檜興平さんからの質問 2012年07月26日
こんにちは。テスト山盛りレポート山盛りで卒倒しそうな檜興平です。
最近のアニメ化するようなラノベって、ことごとく男女比2:8位だと思うんですよね。そんな風潮を見ながら、男臭い小説書きの私はうーんと唸ってしまう訳なのです。
そんな作品ばかりが流行っている現状、2chのスレみたいなタイトルの作品ばかりが氾濫する現状にどうしても慣れられず、最近はとうとうライトノベルに一切手を付けられない所まで来てしまいました。
皆さんは、ライトノベル業界の現状についてどうお考えなのでしょうか?御意見をお聞かせ願えれば幸いです。
●答え●
最近はハーレム嗜好なんだぁとしか思わないですね。
ジャンル的には「日常系青春ハーレムラブコメ」とでも言えばいいのでしょうか?まぁ流行には波がありますし少し前までは「カタカナ四文字」とか「○○の××」系のタイトルが多かった気がしますし、内容も異能・超能バトル系現代ファンタジーが多かった気がします。
最近のアニメでは女の子ばっかりのガールズ日常系が流行ってる気がしますね。
>2chのスレみたいなタイトルの作品ばかりが氾濫する現状にどうしても慣れられず
純粋に「ラノベを読む層」その中でもより資金力を持つ層にすり寄ってるだけでしょう。
年代的には20~30代の男性層かな?
この年代でラノベを読む人は掲示板や動画サイトなど利用する人も多いでしょうから。
売れる所に売り込む、買いそうな人に買わせる。商売の基本ですね。
あと単純に「可愛い女の子が沢山出る」ってだけで男性諸君にとってはそう悪い気はしないでしょうし、ヒロインが多くて見栄えが良いとメディアミックスもし易いでしょうしね。
ライトノベル業界の現状なんて大げさなものじゃなく、ただ単に最近はそれが流行で主流であるってだけで、しばらくすればまた変わると思いますよ。
自分に合う作品が無いと思うのなら、根気良く探すか、自分で作るか、諦めるかの三択でしょうね。
では、失礼しました。
こんにちは仏樹鴨子です。
私みたいなひよっ子が言うのもなんですが、ライトノベルの『ライト』の意味が『安易な』にならない事を願いたいばかりです。
> 最近はとうとうライトノベルに一切手を付けられない所まで来てしまいました。
何となくわかる。
「◯◯で××な▲▲」てな感じのタイトルが増えすぎて、タイトルで中身を推し量ることが出来ない。
> 皆さんは、ライトノベル業界の現状についてどうお考えなのでしょうか?
上遠野浩平たちみたいな流行りを作り出す作家が現れない限り、行き着く先は萌ではなかろうかと…………。
もしかすると、一般小説とライトノベルの間に何か新ジャンルが出来たりしてね。
(乗りが)軽くて(中身が)薄いと感じる今日この頃。
以前は、図書館と本屋を何軒も梯子していたが、それすら馬鹿らしくなって、また一般小説の本格ファンタジーの方ばかり読んでいるかな?
ただ、お気に入りの作家だけはチェックしている。
本屋に行く事が無くなっただけ。
色々あり過ぎるし、ドンドン出て来て本当に読みたいと思えるモノが見つかり辛いから。
私は、物語りで魅せて欲しい!
キャラがどうとか、面白ければ良いのであっても、ストーリー性を求めたい!
ほんの日常であっても、それはそれで面白いが、ただキャラがどうのこうのは、面白みが薄いかな?
私にとっては。
大した目標が無いモノであっても、それはそれでストーリーが有るのに、結末が見えてしまうモノは、食傷気味。
男臭かろうが、女モノであろうが、ストーリー性が高いモノが読みたい今日この頃。
もう途中で読み飽きてしまうモノは、遠慮したいかな?
