第4研究室 創作に関するQ&A 571P | トップへ戻る |
ルークさんからの質問 2010年10月08日
 オリジナルのキャラクターはどうやって作るの?

 私は二次創作から小説の世界に入った男でして、
 それまでは既存作品のキャラの設定をちょこっとイジっただけのオリキャラや、
 元にした作品にいないタイプ(ツンデレとか無口系とかのことです)のキャラを書いていたのですが……
(僅か数話で挫折しましたが……)

 いざ『和風っぽい異世界ファンタジーを作るぞ』と意気込んでみたものの、早くも壁にぶち当たりました。

 タイトルにも書きましたが、
 『そもそも、オリジナルのキャラクターって無の状態からどうやって作ればいいの?』という悩みです。

 自分の好みの設定をツギハギすればいいのか? 
 それとも『この物語ならこういう主人公が一番良いな』という打算を働かせて作り上げるのか?

 主人公やヒロインに使わせたい武器とか技とかは少し決まったのですが、
 オリキャラの髪型とか性格とかはどうやって決めればいいのか全く解りません。

 構成要素のバリエーションを知らない訳では無いんです。
 ツンデレとかロングヘアーとか色々知ってるつもりです。
 ただ、その中でどれを使うのかを、どうやって決めれば良いのかが解らないんです。

 正直、かなり焦っています。これじゃ何も先に進まないじゃないか、と。

 どうか、皆様の力をお貸し下さい。『私はこうしています』というお返事でも構いません。


●答え●

さんぴえーるさんからの意見
 では、私からは具体的なアドバイスを。

 誤解を恐れず言うのなら、
 「既存作品のキャラの設定をちょこっとイジっただけのオリキャラ」で全く構わないのですよ。
 しかし、アプローチの方法に難あり、のようですね。
 ちゃんと理由も書くので、できたら最後まで読んでみてください。
 長いので、何度か編集し直します。

> 自分の好みの設定をツギハギすればいいのか? 
 それとも『この物語ならこういう主人公が一番良いな』という打算を働かせて作り上げるのか?


 こちらの問いに、また誤解を恐れず書くのなら、どちらも正解で、どちらも不正解です。
 
 前提として、一つの物語を設定・構想から組み上げることとします。
(キャラから練っても問題ありませんが、何かの都合により物語の大幅路線変更をする場合、
 キャラがすでに固まってしまっている時よりも、地盤がしっかりしている分対応し易いからです)。

 キャラクターを決定する時、初心者(もちろん私も含めてですが)は
 「要らないエクステリア」から決定しがちです。

 それは、髪型や目の色、肌の色、服装、性癖、性格、
 その他諸々の「物語の進行には全く(又はほとんど)関係のない設定」です。


 ルークさんの過去の質問文の端々からも見え隠れしていましたが、
 これらの「物語の進行には全く(又はほとんど)関係のない設定」に集中するあまり、
 物語の大筋とキャラ設定に大きなギャップがあるようですね。

 メジャーな作品から例を出しますと、「フルメタルパニック」の主人公、相良宗介。
 彼は、戦争ボケによりクラスメイト達に多大な迷惑を掛け、
 それが笑いのポイントとして読者に親しまれています(ですよね?)。
 
 しかし、彼のその戦争ボケという設定は、物語の大筋に何らかの影響を及ぼしていますか?
 答えはNOですよね。

 彼は「ミスリルという私設軍事組織の軍曹」という立場(つまりは設定)であるからこそ、
 物語に深く係っていくのです。
 逆に言えば、彼が一般人でただの軍事オタクであれば、
 物語に出てきても脇役ぐらいにしかなり得ないのです。
 他にも例を出しましょう。

 「とある魔術の禁書目録」では、ヘタレなんだかそうじゃないんだか良く分からない主人公が出てきて、
 「不幸だ」何だと言いながら、結局荒事に巻き込まれていきますよね。
 
 じゃあ、彼から「幻想殺し」を奪ってみましょう。
 ほら、敵に立ち向かうことすら敵わなくなり、
 最初のインデックスとの出会いだって「無かった事」になるでしょう?
 「幻想殺し」が右手であっても左手であっても、それは何ら関係ないのです。

 ルークさんが考えているのは、
 その「幻想殺し」を右手にしようか、左手にしようか悩んでいるのと同じです。


 しかしながら、人種差別が出てくる物語では「肌の色」やその他の特徴は
 物語に多大な影響を及ぼすでしょうから、
 この場合は「物語の進行には全く(又はほとんど)関係のない設定」ではあり得ません。

