第4研究室 創作に関するQ&A 557P | トップへ戻る |
光義朋徳さんからの質問 2010/07/09
 父親に夢であるライトノベルをくだらないと言われた

 みなさんはラノベをどういう物だと思いますか?
 またどう向き合っていますか?

 というのは、先日父親にラノベを「くだらない本」という一言で片付けられたらんですよ。
 俺自身そうかもしれないと思う事もあります
 けど他の、創作してるような人はどういう物としてみてるんだ?
 また、どういう風に向き合っているんだろう?
 と思い質問した次第です。
 わかりにくい文章かもしれませんが、
 皆さんの意見、聞かせてくれると幸いです

 ちなみに、俺にとってのラノベは夢です。
 向き合い方は、正直まだ答えが曖昧にしかでていません。


●答え●

 他人の価値観に従って生きるか、自分の価値観に従って生きるか、の問題ですね。
 
 例えば、本当はミュージシャンになりたかったのに、家業の大工を無理矢理継がされた。
 父親は、息子は立派になったと、得意満面ですが、
 本人は、やりたくもないことをやらされて、釈然としない。
 大工仕事に熱は入らず、おもしろくないが、
 ミュージシャンになるより、世間体はよっぽど良いし、父親も満足してくれている。
 といったケースは世界中にごろごろしています。

 この場合、そのまま大工を続けるのか、
 家族の反対を振り切って、ミュージシャンになる夢を追求するのか、
 どちらが本人にとって幸せなのかは、本人にもわかりません。
 どちらを選んでも、苦労や後悔はつきものだからです。

 だだ、職業ではなく趣味の領域の話でしたら、生活上のデメリットが小さいので、
 自分の価値観に従って生きた方が、充実した人生を送れます。


 できれば、一人暮らしを開始してしまえば、
 親からの干渉は一切、シャットアウトできるので、さほど悩むことはありません。

 また、世間がライトノベルを貶めるのは、
 自分はオタクではない、文学に精通している教養ある人間である、
 ということを暗に主張でき、メリットが高いからです。


 同じように天使や悪魔、預言、復活、聖母などというラノベ的キーワードがでてくる本に、
 キリスト教の聖書がありますが、これをくだらないという人は、ほとんどいません。
 また、ギリシャ神話、北欧神話、アーサー王伝説、グリム童話、アンデルセン童話、といった物語も、
 非現実的で、非常にライトノベルに近い内容ですが、価値のある立派な本です。
 
 なぜかというと、これらを肯定することで、
 自分は世界の歴史や文学に通じている教養ある人間である、本物の価値のわかる人間である、
 ということを暗に主張でき、メリットが高いからです。
 逆に批判をしても、メリットはほとんどありませんし、共感してもらいづらいです。

 例えば、アンデルセンの人魚姫なんて、キモいオタクの妄想じゃねえか!
 と批判して、そうだそうだと、共感してくれる人がどれだけいるでしょうか?
 え? 世界的に有名な児童文学を、そんな風に批判しちゃって良いの? 
 アンデルセンって偉人だよね?
 と、まずは戸惑いを覚えるでしょう。

(アンデルセンはラテン語(当時の純文学に必須)をどうしても習得できずに、大学で落ちこぼれ、
 仕方なく大衆文学(当時のライトノベル)の道に入りました。
 外見がキモかったために女の子に振られ続けて、生涯独身だった苦しみを文学として昇華させたのです。
 それが現代では、権威のある文学になっています)

●補足
 私はゴッホの『ひまわり』の美術的価値など、さっぱりわかりませんが、
 とりあえず人前では、ゴッホのひまわりはすばらしい、などと言っておきます。
 本当は、ゴッホの『ひまわり』より、ギャルゲーの萌えCGに100倍の価値を認めていますが、
 そんなことは、一切、表に出さず、裏でムフフと楽しみます。


かずらさんからの意見
> みなさんはラノベをどういう物だと思いますか?
 中・高生向け小説っていうカテゴリーだというだけで、自分でどういうものかと考えたことないですね。

