ライトノベル作法研究所
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  4. 自分の好みと大衆的おもしろさの兼ね合い公開日:2012/07/23

小説を書く上での自分の好みと大衆的おもしろさの兼ね合い

 野良さんからの質問 2012年07月16日

 ファンタジー好きの野良です。
 私が小説を読むとき、雰囲気に惹かれることがほとんどです。

 人間関係の複雑で微妙なところをさりげなく描いているものや、なんでもない日常の中に登場人物の性格や世界観が光っているもの、隠された思いや過去が垣間見えるものなどが大好きです。

 ですが、いろんな作品を読んで皆様の感想など見ていると、物語の起伏や展開の面白さ、方向性や目的、設定の細かさ、とにかくテンポ感などが重視されているように思います。
 私は小説にそういったものはあまり求めていません。

 自分の好みを元に小説を書くと、やはり感想で目的が見えなくてテンポが悪いと言われてしまいます。
 自己満足では済ませないために、面白くしようとは思うのですが、自分が興味がないとなかなかどのようにしていいかわからず、困っています。

 長くなりましたが、皆様はどのような点を重視しますか? 小説を面白いと思うとき、特に重要なのはどこか、教えてください。
 また、小説を書く上で、自分の自由な好みと、大衆的な面白さの兼ね合いはどうしたらいいでしょうか。

 皆様のご意見をお待ちしております。よろしくお願いします。

●答え●

夜霧さんの意見2012/07/16

 どうもこんばんは、夜霧です。
 何となく気になったので、少し意見でも。

>>皆様はどのような点を重視しますか? 小説を面白いと思うとき、特に重要なのはどこか、教えてください。

「読み易い、理解しやすい文章である事」
「キャラクターが個性的でそれぞれに見せ場がある事」
「キャラ同士の会話が洒落がきいてて面白い、もしくはテンポの良い掛け合い」
「何気なく散りばめられた伏線がラストに向かって回収されていく気持ち良さ」
「ラブコメならニヤニヤできる、バトルなら熱くなれる展開や場面がある事(そのジャンルに適した見せ場がある事)」

 私はこれらを重視してます、というかこれだけ良い点があれば普通に面白いとおもいますね。
 まぁあくまでもこれらは個人的な意見でこれが絶対というわけではないですので、情報の取捨選択はお任せします。

>>小説を書く上で、自分の自由な好みと、大衆的な面白さの兼ね合いはどうしたらいいでしょうか。

 好みと大衆的面白さですか……まぁ比率的には「3:7」くらいかと思います。
 大まかな流れや舞台は個人の趣味で、細かい部分は大衆受けを狙う感じです。
 まぁどんなのが大衆受けするのかは要調査でしょうけど。

あまくささんの意見2012/07/16

 はじめまして。
 それは野良様が、趣味で小説を書かれているのか、プロを目指していらっしゃるのかによって違うと思います。
 趣味で書くのももちろん悪いことではありませんし、その場合は自己満足になるのがむしろ当然。思いっきり自己満足無双しちゃってくださいw

 プロを目指すなら、自分の好みを抑えて対象読者の嗜好を考慮しなければならない局面は多いでしょうね。
 ただ、その場合でも、根っこには「俺はこれが好きなんだ!」という物が有った方が個性と力のある作品になるのでは、とも思っています。

 そこは、大事にされた方が吉かと。

 あ、念のため補足すると、趣味で書くと言ったのは、必ずしも人に見せないで自分だけで楽しむという意味じゃないですよ。いえ、自分だけで楽しんでもいいのですが。作品を書いた以上は誰かに読んでもらいたいと思うのは自然な感情だと思います。

 プロを目指さないと言うことは、「商品を売る」という他人(出版社)の思惑に束縛されずに自由に書くという意味です。
 そうであれば、「自己満足」と言うと言葉は悪いかもしれませんけど、勇気を持って自己満足を貫いてほしいななんて私は思います。
 「独りよがり」というのとは違う意味で。

 こういう魅力は未開拓だけど、俺(僕、私、あたし、うち)はこういうのが好きだ。きっと俺のほかにもこういうのが好きなヤツがいるに違いない。どうだ、こういうの好きなヤツ寄って来い! みたいな書き方も有りだと思いますよ。

