ライトノベル作法研究所
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  4. 萌えの定義とは?公開日:2013/03/12

萌えの定義とは?

 トータスさんの質問 2013年03月05日

 萌とは何を指して、萌としているのかを知りたいかと・・・
 私からして見ると、幼い仕草や、可愛らしさがそれに該当するのですが、それで合っているのかと知りたくなったので、立てさせて頂きます。

 人それぞれに違いがあるだろうとは思いますが、皆さんは何が有ったら萌だと思いますか?
 私が描くオリジナルのキャラクターは、仕草が可愛かったと良く言われるので、これは萌に入れても良いのだろうかと思った次第です。
 萌キャラと言われるモノがほぼ、女性であり、容姿が可愛いモノを指している様にも思えたので・・・

 ちなみに私が描いたのは幼い子供です。
 子供らしく、活発な男の子を描いて見ています。
 容姿については特に言及していません。
 大雑把に髪型と肌の色と普通の子供位の体型とだけ・・・
 イタズラ小僧で、腕白な様を描いています。

 これに関しては、私の憧憬がそうさせているので、憧憬型だと・・・
 こんな事をして見たかったといった、憧れから作ってみたのですが、どうも可愛らしく出来過ぎたらしいので・・・

 小憎たらしく、愛らしくして見た結果、これは萌キャラなのかなと・・・

 作品に関しては、二次なのでこちらに掲載する事は出来ません。
 アルカディア、アットノベルス、ハ-メルンで、同じハンドルネームで投稿しております。
 三か所で投稿している理由は、次々とトラブルに見舞われ、仕方なく次へ次へと回った結果、マルチ投稿が可能だった所だったと言わせて頂きます。

 名前の通り、頑固な亀の如き親爺が描くこれは、萌と言えるのかが知りたいかと・・・

 では、返答をお願いします。
 返答が多い場合は、失礼ながら一括しての謝辞とさせていただきます。

●答え●

紙飛行機さんの意見2013/03/05

 うーん、女性(男の娘やショタも含む?)キャラの持つ魅力(精神的な)で読者を引き付ければ、それはサブカルに通じている人にとっては〝萌え〟と言うのだと俺は思いますね。

 自分が「これは萌えだ!」と言って出しても、読者が何とも思われなければ没個性的なキャラクターか、果てしなく現実的か、それとも在り来りな悪女キャラか、テンプレチックなキャラかおそらくそれはキャラクターの個性がちゃんと読者に伝わった証拠ではないでしょうか?

 あまり俺は〝萌え〟とかいう言葉は使わないのですが(そんなこと考えて書いていても、オタク系の読者に媚びるだけのテンプレチックなキャラになってしまうので、俺の場合は)、物語を読んでいたり見ていたりしたら「ああ、こんなヒロインいいよな」と思う時があります。結局は、読者にそう思わせれば勝ちなのだと思います。

 その読者の中で「○○ちゃん萌えー」と言わせれば、ラノベとしてはキャラクターの個性を伝えた上で魅力で読者を惹きつけていれば、合格点だと俺は思うのです。

 個性と魅力を両方持ち合わせた異性キャラに対して使われるものだと、俺は捉えていますね。

 長文失礼しました。

RAGINGARさんの意見2013/03/05

 事実通りに定義するならば.、

●かわいく2Dにデフォルメされた異性に感じる、性欲を除いた特異な感情。

 ですかな。
 性欲を感じたらアウツッ!

弌珠さんの意見2013/03/05

 こんばんは。

 私の中で萌えとは、小さくて丸い生き物ですかね。
 人間にはそういうものにキュンとくる感覚が備わっているらしいんですよ。

 その筆頭が赤ちゃん。というよりも赤ちゃんを守る為に備わっている感情といったほうがいいかもしれません。活発な男の子ということでしたが、その子の行動を表す言葉が丸いのかもしれないですね。柔らかいと言い換えてもいいです。
 そうすると私たちはまーるい雰囲気の男の子を想像する訳です。個人個人、そのイメージは異なります。ですが、だいたいの型はできるでしょう。
 そこに予想もしなかった性格が現れた時の胸キュン感、まさしく萌え~。

 おほん。

 つまり、私は年齢や性別などよりも文章の雰囲気に萌えを感じます。

 例えば、ですが。

 電車が目の前を通り過ぎる。初夏の暑い熱気にあてられてスーツ姿の男はめいっていた。
(オレも年か……)
「あついっすか?」
 隣のいとこが笑う。
「オレももう三十だからな」
「まだ若いっすよ」
 十代の奔放な若者らしい言葉に苦笑する。そういっていられる期間は意外と短いものだ。
「そういえば、佑紀さんてお気に入りの夏必勝アイテムがあるそうじゃないっすか」
「この間、君の兄さんにひどく笑われたばかりだが、差してもいいのかい?」
「さす? あー、よくわかんないっすけど、熱中症で倒れられるよりましっす」
「そうかい、じゃあ」
 お言葉に甘えてーーと傘が開かれる。
 隣の中学生はぽかんと口を開けた。
 踏み切りが開くと中学生らしき男の子と淡い青の日傘を差した男が歩き始めた。

 スーツに日傘のミスマッチ!そこに萌えを感じるのです!