 ですから、物語の種類、取り上げる内容如何によっては、
 これ等の必要な設定、不必要な設定を見極め、選定し、

 必要なもの以外は極力削ったキャラクターを初期段階で作り上げなければなりません。

 プラモデルで言えば、素組みに当たる作業です。
 そして、その作業が終わり、物語の大筋が決定した後、初めてキャラクターに肉付けをし、
 読者が読んでいて楽しめるような設定を与えることができます。

> 主人公やヒロインに使わせたい武器とか技とかは少し決まったのですが、
 オリキャラの髪型とか性格とかはどうやって決めればいいのか全く解りません。


 上記のように、これらの情報は物語に「無くてはいけない設定」ではありませんよね?
 こういう雑多な情報は、思いついた順にアイデア帳にでも書き留めて、
 後で設定を付け加える時にでも見返せばいいのです。

> 構成要素のバリエーションを知らない訳では無いんです。
 ツンデレとかロングヘアーとか色々知ってるつもりです。


 これもまた同じ。
 ツンデレであれば物語が大きく変わるのでしょうか?
 ロングヘアーで何かキャラクターの運命が変わるのでしょうか?
 
 シェイクスピアの時代に物語の要素は出尽くしたと言われています。
 それと同じく、キャラクターの構成要素など、当の昔に出尽くしているのです。
 昔のアニメに、今のアニメのキャラとの相似点を見つけられない方が困難です。
 あとは、それらの構成方法だけ。

 ここで書ききれない具体的なキャラ作成法は、
 大塚英志先生著の『キャラクター小説の作り方』 でも読んで勉強しましょう。
 ここで書いた私の解説よりも分かりやすく噛み砕かれ、より具体的な実践方法が書かれています。
 他の小説を読むより、マンガを読むより、一億倍ためになるでしょう。
 今では629円(税別)で購入が可能です。
 小学生の小遣いでも十分射程圏内ですし、逆に、たったこれだけの投資でも惜しむようなら、
 そこまで小説に対し本気では無いと言えるでしょう。


伽藍堂さんからの意見
 あなたの作ってるのは「設定」「外見だけの空想の絵」「実態を伴わない履歴書のプロフィール」
 ここを利用される方の大半が作ってるのは「小説」「ストーリー」「物語」

 RPGなら、戦闘関連のシステムだけ考えて、肝心のストーリーがない。

 ……あなたの書き込みを見ていると、そんな印象を持ちます。
 実際がどうであるかは知りませんが、少なくとも、
 「質問に際して開示する情報の取捨選択は」どこか的を外しているでしょうね。


 設定が先にあって、そこからストーリーを導き出すことが悪いとは言いませんし、
 そういう方も大勢しるでしょうが、ストーリーが出来たら、設定はそれに応じて変わるもの。
 どちらもが密接に関わりあって、共に変化していきながら完成に持っていくもの。

 行き詰ったら、他の要素を埋めていけばいいんじゃないですか?
 そこから、新しい「必然」も見えてきます。



ルークさんからの返信(質問者)
 伽藍堂さん、お返事ありがとうございます。
 
 以前、さめざめさんに『使う舞台も、使う脚本も、使う配役も決まっていないのに、
 小道具だけ考えても仕方がないんです』と指摘されまして。

 小道具である技はとりあえず思いついたのを書き留めておいて、
 舞台は『和風っぽい異世界のファンタジー』と決めて、次は使う配役を決めようとしているのですが……
 
> 設定が先にあって、そこからストーリーを導き出すことが悪いとは言いませんし、
 そういう方も大勢しるでしょうが、ストーリーが出来たら、設定はそれに応じて変わるもの。

 
 ええ、今思いついた設定に固執する気はありません。
 武器や技の設定は思いついたのをとりあえず書き留めておいているだけで、
 ストーリーを思いついたらそれに応じて変化させていくつもりです。


さめざめさんからの意見
 どうもお久しぶりです。
 前回分不相応にも偉そうな事を言ってしまい自重しようかと思っていましたが、
 私の発言が出ていましたので

>以前、さめざめさんに『使う舞台も、使う脚本も、使う配役も決まっていないのに、
 小道具だけ考えても仕方がないんです』と指摘されまして。


 まあ、確かに言ったんですが、やはり根本的な所で勘違いされているようなので、
 前に技の名前が重要なんじゃなくて、その技がどう使われるかが重要なんだと書きましたが、
 