> またどう向き合っていますか?
 多分、真面目に向き合ったこと無いと思います。
 ただの読み物としかとらえてませんし、自分で書いてる物も、
 こういう物語が読みたいと思って書いてるだけですから。

> というのは、先日父親にラノベを「くだらない本」という一言で片付けられたらんですよ。
 興味の無い人や理解できない人から見れば、そんなもんです。
 私もピカソはただの落書きにしか見えないし、
 あんなものに何億も出すとか馬鹿でしょって思いますから。

 私が自分の書いているものに対して考えるのは、自分が読んで面白いかどうかですね。
 流行がどうとか、需要がどうとか、考えたこと無いです。
 自分が面白いと思わないのに、流行とか需要を追いかけて、自分が楽しめなかったら嫌ですから。
 プロには向かない性格ですねw
 それでも、自分が面白いと思うものを、他の人も面白いと思ってもらえるように努力はしたいですね。


嘘つき村の住人Eさんからの意見
・スポーツで汗を流すより、部屋で本を読んでいる方がいい。
・部屋で本を読んでいるより、スポーツで汗を流す方がいい。

・ロックより、ジャズの方が好みだ。
・ジャズより、ロックの方が好みだ。

・てんぷらにかけるのは、ソースより醤油。
・てんぷらにかけるのは、醤油よりソース。

・趣味は切手集め。
・趣味はアイドルの写真集め。
・趣味は日曜大工。
・趣味はプラモデル作成。


 趣味・嗜好について貴賎を論じたり、文化について優劣を考えること自体が、
 私はナンセンスだと思いますね。


 向き合う、なんて、何でそんなかしこまったことを考えなきゃいけないんだろう?
 というのが私の気持ちです。
 劣等感なく、それが自分にとって大事なものなら、それはただそれだけのものだと思います。


嘘つき村の住人Eさんからの意見
 ラノベは、娯楽の一種、小説の一種類だと思っています。

 また、職業に貴賎はないと思っています。
 書いている人はいたって普通に仕事している感覚ではないでしょうか?



鳴海川さんからの意見
 こんばんは、鳴海川です。久々に顔を出してみましたー。

 閑話休題。

 ラノベをどう思っているか、ですか……。ある意味哲学的な質問ですね。
 答えとしての自分にとってのラノベは、「自分自身」ですね。
 何だかもう、ラノベを書いたり読んだりするためだけに生きているようなものですから。
 何故かと言われれば、これは受け売りなのですが、
 
 「本とは作者の内側を表すものである」ということらしいです。

 この言葉を聞いたときは、「ああ、確かにな」と思いました。
 実際、嘘だけで書けるものじゃないと思うんですよね。
 小説をはじめとした文芸・芸術などの創作の類って。

 必ずどこかに自分の経験や意見が現われて、必ず自分自身が何処かに投影される。
 そう考えると、不思議な鏡みたいですよね。創作って。

 
 というわけで、自分にとってのラノベは「自分自身」。
 誰が何と言おうと、これは絶対に否定できない自分の真理です。

 どう向き合っているかと訊かれれば……なにせ「自分自身」ですからねぇ。
 生きていれば勝手に向く方向へ向いてくれる、そんな感じです。
 空気があって当たり前に感じているように、生物に命があって当たり前のように、
 自分にとってラノベはあって当たり前の存在なんです。
 
 だから、「どう向き合う」と改めて訊かれると少々困りますね(苦笑。
 まぁ、こんな意見ですが参考になればな、と思って書き込ませていただきます。


 最後に。
 あなたが何をどう思おうと自由ですが、所詮父親と言えども自分とは違う一つの存在であり、人間です。
 つまり、悪い言い方をすれば文字面通りの「他(の)人」なわけです。
 だからあなたの父親さんがラノベを「くだらない本」だと言えば、
 あなたの父親さんにとってラノベは「くだらない本」なんでしょう。
 
 でもそう言われて傷つくということは、少なくともあなたにとってラノベは
 「くだらない本」ではないということだと、自分は思いますよ。――これも受け売りですが(笑。
 もっと自分に自信を持ってもいいんじゃないかな、と思います。
 自分が楽しいと思うことを続ければ、答えや意味、向かい合い方なんていずれ付いてきます。
 今はとにかく、楽しむことだけを考えましょう?

