ライトノベル作法研究所
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  4. なぜわざわざ売れ線を外しに行くのか?その3公開日:2013/03/04

なぜラノベ作家志望はわざわざ売れ線を外すのか?その3

白摩さんの意見2013/03/01

> おっさん主人公(「シブいおっさん」ならともかく、うだつのあがらないサラリーマンや老人を主人公にされても…)や非処女ヒロインやピーマンの名前にこだわるファンタジーを求められてもどうしようもないですよ。

 なんでおっさん主人公や非処女しか例が出てこないんですか?
 というか、そういう作品を書いている人を、ここの投稿室でもほとんど見ないんですが……w
 なんか変な部分(ごく一部の方の意見)に固執し過ぎていませんか?
 さっきから読んでいて、なーんかずれているなぁと感じてばかりで心配です。

イシバシセンパイさんの意見2013/03/01

 イシバシセンパイです。
 そもそもライトノベル作法研究所とはいえ、その利用者は作家になりたい人ばかりではありません。自分はなりたい側ですが、そうではない人も当然います。

 では、仮に作家になりたい人だけを抽出したとします。
 しかしそこには売れるものを書きたい人ばかりではなく、書きたいものを書きたい人がいます。
 書きたいものを書いて、それでプロになれたら良いなぁ。そういう考えの人だっているのです。
 さらに売れるものを書きたい人だけを抽出して、それでもなお

> 主人公を大学生にしようとしたり、中世ヨーロッパの世界を緻密に再現した作品を書こうとしたりする

 そんな人がいれば、その作品に何か唸らせるところがない限り、自分も「どうしてこの人はこんな作品を書いているのだろう」と思います。
 自分の判断の基準は上手い下手ではなく、工夫しているかですね。あなたの仰るような主人公、世界観などでライトノベルという市場において売れるようにするための工夫が見られるか、です。

 少し逸れましたが、作品を投稿する人には様々な考えがあるのですから、一概には言えないと思いますよ。
 自分は、確かにマーケティングは大切だと思います。売れる作品に共通しているところはないだろうか、とか。

 でも、それで出た答えが「主人公は高校生」や「キャラクターの個性が大切」や「とにかく萌えられるものを」って、マーケティングの成果としてはショボくないですか?
 本当に、

> 最近のライトノベル(一般文芸ではなく!)を読んでいれば

 簡単に分かることじゃないですか。
 そんなのは多分マーケティングではないです。

 そうして学園ものを書いて、そこに愉快な仲間ととびきり可愛い女の子を出しても、その小説に読ませるエッセンスがなければ、それはただの有象無象でしょう。

 だからといってそれに反する要素を入れれば良い、とはならないのですが……少なくとも、今はそういうのばかりが売れているように思えるだけです。
 今学園ものを書いている人が、必ず学園ものなら売れるという情報を元に書いているわけでもありませんでしょう。

 だって昔はファンタジーがライトノベルに多く見られたのですから。

 ていうか、人の心配なんてしなくて良いじゃないんですか? 自分が「王道で書こう」だの「流行った既存作品の良いところをもって書こう」だの思うなら、ただ一人、あなたがその信念に基づいて書きなさいよ。

 自分は、自分の思うライトノベルを書いています。研究し、試行錯誤し、一所懸命書いています。プロになりたいから。
 最後は自分も少し口が悪くなったというか、凄く挑発的ではありましたが、なかなか興味深い話でした。おかげで自分もライトノベルとは何か、考えることができました。

 最後に、熟女は必ずしもゲテモノではない、とだけ言わせてください。
 それでは。

 思い出しましたが、『パパのいうことを聞きなさい!』 は主人公が大学生です。

 以下、ネタバレを含みますが……。

  主人公・瀬川祐太は、大学に入学し新生活をスタートさせたばかり。小学生の頃に両親と死に別れ、当時高校生だった姉・祐理に育てられるも、中学生の時にその姉がバツ2で2人の子持ちの男性・小鳥遊信吾と結婚したため、義兄となった信吾への嫉妬と姉の家庭と幸せを壊したくないという思いから姉夫婦の家庭とは距離を置き、1人で暮らしていた。そんなある日、アパートに突然訪ねてきた姉に半日だけ3人の娘たち(空、美羽、ひな)との留守番を頼まれた祐太は渋々それを引き受けるが、そこで垣間見た幸せそうな姉夫婦と子供たちの様子にくだらない子供染みた嫉妬心で姉家族と距離を置いてきたことを後悔し、今までの不義理を返して姉家族との関係を修復しようと決心する。