 今回も同様でキャラの髪型や表面的な性格が重要なのではなく、
 その髪型や性格のキャラに何をさせたいかが重要なんです。


 まず、どういう世界で、誰に何をさせたいのかを考えましょう。

 例えば、ステレオタイプですが、
 「勇者である主人公が、人間界を侵略する魔王を倒す物語」だとしましょう。

 まず、主人公は何故勇者なのか?
1.昔、世界を救った勇者の子孫だから? 
2.勇者と呼ばれる程の武勲をあげた凄腕の戦士だから? 
3.実は勘違いから勇者に祭り上げられてしまっただけの一般人?

 主人公は、魔王を倒す事に対してどのように考えているのか?
1.強い使命感と正義感で必ず世界を救ってみせると意気込んでいる? 
2.面倒事を押し付けられたと嫌々やっている? 
3.状況に流されて断りきれなくなっただけ?

 魔王は何故人間界を侵略しようとしているのか?
1.理由はないけど取りあえず世界征服しようとする悪い奴だから? 
2.実は魔王の国は貧しくて他国を侵略するしか生き残る道がないから? 
3.実は侵略しようとしているのは人間の方で魔王軍は自衛のために戦っている?

 たった一行足らずの設定からでも、これだけの話のパターンが考えられます。
 全て1の組み合わせだと、テンプレ通りの王道ファンタジーになりそうです。
 1−1−3のパターンだったら、
 行動原理を根底から覆された主人公が大きく苦悩するシリアスな話になりそうです。

 3−3−1のパターンだったら、主人公が化けの皮が剥がれない様に、
 必死に立ち回るコメディになりそうです。
 これらをどう設定するかによって、物語の雰囲気も、キャラの取るべき行動も、
 物語のテーマも大きく変わるというのはお分かりいただけると思います。
 そういった設定の中で、ルークさんの思い描いている主人公やヒロインは、
 どう考え、どう行動するでしょうか?

 果たして表面的な髪の色や髪型は重要でしょうか? 
 クールやツンデレといった表面的な性格は重要でしょうか? 
 既存の作品と表面的な外見が似ているからと言って必ずしも全く同じ行動をするのでしょうか? 
 
 設定のパターンが違ったら、同じ外見や性格でも全く変わってくると思いませんか?
 それらをルークさんがどう描くかによってオリジナリティというものが初めて出てくるのです。 

 
 勿論、キャラから考えても構いません。
 こういうキャラが活躍するなら、どんな設定がいいだろうと考えていくのもありです。

 今回もまた偉そうな事を言ってしまいましたが、
 私が言いたかったのは、まず舞台、脚本、配役を決めろということです。
 考えて欲しかったのはこういったストーリー全体の土台となる5W1Hの部分です。
(分からない場合は第2研究所を見てください)

 では、めげずに頑張ってください。失礼します。


那由他さんからの意見
 こんばんは。那由他です。

 正直、キャラクターを作るのに絶対的なアドバイスなんてのは存在しないかと思います。
 人からそう言われたからこう作った、では、そもそもオリジナルという枠から逸脱してしまうでしょうし。

 強いて言えば、ルークさん自身が
 こんなキャラクターなら魅力的だなと思うキャラクターを作ればよろしいかと存じ上げます。


 外観は、ご自分の好みを断片的に当てはめていくと、上手く出来るのではないでしょうか。

 私で例を挙げましょうか。
 私が今までに書いた小説(自己満足用)には決まって、
 髪型が俗に言う姫カットの女性キャラクターが登場します。

 理由は単純明快。現実、仮想問わず、私が姫カットヘアーの女性に只ならぬ魅力を感じるからです。
 
 まぁバリエーションに乏しいと言われればそれまでですが、
 いざキャラクターを作るとなると姫カットキャラを出さずにはいられなくなるんですよ(笑)
 あと、主人公格の男性の髪型はロングストレートが多いです。
 テイルズで言えばヴェスペリアのユーリーみたいな感じです。

 とこんな風に、自分の好きな髪型やら性格やら体型やらを繋ぎ合せていけば、
 あら不思議、キャラクターの出来上がりです。

 ただし、好きなと言ってもその物語の世界観をぶち壊さない程度にしましょう。
 江戸時代に金髪日本人が出てきたり、戦国時代に英語を喋っちまう武将が出てきたり……あれ?
 いや、例え現代モノでもそうなった理由というものが確立できて、
 尚且つ読者に納得させる事ができるのであれば、別に何をしようが構わないんですがね。