 ではでは、偉そうなことを長々と書いて失礼しました。


漂白者の影さんからの意見
 こんばんわです。漂白者の影です。

 ラノベをどう思っているか……。
 深く考えたことありませんが、他の方が書かれた作品に対しては
 「1度目は娯楽、2度目以降は教科書」みたいな感じで読んでいると思います。

 自分の書いているものに対しては「子供」と接する感じですかね。
 正しくは作中の人物に対しての思いなんでしょうけど、皆可愛くて愛してやまないです。

>というのは、先日父親にラノベを「くだらない本」という一言で片付けられたらんですよ。

 くだらなくていいんじゃないでしょうかね。少なくとも私はラノベを大層なものとは思っていませんし。
 もしラノベが純文学級の扱いで、教科書に出てきたら、正直引きます。そして日本の行く末を案じます。
 まあ、くだらないものというのは、それだけ手が出しやすいということなんじゃないでしょうか?


 それにしても父親か……やっぱり世間一般の認識(?)どうり頑固なんでしょうか。
 私にはよくわかりません。


相川さんからの意見
 私の感覚からいくと光義さんの父親がくだらない人間ですけどね。
 世の中に一言で片付けられるものなんてありません。
 面白い物にも面白くないものにもそれ相応の理由があり、
 くだらないものにはくだらないものたる原因があります。
 それを説明もせずにただ「くだらない」の一言で片付けるのはいささか視野が狭いんじゃないでしょうか。

 と、まぁここまで語っておいてなんですが、こんな偏屈な人間の意見は適当に流しちゃってください。
 というか若干感情的になっちゃってすみません(汗)


極華さんからの意見
 考え方の違いでこれは大きく異なると思いましたが、私自身はラノベ好きですよ。
 ファンタジーは夢物語ですからね。読んでいて楽しいので……楽しいものととらえていますかね(笑)
 向き合い方は読み物ですね。本ですから……。

 ですが、多方面からみるとライトノベルの表現は浅いですね。
 あまりつっこんでいない単調な会話にならないのが技なんですが、
 失敗すると途端に単調に、表現もおざなりの会話文になるのが怖いところ。
 実際にキャラだけでなってるラノベもありますから……。

 複雑にすると表現を読み取ってくれない読者ライトノベルの読者層にあわせられなくなってしまうので、
 当然と言えば当然の表現の浅さなんですが、本を幅広く読むとどうしても浅く感じてしまう。
 くだらない本というお父さんの気持ちは分からないわけではありませんが、
 切り捨ててしまうには惜しい部分があります。万人に面白いジャンルというのは色恋沙汰ぐらいです。


白金猫さんからの意見
 むっ!
 のっぴきならない話題ですね!

 私は今年からラノベ入賞を目指し始めたアラサーですが、
 自分の能力がどんなモノなのか知りたいだけという気持ちもあるし、
 昔の夢であった作家生活に未だ憧れているという気持ちもあります。
 だから私にとってのラノベとは『現実逃避の就職活動』

 ちなみに光義さんのお父様は下らんと一蹴なさったようですが、
 そういった一般目線になった時のラノベを一言で言うなら『エンターテイメントの中の一ジャンル』
 そんな所でしょうか。

 お父様の気持ちも分かりますけどね(^^;)
 子供には、確実な道を歩んでほしいものですから。
 人生の安全の為には。
 だからお父様にラノベを認めさせたいのなら光義さんが成功を収める以外に方法は無いかと。

 でも、まぁ……そんなに気にしなくてもいいと思いますけどね(^^;)
 例えば音楽で言えば、私はレゲエやヒップホップが大好きなんですが、
 周りの友人は全く興味が無いようで、よくバカにされます。
 でも私は、自分が好きなんだから別にぃ……って感じで人の意見は気にしていませんし、
 逆にビジュアル系の良さが、まっっっっっったく分かりません。

 興味が無く好きでも無いい事であれば、まず詳しく知ろうとも思わないし説得にも関心を示さない。
 誰にだってある事だと思います。


 ちょっと淡白な言い方かな?
 ま、頑張ってください……という事で。
 結果で示しましょう、お互い(笑)


