、その息子である悟飯を育てたのは、ただ戦力としてのためだけだったはず。
 それがいつの間にか情が移り、自分の命に代えてでも守りたいと思うようになった。
 そのピッコロに対して、最初は恐がっていた悟飯も尊敬の念を抱くようになる。
 こういう関係ってすごく魅力的だと思います。

 よく「ライトノベルはキャラが大事」と言われますが、ヒットしている作品は、
 キャラそのものの魅力に加え、キャラ同士の関係性でも魅せることができているように思います。

 
 仮にそのキャラ自身が平凡であっても、他者との関係の中で輝く。
 それもキャラの魅力の一つじゃないでしょうか。
 
 前置きが長くなりましたが、本題。
 皆さんはこういう「人間関係」に魅せられた経験はありますか? 
 あれば、それはどんな作品の誰と誰で、どういうところに魅了されましたか? 
 ぜひとも教えてください。
 小説でも漫画でも映画でもOK。恋愛関係、ライバル関係、師弟関係、その他いろいろ。
 BL系で言う「カップリング」の話もアリ。
 具体的な作品名とキャラ名を出していただければ私がパクりやす……参考にしやすいので助かります。

 ちなみに私の場合は……

・漫画「ダイの大冒険」 ダイとバラン
 仲違いする父と息子。でも、次第に打ち解けあってゆく。
 バランが死ぬ間際、ダイが「父さん!」と叫ぶ場面とかもう涙が止まりません。
 こういうふうに、関係性の変化がストーリーと直結しているのがいいですね。
 
・漫画「ヘルシング」 インテグラとアーカード
 主人と従僕。圧倒的な力を持つアーカードが、インテグラのハートの強さに従う
(っていう表現が正確かどうか分かりませんが)のが燃えます。
 また、どの作品というわけじゃないですが、貴族の命を狙った暗殺者が返り討ちにされて
 「気にいった、私の家来になれ」「いつ寝首をかくか分かりませんよ」
 「お前ごとき飼いならせずに(以下略)」
 みたいなやりとりもベタながら好き。

・映画「ミリオンダラー・ベイビー」 フランキーとマギー
 おちぶれた老トレーナーが若い才能と出会い、彼女を育てていくと同時に、自分を取り戻してゆく。
 人間、とかく自分のことばかり考えてしまうものですが、
 だからこそ「誰かの成長が自分の喜びになる」というところに感動を覚えます。
 結末は悲しいですが、それも含めて素晴らしいです。

 以上、ご意見お待ちしております。


●答え●

MIDOさんからの意見
 こんにちは、MIDOです。
 ドラゴンボールはリアルタイムでは知らなかったのですが、
 最近になって日曜九時の「改」を毎週弟と見ちゃってたりします。フリーザ様強すぎでしょう……(汗)

 さて、本題です。

・漫画『スラムダンク』 花道と流川
 シリーズ全編を通して嫌い合い反発し合いを繰り返していた二人ですね。
 それが最終巻で、流川が初めて花道にパスをして、それを花道が残り時間一秒でシュートして決める!
 そのあと二人が手ぇ叩き合ったあの見開き一ページに鳥肌が立ちました。
 我に返ったあとふんってそっぽ向くのがまたいいんですよね〜。何度読んでも名シーンです。

・漫画『ヒカルの碁』 ヒカルと佐為
 完全版を買おうかどうしようか未だ悩み続けています……そのうち古本屋で安くなったら……
 あ、でも買っても本棚いっぱいだから置き場所がないorz
 ともあれ佐為が最後に出てくる場面。
 ヒカルの夢に出てきて、無言のまま扇子を手渡すシーンはじーんときました。
 もはや言葉はいらない、二人の深い関係に感動でした。
 その後本編には佐為は一度も出てこないんですよね。
 盤上に生きている、という原作者様のメッセージかな、と勝手に解釈しています。
 佐為はいいキャラしていたなぁ。中の人が今は『銀魂』の近藤さんだと思うと……orz

・ラノベ『花守の竜の叙情詩』ポーラとテオ
 続編が出ていることを本屋で知りその場で喜びに声を上げてしまったわたしってorz 
 恋愛小説として、主役二人がこれだけ切ない関係でいるのも珍しいです。
 好き合っているから想いを伝えられないとか、結局最後別れちゃうとか、
 わたしみたいな人間の泣き所と萌えツボをわかりすぎだぜ作者様。
 次巻で最終刊、どうなるか今から楽しみです。

・漫画『ヴァンパイア騎士』 優姫と枢
 少女漫画だからわからなかったらごめんなさいorz 
 最近兄妹(であり生まれつきの婚約者)だとわかったヴァンパイアな二人なんですが、
 ずっと優姫が母親の希望で術をかけられ記憶をなくしていたもので、
 枢は兄だと名乗れず実にびみょ〜うな距離で接することを余儀なくされておりました。
 逆に記憶取り戻してからは過保護になっているので怖いくらいです。
 さらに零というヴァンパイアがここに絡んで複雑〜な三角関係を提示しちゃっているのがこの作品。
 どうやって終わるのか、ってかハッピーエンドって無理じゃね?
 という展開とドロドロの関係性が注目な作品。

 パッと思いついたのはこれくらいでしょうか。コメントは以上です。


ドラキーさんからの意見
 明けましておめでとうございます(遅い)