高海さんの意見2012/07/16

 小説を面白いと思うとき、特に重要なのはどこか

・自然風景や社会制度の描写。設定の細かさよりも、文中において作者が見てきたかのような現実味と迫真性を感じさせること。しかも、それは現代日本の日常生活では殆ど体験できないものであること。また、以上の描写が作品内で矛盾しておらず、物語に自然に融和していること。

・作品のテーマが冒頭から結末まで一貫していること。そのテーマはタイトルや紹介文を読んだ時点での自分の期待を裏切るものではないこと。登場人物の設定と物語の山場はそのテーマに密接に関連していること。

・登場人物の個性が、表面的には既視感を抱かせるが深く読み込むと独創的で、自分に不快感を与えないこと。また、ありがちな設定が作中で意外な使われ方をしており、それは突飛・常識外れではなく、むしろ言われてみれば即座に納得できる盲点であったこと。

・似たような特技や思想を持つ登場人物の描き分けができていること。

・悪役に大物感があること。悪役の動機と実力に説得力が与えられていること。端役の個性を僅かなスペースで描き切り、魅力的に見せていること。

・自分に都合のよい性格のヒロイン。萌えシーンが自分の好みに合致していること。

・作中で描かれていない登場人物の一面、明言されていない背景設定を個人で想像できるだけの具体的な根拠が作中に散りばめられていること。一文を読めば言外の十の情報も自然に思い浮かぶ書き方であること。わざわざ意識しなくとも行間を読ませる作りになっていること。

 「ライトノベルを」ではなく「小説を」とありましたので、ライトノベルではないジャンルの小説を念頭に置いて回答しました。また、書き手ではなく読み手の視点を、そして一般の読者ではなく私個人の感性を訊いているように思われたので、そのように回答しました。

> 自分の自由な好みと、大衆的な面白さの兼ね合い

 概括的な枠組みは王道的にしつつ、その他のマージンには自分の好みを反映させる。

トータスさんの意見2012/07/16

 私は、自己満足でも構わないと思い、書ける様に書いています。
 書けないモノを描くよりは、まずは書ける物を書いてから、更に面白く出来ないかを考えて見ます。

 他の人にも面白くないと言われて、その人が面白く思えるように書いて見た所、話が浮かばなくなってしまいました。

 なので、兎に角、自分なりのモノを書き続け、それを面白いと思って貰える人を集めても見たり。
 自分なりのモノでも楽しめると言う賛同者を募ったり。
 自分が作ったモノが、他の人も楽しめれば良いなぁ、と考えています。

 私なりに重視する点としては、楽しませたい、楽しんで貰いたいと、考えはしますが、自分も楽しめるモノ、自分が楽しめて他の方も楽しませたいと考えて、作る事にしています。

 重要と考えるモノとしては、説得出来る、納得出来るモノ。
 どう言う世界だから、それが起こり得る。
 こうだったから、そうなり得た。
 そんな説明じみたモノですが、納得が行くモノ。
 行動や結果に説得力が有り、尚且つ納得させ得るモノ。

 そう言った点を重要と考えます。
 説得力に欠け、納得できないモノで有れば、私はそれが非常に評価されていたとしても、読む事が苦痛に感じてしまう。
 何故、そう出来るのか? 何故、そんな結果になったのか?
 そこが解らないまま、読み続けるのは難しいかな?

 参考には成らないかもしれませんが、私はこう考えます。
 参考までにどうぞ。

Smanさんの意見2012/07/16

 抽象的ですが、楽しんで書くことを第一に考えています。

 いくらテンポ良くても構成を練っても、あるいは斬新なアイディアを盛り込んでも、ストーリーを追うだけの小説はつまらんと感じます。
 投稿作品のものを読んでも(おそらくは自分もそうだろうが)、作品の向こう側に作者を感じない場合が多いのです。
 かといえ主張ばかりではライトノベルとしてどうかと思います。

 ですので、まずは(主張というほどでもないあたりで)楽しんで書くことを第一に。
 次点で一文のわかりやすさ、その次にテンポといった具合です。

 読者を意識することは重要だと思いますが、
 しかしながらこの読者とやらは実に厄介で、なかなか姿を見せてくれません。大衆という実物があるわけじゃないしね。
 見えないものを意識してると、まるで疑心暗鬼になったように思えてくる。
 いっそ考えない、という事も選択肢にはありますが、しばらく悩んで私は自分なりの答えを得ました。

