ライトノベル作法研究所
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  4. 新人賞の自信がない公開日:2012/10/23

小説新人賞に応募したいけれど自信がない、どうすれば?

 池田翔斗さんの質問 2012年10月18日

 こんばんは、小説家志望の者です。突然ですが相談に乗っていただけないでしょうか。

 私は現在、青春小説を考えていて、それを3月31日が締切の小説大賞に応募する予定です。
 しかし私はまともに小説を書くのはこれが初めてなので、自信がありません。そこで構想している作品(ファンタジー小説)がもう1つあるので、そちらをインターネット上の小説投稿サイトで連載して腕試ししてみようか、とも考えています。

・3月31日が締切の文学賞まで、応募作1本に専念する。
・インターネット上で小説を連載しながら腕を磨き、並行して応募作を執筆する。

 どちらが良い手段なのか、考えてもいくら考えても答えが出ないので、質問させていただいた次第です。
 もし良かったら、ぜひご意見をお聞かせください。
 長文失礼しました。

●答え●

サイラスさんの意見2012/10/21

 どうも、サイラスです。夜分遅くに失礼します

 少しキツイ言い方をしますが、池田翔斗さんは、何がしたいのですか? 小説家志望と書いていますが、投稿の目的は何ですか? デビューですか? それとも、自分のレベルが知りたいからですか?

 もし、前者なら文学賞に全力を尽くしてください。後者なら、まず、ネット上に挙げて、読者の反応を見ながら腕を磨くことをお奨めします。としか言えません。池田翔斗さんの文章を読むと、小説家になるには真剣さが見えにくいのと、傷つくことが怖いという印象を受けます。
 真剣さ不足と傷つくことを恐れると、無駄に時間を過ごし、私のような、掲示板でアドバイスができるだけで、実際には、技術も何も身につかないしょーもない夢の燃えカスを持ったダメな大人になります。そういうしょーもない大人をひとりでも減らすために、キツイことを敢えて言いました。

 それと、もうひとつ。短編の一本、まともに作品をひとつ終わらせたことがない方が、同時並行の製作は、やめたほうが無難です。

 人間って、よほどの天才でない限り、同時に何か出来るほど器用じゃないです。自分も、二次創作レベルですが、何本か作品を書き上げたことはあり、その経験上、設定等がある程度、用意されている二次創作だけでも終わらせることがすごく大変だったということが、身に沁みています。まして、完全オリジナルだと、何作も抱えられるようになるには、かなり経験やセンスが要求されることが、想像できます。

 本当に、小説家になりたいか、まず、自分に問いてみて下さい。その上で、一歩ずつ、その歩みを進めてください。また、その時、迷ったりしたら、ここでの質問してみた下さい。
 傷つくことを恐れず、小説家の道を進みたいと、自分が答えたら、それは、私と違い、本物の作家になれると思います。

 では。

ねこさんの意見2012/10/19

 その締め切りに拘る理由がないのであれば腕を磨き、自信がついた時に公募すればいいのではないでしょうか。

文文さんの意見2012/10/19

 こんばんは。小説書き始めて五年目にして、この間ようやく長編を一本書き上げることができた文文です。執筆に八か月もかかりました。いろいろと遅すぎて自分をぶん殴ってやりたいところですが、まぁそれは置いといて、本題。

 ねこさんのおっしゃる通り、3月31日の締め切りにこだわらないのであれば腕を磨きながら書いてゆくのがよろしいかと思います。
 ただ、どうしても3月31日までに書き上げたいんだ、とおっしゃるのであれば、一本に絞ることをお勧めします。

 理由は、長編を書くにはものすごくエネルギーがいるからです。

 私は大学で文芸部に所属しているのですが、短編で良い作品を書ける人でもいざ長編となるとなかなか書き上げられない、というパターンは多いです。実際私も、長編を書きあげるまでに様々なもの(単位とか周囲からの評価とか時間とか精神力とか単位とか単位とか)を犠牲にしてきました。留年しそうって意味ではお金も失いそうです。あ、いえ、これは自己責任ですねはい。頑張って受賞して、「賞金は留年した時の学費に充てます」って言うのが夢です。
……失礼、少し脱線しました。

 はっきり言って、慣れない人にとって長編を一本仕上げるのは無茶苦茶しんどい作業です。速筆タイプの方でなければ、書き上げるまでの時間も相当なものになるでしょう。
 と、このように考えると、インターネット上で小説を連載している暇があったら、その間に書き進めるなりプロットを固めるなりした方がよいのではないか、と思うのです(もちろん息抜き程度に別の作品をちょっと作ってみる、というのはありだと思いますが)。

 ちなみに人によってタイプが違うので何とも言えませんが、私はプロットをかなりガッチガチに固めてから書き始めることをお勧めします。その方がキャラクターや物語への愛着も増し、飽きにくくなるというメリットがありますし、何より書いていて次の展開がすでに決まっているのは精神的にすごく楽ですww
 意見は以上です。お互いに頑張りましょう。それでは。