 「ドラゴンラージャ」での、フチとネクソンの関係。2人がオークに捕えられた時のシーンが好きです。
 罵り合ったり、殴り合ったり…。でも、何だかんだで溝が(少し)埋まっていくのです。


TOMさんからの意見
 こんばんわ、TOMと申します。

・「ヘルシング」少佐とアーカード
 こう相対する立場の関係って好きですね。
 絶対に譲れない二者択一をそれぞれ別々の選択をした二人。
 反対を許したら、自分の選択が間違いになってしまうような関係……
 あっちはこっちと違う。そんな関係。

・「ベルセルク」ガッツとキャスカ
 黄金時代ではなく断罪篇、聖魔戦記の章とか部分です。
 これだと分かる人にしか分かんないので一言で言えば、片思い。
 たとえ独善に過ぎなくても、キャスカに嫌われようとも
 守っていこうとするガッツの不器用な献身が好きです。

・「アライブ」太輔と広瀬
 親友同士の対立。第三者によって溝は深まっていく。

・「パンプキンシザーズ」少尉と伍長
 戦災復興を掲げる戦争を知らない少女と戦争での殺人に負い目を感じている大男。

・「NHKにようこそ」佐藤と岬
 真正の駄目人間とその佐藤に救いの手を差し伸べる駄目人間。

 これだけ挙げて小説が最後の一つだけ。
 しかもそれすら漫画の方が気に入っている自分っていったい……。


魏延さんからの意見
 ピッコロがドラゴンボールで一番好きな魏延です。

 僕は、自分がものを書くきっかけになった「ダレン・シャン」の、ダレンとバンチャですね。
 ふと思うと、このバンチャが僕の中の「かっこいい脇役」のイデアになってる気が(何其

 主人公ダレンの相棒はクレプスリーですが彼は相棒と言うより保護者で、クールで古風なおっさんです。
 一方、物語中盤から加入するバンチャは兄貴分です。
 
 クレプスリーとは対照的にワイルドで不良っぽい熱血漢、
 しかし高い戦闘力と元帥の地位を持ち、同族内でも最強クラスの存在です。
 経験も浅く純粋なダレンをクレプスリーと共に様々な面でサポートします。
 ダレンの方は最初「変な人だなぁ」的な印象を抱きますが、
 彼の能力の高さを信頼し、砕けたキャラクターにも馴染んでいくようになります。

 バンチャの立場上の仕事や新キャラの登場もあって終盤はやや疎遠になるのですが、
 ラスボとの最終決戦でも彼は獅子奮迅の活躍でダレンたちを援助しました。ああ素敵。

 こういう、未熟な主人公を包容するような、
 ひょうひょうとしたところのあるハイスペックな脇役(ややこしい;)は大好きですね。
 物語序盤からの相棒クレプスリーが対照的なキャラだったのもあってか、
 読んでから何年も経つ今になっても強烈な印象が残ってます。

 と、Wikiで見ると今春(2010年)ようやく映画が上陸するようですね。
 うわ、渡辺謙も出るんだw


饂飩粉さんからの意見
 どうも、初めてアニメを観て泣かされたのは高2の冬に観たラーゼフォンでした。
 マジで涙出るとは思いませんでした。
 ブルーフレンド、今思い出しても泣ける気がします。ちなみに今高3です。
 どうでもいいですが、魔貫光殺法よりも魔空包囲弾(?)の方が好きです。
 ファイナルフラッシュよりもビックバン・アタックの方が好きです。
 セルは第一形態が一番好きです。

 結構ネタバレしてますが、以下、自分が惹かれた人間関係であります。


・特撮「仮面ライダーキバ」 紅渡と鈴木深央と登大牙
 ひょんなことから出会い、性格が似ていたりすることから次第に惹かれあっていく渡と深央。
 しかし渡はキバの力をもってファンガイア(つまり怪人)と戦う者。
 深央はファンガイアの中でもクイーンと呼ばれる上位のファンガイア。
 彼女がそれに気づくには少し時間がかかるのですが、渡がそれに気づくのはもっと先です。
 
 渡がまだ深央がファンガイアであると知らないときに現れるのが、大牙であり、
 彼は渡の古い友人でもあります。
 しかししかし、その正体はファンガイアのキングであり、クイーンと結婚する存在でもあるのです。
 彼らの少し変わった三角関係が、渡と大牙を成長に導きます。
 深央の死を乗り越えた二人が最終回で共闘するシーンはとても盛り上がりました。

・アニメ「ラーゼフォン」 神名綾人と紫東遥
 主人公とヒロインなわけですが、前者が17歳、後者が29歳という設定です。
 なんだ、年上ヒロインか(饂飩粉は大好物ですが)と思いきや……?
 愛は年齢を超える――のではなく、愛が時を越えています。

・漫画「DOGS/BULLETS&CARNAGE」 ハイネ・ラムシュタイナーとバドー・ネイルズ
 人当たりの悪い女性恐怖症男と人当たりの良いお気楽ヘビースモーカーの二人組です。
 両者ともイケメンです。饂飩粉は男ですが素直にカッコいいと思います。大好ry
 ベタベタなんですが、普段は口喧嘩ばっかりの仕事仲間。仕事のときはいいコンビ(?)です。
 仲が悪いのに、絶交することはないんだろうなあ、と思える関係は、見ていて楽しいです。


 ああ、小説が一つもないってばよ……orz
 森博嗣のSMシリーズの犀川先生と西野園萌絵なんかもいい感じの関係ですよね!
 これでよし、と……。


フランさんからの意見
 おこんばんわ、フランです。
 人間関係って大事ですよね、小説でもリアルでも……

 さて、人間関係が作品に好印象を与えた作品といえばこれでしょう。

・アニメ「グレンラガン」のカミナとシモン
 この作品がヒットした8割は二人の信頼関係の熱さのお陰じゃないかと思います。

・小説「銀河英雄伝説」のラインハルトとキルヒアイス
 上の作品でも同じですが、大切さの本当の意味って失った後にしかわからないんでしょうね。

・映画「レオン」のレオンとマチルダ
 世の中には血が繋がっていなくても、恋愛にならなくとも、
 それでも確かな愛があるんだなって教えてくれた作品です。
 不器用な人間関係ほど美しく見えたりしますよね?