そんな事を考えています。
最近結成された某新政党の余りに長い党名が「ラノベのタイトルかよ!」ってネット上で突っ込まれてますよね。あれを見て「ああ、そういや長文タイトル多いな」って気付きました(笑)
もういい加減新鮮味無くなって来たし、元々語感の悪い手法だから止めた方がいいと思うんですけどね……。
はじめまして、早蕨と申します。
ワンコインでお釣りが来るコンビニの弁当や、120円で買える自動販売機のコーヒーに、消費者は何を求めているでしょう。
創作側がラノベに何を求めようともそれは勿論結構ですが、読者側が何を求めているかが全ての世界です。
創作者が多いラ研ですから、創作側の視点から昨今のラノベ事情を嘆くお気持ちは分からなくはありませんが、さすがにこのような不毛な議論も食傷気味な気がするのは私だけでしょうか。
欲求に対してより直接的になっていくのは世の常ですし、流行に流されるのだって自然の流れです。
そこに価値やプライドを見いだせるようでないと、とても「ライトノベル」は書けないのではないかと、私は思います。
読者側が求めるままに供給した結果、今の有象無象、十把一絡げの作品飽和状態にある。
その事を主さんは嘆いているのではないでしょうか?
なぜ不毛な議論と言い切れるのかが、理解できません。
今の状況に満足していては、上を目指す事など叶わないと思います。
……わかります。
視点や好みはあなたと違うかもしれないけど。
ってか私の場合、男女比率より、主人公の性格の傾向が最近好きでないのが多いですね。嫌いな作品を並べると、そうそうたるビッグネームが名を連ねます。
ですが、嫌いな作品=悪い作品ではありません。断じて。単に私の趣味に合っていないんでしょーねー。
それと、年齢的に世代が違うので価値観が違うんでしょう。イメージとして、ドラゴンボール好きが萌え系小説に抵抗を覚えるみたいな感じで。ま、私はかわいいの好きですけど。
ちなみに友人と話をしたらまったく『熱血』の基準が違い、驚きました。
ですが、偉人松岡修三はこう述べていらしゃいました。
「嫌いだからこそ、本気で見る」と。そこから取り入れるべきもの、なぜ嫌いなのかを分析する大切さを教えられました。
嫌いな作品や流行を否定するのではなく、自分らしさを捨てるのでもなく、いいところを取り入れて新しいモノを作り出すことが必要なんだと、私は思います。
……私自身、できてないだろうけど。
私は、不相応な夢を持っています。かなり無茶です。口だけです。
その内容は、「俺が流行を変えてやる!」です。
まだ、私は夢の途中です。覚めるのには早すぎます。
推測ですが、あなたは私より技術も才能も積み重ねた努力すらも上だろうに、あきらめるのはもったいないのでは?
くだらない長文に自己完結的な見解、本当に失礼しました。
そうですねえ。私も男臭い小説は嫌いじゃありませんし、むしろ好きですが……。
単純に売れない、ですよね。
男より女の子がキャキャウフウフしてる方が、受けがいいわけで。要はいや、そんなことはないと言っても、それは異端な感性なのかも知れません。
売れないものをわざわざ出すレーベルは珍しいでしょう。僕が経営者だとして、読書離れも問題化している現在に、主購買層が喜ばなさそうな小説を出すメリットが見つかりません。
ただ男臭くても、純粋に優れた要素があり、そこを武器とすればいけると判断するならば、出しますよね。
まあ、今のライトノベルは、主購買層が男臭さを求めるジャンルではないのだということでしょう。
無論、そういう時流に逆らって出すという嬉しい判断をしてくれるレーベルもありますが、極少数だと思います。それにこういうのは、どこかで女の子分をキチンと補給してますし。
要は、女いらん! 萌えいらん! 男の生き様! というなら一般文芸でどうぞ。
男臭くても、萌えがあるなら、まあ難しいということはない。ラノベでもやれますよね。
とにかくあれですよ。たまに好きなラノベを見つけたら、読む、ぐらいの気持ちで。無理に読みたくないものを読まなくても良いと思います。
でも消費者だって、甘すぎたりすっぱすぎたりな缶コーヒーや、なんかあんま添加物てんこ盛りだったりなコンビニ弁当は求めてないよなー。なんか今そーいうの多くないやばいよね。って話だと思うよ。たしかに最近のって毒がない(食べ物を比喩に出しといてなんて表現を…)と思うし、すでに有象無象化してます多分。そのうちバブルが弾けるんじゃないの? そういうことって読者も心配になる。流行に流されられない人(普通の人)ってのから見ると、やっぱり今のラノベはなんか偏っているのはたしかでしょう?
