ライトノベル作法研究所
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  4. オリジナリティとは何?公開日:2013/08/30

オリジナリティとは何?

  紙飛行機さんの質問 2013年08月25日

 どうも、いつもお世話になっています……紙飛行機です。
 書き終わった作品の推敲の途中ですが、次に書く作品のプロットを立て始めました。そこで思ったのですが、

 オリジナリティとは、どういうことなのでしょうか?

 何だか、ここのオリジナリティ論を読んでも、いまいちピンとこなかったので、ここで相談してみることにしてみました次第です。二年前に公募に出した時の評価シートには、オリジナリティがないと言われたぐらい、僕には独創性がないようです。独創性がないのなら、いっそ好きなように書いてしまえ、と次に出そうと思っている作品を意見をもらうために、某所で連載しました。

 すると、設定が独特、という声が上がってきたのです。ですが、個人的には独創的でもなんでもない、よくある設定だと思っていたのですよ……それで、オリジナリティというものが何なのか分からなくて、次書く作品にはオリジナリティがあるのかどうか分からなくなってしまった感じです。客観的にオリジナリティがあるか否か判断できない、ということですかね。かといって見てもらえる友人もいませんし……うぅ

〝どこまで〟がオリジナリティがある、と言えるのでしょうかね……。全く分かりません。もちろん完全なオリジナリティーを求めることはできないでしょう。結局は、他作品の様々な要素に影響されながら作り出していくものなのでしょう。

 書き出さないことには分からないのですが、オリジナリティがあるかないか分からないうちは書き出しにくいのですよ。現に、書いていて物語終盤になって「ああこれオリジナリティないな」と思って捨てる作品が多いので……

●答え●

あざらしさんの意見2013/08/25

 こんばんは、ただの読者のあざらしと申します。
 以下、個人的な考えが前面に出ますので断定口調ですが、それ以上の意図はありません。

 個人的な話しで恐縮ですが、ここ2年ほど本業の傍ら月に数度クリエイティブ系の某専門学校で客員講師のまねごとをしております。
 オリジナリティという呪文で呪いにかかるのは、こういった学校の生徒さんも同じです。
 風疹みたいなもので、不変の悩み、多くの人が通る道です。それだけにどうか深刻になりすぎないようにして下さい。
 ジャンルは全く違いますがオリジナリティについては、たぶん同じ、もしくは近似値だと思います。

 このオリジナリティというヤツは食わせものです。
 この呪い、困ったことにかかる程度は人それぞれですが、最悪は夢を諦めるトリガーにもなります。
 (オリジナリティの呪い+努力を忘れる)こうなると重病です。
 言い訳に『お芸術』が登場すると、これはもう不治の病です。
 こういう怖い呪いに罹患しても、咳程度ですむよう、重篤化しないように、ご注意ください。

 最初に。

>ここのオリジナリティ論を読んでも、いまいちピンとこなかったので

 それは当然です。
 個々人の考え方次第です。
 そもそも『オリジナリティとはこういうものだ』という万人が認める絶対解がありません。
 間違いがなく、全部正解意見です。
 同時にピンとくる意見というのは「私と同じ考えだった」という気づきを指します。
 そういうものだと思うのです。
 個人的には、「ビビッときた!」というのがオリジナリティある作品を評するのに一番近い言葉です^^;
(当然、ビビッとくるにはオリジナリティ以前に優れいている訳ですが)

 元来オリジナリティそのものが、抽象的な言葉だと思いますし、強いて言うなら「○○さんだけが作れる世界。名前を隠しても○○さんの作品じゃないか? と感じられる」そういう代物だと思います。

 ここ数年だとゲームソフトの『rewrite』 なんかが、そうですね。

 田中ロミオ氏・竜騎士07氏・都乃河勇人氏の三名がシナリオを手がけてますが、その人の作品を読んだことがある人ならば、当たらずとも遠からずぐらいの程度は、担当されたシナリオの想像がつくはずです。
 プレイ制限のないゲームですので、興味があればどうぞ。得に田中ロミオ氏が好きならば、価格分の価値は充分あります。
 ラストに至る2話は、こんなん田中ロミオ氏以外に書ける人はいません。涙もろい人(私だw)ならば間違いなくヤラレます。