  その矢先、姉夫婦の乗った飛行機が行方不明となり、彼らは消息不明のまま政府発表では死亡したことになってしまう。残された3人の娘たちは親族会議の末、全員バラバラにされそうになるが、見かねた祐太は全員自分が引き取ると宣言し、自分が住む6畳1間のアパートで4人暮らしを始める。最初は慣れない家事や狭い部屋で問題ばかり起こったものの、やがて親戚にも認められた4人は、かつて3姉妹が信吾と祐理と暮らしていた元の家で暮らせるようになるのだった。
引用・Wikipedia『パパのいうことを聞きなさい!』より

 三姉妹を引き取る際に、そして引き取った後の苦労を書く際に、ある程度自立できているがそれでも心もとない「大学生」という設定が活きていると思います。
 この作品は、読めば分かるのですがかなりライトノベルしています。幼女とお風呂に入ったりしてね、萌え豚も大満足なわけですよ。

 結局、主人公の年齢なんて、必要だから自然に決まるものじゃないですかね。

 『新宿鮫』で著名な大沢先生は「年齢や性別のない、思考だけの役者を八人くらい持て」と仰ってます。
 大切な思考回路だけ、違和感のないようしっかりと作って、そこに後から年齢、性別、立場などを割り当てて演技させていくわけです。

 ずいぶんと長くなりましたね。今度こそ、
 それでは。

梨里果さんの意見2013/03/02

 うわあ、すごいスレがあるなとおもって書きます。
 梨里果と申します。

 まず前置きとして、別にあなたのスレを非難する意志はないことを表明します。ただ不快感は抱きました。おっさんが主人公の話しを作りたい人がいて、何が悪い!
 これが本音です。

 小説って、何を題材にするかというよりも結局は技術ですよ!いや、スレ主さんも分かっているとは思いますが。そして、それ以前に必要なものは知識です。

 人はある程度知識のあるものしか勿論書けません。当たり前です。知らないことは書けません。
 私たちはまず舞台となる場所を決めるでしょう。
 それなら、より知りたいと作者が思う場所でいいじゃないですか。
 私たちのフィールドは紙ですけど、白紙の紙の厚さは知れたものです。
 私たちがそこに何を作るかは自由だし、それは登場人物についても言えます。
 あなたの不満はおそらく何故売れる作品を書こうとしない。
 売れる作品につながる質問をしないということですよね?

 ですが、フィールド作りと萌えキャラの書き方、今売れてるラノベの共通の要素は別の方向を極めているだけだと思いますよ。おっさんを主人公にしたいと考えている人のそれが、何故イコール売れない作品を作ろうとしているになるのでしょう。こう書くと市場調査の結果を持ちだされるかも知れませんが、私はあなたの市場の見方は違うと思います。

 踊り方がうまければ、どんな設定の上でも踊れます。おもしろい作品は書けます。スペインでも異世界でも同じです。あなたが例にあげた萌えは踊り方であり、スペインは土台ですね。
 これが萌えだっていう型にすべての作品が嵌ってしまったら、それはとてもつまらないと思いますしね。
 この掲示板で、どこを鍛えようと思って質問するのも自由。売れ線をどこまでも気にするのは、編集者の仕事ですよ。
 私たちは日々、どこでもうまく踊れるように努力するだけ。

 要するに、あなたはどうしてこてこての設定にこだわるの?とおっしゃってますが、真剣に書いてるんです! ここで質問するということじたい向上心の現れです。
 あなたはもっと小説を書く楽しさに目を向けてみたらいかがでしょうか? あなたが理解できないとおっしゃっている方々はみんな小説を書くことを楽しんでいると思います。