 しかしまぁ、ルークさんが今お書きになられている物語はどうやら異世界モノみたいですし、
 世界観の設定次第ではキャラ作りはある程度自由になさって良い思いますよ。

 未熟者の自分からできる助言はこの程度ですかね。参考にして頂ければ幸いです。
 では、失礼致します。


クロンさんからの意見
 どうもこんにちは、クロンです。

 その悩みは僕も抱えていまして、気持ちはよく分かります。
 僕も経験の浅い身ですが、それでもよければ。

 僕の場合は、率直に言ってしまえば合成です。
 色々な作品のキャラからある一つの要素を取り出し、それを掛け合わせてキャラを作り、
 最後に細かいところを自分で決めて完成、という感じになります。
 もちろん最初から自分で色々決めることもありますが、他の作品からかなり影響を受けていますしね。

 設定から決めるのなら、どんな主人公に動きまわってほしいかを考えると良いかもしれません。

 僕はそうやってキャラクターから作ることが多いです。

 参考になれば幸いです。
 それではこれで失礼しました。


かずらさんからの意見
> 『そもそも、オリジナルのキャラクターって無の状態からどうやって作ればいいの?』という悩みです。

 特に困ったことはありません。
 私の場合はキャラあっての物語ですからね。
 設定が先だったとしても、どんな物語にしたいかというのができれば、
 自然とキャラが生まれてくると思います。
 そこで既存キャラとのかぶりとかは全然気にしません。

> 自分の好みの設定をツギハギすればいいのか?

 ツギハギでいいんじゃないですか。
 ただ、好みばかりで設定すると、キャラが似通ってしまいます。
 たまには真逆だったり、こんな人物にはなりたくないとか、こんな人物になりたいとか、憧れとか。
 そういったものを少々変えて育てればいいんです。

> 構成要素のバリエーションを知らない訳では無いんです。

 知っていることと、理解していることは別物です。
 理解していないから、知識が生かせないんじゃないですか?


アシュレイさんからの意見
 こんばんは、気になったのでレスさせてもらいます。

 オリジナルキャラクター作るのか、という質問は第四研究室に書いてあったので、
 目を通しておくことをお勧めします。

 それでは、本題へ。
 当方、二次でオリキャラを作ってますが、ルークさんが挫折したって理由はなんとなく分かります。

 ルークさんがその世界でオリキャラに何をさせたいのか決まってないのではないからだと思います。
 発言の内容から分かるのは和風なファンタジーというぐらいです、何をさせたいのか分かりません。

 誤解を恐れずに書けばツギハギだろうと、
 ツンデレなど既存の属性を当てはめただけでも構わないわけですが、

 キャラに何をさせたいのかが欠けていたら、多分話は進みません。

 オリジナリティを求め、物語の根幹に関わらない設定だけにこだわり過ぎていると、
 肝心の物語が疎かになってしまう恐れもあります。
 すでにさんぴえーるさんがアドバイスされてることですが、
 物語に関わらない肉付けは物語を書いていくうちに考えればいい、と僕は考えてます。

 ちなみに、自分の例の上、二次で申し訳ないですが。
 トレジャーハンターの代わりに仕事するハメになった元声優なんて主役のオリキャラで書いてます。
 ミスマッチとしか言いようがないわけですが、
 声優でしかできないことを生かしてゲーム本編の事件を解決させたかったんですね。

 これがオリキャラにさせたいことです。
 声優に関して調べますし、オリキャラにさせたいことの説得力を持たせるために、
 設定を考えたりもしますから。ただ、創作ということである程度のアレンジは加えていますけど。

 これは僕のやり方というだけなので、参考のする程度にしてください。


毛玉さんからの意見
 まず、テンプレなキャラを出してもインパクトは与えられません。
 自分なりの発想で、自分のキャラを作れるようになりましょう。

 
 もっとも適当なのが、ギャップを利用することです。一番簡単だし、なかなかなインパクトを出せます。

  あるいは、いろんなモノと美少女をくっつけてみては?
 本、鉛筆、エアコン、パソコン、セロハンテープ、ホッチキス、シャーペンの芯、ノート等々。
 無作為のモノをくっつけることで、予想外のインパクトが生まれます。
 結構、案外、上手くまとまったりしますよ。
 