 オリジナリティですが、第三者がそうと認めた時に成立するもので、作り手が『オリジナリティ』を求めて発露するものではありません。

 まずは、狙ったモノではなく自然発露だとお考えください。

 作り手がオリジナリティを求めるというのは、怖い落とし穴で、それに注視するのは危険です。
「オリジナリティがある」「独創性がある」
 これらは、評価する側にとっても便利な誉め言葉なんです。
 軽く使われる事が多いといっても良いかも知れません。
 評価する人次第、といえばそれまでですが、(褒め言葉の場合)『既視感を感じない』程度に受け取った方が良いようにも思います。
 本当に美味しい食べ物を食べた時、笑い出したり、うわっと叫んだり、そういった行動を取ってしまうように、本当のオリジナリティに出会った時に、こんな冷静な言葉は使いません。
 読書感想という追体験だったとしても、もっと直感的な言葉が混ざるように思います(少なくとも私は)

 オリジナリティを”呪い”と書いたのは、(求めがちな)言葉だからです。
 褒め言葉は言うまでもなく、欠点として指摘された場合も含め、クリエイターにとってオリジナリティは(欲しいもの)として常態化していると言えるでしょう。
 そこで踏みとどまれば良いのですが、欲し、求め、いつか目的がすり替わることがあります。
 こうなると『誉めて欲しい』という思いに心が囚われていると言えます。

 第三者がそうと認める前、それどころか第三者に見せる前にオリジナリティを前面に出す。
 これを全面否定はしません。
 ただ、それが(読者に)『求められている』か、『求められていない』かという重大な事項を見失わないようにして下さい。

 もうひとつ身も蓋もない話しをすると、オリジナリティは尊ばれるのは確かで、欲しい条件ですが絶対条件ではありません。

 有名作・大ヒット作でも(設定A、配役B、物語C、テーマB、場合によっては「このシーンはD」)というような、様々なジャンルを飛び越えてツギハギした作品が結構あります。
 タイトルは伏せますが、これはラノベに限らず、漫画でもアニメでも一定数見受けられます。
 言葉は悪いですが『ツギハギの上手さ』というのは確かにあり、オリジナリティと言い難くとも、それでも確かに面白い。
(だからといって、これを目指すのはどうかと思いますが^^; ツギハギを成立させるというのは、ある種オリジナリティで勝負するよりも難しい世界だと思います)
 『何処からオリジナルと呼べば良いの?』という別の問題を孕みますので、これは「絶対条件とは思えない」程度で、終わらせて頂きます。

 オリジナリティに対する解決策は、ともかく数をこなすこと。

(小説なら執筆が)『好き』というのは、オリジナリティを作り上げる原動力です。
 アイデアを形にする作業に100本没頭すれば、間違いなく「あなたにしか書けないもの」が発露してくるはずです。
 これを3本だとか、数少なく成し遂げるのが、才能というヤツです。

 他には、自分の世界に満足して閉じさせないこと。
 友達と遊んだり、恋愛したり、映画や観劇、山に行ったり海に行ったり、図書館に籠もって学んだり、とにかく人と同じ事でも数をこなせば固有の体験が増えていきます。
 いっぱい遊んで、いっぱい学んで、それでも満足できないタイプは強いです。
 変な話しですが、「どこか満足していない」「世間に対してコンプレックスを持っている」というタイプは延びます。

 色々な経験を私生活ですべきというのは、せっかく出てきたオリジナリティが世間と乖離した感覚だと意味を成さないからです。

 精神論っぽくなりましたので、最後にオリジナリティの具体例を。
 出来上がったと思ってから、一手間、一工夫を。
 これらを支えるのが、『経験』『センス』『計画』『技術』といった代物です。
 ともかく手数をこなし、それでも尚、手先で処理せずに全力を尽くすこと。
 『全力を尽くす』ってのも精神論ですが、課題提出みたいな感覚でやると、決して課題提出作品レベルは超えられないというだけです。
 小説で言うと、公募じゃなく『金とって読ませる』のを意識すれば「自ずと全力を尽くすしかないのでは?」というだけの話しです。(高校生のバイト代なら30分~1時間ぐらいの労働賃金を確実に消費させますよね。期待以下の場合、怖いことに消費じゃなく浪費、人によっては搾取とまで感じます)
 そうすることで自然発露だったオリジナリティが、いずれ狙って出来る時がやってきます。

 ぶっちゃけ、他と明らかに違う点があり数字の上でその効果を実証すれば、最終的につく評価のひとつがオリジナリティです。
 大いに喜ぶべきことですが、同時に気を引き締めて「次作にかかる焚きつけ燃料にすればそれで終わり」
 それで良いし、それだけのことです。