 こういう意見の場もたまにはいいものです。
 駄文、失礼しました。

ホムレッツさんの意見2013/03/02

 すきだから。
 自分の世界をしってもらいたいから。
 自分の価値観を理解してもらいたいから。
 書きたいという衝動があるから。
 その衝動を理屈で説明できたら、生みの苦しみはない。
 今小説を書いている人の何人かは書くのを止める。私もその一人。

文長さんの意見2013/03/02

 いろんな意見が見られて興味深いんですが、
 レスする方もそんなに喧嘩腰になって噛みつかなくてもという気がします……。
 挑発的な問いかけゆえにこうした流れになるのも予測できましたけども。

 少なくとも主さんがあげられている事例では一部を除きその質問者さんは「ラノベ」を書きたい、あるいはプロ志望であるということを匂わせる文章を記してますし、「利用者みんながプロ志望じゃないから」などの反論は(ごもっともとは思いますが)主さんの望まれる返事ではないでしょう。
 かといって「そんな質問や主張をしてるのは一部の人間だけ」と言っちゃえばこのスレもそれで強制終了です。
 「型」や「王道」や「市場調査」の定義や解釈もバラバラですし、既に収集がつかなくなりつつあります。

 炎上覚悟の住人批判をするのではなくて、市場調査や売れ線に対する考えを尋ねられてた方がもっと穏便なやり取りができたのではないでしょうか。

 個人的には今現在あるいはこれから売れる作品の魅力や共通要素を踏まえ、読者のニーズをなるべく正確に掴むことと自分の個性を活かすことは何も矛盾しないと思うので、むしろ「既存の王道に囚われちゃダメ」「王道は自分で創るもの」的な意見の方にそのお考えを深くお伺いしたいです。
 主さんが問いたいのもその部分のように僕には思えるのですが……。

マルタさんの意見2013/03/02

 何人かの方が言っていたと思いますが、読者のニーズを考慮することなど、本気でプロを目指している人たちは、それはもう息をするくらい当たり前に理解していますよ。
 けれど、自分はニーズに合わせて他のプロたちと同じ土俵で戦えるほど高いレベルにない。そう考えると、必然と「発想」に視点が向くわけです。

 SAOやエスケエプ~などの作者のような「文章力」はそう簡単につけることはできません。
 バカテスや西尾さんのような「ギャグセンス」は、人によっては一生到達しえない域です。
 「ストーリー構成」も「ずば抜けた個性を持つキャラ」もまた然り。
 となると、自分を出すために頑張れる場所と言ったらもう「発想」や「意外性」しかないんですよ。 

 それに対して、自分なりに今まで経験してきた事柄や、物事に対する価値観、意見などを総動員することで「個」を表現するんです。

 ニーズに合わせるだけでプロになれる人は、それはもう相当な天才ですよ。小説の基礎が完璧にできていて、読者の心をコントロールできるほどの経験と筆力と思考回路を持っていないと到底不可能です。
 その域まで達してみたいものですねぇ。
 『アイドライジング!』 の作者なんかは、結構そのような評価を得ているようですよ。読んだことはないですがw

文長さんの意見2013/03/02

 そうですね……文章力、構成力、センスなどは才能や向き不向きも当然ありますが、僕はモチベーションとそれまでのインプットとアウトプットの質と量次第では、プロとの技術的な差を縮め、なおかつ個性を打ち出すのもそれほど絶望的に難しいことではないと考えています。

 なので、その意味では「発想や意外性でしか頑張れる場所がない」の部分や「ニーズに合わせるだけで~」以降の部分はお互い考え方が異なるところかもしれないですね。
 大変参考になるご意見でした、ありがとうございました。

マルタさんの意見2013/03/02

> なるほど……。ニーズを掴んで合わせるだけでは技術や感性の面でプロと同じ水準になれない、
> だから知見を生かした発想と意外性を磨いて自分を出すしかない、ということですね(あってますでしょうか)。