 あとは、既存の作品から頂く、というのもあります。いえ、パクリという意味では無く。
 例えば、古典。
 まぁ虫愛ずる姫君とか、あそこらへんの美少女が出てくる話を現代風にリメイクして、
 跡形もなく潰してかきなおすのも良いかもしれませんね。

 よければ、試してみてください。
 それでは。


緑海さんからの意見
 私の場合は、イラストを描きますね。
 といっても、イラストのイロハなんてしりませんので、
 小学生の落書きレベルですが。
 
 イラストを描くと、『こいつはこういう奴』みたいな印象が生まれるので、
 そこからイメージを膨らませてキャラにします。
 
 書き損じたりすると、別の印象のキャラになるので、別キャラとして設定したりします。
 反則技としては、イラストサイトとか、ふたばのお絵かき板みたいなところでイラストを見て回って、
 そこから想像を膨らませたりできるかもしれませんね。
 まあ、重要なのは想像です。


ぽろろさんからの意見
 ちわっす、ぽろろです。

 適当に作って(方法は千差万別ですが)、他の小説のキャラと同じ状況に陥った時に
 「このキャラならどういった行動を取るか」というのを想像すれば、キャラ案が固まってくると思います。

 ある程度、その世界観ではどんな「技能・スキル・職業」が必要かを考えて、
 そっちから先に作ってしまっても良いと思います。
 実際の職業はともかく、「どんな大人になりたいか」なんていうのはもろに性格出ますし。

 今TRPGを始めようと思って、あるルールブックを買ったのですが、
 そこに大まかな性格を決める方法が載ってたりして楽でした。
 いっそ性格を紙に書き写して、あみだくじで決めてしまっても良いと思います。

 そんな感じで。


たくあんさんからの意見
 こんばんわ。

 無から作り出すことは誰にも出来ません。
 例えそれが架空のキャラであっても。
 
 他の方もおっしゃっていますが、基本的には、そのキャラクタの行動原理をきちんと決めること。
 それがオリキャラを創造する上での核となります

 
 行動原理のサンプルは、いくらでも転がっているでしょう。きちんと観察をしていれば。
 その他の外見だとかの設定は、世界観や物語やニーズとの兼ね合いとなりますが、
 核がなければ纏まりを欠いたキャラになることは間違いないでしょうね。


こまごめピペットさんからの意見
 相変わらず良くわからないところで悩んでいますね(^_^;)

 「小説を書きたい」「ファンタジーが書きたい」みたいな漠然としたイメージで作品を作ろうとしているから、
 ルークさんは何度も壁にぶつかるのだと思います。
 いい加減、それらの悩みは作品において「二の次」な部分であるということにお気づきください。

 技名、街の名前、キャラなんかは後でどうにでもなるんです。
 作品のストーリーさえ決まっていれば
「これは魔王討伐の話だから主人公は勇者っぽい見た目にしよう」
「主人公しか使えない必殺技はこうしよう」
「光が重要な要素だから光の神殿を出そう」
 など、物語はどんどん広がっていくのです。

 ルークさんが毎度悩んでいるのは「物語の外側」。本当に悩むべきは「物語の中心」です。

 正直、これだけ長い期間考えて「技名」だとか「街の名前」だとかしか浮かんでいないなら、
 ルークさんはファンタジー…というか作品作りに向いていないんじゃないですか?
 根本的な考え方を変えないと、たぶんこの先ずっと作品は完成しませんよ。


たなかかなたさんからの意見
 どうも、現在主人公が25歳で一児のパパという、
 もうラノベかどうかすら怪しい話を書いていますたなかです。


 僕の場合、まったく設定を考えずに話を書きます。

 これにも理由がありまして、僕はわりかし飽きっぽい人間ですので、
 あれやこれやと紙に書きだしたりしちゃうとそれだけで満足して、
 いざ本編という時に筆が止まっちゃうんですよ(汗


 なんて言いますか……『ユニフォームやグローブ、バットを買っただけで野球をした気になっている』
 感じですかね?
 例えが微妙で申し訳ないですorz

 なので、本当にもう最低限しか考えませんね。世界観も。
 で、必要になってきたらその都度考える。

 これが個人的には一番しっくりくる方法です。


 まぁ、方法は十人十色。ルークさんなりの俺流を見つけ出せることを応援しています(^ω^)ノシ


6さんからの意見
 どうも。
 オリジナルキャラクターの作り方という話ですが、難しく考えず、
 自分が書いてて楽しい人物、物語にあわなくても自分が好んでいる人物ならばいくらでも書けます。
 性格にしろ見た目にしろ物語を破綻させなければよいと思います。
 参考になれば幸いです。失礼します。