あざらしさんの意見2012/10/20

 おはようございます、あざらしと申します。
 読み手からの勝手な意見ですし、最終的には池田翔斗さんの性格と実力に関わるかと思いますが少々書き込みさせて頂きます。

 『小説家志望』『小説大賞に応募する予定』と、ありますのでプロを志していらっしゃる事は解りました。
 その上でですが、

>・3月31日が締切の文学賞まで、応募作1本に専念する。

 本来は、こちらをお勧めしたく思います。
 今回の場合は公募の締め切りですが、プロとして考えると、これは仕事を仕上げる期日ですよね。
 意味は色々ありますが、ひとつに『提示された期日を守って、その上で後戻り不可能な、自らの命運をかける一本の作品を仕上げる』

 応募するという行動は、『認められ、GOサインが出れば出版する』
 要はプロになることが前提の行動であるはずです。
 運を否定はしませんが、宝くじではありませんから『当たった』ではなく『認められた』が受賞の姿。
 結果は自ずと行動に左右されるものではないでしょうか。

>・インターネット上で小説を連載しながら腕を磨き、並行して応募作を執筆する。

 こちらの選択については、厳しいことを書きますが、言い方を変えれば『応募するだけの実力がない』と同義です。
 一般論ではなく、これは池田翔斗さんご自身がそう認識しているという意味です。(少なくとも私はそう感じました)

 これは決して悪いことだと思いません。
 ですが、"どっちつかず"になるならば悪い選択になるように思います。
 池田翔斗さんが器用なタイプで、スイッチの切り替えも出来、実力の伸び幅が大きい時期ならば『ネットで腕を磨きつつ、同時に応募作の執筆』も可能だと思います。(念のため。嫌みで書いているんじゃありません)
 これは、池田翔斗さんの事を知らない第三者が判断できません。

 もしも"どっちつかず"になるならば、キッパリと次回の公募に目標を定め、今回の小説大賞への応募は見送るべきではないでしょうか。

 いずれを選択されたとしても、宙ぶらりんの状態、漠然とプロになりたい、という状況は一番将来に悪影響です。
出版社の方々は、本を売ることで飯を食っているプロです。
 そこに何百人、出版社の垣根を越えれば何千人という応募者が、プロに自分を売ろうと競争をしかけているのが公募ですよね。
 本気の死に物狂いで行動しても、尚、夢が叶わないこともあるのがプロの世界です。

 と、くどくどと理屈を書きましたが、事は単純。
 池田翔斗さんが書くことが好きならば、どっちの方法を選択しても無駄になんてなることはないはずです。
 時間を捨てたとなるか、有意義に使ったとなるかは、本人次第ではないでしょうか。

 ではでは、執筆頑張って下さい。
 応援致します。

飛車丸さんの意見2012/10/20

 向上心を持ち、好きで続けられるのなら、どこで何をどれだけ書こうが構いません。
 ただ少なくとも、考えるだけで行動しないくらいなら、失敗しようが挫折しようが行動した方がマシだ、とだけ。

唯斗さんの意見2012/10/20

 小説を書き始めて、また半年程度の未熟ものですが意見を述べさせていただきます。
 自分は去年の秋くらいに小説家になろうと思い始め、早速かきはじめまして。
 ですが、だいたい400文字原稿用紙にして40枚くらいで飽きてやめました。
 それで時が過ぎて、3月くらいに本気でやろうと思いたち早速かきはじめ、2か月で仕上げ、新人賞にとりあえず送っちゃえーと思い、応募。

>私は現在、青春小説を考えていて、それを3月31日が締切の小説大賞に応募する予定です。

 新人賞に応募するのはオススメ致します。
 評価シートがあるところはより良いです。
 なんでもやってみなきゃわかりません。

 自分は2か月で書いた自分の作品を見て、ダメだなって思いましたがなんとか一次選考は通過しました(倍率3.5倍程度ですがw)
 評価シートをもらい、改めて勉強になったと今は思っています。
 新人賞に送っているうちに力もつきます。

 何にでも思い切って挑戦するべきです。
 別にネットに載せるのには反対しません。
 自分で選んだ道を歩めばいいと思います。

 これは、僕の意見ですので^^
 長文失礼しました。

水無月麒麟さんの意見2012/10/20

 はじめまして。ギャルゲーに勤しむ水無月麒麟です。

 本題ですが、私は後者を実際に行っています。
 ただ一つスレ主様と違うのは、ネットで評価頂いてるものを応募作としている事です。

 レーベルによっては応募条件に、"応募期間中はネットに載せてるのは非公開にすること"みたいな事がある場合もありますが、ネットで評価頂き客観的に見てもらうのはとてもためになりますよ。

 微力ながらお力になれると幸いです。

かの あきらさんの意見2012/10/21

 変な意見かもしれませんが………

 3月31日締め切りの小説大賞をも踏み台にするという考え方はどうでしょうか?
 あまり追い詰めすぎずに、良いものを書こう、という姿勢のほうがいい結果が出るかもしれません。

 池田翔斗さんの書くペースにもよるので、なんともいえないのですが、公募用作品を書き上げた後、通常の推敲とは別に全体の良し悪しを判断するために、ある程度間を置いて読み返したほうが良いといいますし、その間に別の作品を書くのもありだと思いますよ。

 でも書き上げるまでは、他作品書くとモチベーションが下がると思うので、ひとまず一つにしぼったほうがいいんじゃないか? と思います。

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