三月 椋さんからの意見
 トライガン/トライガン・マキシマムのヴァッシュ・ザ・スタンピードとその他の登場人物達。


 主人公・ヴァッシュは物凄く強いのに不殺を貫き、笑顔の絶えない好漢です。
 見目も言動もどこか頼りなさそうだけど、実際はとにかく平和主義者で、
 他人のことを第一に考える優しい性格。
 そんな彼は旅する先々で数多くの人々と知り合い、ときに出会ったそばからタメ口を利かれ、
 ときに損な生き様をけなされたりしますが、誰もが同様に彼の不思議な人柄を忘れません。
 そうやって何年も渡り歩き続けた彼と、彼と触れ合った人々の関係は暖かで素晴らしいものでした。
(メインキャラもモブも、それこそ町人一人一人に至るまで)

 最終決戦手前、「長い旅が終わる」と過去を思い返すヴァッシュの脳裏に、
 これまで出てきた大勢のキャラクターが何人も次々と浮かぶシーンがあります。
 平穏と人間をひたすら愛してきた彼の生き様が、ついに実を結ぶか……
 というところで、何ともホロリとくるシーンです。

 また、特にヴァッシュと相棒・ウルフウッドの関係は特筆モノですね。
 ラブ&ピースの理想を掲げるガンマン・ヴァッシュと、
 「必要なら躊躇いなく人殺しだってする」と徹底したリアリストな暗殺者・ウルフウッド。
 考え方も性格も全然違うのに、どこか息が合っている二人。
 
 コミカルな口喧嘩も多いデコボココンビですが、不思議と絆が生まれ……10巻前後のエピソードは必見。
 ここじゃ言えません(笑

 文で書くだけではなかなか伝えづらいところですが、ヴァッシュほど幅広い『人間関係』を築いた人は、
 あまりいないんじゃないかなぁと思います。
 それでは。


雛乃さんからの意見
 こんにちは、雛乃です。
 人間関係・・現実世界でも人間関係の良さ、大切さを日々実感して
 いるだけに小説でも魅力的な人間関係があると心があったかくなります。

 私が人間関係で感動したのは
 秋山瑞人さん作・「猫の地球儀」幽と焔。
 SFで猫が主人公、登場人物たちは皆猫なのですが、そこで
 「科学の天才」の猫・幽と「戦いの天才・焔」という孤独な天才達が出会います。

 この2人は価値観の違いやそれぞれの自分の立場から、対立しぶつかり殺し合いの関係になりますが、
 どことなく妙なバランスでお互いを認め、友情意識を感じているのです。
 そして、小ネタばれになりますが、これまで自分から喧嘩を売ってきた猫・幽は、
 ある日他の猫にこう漏らすのです。
「僕は友達が欲しかったんだ」
 要するに今まで意地を張って相手(焔)に対立して喧嘩をふっかけてたのは、
 本当は相手がうらやましくて、誰よりもすごいと認めていて、
 自分の事もわかってほしかったから、と。
 この幽は、自らのある夢のために友達もできない孤独な存在なのです。

 この幽の最後を考えるとこのセリフが切なくて切なくて涙が止まりません・・。

 よかったら読んでみることをおすすめします。では、
 失礼しました。


アリスさんからの意見
 こんばんは、アリスです。人間関係、良いですよねw 
 その奥にある深いものを考えるのって大好きです。
 心にヒットすると涙の洪水が止まらなくなります(笑

 ではでは……(※ネタバレ含みます)

・アニメ(漫画)『07−GHOST』テイト×ミカゲ
 ファンタジーものですね。
 主人公であるテイト(男)は、ある過去のせいで学校に一人も友達がいません。
 更に記憶の一部がない。が、ミカゲ(男)という人だけは全く気にせず友達になろうとします。
 初めは嫌がっていたテイトも、次第にミカゲに心を開くようになります。
 そんな中、テイトはアヤナミ(男)という人に父を殺されたことを思い出します。
 その衝動でアヤナミを攻撃し投獄されてしまいますが、ミカゲの協力で脱出。
 
 逃亡中、教会の司教に偶然助けられそこで暮らすことになります。
 幸運にもその後、ミカゲとそこで再会しますが、
 彼はアヤナミに操られており、最終的に死んでしまいます。
 
 ……この後のテイトが切なすぎて、かなり泣いてしまいました。
 たった一つの光だった友がいなくなる、どれだけ悲しかったことでしょう(涙
 ただ、これはちょっと救いがあります。ミカゲは、小さな動物みたいな生物に魂が転生するのです。言
 葉は喋れませんし外見も全く違いますが、それからはずっとテイトと一緒。この時が一番泣いたなぁ。