……何を言ってるのか自分でもよくわかんなくなりました。ははは
10年か20年ほど経てば、
「あの頃はハーレムや萌え主体の明るい話が盛り沢山だったのに、今では暗くて真面目な話ばかりだ」
と、誰かが嘆いてるかも知れませんね。
言ってしまえば、今時の若いもんは! ってやつです。
つまり、ただの懐古主義です。
自分が年を取っただけです。
こんにちは。
色々と思うところがあったのでつらつらと書き連ねてみます。ご質問への答えにはなっていないかもしれませんがご容赦を。
・男女比、男くささ。
申し訳ないんですが、主さんの視点は若干狭いような気もします。確かに女の子の割合が多いラノベが多いのは確かですが、2:8は言い過ぎじゃないでしょうか。
今期アニメ化しているSAOなんか男ばっかですし、ココロコネクトは男2:女3(現在)、人退はまぁちょっと特殊かもしれないので置いといて。
要は、ハーレムものっていう一定の需要がある範囲でそういうラノベが目立っているだけで、実際は全体的に見ればそこまで男女比がひどいことになってるわけではないと、思います。
・タイトル
実際、これも文章系タイトルが目立ってはいますが、そこまで売れているのでしょうか?
文章系タイトルで売れているのはそんなに多くはないのではないかと思います。俺妹やはがない、先も挙げましたが人退くらいなものでしょうか。
古く辿ればされ竜なんかも文章系タイトルですし、オーフェンのサブタイも文章系タイトルの先駆けの一つのように思います。(もっと古いものや売れてるものがあればご容赦を)
ハルヒが流行った時代には「○○の××」みたいなタイトルばかりだと嘆かれたこともあったように思いますが、それが売れていたかといえばこれも微妙なところです。
・ラノベ業界
今はラノベ全盛期だと時折聞きますが、個人的には今は混沌期なのではないかと思っています。あんまりにも多すぎる現状、「作品」としてのラノベより「商品」としてのラノベが多く目立ちすぎている。ただ、そんな中でも売れてるラノベはきっちり「作品」になってると思うんですよね。
だから、まだまだラノベ業界はこれから成長していくんじゃないかな、と思います。それを作っていくのが、僕たちであればいいなぁと、思う限りです。
・個人的に思うこと
名作ラノベが十年程度のサイクルでなくなってしまわず、二十年三十年と後の世代に残っていく仕組みができればいいと、思っています。現状、古いけど面白いラノベがあんまりにもないがしろにされすぎていると思うんですよね。
以上、思いつくままに書いてみました。
文中で多く略語を使ったのはご容赦ください。
それでは、失礼します。
何をもって「有象無象」「十把一絡げ」と仰っているのでしょう? 上を目指すということは、現在のラノベを取り巻く状況が下であるということですか? それは個人的な趣向に基づくご感想ですか? それとも業界全体を評価してですか? もし後者ならば、そんな取るに足らない、程度の低い作品を実際に購入する読者は、同じく取るに足らない、程度の低い読者であると、そう仰りたいのですか?