湯飲みさんからの意見
 こんにちは。湯飲みです。

 私の場合はどうしても「あ、こんな話を書いたら面白いかも」と思い立って作品を作り出し、
 ストーリーに必要なキャラクター像を取り入れて行く為、あまり悩むことがありません。
 キャラクターの設定や詳細に関しても「あ、こんな奴にしたら面白いかも」といつの間にか肉付け、
 削り出しが出来ていく感じです。

 ストーリーにキャラを織り込む作業については、想像でマッチングする感じでやっています。
 王道、明らかなミスマッチ、意外な食べ合わせ、とりあえずいろんなタイプのキャラを入れてみて
 デバッグみたい動かしてみて面白そうなら採用しています。

 とはいっても、頭の中でやってるので外見の設定はむしろ穴だらけですので、
 そこの辺りは作品に出た辺りで差別化でき、違和感のない程度のもの、
 キャラを壊さない程度のものを取り入れていきます。

 結局、行き当たりばったりでやってますw


H.Kikuchiさんからの意見
 H.Kikuchiです。
 なるほど、これは自分の作ったキャラクターだといえるようなものを書きたいのですか。
 多少ほかの作品と要素が被ろうが、オリジナルはオリジナルなんですけどね。
 でも、要ははっきりとわかる違いを持たせたいということですよね。
 
 方法はいろいろあると思います。もちろん、物語に応じてキャラクターを決めるのもありです。
 しかし、要素を集めるだけでは、どんな組み合わせをしようと、他との明確な違いは見えません。
 
 本物の個性は外見ではなく内面にあります。人物の内面は要素で語ることができません。
 
 たとえば、その人がどのような経験をして、どのような考えを持つようになったのか。
 また、それによってどんな言葉を使っているのか。
 などなど、その個性を生む原因を考えるのも、ひとつの手段でしょう。
 あるいは内面について他からのアプローチをするのも面白いでしょう。
 でも、もっと簡単な方法があります。

 キャラクターに自分自身の一部を投影してみてはどうでしょうか。

 自分の理想や好みも影響するかもしれませんが、少しだけ自分と同じ部分を作ってみるのです。
 すると、リアリティが増し、個性もあらわれ、魅力的になりやすくなるかと思います。
 
 ただ、外見の設定には注意が必要です。
 何か奇抜なものにした場合、ある程度は説明がつかなければなりません。
 そうでなければ、意味のない要素となってしまい、あまり好ましくありません。
 
 とにかく個性についてはよく考える必要があります。
 キャラクターの作り方はいろいろ試してみて、自分にあったものを探してみるとよいでしょう。


鶫iさんからの意見
 自分も二次創作から入った身です(今も継続中)
 「オリジナルなんてどうすりゃいいんだよ!」とか半ばわからなくもないですね。

 自分は個々のシーンを考えてからストーリーにする派なんですが、
 登場人物の人格すらモヤモヤ〜っと不明確な状態で(なんとなくこんなキャラとか)
 普段どこでどんな事をしている奴なのか(職業やいつもの習慣)
 他のキャラと対話させたり(誰に何を言われてどう返すか)
 事件が起こった時の反応はどのように?(逃げる・立ち向かうなど)
 などして少しずつ立ち上げていきます。

 エピソードも加えて考えないと、キャラ設定しただけで終わってストーリーはスカスカになるのでは…
 とオリジナル慣れしていない二次出身が考えてみたらこうなりました。
 エピソードがあってこそのキャラですからね。


まいちんさんからの意見
 おはようございます、ルークさん。まいちんです。

> 『そもそも、オリジナルのキャラクターって無の状態からどうやって作ればいいの?』という悩みです

 露骨に属性をつぎはぎしたキャラが商業小説の一部の世界で氾濫した結果、
 こういう悩みを持つ方が出るとは。興味深いと同時に少し驚きです。

 そもそも属性なんてのは、その作品を効率よく商品にするための方法の一種ですから、
 その小説を商品にしたいのでなければ、キャラに属性なんていらんのです。

 
 ……と、私は解釈しています。これがあってるかどうかは保障しません。
 私は作家でもなんでもないので。

 さて本題。
 自分は「あんな奴とこんな奴が、こんな会話をしたりこんな活躍をしたりすると楽しそうじゃね?」
 みたいな感じでキャラクターを作っていますね、たぶん(汗)
 ただ、リアルの人間の会話の妙には勝てません。困ったものです……って、それはまた別件。