 本当はもっといくつもあるのですけど、
 『吉永さん家のガーゴイル3巻』とか『ルーンの子供たち』とかetc……なんですけど!(笑)
 これ以上説明させたら止まらなくなりそうなのでこの辺で;
 また機会がありましたら、お会いしましょう。では、失礼します。


マカリオンさんからの意見
 こんばんは。
 私が好きなのは、

・「守人シリーズ」ジグロとバルサ

 槍一本でつながる義理の親子関係。
 ジグロは「悪者から幼女を連れて逃げるオッサン」の旨みと渋みを極めた存在。
 バルサは「かっこいいオッサンにつれて逃げられた幼女」が、
 どうなるかを追わなくていいところまで追ってみた存在。

・中島敦の「弟子」
 気質はまったく逆の師弟関係、「論語」に出てくる孔子と子路です。

 孔子は、物のわかった温厚なオッサンとして描かれ、
 子路は、いかにも少年マンガ的若造として登場。

 これも一種、小物の効いた関係です。
 ルビがちょっと鬱陶しいですが、未読でしたら青空文庫で読めます。


エルナインさんからの意見
 ドラゴンボールとダイの大冒険に食いつきました。ドストライクの世代です。
 小学校の頃、食い入るように見ていたなぁ……(遠い目

 物語においてキャラクターの人間関係はやっぱり大事ですよね。

 小説や漫画で有名どころを探せば、それこそ切りがないほど魅力的な人間関係が存在しますが、
 そのなかでも僕が群を抜いて好きなのが、「あしたのジョー」主人公・矢吹丈と力石徹の関係です。

 かいつまんで説明すると、

 天涯孤独の矢吹丈は、悪だくみのあげく特等少年院に送られることになる。
 少年院の生活に馴染む気が最初からなかった矢吹丈は、入って早々に脱走計画を企てる。
 が、その計画を力石徹に邪魔され、丈は脱走のチャンスを失ってしまう。
 猛烈に激怒する丈だったが、力石のまえに成す術もなく殴り倒されてしまう。
 力石徹は、少年院に入る前、プロボクシング界で期待されていたホープだったのだ。
 力石との出会いで、丈はボクシングを本格的に始めることを決意。
 かねてより丈にボクシングを勧めていた丹下段平氏(おっつぁん)のもとで、練習の日々に明け暮れる。
 そして少年院を出所した二人は、プロの世界で決着をつける。

 しかし、不運にもその試合で事故が起こる。
 丈が放った頭部への一撃で力石がダウンした際、後頭部を強打したことにより脳内出血。
 試合の事故として、力石徹は亡き人となる。

 と、結構昔懐かしいアニメ特集なんかでもよく放送されるエピソードです。
 個人的に特に好きなのが、このあと。

 力石を結果的に自分の手で殺してしまった丈は、やるせない気持ちのまま、雪の街をさまよう。

「なぜだ。一時は殺したいほど憎んでいたはずなのに、いざ本当に俺の手にかかってしまったら、
 こんなにも奴が親しく思えてくるなんて……」

「ああ……分かったよ。どうしてこんなに虚しいのか。
 あいつは親友だったんだ。本当の友達だったんだ。それを今頃になって気づくなんて……」
(僕の記憶のなかにある台詞のため、正確ではないですが、概ねこんな感じです)


 この不器用な感じの丈が、いまでも猛烈に痛々しいほど愛おしいです。男惚れです。


 最近、なにかと女性キャラクターに押され気味な作品が多いですが、
 僕個人としてはこういう「男惚れ」するようなキャラクターが活躍する作品を作りあげて行けたら……
 などと未熟ながら思っています。

 ……ラ研でまだ、そういう作品を投稿したことがありませんが(汗


緋剣 凍也さんからの意見
 どうも、緋剣 凍也です。

 ドラゴンボール、ダイはリアルタイムで見ていましたね。
 あぁ、あの頃が懐かしい。

 脱線しそうなので、本題にいきます。
 私の場合は

・小説「神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンシリーズですね(Sも含む)」
 フォロンとコーティの信頼関係。第一巻を読んだだけでは、読み解く事が出来ませんでしたが、
 ビギニングクリムゾンやS(学生編)を読んで納得。読み直したときに涙が……。
 追加
 チェイシング・クリムゾンに収録されている、レンバルトとフォロンが親友になった話しも外せませんね。

・小説「フルメタルパニックシリーズ」から
「終わるデイ・バイ・デイ(上下)」
 宗介とアルの距離が一気に縮まり、人と兵器から戦友になった瞬間ですね。
 だからこそ、後の巻で宗介がアルに掛けた言葉が深いものとなっている気がします。

「せまるニック・オブ・タイム」
 共に駆け抜けてきた仲間、クルツが生涯で最大射程からの狙撃で宗介を救うところですね。
 ただ、原作ではクルツの生死がはっきりと書かれていませんが。

 アニメだと
 「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」
 ラーゼフォン(劇場版)が既出だったので、逆シャアを……。
 二人の決着に注目したいんですが、シャアが戦いを起こした理由、アムロが護ろうとしたものを考え、
 アクシズを押し返すシーンを見た時は涙を誘われました。