 それは、「自分が書いてる話を漫画にしたらどの雑誌で連載していそうか?」と自問してみる事です。

 ライトノベルって漫画的な小説ですから、案外当てはまる雑誌があったりしますし、漫画雑誌によってそれぞれ特色がありますからね。
 私の場合は、少なくともジャンプ系ではない。サンデーっぽさははあるけどどちらかと言うとマガジンっぽいかな? みたいな。
 個人的にはスピリッツとか青年漫画っぽいイメージだったんですが、友人にはマガジンっぽいと言われてしまった。

 そうしたら、その雑誌で連載されてそうな展開を考えていけば良いと思います。
 あえて「連載されてそうな展開」を考える必要はないのですが、要するに指針の一つですね。
 大衆向けに連載されてる雑誌の中で、自分らしい雑誌にありそうな展開。
 つまり、自分の特色を把握すればいいんじゃないか、というだけの事で、漫画雑誌がどうのって考えは、それを大雑把に絞っていく作業です。
 私の場合はこうした思考で大衆向けと個人の趣向との「面白さ」にバランスをつけられたと思っています。

達馬さんの意見2012/07/16

 こんにちは。

 読者が物語のどこに面白さを感じるのかという点についてはそれこそ人それぞれでしょうから、野良さんと同じ様なところに面白さを感じる読者も多いのではと思います。

 で、問題となるのは「テンポが悪い」という部分ではないですかね?
 「物語の起伏」や「テンポ」というのは面白さ云々というより、読者が物語への入り込み易さとか読み易さに属するものではと思うのですが。

野良さんの返信(質問者)2012/07/16

 そう言っていただけると少しほっとします。それを期待して自分の面白さを追求するということも出来ますよね。

> で、問題となるのは「テンポが悪い」という部分ではないですかね?

 そうかもしれません。ただ、起伏があってテンポがいい方が読みやすいということではないと思うんです。ネット小説ではそういう傾向にあるのは事実ですね。本来は、その作品に起伏やテンポの良さが必要であるか、ということがあると思います。
 難しいところです。感想などでも「テンポは速い方が面白い」とただ勧められているだけなのか、「この作品はもう少しテンポが速い方が読みやすい」とアドバイスを頂いているのかがわからないときがあります。
 考えさせられました。ご意見をありがとうございます。

達馬さんの意見2012/07/16

 読み易さを決めるのはテンポの速さだけではなく、文章の構成やリズム・抑揚といったものでも変わってきますよね。
 テンポを速くすることに拘るのではなく、より最適な文章に練り上げた上であとは読者の合う合わないの問題といった感じなのではと思います。

ねこさんの意見2012/07/16

 ども、ねこです。
 昼まで寝ようと思ったら少し早めに起きてしまった……。眠い、眠い。 

 僕自身、書く時なんかは自分の思うように好きなことを書くようにしています。言うなら、野良さんみたいな雰囲気重視(表現し切れているかは謎)。これに関しては誰に何を言われようが曲げるつもりはありません。だって、創作ってそういうことをするためにあるんでしょう?

 逆にね、投稿サイトなんかだと『読者』がいないので、野良さんが言うようなコメントが多く付きます。
 居るのは書き手ばかり。全くもって、信用なりません。

 まぁ、本来望ましいであろう書き方の指導だったり指摘をする人が稀にいるので、全てが当てにならないとも言い難いのですが。ただ、それでも「こういう書き方が正しい」「このように表現すればいいのに」といった目でしか見れない人が殆どなのも事実。

 しかし、実際に他で小説を晒せば分かるかと思いますが、普通読むのは素人です。

 そして素人は書き手よりも無知だ。当然、表現方法がどうとかなんて言わないし、そういうものは基本的に素直に受け取るから相当表現に問題が無ければ抵抗なく受け止めてくれる。
 ですが、書き手は違う。ここだとプロ志望の人もいるわけで、描写がどうということをいつも考えている。だから、人の作品を読むとついついそういうところが気になっちゃう。

 ……なんだか長くなりそうだから切ります(ぁ)。
 詰まるところ、「好きなように書いていいんじゃない?」というところです。野良さんがどのような小説を書いているのかを知らないので断言まではしませんが、指摘されている内容と自分自身の文章を見比べてどう思うか、ですね。
 事実物足りなさを感じるのであれば描写であったり構成であったりを工夫し無くてはならない。