>現に、書いていて物語終盤になって「ああこれオリジナリティないな」と思って捨てる作品が多いので……

 紙飛行機さんの質問文を拝見して、結構書ける人だと感じました。
 文章だとかストーリーラインの盛り上げ方といった基本的な部分は、一定水準以上に達していらっしゃるように感じます。
 だからこそ。勝手なことを言うとは思いますが、そこが本物になるための壁だと思いますよ。
 同時に「踏ん張れば延びるんだろうな」と感じました。

 その後にどれだけ壁があるかは解りませんが、『叶う』とは読んで字の如く。
 口に十回出す(決意)ことは、好きなことを仕事にするには必用です。
 一手間、一工夫、全力を出すということに今一度向き合って欲しく感じました。(突き詰めて考えれば、全力を出すって難しいです。できれば背水の陣ぐらいの気持ちで)
 オリジナリティが悩みになるのは解るのですが、ここで悩むのは勿体ないと思った次第です。

 長々と一方的な話しを書きましたが、ガンバって下さい。
 いつか紙飛行機さんの本を書店で手に取る日を楽しみにさせて頂きます。

 一本だけお勧め作品を。
『押見修造著:ぼくは麻理のなか』

 手垢のつきまくった題材ですが、著者さんにしか書けない物語になっています。
 物語展開がお見事です。

文長さんの意見2013/08/25

 僕の周りの人を見ていると小説に限らずではありますが、元々ものすごくその物事(芸術作品や学問等)に通じている人って、特に意識してオリジナリティを出そうとしているようには見えないですね。
 何だか自分の経験から必然的にそう考えるようになっただけとか、取り組んでいる内に自然とそういう疑問や指摘、こだわりが出てきたという感じで。

 自分の感性や知識量自体が充分他者との違いや差別化になっているので、後は自分が書きたいように、あるいは伝わりやすいように創っているように見えます。

 遠回りかもしれませんが、僕はそれもひとつの方法だと思います。
 他人の反応には耳を傾けるべきでも、その一言一句に振り回されないように、たくさん経験と読書量を積んで自分の芯やこだわり、価値観をしっかり作ることが大切ではないかと考えます。
 昔よりは幾分いろんな作品に触れた今の自分は、創ってて「これでいい」「これは違う」の線引きが少しわかりやすくなったように思いますし、言い方は悪いですが、他の作品のいいところを真似たり引用したりすることに抵抗がなくなってきました。
 知識も見識もろくにないし何時間も語れたり他人に胸を張れるほどのこだわりもない、そんな自分から生まれる発想やインスピなんて、そんなに独自でも万能でもないことに気づきました。

 幼い子どもの発想は柔軟で斬新だけど支離滅裂で現実性もなく底が浅いように、知識やインプットがないと引き出しも相応になっちゃうんだなと実感しています。
 逆にしっかりした知識や理解があればオリジナリティも自然と出てくるようになるのでは……。

sureさんの意見2013/08/25

 むー。
 私もオリジナルと言うのは中々コレ、と言った答えは未だ出せません。
 昔から、独創性が強いね、とか言われましたがよくわかりません。
 ズレてる、と言う意味なのでしょうけど。

 自分の考えで、自分自身の解釈が強いのでしょうか?

 どうしてこうなのだろうか?
 私はこう解釈してみよう。

 どう考える?
 私はこう考え、こうまとめたい。

 どうする?
 私はこういう事が必要なのだと思う。だからこうする。

 と言う感じに自分自身の解釈を強くすると良いのかな…。
 これを多方面に繰り返していますね私は。

トータスさんの意見2013/08/25

 それまで見ない、見えていなかったモノがオリジナリティと言われるのでは?
 あり来たりと思われない、意外性とでも言えば良いんでしょうか?

 己が道を貫くモノ 主人公
 相容れない存在 敵対者
 その存在との戦い・致命的危機
 それを覆す絶好の機会
 結果としての勝利

 この流れが大体の物語では通じるものかと。私個人としてはこの様に考えるので。

 これを組み替えたり、別の何かを差し込む事によって、目新しさを出す事がオリジナリティかと、私は考えて見ました。
 あり来たりと思われても、ほかの方からは目新しいモノに映ったのであれば、その方にはオリジナリティが有ると映るのかな?