REDさんからの意見
 ケロ太さん、こんにちわ。
 みさなまの紹介する作品をみていましたが、なぜアレがないんでしょう。アレですよ、アレ。

・「エースをねらえ」
 岡ひろみと宗像方仁の関係は、後世さまざまな作品に生かされています。
 師弟関係のみならず、ひそやかな愛まで加わった究極形態といえるでしょう。


makoさんからの意見
 ケロ太さん、こんにちわ。
 なんとも懐かしい題名に誘われて思わず書き込みに来てしまいました(笑。
 ……あれもしかしてケロ太さん私と同年代?
 そんな戯言はともかく本題です。

・漫画『ダイの大冒険』ポップとハドラー
 ダイとバランもいいですがこの二人も捨てがたい。
 奪われた者と奪った者、決して相容れるはずがない両者ですが、
 その立ち位置は驚くほど似ています。
(どん底に堕ちてから這い上がってくる所とか、
 アバンという存在が心の中で大きなウェイトを占めている所とか)
 戦いを通じ、最後にハドラーがポップのために初めて神に祈る場面は、この作品屈指の名シーンでしょう。

・漫画『アウターゾーン』マキと火牙刑事
 ……なんか昔から自分の趣味がアレな気がして非常にウツですが、それはともかく。
 イケメンなはずの火牙刑事がマキのせいで、
 どんどん『人形マニアの変態』にされていくのがツボでした。
 ラスト、死神のおっちゃんの粋な計らいがお気に入りの一作です。

・アニメ『天空の城ラピュタ』シータとパズゥ(とドーラ)
 今さら説明不要な作品。
 世間と自分の評価がかみ合わない作品に『機動新世紀ガンダムX』という作品がありますが、
 じゃあ何で好きなんだろ、と考えたときこの作品に行き着くんだろうな、と。
 『ボーイミーツガール』を描くときに自分の中で基準になっている作品です。

・ゲーム『スーパーロボット大戦W』テッカマンブレードとテッカマンエビル
 本来ならアニメに分類すべきでしょうが、そちらは未見なのでこちらを。
 まさかスパロボのシナリオにここまで心を揺さぶられるとは思わなかった。
 内容は『愛するがゆえに憎しみ合う』の一言に尽きます。
 『殺し愛』という言葉にピピッと来る物があれば押さえておいて損は無いでしょう。

・ゲーム『WILD ARMS 2nd IGNITION』アシュレーとトカ先生
 個人的にゲーム史上最も職業選択を間違った主人公。
 アシュレーに一番向いているのは英雄でもパン屋でもない。漫才のツッコミだと思います。

 他にもアレとかソレとか色々と思い浮かびますが、キリが無いのでこれくらいで。
 ケロ太さんの作品作りのお役に立てれば幸いです。


啓さんからの意見
 はじめまして、若輩者の啓と申します。
 魅力的な人間関係について、いくつか私も紹介させて下さい。

 まず私が好きな漫画『ゴルゴ13』より。
 主人公ゴルゴと武器職人のデイヴ・マッカートニーの関係があげられます。
 デイヴは初登場した作品『AT PIN-HOLE!』で、初対面のゴルゴに無茶苦茶な要求を突き付けられます。
 最初は無理だと言い張るのをゴルゴに職人としての誇りを問われ、見事彼の要求をこなしてみせます。
 その後、デイヴはゴルゴの信頼を買い、幾度となくとんでもない要求をされる羽目になるのですが……

 プロとして認める数少ない人物であり、だからこそ安心して無茶な要求をするゴルゴと、
 悲鳴を上げながらも要求にしっかり応えるデイヴの関係は、
 下手な友情よりも遥かに裏打ちのされた信頼関係だと言えるでしょう。
 この関係が見たい場合、『軌道上狙撃』『G線上の狙撃』『武器屋の長い午後』
 などのストーリーがお勧めです。

 また、長くないストーリーなら映画『プライベート・ライアン』のライアンと、
 彼を探すミラー大尉の関係もお勧めです。
 ライアンとミラー大尉は僅か数日間しか共にいませんでしたが、
 ナチスドイツの大軍が迫る危機的状況の中で、
 自分を探しに来たミラー大尉の言葉を胸にその後の人生を歩みます。

 彼がどんな人生を歩んだかは定かではありませんが、
 少なくともミラーに恥じない人生を送ろうとしてきたことが分かる重い問いには、
 数日間の邂逅が彼らの間に深い信頼をもたらしていたことを思わせます。

 そして最後にライトノベルから、『吉永さん家のガーゴイル』最終巻での敵、
 レイジと舞台となる町、御色町の人々の関係が通常とは異なる形で印象深いものだと思います。
 レイジは最初の登場時は身勝手なゲスという言葉が相応しい人物だったのですが、
 主人公らへの復讐の為に訪れた御色町で暮らすうちに、その心境に変化が起こります。
 主人公の仲間との戦いのラストで彼が見せた行動には、
 信頼する・されるということがどんな変化を人にもたらすのかを考えさせてくれるでしょう。

 長々と失礼致しました。


金田丸鉄三郎さんからの意見
 こんにちは。
 ドラゴンボールとダイ大ですか。大好きでしたねぇ、ジャンプ黄金期の作品はみんな好きでした。
 さてキャラの人間関係ですね。すっげぇのがあります。