 まぁ、ぶっちゃけ自己満足じゃない物書きなんて居ませんよ。

 自分の頭の中身をストーリーに置き換えて文章化する物好きな人たちが物書きなのであって、それを作ること自体が自己満足以外のなにものでもないんですし。
 読書を意識しろ、ということであって自己満足がいけないということではない。簡単に自己満足はダメって風にここではよく見かけますけど、自己満足無しに書いてる人なんて有り得ないです。

 そうそう。何処かで聞いたか見たか、友人との会話で出たかは曖昧なのですが、「誰を意識するか」というのがありますね。
 僕は面倒臭いので今のところ言うほど意識していませんが、年齢規制とかするときには18歳未満の人に向けて書いた小説だとか、15歳未満に向けて書いただとか色々ありますよね。
 そういった意味ではなくても、テーマによっては「教室でいつも独りになってる人に向けて」だとか「好きな人のことばかりを考えちゃってる人に向けて」だとか様々だと思います。

 まぁ、とりあえず。そんな感じに「誰に向けてこの小説を書こうとしているのか?」ということを野良さんは考えてみると良いかも知れませんね。

 とまぁ、下らない話ばかりして終わります。なんかごめんなさいw
 参考にでもなればいいです。ではではー。

野良さんの返信(質問者)2012/07/16

 投稿サイトで感想を下さるのが書き手ばかりだ、というのは本当にはっとさせられました。そこの違いに気づいていなかった自分が恥ずかしいくらいです。
 確かに私が他の方の作品に感想批評をするときも、自分だったらこう書くということが念頭に来てしまっているかもしれません。実は自分が作品を書く上での考え方を押し付けてしまいかねないということでしょうね。
 純粋に読者として楽しんでくださる方がいたらぜひ感想を頂きたいですが……素人では難しいですね。

 頂いた意見の取捨選択は本当に難しいですが、それが出来るくらい自分の作品を見つめなおしてよく考えなければ駄目なんですね。

 逆に、自分の好きなように書くということに自信が持てた気がします。
 ただ、どのような読者を意識して書くかということはまったく考えたことがありませんでした。これはまずい方の自己満足なのかもしれません。それに、投稿サイトで感想をもらうのが基本なので、サイトのほかの作者さんたちを意識していたような……。これは純粋な意味での読者とは違いますね。

 自分の描きたいものを書くなかでも、どのような人に読んでもらうかを考えながら、ですね。

 少し自分を見つめなおすことが出来ました。
 ご意見をありがとうございました。

ねこさんの意見2012/07/16

 まぁ、僕自身が言いながら『読者』ではなくて書き手として思うことを言う方が多いんですけどね。というか、読書嫌いで読書感想文すら書いたことのない僕に感想を伝えることなんて出来なかったのだった――みたいな。
 とりあえず、投稿サイトは純粋な感想というものを受け取る事が困難なので、僕個人としては書き手からの意見を求めるとき以外は小説に全く縁のない人。例えば絵師だったり、普段は雑談ばかりで創作にすら関わらない友人だったりに読んでもらったりしています。

 小説を少しでも書いている時点で普通に感想だけ下さいってのは難しいですからねー。

>  頂いた意見の取捨選択は本当に難しいですが、それが出来るくらい自分の作品を見つめなおしてよく考えなければ駄目なんですね。

 数日、数週間経ったある日に自分の作品を読んでみると良いです。

 少しでも詰まったり、違和感を感じることがあればそれはどこかに問題がある。少なくとも、自分の作品に足りないものがあると薄っすら自覚しているんです。
 そこから、気になる部分を注意して観察し、同時に感想の中からはその部位を指摘しているコメントを探すのです。的を射ていたら「これだ!」となるし、そうでなければ「お前は何を言っているんだ」となる。惜しいところなら「何か違うけど……うーん」となる。まぁ、相当変なツッコミをされていない限りは考える余地が生まれるというものです。

>  ただ、どのような読者を意識して書くかということはまったく考えたことがありませんでした。これはまずい方の自己満足なのかもしれません。

 まずい方の自己満足って何? とか思っちゃう僕ですが、満足していないから相談板に来ているわけで、自己満足も何もない気がするんですけども。
 まぁ、創作自体が自己満足に変わりはないと言いましたが、悪い方の自己満足というと自惚れている人によく言われますよね。掌編の間で思った以上に点数が入って大喜び! 俺はこんなに評価されて凄い作者なんだ!! みたいな感じの。
 だからまぁ、何が良くて何が悪いかっていうのは考えなくて良いと思います。