 駄文失礼しました。

サラシナコハルさんの意見2013/03/06

 人間じゃないじゃん! と思いますが、萌えを考えると大抵行き着く先でして。

 自分より少し背の小さな女の子に、上目遣いで見つめられる。そして。
 「ね、これから一緒に遊園地行かない?」とかそんなこと言われたらフゥー! ですよ。と。

 それと、猫が擦り寄ってきてこっちを見るあの感覚が、フラッシュバックするんですよね。なでたいというか、一緒に居たいというか。

 漫画、でいうと。『宇宙賃貸サルガッ荘』 のロリロルロウェウェがぴったりかと。

 性の対象ではなく、愛の、守りたいとか大事にしたい、とか言う感情ですね。
 名前の通りのロリという扱いを受けてますが、あぁ、なるほどと思えました。(作中ではより「変態的」であるほど崇高とか言われてますが)

 人によって萌えは様々といわれていますが、かわいく「燃えるような」感情を持ち、かといって激しく叫ぶでもなく、抱きしめたくなる。そういうのが「萌え」かなと。

あまくささんの意見2013/03/06

 一昨年くらいだったと思いますが、ネットで『可愛すぎる女の子の仕草』というのが話題になり、本サイトでは水守中也様がそれをネタにした作品を書かれていたりしました。
 元ネタの方、今でもググると見られるようです。いくつか抜粋してみます。

・右手ひとさし指を下唇に当てて、何か考え事をする仕草。
・猫みたいな伸びをしてから、「はぅ~……><」とあくびをするとき。
・高い所の物を取ろうして、ジャンプしてる姿。
・髪を結ぶときに、口にゴムをくわえる仕草。

 「口にゴムをくわえる」あたり、いいとこ突いてくるなと思ったのですがw
 まあ、こういうのが「萌え」だと思います。

 後は、ラノベを書く上での話としては、それをいかに「商品化」するかという問題だと思いますが。

常夜獏さんの意見2013/03/06

 常夜獏です。
 萌。難しいですね。定義か曖昧で何をもって萌とするべきか、悩むところです。

 私の場合、「可愛さ」が萌の大きな要素のひとつだと思います。

 例えば、大人っぽく頼れるお姉さんタイプのヒロイン。でも、実はぬいぐるみを集めるのが趣味。その趣味を主人公に知られてしまい、恥ずかしさで狼狽してしまう。こういうシチュエーションには萌があるような気がします。狼狽している姿が可愛いんです。

 あるいはもっと単純に、好きな男の子に頑張って告白しようとするヒロイン。その頑張っている姿が可愛いかったりします。
 小さな子供の場合、大人なところを見せようと必死に背伸びするけど、それがかえって子供っぽい。そんなのも可愛いです。

 つまり、「可愛さ」の見せ方が萌なのかと。「ギャップ」「もどかしさ」「必死さ」などで、キャラクターの可愛さを引き出す。私はそんなふうに考えてみたりします。

 だから、萌キャラは女の子が多いのではないでしょうか。

 女の子≒かわいい
 男の子≒かっこいい

 対象とする読者層が男子中高生というラノベの性質もありますが、こういった男女のイメージも起因しているのではないかと思います。

トラ子猫さんの意見2013/03/06

 定義化した時点で萌えじゃないんじゃねえかと。
 ツンデレ・ヤンデレ・デレデレ・刺しデレ等様々な『萌え要素』としてカテゴライズはされてますが、それぞれのいわゆる萌えキャラが一兎一絡げに同じものではないわけで。

 要するに、『こんな女の子が好きなんだよ! いいんだよ! 萌えんだよ!』って心の衝動的な部分が凄い関わってきてるんで、下手に定義化すると一気に『いまいち萌えない娘』が出来上がるんじゃないかと愚考します。

アンデッドさんの意見2013/03/06

 一言でいえばチラリズムですかね。
 記憶に新しい、いや古いような気もするジャンプ漫画だと、ボーボボのビュティや、いぬまるだしのたまこ先生なんかがこれに当てはまって可愛いです。
 絵的には女の子が可愛くて上手いとは言えないですし、作者もそんなに萌えを意識してるはずはないと思いますが、読んでると可愛いんですね。

 最近のアニメだとジョジョのスージーQもそうです。
 丁度今日見た映画ではジョー・ダンテ監督のザ・ホールに出てくるヒロインに萌え惹かれました。
 映画の内容はジュブナイルホラーや少年冒険譚と言いますか、引っ越し先の隣家の美少女というラノベ的なシチュエーションの中で、主人公格の少年に対するヒロインの接し方が実にキュートでした。
 かと言って話の核はそこじゃないので二人の仲がどうこうとかなるわけでもなく、事件収束と共に何事もなく終わります。

 ここら辺が最高にチラリズムです。
 接し方や関係が物語の調味料的な存在で魅力的なんですがチラチラと見えるだけ、もっと見たいという僕の欲求に反して何にもありません。

 結構もやもやしますが、この部分こそ歯がゆいぐらいの悶えるような妄想の余地や気持ち良さが広がっていきます。

o.e.aさんの意見2013/03/06

 萌えと呼ばれるものは、本当に人それぞれだったりします。美少女キャラクターが織り成す仕草や口調、性格などに萌える人もいれば、筋肉ムキムキのおっちゃんに萌えたり、化物に変化した死体を倒しまくっている某エンジニアの男(鉄仮面+スーツ着用)に萌える人もいます。

 じゃあ何故かな、と考えていた時期もあったんですが、最近ではこのような結論が出ました。

 "にじみ出るもの"。高い完成度のキャラクター性から生まれる副産物みたいなものだと。

 萌えという感情は可愛らしさを感じさせるものを見たときに起きますが、主にこういったキャラクターが読者にそう思わせるような仕草を見せた時に感じさせるものだと思います。高い完成度を誇っているからこそ、なんでもない一つの行為、仕草に心を射止められてしまう人がいるんじゃあないか、と。

 美少女キャラクターの絵を見ても萌えられますが、個人的にはそれとこれとはケースバイケース。小説で表現する「萌え」とイラストで表現する「萌え」はまた違うのだと考えております。
 ……実はこの辺を深く突っ込まれると痛いのですが。

 では、この辺にて。

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