・漫画「悪魔狩り」
 ラファエル・ハウラーとその家族。
 多くの人気キャラが跋扈するこの作品でも屈指の人気を誇る名脇役「ハウラー一家」。
 鬱になりそうなほど暗い展開が続くストーリーの中で出てくるたびに空気を明るく盛り上げ続け、
 時にその暖かい家族愛にホロリとさせられる理想的な家族です。
 そしてその最高の家族に与えられた壮絶な結末に読者はトラウマを植え付けられました。
 悲壮ではなく恐怖です。ここまでするのかと連載当時、身体の震えを抑える事が出来ませんでした。
 比喩ではなくマジで。
 
 作品は何かいろいろ否定的に言われがち、
 まあオブラートに包まず言ってしまうとパクリやら構図やデザインのトレスの事なのですが、
 そんな事言わずにちゃんと話を見てくれよって思ってます。
 最後まで見てくれれば絶対に損はさせない作品です。

・ゲーム「幻想水滸伝2」
 主人公とジョーイ。
 幼なじみで親友でありながらいろんな事情と想いが重なり敵対の道を辿ってしまった二人です。
 敵対しながらも思いは同じ、違ったのは二人の執った手段だけです。
 絶対的な『個』の力に憧れたジョーイと『絆』を重視し続けた主人公。
 彼らの結末にも涙しました。いい話です。


安倍辰麿さんからの意見
 人間関係が魅力的な作品といったら、個人的にはずせない作品が漫画・小説でそれぞれ2つあります。
 少々長くなりますが、お付き合いくださいませ。

<漫画>
・ジョジョの奇妙な冒険 第一部〜第七部
 荒木飛呂彦

 
 何故、これを上げないんだ……!?
 これは、歴代主人公のジョースター家やその周囲の仲間たちが織り成す『人間賛歌』の物語です。
 第三部から登場した特殊能力「スタンド」でお馴染みの作品ですね。
 現在は、月刊ウルトラジャンプ誌上で「STEEL BALL RUN」として第七部が連載されています。

 独特な台詞回しや効果音もさることながら、
 敵味方それぞれの信念や敵対関係が見事に表現されているのはグッド!
 特にオススメしたいのが、第六部「ストーン・オーシャン」の徐倫とその仲間 VS プッチ神父!
 プッチ神父は「自分は正義」と頑なに信じており、
 彼にとっては徐倫たちは神父の目的を阻む「悪者」と認識されています。
 しかし、徐倫たちの行動にも「正義」が宿っており、このぶつかり合いが堪りません。


・うしおととら 潮ととら
 藤田和日郎


 「からくりサーカス」「月光条例」で知られる漫画家さんの作品。
 「金色のガッシュ」の雷句先生のお師匠様でもあります。

 さて、人間ではないのですが……。
 題名にもなっている主人公の潮と彼に取り憑く妖怪とらの熱い関係が見ものでしょう!
 ラストバトルでの二人の関係の秘密が明かされたとき、もう涙腺崩壊してしまいました、満員電車の中で。
 二人以外でも、サブキャラクターとの相関図が熱いの何の。
 ザ・少年漫画といっても過言ではありません。
 未読の方は、是非文庫版でお楽しみください。

<小説>
「クビキリサイクル」をはじめとする『戯言シリーズ』
 西尾維新


 『戯言遣い』のいーちゃんとその周囲の人々。

 いーちゃんは、恐らくラノベ界でも屈指の最低最悪の主人公だと思います(苦笑)。
 シリーズ二作目の「クビシメロマンチスト」では、その駄目っぷり且つ最悪人間っぷりが露呈しています。
「よくこんなキャラを主人公に持ってきたな、西尾維新!」
 思わず突っ込みたくなるほどです、ハイ。

 しかし、シリーズが佳境になるとともに、いーちゃんは見違えるほどに成長します。
 最後、ラスボスに自分の名前を名乗った(とはいえ、読者には永遠に伏せられています)ときは、
 鳥肌が立ちました!
 ここに至るまで、いーちゃんは様々な人と出会い、様々な人の死に立ち会ってきました。
 これらを経験したからこそ、いーちゃんは大人になったんだと思います。
 人間関係の魅力なら、西尾維新はうってつけだと思いますよ!


・容疑者Xの献身
 東野圭吾


 映画化されたあの推理小説です。
 しかし、この物語の根底のテーマは「愛」なのです。
 殺人を犯してしまった主婦への想いを募らす冴えない数学教師が張り巡らす完全殺人計画。
 事件を追う過程で、数学教師の真相を知る湯川教授。
 そして、数学教師の想いを知った主婦の採った驚く行動……!
 名作です。トリックもさることながら、心理情景も素晴らしい作品です。

 以上です。
 長々と失礼しました。


実央さんからの意見
 人間関係の魅力、ですか。
 連続ドラマ(しかももう見られない)ものですが、『相棒』の亀山薫と伊丹憲一がしっくりきました。

 薫は元捜査一課の刑事でしたが、
 かなりのトラブルメーカーなので窓際部署の特命係に追いやられてしまいます。
 そこで、切れ者過ぎて変人扱いされている杉下右京と共に事件を次々と解決していきます。
 で、捜査一課時代から同部署の伊丹とはライバル……というより喧嘩仲間(笑)で、
 毎回事件現場では「特命係の亀山!」「んだとこんにゃろ!」
 という感じのもめ合いが起こるのがお決まりとなっておりました。