 ただ、ここでキャラクターの作り方を聴取するよりも、
 属性つぎはぎでのキャラメイクが全くされていない小説を読んで
 小説観を広げるほうがいいのではないかと思いますよ。

 
 古典SFとか、外国の童話とか。
 一般エンタメも、前世紀に書かれたものとか、年配の作家が書いたものなら、まあいいかな。
(キャラ属性化の時代より前の感覚で書かれたもの)

 以上、参考になれば幸いですー。


クマ太郎さんからの意見
 こんにちは、クマ太郎と申します。
 オリジナルキャラですか。ふむふむ。

 そんなの、自分の周りにいらっしゃいませんか?
 
 親であったり、兄弟であったり
 友達であったり、先生であったり。はたまた恋人であったり。

 以前小説家になるには鍛錬が…なるご質問がありました。
 確かにいろんな知識を得ることも重要ですが、
 
 「世間にはいろんな人がいる」ということを知ることも、小説家になるためには必須条件だと思うのです。
 出来る限りたくさんの人と知り合いになって、さまざまな価値観を知ってください。


 男はつらいよの主人公に、モデルがいることをご存知ですか?
 監督のお知り合いだそうですよ。非常にユニークな方だそうです。
 
 Oヘンリーが、「物語のネタ?そんなのニューヨークの街中に行けばいくらでも転がっている」
 と言ったそうです。

 現実にいる人をモデルにしてみる。
 それにドラマ性をくっつけてみる。へタレさんはもっとヘタレに。
 可愛い人はもっと可愛く、意地悪な人はもっと意地悪に。

 私が鍛錬所で時々、極端に走ってみてはどうでしょうと申し上げるのは、
 小説の媒体が文字であるからです。ビジュアルに訴えることが出来ないでしょ?
 いくら奇抜な格好をさせても、それを記憶しながら読んでくれる人はあまりいないと思いますよ。
 その格好が物語のキーポイントになるなら話は別ですが。

 それをさせるには、つまり極端に走るには、想像だけで作ったキャラではどうしても無理が生じます。
 架空の上に架空を載せることはできません。
 無理やり作ったとしても、どこかうそ臭いキャラなってしまう。
 
 で、話は最初に戻りますが、現実にいる人をモデルにして、
 あるいはその人の性格をモデルにして、キャラを作ってみてはどうかと。

 
 自分自身を投影してみるのありです。
 と、まったく書けない私がとんでもなくえらそうに申し上げました。
 支離滅裂なコメントであいすみません。すこしでもご参考になれば幸いです。


黒帽子さんからの意見
 こんばんは、黒帽子です。
 ルークさんは登場人物で悩んでいるそうですが、
 
 悩むなら一度容姿を一切書かずに小説をかいてみてはどうですか?

 書いているうちに登場人物の容姿が見えてくることもあります。
(俺は思いつかないときはそうしてるってだけですが)

 ただですね、それでも思いつかないのであれば、
 どこかのキャラの容姿をちょっとだけ変えるとかでもかまわないと思います。
 性格はもう作者しだいなのでなんともいえませんが、容姿ならこの方法でも大丈夫だと思いますよ。

 ある程度ストーリーが決まっていれば自然とキャラクターもできるので、
 それを元に性格の方は打算を働かせて作るよりは勝手に喋ってくれるので、それのままやっています。
 さすがにキャラ崩壊などがするときは修正しますけどね。

 この程度ですが役に立てば幸いです。


ひろっさんさんからの意見 2012/10/04
 色々と言われているようですね。
 色々と研究している方はいるものです。
 感情的に書かれている人も見受けられますが。

 簡単な方法があります。
 性格もプロフィールも、書き出して覚える必要がないくらいに簡単で、しかもあなたにしか真似のできないオリジナルキャラクターを作る方法があります。

 それは、名前だけ変えた自分をキャラクターにすることです。
 あなたが自分のことを理解できていれば、の話ですが。
 現実の人間ほどイメージの固まっているキャラクターはいませんよ。

 何かの参考になれば幸いです。

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