……と、いくらなんでも飛躍しすぎですね。私だって、二番煎じや三番煎じを狙うようなやり方が格好良いとは思いませんが、ただ現状を嘆くだけというのは不毛だろう、と。
流行の変遷はあれど、ライトノベルが読者のニーズを敏感に読み取って供給していくことだけは、今後ともずっと変わらないはずですので(だって商売ですから)、せっかく創作側の人間なんですから、何故現在の作品が流行しているのか、今後どのような流行が来るのか、似たような作品の中でどう差別化を図っているのか、いっそ現状に風穴を開けるべくマイノリティのニーズを分析してみるとか、そういった議論の方が有意義なのではないか、という意味でございました。
不快に思われたのであれば、お詫び申し上げます。
アニ○イトで平積みライトノベルを見て「………」になった、かのあきらです。
> 「◯◯で××な▲▲」てな感じのタイトルが増えすぎて、タイトルで中身を推し量ることが出来ない。
ものすごく同感です、上記店でそれを見てあまりに長すぎて、ぱっと見てタイトル読めないよと思ってしまいました。
かといってやたらと分厚い某ライトノベルも、読みたいとは思わなかったのですが………。
文章は軽く、内容は濃くそんなライトノベルが読みたいなあ
はい、贅沢言ってます、ごめんなさい。
ラノベの読者対象は主に10代となります。
その層に文字だけの本を買わせるには何らかのキャッチーな物が必要なわけです。
これまでは本屋行って表紙絵で買ってもらうというところがありましたが、今は通販が主流になりつつありますから、タイトルで目立てなければチェックすらしてもらえないのが現状なわけです。
ですから、タイトルでまず目立たなければならないわけです。
また、各ネット上のサイトに特集してもらうには、やたら目立つ設定と、読者を安心させるテンプレートな構成が重要になります。
ですからそのようなラノベが量産されていきます。
別にそれらを悪い事ではないと思いますが。
何故なら、それらが売れているからです。
サイゼリヤの社長の言葉を流用するなら「面白いラノベが売れるのではない、売れるラノベが面白いのだ」なわけです。
価値は誰もが絶対的普遍的な価値を見いだせるわけではありません。
それなら、売れるものが面白く、爆発的に売れるものが名作なわけです。
ラノベは文化事業ではなく、ビジネスですから。
とはいえ、同じような物を量産していれば、いつか寂れて行きます。
単なるブームはすぐに冷めますし、消えて行きます。
そのために各レーベルで「新しいライトノベル」を別枠で募集していますよね。
まあ、完全に別枠にしているのは電撃大賞とファンタジア大賞だけですが、おそらく内部では各社未来枠を持っていることでしょう。
そういう本を出しているレーベルを選ぶのも一つの手だと思いますし、一般小説の世界でもいいのではと思いますけどね。
一概にそうとは言い切れませんが、まず、萌え絵に代表される表紙のセンスの悪さを改善して下さい。
そして、それを良いものと消費者に錯覚させる事の愚かさをいい加減気づいて下さい。
萌えや可愛いイラストが苦手ってだけで硬派気取りが多いですね~(笑)
萌えという読者ニーズに答えられないだけの作者が多いこと多いこと…。
要するに自分の書きたいものが書けないから文句言いたいだけでしょソレ?