> 投稿サイトで感想をもらうのが基本なので、サイトのほかの作者さんたちを意識していたような……。これは純粋な意味での読者とは違いますね。

 投稿サイトの読者=作者ですからね。書き手の視点で話されることを覚悟して。或いは書き手からの意見を求めるために投稿しないと。

 よく低レベルだと言われる『小説家になろう』というサイトがありますが、あそこは素人が殆どなので重宝しています。非公開設定にすればURLを知っていないと閲覧できなかったりと便利。そんなこんなで普段は素人相手にちょっと読んでもらったりなんかして感想を貰っています。

>  自分の描きたいものを書くなかでも、どのような人に読んでもらうかを考えながら、ですね。

 ずっと意識し続けることも難しいと思いますけどね。個人的な意見ですが、「○○みたいな人が読んでくれたらいいなー」程度の意識の持ち方が楽かと思います。あまり思いつめるとモチベーションも下がるのでw

 てか、返信した中で誤字見つけて泣いた……。言いながら放置しときますけども。
 ではー。 

野良さんの返信(質問者)2012/07/16

 まさに小説家になろうに投稿しています。とにかく登録人数が多いですし、未完で未熟な作品でも気軽に公開出来るので。ですが、普通に投稿しているだけだとめったに感想が頂けません。なので、感想を欲しがっている作者さんとの相互とかになります。そうなると完全に作者さんからの感想だけになって偏るかもしれません。

 小説家になろうは利用者の好み自体偏っていると言われたりしているので、余りこのサイトに入れ込むのもどうかなと悩んでいます。
 私は小説に関してもネットに関しても初心者中の初心者なので、まだどうしていいかわからない感じです。
 できればラノベ読者ではなく、児童文学的なファンタジーを読むような読者に読んでみて頂きたいのですが……。

 今はひたすら自分の作品と向き合おうと思います。そうしながら、素人さんに読んで頂けるような手段を探そうかと。

 なんだか話がずれてしまった気がしないでもないです。すみません。
 ねこさんの意見は鋭くてとても参考になります。こんな初心者の悩みに付き合っていただき、ありがとうございます。

ねこさんの意見2012/07/16

 なろうをコミュニティサイトとして活用してしまうのは恐いですよー。だから、僕は投稿はなろうにしてますけど、コミュニティは個々の掲示板を使わせてもらったり、全然関係のないチャットを使ったりとか色々しています。
 でもまぁ、なろうですか。ちょっと興味があるので野良さんを探してみよう。野良さんで出るんですかね?w
 暇人がしたコメントが参考になれば幸いですー

黒呂さんの意見2012/07/16

 どうも。基本的に作品にはバトルがどうしても入れてしまう黒呂です。
 『くろろ』と読むか、『ほくろ』と読むかは貴方次第……なんてどうでも良いので始めます。

 僕はキャラに『人間っぽさ』が重視されていると面白いと思います。
 人間っぽくないキャラってどれだけ面白いことを言っていても、どこか薄っぺらいように感じるからです。

 時には悩んだり、ギャグを言っても、スベってへこんだりとか、人間っぽくて共感しやすいと、それは=面白いとなる気がすると僕は思います。
 参考までにどうぞ。

夜霧さんの意見2012/07/16

 ちょいと追記したいと思います。
 今度は逆に「雰囲気重視の場合に気を付けるポイント」です。

「情景描写と心理描写の同調」
 まぁ平たく言えば、同じ光景でも人物やその時の気分で違う描写にする事です。その描写で視点者がどんな気分 なのかを読者にそれとなく理解してもらう事が重要ですね。

「小物や細かい動きの活用」
 その場面場面にある小物を有効活用すると良いです。
 雰囲気重視の作品はどうしてもアクション要素が少なく、キャラの動きが少なくなりがちですので、小物や癖で心理描写をしてみるとか。髪をいじる・爪を噛む・ため息・タバコの吸い方・視線の動き方等々。
 上記は伏線を張る上でも重要な要素ですね。

「適切なジャンルと展開の方向性」
 動きの少ない雰囲気系はだいたい恋愛モノになりやすいです。
 他のジャンルでも大丈夫でしょうけど、少なくとも派手なバトルアクションには向かないでしょうね。

 短所を伸ばすか、長所をさらに伸ばすか。それは野良さん次第といえるでしょう。
 極論ですが面白い作品を書ければ、あとから読者が付いてきますよ。
 では、駄文乱文失礼しました。

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