ヒトツメアさんからの意見
 ラノベも立派な小説だと思いますよ。ただ表現方法が若い人向けなだけです。

 ラノベを下らないと思うのはライトノベルだということに拘りすぎではないでしょうか。
 読むに、書く方もです。
 
 純文学でも児童文学でも、根底にあるのは人を感動させると言う事なのに、
 それを低俗と決め付けるのは偏見だと思います。


 物語はたとえ嘘でも、人を楽しませます。これは素晴らしい事なので自信を持ってもいいですよ。
 自分が楽しくてもいいです。
 もしこれも否定する人がいるなら、手前は一生なんの趣味も持たずに生きろと言いたい(笑


使い捨てさんからの意見
> 先日父親にラノベを「くだらない本」という一言で片付けられたらんですよ。

 割と普通です。興味があるか、少しでも知ってる人じゃないとどんなものでもくだらないものです。
 
 例えば剣道の試合。子供同士ならまだしも各流派の師範の対戦になると何が起こったかわかりません。
 すれ違っただけで勝負がついてます。
 例えば政治。興味がない人にとって国会は悪口の言い合いとなんら変わりません。
 例えば野球。汗まみれ土まみれになって球を打った捕ったで大喜びする。
 はたからみれば実にくだらないです。
 例えば競馬。馬を鞭打って走らせて、それに金を賭ける合法賭博。
 パチンコと同じく、人の人生を潰すかもしれないものです。

 もちろん、剣道は洗練された武道であり、政治は私たちにとって重要なもの、
 野球はいつの時代も人を魅了する球技の王、
 競馬は気楽に出来る趣味であり馬の走りは見ているだけでストレスを晴らすことができます。
 
 ですが、知らなければくだらないものです。
 逆に言えば知れば奥深いものです。

 
 作家になるなら、他人の「くだらない」に惑わされずに突っ切ってください。
 自分が「くだらない」と思うものでも積極的に知ろうとしてください。
 「広く浅く」の知識は、作品の幅と自分の視野を広げてくれますよ。


>みなさんはラノベをどういう物だと思いますか?

 ラノベは良い物。一つ一つに世界があり1ページごとに時間が流れる特別な空間です。

>またどう向き合っていますか?

 信じています。
 ラノベは自分にとって進む道です。
 正直、自分にはこれ以外出来そうににありません。でも、これなら出来る。そう信じています。
 自分が決めて進む道ですから、自分自身が道を信じて歩き続ければ怖いものはありません。
 前述のとおり、ラノベは世界です。自分が書いたものは自分の世界です。
 もしかすると自分はラノベを信じることで自分の作品ひいては自分の世界、
 自分自身を信じようとしているのかもしれません。
 
 ただ、それもいつか変わるかもしれません。
 数式と違ってこういう心の答えはその時その時で違います。
 とりあえず、今は自分の信じるという答えを信じています。


風来坊Qさんからの意見
 父親の言葉は一理あると思いますね。くだらないラノベはかなり多いので。
 ですが、それを言うならくだらない映画やラノベ以外の本も沢山あります。
 
 むしろエンターテインメントはくだらないもので埋め尽くされています。

 多分「ラノベ=くだらない」は表紙のアニメ絵を見て生まれた偏見でしょう。
 でもやっぱりラノベは他の分野よりも「くだらない」の倍率は高いと思います。
 自分はラノベをあくまでもエンターテインメントとして見ています。
 ラノベは純文学の代わりにはなれません。役目が違うからです。
 
 基本的に映画・漫画・アニメ・ゲーム・ラノベと言うのは全て娯楽であって、
 娯楽以上のなんでもありません。

 知識を与えるのが役目ではなく楽しませるのが役目です。
 もちろんラノベを読んで何かを学べたらそれもすばらしいと思います。
 だけど、それが優先されるべきでは無いんですよ。そしたら純文学ですから。
 