売れてなんぼの世界なんですから、読者ニーズに合わせられる努力ぐらいしろと言っておこうか。
それが嫌ならライトノベルくんな! っと言っておきます。
匿名とはいえずいぶん攻撃的なお方だ……
一方的に決めつけるのはどうかと思いますぜ。
売れている=読者のニーズ
というのはいささか短絡的だし。
ニーズに答えられない=ライトノベルに合わない
というのもどうかと思うのよさ。
そうじゃなきゃそもそも大手が文芸枠とか新たに作らないのよ。
今の流れじゃ廃れていくのが分かってんでしょ。
攻撃的に物申したことを深くお詫びします。
自分の正直な気持ちを書き過ぎました。
以下も自分の気持ちです。
大手が文芸枠、というと電撃のMW文庫のことでしょうか。
あれこそ自分は、今のニーズに答えられない作者に好き勝手書かせてるだけの文庫にも見えます。
ビブリアは売れましたが、禁書やはがない、俺妹などには遠く及んでいません。
主力読者層はオタクの方々や中高生たちです。
彼らを低俗だの幼稚だのと切り捨てず、寄り添う気持ちで作品を書いてほしいです。
それがいつまで経っても出来ない作家志望者はずっと二流だと私は思っています。
読者を惹きつけてやまない萌えとは何なのか?と考える姿勢を持ってほしいです。
拒んでいるだけでは、それこそ上には上がれません。
以上が、私の気持ちです。
素直に自分の意見を書くこと自体は問題ないんですけどね。
こっちもやや言いすぎたようですし、まあそれはよしとしましょうか。
文芸枠は電撃だけじゃなく富士見も募集かけはじめましたよ。
たぶん大手だからこそ次の波を見越しての行動だと思う。
ここにいる人たちは何も今の流れを嘲てるんじゃないようだし、自分も笑うつもりはない。
懐古主義と言われても、流れが下火になりつつある今では大事なことだと思うんですよ。
それに萌えを免罪符に設定の作り込みをごまかしている作品が多いことも問題だと思うんですよ。
そういった問題に目をつぶってただ使われるままの作家になってもしょうがなくないですか?
まあプロじゃない自分がいっても説得力ないですけど。
こんにちわ。苦いネギです。
確かに増えましたよね、そういうタイトル。
全部が全部そういう物と言うわけではないのですが。
原因は簡単ですよ、その方が売れるからです。
売れてナンボの出版業界。慈善事業ではなく、れっきとしたビジネスである以上、読者のニーズに応え、流行に合った商品を出して行くのは当然です。
レーベルの規模も大きく、作者も多いのであれば、そういった作品が多くなってくるのは自明の理ですよね。
そういうのが好きだという読者が多いという証でもある訳ですし。
これ自体に善悪や正否と言った物は無いでしょう。
違いがあるとすれば、それを読む個人の主観によって意見が変わるだけであって、そういう物しか書けない作家しかいないわけではないと思います。
(まあ一部ではどうしようもない作家もいますが)
ただ、最近では少し違う動きも出てきていますよ。
電撃文庫や富士見では、文芸枠ともいうべき新たな枠を設置しています。ガガガ文庫にしても現状に反するような、意欲作と言うか奇作を多く刊行していますし。
最近出た「とある飛空士への追憶」 なんてその最たるものでしょう。
「鋼殻のレギオス」や「聖剣の刀鍛冶」、その他色々ありますが、全くもって普通な?(男女比に偏りのないというか、そっち系に行き過ぎてない作品)も多いです。
十年近く前の作品で、星海社から文庫版が出たFate/Zeroなんかはもうバリバリに男臭く、厨二臭いですし。型月には固定ファンが多いこともありますが……
流行とは、どんなものであれ移り変わっていくものです。
当然それは業界の方々も分かっているでしょう。
数年もすればまた違った流行りも出てくるでしょう。
ラノベではありませんが、まどマギやFate系列など、重厚な世界観やストーリーを持つ物も高く評価されています。
あくまで一時的なモノだと私は考えています。
ここからは全くの個人的意見なのですが、
そう考えれば私たち書き手(読み手かな?)にとっては逆にチャンスでは?