 けど事件によっては二人が協力することもあり、ま
 た皮肉言いながらも情報を提供したりすることもあったので、
 本当は仲がいいのかもと思う場面が結構ありました。

 薫は警視庁を辞め、発展途上国へNPO活動しに行くこととなりましたが、
 辞表を提出した薫に伊丹が「元特命係の亀山」と声をかけるんです。
「テメェなんかジャングルの中で死んじまえ……とっとと行けや、ばか野郎」
「てめえが呼びとめたんじゃねえか……お前こそ、さっさと死ね」
 いつもと違う妙な間のあいたやりとり、
 そして去り際に伊丹が後ろを向いたまま手を振るのに涙腺がやられました。

 すいません小説じゃなくて。そのうちノベライズされると思いますが(苦笑)。


まいちんさんからの意見
 こんばんは、ケロ太さん。まいちんです。

 色々と考えたんですが、国民的アニメ「サザエさん」を挙げてみます(笑)
 あれほど居心地のいい空間を演出した作品を、私は他に知りません。
 その秘訣は

・罪を憎んで人を憎まず(ケーキ泥棒を憎んでカツオを憎まず)
・失敗は笑って許す
・雑談の席での相手の話は決して否定しない
・くだらない茶々にもいちいち突っ込みを入れてやる
・面白い話には素直に笑う


 あたりなのかなー、と思います。
 小さなやり取りが積み重なって、あのほんわかした空気を醸し出していると思うんですよね。

 なんか、コメントしづらい作品ですみません(笑)
 親になったらあんな家庭を作りたいと思いつつ、お邪魔しましたー。


公ちゃんさんからの意見
 こんにちは、公です。
 私も興味本位で参加させて頂きます。

1・目的のためなら共闘をもちかける敵
 ラディゲ(鳥人戦隊ジェットマン)
 理央(獣拳戦隊ゲキレンジャー)
 次狼(仮面ライダーキバ)など

 普段は主人公と敵対しているのに、
 自分より強い相手だと主人公と手を組んで戦っちゃう。
 普段は相容れないのに、こんな時だけ息ピッタリ。

2・周囲の事など眼中にない復讐者
 クジャク(五星戦隊ダイレンジャー)
 黒騎士(星獣戦隊ギンガマン)
 デプスチャージ(ビーストウォーズメタルス)
 宮崎星音(霹海のAiON)
 麻生ゆり(仮面ライダーキバ)など

 家族など大切な何かを失って、仇討ちを望んでいるキャラ。
 標的を見つけると周囲の被害おかまい無しに殲滅しようとする。
 或いはそれ以外関心、生き甲斐がない。
 とくに女性の場合は恋愛などの「女らしさ」を捨ててガサツになっていることが多い。
 そんな彼らが主人公の優しさに触れて、人間の暖かさを取り戻して救われた時はちょっと感動します。

3・主人公とヒロインの間を妨げるちびキャラ
 竜胆ルリ(天神乱漫)
 アーテリー(悪魔事典)
 巻、ユピテル(瀬戸の花嫁)
 白井黒子(とあるシリーズ) など

 近年の作品ではよくあるキャラ。
 ヒロインを慕っており、彼女に近づかんとする主人公を敵視する。
 言い換えれば、ヒロインに対してそっち系の意識。(笑)
 
4・裏表ツンデレ
 野宮悠(E×E)
 八島杏子(片恋いの月)など

 主人公と周囲とでは違った態度を見せる。
 特に主人公に対してみせる本性は、かなりマイナスな印象。

5・使役ツンデレ
 朝凪深緒(朝凪のアクアノーツ)
 逢坂大河(とらドラ)
 江戸前留奈(瀬戸の花嫁) など

 ツンデレヒロインに見られるタイプ。
 主人公の弱みを握って舎弟にする、
 もしくは彼の失態の責任と称してこき使う。
 早い話が我がまま。

6・ベタボレな妹キャラ
 島田葉月(バカとテストと召喚獣)
 伏見 真姫奈(E×E)
 藤堂エリス(生徒会のシリーズ) など

 純粋無垢で、主人公のことを慕う妹キャラ。
 中途半端に年上の知識を知っていて「お嫁さんになる」宣言。
 主人公も目のやり場に困る。

7・主人公のシャドーとなるライバル
 木場勇治(仮面ライダー555)
 相川始(仮面ライダー剣)
 加賀美新(仮面ライダーカブト)
 遊佐司狼(Dies Irae)

 単なる「ライバル」って一言じゃあ片付かない。
 主人公と似ている所まで似ているのに、
 どこかの属性が正反対。
 云わば別視点でのもう1人の主人公。

<結論>

1・主人公+☆+より強い敵
2・主人公+☆+カタキ
3・主人公+ヒロイン+☆
4・主人公+☆+その他のエキストラ

 キャラは一対一のみの関係でなく、他のキャラとの関係も行動原理となっている。
 主人公との関係から、他者への関係の追加、
 もしくは主人公が2人の関係に干渉することで物語は動く。



5・主人公+☆→働かされる不快感
6・主人公+☆→周囲に白い目で見られる羞恥心
7・主人公+☆→価値観の違いからくる不快感

 主人公と別のキャラの関係は、完全に主人公の理想のものにはならない。

 主人公に対して快く思っていないキャラには、主人公側からも不快感を抱くし、
 逆に主人公に好意を寄せているキャラも、その言動がどこかずれていて対応に困る。
 
 「ここがなければなぁ」というキャラの短所、外見からのギャップが、
 実はキャラ同士の感情面での関係に働いている。

(そう考えると、私の住んでいる寮はキャラ関係のサンプルの宝庫か?)