 「面白さが正義」
 それがラノベであって、それがエンターテインメントです。


 自分は教育漫画や教育テレビのようにエンターテインメントと教育を両方やろうとして、
 どっちも中途半端になってしまう作品が大嫌いです。
 勉強は面白くなくても良し、エンターテインメントは面白さが全て。
 ごちゃまぜにしてはいけないと思います。

>何故ラノベを書くのか。

 「自分の作った世界を誰かに見せたいから」と
 「何かを書いて誰かを楽しませたいから」の二つが理由です。
 くだらなくても結構、エンターテインメントですから。
 私はライトノベルをすばらしい物だと思っています。ラノベ作家が夢です。
 
 だからこそエンターテインメントだと割り切る必要があるんですよ
 「自分はタメになる物を書いているわけじゃない。
 むしろ読みすぎたらダメになってしまうような物を書いている」と。

 以上、だらだらと書き続けてしまいました、風来坊Qです。


アンデッドさんからの意見
 僕はラノベとかに余り拘りはないですね。どうでもいいかなと思います。
 ただ、自分が好きで書いた物を公に出した時、多分ラノベ寄りに区分されるんじゃないかなと思います。
 そうなると、新人賞なんかに出す場合は、まあラノベ新人賞に出すしかないんですよね。
 もし一般寄りだとしても一般ではない(受け付けてくれないであろう)ので、
 結果的にラノベになる感じですかね。

 ラノベは何でもありだとは聞いてますが(希望的にもそう思ってます)、
 最近は内容的に偏りがありすぎるなとも感じてます。特に萌え系という様な部分で。
 そうなるとちょっと内容的にくだらないなと思わずにはいられません。多様性の無い閉塞感があります。

 僕としては受け皿が無い様な居心地の悪さがありますね。
 そういう意味では電撃がメディアワークス文庫というのを設立したので、
 中間的な受け皿になってくれるのかなと希望的観測はしてます。

 僕は来年の電撃かスクエニに向けて短編を出そうかなと考えてるんですが、
 (というかラノベ新人賞の短編受け付けがそこしか知らない)
 萌えとかは書かずにあえて逆を突いて挑戦しようと思ってます。
 短編なのもあって、挑戦的に北野映画のアウトレイジみたいなのを書くつもりです。


ため息さんからの意見
 「くだらない」ね。ふむ。まあそういう見方もする人もいるでしょうね。

 僕にとってラノベは小説の中にある「ジャンル」でしかありません。ジャンルごとに貴賎は持ってません。
 それはケータイ小説にも言えることです。
 
 僕の身近にラノベをけなすと怒るやつがいるんですが、
 そいつはケータイ小説を「くだらない本」と言ってます。

 
 なんで別物として捉えるのかなあ、とたまに考えます。
 どれも小説だろうし、どのジャンルにも面白いものはあるのになあ。


 小説ってのは、役に立ったり立たなかったり、楽しかったりくだらなかったり、
 そんなものが両方あると思います。
 そういうものがどちらもあるから、魅力を感じるんじゃないでしょうか。
 本気の中に冗談があって、冗談の中にも本気があって。そんなだから僕は小説が好きです。

 ラノベをどう見るか、ではなく。もっと広い視点を持つともっと考えがまとまると思いますよ。


ため息さんからの意見
 エンターテイメントなんて、くだらないくらいで丁度いいです。


鶫さんからの意見
 娯楽小説、参考資料、己のバイブル…
 色んな言い方ができますけど、好きな事には変わりないです。

 何が面白いか面白くないかなんて決めるのは自分であって、
 くだらないとか言われても関係無いですよ。


> ちなみに、俺にとってのラノベは夢です。
 それでいいと思います^^


前田なおやさんからの意見
 こんにちは、前田なおやと言うものです。

 自分にとってのライトノベルは、ライトノベルです(なんじゃそりゃ)。
 シリアスな話もあれば、馬鹿みたいに下らない(褒め言葉です)話もあります。
 考えさせられる作品もあれば、ひたすらに楽しいだけの作品もあります。
 十人十色。その言葉に当てはまるのがライトノベルです。
 型に当てはまらないからこそ、ライトノベルだと思います。

 人によってはそれが「下らない」と映るのかもしれません。
 けれどそれで別にいいのではないでしょうか?
 