新人賞などへ応募を考えているかどうかは分かりませんが、プロの作家さん方は売れる物を書かなければいけません。しがらみなんかもあるでしょう。
でも私たちにはそれが無い。自己趣味に走り過ぎるとアウトでしょうが、それでもかなり自由な立ち位置で作品を創作できる。
流行に乗った作品を投稿することも大切ですが、それ以上に自分にしか書けない、こういった物が書きたい、これなら誰にも負けないっていう作品を応募するのも同じくらい大切だと思ってます。
だとすればこれは逆にチャンスではないかと考える次第です。
どうも。
ゆとり世代のラスタです。
私の場合は現状=世代という部分も相俟って、現在のラノベ界に嘆いている訳ではありません。
なので気持ちを共有することは出来ないのですが、そんな私が反論させて頂きます。
ラノベのタイトルや内容が似たり寄ったりということですが・・・・・・分かります。
私も本屋に行った時少し思います。
でもそれは流行りだと思うんです。
実際私もそういったタイトルや内容が大好きですし。
それに、ラノベ作者も流行りの設定の中に必死に個性を持たせていますから、意外に面白かったりしますよ?
風潮でラノベから離れてしまうのは勿体ないと思います。
でも確かに、そういうのを受け入れられない人も多いと思うんですよ。
私も昭和の漫画を受け入れられなかったりします。
だから私は、そういった人達に新しい傾向のライトノベルを書いて欲しいです。
自分の気に入る作品が無かったら作って欲しいんです。
もちろん、流行りの傾向じゃないと売れないとか色々問題はあると思います。
でも、そういうのも乗り越えて書いて欲しいんです。
ラ研の人達なら出来ると信じています。
最後に、若輩が出過ぎた事を書いてすみませんでした・・・・・・
こんにちは。
ラノベのタイトルは、
「ヒット作が現れる→ヒット作を模倣したタイトルの作品が氾濫する」
の繰り返しだと感じていましたので、スレの流れを読んで少々意外に感じました。
なるほど、そういう見方もあるのですね。
現在は2chスレ風タイトルが流行りですが、店頭で目に付く作品があまりにもそればかり過ぎて飽き飽きしているというのは確かに感じますね。「はいはい、またそれか」と。
ただ、僕はタイトルよりも表紙絵や主人公の方にげんなりしています。
僕は最近ラノベコーナーに立ち寄れなくなりました。
何故ってどの本でも軒並み美少女が笑顔で下着を晒してるじゃないですか。エロ本かと。
下着について語るとスレの論旨から外れるので割愛しますが、下着は見せるものでも見るものでもない、想像するものです。見せてはいけないのです。
主人公の傾向は「凡人の皮を被ったスーパーエリート様」が顕著ですね。
僕はこれが大嫌いです。
もっとも、僕が大嫌いなだけであって、売れるからこそこういうスーパーエリート様が軒並み主人公張ってるのでしょうけれども。
最初は世間一般並の能力しか無い平凡な人間を装っておいて、実は一人で軍隊殲滅できる程の大魔法使いだとか、隠しているけれど親がエリートでその血を色濃く受け継いで……とか。
ファンタジー世界でさえ結局血筋と才能が全てかよ、ということになってしまうので、そういう夢も希望も無い主人公は好きになれません。
例えば「どんな災難にも立ち向かい誰も彼をも救って見せながら、「不幸だ」の一言で全てを水に流して受け入れてしまう」などの人間的魅力のある主人公なら良いのですけどね。そもそも彼はスーパーエリート様ではありませんが。
それでは、長々と失礼致しました。
再就職戦争中のサイラスです。面白そうなタイトルなので、久々の投稿にいたします。
自分は、もう20代後半で、ライトノベルはおろか、最近、アニメとも無縁になり始めてますが、書店やアニメ雑誌を見て、ラノベ関係を見て、思うことを書きます。
1・同性や大人をうまく書けなくなった。
檜さんのいうように、最近、ラノベコーナーを見ると圧倒的に女子が多いです。よほど可愛い女子に飢えているんでしょうね?と邪険したくなります。ただ、今度は、女子向けのラノベコーナーを見ると、男子が多くなります。どんなに邪険しても、魅力的な異性(像)は購買意欲を掻き立てるという意味では有効だという事実は変らないようです。
また、作品を見ると、どうも、いい大人を書けていない作品が多くなった気もします。親しみやすい年上はいても、こうなりたいという魅力的な年上はめっきり減った(下手するといなくなった)感触があります。
2・青少年に活力を与えるというより、縛るようなものが増えた。