 影響され、更に新しい、目新しく映るモノこそが、オリジナリティの様にも・・・
 自分で判断する事が難しいモノ、当たり前が当たり前でない事、見方次第で常に変化するモノが、独創性なのではないでしょうか?

 何となくで申しわけない。迷ったままの迷走した曖昧な答えでしか無いのですが、私はこの様に考えてみたので、そのままにお返しさせて頂きます。

蛇の目さんの意見2013/08/26

 こんばんわ、蛇の目です。
 オリジナリティの話ですか。難しいですね。
 作品は必ずどこかの作品の影響を受けています。最近上映中の「パシフィック・リム」は、日本のロボットアニメの影響を受けていますよね。

 よくある題材なのに、なぜオリジナリティの欠如を叫ばれないのか。

 答えは、実写でこのような作品をあまり見たことがないからだと思います。メディアを越境しているからこそ見え方が違い、結果オリジナリティのある映像になる。
 逆にアニメで「パシフィック・リム」をやれば、どこかの二番煎じに甘んずることは避けられないかと思います。

 もちろん小説で「パシフィック・リム」風の、巨大ロボットが暴れまわる作品を書いてもそれはそれでオリジナリティのある作品になるかもしれませんが、小説とダイナミックな映像は親和性が低く、魅力を存分に伝えられるかは難しいと思います。

Rainさんの意見2013/08/26

 どうも、Rainです。オリジナリティなんか捨ててかかって来い!

 正直言います。完全オリジナルとかあり得ないっす。今までに誰もやらなかった物とか、まず無いです。「コレ斬新な設定じゃね?」と思ったら、誰かが先にやってます。「いや、こういうのは今までになかったぜ!」というのは、失敗して歴史から抹消された作品で既に試された後と考えるべきです。
 もしかしたらマジでオリジナルができるかもしれないですが、そういうのは天才か超幸運な人だけです。そして、天才なら悩む必要もないですし、超幸運なら宝くじ買った方が幸せになれます。

 では「オリジナリティ」とは何なのか。私は、作品の説明に際して端的に「こういうモノ」と言えば伝わるものではないかと思います。あるいは「ただし○○」と言えば伝わるモノ。「超能力バトルモノ、ただし超能力は大体人型をとる」といえば、大体察しが付きますよね? そういうモノです。

 そもそも「オリジナリティ」とは、普通ではないとか、特別であるとか、そういう意味で使われていると思うのですよ。じゃあ普通とか特別って何だよ、となると「他との比較による区別」としか答えられないのです。
 そして、その解答は統計的なものでしかありません。同じジャンルのものの集合から「普通なもの」を取り出し、残ったものを「特別なもの」としても、その中で似通ったものはあります。「特別なもの」の集合の中で、比較的「普通なもの」は存在し得るわけです。要するに、どこまで行っても「あ、コレどっかで見たことあるわ」というのは無くならないのです……大体は。
 なので、気にしてたらキリがありません。他と比べて、普通。他と比べて、特別。正直どうでも良いです。

> 独創性がないのなら、いっそ好きなように書いてしまえ、と次に出そうと思っている作品を意見をもらうために、某所で連載しました。
> すると、設定が独特、という声が上がってきたのです。

 これは多分、常識から解き放たれた結果ですね。「普通はこうするだろう」という意識を無視した結果、普通じゃなくなっただけです。普段は無意識のうちに「これは普通じゃないよな」とか思っているのではないでしょうか。
 とあるエロゲの話なのですが、間合い詰める所から始まるガチ剣劇させたり、武者鎧着けて空飛んだり、ヒロインと殺し合いしたりとかします。頭おかしいですよね? たぶんこれ、製作者が「エロゲだからこうしなくちゃorこうなるだろう」みたいな常識とか投げ捨てた結果なんだと思います。むしろ常識考えてこれとか何それ怖い。

 こういったオリジナリティ(奇抜さとか)は、考えて書く方が難しいのだと思います。気を衒うと失敗する、とよく言われるように。ですが、何も考えずにやりたいようにやると、どんだけ頭おかしくても、わりと何とかなります。おそらく、好きなようにやってるから捗るんじゃないかと推測してみたり。