 まぁ建前ですけれどねw
 というよりも、そもそもニーズを把握してガッチリ読者を魅了し、ファンとして自分の内側に取り込んでいくのがプロですからね。

 プロになりたいなら現プロを目指していてはダメなんですよ。超えようと思わなきゃ。

> その意味では「発想や意外性でしか頑張れる場所がない」の部分や 「ニーズに合わせるだけで~」以降の部分はお互い考え方が異なるところかもしれないですね。

 まぁあれですよ。
 さっきの意見は、王道というモノを柱にした場合の考え方なんですね。
 私個人の考え方はまた違います。

 読みやすく丁寧な文章=読者のストレスを軽減=物語に入り込みやすい=伝えたいことさえしっかりしていれば心を動かせるという考えが根底にあります。要は私の武器は「文章力」なんですよね。今はこんな砕けてますけれどw
 川原さんに勝るほどの実力をつけている最中です。
 なので、実のところ意見は結構近いと思いますよ。感覚的に。

  それとまぁ、プロになるのに一番必要なのは、妥協点の高さじゃないでしょうか。

 アマチュアが「ここまで深く練りこめばOKだろう」という水準よりずっと高い位置に、プロの妥協点はあるんですよね。
 そこさえ見誤らなければ、努力のみでプロは取れます。そう信じてます。

 完全に論点がズレたので返信は不要ですよー
 このスレの中で比較的冷静な意見が目を引いたので、ちょっとばかり議論してみたかっただけですからねw

あざらしさんの意見2013/03/02

 こんばんは、あざらしと申します。
 ただの本好きで執筆もしませんので、ご質問者さんに対して解る範囲で応えさせて頂くという形で、掲示板に書き込みさせて頂いております。
 ですので以下は、『質問者さんにはこういう意図があるのでは?』という想像の話しです。
 想像ではありますが、今まで書き込みさせて頂き、またレスポンスを頂いた方とのやりとりで私なりに感じていることです。

>だからこそ聞きたいんです。そうまでして厳密性にこだわる理由は何か、と。

 デフォルメの為だと感じることが多いです。

 例えば、出版されているラノベの表紙絵にしろ、漫画にしろ、多くのプロがいらっしゃいますよね。
 初めから漫画絵をずーっと練習してきた方もいらっしゃるでしょうし、写実的な鉛筆デッサンから始め、美術係に進み、そして漫画風にデフォルメしていった方もいらっしゃいます。

 どっちが良いとか悪いという話では無く、これらはアプローチの仕方です。
 小説においても、リアルを知ってそこからデフォルメするというのも、その人にとってはやりやすい方法だという事ではないでしょうか。

 作風によって異なりますが、『完全に嘘の世界』になると世界観がぶち壊しになる作品もあります。
 フィクションですから、極論”ウソ”なんですが、読んだ時に『そりゃねぇだろ!』とか、『都合が良すぎる』というのは、残念ながら下手なウソです。
 これらを無くすために、著者さんが『現実はどうなのか?』という情報を求めたり調べたりされるのは、デフォルメ方式の方にとっては良いことだと個人的には思っています。
 私としても投稿室作品を楽しませて頂いておりますし、面白い”ウソ”が読みたいから、書きたいと思わせて頂ける内容で、それが解ることならば応えさせて頂こうと思っております。

 市場調査云々については完全に余談になりますが、誤解を怖れずに発言させて頂くなら、結果的には「あんまり気にしなくて良いんじゃないかな?」です。
 売れる物にするために編集者さんがいますから、萌えが不足していたりラノベとして売りづらい点があれば、それはプロとして助言されるでしょうし、選考には修正も含めて考慮に入れているはずです。

 受賞のため、そこに至るために、というのも解りますが、それにより可能性を狭めると危惧する方もいらっしゃるでしょうし、結果的には例えそれがラノベの規格外であっても『本人が面白いと信じる物』しか面白くは書けないように思います。

 また世間的にウケルだろう王道であっても、ご本人が面白く無いと思う物は、どうあがいても面白くは書けないのではないでしょうか。

>今人気の作品の中にそういったものがどれだけあるのでしょうか?