 私が興味を持つ人間関係は、A、Bがよく出来上がっているかどうかです。
 でも改めて見ると、キャラの性格まで人間関係に左右されているものが多いですね。

 ではでは……。


ぽろろさんからの意見
 ちわっす、ぽろろです。
 全部ゲームですが。

 「無双OROCHI」「ガンダム無双2」「ファイナルファンタジーZ」
 諸葛亮と司馬懿の共闘。呂布と本田忠勝の一騎打ち。
 カミーユ・ビダンの接触によるシン・アスカの成長。主人公パーティとタークスの共闘。

 有り得ない奴らの共闘や決闘、そういうのが好きです。
 陣営、思想、性格。さすがに時代まで超えることは上記作品のような形でなければ出来ないでしょうが。
 そういったものを超えての共闘や決闘、それによる能力的・精神的な成長、そういうのが大好きです。
 自分の読んだことがある作品の殆どは、
 敵と味方、メインキャラとサブキャラに分かれ過ぎていて、そういう物が全くありません。
 
 普通に考えれば世界最強の勇者と魔王が共闘すれば何だって出来るはずですし、
 とあるサブキャラが他のメインキャラと共闘すればお互い成長出来たりするはずなんです。
 「キャラが大切だ」なんて言いながら、
 そのキャラに意味の無い垣根を意味も無く守らせている小説が多すぎます。
 まあ「パンが無ければ作ればいいじゃない」という話なんですが。

 「ARMORED CORE for Answer」
 「アルテリア・カーパルス占拠」、主人公VS世界最強達、2 VS 4(+1)。

 最悪の殺人鬼となった主人公を殺す為に、
 企業間のしがらみを越えて企業連最強の4人が共闘して主人公を殺しに来る。
 燃えますね……。

 しかもハードモードでは主人公を止める為に、今まで主人公を導いてきたオペレーターが、
 引退したはずの戦役に復帰してまで主人公を止めようとする。
 萌えますね……。

 そんな感じで。


ハイドさんからの意見
 僕も一つ投稿を

 まず最初に「アスラクライン」より。
 主人公:夏目智春と契約悪魔:高月奏が、
 一巡目の世界で契約する直前の一言一言が印象に残っています。
 高月は智春を守るために自分の存在と引き換えに力を使い消滅の時を迎えます。
 最終的には、契約する事でその消滅を免れますが、
 自分の命を削ってでも大切な人を守るその関係に感動します。

 次に「おおかみさんとシリーズ」より
 主人公:森野亮士とヒロイン:大神涼子の関係は最初森野がストーカー紛いの行動を取ってるのですが、
 それは森野がヘタレ(以下略)だからで、巻が進むにつれ頼れる信頼関係になります。
 戦闘時は大神が前線、森野が後方支援という役割分担で、
 大神は森野のサポートがあるから全力で戦うことが出来る。
 この二人が一心同体で戦う姿は感動ものです。

 追記:何で学園ものが戦争っぽく見える書き方になるだろうか……
 多分、文章力が足りないからだっ(涙)


 最後にもう一つ
 これは小説ではなく体験談なのですが、投稿します。

 とある授業で下級生と交流を図るという事で自己紹介をする時があったのですが、
 僕は名前を告げ他は特に有りませんと言った時下級生がそれを聞いて笑ったんです。
 でもその時、一人の幼馴染みが立ち上がりこう言ったんです。
「〇〇は昔、いろいろひどい事があったけど、それでも頑張ってるんだよ!!」
 その幼馴染みは泣いていました。
 その発言はその空間を沈黙へと導き、あるのは幼馴染みの泣き声だけ。
 ただ呆然としている僕に残っているのは
"ああ、僕を想ってくれる人がこんなに近くに居たんだな"
 という想い。
 それから、いつの間にかある事を決めました。

"この人を一生守る"

 そして、現在その幼馴染みは存在しません。


 いるのは僕と大切な彼女だけです

 長文失礼しました。
P.S.最後のあたり小説っぽいですが気にせずに


アリシアさんからの意見 2013/07/30
 こんにちは。アリシアともうします。

 私の好きなものを紹介させていただきます(台詞は多分若干間違っていると思います)

『薄桜鬼』  土方と沖田

 ご存じかもしれませんが、このアニメはとある理由により、史実とは異なり、近藤勇が処刑されたことを沖田総司は知ってしまいます。
 それを知ったときに沖田が、普段は仲が余り良くなく、憎まれ口ばかりを叩いていた土方に、「なんで近藤さんを見捨てたんだ!あなたにならできたはずだんだ!」と掴みかかるところ、後から追い掛けてきた千鶴という女の子に、「悔しいけど、今新撰組を引っ張っていけるのは土方さんしかいない」「千鶴ちゃん、土方さんを頼んだよ」というところが、普段は憎まれ口ばかり叩いてからかったり不満を言ったりしていても本当はちゃんと相手のことが分かっていたんだなあと感動しました。

 また、その後沖田が最期を迎える時に、怪我で動けない土方を守るため、その宿を襲撃して殺そうとしていた連中に一人で立ち向かい、「近藤さんが守り抜いた土方さんなら、僕も守らなきゃいけないね」と最後まで戦い抜いて死んでいったのには涙が止まりませんでした。

 わかりにくい説明ですみません!

 ほかにもまだまだあるのですが、これ以上書くと止まらなくなりそうなので(笑)
 長文失礼いたしました。

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