 ライトノベルの色に合わない方もいるでしょうから、そんな人は無理する必要無いです。
 好きだから好き。この一言に尽きます。


 創作の際には、肩肘張って読まなくてもいい話を書くようにしています。
 で、結果的にそれがライトノベルに近いだけです。
 向き合い方なんてないし、変に向き合わなくてもいいんです。
 そんな変な考えを持ってしまうと、ライトノベルらしくないじゃないですか。

 ……なんか訳分からんこと書いたよーな気が。


世羅 悠一郎さんからの意見
 世羅 悠一郎です。

 ラノベは、そうですね。
 少年期から自分を育んでくれているものの一部です。

 私も、下らないで片付けられた事、ありますよ。
 私の父の場合は、表紙だけで片付けられましたか。

 ま、下らなくていいんじゃないでしょうか。
 高尚である必要はないです。低俗である必要も無いですが。
 この辺は、どこに行っても付きまといますね。
 学術書でもない限りは。
 
 場合によっては、文学だって下らないと言う人はいます。

 とはいえ、私も昔、くだらないと言われてムカッと来た事はありますが。
 でもそれは、要するに自分にとってはそうでなかったという事ですよね。
 少なからず、メッセージなり感情の揺さぶりなりは受け取っていたからこそ、そう感じたのでしょうし。

 であれば。それを大事にしていいと思っています。
 感じたもの受け取ったものは本人にしか分からないのですから。
 別に、一般大衆もそれほど高尚な事を書いている訳じゃないしなぁ。

 もし、納得できないなら、父親殿に追及するといいかも知れませんね。
 自分の熱意と、大事に思っている感情は示せるかもしれませんよ。
 そうでない可能性も随分と高いですが、話の通用する相手だと思っているのであれば。

 自分も、他人も、作品も。
 どれ一つ貶める事はありません。
 恥じる事は一つたりとありませんから。

 向き合い方は。
 ありのままに。感じたように。
 それだけで十分です。理屈が無きゃいけない訳じゃありません。
 少なくとも、この件に関しては、これ見よがしな理屈を並べる意味を感じません。

 それでは。


サイラスさんからの意見
 どうも、サイラスです。お久しぶりです。

> みなさんはラノベをどういう物だと思いますか?

 カンフル剤でもあり、麻薬でもある。というのが、私の考えです。
 というのも、ラノベを読んで、日々の辛いことを忘れたり、元気をもらったりする人々がいますし、
 つい最近(2010年)では、「クールジャパン」という形で、ライトノベルを含む、サブカルを海外に売り出して、
 経済を活性化しようと(少々、突っ込みたくなりが、)政治家が考えているくらいです。
 
 ただ、その一方で、ラノベといったものと、
 現実とのギャップに耐えられなくって引きこもりや経済感覚が狂ったオタクを生みだしたり、
 売れるからといった理由で、安易にアニメ化(最近は、少なくなりましたが、)したり、
 といったもう少しラノベから、自立したらという側面があります。
 そういう意味で、『カンフル剤でもあり、麻薬でもある』と考えます。

> またどう向き合っていますか?

 実は、今月、会社をクビになってしまい、ラノベを含む多数の書籍を処分せざる得なくなり、
 その際、こんな未練もなくラノベを処分するなんて、自分にとってラノベって、結局何だったのだろう?
 と思うことがありました。
 だから、今まで、ちゃんと向き合っていなかったという事実を受け止めて、
 どう向き合うべきか考えています。

> というのは、先日父親にラノベを「くだらない本」という一言で片付けられたらんですよ。
> 俺自身そうかもしれないと思う事もあります。


 確かに、昔から、ラノベを含む、サブカルは、大なり小なり作者の妄想や欲求が混じるため、
 「くだらない」と思われることがあります。
 それでも、その「くだらない」ものを作って、生活をし、税金を納めて、
 あなたやあなたのお父さんの老後を支えていきます。
 