これは、自分だけかもしれませんが、ここ最近の作品は、やたらコラボやアニメ化が多く、青少年へのある種の逃げ道や活力源というよりは、ファンを縛るための道具という感があります。
確かに、出版社や製作会社も利益を出さないといけませんが、もう少し青少年を放してあげたほうがいい気がします。そうしないと彼らが、ファンとなってくれるだけの経済力を持たない気がします。
他にも色々と突っ込みたいところはありますが、ただ今のラノベのトレンドを見ると、10代の若い人が、こうなりたいという現状打破というより、こうだったいいのになという妄想願望が強いと同時に、きちんと現状打破をしようとせず、自分達の妄想(ビジネスマナーや一般常識)を押し付け続けた大人の責任(20,30代なら、これから向き合わないといけない課題)を突きつけられたような気がします。
そんなのが嫌で、ラノベから離れていたのですが、どーもこんな現実を見ていると、色々とラノベのネタ的なことをが浮かび、一つの話みたいに組んでいる自分が居ます。もしかしたら、神様(もしいたらですが)が、なんとかしろと私に色々とインスピレーションを渡して、発破を掛けているかもしれません。
今のラノベの時流をどうこういっても仕方ありません。ただ、次を考えて作品を書くのが、今後ライトノベル作家には必要なのかもしれません。
では。
えーと、この手の意見は昨今のラノベ読みの間でいくつも出ていますよね。ラノベに限らず、アニメでも漫画でもエロゲでも似たような感想はよく目にします。
私も最近のラノベにはなかなか食指が動きにくくなりつつありますし、檜さんのおっしゃりたいところはよく理解できます。
が、私はそれはいささか的外れではないかとも思っています。
檜さんは要するに、少女至上主義の萌えキャラ路線やら捻ったまたはありふれたタイトルやら、平凡な主人公の巻き込まれ型異能ファンタジーやら、学園ハーレム物やら、現在の主流であるジャンルで質の高いものはなかなか見つからないし、多すぎて飽食気味だといいたいのですね。
これはラノベ読みやアニメ視聴者なら誰しも感じていることです。
でも、よく考えて下さい。
作品があるということは、書く人はいるということです。我々も、個人で程度の差はあれど、単なる読者ではなく作り手になろうとしている側の人間です。
できればプロ作家(商業作家)としてペンを執りたいと思っている方も少なくないはずです。
我々に限らず、ラノベ文化の台頭によってラノベを書きたいと志望する人は年々増えています。去年や今年の応募が過去最多だったというレーベルがあったニュースもありましたよね。
多々の弊害があれど、それは喜ばしいことです。
楽しみを享受する側ではなく、楽しみを作り提供する側になりたいとする人間が増えたのですから。
さて、その「弊害」が本題に関するところです。
作り手志望の数が増えると競争率は高くなるのは当然のこと、一度作家の職に就いても、生半可な力では寿命も短くなります。
人材の入れ替えも激しくなるなかで、どうやって商業作家であり続けるか。当然、最多層の求めるところのジャンルを提供することが最も安定的な路線ですよね。とにかく何か一つでもヒット作を出したいのですから。
マジョリティのジャンルは飽和状態にありながらも、最低限の需要はあるし、何かがきっかけで人気になる可能性もあります。続けばアニメ化の可能性だって出てきますし、アニメ化すれば名前も売れるし収益も出ます。それを足がかりに本格的で自分色の強い作品を……なて考えているかもしれません。
彼らは書く機械ではなく(実際のところ半分はそうかもしれませんが)、業界で必死に生き残ろうとしている人間でもあります。
「それがどうした、読者には関係ない」「面白いものを送り出すのがプロだろ」という意見があるかもしれないし、それはもっともですが、このサイトを訪れる我々もまた、程度の差はあれど「単なる読者」ではなく「作る側」になりたいと思っている人間ですから、無理解ではいられませんし、ただ不平不満を言うのも論外です。
まあ、単純にラノベ愛読者を経てラノベ書きを志した人間なら、誰しもハーレム物や異能物なんかのジャンルを書きたいという欲求があるでしょうしね。
結局のところ「書きたい物」「売れるかどうか」「社の路線」「ライターとしての力量」このあたりでライターと担当の編集者がその振り分けというか、裁量を定めて作品を作っているわけです。
現在の主流ジャンルが主流ジャンル足りえるのは、そういった裁量の総合的な結果にすぎません。
やはり、それに文句をつけるのはお門違いではないでしょうか?