 めんどくさいあなたに一言でまとめると「常識とか投げ捨てて好きなようにやれ」です。

僕と久保さんの意見2013/08/26

 こんにちは。個人的にも思うところがありましたので書かせていただこうかと。

 オリジナリティとは、多分某2525する動画サイトのタグで言うところの「その発想はなかった」みたいなものではないでしょうか。
 今ぱっと浮かんだ喩えで申し訳ないんですが、牛肉を使って酢豚を作ってみました。みたいな(酢牛?)感じで、酢豚なんてどこかで見た料理の名前だし牛肉もどこかで見たような食材だけど「それをそこで使うのかよ」。みたいなノリだと解釈しています。

 わかりにくくて申し訳ないですが、こんな感じですorz

沢渡まゆさんの意見2013/08/26

 オリジナルってなんでしょう?
 2次創作やパクリや影響を受けた作品に対しての言葉です。
 つまり、何かの下地になりうる作品こそがオリジナリティがある作品ということになります。

 ですから、誰かに「この設定はオリジナリティがある」と言われただけでは当てになりません。その人がそれに似た設定の分野を読んでいないだけの可能性もあります。
 では、どのような感想がオリジナリティがあるってことなのでしょうか?

 それは、わたしが思うに、「こんな作品を書いてみたい」というような感想です。それが、真にオリジナリティを認めた作品へ送る賛辞でしょう。
 なぜなら、その作品を下敷きに書いてみたいと言われたのですから、その人にとって、その作品がオリジナルになるわけです。
 と言うわけで、わたしは自分の作品のそのような感想がつくと「よっしゃーっ!」と思います。

 人にマネされたり、パクられたり、影響を与える作品がオリジナリティがある作品です。

 他の作品を読んで、こんな作品を書きたいと思って書く作品はオリジナリティを出すのは難しいです。
 こんな作品を読みたいけど、無いから自分で書こうと思ったときがチャンスです。

サイラスさんの意見2013/08/26

 もううっとしいくらい書いていますが、スランプやオリジナティーに悩みがある人の投稿って、結局、何のために作品を書きたい、読者を楽しませたいか見え辛いケースが多く、紙飛行機さんの文章も、そんな感じです。
 その証拠に、あなたの作品が設定が独特と挙がった時期は、あなたが好きなように書いていた時期と一致しています。

 オリジナリティーなんて、小難しいこと考えないで、自分の書きたいことやテーマやこだわり持って書いていけばいいです(ただ、理解されるための工夫は必要ですが)。

 自分では、陳腐な設定も実は、他人から見ると独創的だったりするケースは多くありますし、僕も自分も創作をやっていたとき、自分では、独創的とも、なんとも思っていないところが、よくこんな面白いネタできたねと言われることが多々あり、それは、自分が、表現したいことや、楽しませいと考えていた部分が当たることが多かったです。

 オリジナリティーって、唯一無二というより、その人らしさや、その人のこだわりが、オリジナリティーなのではないかと、最近思います。

 では、創作を頑張ってください。

E.mewさんの意見2013/08/26

 どうも、たった一つの作品のため5年も愚だ愚だやり散らかしたE.mewです。勉強つらいです。

 オリジナリティ。
 私はこう思います。ものつくりの在り方について考えればいいと。色々説明は省きますが、ものつくりの代名詞といえば職人。
 紙飛行機さんは職人がオリジナリティーに欠けると罵られる場面を目にしたことがありますか?
 おそらく誰もいないと思います。
 刀匠の作る刀を、誰がオリジナリティーがないと馬鹿にするのか。むしろ、何十年を堅忍不抜の態度で努力してきた、人間の鑑であるような人物を、馬鹿にできる人間がいるのか。

 よく言う「思いついたアイディアは誰かが必ず思いついたことがある」という話によってオリジナリティーが否定されるのならば、要するにオリジナリティーって物語の中身とかつくった物のことじゃないんだろうと。
 むしろ作者自身がオリジナリティーってことじゃないでしょうか?

 このときオリジナリティーだと私が確信するのが、先ほど述べた職人の在り方、ものつくりの在り方です。 
 広義では作家ですらものつくりの一員。ならばわれわれも職人になればよいのではないか。
 自尊心を持てばいい。他人とか流行に左右されようと思うな。自分が進むべき道から脇目を振るな。忍耐しよう。不誠実になるな。鍛錬を怠るな。学びの精神を保て。

 こうやってオリジナリティーが完成するものだと、私は思っています。

 追記、面白ければそれでいいと思うなら必要ないことだと思いますので、「伝えたいことがあるんだ」とそのように思うときに参考になると思います。

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