 ただ、ここ最近のラノベやそれ原作のアニメを見ると、
 どこか妄想や欲望だけ作ったのでは、というものが多くなった気がします。
 そういう意味では、妄想や欲望をもうちょっと抑えて作らないと、どんどん「くだらなく」なります。
 ファンを失っていくと思います。
 
 以上です。では。


うなさんからの意見

 「ラノベ=娯楽」

 自分にとっては単純にそれだけです。

 ただ、近年のラノベは萌え路線に偏りがちなので、
 流石にいい大人になった私個人としては、抵抗を感じてずには居られませんが……。
 内容が面白ければある程度は容認できそうな気がします。

 一点要望を挙げるとすれば、それは作者個人の独りよがりになっていないか?という事ですかね。

 創作で飯を食う仕事に就いている以上、社会的感覚を身に付けていない作家は唯の無能です。
 子供じみた妄想をただ垂れ流ししているだけならそれはオナニー行為ですし、
 誰にも受け入れられないでしょう。

 の……筈なのに、利益優先な一部の悪質な業者によって、
 今のライトノベル業界はその辺のモラルが低下しているように思えます。

 だから幼稚だと揶揄されるというのに……彼らはそこに気づかないんでしょうか?

 今のライトノベルは、快楽優先か、
 はたまたメッセージ性優勢か完全に二極化してしまった様に思えます。

 最早根本的な修正は不可能な気がしますが、それでも敢えて立ち向かって行くのが、
 これからの若い物書き世代には求められているのでは無いでしょうか。
 自分ならそういうスタイルに憧れます。


zzzさんからの意見

 いつも眠いzzzです。
 春でもないのに眠いのは何でだろうね。

 勉強がしたいなら教科書でも参考書でも読む。
 調べ物がしたいなら資料を探すだろう。
 歴史が好きならその手の本を読むし、
 桃色エロスな欲望を炸裂させたいならコソコソとDVDなり本なり色々探す。

 それじゃあラノベはどんな目的、どんな役割として読んでいるか。
 ラノベが好きで、ラノベが楽しいからラノベを読んでいる。
 趣味や嗜好品、娯楽の類の一つとして。色んな意味での休憩でもいい。

 楽しんだり出来れば、それ以上特に何も求めていない。

 それ以外で読む時は、パクリ対策か傾向対策、ラノベの勉強、
 知り合いから勧められて感想を言わないと駄目で嫌々読む時くらい。
 そういう例外は置いとくなら、基本的に楽しめればそれでいい。

 向き合うとかそういう小難しい話は、
 仕事にしたい人や悩んだ人が自分や家庭、環境を考えて向き合っていけばいいんじゃないか、
 と個人的には思う。

 学生に言える事は、野球選手だろうがコケシ職人だろうがラノベ作家だろうが、
 ぶっちゃけそれしか学んでないならそれを職に出来なかった時、次の職を探すのに苦労する。
 そうなってから職を探すのも大変なので、他の事もしておくか、時間のある学生の内にプロ入りを目指す。
 
 特にラノベ作家はなれても成功しないと、それほど儲からない。
 成功しても、言うほど儲からない事が大多数なので、少し考える事を勧めたい。

 別の向き合い方として。
 純文学読んでるんだぜ、凄いだろという人間が居たら、
 成績が良くなりたいとかなら教科書でも参考書でも読んでればと言いたい。
 偶々楽しめたのが純文学だったからって娯楽の事で偉そうにされても困るし。

 ラノベ面白いぜ、読めよという人間が居たら一人で読むか友達にでも勧めてくれと言いたい。
 過剰に勧められてもアピールされても鬱陶しいだけ。
 為になるから新聞とかニュース見ろよ、という人間が居たら、
 その会社毎に所々内容の違う物のどこが為になるか聞きたい。
 大量に新聞並べて違いを探して楽しめとでも? それはそれで為になるかもしれんが、
 お上の都合の悪い事は大抵載ってないし放映されてないぞ。

 と、娯楽を娯楽以外の物に変えて正当化している人間の言葉を考えていって、全部下らない。
 下らないから必要だ、と思い直してみるのも面白いかもしれない。

 仕事だけしてたら辛いだけだ。酒も煙草も生きる上では必要ない。無くても生きていける。
 ある意味では無駄で下らない物。それでも必要な人には必要だ。
 そうやって割り切って考えるのも一つの手だと思う。