 更に余談になりますが。
 ”萌え”はメディアミックスと密接に繋がっていますよね。
 それは勿論ライトノベルの正しい形だと思いますが、本そのものの売上を数年先まで考えるならば、萌え以外のライトノベルも無視できない存在になってきているはずです。

 現在レーベルを立ち上げてまで取り組んでいるのは、電撃枠のメディアワークス文庫が有名ですが、宝島と集英社もライトノベルと一般の境目、ちょいライトノベルよりと言える作品群を意識して出版してきてますよね。
 一〇〇万部オーバーの『ビブリア古書堂の事件手帖』はいうに及ばず、充分ヒット作と言える『珈琲店タレーランの事件簿』や『思い出のとき修理します』もこのジャンルだと思います。
 萌え以外、読者対象性別不問でありながら、しっかり女性ウケも意識しているというのは、ライトノベルのひとつの可能性だと思うのです。

 こちらの投稿室の作品を読ませて頂いていても、ライトノベル+α、『ラノベど真ん中じゃ無いけど一般でも無いな。でも近いのは確かにライトノベル』というべき小説を書かれる著者さんがいらっしゃいます。
 こういった作品群を書かれる著者さんは、プロを目指しているとか関係なく、作品発表の場としてライトノベル作法研究所を選択されたのは、至極真っ当だと思うのです。

 ですので、

>最近のライトノベル(一般文芸ではなく!)を読んでいれば「主人公がおっさんの作品はどうでしょうか?」とか「舞台がスペインなのはどうでしょうか?」なんてナンセンスな質問は出ません。

 仰りたいことも本当に良くわかりますし、ラノベに王道ありさんを批判する気も更々無いのですが、ライトノベルも色々と変化してきているという点も一度考慮に入れてみて頂けませんでしょうか。

 『少年○○』と銘打つ漫画誌には、色んな作品が載ってますよね。
 分母が違うのはどうしようもありませんが、ライトノベルも色んな作品があった方が良いと思うのです。

 あまりにも極端な作品カラーの一極集中、売れる作品ばっかりを意識するというのは、結果的に衰退を招きます。
 色々ある、という事そのものがベストだと思うのです。

 では、長文失礼いたしました。

ミトリさんの意見2013/03/02

> 相談掲示板やまとめサイトを見ていてよく不思議に感じるのですが、主人公を大学生にしようとしたり、中世ヨーロッパの世界を緻密に再現した作品を書こうとしたりするのには、なにか絶対にそうしなければならないという必然的な理由でもあるのでしょうか?
> だからこそ聞きたいんです。そうまでして厳密性にこだわる理由は何か、と。

 率直な意見で言えば、書きたいから書いてる人と、他と違う意外性を狙ったあげく踏み外した人の二種類です。

 現在このサイトから巣立った作家は居ますが、そうでない人はわかりやすく言うならば一次に苦戦しております。
 そしてこの人たちの理由の多くは時代について行けない。
 あるいは過去の作品のよさを熟知している経験者ばかりです。

 熟知しているからこそ時代を認められない。
 経験が邪魔をして足枷となる。実に悲しい現象です。

 また、他の出版社では一次だが、他では大賞を取った人が居ることが、彼らの希望でありまた足枷となるのにも気づいておりません。

 何故通る事が出来たか。
 何故大賞を取るに至ったのか。
 その過程にどれ程の手直し、理解の進化、物事の把握を高次元で行ったか。

 彼らは結果だけで見ており、中には運だと言う人までいるしまつ。
 運など殆どのケースではありません。
 運を掴むことすら並々ならぬ努力をしている証拠なのです。

 しかし、過程を無視しておりいつしかレーベルの違いや出版社の違いと言う話が流れてしまい、彼らから努力を奪い、時間を奪いました。
 無論努力が足りないと言う言い方もできます。

 ですが気付けない人は一生悔やむ事になるのも一つの選択です。
 何故なら楽な道を正しいと認識した時点で勝負は終わっているからです。
 作家とはある種のアウェイな仕事です。
 正しい道などどこにもなく、むしろ自分で開拓していく判断力と忍耐力が必要となります。
 それを理解すれば、自ずと彼らも違う道を見いだせるはずです。

 最後に人の歩幅は皆違います。
 どのように努力をしてきたかは結果となり世界に繁栄されます。
 ですから、声をあげたあなたの判断は正しいですが今しばらく待ちましょう。
 自ら気付いてこそ、意味があるというものだと私は思い、回答を終わります。

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