あと、そういうシリアスなことは別にしても、ですが。
昨今はシナリオ、イラスト、プログラム……そういったさまざまなクリエイティヴなものが、特別な技能のある狭く特殊な道で生きる人間が作るというものから、一般人でも努力すれば作れるものに変遷しつつあります。
売れるか売れないかとか完成度が高いかどうかとかそういう問題は置いておいて、ひとつのものを創り上げることができる。その喜びがいかに大きいかは、我々ならよく分かりますよね。
ラノベ作家を目指す人間が増えてきたということは、現代はそういったクリエイティヴな欲求が世間一般に浸透しつつあり、また徐々にサブカルチャーが認められつつある時代だといってもよいでしょう。
同人やエロゲ、ラノベは「創りたい」「創り上げたい」という欲求を満たせるものとして、コンシューマーとしてだけではなくクリエイターの登竜門として人気が出てくるのは、ある種当然の現象かもしれません。
確かに書き手の総数が増えれば総体としてのラノベの質は落ちるかもしれませんし、本当に面白い作品を見つけるのは難しくなります。
でも私は、そのことに嘆くばかりでなく、いちラノベ書きとして、いちクリエイターとして、励まされるものがあってもいいんじゃないかなぁ、と最近思っています。
現状に対してネガティブになったところで、社会が変わってくれるわけではありません。
檜さんもそんなに凝り固まらずに、ときどきは明るく物を考えてみてもいいんじゃないでしょうか。
長文失礼致しました。
みんなもちつけっ!( ゚д゚)
失礼しました、汐朗(せきろう)と申します。
講談社のラノベ文庫、この募集要項をみますと、成人男性を対象読者に含めてますでしょ。
(講談社のラノベ文庫は、2011年12月2日創刊。十代中盤から、二十代前半の男性をターゲット層とした長編小説を新人賞で募集する)
これはつまり、出版社がお金を出して購入してくれる層にターゲットを合わせて来たという事なんでしょうね。ラノベは中高生向けという概念を取り払い、世界的にもサブカルチャーとして発展している途上なのだと小生は考えております。
故に現在の風潮が長続きするとも思ってませんし、似たような作風では飽きられるという危惧も抱いております。
小生、一般小説もラノベも読みますが、全巻揃えて手放せないでいるのは、
(1)とらドラ!
カテゴリはラブコメだけど、小生の目には現代版純愛小説に映ります。
(2)マリア様がみてる
ソフト百合と言われてますが、いまだもって小生の目には百合には見えません。
(3)狼と香辛料
経済をテーマとした人間と人外のファンタジーですが、経済そっちのけで主人公とヒロインの行く末に気を揉んじゃいます。
三つとも共通して言えるのは、作風は全く違えど、おぼつかない主人公たちの未来に気を揉み、引き込まれ、心の深い所で揺さぶられるという事でしょうか。
重版を重ね、アニメ化もされる作品というのは、風潮に流されない太い芯の通った作品が多いと小生は感じております。
皆さんはどう思われますでしょうか。