 最後に。
 娯楽は娯楽、勉強は勉強、休憩は休憩で趣味は趣味、仕事は仕事だしエロスはエロス。
 そして夢は夢。夢を語るのも見るのもいいが、叶える何かをしないとどうにもならない。
 何故なら、基本的に自分程度に頑張っているヤツはゴロゴロ居て、
 そのゴロゴロ居る連中は大抵が叶えられてないんだから。

 差を付ける努力をしないと、運良くなれても生活出来る職にはならないから気を付けて。

 と、脳まで眠気にやられて寝言ばかり言っているzzzでした。
 という訳で気にせずに。
 もっとも作家志望なら、自分の意思や意見、思想を持っているからこんな寝言では揺るがないし、
 何の意味もないのだろうけれどね。


和己さんからの意見

 こんばんは

 「先日父親にラノベを「くだらない本」という一言で片付けられたらんですよ」 

 どんな物でも、幼児以降の子の持ち物捨てちゃだめですよね。
 幼児のおもちゃだって本人に気付かれないように捨てないといい影響与えないのに。
 まったく! 大人はまったく!

「どういう風に向き合っているんだろう?」

 高校卒業後は必ずカバーを掛けて読む。
 読書完了ノートには絵本は記入してもライトノベル・漫画は記入しない。
 …微妙に扱いが悪いし、読むことに後ろめたさを感じます。
 他にデートなどの待ち合わせで読むなら血生臭いミステリや、恋愛もの、ライトノベルもさける。
 そんな感じです。(何読んでるか相手に答えにくいから。とくに恋愛のは恥ずかしすぎる)

 わかりにくくてすみませんでした。
 自分の趣味なんだから日常(人生)に差し支えない付き合いをしていけばいいんじゃないですか?


にょろさんからの意見
2012/12/25
 こんにちは、にょろと申します。
 ライトノベルはくだらないと、私も父に言われたことがあります。
 が、特段気にしたことはありません。

 私だって、父が好むもので、くだらないと思うものはたくさんあります。
 例をあげると、野球観戦。あんなの時間・金の無駄だと思っています。(これはあくまで個人的意見です)
 ですが、父にとっては時間・金をかける価値のある物なのです。そこには青春の思い出なり何なりが詰まっ ているのです。

 私にとってのラノベだって同じ。自分にとって価値があるから大切に思うのです。

 要は、人それぞれなのです。父親といえど他人は他人。自分とまったく同じ価値観をもつ人間ではありません。他人の価値観を参考にするのは大事なことですが、振り回されるのはよくないです。

 自分の人生は自分で決めるもの。何を価値ありと見なすかはあなた次第なのです。

 でも、どうしてもラノベを認めさせたいなら、お父様に読む価値があると思わせる様なラノベを書いてみてはいかがでしょうか。
 論より証拠。きちんとした結果さえあれば人の価値観は案外簡単に変わるものですよ。


ガンマさんからの意見
2012/12/28
 私もくだらないなと思ってしまうライトノベルがありますが、全てのライトノベルがそういうわけではなく素晴らしいなと感じたライトノベルもあります。恐らく私の父に同じことをしてもくだらないと言われるでしょう。
 しかし、それでも私はライトノベルや小説を書きます。

 別に好みの問題なのですから、他人がくだらないと思っていようがいまいが関係ないのです。

 そもそもくだらないと言いそうな人に私はライトノベルについて話そうとは思いません。興味のないことを話されても苦痛でしょうから。
 
 ただ、父親としては息子の将来が心配というのがあると考えられます。
 作家は安定している職業とは言えません。恐らく、ライトノベル作家ではなく小説家を目指していると言っただけでも、くだらないと言われるでしょう。それは安定していない職業だからです。
 だったら、作家を目指しながら他の職業のために勉強すればいいのです。そして密かに作家を目指す。実際兼業作家が多いのですから、珍しくないです。

 安定した職業を目指しつつならば、別にライトノベルを書いていても文句は言われないでしょう。

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